JP2002195899A - 障害防止装置 - Google Patents

障害防止装置

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JP2002195899A
JP2002195899A JP2000398157A JP2000398157A JP2002195899A JP 2002195899 A JP2002195899 A JP 2002195899A JP 2000398157 A JP2000398157 A JP 2000398157A JP 2000398157 A JP2000398157 A JP 2000398157A JP 2002195899 A JP2002195899 A JP 2002195899A
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abnormality detection
prevention device
failure prevention
load
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JP2000398157A
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Shiro Kikuchi
史朗 菊池
Toshiyuki Masuda
俊之 増田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Comtec Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Comtec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続線にかかった負荷の程度を検知し、異常
と判断した場合には異常検出信号を発生して、接続線の
断線或いは周辺部品の破損といった障害が発生するのを
防止する。また、可動部の動作を停止させる。 【解決手段】 障害防止装置10は、検出部15及び異常検
出信号出力部22(24)具えている。検出部としては、圧電
素子18を使用している。基板32上に、一方の面18aが接
着された圧電素子、圧電素子の他方の面18bと接着され
たコネクタ36、異常検出信号出力部、制御主要部34が設
けら、コネクタの面36bにはケーブル16が接続されてい
る。異常検出信号出力部は、圧電素子にかかる負荷に応
じて生じた電圧を増幅する増幅器、及び、増幅された電
圧と電圧所定値とを比較して、増幅された電圧の値の方
が大きい場合には異常検出信号を出力する比較器とを有
している。出力された異常検出信号は、ケーブルを伝達
して可動部14に伝わり、可動部の動作が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接続線にかかる
負荷によって発生する障害を防止するための障害防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メカトロニクス分野において、所
定の動作を行う可動部を制御するために、一般的に、フ
レキシブルプリントケーブル(以後、ケーブルと略称す
ることがある。)等の接続線を用いて、この可動部から
配線を行って可動部の動作を制御するための本体である
制御部と接続させている。この可動部としては、MDF
装置を構成するロボットなど、種々のものがある。
【0003】この可動部、制御部及びケーブルを含む装
置においては、可動部が所定の動作を行うことにより、
固定されている制御部及び可動部間の距離が変化するこ
とがある。しかしながら、このような状況であっても、
可動部と制御部との電気的接続が途切れないようにする
ため、一般的には、この接続にフレキシブルプリントケ
ーブルを用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成においては、可動部が所定の動作をすると、それに
伴ってケーブルも移動したり、ケーブルのたわみの程度
が変化する。従って、ケーブルの長さ以上に可動部が制
御部から離れたり、ケーブルが周辺部品等の障害物に接
触することによって、ケーブルに負荷がかかることがあ
る。
【0005】これに対して、上述した従来技術の可動
部、制御部及びケーブルを含む装置においては、このケ
ーブルへの負荷の程度を検知して異常と判断することに
より、可動部の動作を停止させたり、警告信号を発する
などの手段を講じていない。従って、ケーブルへの負荷
が過度になって異常事態が発生しても、何等対策を打つ
ことが出来ず、その結果、ケーブルが断線したり、或い
は、周辺部品が破損するなどの様々な障害が発生してい
た。
【0006】従って、このケーブル等の接続線にかかっ
た負荷の程度を検出し、負荷の程度が大きい場合には異
常検出信号を発生することにより、上述した障害が発生
するのを防止することが出来る構成が望まれていた。
【0007】また、好ましくは、異常検出信号により、
可動部の動作を停止させる構成が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、この発明の障害防止装置は、第1装置と、第2装
置と、この第1装置及び第2装置間で、互いに信号のや
りとりが出来るように、両者間に接続された、非固定式
の接続線とを具えるシステムに使用されて、この接続線
にかかる負荷によって発生する障害を防止する装置であ
る。
【0009】この障害防止装置は、前述の負荷の大きさ
を検出する検出部と、前述の負荷の大きさの値が所定値
以上のとき、異常検出信号を出力する異常検出信号出力
部とを具える。
【0010】このような構成にすることにより、予め、
所定値を、周辺部品の破損や接続線の断線等の障害が発
生する可能性がある負荷の大きさの、設計に応じた下限
値に設定しておけば、この所定値以上の負荷になると異
常検出信号が出力される。従って、この異常検出信号に
よって、異常事態と認識することが出来る。その結果、
上述の障害の発生を予め防止することが出来る。
【0011】なお、接続線、第1装置及び第2装置の構
成により、上述の障害が発生する可能性がある負荷の大
きさの下限値が変化するので、この所定値は、この障害
防止装置が適用されるシステムに応じて変更できる構成
であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。なお、図中、各構成成分の
大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解できる
程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明
する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0013】まず、この発明の障害防止装置及びこの装
置が使用されるシステムの概略について、図1を参照し
て説明する。図1は、この発明の障害防止装置の構成の
概略を示すブロック図である。
【0014】この障害防止装置10は、第1装置12及
び第2装置14間に接続された接続線16とを具えるシ
ステム13に使用される。第1装置12及び第2装置1
4は、接続線16によって、互いに信号のやりとりが出
来るようになっている。そして、この接続線16が非固
定式であるときには、外的要因などにより接続線16に
負荷Fがかかることがある。
【0015】この発明においては、障害防止装置10
は、負荷Fの大きさを検出する検出部15と、負荷Fの
大きさの値が所定値以上のとき、異常検出信号を出力す
る異常検出信号出力部17とを具えている。負荷Fの大
きさを検出部15において検出するには、図1の点線に
おいて示したように、障害防止装置10とシステム13
とが何らかの構造により、物理的或いは作用・機能的に
相互関係を有している必要がある。障害防止装置10が
このような構成を有しているので、負荷Fの大きさの値
が所定値以上になったとき、異常検出信号出力部17か
ら異常検出信号が出力されるので、接続線16に負荷F
がかかることによって発生する障害を防止することがで
きる。
【0016】なお、上述の異常検出信号出力部17を、
以下に述べる各実施の形態においては、異常検出信号出
力部22,24,40,46,48,50として示して
いるが、これらはすべて対応しており、各実施の形態に
おいて具体的構成が異なっているために、符号を変えて
示してある。従って、上述の異常検出信号出力部17と
同様の機能を有する。
【0017】次に、第1の実施の形態の障害防止装置の
構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2
は、第1の実施の形態の障害防止装置の構成及び動作を
示すブロック図であり、図3は第1の実施の形態の障害
防止装置の構成例を示す概略図である。なお、図3は断
面図ではないが、一部の構成については分かりやすくす
るために、斜線を付して示してある。
【0018】図2(A)に示すように、障害防止装置1
0は、検出部15及び異常検出信号出力部22を具えて
いる。そして、検出部15は、圧電素子18をもって構
成してあり、異常検出信号出力部22は、増幅器26及
び比較器28を具えている。圧電素子18は、接続線1
6にかかる負荷によって圧力を受けることにより電圧を
生じる素子である。すなわち、圧力情報を電圧情報に変
換する素子である。この圧電素子18については後に詳
述する。増幅器26は、圧電素子18において発生する
電圧vが微少であるために、この電圧vを増幅するため
の素子である。比較器28は、予め設定された電圧の所
定値すなわち電圧所定値CSと、増幅器26において増
幅された電圧vの値(以後、増幅電圧値Vと称する。)
とを比較して、増幅電圧値Vが電圧所定値CS以上のと
きに異常検出信号を出力する素子である。これらの増幅
器26及び比較器28としては、それぞれ電子回路にお
いて通常用いられる回路を用いれば良い。なお、この電
圧所定値CSは、基準電圧値としての所定値であり、従
って、設計に応じた任意好適な値を設定すれば良い。
【0019】なお、上述したような図2(A)に示した
構成のときには、比較器28から出力される異常検出信
号はアナログ信号となる。これに対して図2(B)に示
すように、さらに、異常検出信号出力部24は、異常検
出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するため
のA/D変換器30を具えていても良い。
【0020】次に、障害防止装置10を使用するシステ
ム13について説明する。
【0021】接続線16としては、フレキシブルプリン
トケーブル(以後、ケーブル16と略称することがあ
る。)を用いている。フレキシブルプリントケーブル
は、二つの装置を電気的に接続可能な非固定式のケーブ
ルであって、自在に曲がり具合を変化させることが出来
るケーブルである。
【0022】この実施の形態においては、第1装置12
を、第2装置14を制御する制御部としており、第2装
置14を、第1装置12の制御により所定の処理を行う
被制御部としている。
【0023】そして、被制御部である第2装置14は、
所定の動作を行う可動部、例えばロボットなどの、コン
ピュータ或いは人為的な命令に従って所定の動作をする
部位としてある。以後、第2装置14のことを可動部1
4とも称する。そして、第1装置12は、上述の命令を
可動部14に与えることによって、可動部14の動作を
制御する。以後、第1装置12のことを制御部12とも
称する。
【0024】制御部12及び制御部14は、この命令の
やりとりをするために電気的に接続する必要があり、こ
のため、フレキシブルプリントケーブル16によって接
続されている。このケーブル16によって、可動部14
を制御するための制御信号が伝達される。このフレキシ
ブルプリントケーブル16は変形自在である。従って、
ケーブル16の長さを制御部12と可動部14との間の
距離より長くすることによって、可動部14が制御部1
2に対して相対的に移動して可動部14と制御部12と
の間の距離が変化しても、通常互いに引っ張り合う負荷
がかからない構造になっている。
【0025】次に、障害防止装置10の具体的構造、及
び、システム13との位置関係について、図3を参照し
て説明する。
【0026】この実施の形態においては、障害防止装置
は第1装置すなわち制御部側に設けられている。図3に
おいては、制御部のうち主要部である制御主要部34
が、基板32上に設けられている。
【0027】そして、基板32上に順次に、検出部15
を構成する圧電素子18と、コネクタ36とが設けられ
ている。コネクタ36は、制御部及び障害防止装置と、
ケーブル16とを、構造的及び電気的に接続するための
部材であり、その形状は任意とする。
【0028】また、圧電素子18としては、圧電効果を
示す材料であれば使用可能であり、例えば水晶等の誘電
体や、ペロブスカイト等の強誘電体などを使用すればよ
い。この実施の形態では、圧電素子18は平板状とし、
圧電素子18のどちらか一方の主表面を第1主表面18
aとし他方の主表面を第2主表面18bとすると、第1
主表面18aと基板32の一方の主表面とが接着され、
かつ、第2主表面18bとコネクタ36のいずれか一つ
の面36aとが接着されている。これらの接着は、任意
好適な手段により行えば良く、例えば、通常の接着剤を
用いれば良い。また、コネクタ36の面36aと隣り合
ういずれか一つの面36bと、ケーブル16とが、接続
されている。この面36bの法線方向のうち、面36b
がケーブル16によって引っ張られる方向をX方向とす
る。
【0029】圧電素子18の面のうち、法線方向がX方
向になっている対向する二つの面18c及び18dに
は、それぞれ電極38c及び38dが形成されている。
この二つの電極38c及び38dは、例えば、圧電素子
18の面18aと基板32とを接着させる前に、圧電素
子18の面18c及び18d上に好適な手段により形成
し、その後、上述したように、圧電素子18の面18a
と基板32とを接着させれば良い。
【0030】また、基板32上には、異常検出信号出力
部22(24)が設けられている。そして、異常検出信
号出力部22(24)の増幅器26の入力端子と電極3
8c及び38dとが、ワイヤ37及び39により接続さ
れている。
【0031】さらに、図2(A)に示す構成の場合に
は、異常検出信号出力部22内において、増幅器26の
出力端子と比較器28の入力端子とが接続されている。
また、比較器28の出力端子と、コネクタ36の面36
bと対向する面36cとが、ワイヤ40により接続され
ている。また、コネクタ36内においては、面36bに
接続されているケーブル16と、面36cに接続されて
いるワイヤ40とが、電気的に接続される構造になって
いる。
【0032】図2(B)に示す構成の場合には、異常検
出信号出力部24内において、増幅器26の出力端子と
比較器28の入力端子とが接続されていると共に、比較
器28の出力端子とA/D変換器30の入力端子とが接
続されている。そして、A/D変換器30の出力端子と
コネクタ36の面36bと対向する面36cとが、ワイ
ヤ40により接続されている。
【0033】また、制御主要部34は、可動部14を制
御してこの可動部14に所定動作をさせるための命令で
ある制御信号を発生する構成を有している。このため、
例えば、制御主要部34は、その内部メモリ(図示せ
ず)には制御信号を発生させるためのプログラムが記憶
されていて、かつ、外部からこの制御主要部34に制御
信号を入力できる構成を有していればよい。この制御主
要部34とコネクタ36の面36cとはワイヤ42によ
って接続されており、従って、制御主要部34とケーブ
ル16とは、電気的に接続されている。そして、ケーブ
ル16は、制御信号と異常検出信号との双方を伝達させ
ることが出来る構成になっている。
【0034】なお、この実施の形態においては、異常検
出信号は、可動部14の動作を停止させるための停止信
号Sとしている。従って、可動部14は、異常検出信号
出力部22(24)からこの停止信号Sを受けたときに
は、動作を停止する構成になっている。
【0035】次に、この実施の形態の障害防止装置の動
作について、図4を参照して説明する。図4は、第1の
実施の形態の障害防止装置の動作を示す図である。な
お、この図は断面図ではないが、一部の構成については
分かりやすくするために、斜線を付して示してある。
【0036】図4においては、可動部14が、制御部
(制御主要部34)により制御されて動作しているとき
に、ケーブル16に負荷Fがかかっている状態を示して
いる。この負荷Fがかかる状況としては、例えば、可動
部14の動作中に、周辺部品43等にケーブル16が接
触したり、引っかかる場合がある。また、可動部14と
制御主要部34との間の距離が、ケーブル16の長さよ
り大きくなる場合もある。このようなケーブル16に負
荷Fがかかる状況においては、ケーブル16により制御
主要部34が引っ張られる方向、すなわち図4における
X方向に力が加わる。この制御主要部34をX方向に引
っ張る力の大きさを、上述におけるケーブル16にかか
る負荷Fの大きさと定義する。このとき、ケーブル16
はコネクタ36の面36bに接続されているので、コネ
クタ36がX方向に引っ張られる。このような状況で
は、この負荷Fの大きさがある程度以上になると、ケー
ブル16が断線する、或いは、ケーブル16に引っかか
っている周辺部品43等が破損されてしまうといった様
々な障害が起こる可能性がある。
【0037】上述したように、圧電素子18の面18a
は基板32に接着され、圧電素子18の面18bはコネ
クタ36の面36aに接着されており、及び、基板32
は固定されている。従って、コネクタ36がX方向に引
っ張られると、圧電素子18の面18bにはX方向に圧
力がかかる。また、面18aにはX方向と反対方向に圧
力がかかる。従って、図4に示すように、圧電素子18
は変形し、その内部にひずみが生じる。このとき、ワイ
ヤ37,39,40及び42の一端はコネクタ36及び
圧電素子18に接続されているので、ワイヤ37,3
9,40及び42もX方向に引っ張られるが、この引っ
張りに対してワイヤ37,39,40及び42の長さに
余裕を持たせるように設計しておけば、ワイヤ37,3
9,40及び42に負荷がかかったり、断線する恐れは
ない。
【0038】圧電素子18に上述のような圧力が加わる
ことにより、圧電素子18内のX方向には電圧vが生ず
る。つまり、圧力測定部の上述した二つの電極38c及
び38d間に電圧vが生ずる。この電圧は微少であるの
で、増幅器26によりこの電圧vを増幅した結果、増幅
された電圧Vは、圧電素子18において発生した電圧値
vよりも大きな値である増幅電圧値Vを有する。
【0039】この増幅電圧値Vは、比較器28に出力さ
れる。ここで、上述のケーブル16にかかる負荷Fの大
きさと、増幅電圧値Vとは異なるが、密接に関連してし
ており、しかも比例関係を有していると考えられる。従
って、この増幅電圧値Vを負荷Fの大きさに相当する量
と考えることが出来る。そして、上述した様々な障害が
発生する可能性がある負荷Fの大きさの下限値を負荷F
の所定値とし、この大きさの負荷Fがケーブル16にか
かったときの増幅電圧値Vを電圧所定値CSとするのが
良い。つまり、電圧所定値CSは、基準電圧値としての
設定値である。この負荷Fの所定値及び電圧所定値CS
は、制御部12、可動部14及びケーブル16の構成に
より変化する。
【0040】そして、比較器28に、電圧所定値CS
設定しておく。次に、比較器28において、この電圧所
定値CSと、増幅電圧値Vとを比較する。このとき、増
幅電圧値Vが電圧所定値CS以上であるときに、停止信
号Sである異常検出信号を出力する。
【0041】図2(A)の構成の場合には、この比較器
28から出力された停止信号Sは、順次にワイヤ40、
コネクタ36及びケーブル16を経由して可動部14に
伝達され、その結果、可動部14の動作が停止される。
【0042】これに対して、図2(B)の構成の場合に
は、この比較器28から出力された停止信号SはA/D
変換器30に入力され、デジタル信号S’に変換され
る。その後、図2(A)の構成の場合と同様に、このデ
ジタル信号に変換された停止信号S’は、順次にワイヤ
40、コネクタ36及びケーブル16を経由して可動部
14に伝達され、その結果、可動部14の動作が停止さ
れる。
【0043】なお、制御主要部34から出力された所定
動作を行わせるための制御信号も、順次に、ワイヤ4
2、コネクタ36及びケーブル16を経由して可動部1
4に伝達される。
【0044】上述の動作説明から明らかなように、負荷
Fの大きさが所定値以上となった結果、停止信号Sであ
る異常検出信号が出力されると、可動部14の動作が自
動的に停止する。従って、人為的に操作して可動部14
の動作を停止させる必要がなくなり、確実に可動部14
の動作を停止させることができる。しかも、負荷Fの大
きさが所定値に達すると電気信号の流れにより早急に可
動部14の動作を停止させることが出来るので、負荷F
の大きさが所定値に達した後、さらに負荷Fの大きさが
増加するのを防ぐことが出来る。その結果、上述の障害
の発生をさらに好適に防止することが出来る。
【0045】次に、第2の実施の形態の障害防止装置に
ついて図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2
の実施の形態の障害防止装置の構成及び動作を示すブロ
ック図であり、図6は、第2の実施の形態の障害防止装
置の構成例を示す概略図である。第1の実施の形態にお
いては、異常検出信号を可動部14の動作を停止させる
ための停止信号Sとしていたが、第2の実施の形態にお
いては、可動部14の動作を制御部12を通して制御す
る人に対して、異常事態が発生していることを認知させ
る警告信号Aとしている。この警告信号Aとしては、人
間の五感に対して作用を及ぼす信号が好ましい。従っ
て、例えば通常のブザーのような聴覚的に認識可能な信
号であったり、発光して視覚的に認識可能な信号とすれ
ばよい。
【0046】なお、第2の実施の形態においては、第1
の実施の形態の構成と異なる部分についてのみ説明す
る。
【0047】図5(A)の構成の場合には、異常検出信
号出力部40は、増幅器26と比較器28と電気−光変
換器41又は電気−音変換器44とを具えている。増幅
器26及び比較器28については、第1の実施の形態と
同様の構成を有していれば良い。電気−光変換器41
は、電気信号を光信号に変換する素子又はこの素子を含
む回路であり、この素子としては例えば通常用いられて
いる発光ダイオード(LED)などの発光素子などを用
いれば良い。また、電気−音変換器44は、電気信号を
音信号に変換する素子又はこの素子を含む回路であり、
例えば通常用いられているブザーなどを用いれば良い。
そして、第1の実施の形態の構成と同様に、増幅器26
の出力端子と比較器28の入力端子とが接続されている
と共に、増幅器26の入力端子と電極38c及び38d
とが、ワイヤ37及び39によって接続されている。そ
して、比較器28の出力端子と電気−光変換器41又は
電気−音変換器44の入力端子とが接続されている。
【0048】これに対し、図5(B)に示すように、図
5(A)の構成にさらにA/D変換器30を具えていて
も良い。この場合には、比較器28の出力端子とA/D
変換器30の入力端子とが接続されていると共に、A/
D変換器30の出力端子と電気−光変換器41又は電気
−音変換器44の入力端子とが接続されている。
【0049】次に、第2の実施の形態の動作について説
明する。
【0050】異常検出信号出力部40又は46に設定す
る電圧所定値は、第1の実施の形態における電圧所定値
とは異なっていても良い。すなわち、制御する人に警告
を与えて、その後の制御は人に任せる構成であるので、
状況に応じて、所定値を変化させる必要がある。通常、
第1の実施の形態の電圧所定値CS(停止信号所定値と
称する。)と比較して、第2の実施の形態の電圧所定値
A(警告信号所定値と称する。)の方を小さくするの
が好ましい。
【0051】そして、比較器28において、増幅圧力値
Vが電圧所定値CA以上になると、比較器28から異常
検出予備信号Pが出力される。このとき、異常検出予備
信号Pはアナログ信号となっている。その後、図5
(A)の構成の場合には、異常検出予備信号Pが電気−
光変換器41又は電気−音変換器44に入力されること
によって、警告信号Aである異常検出信号が出力され
る。また、図5(B)の構成の場合には、異常検出予備
信号Pは一旦A/D変換器30に入力されて、デジタル
信号P’に変換される。そして、デジタル信号である異
常検出予備信号P’が電気−光変換器41又は電気−音
変換器44に入力されることによって、警告信号Aであ
る異常検出信号が出力される。従って、それぞれアナロ
グ信号又はデジタル信号の警告信号P又はP’である異
常検出信号によって、異常が発生したこと、つまり負荷
Fの大きさの値が所定値以上になったことを人間に認知
させることが出来る。その結果、場合によっては、人為
的に例えば制御主要部34に命令を入力することにより
可動部14の動作を停止させることが出来る。つまり、
上述の障害の発生を防止することが出来る。
【0052】次に、第3の実施の形態の障害防止装置に
ついて、図7及び図8を参照して説明する。図7(A)
は、第3の実施の形態の障害防止装置の構成及び動作を
示すブロック図であり、図8は、第3の実施の形態の障
害防止装置の構成例を示す概略図である。
【0053】なお、第3の実施の形態においては、第2
の実施の形態の構成と異なる部分についてのみ説明す
る。
【0054】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
第2の実施の形態を組み合わせた構成となっている。す
なわち、第3の実施の形態においては、異常検出信号
を、第1の実施の形態で述べた可動部14の動作を停止
させるための停止信号S、及び、第2の実施の形態で述
べた可動部14の動作を制御部12を通して制御する人
に対して、異常が発生していることを認知させる警告信
号Aの両方を含む信号としている。
【0055】図7(A)に示した構成の場合には、第2
の実施の形態の図5(A)に示した構成とは、異常検出
信号出力部48の比較器52の構成と、比較器52の出
力端子との接続以外は同様の構成及び接続を有してい
る。
【0056】また、図7(B)に示した構成の場合に
は、図7(A)の構成に加えて、異常検出信号出力部5
0がさらにA/D変換器30を有しており、第2の実施
の形態の図5(B)に示した構成とは、異常検出信号出
力部50の比較器52の構成と、比較器52の出力端子
との接続以外は同様の構成及び接続を有している。
【0057】この実施の形態における比較器52は、停
止信号所定値CS及び警告信号所定値CAの両方を設定で
きる構成となっている。また、比較器52においては、
増幅電圧値Vと、停止信号所定値CS及び警告信号所定
値CAの両方を比較できる構成になっている。また比較
器52は、増幅電圧値Vと停止信号所定値CSとを比較
した結果に基づいて停止信号Sを出力する部分と、増幅
電圧値Vと警告信号所定値CAとを比較した結果に基づ
いて警告信号Aを出力する部分とを有している。そし
て、停止信号Sを出力する部分は第1の実施の形態と同
様に、警告信号Aを出力する部分は第2の実施の形態と
同様の構成になっている。そして、図7(A)及び図7
(B)の両方の構成共に、比較器52の停止信号Sを出
力する部分と、コネクタ36の面36bと対向する面3
6cとが、ワイヤ40により接続されている。さらに、
図7(A)の構成においては、比較器52の警告信号A
を出力する部分と、電気−光変換器41又は電気−音変
換器44の入力端子とが接続されている。図7(B)の
構成においては、比較器52の警告信号Aを出力する部
分と、A/D変換器30の入力端子とが接続されてい
る。
【0058】次に、第3の実施の形態の動作について説
明する。
【0059】異常検出信号出力部48又は50の比較器
52に、停止信号所定値CSと警告信号所定値CAとの両
方を外部から入力する。第2の実施の形態と同様に、通
常、停止信号所定値CSと比較して、警告信号所定値CA
の方を小さくするのが好ましい。
【0060】比較器52において、増幅電圧値Vが警告
信号所定値CA以上になったと判断すると、第2の実施
の形態と同様に、比較器52からアナログ信号である異
常検出予備信号Pが出力される。その後、図7(A)に
示した構成の場合には、異常検出予備信号Pは、電気−
光変換器41又は電気−音変換器44に入力され、この
変換器から警告信号Aである異常検出信号が出力され
る。また、図7(B)に示した構成の場合には、異常検
出予備信号Pは、一旦A/D変換器30に入力されて、
デジタル信号P’に変換される。そして、デジタル信号
である異常検出予備信号P’が電気−光変換器41又は
電気−音変換器44に入力されることによって、この変
換器から警告信号Aである異常検出信号が出力される。
【0061】また、比較器52において、増幅電圧値V
が停止信号所定値CS以上になったと判断すると、第2
の実施の形態と同様に、比較器52から停止信号Sであ
る異常検出信号が出力される。その後、図7(A)の構
成の場合には、この比較器52から出力された停止信号
Sは、順次にワイヤ40、コネクタ36及びケーブル1
6を経由して可動部14に伝達され、その結果、可動部
14の動作が停止される。これに対して、図7(B)の
構成の場合には、この比較器52から出力された停止信
号SはA/D変換器30に入力され、デジタル信号S’
に変換される。その後、図7(A)の構成の場合と同様
に、このデジタル信号である停止信号S’は、順次にワ
イヤ40、コネクタ36及びケーブル16を経由して可
動部14に伝達され、その結果、可動部14の動作が停
止される。
【0062】従って、ケーブル16にかかる負荷Fがあ
る程度大きくなると、異常検出信号出力部48又は50
から出力された警告信号Aによって、制御する人は異常
が発生したことを認知することが出来、場合によって
は、制御主要部34に命令を送ることで可動部14の動
作を停止させることが出来る。さらに、負荷Fがさらに
大きくなって異常が発生する可能性がさらに大きくなる
と、異常検出信号出力部48又は50から出力された停
止信号Sによって、可動部14の動作を自動的に停止さ
せることが出来る。
【0063】つまり、警告信号Aと停止信号Sの二段階
により、異常が発生するのを防止することが出来る。従
って、上述の問題点が発生するのをさらに好適に防止す
ることが出来る。
【0064】なお、上述の第1〜第3の実施の形態にお
いては、この二つの電極38c及び38dは、圧電素子
18の面18c及び18dに設けている構成としたが、
X方向における位置が異なるように設けていれば、圧電
素子18の任意の面内に設ける構成としても良い。
【0065】また、制御主要部34及び異常検出信号出
力部が基板32上に設けられている構成としたが、基板
32外に設けられている構成であっても良い。
【0066】また、第1または第3の実施の形態におい
ては、停止信号Sである異常検出信号を、制御部12か
ら可動部14に直接伝達する構成であった。しかしなが
ら、例えば、停止信号Sを一旦制御部12の制御主要部
34に出力する構成としても良い。この場合、制御主要
部34は停止信号Sを受けると、制御信号として可動部
14を停止させるための命令を可動部14に伝達する構
成にすれば良い。このような構成にするためには、図示
しないが、例えば、第1の実施の形態のように比較器2
8とコネクタ36とをワイヤ40で接続する代わりに、
図2(A)の構成の場合には、比較器28と制御主要部
34とを電気的に接続すれば良く、図2(B)の構成の
場合には、A/D変換器30と制御主要部34とを電気
的に接続すれば良い。
【0067】また、第1〜第3の実施の形態において
は、第1装置である制御部12が、障害防止装置を有し
ている構成としたが、これにとらわれず、第2装置であ
る可動部14が障害防止装置を有している構成であって
も良い。この場合には、異常検出信号はケーブル16を
経由する必要がなく、そのまま第2装置である可動部1
4内において、異常検出信号が伝達し、動作を停止或い
は警告することが出来る。または、第1装置である制御
部12及び第2装置である可動部14の両方が障害防止
装置を有している構成であっても良い。
【0068】また、障害防止装置は第1装置12側また
は第2装置14側に設けられる構成としたが、これにと
らわれず、第1装置12及び第2装置14から離れた位
置に設けられた構成であっても良い。しかしながら、接
続線16によって第1装置または第2装置にかかる負荷
Fを測定する必要がある。従って、例えば、このような
障害防止装置としては、接続線16と直接に接続された
構成であって、例えば接続線16にかかっている張力を
検知するような構成であっても良い。
【0069】また、第2装置14を被制御部とし、さら
には可動部としたが、これにとらわれず、可動な構造と
しなくても良い。つまり、第2装置14の被制御部が物
理的な動作としての処理を行わなくても良い。この場合
として、例えば、第2装置14の被制御部を、第1装置
12の制御部の命令によって、演算処理するような計算
機である構成などが考えられる。この場合には、第2装
置14の被制御部が自発的には移動しないので、第1装
置12及び第2装置14を接続するケーブル16に負荷
がかかる可能性は低いが、何らかの外的要因によってケ
ーブル16に負荷がかかった場合には、上述のような障
害を防止することが出来る。
【0070】さらには、第1装置12を制御部とし、第
2装置14を被制御部とする必要はなく、第1装置12
及び第2装置14は、互いに制御・被制御の関係でなく
ても良い。つまり、単に物理的に第1装置12及び第2
装置14がケーブル16のような接続線によって接続さ
れているだけの構成であっても良い。
【0071】また、接続線16を伝達する異常検出信号
及び制御信号は電気信号である構成であったので、接続
線16としてはフレキシブルプリントケーブルを用いる
構成であった。しかしながら、例えば、接続線16が光
ファイバなどの光を伝達する構成であっても良い。この
場合には、異常検出信号を光信号とすれば良い。
【0072】また、圧電素子18にかかる圧力は、面1
8aと面18bをそれぞれの面の伸長方向であってそれ
ぞれ互いに反対方向に引っ張る力によって生じた剪断力
であった。しかしながら、面18aと面18bをそれぞ
れの面の法線方向であってそれぞれ互いに反対方向に引
っ張る力によって生じた引っ張り応力であっても良い。
この場合には、例えば、コネクタ36の表面のうち、こ
の実施の形態のように圧電素子18と接着されている表
面を36aとすると、面36aと対向する面にケーブル
16を接続する構成にすればよい。
【0073】また、増幅電圧値Vと電圧所定値CS又は
Aとを比較する構成であったが、予め、圧電素子18
にかかる負荷Fによる圧力値を換算し、この圧力値と圧
力所定値とを比較する構成であっても良い。このような
構成にするためには、圧電素子18にかかる上述の圧力
と増幅電圧値Vとの関係が予め入力されていれば、この
関係を元にして、増幅電圧値Vから圧力値を算定するこ
とができる。また、比較器には、電圧所定値ではなく、
圧力所定値を設定する必要がある。
【0074】また、検出部15として圧電素子18を用
いたが、これにとらわれず、他の構成であっても良い。
但し、ケーブル16にかかる負荷Fの大きさを検出する
ことが出来る構成であることが望ましい。この場合にお
いて、検出部15により負荷Fの大きさを直接検出でき
るときには、異常検出信号出力部に記憶させる所定値と
しては、上述の障害が発生する恐れがあるときの負荷F
の大きさの下限値を入力しておけばよい。
【0075】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の接続線の障害発生防止構造によれば、第1装置
と、第2装置と、第1装置及び第2装置間で、互いに信
号のやりとりが出来るように、両者間に接続された、非
固定式の接続線とを具えるシステムに使用され、接続線
にかかる負荷によって発生する障害を防止する接続線の
障害防止構造において、負荷の大きさを検出する検出部
と、負荷の大きさの値が所定値以上のとき、異常検出信
号を出力する異常検出信号出力部とを具えている。
【0076】従って、予め、所定値を、異常が発生する
可能性がある負荷の大きさの値に設定しておけば、この
所定値以上の負荷になると異常検出信号が出力されるの
で、周辺部品の破損や接続線の断線といった障害の発生
を予め防止することが出来る。
【0077】また、異常検出信号を、可動部の動作を停
止させるための信号である構成にすることにより、負荷
の大きさが所定値以上になると、可動部の動作が自動的
に停止するので、確実に可動部の動作を停止させること
が出来ると共に、負荷の大きさは可動部が停止する直前
の負荷より大きくはならない。従って、上述の障害が発
生するのをさらに好適に防止することが出来る。
【0078】また、検出部が圧電素子を含む構造にする
ことにより、接続線にかかる負荷が圧電素子に伝わる
と、圧電素子に圧力がかかり、この圧力の大きさに依存
した電圧を生ずる。従って、異常検出信号出力部におい
て、この電圧の値から接続線にかかる負荷の大きさを検
出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の障害防止装置の構成の概略を示すブ
ロック図である。
【図2】第1の実施の形態の障害防止装置の構成及び動
作を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の障害防止装置の構成例を示
す概略図である。
【図4】第1の実施の形態の障害防止装置の動作を示す
図である。
【図5】第2の実施の形態の障害防止装置の構成及び動
作を示すブロック図であり
【図6】第2の実施の形態の障害防止装置の構成例を示
す概略図である。
【図7】第3の実施の形態の障害防止装置の構成及び動
作を示すブロック図であり
【図8】第3の実施の形態の障害防止装置の構成例を示
す概略図である。
【符号の説明】
10:障害防止装置 12:第1装置(制御部) 13:システム 14:第2装置(可動部) 15:検出部 16:接続線(ケーブル) 17,22,24,40,46,48,50:異常検出
信号出力部 18:圧電素子 26:増幅器 28、52:比較器 30:A/D変換器 32:基板 34:制御主要部 36:コネクタ 37,39,40,42:ワイヤ 38c,38d:電極 41:電気−光変換器 43:周辺部品 44:電気−音変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 11/00 H02G 11/00 B (72)発明者 増田 俊之 東京都港区芝浦三丁目20番2号 株式会社 沖コムテック内 Fターム(参考) 2F051 AA21 AB08 BA07 3F059 AA01 CA02 CA06 CA08 DC04 DD06 FC07 5E021 FB01 FB08 FB13 FC01 FC40 GB20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1装置と、第2装置と、該第1装置及
    び該第2装置間で、互いに信号のやりとりが出来るよう
    に、両者間に接続された、非固定式の接続線とを具える
    システムに使用され、該接続線にかかる負荷によって発
    生する障害を防止する障害防止装置において、 前記負荷の大きさを検出する検出部と、 前記負荷の大きさの値が所定値以上のとき、異常検出信
    号を出力する異常検出信号出力部とを具えることを特徴
    とする障害防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の障害防止装置におい
    て、 前記第1装置が前記第2装置を制御する制御部であり、
    前記第2装置が前記第1装置の制御により所定の処理を
    行う被制御部であり、及び、 前記第2装置を制御する制御信号は、前記接続線によっ
    て伝達されることを特徴とする障害防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の障害防止装置におい
    て、 前記第2装置は所定の動作を行う可動部であることを特
    徴とする障害防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の障害防止装置に
    おいて、 前記検出部及び前記異常検出信号出力部は、前記第1装
    置側に設けられており、前記異常検出信号は、前記接続
    線によって伝達されることを特徴とする障害防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の障
    害防止装置において、 前記異常検出信号は、前記第2装置の処理を停止させる
    ための停止信号であることを特徴とする障害防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の障
    害防止装置において、 前記異常検出信号は、異常事態発生を警告するための警
    告信号であることを特徴とする障害防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の障
    害防止装置において、 前記検出部は、圧電素子をもって構成してあり、前記異
    常検出信号出力部は、該圧電素子において前記負荷に応
    答して生ずる電圧を測定して前記異常検出信号を出力す
    ることを特徴とする障害防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の障害防止装置におい
    て、 前記異常検出信号出力部は、 前記電圧を増幅する増幅器と、 該増幅器により増幅された増幅電圧の値と、前記負荷の
    大きさの所定値に対応する電圧の所定値とを比較して、
    前記増幅電圧の値が前記電圧の所定値以上のときに前記
    異常検出信号を出力する比較器とを具えることを特徴と
    する障害防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の障害防止装置に
    おいて、 前記圧電素子の対向する一対の主表面のうち、一方の主
    表面側にはコネクタが接着されていると共に、他方の主
    表面側は固定された状態にあり、 前記接続線は、前記コネクタに接続されていることを特
    徴とする障害防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    障害防止装置において、 前記接続線は、フレキシブルプリントケーブルであるこ
    とを特徴とする障害防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406210C (zh) * 2004-08-11 2008-07-30 索尼株式会社 控制机器人装置的操作的设备和方法
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KR20190006979A (ko) * 2016-04-24 2019-01-21 프랜카 에미카 게엠바하 로봇 제어용 시스템 및 방법

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