JP2002195328A - スキーまたはこれに類するもののフレックス運動を減衰するための装置 - Google Patents

スキーまたはこれに類するもののフレックス運動を減衰するための装置

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JP2002195328A
JP2002195328A JP2001378407A JP2001378407A JP2002195328A JP 2002195328 A JP2002195328 A JP 2002195328A JP 2001378407 A JP2001378407 A JP 2001378407A JP 2001378407 A JP2001378407 A JP 2001378407A JP 2002195328 A JP2002195328 A JP 2002195328A
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ski
damping
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cylinder
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JP2001378407A
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English (en)
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Michael Mangold
マンゴールト ミヒャエル
Werner Messerschmidt
メッサーシュミット ヴェルナー
Johann Schuhbauer
シューバウアー ヨハン
Ludwig Wagner
ヴァーグナー ルートヴィッヒ
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Marker Deutschland GmbH
Original Assignee
Marker Deutschland GmbH
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/06Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
    • A63C5/075Vibration dampers

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  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対的に移動可能な2つの減衰部材を有する
減衰装置7が設けられており、減衰装置7がスキーもし
くはこれに類するものの上面側に配置されている形式
の、スキー1またはこれに類するもののフレックス運動
を減衰するための装置を改良して、スキーもしくはこれ
に類するもののフレックス運動を著しく減衰する調整の
他に、スキーもしくはこれに類するものの、構造的に規
定されたフレックス特性をほぼ完全に不変に保つ調整も
可能であるような装置を提供する。 【解決手段】 減衰部材の一方が、スキーもしくはこれ
に類するものに堅固に取り付けられたもしくは取り付け
可能な第1の支持部2に堅固に保持されていて、減衰部
材の他方が、別の支持部4に連結可能かつ連結解除可能
に結合されており、別の支持部材4が、長手方向で第1
の支持部2から離されてスキーもしくはこれに類するも
のに取り付けられているもしくは取り付け可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキーまたはこれ
に類するもののフレックス運動を減衰するための装置で
あって、減衰装置が設けられており、該減衰装置が、長
手方向で減衰抵抗に抗して互いに対して相対的に移動可
能な2つの減衰部材(シリンダ、ピストンロッド)を有
していて、前記減衰装置がスキーもしくはこれに類する
ものの上面側に配置されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の装置は欧州特許出願公
開第0492658号明細書の図13,図14に示され
ている。この減衰装置は二重効果の液圧式ピストン・シ
リンダユニットとして形成されている。このピストン・
シリンダユニットのシリンダとケーシングはフレックス
運動時に互いに対して相対的に移動される。この際に調
整可能なスロットルを介して液圧媒体が一方の室から他
方の室に流れる。このスロットルはピストンによってシ
リンダ内で分割された2つの室の間に液圧式に配置され
ている。スロットルの相応した調整によって種々異なる
減衰抵抗を調節することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に記載した形式の装置を改良して、スキーもしくはこれ
に類するもののフレックス運動を著しく減衰する調整の
他に、スキーもしくはこれに類するものの構造的に規定
されたフレックス特性をほぼ完全に不変に保つ調整も可
能であるような装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明では、減衰部材の一方が、スキーもしくはこれ
に類するものに堅固に取り付けられたもしくは取り付け
可能な第1の支持部に堅固に保持されていて、前記減衰
部材の他方が、別の支持部に連結可能かつ連結解除可能
に結合されており、該別の支持部材が、長手方向で第1
の支持部から離されてスキーもしくはこれに類するもの
に取り付けられているもしくは取り付け可能であるよう
にした。
【0005】さらに前記課題を解決するために本発明で
は、減衰器が、スキーまたは滑走板のカウンタフレック
ス運動もしくは戻りフレックス運動だけを減衰する、も
しくは前記運動を強く減衰するようになっているように
した。
【0006】
【発明の効果】本発明は、減衰部材を対応配置された支
持部材から機械的に連結解除するもしくは支持部材に連
結することができるように、減衰装置を接続および遮断
可能に配置するという基本思想に基づいている。これに
より一方では、一方の減衰装置が、支持部材に連結され
た状態にもたらされるように、2つの支持部材の間に減
衰効果のある摩擦接続部が接続される。他方では減衰装
置が前記支持部材から機械的に遮断されるように、ほぼ
摩擦接続していない状態も可能である。
【0007】本発明の有利な実施形態に基づき、減衰装
置の他方の減衰部材は長手方向で連結部材に堅固に結合
されていて、この連結部材は2つの終端位置の間で調整
可能な、別の支持部材の対応連結部材と協働するように
なっており、この連結部材は、対応連結部材の一方の終
端位置において長手方向で別の支持部に対して相対的に
形状接続的に堅固に保持されていて、対応連結部材の他
方の終端位置において長手方向で可動である。
【0008】このような形式で簡単な構造が保証され
る。しかし有利な実施形態に基づき、とりわけスキーも
しくは滑走板の両端部はビンディング領域に対して相対
的に下方に向かって振動する、スキーのいわゆるカウン
タフレックス運動は減衰されるが、スキー両端部がビン
ディング領域に対して相対的に上方に向かって移動す
る、スキーのフレックス運動は減衰されないもしくはわ
ずかにしか減衰されないように減衰装置を原理的に十分
に任意に形成することもできる。
【0009】特に有利な構成では、対応連結部材がスラ
イダとして形成されており、このスライダが、一方の終
端位置では連結部材の爪状部を形状結合的に堅固に保持
し、他方の終端位置では連結部材の爪状部を開放するよ
うになっている。
【0010】この場合、対応連結部材がターンスライダ
として形成されており、このターンスライダが、一方の
終端位置では所定の部分の外周壁で、爪状部に後方から
係合し、長手方向で堅固に保持するようになっていて、
他方の終端位置では外周壁の所定の切欠で爪状部を長手
方向で開放するようになっている構成も提案されてい
る。
【0011】ターンスライダの旋回支承はスライドガイ
ドによって行われる。このスライドガイドは旋回軸の外
側に配置されているので、爪状部分のためにターンスラ
イダの外周壁内に相応して大きな空間が提供されてい
る。
【0012】さらにスキーのいわゆるカウンタフレック
ス運動、つまりスキー端部をスキー中央部領域に対して
相対的に下方に移動させる運動だけを減衰させるかもし
くはこの運動を著しく減衰するように減衰器を形成する
と有利である。この一般的な思想では、減衰器が支持部
材から連結解除可能であるかどうかに関係なく本発明の
権利範囲とする。
【0013】本発明の有利な構成は請求項ならびに以下
に続く図面の説明に示されている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明による実施の形態を図
面に示した実施例に基づき詳説する。
【0015】図1に基づき、部分的に示されたスキー1
上にほぼプレート状の支持部材2が、スキー上側面に接
触するように配置されている。スキー1への支持部材2
の固定は同様にほぼプレート状の保持部材3によって行
われる。この保持部材3は図1では支持部材2の右側端
部を把持している。保持部材3はその噛合い部で支持部
分2の噛合い部に形状接続的に、つまり形状に基づいた
束縛によって係合する。この保持部材3はスキー1にね
じ(図示せず)を用いて固定されている。
【0016】スキー長手方向で保持部材3から離れた側
において、別の支持部材4が支持部材2の他方の端部に
配置されている。この支持部材4はスキー1にねじ5を
用いて固定されている。この支持部材4は支持部材2と
保持部材3と同様にプラスチック材料からなっている。
支持部材4には金属から成るスライドガイド6が埋め込
まれている(図2参照)。このスライドガイド6は横断
面で見てC字形の、凹面側で互いに向かい合っている両
縁部で、相応して成形された、支持部材2の長手方向縁
部を取り囲む。支持部材2はスキーのフレックス運動時
にスキー長手方向でスライドガイド6並びに支持部材4
に対して相対的に摺動する。これは支持部材4が垂直方
向にスキー1のニュートラル曲げ領域から離されて配置
され、スキー長手方向でスライドガイド6から比較的大
きな間隔をおいて保持部材3によって堅固に保持される
ことに基づいている。
【0017】スキー長手方向に延びる相応した、支持部
材2の切欠内には、ピストン・シリンダユニットとして
形成された液圧式の減衰器7のシリンダが、把持されて
もしくは係止されて配置されている。この減衰器7のピ
ストンロッドは連結部材8(図3も参照)に結合されて
いる。この連結部材8は支持部材2の下側の相応する長
手方向通路内に延在していて、かつ支持部材4に堅固に
一体成形されたガイドプレート9(図1参照)の下方を
貫通している。
【0018】連結部材8は対応連結部材10と協働す
る。この対応連結部材10はターンスライダとして形成
されていて、垂直方向の旋回軸線S(図1参照)を中心
にして支持部材4に旋回可能に支承されている。
【0019】対応連結部材10を旋回可能に支承するた
めの部材が、旋回軸線Sから間隔をおいて配置されてい
る。この部材は主として、支持部材4に一体成形された
円弧状のウェブ11(図1)を有している。このウェブ
11は対応連結部材10の下面にある溝12(図4)に
円弧方向で遊びをもって係合している。つまり溝12は
ウェブ11のためのスライドガイドを形成し、その結
果、対応連結部材10を2つの終端位置の間で旋回移動
させることができる。さらに対応連結部材10はその半
径方向外側に向かって突出した縁部13で、支持部分4
のガイドプレート9に下方から係合する。
【0020】旋回軸線Sの領域において、対応連結部材
10の下面に半径方向外側に向かって開放された切欠1
4が部分的に形成されている。この切欠14内には対応
連結部材10の相応した旋回移動時に、連結部材8の、
減衰器から離れた側の爪状端部15を押し込むことがで
きる。この対応連結部材10の相応した旋回移動によっ
て、対応連結部材10に一体成形されたロック用部材1
6を、連結部材8の爪状端部15の隣に形成されたロッ
ク用切欠17内に挿入することができる。図1に示した
位置では連結部材8と対応連結部材10とが互いに連結
されている。つまり連結部材8の爪状端部15は、対応
連結部材10の切欠14の内部においてスキー長手方向
で堅固に保持され、その結果、スキー1のフレックス運
動時に減衰器7のピストンロッドが、減衰器7のシリン
ダに対して相対的に移動し、これに相応して減衰器7
は、フレックス運動に抵抗する減衰抵抗を生ぜしめる。
【0021】これに対して対応連結部材10は他方の終
端位置に旋回されると、対応連結部材10のロック用部
材16が完全に連結部材8のロック用切欠から抜け出
て、これにより連結部材8の爪状端部15は解放され、
連結部材8と対応連結部材10とは互いに連結解除され
る。目下スキー1のフレックス運動が生じると、連結部
材8は第1のフレックス運動時にピストンロッドが減衰
器7のシリンダ内に押し込まれることに基づき移動させ
られる。しかしそれから連結部材8は移動させられた位
置において、減衰器7の抵抗により程度の差こそあれ堅
固に保持され、その結果、減衰器7はフレックス運動の
際にもはやピストン運動を行わず、相応して非作用状態
に保たれる。
【0022】対応連結部材10内における連結部材8の
爪状端部15のロックは、爪状端部15が対応連結部材
10の切欠14以外の位置を占めている場合にも可能で
あるように、ロック用部材16に傾斜部18が形成され
ている。この傾斜部18は連結部材8の爪状端部15に
設けられた対応傾斜部19と協働する。爪状端部15は
対応連結部材10の相応した旋回時に切欠14内に押し
込められる。
【0023】代わりにまたは付加的に減衰器7のピスト
ンロッドが弱く押出方向にプレロードがかけられていて
もよく、この場合、このピストンロッドは減衰器7のシ
リンダ内に押し込まれた位置から進出するようにクリー
プしようとする。これにより、爪状端部15はある程度
の遅延時間後に再び対応連結部材10の切欠14内の位
置を占め、これに相応して対応連結部材10の旋回移動
が、ロック用切欠17内にロック用部材16を押し込む
ことに基づいて可能であるということを保証することが
できる。
【0024】対応連結部材10の両旋回終端位置は係止
位置として形成されており、これらの係止位置におい
て、支持部材4に一体成形された係止部材(図示せず)
が対応連結部材10の係止切欠20と協働する。
【0025】支持部材4の、図1で見て左側の端部領域
の上面と、保持部材3の上面とは、つま先側もしくは踵
側の、スキービンディングのブーツ保持装置21を収容
するために働く。これらのブーツ保持装置21は図1で
は破線で示されている。つまりスキーもしくはこれに類
するもののフレックス運動を減衰するための本発明によ
る装置はスキービンディングのためのインターフェース
またはスペーサプレートの機能も引き受けている。
【0026】図5には減衰器7の特に有利な構成が示さ
れている。この減衰器7はシリンダ22と、このシリン
ダ22内を移動するピストン23と、このピストン23
の一方の側に配置されたピストンロッド24と一緒にピ
ストン・シリンダユニットとして形成されている。
【0027】このシリンダ22は多重に段付けされたシ
リンダ孔25を有しており、このシリンダ孔25はシリ
ンダ22の図5で見て右側の端部において、シリンダ孔
25に対して同軸的な充填孔26に続く。この充填孔2
6はシリンダ22に一体的に成形された底部27内に配
置されていて、充填孔26内にプレス嵌めされた球状部
材28によって閉鎖されている。
【0028】シリンダ孔25の、底部27に隣接する区
分は、シリンダ孔25の、ピストン23のために設けら
れた中間区分よりも幾分小さい直径を有している。シリ
ンダ孔25の、底部27に隣接する区分内には、ガス充
填された、独立気泡性のセル構造体と、充填孔26に同
軸的に続く、発泡体29を完全に貫通する軸線方向孔と
を有する圧縮可能な発泡体29がプレス嵌めによって保
持されている。
【0029】この発泡体29は例えば約0.5g/cm
の密度を有するフォームラバーまたはシリコンフォー
ムから構成することができる。
【0030】ピストン23の外径と、ピストン23を収
容する、シリンダ孔25の中央区分の内径との間には少
なくとも1つの絞り間隙30が形成されている。この絞
り間隙30を介してピストン23の前後のシリンダ孔部
分が互いに連通している。さらにピストン23には軸線
方向の段付き孔31が配置されている。段付き孔31
の、直径の大きい方の区分はピストンロッド側に配置さ
れているが、この開口横断面は部分的にピストンロッド
24の環状段部32によって覆われるようになってい
る。段付き孔31の、大きい方の直径を有する区分内に
は、図示した例では球状の閉鎖体33が配置されてお
り、この閉鎖体33とは段付き孔31の円錐形状の環状
段部34が一種の弁座の形で協働する。つまり段付き孔
31の、閉鎖体33を収容する部分の直径より小さい直
径を有する閉鎖体33と、環状段部34とが逆止弁を形
成している。この逆止弁は圧力降下時にピストンロッド
24の方向で開放され、反対側での圧力降下時には閉鎖
される。
【0031】図5で見て左側の、シリンダ22のピスト
ンロッド側端部には例えばデルリン100から成るガイ
ドスリーブ35がピストンロッドのために配置されてい
る。このガイドスリーブ35は軸線方向でシリンダ22
の内部円錐部と、円盤形の底部36との間に堅固に保持
される。この円盤形の底部36は縁曲げ加工されたもし
くは一緒にプレス結合された、シリンダ22の端縁部に
よって保持される。このガイドスリーブ35は外側でO
リングによってシリンダ22に対してシールされてい
て、内側で溝付き環状部材によってピストンロッド24
に対してシールされている。
【0032】ピストン23およびピストンロッド24は
図示した例では互いに結合されている。同心的な軸線方
向孔を有するピストン23が、ピストンロッド24のね
じ山付き突出部37に被せ嵌められていて、ねじ山付き
突出部37に取付け可能なナット38を用いてピストン
ロッド24の環状段部32に対して緊締されている。
【0033】製造の際に減衰器7は完全に予め組み立て
ることができる。しかし、球状部材28を充填孔26内
にプレス嵌めする必要はない。次いで行われる充填前
に、ピストンロッドが図5で見て左に向かって引き出さ
れ、その結果、ピストン23はシールパッキンとしての
ガイドスリーブ35に接触する端部位置に到達する。そ
れからシリンダ22は充填孔26を介して液圧媒体で充
填される。この充填は場合によっては過圧下で行うこと
もできる。それから充填孔26は球状部材28によって
閉鎖される。
【0034】ピストンロッドは図5で見て右側に向かっ
て移動されると、発泡体29は徐々に弾性的に圧縮され
る。なぜならばシリンダ22内に挿入されているピスト
ンロッド24が液圧媒体を押し退けるからである。つま
りこの発泡体29は容量緩衝体(Volumenpuffer)を形
成する。この容量緩衝体によってシリンダ22内の液圧
媒体は場合によっては恒久的な過圧下においても、液圧
媒体の温度とは無関係に密に保持される。圧縮された発
泡体によってピストンロッド24に液圧的な戻り力が加
えられる。この液圧的な戻り力はピストンロッド24の
ピストン23を、図5で見て左側に向かって左端位置に
移動させるもしくはほぼ左端位置に至るまで移動させ
る。
【0035】図5で見て右側に向かう運動方向の、ピス
トン23およびピストンロッド24の圧縮行程時には、
閉鎖体33と、段付き孔31の環状段部34とによって
形成される逆止弁が開放位置をとるので、僅かな流体力
学的な抵抗しか圧縮行程の妨げとならない。これに対し
て引張り行程時には閉鎖体33と環状段部33とによっ
て形成された逆止弁が閉鎖され、その結果ピストン23
によってシリンダ22内で互いに分離されたシリンダ室
は、ピストン23の外径とシリンダ22の内径との間の
単数もしくは複数の絞り間隙30を介してしか互いに連
通しておらず、引張り行程時には相応して大きい流体力
学的な抵抗が生じる。
【0036】つまり結果として圧縮行程は弱く、引張り
行程は際だってもしくは強く減衰される。
【0037】減衰器7が、図1に相応して配置されてい
て、かつ連結部分8と対応連結部分10とが互いに連結
されていると、ピストン23とピストンロッド24とは
スキーのフレックス運動時にシリンダ22に対して相対
的にガイドされる。スキー端部がスキーのビンディング
領域に対して相対的に上方に向かって移動させられる
と、弱く減衰された圧縮行程が行われる。これに対し
て、スキーのカウンタフレックス運動時には、スキー端
部がスキーのビンディング領域に対して相対的に下方に
向かって移動させられると、強く減衰された引張り行程
が行われる。
【0038】減衰器7が過圧下のもとで液圧媒体で充填
された場合、発泡体29はピストン23ならびにピスト
ンロッド24の全作動位置において多かれ少なかれ圧縮
されている。つまり液圧媒体は常に過圧下に保たれる。
これに相応してシールパッキンとして働くガイドスリー
ブ35も常に過圧によって負荷される。これによりシー
ル部材が常にピストンロッド24もしくはシリンダ22
の隣接し合う面に押し付けられてシール効果を保つので
有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の長手方向断面図である。
【図2】図1のII−II断面線に沿った横断面図であ
る。
【図3】連結部分を斜め上から見た斜視図である。
【図4】対応連結部分を斜め下から見た斜視図である。
【図5】本発明による減衰器の概略的な断面図である。
【符号の説明】
1 スキー、 2 支持部分、 3 保持部分、 4
支持部分、 5 ねじ、 6 スライドガイド、 7
減衰器、 8 連結部分、 9 ガイドプレート、 1
0 対応連結部分、 11 ウェブ、 12 溝、 1
3 縁部、 14 切欠、 15 端部、 16 ロッ
ク部材、 17 ロック用切欠、 18傾斜部、 19
対応傾斜部、 20 係止切欠、 21 ブーツ保持
装置、22 シリンダ、 23 ピストン、 24 ピ
ストンロッド、 25 シリンダ孔、 26 充填開
口、 27 底部、 28 球状部材、 29 発泡
体、 30 絞り間隙、 31 段付き孔、 32 環
状段部、 33 閉鎖体、34 環状段部、 35 ガ
イドスリーブ、 36 底部、 37 ねじ山付き突出
部、 38 ナット、 S 旋回軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー メッサーシュミット ドイツ連邦共和国 ガルミッシュ−パルテ ンキルヒェン ミッテルフェルトシュトラ ーセ 15 (72)発明者 ヨハン シューバウアー ドイツ連邦共和国 ヴァイルハイム メル クシュトラーセ 6ベー (72)発明者 ルートヴィッヒ ヴァーグナー ドイツ連邦共和国 ファルヒャント シュ ールシュトラーセ 10 Fターム(参考) 3J069 AA50 BB01 BB05 EE02 EE20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキー(1)またはこれに類するものの
    フレックス運動を減衰するための装置であって、減衰装
    置(7)が設けられており、該減衰装置(7)が、長手
    方向で減衰抵抗に抗して互いに対して相対的に移動可能
    な2つの減衰部材(シリンダ、ピストンロッド)を有し
    ていて、前記減衰装置(7)がスキーもしくはこれに類
    するものの上面側に配置されている形式のものにおい
    て、 前記減衰部材の一方が、スキーもしくはこれに類するも
    のに堅固に取り付けられたもしくは取り付け可能な第1
    の支持部(2)に堅固に保持されていて、前記減衰部材
    の他方が、別の支持部(4)に連結可能かつ連結解除可
    能に結合されており、該別の支持部材(4)が、長手方
    向で第1の支持部(2)から離されてスキーもしくはこ
    れに類するものに取り付けられているもしくは取り付け
    可能であることを特徴とする、スキーまたはこれに類す
    るもののフレックス運動を減衰するための装置。
  2. 【請求項2】 前記他方の減衰部材が、長手方向で連結
    部材(8)に堅固に結合されていて、該連結部材(8)
    が、2つの終端位置の間で調整可能な、前記別の支持部
    (4)の対応連結部材(10)と協働するようになって
    おり、前記連結部材(8)が、該対応連結部材(10)
    の一方の終端位置において長手方向で前記別の支持部
    (4)に対して相対的に形状接続的に堅固に保持されて
    いて、前記対応連結部材(10)の他方の終端位置にお
    いて長手方向で可動である、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記対応連結部材(10)がスライダと
    して形成されており、該スライダが、一方の終端位置で
    は前記連結部材(8)の爪状部(15)を形状結合的に
    堅固に保持し、他方の終端位置では前記連結部材(8)
    の爪状部(15)を開放するようになっている、請求項
    2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記対応連結部材(10)がターンスラ
    イダとして形成されており、該ターンスライダが、一方
    の終端位置では所定の部分(16)の外周壁で、前記爪
    状部(15)に後方から係合し、長手方向で堅固に保持
    するようになっており、他方の終端位置では外周壁の所
    定の切欠で爪状部(15)を長手方向で開放するように
    なっている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの支持部(2,4)が、減衰装
    置(7)の長手方向寸法よりも大きな間隔をおいてスキ
    ー(1)もしくはこれに類するものに長手方向で堅固に
    保持されている、請求項1から4までのいずれか1項記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 支持部を形成する部材(2,4)が互い
    に対して、スライダ形式で長手方向においてガイドされ
    ている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記連結部材(8)が、スライダ形式で
    少なくとも一方の支持部材(2)でガイドされている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 一方の支持部材(2)が、長手方向で調
    整可能であるようにスキー(1)もしくはこれに類する
    ものに配置されたもしくは取付可能な保持部材(3)に
    堅固に保持されている、請求項1から7までのいずれか
    1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記保持部材(3)と一方の支持部材
    (2)とが一緒に、踵側およびつま先側のブーツ保持装
    置(21)を有するスキービンディングを取り付けるた
    めのベース部を形成している、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 減衰装置(7)が、弱く予加圧されて
    いて、連結部材(8)と対応連結部材(10)とが互い
    に連結可能である一方の状態へクリープするようになっ
    ている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 ピストン・シリンダ装置として形成さ
    れた減衰器(7)のシリンダが、形状接続的にもしくは
    摩擦接続的に、前記一方の支持部材(2)の切欠内に保
    持されている、請求項1から10までのいずれか1項記
    載の装置。
  12. 【請求項12】 前記対応連結部材(10)の両終端位
    置が係留可能である、請求項2から11までのいずれか
    1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 液圧式の減衰器(7)にゲル状または
    ペースト状の液圧媒体が設けられている、請求項1から
    12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれか1項
    に記載した、スキー(1)または滑走板のフレックス運
    動を減衰するための装置であって、減衰装置(7)が設
    けられており、該減衰装置(7)が、長手方向で減衰抵
    抗に抗して互いに対して相対的に移動可能な2つの減衰
    部材(シリンダ、ピストンロッド)を有していて、前記
    減衰装置(7)がスキーもしくはこれに類するものの上
    面側に配置されていて、前記減衰部材のうち一方が、ス
    キーもしくはこれに類するものに堅固に取り付けられた
    もしくは取り付け可能な第1の支持部(2)に保持され
    ていて、前記減衰部材のうち他方が、別の支持部(4)
    に連結可能かつ連結解除可能に接続されており、該別の
    支持部(4)が、長手方向で第1の支持部から離されて
    スキーもしくはこれに類するものに取り付けられている
    もしくは取り付け可能である形式のものにおいて、 減衰器(7)が、スキー(1)または滑走板のカウンタ
    フレックス運動もしくは戻りフレックス運動だけを減衰
    する、もしくは前記運動を強く減衰するようになってい
    ることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか
    1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 ピストン・シリンダユニットとして形
    成された減衰器(7)が、ピストン(23)の一方側に
    配置されたピストンロッド(24)と、シリンダ内に配
    置された圧縮可能な発泡体(29)とを有しており、該
    発泡体(29)が、ピストンロッドの圧縮行程時に圧縮
    され、ピストンロッドの引張り行程時に弾性的に膨張す
    るようになっている、請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ピストン(23)の外径と、前記
    シリンダ(22)の内径との間に絞り間隙(30)もし
    くは絞り開口が形成されているもしくは配置されてい
    る、請求項14または15記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ピストン(23)内に、ピストン
    ロッド(24)の方向に開放する少なくとも1つの逆止
    弁(32,33)が配置されている、請求項14から1
    3までのいずれか1項の装置。
  18. 【請求項18】 前記ピストン(23)を軸線方向に貫
    通する段付き孔(31)と、該段付き孔の直径の広い方
    の部分に配置された弁体(33)とを有する逆止弁(3
    2,33)が形成されており、前記弁体(33)が、弁
    座として作用する段付き孔(31)の環状段部(32)
    と、逆止弁の流出開口に配置された、該流出開口を幾分
    覆う、前記ピストンロッド(24)の縁部(32)との
    間にケージ形式で保持されている、請求項17記載の装
    置。
  19. 【請求項19】 前記シリンダ(22)の、ピストンロ
    ッド(24)とは反対側のシリンダ底部(27)に、該
    シリンダ底部(27)に隣接する発泡体(29)内の軸
    線方向通路に対して同軸的に充填開口(26)が配置さ
    れている、請求項14から18までのいずれか1項記載
    の装置。
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