JP2002194855A - 格子状素材、格子状素材の製造方法および補強方法 - Google Patents

格子状素材、格子状素材の製造方法および補強方法

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JP2002194855A
JP2002194855A JP2000391719A JP2000391719A JP2002194855A JP 2002194855 A JP2002194855 A JP 2002194855A JP 2000391719 A JP2000391719 A JP 2000391719A JP 2000391719 A JP2000391719 A JP 2000391719A JP 2002194855 A JP2002194855 A JP 2002194855A
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yarn
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yarns
alkali
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JP2000391719A
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English (en)
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Kaoru Miyata
薫 宮田
Kazuhiro Ozawa
一宏 小澤
Kazuya Kusunoki
和也 楠
Keiichi Maekawa
恵一 前川
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Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Eneos Corp
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Nippon Mitsubishi Oil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水硬性構造物のヒビ割れや瓦解等の種々の変
形に対して適応性のある補強用格子状素材およびその製
造方法、並びに該格子状素材を用いた水硬性構造物の補
強方法を提供する。 【解決手段】 格子状素材において、縦糸には、各々に
樹脂が含浸された、炭素繊維糸および耐アルカリ性有機
系繊維糸を含み、横糸には、前記炭素繊維糸および前記
有機繊維糸の両方、または前記有機繊維糸のみを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、セメント、モルタ
ル、コンクリート等の水硬性構造物の補強に好適な格子
状素材および該格子状素材を用いた水硬性構造物の補強
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セメント、モルタル、コンクリー
ト等の水硬性構造物の外壁に貼付し、または水硬性構造
物の内部に埋め込んで、構造物の耐震補強等を行うため
の補強材として、メッシュ織物やメッシュ編物が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような補強材とし
て、例えば、特開平7−243150号公報では、横糸
および縦糸が扁平で実質的に撚りがない炭素繊維糸から
なる補強用メッシュ織物が開示され、実開平4−763
1号公報には、固め剤が付与されている炭素繊維糸から
なり横糸と縦糸の交差部を補助糸で保持したメッシュ補
強プレストレスト無機質材が開示されている。
【0004】しかしながら、炭素繊維は、耐火性および
引張り強度には優れるものの、剪断強度や耐衝撃性につ
いては十分とはいえなかった。したがって、炭素繊維単
独で形成した織物を例えば、水硬性構造物の内部に埋め
込んだ場合にヒビ割れが生じたとき、このヒビ割れ部に
生じた剪断力によって、炭素繊維を切断してしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、このような従来技術の課
題を解決し、水硬性構造物のヒビ割れや瓦解等の種々の
変形に対して適応性のある補強用格子状素材およびその
製造方法、並びに該格子状素材を用いた水硬性構造物の
補強方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の格子状素材は、縦糸あるいは横糸が炭素繊
維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構成さ
れ、縦糸と横糸の交差部が目止めされたことを特徴とす
る。この格子状素材は、通常、横糸および縦糸のそれぞ
れが炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸で実質
的に構成される。あるいは、横糸および縦糸の一方が炭
素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構
成され、他方が耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構
成される。本発明の格子状素材の構造は、不織布であ
り、ワリフ、組布等、いずれも選択できるが、特に組布
が好ましい。組布とすることにより、交差部が直線状を
維持できるため、交差部への応力の集中を回避すること
ができる。なお、本明細書において、「実質的に構成さ
れる」とは、炭素繊維糸や耐アルカリ性有機系繊維糸の
特性を損なわない限り、他の材料を含んでもよいことを
意味しており、例えば、後述する目止め用樹脂を含浸し
たり、ガラス繊維などの補助糸を螺旋状に巻き付けてア
ンカー効果でセメントとなじみをよくしたり、補助糸で
カバーリングして目止めしてもよい。
【0007】この組布としては、以下のような構成が挙
げられる。すなわち、横糸と縦糸のそれぞれが炭素繊維
糸および耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成さ
れ、横糸が縦糸で挟まれ、かつ横糸と縦糸の交差部が熱
溶融処理により目止めされているもの、縦糸が炭素繊維
糸および耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成さ
れ、横糸が耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成
され、横糸が前記縦糸で挟まれ、かつ横糸と縦糸の交差
部が熱溶融処理により目止めされているもの、並びに、
縦糸が耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成さ
れ、横糸が炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸
から実質的に構成され、横糸が縦糸で挟まれ、かつ横糸
と縦糸の交差部が熱溶融処理により目止めされているも
のなどが挙げられる。
【0008】好適な組布の構成はたとえば、以下の
(1)〜(5)が挙げられる。
【0009】(1)互いに平行な炭素繊維糸から実質的
に構成される第1の縦糸と、この第1の縦糸に直交し且
つ互いに平行な、炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系
繊維糸とから実質的に構成される横糸と、第1の縦糸と
の間に横糸を挟み込むように、第1の縦糸の各糸間に互
いに平行に設けられた耐アルカリ性有機系繊維糸実質的
に構成される第2の縦糸とを有し、これら第1および第
2の縦糸と横糸との交差部が、熱溶融処理により目止め
されているもの。
【0010】(2)互いに平行な炭素繊維糸から実質的
に構成される第1の縦糸と、第1の縦糸に直交し且つ互
いに平行な、耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構
成される横糸と、この第1の縦糸との間に横糸を挟み込
むように、第1の縦糸の各糸間に互いに平行に設けられ
た耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成される第
2の縦糸とを有し、第1および第2の縦糸と横糸との交
差部が、熱溶融処理により目止めされているもの。
【0011】(3)互いに平行且つ交互に配列した炭素
繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構
成される第1の縦糸と、この第1の縦糸に直交し且つ互
いに平行な、炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維
糸とから実質的に構成される横糸と、この第1の縦糸と
の間に横糸を挟み込むように、第1の縦糸の各糸間に互
いに平行に設けられ且つ交互に配列した炭素繊維糸およ
び耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成される第
2の縦糸とを有し、第1および第2の縦糸と横糸との交
差部が、熱溶融処理により目止めされているもの。
【0012】(4)互いに平行な耐アルカリ性有機系繊
維糸から実質的に構成される第1の縦糸と、この第1の
縦糸に直交し且つ互いに平行な、炭素繊維糸および耐ア
ルカリ性有機系繊維糸とから実質的に構成される横糸
と、この第1の縦糸との間に横糸を挟み込むように、第
1の縦糸の各糸間に互いに平行に設けられた耐アルカリ
性有機系繊維糸から実質的に構成される第2の縦糸とを
有し、これら第1および第2の縦糸と横糸との交差部
が、熱溶融処理により目止めされているもの。
【0013】(5)互いに平行且つ交互に配列した炭素
繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸とから実質的に
構成される第1の縦糸と、この第1の縦糸に直交し且つ
互いに平行な、耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に
構成される横糸と、この第1の縦糸との間に横糸を挟み
込むように、第1の縦糸の各糸間に互いに平行且つ交互
に設けられた炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維
糸から実質的に構成される第2の縦糸とを有し、これら
第1および第2の縦糸と横糸との交差部が、熱溶融処理
により目止めされているもの。
【0014】また、横糸と縦糸の交差部における目止め
は、通常、横糸と縦糸の両方あるいはいずれか一方のみ
が樹脂(ホットメルト樹脂)に含浸されており、該樹脂
により横糸と縦糸の交差部が目止めされる。しかし、目
止め方法は、これに限るものではなく、例えば、低融点
ポリマー糸を横糸および/または縦糸に螺旋状に巻くこ
とにより交差部に供給した目止め剤により目止めした
り、横糸および/または縦糸に予めホットメルト糸を混
繊しておき熱圧着したものでもよい。
【0015】本発明の製造方法は、上記本発明の格子状
素材を製造する方法であり、炭素繊維糸および耐アルカ
リ性有機系繊維糸に樹脂を含浸し乾燥する工程と、左右
両側で1対の耳糸を連続的に供給する工程と、耳糸に互
いに平行な炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸
から実質的に構成される横糸、または耐アルカリ性有機
系繊維糸のみから実質的に構成される横糸を掛け渡して
進行させる工程と、この横糸の進行に合わせて、横糸の
上面に炭素繊維糸または耐アルカリ性有機系繊維糸から
実質的に構成される多数本の第1の縦糸を連続的に供給
するとともに、横糸の下面に炭素繊維糸または耐アルカ
リ性有機系繊維糸から実質的に構成される多数本の第2
の縦糸を、多数本の第1の縦糸の各糸間に連続的に供給
する工程と、第1の縦糸および第2の縦糸により横糸を
挟合する工程と、第1および第2の縦糸が供給される前
または後に横糸を加熱して前記樹脂を溶融する工程と、
第1および第2の縦糸と横糸との交差部を圧着する工程
とを有することを特徴とする。
【0016】本発明の構造物の補強方法は、水硬性構造
物の表面に樹脂を塗布し、上記本発明の格子状素材をそ
の表面に貼付する、または硬化前の水硬性構造物に上記
本発明の格子状素材を埋め込むことを特徴とする。
【0017】本補強方法によれば、水硬性構造物のヒビ
割れや瓦解等のさまざまな変形に対して耐性の高い補
強、補修を行うことができる。そして、耐火性、耐衝撃
性に優れ、ヒビ割れ等が発生しても、それを拡大させず
に保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な態様につい
て更に詳細に説明する。図1は本発明の補強用メッシュ
不織布の一例を示す模式図である。同図において、1
(a〜f)は炭素繊維糸からなる縦糸、2(a〜f)は
耐アルカリ性有機系繊維糸からなる横糸、3(a〜d)
は炭素繊維糸からなる横糸、4(a〜e)は耐アルカリ
性有機系繊維糸からなる縦糸である。また、横糸2,3
および縦糸1,4はいずれも樹脂で固められており、こ
の樹脂により各糸の交差部は熱溶融により圧着、目止め
されている。
【0019】なお、幅が短く、縦に長い水硬性構造物の
場合であって、長手方向の補強のみが求められるような
場合には、炭素繊維の横糸3(a〜d)を耐アルカリ性
有機繊維に置き換えて使用しても良く、コスト的にも好
ましい。このような例を図2に示す。同図において、1
(g〜l)は炭素繊維糸からなる縦糸、2(g〜p)は
耐アルカリ性有機系繊維糸からなる横糸、4(f〜j)
は耐アルカリ性有機系繊維糸からなる縦糸である。この
メッシュ不織布は、横糸として炭素繊維糸を用いないこ
と以外は図1と同じ構成となっている。
【0020】また、図1の補強用メッシュ不織布におい
ては、横糸2,3を、炭素繊維糸からなる第1の縦糸1
(a〜f)と耐アルカリ性有機系繊維糸からなる第2の
縦糸4(a〜e)により挟む構成としているが、第1の
縦糸および第2の縦糸の各々に炭素繊維糸と耐アルカリ
性有機系繊維糸を用いても良い。このような例を図3に
示す。図3のメッシュ不織布は、図1における第1の縦
糸を1本おきに1(b,d,f)、耐アルカリ性有機系
繊維糸4(k,l,m)とし、図1における第2の縦糸
を1本おきに4(b,d)、炭素繊維糸1(m,n)と
したものである。
【0021】また、図1の補強用メッシュ不織布におい
ては、炭素繊維糸からなる第1の縦糸1(a〜f)と耐
アルカリ性有機系繊維糸からなる第2の縦糸4(a〜
e)により横糸2,3を挟む構成としているが、縦糸を
全て耐アルカリ性有機系繊維糸としてもよい。このよう
な例を図4に示す。図4のメッシュ不織布は、図1にお
ける第1の縦糸1(a〜f)を、全て耐アルカリ性有機
系繊維糸4(n〜s)としとしたものである。
【0022】また、図2の補強用メッシュ不織布におい
ては、横糸2(g〜p)を、炭素繊維糸からなる第1の
縦糸1(g〜l)と耐アルカリ性有機系繊維糸からなる
第2の縦糸4(f〜j)により挟む構成としているが、
第1の縦糸および第2の縦糸の各々に炭素繊維糸と耐ア
ルカリ性有機系繊維糸を用いても良い。このような例を
図5に示す。図5のメッシュ不織布は、図2における第
1の縦糸を1本おきに1(h,j,l)、耐アルカリ性
有機系繊維糸4(t,u,v)とし、図2における第2
の縦糸を1本おきに4(g,i)、炭素繊維糸1(o,
p)としたものである。縦糸1,4と横糸2,3が形成
する目の大きさは、通常、約5〜50mmであり、好適
には、10〜20mmである。
【0023】本形態の格子状素材において、縦糸1,4
および横糸2,3は実質的に撚りがないマルチフィラメ
ント糸である。すなわち、糸の長さ1m当たりに1ター
ン程度未満となっている。縦糸1,4および/または横
糸2,3に撚りをかける場合は、糸の長さ1m当たりに
10〜25ターン程度が好ましく、特に炭素繊維糸は、
糸の長さ4cmあたり1回転程度以下の繊維束となって
いる。
【0024】また、炭素繊維糸と有機系繊維糸との本数
の比は、用途により異なるが、好ましくは炭素繊維糸:
有機系繊維糸を1:1〜1:2とする。なお、図1の例
では1:1となっている。
【0025】炭素繊維糸の本数がこれ以下であると十分
な強度や耐火性が発揮されず、耐アルカリ性有機系繊維
糸の本数がこれ以下であるとコンクリートに生じるひび
割れが生じる際の耐衝撃性が低下する。
【0026】縦糸1,4と横糸2,3に含浸する樹脂
は、作業性を向上するため、硬化後にある程度の柔軟性
を有するものが好ましく、例えば、ウレタン樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテルエーテルケ
トン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の熱可塑
性樹脂や、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポ
リイミド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙
げられる。また、水硬性構造物の補強面が平面であり、
格子状素材により平面状に補強する場合には、ポリアク
リル酸樹脂や酢酸ビニル樹脂、カルボキシメチルセルロ
ース樹脂などの固い樹脂を使用してもよい。
【0027】交差部の接着性を向上するためには、低融
点ナイロン、低融点ポリエステル、ナイロン、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の低融点ポリマ
ーが挙げられ、特に共重合ナイロンによる低融点ナイロ
ンは接着力が大きいので好ましい。これらのポリマー
は、上記熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂と混合して用
いても低融点ポリマー糸として、縦糸1,4および横糸
2,3に螺旋状に巻きつけてもよい。
【0028】樹脂の含浸量は、格子状素材全体が均一に
含浸され、目止めの目的が達成されればよく、格子状素
材に対して5〜80重量%、好ましくは15〜60重量
%である。また、低融点ポリマーの使用量は、1〜50
g/m2 程度が好ましい。
【0029】次に、炭素繊維糸について詳述する。縦糸
1および横糸3は炭素繊維からなる糸であり、これらの
炭素繊維糸は耐火性に優れ引張り強度が高く繊維量が少
量でも十分な補強効果が得られる。また、吸水すること
がなく、アルカリに対しても侵されることはない。した
がって、セメントに埋め込んで使用しても、炭素繊維は
劣化することはなく、長年補強効果を発揮することがで
きる。炭素繊維糸にはポリアクリルニトリル系やピッチ
系炭素繊維などがあるが、剪断強度の高いポリアクリル
ニトリル系炭素繊維等が特に好ましい。また、炭素繊維
糸のフィラメント数は5,000〜30,000本、繊
度は300〜20,000デニールであることが好まし
い。使用する炭素繊維としては、その引張強度が350
0MPa以上、引張弾性率が180GPa以上のものが
好ましい。
【0030】次に、耐アルカリ性有機系繊維糸について
詳述する。縦糸4および横糸2は耐アルカリ性有機系繊
維からなる糸であり、これらの有機系繊維糸は、特に、
長期間劣化することなく、高い剪断強度および、優れた
耐衝撃性を維持し得るものが好ましく、例えば、ビニロ
ン繊維、アラミド繊維が好ましい。
【0031】また、有機系繊維糸のフィラメント数は2
00〜10,000本、繊度は1000〜20,000
デニールであることが好ましい。
【0032】次に、本形態の格子状素材の製造について
詳述する。本形態の格子状素材は、上記本発明の製造方
法において、横糸2を一対の耳糸の内、一方の耳糸側ボ
ビンより供給して他方の耳糸にかけて織り返し、次に、
横糸3を前記他方の耳糸側ボビンより供給して前記一方
の耳糸にかけて織り返し、これらの操作を繰り返して進
行させることにより製造することができる。横糸の上面
および下面に供給した縦糸1,4で挟み込むことで単純
な装置構成により容易に炭素繊維糸:有機系繊維糸が
1:1の格子状素材を製造することができる。
【0033】交差部の熱融着は、加熱ローラにより格子
状素材の上下から押圧して熱圧着している。これによ
り、縦糸1,4および横糸2,3は扁平な断面形状とな
るので、交差部の接着面積が増大して良好な接着力を保
つことができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)炭素繊維糸(東レ製、トレカT700S−
12K)および耐アルカリ性有機系繊維糸(クラレ製、
1800d)にウレタンからなる樹脂を25重量%の割
合で含浸した。
【0035】ついで、樹脂含浸した炭素繊維および耐ア
ルカリ性有機系繊維糸を上述の方法で不織布として巻取
り機で巻き取り、炭素繊維:耐アルカリ性有機系繊維糸
が1:1の図1に示される格子状素材を作製した。格子
の目開きが1cmであった。普通ポルトランドセメン
ト:ケイ砂:水=1:2:0.6からなるモルタルを深
さ20mmの型に流し込んだのち、作製した格子状素材
を深さ1mmで埋め込んだ。7日間養生した後、以下の
方法により曲げ試験と衝撃性能試験および耐火試験を行
った。結果を表1に示す。
【0036】<曲げ試験>格子状素材を埋め込んだモル
タル板を幅400mm、長さ500mm、厚さ20mm
で切り出し、JIS A1408-1995 の建築用ボード
類の曲げおよび衝撃試験方法に準拠し、格子状素材で補
強した面が下になるように水平に置き、スパン40cm
で曲げ試験を行った。
【0037】<衝撃試験>前記の曲げ試験と同様に、J
IS A1408-1995 の建築用ボード類の曲げおよび
衝撃試験方法に準拠し、スパン30cmの対辺単純支持
装置に、格子状素材で補強した面が下になるように水平
に置き、500gの球形おもりを50cmの高さから衝
突させて破壊状態を観察した。結果は、◎:ひび割れは
発生せず、○:裏面にのみひび割れが認められる、×:
表面から裏面にかけてひび割れが認められる、の3段階
で示した。また、繊維の切断状態も観察した。
【0038】<耐火試験>2ケ月間乾燥したモルタル板
を90×90cmに切り出し、耐火試験を実施した。試
験はJIS A1304-1994 の建築構造部分の対価試
験方法に準拠して1時間加熱(925℃)を行い、表面
から裏面にかけて貫通するひび割れ発生の有無を観察し
た。結果は、○:ひび割れは発生せず、×:ひび割れが
発生した、の2段階で示した。
【0039】(実施例2)炭素繊維糸(東レ製、トレカ
T700S−12K)および耐アルカリ性有機系繊維糸
(クラレ製、1800d)に酢酸ビニル系樹脂を50重
量%の割合で含浸した。作製した格子状素材を実施例1
と同様の方法でモルタルに埋め込み、曲げ試験と耐衝撃
試験を行った。結果を表1に示す。
【0040】(比較例1)炭素繊維糸(東レ製、トレカ
T700S−12K)および耐アルカリ性有機系繊維糸
(クラレ製、1800d)を樹脂含浸せず、横糸にホッ
トメルト糸として低融点ナイロン(300デニールを4
本)を螺旋状に巻き付けて添加し、製織後、加熱処理す
ることで縦糸と横糸の交差部を接着した。
【0041】作製した格子状素材を実施例1と同様の方
法でモルタルに埋め込み、曲げ試験と衝撃試験を行っ
た。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】次に、モルタル板の裏面に格子状素材をエ
ポキシ樹脂で接着して補強した場合について衝撃試験を
行った。モルタル板は、前記の実施例1と同様の作り方
で、格子状素材を埋め込まずに、厚さ20mmの無補強
板を作成した。
【0044】(格子状素材の接着)1週間養生したモル
タル板を32×32cmに切り出し、格子状素材をエポ
キシ樹脂で接着した。エポキシ樹脂は、コニシ(株)製
の常温硬化型エポキシ樹脂(E2500)を使用し、モ
ルタル板に下塗りとして150g/m2 の割合で樹脂を
塗布した後、格子状素材を乗せ、上塗りとして150g
/m2 の割合で樹脂を塗布した後、1週間養生した。
【0045】(衝撃試験)前記の衝撃試験と同様に、J
IS A1408-1995 の建築用ボード類の曲げおよび
衝撃試験方法に準拠し試験した。なお、500gの球形
おもりを100cmの高さから衝突させて破壊状態を観
察した。結果は、◎:ひび割れは発生せず、○:裏面に
のみひび割れが認められる、×:表面から裏面にかけて
ひび割れが認められる、の3段階で示した。また、繊維
の切断状態も観察した。
【0046】(実施例3)実施例1で用いた格子状素材
を、モルタル板にエポキシ樹脂で接着し、衝撃試験を行
った結果、表2に示すように、ひび割れの進展が押さえ
られ、モルタル板は割れなかった。
【0047】(比較例2)比較例1で用いた格子状素材
を、モルタル板にエポキシ樹脂で接着し、衝撃試験を行
った結果、表2に示すように、炭素繊維が、ひび割れ部
の剪断により切断され、ひび割れが進展したため、モル
タル板に大きな貫通ひびを生じた。
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水硬性構造物の耐火性を向上させるとともに、耐衝撃強
度を向上してヒビ割れの伸展を押さえることができ、建
築物等における水硬性構造物のヒビ割れ、落下防止、耐
火性向上を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の格子状素材の一例を示す模式図。
【図2】 本発明の格子状素材の他の例を示す模式図。
【図3】 本発明の格子状素材の更に他の例を示す模式
図。
【図4】 本発明の格子状素材の更に他の例を示す模式
図。
【図5】 本発明の格子状素材の更に他の例を示す模式
図。
【符号の説明】
1(a〜p),3(a〜d):炭素繊維糸、2(a〜
p),4(a〜v):耐アルカリ性有機系繊維糸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 一宏 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地日石三菱 株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 楠 和也 大阪市中央区久太郎町2丁目4番31号倉敷 紡績株式会社製品・資材部内 (72)発明者 前川 恵一 大阪市中央区久太郎町2丁目4番31号倉敷 紡績株式会社製品・資材部内 Fターム(参考) 2E164 AA05 AA11 CB11 3B154 AA09 AA14 AA16 AB20 BA32 BB62 BD18 DA03 DA06 DA28 4L033 AA05 AA08 AA09 AB03 AC11 AC15 CA28 CA50

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦糸あるいは横糸が炭素繊維糸および耐
    アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構成され、縦糸と横
    糸の交差部が目止めされたことを特徴とする格子状素
    材。
  2. 【請求項2】 横糸および縦糸のそれぞれが炭素繊維糸
    および耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の格子状素材。
  3. 【請求項3】 横糸および縦糸の一方が炭素繊維糸およ
    び耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構成され、他方
    が耐アルカリ性有機系繊維糸で実質的に構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の格子状素材。
  4. 【請求項4】 横糸と縦糸のそれぞれが炭素繊維糸およ
    び耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成され、前
    記横糸が前記縦糸で挟まれ、かつ横糸と縦糸の交差部が
    熱溶融処理により目止めされていることを特徴とする請
    求項1〜2記載の格子状素材。
  5. 【請求項5】 縦糸が炭素繊維糸および耐アルカリ性有
    機系繊維糸から実質的に構成され、横糸が耐アルカリ性
    有機系繊維糸から実質的に構成され、前記横糸が前記縦
    糸で挟まれ、かつ横糸と縦糸の交差部が熱溶融処理によ
    り目止めされていることを特徴とする請求項3記載の格
    子状素材。
  6. 【請求項6】 縦糸が耐アルカリ性有機系繊維糸から実
    質的に構成され、横糸が炭素繊維糸および耐アルカリ性
    有機系繊維糸から実質的に構成され、前記横糸が前記縦
    糸で挟まれ、かつ横糸と縦糸の交差部が熱溶融処理によ
    り目止めされていることを特徴とする請求項1〜2記載
    の格子状素材。
  7. 【請求項7】 互いに平行な炭素繊維糸から実質的に構
    成される第1の縦糸(1)と、この第1の縦糸(1)に
    直交し且つ互いに平行な、炭素繊維糸および耐アルカリ
    性有機系繊維糸とから実質的に構成される横糸(2,
    3)と、 第1の縦糸(1)との間に横糸(2,3)を挟み込むよ
    うに、第1の縦糸(1)の各糸間に互いに平行に設けら
    れた耐アルカリ性有機系繊維糸実質的に構成される第2
    の縦糸(4)とを有し、 これら第1および第2の縦糸(1,4)と横糸(2,
    3)との交差部が、熱溶融処理により目止めされている
    ことを特徴とする格子状素材。
  8. 【請求項8】 互いに平行な炭素繊維糸から実質的に構
    成される第1の縦糸(1)と、第1の縦糸(1)に直交
    し且つ互いに平行な、耐アルカリ性有機系繊維糸から実
    質的に構成される横糸(2)と、 この第1の縦糸(1)との間に横糸(2)を挟み込むよ
    うに、第1の縦糸(1)の各糸間に互いに平行に設けら
    れた耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成される
    第2の縦糸(4)とを有し、 第1および第2の縦糸(1,4)と横糸(2)との交差
    部が、熱溶融処理により目止めされていることを特徴と
    する格子状素材。
  9. 【請求項9】 互いに平行且つ交互に配列した炭素繊維
    糸および耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成さ
    れる第1の縦糸(1,4)と、この第1の縦糸(1,
    4)に直交し且つ互いに平行な、炭素繊維糸および耐ア
    ルカリ性有機系繊維糸とから実質的に構成される横糸
    (2,3)と、 この第1の縦糸(1,4)との間に横糸(2,3)を挟
    み込むように、第1の縦糸(1,4)の各糸間に互いに
    平行に設けられ且つ交互に配列した炭素繊維糸および耐
    アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成される第2の
    縦糸(1,4)とを有し、 第1および第2の縦糸(1,4)と横糸(2,3)との
    交差部が、熱溶融処理により目止めされていることを特
    徴とする格子状素材。
  10. 【請求項10】 互いに平行な耐アルカリ性有機系繊維
    糸から実質的に構成される第1の縦糸(4)と、この第
    1の縦糸(4)に直交し且つ互いに平行な、炭素繊維糸
    および耐アルカリ性有機系繊維糸とから実質的に構成さ
    れる横糸(2,3)と、 この第1の縦糸(4)との間に横糸(2,3)を挟み込
    むように、第1の縦糸(4)の各糸間に互いに平行に設
    けられた耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成さ
    れる第2の縦糸(4)とを有し、 これら第1および第2の縦糸(4)と横糸(2,3)と
    の交差部が、熱溶融処理により目止めされていることを
    特徴とする格子状素材。
  11. 【請求項11】 互いに平行且つ交互に配列した炭素繊
    維糸および耐アルカリ性有機系繊維糸とから実質的に構
    成される第1の縦糸(1,4)と、この第1の縦糸
    (1,4)に直交し且つ互いに平行な、耐アルカリ性有
    機系繊維糸から実質的に構成される横糸(2)と、 この第1の縦糸(1,4)との間に横糸(2)を挟み込
    むように、第1の縦糸(1,4)の各糸間に互いに平行
    且つ交互に設けられた炭素繊維糸および耐アルカリ性有
    機系繊維糸から実質的に構成される第2の縦糸(1,
    4)とを有し、 これら第1および第2の縦糸(1,4)と横糸(2)と
    の交差部が、熱溶融処理により目止めされていることを
    特徴とする格子状素材。
  12. 【請求項12】 前記横糸と縦糸の両方あるいはいずれ
    か一方のみが樹脂に含浸されており、該樹脂により横糸
    と縦糸の交差部が目止めされていることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれか1項に記載の格子状素材。
  13. 【請求項13】 耐アルカリ性有機系繊維糸が、ビニロ
    ン繊維束であることを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の格子状素材。
  14. 【請求項14】 炭素繊維糸および耐アルカリ性有機系
    繊維糸に樹脂を含浸し乾燥する工程と、 左右両側で1対の耳糸を連続的に供給する工程と、 前記耳糸に互いに平行な炭素繊維糸および耐アルカリ性
    有機系繊維糸から実質的に構成される横糸、または耐ア
    ルカリ性有機系繊維糸のみから実質的に構成される横糸
    を掛け渡して進行させる工程と、 この横糸の進行に合わせて、横糸の上面に炭素繊維糸ま
    たは耐アルカリ性有機系繊維糸から実質的に構成される
    多数本の第1の縦糸を連続的に供給するとともに、横糸
    の下面に炭素繊維糸または耐アルカリ性有機系繊維糸か
    ら実質的に構成される多数本の第2の縦糸を、多数本の
    第1の縦糸の各糸間に連続的に供給する工程と、 第1の縦糸および第2の縦糸により横糸を挟合する工程
    と、 第1および第2の縦糸が供給される前または後に横糸を
    加熱して前記樹脂を溶融する工程と、 第1および第2の縦糸と横糸との交差部を圧着する工程
    とを有することを特徴とする格子状素材の製造方法。
  15. 【請求項15】 水硬性構造物の表面に樹脂を塗布する
    工程と、 請求項1〜13のいずれか1項に記載の格子状素材を前
    記樹脂を塗布された水硬性構造物の表面に貼付する工程
    とを有することを特徴とする構造物の補強方法。
  16. 【請求項16】 硬化前の水硬性構造物に、請求項1〜
    13のいずれか1項に記載の格子状素材を埋め込むこと
    を特徴とする構造物の補強方法。
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