JP2002195194A - インペラシュラウド - Google Patents

インペラシュラウド

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JP2002195194A
JP2002195194A JP2000391017A JP2000391017A JP2002195194A JP 2002195194 A JP2002195194 A JP 2002195194A JP 2000391017 A JP2000391017 A JP 2000391017A JP 2000391017 A JP2000391017 A JP 2000391017A JP 2002195194 A JP2002195194 A JP 2002195194A
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JP
Japan
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impeller
impeller shroud
shroud
support member
upstream side
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000391017A
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English (en)
Inventor
Ken Kanda
謙 神田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低回転時にインペラの効率が低下しないイン
ペラシュラウドの提供。 【解決手段】 インペラシュラウド(40)を支持する
インペラシュラウド支持部材(50)はケーシング(3
0)のインペラシュラウド支持部(32)の上流側の面
(33)に取り付けられ、そこから上流側に向かって延
伸し、その上流側端部(52)にインペラシュラウドの
上流側端部(42)が取り付けられている。インペラシ
ュラウドの内面(41)の下流側端部とケーシングのイ
ンペラシュラウド支持部の半径方向内側の端面(34)
の間には隙間(S2)が設けられ、空間Aにはインペラ
(20)で圧縮された圧縮空気が入り込む。高回転、高
出力時、インペラシュラウドの内面の下流側端部と対向
するインペラの外縁(29)は共に上流側に移動し隙間
(S1)は低回転、低出力時から増加せず、高回転、高
出力時に適切な隙間になるよう組み立てても低回転、低
出力時に効率低下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】インペラシュラウド、特に遠
心圧縮機のインペラシュラウドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の遠心圧縮機の構造を説明す
る図であって、シャフト10に取り付けられたインペラ
20は図中下方の下流側が半径方向外側に拡大している
が、左下がりのハッチングを付して示されるディスク部
21とその外側に複数個形成されているブレード22か
ら成る。そして、空気は矢印の方向に流れて圧縮され、
圧縮された空気は高温になり、高回転、高出力時には遠
心力も加わり、インペラ20は拡大変形し、ブレード2
2の外縁29の半径方向外側に延びている下流端部は上
流側に移動する。
【0003】インペラシュラウド40がその内面41が
インペラ20のブレード22の外縁29と隙間を介して
平行になるように、インペラシュラウド支持部材60に
支持されて配設されているが、インペラシュラウド支持
部材60はケーシング30のインペラシュラウド支持部
32の図中上方の上流側の面33に取り付けられ、そこ
から下流側に向かって延伸し、その下流側端部61にイ
ンペラシュラウド40の下流側端部43が取り付けられ
ている。したがって、インペラシュラウド40の内面4
1の下流側端部は高温になると下流側に移動する。
【0004】したがって、高回転時には、インペラ20
の外縁27の下端部分は上流側に移動し、インペラシュ
ラウド40の下流側端部43は下流側に移動し、インペ
ラ20のブレード22の外縁27の下端部分とインペラ
シュラウド40の内面41の下流側端部の隙間S1は縮
小する。そのために、組立時には高回転時の隙間を確保
するよう組み立てられ、このため組立時の温度との差が
小さい低回転時には高回転時に比べ前記隙間S1が大き
くなりインペラの効率が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題に鑑み、本発
明は、低回転時にインペラの効率が低下しないようなイ
ンペラシュラウドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、下流側が半径方向外側に拡がるブレードを有し空気
を圧縮するインペラのブレードの外縁に沿って配設され
るインペラシュラウドであって、インペラシュラウド支
持部材を介して固定部材に取り付けられていて、インペ
ラシュラウド支持部材は固定部材に取り付けられた固定
部材側端部から上流側に向かって延伸し、上流側端部に
インペラシュラウドが取り付けられているインペラシュ
ラウドが提供される。このように構成されたインペラシ
ュラウドでは、高回転、高出力時にインペラのブレード
の外縁の下流側端部と対向するインペラシュラウドの内
面は共に上流側に移動する。
【0007】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、インペラシュラウド支持部材に圧縮された空
気が当たるように、固定部材とインペラシュラウドの上
流側端部の間に隙間が設けられているインペラシュラウ
ドが提供される。このように構成されたインペラシュラ
ウドでは、インペラシュラウド支持部材は圧縮空気で加
熱され熱膨張が促進される。
【0008】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、インペラシュラウド支持部材は固定部材側端
部から半径方向内側に傾斜しながら上流側に向かって延
伸しているインペラシュラウドが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1が本発明のインペラシ
ュラウドが組み込まれた遠心圧縮機の構造を説明する図
であって、10がシャフト、20がインペラ、30がイ
ンペラシュラウドであって、シャフト10は細径部11
と太径部12を有し、インペラ20はシャフト10の細
径部11に嵌合されている。インペラ20は下流側が半
径方向外側に拡大しているが、左下がりのハッチングを
付して示されるディスク部21とその外側に複数個形成
されているブレード22から成る。そして、空気は矢印
の方向に流れて圧縮され、圧縮された空気は高温にな
り、高回転、高出力時には遠心力も加わり、インペラ2
0は拡大変形し、ブレード22の半径方向外側に延びて
いる下流端部の外縁は上流側に延びる。
【0010】インペラ20のディスク部21の下流側に
は縮径部分23が設けられ、その周面24は、例えば、
ラビリンスシール15を介して、ケーシング30に接し
ている。そして、インペラ20のディスク部21の上流
側の軸方向端面25が、シャフト10の細径部に螺合す
るナット13の締めつけ力で下流側に押され、インペラ
20のディスク部21の下流側には縮径された端部部分
22の軸方向端面26はシャフト10の太径部12の上
流側の軸方向端面14に当接している。
【0011】そして、インペラシュラウド40がその内
面41がインペラ20のブレード22の外縁29と隙間
S1を介して平行になるように、インペラシュラウド支
持部材50に支持されて配設されている。インペラシュ
ラウド支持部材50は下流側端部51が、ケーシング3
0のインペラシュラウド支持部32の図中上方の上流側
の面34に取り付けられ、そこから上流側に向かって延
伸し、その上流側端部52に、インペラシュラウド40
の上流側部分42が取り付けられている。インペラシュ
ラウド支持部材50は、高温になると上方に延びるの
で、インペラシュラウド40の内面41の下流側端部は
高温になると上流側に移動する。
【0012】また、インペラシュラウド40の内面41
の下流側端部とケーシング30のインペラシュラウド支
持部32の半径方向内側の端面34の間には隙間S2が
設けられていて、インペラシュラウド40とインペラシ
ュラウド支持部材50に囲まれる空間Aにはインペラ2
0で圧縮された圧縮空気が入り込むようにされている。
【0013】そして、インペラ20のブレード22の外
縁29は、高回転、高出力時には遠心力と熱膨張によ
り、上流側に拡大変形するが、この時、インペラシュラ
ウド支持部材50も熱膨張し、上方に向かって延伸する
ので、インペラシュラウド40は上流側に移動するので
インペラシュラウド40の内面41の下流側端部とイン
ペラ20のブレード22の間の隙間S1は縮まらない。
したがって、低回転、低出力時と高回転、高出力時の隙
間S1の大きさが変わらないので、高回転、高出力時に
隙間S1が必要な大きさになるように組み立て、低回
転、低出力時の隙間S1が過大になり低回転、低出力時
の効率が低下することが防止できる。
【0014】
【発明の効果】各請求項に記載のインペラシュラウド
は、下流側が半径方向外側に拡がるブレードを有し空気
を圧縮するインペラのブレードの外縁に沿って配設され
ているが、インペラシュラウド支持部材を介して固定部
材に取り付けられていて、インペラシュラウド支持部材
は固定部材に取り付けられた固定部材側端部から上流側
に向かって延伸し、上流側端部にインペラシュラウドが
取り付けられている。したがって、高回転、高出力時に
インペラのブレードの外縁の下流側端部と対向するイン
ペラシュラウドの内面は共に上流側に移動し、低回転、
低出力時と高回転、高出力時で、両者の間の隙間の減少
が防止され、高回転、高出力時に隙間が必要な大きさに
なるように組み立て、低回転、低出力時の隙間が過大に
なり低回転、低出力時の効率が低下することが防止でき
る。特に、請求項2のように、インペラシュラウド支持
部材に圧縮された空気が当たるように、固定部材とイン
ペラシュラウドの上流側端部の間に隙間が設けられば、
インペラシュラウド支持部材の加熱が促進され、インペ
ラのブレードの外縁の下流側端部と対向するインペラシ
ュラウドの内面の間の隙間の減少の防止が確実におこな
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインペラシュラウドの実施の形態を示
す図である。
【図2】従来技術のインペラシュラウドを示す図であ
る。
【符号の説明】
10…シャフト 20…インペラ 22…ブレード 29…(ブレードの)外縁 30…ケーシング 32…(ケーシングの)シュラウド支持部 40…インペラシュラウド 41…(インペラシュラウドの)内面 50…シュラウド支持部材 60…シュラウド支持部材(従来技術)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下流側が半径方向外側に拡がるブレード
    を有し空気を圧縮するインペラのブレードの外縁に沿っ
    て配設されるインペラシュラウドであって、 インペラシュラウド支持部材を介して固定部材に取り付
    けられていて、 インペラシュラウド支持部材は固定部材に取り付けられ
    た固定部材側端部から上流側に向かって延伸し、上流側
    端部にインペラシュラウドが取り付けられていることを
    特徴とするインペラシュラウド。
  2. 【請求項2】 インペラシュラウド支持部材に圧縮され
    た空気が当たるように、固定部材とインペラシュラウド
    の上流側端部の間に隙間が設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載のインペラシュラウド。
  3. 【請求項3】 インペラシュラウド支持部材は固定部材
    側端部から半径方向内側に傾斜しながら上流側に向かっ
    て延伸していることを特徴とする請求項1に記載のイン
    ペラシュラウド。
JP2000391017A 2000-12-22 2000-12-22 インペラシュラウド Withdrawn JP2002195194A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013543943A (ja) * 2010-10-21 2013-12-09 ターボメカ タービンエンジンの遠心圧縮機のカバーを取り付けるための方法、その方法を実施する圧縮機カバーおよびそのようなカバーが設けられた圧縮機組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013543943A (ja) * 2010-10-21 2013-12-09 ターボメカ タービンエンジンの遠心圧縮機のカバーを取り付けるための方法、その方法を実施する圧縮機カバーおよびそのようなカバーが設けられた圧縮機組立体

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