JP2002195417A - シールリング - Google Patents

シールリング

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの傾きやうねりに関わらず、シー
ルリング本体外周面の受圧面積が常にシールリング本体
側面の受圧面積と比較して大きくなるシールリング断面
形状を有するシールリングを提供する。 【解決手段】 リング外周面4とハウジング内周面7と
の外周接触部11をシールリング本体2の中央部に限定
し、リング側面8と溝側面9との側面接触部12をリン
グ側面8の外周側部分に限定し、リング外周面4の外周
接触部11両側のハウジング内周面7と接触していない
部分のハウジング内周面7への投影長さをH1、シール
リング本体1の肉厚からリング側面8の溝側面9と接触
していない部分の長さを引いた長さをT1とすると、H
1>T1となるように寸法設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
自動変速機や各種油圧装置等に用いられる樹脂製のシー
ルリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシールリングは、図8
(A)に示すように、樹脂製のシールリング本体101
を軸102外周に形成されたリング溝103に装着し、
密封対象流体としての潤滑油106の圧力作用時に、シ
ールリング本体101の外周面104を軸102の外周
に相対回転自在に嵌合されるハウジング105の内周面
107に圧接させ、シールリング本体101の一方の側
面108をリング溝103の一方の溝側面109に圧接
させることにより潤滑油をシールする。ここで、潤滑油
106は自動車の変速機の場合はATFに相当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシールリングにおいて、ハウジング105もしくは
シールリング本体101の外周面104に著しい摩耗が
生じた場合、リーク量が増加し、たとえば自動車の変速
機などにおいては変速の遅れや変速ができなくなる等の
不具合が生じる。
【0004】このような不具合を解消するために、従来
からシールリング本体101の高さHをシールリング本
体101の肉厚Tよりも大きくし、外周面104に作用
する垂直応力F2をシール面108に作用する垂直応力
F1よりも大きくすることで、ハウジング105とシー
ルリング本体101の外周面104の相対回転頻度を低
下させて摩耗の発生を抑制することが一般的に行われて
いる。
【0005】しかしながら、シールリング材質としてポ
リエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイ
ドなどの比較的高弾性の熱可塑性樹脂を使用した場合、
図8(B)に示すようにシールリング断面形状をT字と
し、シール面8の受圧長さをTsとしてシール面108
に作用する垂直応力F3を小さくし、ハウジング105
とシールリング本体外周面104の相対回転頻度を低下
させた形状としても、ハウジング105に摩耗が生じる
という問題が発生している。
【0006】これに対して、特開平10−318375
号では、図9(A)に示すように、リング外周面104
の勾配θを±1°以下とすることで、ハウジング105
とシールリング101の相対回転を低減でき、ハウジン
グ105の摩耗を小さくできると記載されている。
【0007】しかしながら、上記形状としても、図9
(B)に示すように、ハウジング105の内周面107
が軸と平行方向においてうねっていたり、傾いていた場
合、ハウジング105の内周面107とシールリング外
周面104に潤滑油が入り込むために、シール面108
に作用する垂直応力F5と比較して、外周面104に作
用する垂直応力F6は小さいものとなり、ハウジング1
05を摩耗させるという問題が生じている。
【0008】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ハウジングの傾きやうねりに関わらず、シールリング本
体外周面の受圧面積が常にシールリング本体側面の受圧
面積と比較して大きくなるシールリング断面形状を有す
るシールリングを提供し、ハウジングとの摺動面間の摩
耗を可及的に低減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、樹脂製のシールリング本体を軸
外周に形成されたリング溝に装着し、密封対象流体の圧
力作用時に、前記シールリング本体の外周面を前記軸の
外周に相対回転自在に嵌合されるハウジング内周面に圧
接させ、前記シールリング本体の一方の側面をリング溝
の一方の溝側面に圧接させるシールリングにおいて、前
記シールリング本体とハウジング内周面との外周接触部
をシールリング本体の外周面中央部に限定すると共に、
前記シールリング本体とリング溝の溝側面との側面接触
部をシールリング本体の側面の外周側部分に限定し、前
記シールリング本体の外周面のうち外周接触部両側のハ
ウジング内周面と接触していない部分のハウジング内周
面への投影長さをH1、前記シールリング本体の肉厚か
らシールリング本体の側面のうち側面接触部より内周側
の溝側面と接触していない長さを引いた長さをT1とす
ると、H1>T1となるように寸法設定したことを特徴
とする。
【0010】シールリング本体の外周面は、中央の外周
接触部から軸方向両端に向かってハウジング内周から離
れる方向に傾斜する構成となっていることが好ましい。
【0011】また、外周接触部は、シールリング本体の
外周面の一部を凸形状とすることにより構成してもよ
い。
【0012】また、外周接触部は線接触構造となってい
てもよい。
【0013】前記シールリング本体側面は、内周側を段
付き状に窪ませて構成してもよいし、外周側の側面接触
部から内周側に向けて溝側面から離れる方向に傾斜する
テーパ形状としてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0015】図1には本発明の実施の形態に係るシール
リングの断面形状を示している。
【0016】このシールリングは、樹脂製のシールリン
グ本体1を軸2外周に形成されたリング溝3に装着し、
密封対象の潤滑油6の圧力作用時に、シールリング本体
1の外周面4を前記軸2の外周に相対回転自在に嵌合さ
れるハウジング5の内周面7に圧接させ、シールリング
本体1の一方のリング側面8をリング溝3の一方の溝側
面9に圧接させるようになっている。シールリング本体
1は、図1(B)に示すように円環状部材で、一箇所で
カットされている。このカット部10は、カットされた
各リング端部に、円周方向に沿って摺動可能に接合され
る接合片10a,10bを有し、接合片10a,10b
の接合面が油圧によって、軸方向あるいは径方向に圧接
して接合面間が密封される。
【0017】シールリングに適用される材料としては、
耐熱性樹脂と充填剤からなる樹脂組成物が用いられる。
【0018】耐熱性樹脂としては、ポリシアノアリール
エーテル系樹脂(PEN)、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)樹脂等の芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、芳香族系熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリアミド4−
6系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリテ
トラフロロエチレン系樹脂などの耐熱性、耐粘性、耐薬
品性に優れ、優れた機械的性質を示す樹脂材料が挙げら
れる。
【0019】充填剤は、樹脂材料の機械的強度の向上、
耐摩耗性の向上、低摩擦特性の付与などを目的に配合さ
れるものであり、特に限定されない。
【0020】シールリング本体1のリング外周面4とハ
ウジング内周面7との外周接触部11はシールリング本
体1の中央部に限定され、シールリング本体1のリング
側面8とリング溝3の一方の溝側面9との側面接触部1
2はリング側面8の外周側部分に限定されている。
【0021】また、シールリング本体1の外周面4のう
ち、外周接触部11両側の外周と接触していない部分の
ハウジング内周面4への投影長さをH1、シールリング
本体1の肉厚Tからリング側面8のうち溝側面9と接触
していない長さを引いた長さをT1とすると、H1>T
1となるように寸法設定されている。
【0022】この実施の形態1では、シールリング本体
1の外周面4は、中央の外周接触部11と、この外周接
触部11からから軸方向両端に向かってハウジング内周
面7から離れる方向に傾斜する斜面4A,4B(ハウジ
ング内周面7に対する傾斜角度θH)とを備えた構成と
なっている。
【0023】また、リング側面8は、側面接触部12
と、この側面接触部12の内周側を段付き状に窪ませた
段部81と、を有する形状となっている。
【0024】本実施の形態によれば、シールリングの外
周接触部11は、リング外周面4の中央部分(幅H−2
×H1)に限定される。したがって、油圧がシールリン
グ本体1のどちらの端面から作用しても、受圧長さは最
低でH1の長さが確保できる。
【0025】また、側面8の受圧長さはT1であり、H
1>T1とすることで、シールリング本体外周面4の受
圧面積がシールリング側面8の受圧面積より大きくな
り、ハウジング5とシールリング本体1の相対回転頻度
が低く維持できる。
【0026】また、油圧Pによりシールリング本体1は
内径側が反油圧側に押し込まれるようにねじれて、リン
グ外周面4の反油圧側の傾斜面4Bがハウジング内周面
7に密接した場合でも受圧面積が関係が維持されるよう
に、傾斜面4Bの傾斜角度θHを、側面接触部12の内
径端からシールリング本体1の内径端と結ぶ線Nと溝側
面9とのなす角度θrよりも1〜2°少なく設定するこ
とが望ましい。
【0027】特に、角度θHは、油圧によるシールリン
グ本体1のねじれや変形を考慮して、1°以上45°以
下、好ましくは5°以上25°以下である。
【0028】[他の実施の形態]上記実施の形態ではリ
ング側面8に段部81を形成したが、図2に示すよう
に、テーパ形状にカットして側面接触部12を形成して
もよい。すなわち、側面接触部12の内周側角部から内
周側に向けて溝側面から離れる方向に傾斜す傾斜面82
を有するテーパ形状に構成されている。
【0029】また、リング外周面4の受圧面積を大きく
するために、図3に示すように、ほぼH1=H/2と
し、リング外周面4の外周接触部11をほぼ線接触で行
うようにしても、カット部10におけるリーク量は低く
押さえることができるので問題は少ない。
【0030】このカット部10の形状としては、たとえ
ば、特殊ステップカット構造とすればよい。
【0031】また、図4に示すように、シールリング本
体1の外周接触部11を、外周面の一部に環状の凸部1
1aを設けた凸形状としてもよい。凸部11aの断面形
状は略等脚台形状に成形され、その斜辺のハウジング内
周面7に対する傾斜角度θHは90°以下、凸部11a
の突出高さT2は0.2〜0.45mm程度とすること
が好ましい。また、リング側面8を段付き形状ではな
く、図2に示したようなテーパ形状としてもよい。
【0032】
【実施例】次に、本発明のより具体的な実施例について
説明する。
【0033】本実施例では、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)を用いて射出成形したシールリングに追
加工を施し、図5(A),(B)に示すように、図3に
示す実施形態のシールリング20を得た。シールリング
20の各部の構成は図3と全く同様であるので説明は省
略する。シールリング20の各部寸法は、H:2.00
mm、H1:0.98mm、T1:0.6mm、T:
1.90mm、θH:2.0°、θr:2.1°に設定
した。なお、カット部10合い口形状は特殊ステップカ
ットであり、シールリング外径寸法は47.5mmであ
る。
【0034】摺動頻度確認試験を、図7に示す可視化装
置により行った。
【0035】可視化装置200は、ハウジング201
と、ハウジング201内周に回転自在に装着される軸2
03と、ハウジング201の一端を密封すると共に内部
を観察可能とする透明の観察窓204とを備えている。
軸203の観察窓側の端部外周には、シールリングサン
プルSを装着するリング溝202が設けられ、軸端と観
察窓204の間に空間が試験用の油が導入される油室2
05となっており、ハウジング201に設けられた油圧
導入口206から油室205に油圧Pが導入されるよう
になっている。
【0036】シールリングサンプルSを軸203のリン
グ溝202に装着し油圧をかけると、シールリングサン
プルSのリング側面S1が溝側面202aに、リング外
周面S2がハウジング201に押し付けられ油をシール
する。観察窓204よりシールリングサンプルSを観察
しながら、軸203を6000rpmで回転させ、油圧
を徐々に上げていき、シールリングサンプルSの回転数
が1rpm以下となる油圧を読み取った。なお、装置の
構成上、油圧は最大で0.9Mpaとした。
【0037】比較例として、図6(A),(B)に示す
シールリング30を使用した。合い口形状は特殊ステッ
プカットであり、シールリング外径寸法は47.5mm
である。
【0038】それぞれのシールリング20,30におい
ては、V側とW側がシール面(図7のリング溝側面20
2aと接触する)となる取付方向について試験を行っ
た。
【0039】試験結果を表1に示す。
【0040】表1に示すように、比較例はW側をシール
リング30とした場合、油圧0.9MPaにおいても、
シールリング30はハウジング201と摺動し続けたの
に対し、実施例のシールリング20はV側、W側に関係
なく、0.3〜0.5MPaでシールリング20はハウ
ジング201と摺動しなくなっており、このことから、
実施例はハウジング201の摩耗低減に対して効果的で
あることが確認された。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールリング本体とハウジング内周面との外周接触部をシ
ールリング本体の中央部に限定し、シールリング本体と
リング溝の溝側面との側面接触部をシールリング本体の
側面の外周側部分に限定し、シールリング本体外周面の
ハウジングと接触していない部分のハウジング内周への
投影長さH1を、シールリング本体の肉厚から溝側面と
接触していない長さを引いた長さT1より大きくなるよ
うに設定したので、ハウジングの傾きやうねりに関わら
ず、シールリング本体外周面の受圧面積が常にシールリ
ング本体側面の受圧面積と比較して大きくなり、シール
リング外周面とハウジング内周面の摺動頻度が低く押さ
えられるので、ハウジングの摩耗低減に効果がある。
【0043】シールリング本体外周の外周接触部の両側
を軸方向両端に向かってハウジング内周から離れる方向
に傾斜する傾斜面とすれば、シールリング本体外周接触
部がシールリング外周面中央部分に限定でき、前項記載
の寸法設定が得られる。また、シールリングを射出成形
する際には型から製品を抜きやくする効果も得られる。
【0044】また、外周接触部を、シールリング本体の
外周面の一部を凸形状とすることにより構成すれば、仮
にシールリング外周面とハウジング内周面が摺動し、い
ずれか一方に多少の摩耗が生じたとしても、シールリン
グ外周面接触部はシールリング外周面凸部に限られるた
め、期待した効果が持続する。
【0045】さらに、外周接触部を線接触構造とすれ
ば、リング外周面接触部の単位面積あたりの接触圧力を
大きくすることが出来るため、シールリング外周面とハ
ウジング内周面の間に生じる摺動抵抗が増加し、シール
リングとハウジングが摺動しにくくなる。
【0046】シールリング本体の肉厚Tを上述した効果
を発揮するべくH1より小さくした場合、組付け性が著
しく悪化するが、シールリング本体側面形状を、内周側
を段付き状に窪ませた形状とすれば、T1をH1より小
さくしつつ、組付け性を維持することが出来る。
【0047】また、外周面の側面接触部から内周側に向
けて溝側面から離れる方向に傾斜するテーパ形状として
も、T1をH1より小さくしつつ、組付け性が維持で
き、またシールリング本体の断面積が段付き形状と比較
して大きいため、油圧により生じるとねじれも小さく、
さらに射出成形時の離型も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の断面図。
【図2】本発明の他の実施の形態の断面図。
【図3】本発明の他の実施の形態の断面図。
【図4】本発明の他の実施の形態の断面図。
【図5】(A)は本発明の実施例の側面図、(B)は断
面図。
【図6】(A)は比較例の側面図、(B)は断面図。
【図7】比較実験に用いた可視化装置の断面図。
【図8】(A),(B)は従来のシールリングの断面
図。
【図9】(A)はさらに他の従来例の断面図、(B)は
同図(A)においてハウジング内周に傾きが生じた場合
の断面図。
【符号の説明】
1 シールリング本体 2 軸 3 リング溝 4 リング外周面 4A,4B 傾斜面 5 ハウジング 7 ハウジング内周面 8 リング側面 81 段部 82 傾斜面 9溝側面 10 カット部 10a,10b 接合片 11 外周接触部 11a 凸部 12 側面接触部 T1 側面受圧長さ H1 外周受圧長さ θH 傾斜角度 θr 傾斜角度 200 可視化装置 201 ハウジング 202 リング溝 203 軸 204 観察窓 205 油室 S シールリングサンプル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月6日(2001.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】本実施例では、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)を用いて射出成形したシールリングに追
加工を施し、図5(A),(B)に示すように、図3に
示す実施形態のシールリング20を得た。シールリング
20の各部の構成は図3と全く同様であるので説明は省
略する。シールリング20の各部寸法は、H:2.00
mm、H1:0.98mm、T1:0.6mm、T:
1.90mm、θH:20°、θr:21°に設定し
た。なお、カット部10合い口形状は特殊ステップカッ
トであり、シールリング外径寸法は47.5mmであ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製のシールリング本体を軸外周に形成
    されたリング溝に装着し、密封対象流体の圧力作用時
    に、前記シールリング本体の外周面を前記軸の外周に相
    対回転自在に嵌合されるハウジング内周面に圧接させ、
    前記シールリング本体の一方の側面をリング溝の一方の
    溝側面に圧接させるシールリングにおいて、 前記シールリング本体とハウジング内周面との外周接触
    部をシールリング本体の外周面中央部に限定すると共
    に、前記シールリング本体とリング溝の溝側面との側面
    接触部をシールリング本体の側面の外周側部分に限定
    し、 前記シールリング本体の外周面のうち外周接触部両側の
    ハウジング内周面と接触していない部分のハウジング内
    周面への投影長さをH1、前記シールリング本体の肉厚
    からシールリング本体の側面のうち側面接触部より内周
    側の溝側面と接触していない長さを引いた長さをT1と
    すると、H1>T1となるように寸法設定したことを特
    徴とするシールリング。
  2. 【請求項2】シールリング本体の外周面は、中央の外周
    接触部から軸方向両端に向かってハウジング内周から離
    れる方向に傾斜する構成となっている請求項1に記載の
    シールリング。
  3. 【請求項3】前記外周接触部は、シールリング本体の外
    周面の一部を凸形状とすることにより構成されている請
    求項1に記載のシールリング。
  4. 【請求項4】前記外周接触部は、線接触構造であること
    を特徴とする請求項1に記載のシールリング。
  5. 【請求項5】前記シールリング本体側面は、内周側を段
    付き状に窪ませている請求項1に記載のシールリング。
  6. 【請求項6】前記シールリング本体側面は、外周側の側
    面接触部から内周側に向けて溝側面から離れる方向に傾
    斜するテーパ形状となっている請求項1に記載のシール
    リング。
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