JP2002193909A - 殺菌性フェニルアミジン誘導体 - Google Patents

殺菌性フェニルアミジン誘導体

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JP2002193909A
JP2002193909A JP2001236990A JP2001236990A JP2002193909A JP 2002193909 A JP2002193909 A JP 2002193909A JP 2001236990 A JP2001236990 A JP 2001236990A JP 2001236990 A JP2001236990 A JP 2001236990A JP 2002193909 A JP2002193909 A JP 2002193909A
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alkylthio
haloalkoxy
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JP2001236990A
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Vincent Gerusz
バンサン・ジエルユ
Darren James Mansfield
ダレン・ジエイムズ・マンスフイールド
Jose Perez
ジオゼ・ペレ
Jean-Pierre Vors
ジヤン−ピエール・ボール
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Aventis CropScience SA
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C261/00Derivatives of cyanic acid
    • C07C261/04Cyanamides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/52Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing groups, e.g. carboxylic acid amidines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07C257/00Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines
    • C07C257/10Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines with replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group by nitrogen atoms, e.g. amidines
    • C07C257/12Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines with replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group by nitrogen atoms, e.g. amidines having carbon atoms of amidino groups bound to hydrogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規殺菌性フェニルアミジン誘導体それらを
含む殺菌剤組成物、ならびにそれらを施用する段階を有
する真菌抑制方法を提供する。 【解決手段】 一般式Iの殺菌性化合物(例えば、N−
メチル−N′−メチル−[4−(3−tert−ブチル
フェノキシ)−2,5−キシリル]ホルムアミジン)お
よびそれの塩:

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な殺菌性フェ
ニルアミジン誘導体、それらの製造方法およびそれらを
含む殺菌性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】WO95/22532は、除草剤として
特許請求されている置換フェニルトリアゾリノン類に関
するものであり、特には下記式Aの化合物を開示してい
るが、その明細書には特性決定データはない。
【0003】
【化2】
【発明が解決しようとする課題】その要約書、組成物に
関する特許請求の範囲および用途に関する特許請求の範
囲は、そのような化合物の除草剤としての使用について
言及しているのみであり、実際にその明細書の説明は、
その発明を除草活性データのみで裏付けている。ある種
の化合物が殺菌剤活性を示すことに言及する文章が明細
書にあるが、殺菌剤活性に関するデータは提供されてい
ない。どの化合物が殺菌剤活性であるかに関しては何も
示されておらず、化合物Aが殺菌活性である可能性があ
ることを示唆する内容もない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ある種の
フェニルアミジン類が殺菌活性を有することを認めた。
従って本発明は、一般式(I)の化合物およびそれの塩
の殺菌剤としての使用を提供する。
【0005】
【化3】 式中、 ・Rは、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、アシル、炭素環、複素環、シア
ノおよび水素から選択され; ・RおよびRは同一でも異なっていても良く、R
について定義の基;シアノ;アシル;−OR、−NR
もしくは−SRであり;RおよびR は同一
でも異なっていても良く、それぞれ置換されていても良
いアルキル、アルケニル、アルキニル、アシル、炭素
環、複素環およびシアノから選択され;あるいは ・RとRまたはRとRが、連結する原子ととも
に、置換されていても良い環を形成していても良く; ・Rは、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、炭素環、複素環;水酸基;メル
カプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シアノ;アシル;
置換されていても良いアミノ;シアネート;チオシアネ
ート;−SF;−OR;−SRおよび−Si(R
から選択され;Rはアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、炭素環または複素環であって、それらはそれ
ぞれ置換されていても良く; ・mは0〜3であり; ・存在する場合にRは、他のRと同一でも異なって
いても良く、Rについて定義のいずれかの基であり; ・Rは置換されていても良い炭素環または複素環であ
り; ・Aは直接結合、−O−、−S(O)−、−NR
−、−CR=CR−、−C≡C−、−A−、−
−A−、−O−(A−O−、−O−
(A−、−A−、−A−、−AO−、−A
S(O)−、−A−、−OA−、−NR
−、−OA−A−、−OA−C(R)=C(R
)−、−S(O)−、−A−A−、−A
−A−C(R)=N−N=CR−、−A−A
−C(R)=N−X−X−、−A−A−A
−、−A−A−N(R)−、−A−A−X−
CH−、−A−A−A−、−A−A−CH
−X−、−A−A−C(R)=N−X−X
−X−、−A−X−C(R)=N−、−A−X
−C(R)=N−N=CR−、−A−X−C(R
)=N−N(R)−、−A −X−A−X−、
−A−O−A−、−A−O−C(R)=C(R
)−、−A−O−N(R)−A−N(R
−、−A−O−N(R)−A−、−A−N(R
)−A−N(R)−、−A−N(R)−A
−、−A−N(R)−N=C(R)−、−A
−、−A−A −、−A−NR−、−A
−X−、−A−A−A−X−、−O−A
−N(R)−A−、−CR=CR−A−X
−、−C≡C−A−X−、−N=C(R)−A
−X−、−C(R)=N−N=C(R)−、−
C(R)=N−N(R)−、−(CH−O−
N=C(R)−または−X−A−N(R)−であ
り;上記において −nは0、1または2であり; −kは1〜9であり; −Aは−CHRであり; −Aは−C(=X)−であり; −Aは−C(R)=N−O−であり; −Aは−O−N=C(R)−であり; −XはOまたはSであり; −XはO、S、NRまたは直接結合であり; −XはO、NRまたは直接結合であり; −Xは水素、−C(=O)−、−SO−または直接
結合であり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、シアノ、アシル、水酸基、アルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキルま
たはフェニル;あるいは水素またはハロゲンであり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、炭素環
または複素環;あるいは水素であり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
良く、置換されていても良いアルキル、置換されていて
も良い炭素環もしくは複素環、水素またはアシルである
か;あるいはA上の2個のR基が連結原子と一体とな
って、5〜7員環を形成しており;連結部Aの右側に描
かれた部分はRに結合しており;あるいは−A−R
およびRがベンゼン環Mと一体となって、置換されて
いても良い縮合環系を形成している。
【0006】
【発明の実施の形態】好ましくはRは、アルキル、ア
ルケニル、アルキニルまたはアシル(これらはそれぞれ
アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン
もしくは置換されていても良いフェニル(好ましくは、
それぞれ1〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロア
ルキル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチ
オあるいはハロゲンで置換されていても良いフェニル)
で置換されていても良い)であり、あるいはシアノまた
は水素である。Rは特には、C〜C10アルキル
(例:メチル)または水素である。
【0007】好ましくはRおよびRは、同一でも異
なっていても良く、それぞれアルコキシ、ハロアルコキ
シ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されていても
良いフェニル(好ましくは、それぞれ1〜5個の炭素原
子を有するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロ
アルコキシまたはアルキルチオあるいはハロゲンで置換
されていても良いフェニル)で置換されていても良いア
ルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、あるいは
水素またはアルキルカルボニルである。同一でも異なっ
ていても良いRおよびRは特には、C〜C10
ルキル(例:メチルまたはエチル)あるいは水素であ
る。
【0008】好ましくはRは、それぞれアルコキシ、
ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換
されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ炭素
原子数1〜5のアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいはハロゲンに
よって置換されていても良いフェニル)によって置換さ
れていても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニ
ル;あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ま
しくは、−C(=O)R、−C(=S)Rまたは−
S(O)であり;Rはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アミ
ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもし
くはアルキルチオで置換されていても良いフェニル;フ
ェニルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環であ
る);アルコキシ;ハロアルコキシ;あるいはアルキル
チオである。Rは特にはC〜C10アルキル(例:
メチルまたはエチル)あるいはハロゲンである。
【0009】好ましくはmは0または1であり、特には
1である。
【0010】存在する場合にはRは好ましくは、上記
の好ましいRについて定義された基である。Rは特
には、C〜C10アルキルまたはハロゲンである。
【0011】存在する場合にはR基は特には、環Mの
5位で結合している。
【0012】好ましくはAは、直接結合、−O−、−S
(O)−、−O(A−、−S(O)−、
−NR−、−A−、−OA−、−OA−A
−、−NR−または−O(AO−である。特
にはAは、直接結合、−O−、−S−、−NR−、−
CHR−または−O−CHR−である。特にはAは
直接結合または−O−である。
【0013】存在する場合にRは、それぞれアルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水素である(Rは特に
は、C〜C10アルキルまたは水素である)。
【0014】存在する場合にRは、それぞれアルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水酸基;ハロゲン;シア
ノ;アシル;アルコキシ;ハロアルコキシ;アルキルチ
オ;または水素である(Rは特には、C〜C10
ルキルまたは水素である)。
【0015】好ましくはAは、ベンゼン環Mの4位に結
合している。
【0016】好ましくはRは、置換されていても良い
フェニルまたは置換されていても良い芳香族複素環であ
る[好ましくは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジ
アゾリル(特には1,2,4−チアジアゾリル)、ピリ
ジルまたはピリミジニルである]。
【0017】置換されている場合Rは、同一でも異な
っていても良い1以上の置換基で置換されていても良
く、該置換基は、それぞれ置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素環;水
酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シア
ノ;アシル;置換されていても良いアミノ;シアネー
ト;チオシアネート;−SF;−OR;−SR
よび−Si(Rという好ましいリストから選択す
ることができ;Rは、それぞれ置換されていても良い
アルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素
環である。
【0018】R上の置換基の好ましいリストは、水酸
基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ましくは−C(=
O)R、−C(=S)Rまたは−S(O)
あり;Rはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルア
ミノ、ジアルキルアミノあるいはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオ
によって置換されていても良いフェニル;フェニルオキ
シ、フェニルチオ、炭素環、複素環である);アミノ;
アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;アルキル;ハロア
ルキル;RO−アルキル;アシルオキシアルキル;シ
アノオキシアルキル;アルコキシ;ハロアルコキシ;ア
ルキルチオ;アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されていても
良い炭素環(好ましくはシクロヘキシルまたはシクロペ
ンチル);ならびにアルキル、ハロアルキル、アルコキ
シ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されて
いても良いベンジルである。
【0019】好ましい実施態様において本発明は、・R
が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニルはア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、
アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されていて
も良い)によって置換されていても良いアルキル、アル
ケニルまたはアルキニルであるか、あるいは水素であ
り;・RおよびRが同一でも異なっていても良く、
本実施態様においてRについて定義の通りであるか;
あるいはアルコキシ、アルコキシアルコキシ、ベンジル
オキシ、シアノまたはアルキルカルボニルであり;・R
が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニルはア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、
アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されていて
も良い)によって置換されていても良いアルキル、アル
ケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水酸基;ハ
ロゲン;シアノ;アシル(好ましくは、−C(=O)R
、−C(=S)Rまたは−S(O)であり;
はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアル
コキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルアミノ、
ジアルキルアミノまたはアルキル、ハロアルキル、アル
コキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換さ
れていても良いフェニル;フェニルオキシ、フェニルチ
オ、炭素環、複素環である)であり;・mが0または1
であり;・存在する場合にはRが、本実施態様におい
てRについて定義された基であり;・Aが、直接結
合、−O−、−S−、−NR−、−CHR−または
−O−CHR−であり;存在する場合にはRが、ア
ルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンま
たはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコ
キシ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換され
てても良いフェニルによって置換されていても良いアル
キル、アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは
水素であり;Rが、本実施態様においてRについて
定義の基であるか、あるいは水酸基;ハロゲン;シア
ノ;アシル;アルコキシ;ハロアルコキシまたはアルキ
ルチオであり;・Aがベンゼン環Mの4位に結合してお
り;・Rが、同一でも異なっていても良い1以上の置
換基で置換されていても良いフェニルまたは芳香族複素
環であり、該置換基は、水酸基;ハロゲン;シアノ;ア
シル(好ましくは−C(=O)R、−C(=S)R
または−S(O)であり;Rはアルキル、ハロ
アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチ
オ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノあ
るいはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアル
コキシもしくはアルキルチオによって置換されていても
良いフェニル、あるいはフェニルオキシ、フェニルチ
オ、炭素環、複素環である);アミノ;アルキルアミ
ノ;ジアルキルアミノ;アルキル;ハロアルキル;R
O−アルキル;アシルオキシアルキル;シアノオキシア
ルキル;アルコキシ;ハロアルコキシ;アルキルチオ;
アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ
もしくはアルキルチオで置換されていても良い炭素環
(好ましくはシクロヘキシルまたはシクロペンチル);
ならびにアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア
ルコキシもしくはアルキルチオで置換されていても良い
ベンジルというリストから選択され得る一般式(I)の
化合物およびそれの塩の殺菌剤としての使用を提供す
る。
【0020】アルキル基は直鎖または分岐であり、好ま
しくは炭素原子数1〜10、特には1〜7、詳細には1
〜5である。
【0021】アルケニル基またはアルキニル基は直鎖ま
たは分岐であり、好ましくは炭素原子数2〜7であっ
て、共役していても良い3個以下の二重結合または三重
結合を有していても良く、例えばビニル、アリル、ブタ
ジエニルまたはプロパルギルなどがある。
【0022】炭素環基は飽和、不飽和または芳香族であ
ることができ、環原子3〜8個を有することができる。
好ましい飽和炭素環基はシクロプロピル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルである。好ましい不飽和炭素環
基は3個以下の二重結合を有する。好ましい芳香族炭素
環基はフェニルである。炭素環系という用語も同様に解
釈すべきである。さらに、炭素環系という用語には、例
えばナフチル、フェナントリル、インダニルおよびイン
デニルなどの炭素環基のいずれかの縮合した組合せが含
まれる。
【0023】複素環基は、飽和、不飽和または芳香族で
あることができ、3〜7個の環原子を有することがで
き、そのうちの4個以下が窒素、酸素および硫黄などの
ヘテロ原子であることができる。複素環の例としては、
フリル、チエニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニ
ル、イミダゾリル、ジオキソラニル、オキサゾリル、チ
アゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ
ジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、
イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリ
ル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジ
ル(およびピリジルN−オキサイド)、ピペリジニル、
ジオキサニル、モルホリノ、ジチアニル、チオモルホリ
ノ、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラ
ジニル、スルホラニル、テトラゾリル、トリアジニル、
アゼピニル、オキソアゼピニル、チオアゼピニル、ジア
ゼピニルおよびチアゾリニルがある。
【0024】さらに、複素環という用語には縮合複素環
が含まれ、例えばベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾ
リル、イミダゾピリジニル、ベンゾオキサジニル、ベン
ゾチアジニル、オキサゾロピリジニル、ベンゾフラニ
ル、キノリニル、キナゾリニル、キノキザリニル、ジヒ
ドロキナゾリニル、ベンゾチアゾリル、フタルイミド、
ベンゾフラニル、ベンゾジアゼピニル、インドリルおよ
びイソインドリルなどがある。複素環系という用語も同
様に解釈すべきである。
【0025】置換されている場合のアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、炭素環または複素環基は、同一または
異なっていても良い1以上の置換基によって置換されて
いても良く、水酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハ
ロゲン;シアノ;アシル;アルコキシカルボニル;置換
されていても良いアミノカルボニル;置換されていても
良いアミノ;置換されていても良いアンモニオ;置換さ
れていても良い炭素環;置換されていても良い複素環;
シアネート;チオシアネート;−SF;−OR;−
SR;−SORおよび−Si(Rという好ま
しいリストから選択することができ;Rは、それぞれ
置換されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、炭素環または複素環である。炭素環基または複素環
基の場合、上記リストにさらに、それぞれ置換されてい
ても良いアルキル、アルケニルおよびアルキニルも含ま
れる。アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基上
の好ましい置換基には、それぞれ1〜5個の炭素原子を
有しているアルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキル
チオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェニ
ルがある。炭素環基または複素環基上の好ましい置換基
は、それぞれ炭素原子数1〜5個を有するアルキル、ハ
ロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキ
ルチオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェ
ニルである。
【0026】いずれかの炭素環基または複素環基におけ
るアルキル基または不飽和環の炭素の場合、リストに
は、置換されていても良いアミノ、Rもしくは−OR
(R は上記で定義の通りである)によって置換され
ていても良いオキソまたはイミノなどの2価の基が含ま
れる。好ましい基は、オキソ、イミノ、アルキルイミ
ノ、オキソイミノ、アルキルオキソイミノまたはヒドラ
ゾノである。
【0027】置換されていて適切な場合にアミノ基は、
置換されていても良いアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、炭素環もしくは複素環、置換されていても良
いアミノ基、−OR(Rは上記で定義の通りであ
る)およびアシル基というリストから選択される同一で
も異なっていても良い1個もしくは2個の置換基によっ
て置換されていても良い。別形態として、2個の置換基
がそれらが結合している窒素とともに、複素環基、好ま
しくは5〜7員の複素環基を形成していても良く、その
基は置換されていても良く、他のヘテロ原子を有してい
ても良く、例えばモルホリノ、チオモルホリノまたはピ
ペリジニルなどがある。
【0028】アシルという用語には、硫黄およびリン含
有酸ならびにカルボン酸の残基などがある。代表的には
その残基は、一般式−C(=X)R、−S(O)
および−P(=X)(OR)(OR)に包含
され;その場合の適切なXはOまたはSであり、R
はR、−OR、−SR、置換されていても良いア
ミノまたはアシルについて定義の通りであり、pは1ま
たは2である。好ましい基は、−C(=O)R、−C
(=S)Rおよび−S(O)であり;Rは、
それぞれ置換されていても良いアルキル、C〜C
ルコキシ、C〜Cアルキルチオ、フェニル、フェニ
ルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環またはアミノ
である。
【0029】本発明の化合物の錯体は通常、式MAnま
たはMAnの塩から形成され、Mは銅、マンガン、コ
バルト、ニッケル、鉄または亜鉛などの金属カチオンで
あり、Anは塩素イオン、硝酸イオンまたは硫酸イオン
などのアニオンである。
【0030】本発明の化合物が酸化されていても良い窒
素原子を有する場合、そのような化合物のN−オキサイ
ドも本発明の一部である。
【0031】本発明の化合物がE異性体およびZ異性体
として存在する場合、本発明には個々の異性体ならびに
それらの混合物が含まれる。
【0032】本発明の化合物が互変異異性体として存在
する場合、本発明には個々の互変異体ならびにそれらの
混合物が含まれる。
【0033】本発明の化合物が光学異性体として存在す
る場合、本発明には個々の異性体ならびにラセミ混合物
のようなそれらの混合物が含まれる。
【0034】本発明の化合物は、特に穀類のウドンコ病
(Erysiphe graminis)およびブドウのベト病(Plasmop
ara viticola)、米イモチ病(Pyricularia oryzae)、
穀類の眼状斑点(Pseudocercosporella herpotrichoide
s)、米紋枯病(Pellicularia sasakii)、灰色カビ病
(Botrytis cinerea)、立枯病(Rhizoctonia solan
i)、小麦赤さび病(Puccinia recondita)、晩発性ト
マトまたはジャガイモべと病(Phytophthora infestan
s)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)およびグル
ームブロッチ(Leptosphaeria nodorum)などの植物の
真菌疾患に対する殺菌剤としての活性を有する。当該化
合物が活性を有し得る他の真菌には、他のウドンコ病、
他のさび病ならびに不完全菌類、子嚢菌類、藻菌類およ
び担子菌類起源の他の一般的病原菌などがある。
【0035】本発明はさらに、感染した部位または感染
を受けやすい部位での真菌抑制方法であって、その部位
に式Iの化合物を投与する段階を有する方法をも提供す
るものである。
【0036】本発明はさらに、農業的に許容される希釈
剤または担体との混合で式Iの化合物を含む農業用組成
物をも提供するものである。
【0037】本発明の組成物は当然のことながら、本発
明の化合物を複数種類含むことができる。
【0038】さらに前記組成物は、例えば植物成長調節
剤、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、抗微生物剤ま
たは抗細菌剤特性を有することが知られている化合物な
どの1以上の別の有効成分を含有することができる。別
形態として本発明の化合物は、他の有効成分と同時、順
次または交互に使用することができる。
【0039】本発明の組成物中の希釈剤または担体は、
適宜に例えば分散剤、乳化剤または湿展剤などの界面活
性剤とともに使用して固体または液体であることができ
る。好適な界面活性剤には、例えば長鎖脂肪酸の金属カ
ルボキシレートなどのカルボキシレート;N−アシルサ
ルコシネート;リン酸と脂肪族アルコールエトキシレー
トもしくはアルキルフェノールエトキシレートとのモノ
またはジエステルあるいはそのようなエステルの塩;ド
デシル硫酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウムま
たはセチル硫酸ナトリウムなどの脂肪族アルコール硫酸
塩;エトキシル化脂肪族アルコール硫酸エステル;エト
キシル化アルキルフェノール硫酸エステル;硫酸リグニ
ン類;石油スルホン酸塩;スルホン酸アルキルベンゼン
またはスルホン酸ブチル−ナフタレンなどの硫酸低級ア
ルキルナフタレンなどのスルホン酸アルキル−アリー
ル;スルホン化ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;スルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;あるいは例えばオレイン酸とN−メチルタウリンの
スルホン化縮合生成物などのスルホン酸アミド類などの
より複雑なスルホネート類;コハク酸ジオクチルのスル
ホン酸ナトリウム塩のようなスルホコハク酸ジアルキ
ル;例えばクエン酸アルキルポリグリコシドまたは酒石
酸材料などのアルキルグリコシド類およびアルキルポリ
グリコシド材料の酸誘導体ならびにそれらの金属塩;あ
るいはクエン酸のモノ、ジもしくはトリアルキルエステ
ル類およびそれらの金属塩などのアニオン性化合物など
がある。
【0040】ノニオン系薬剤には、脂肪酸エステル類、
脂肪族アルコール類、脂肪酸アミド類または脂肪族アル
キルもしくはアルケニル置換フェノール類とエチレンお
よび/またはプロピレンオキサイドとの縮合生成物;ソ
ルビタン脂肪酸エステル類などの多価アルコールエーテ
ル類の脂肪族エステル類;ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類などのそのようなエステル類とエチ
レンオキサイドとの縮合生成物;アルキルグリコシド
類、アルキルポリグリコシド材料;エチレンオキシドお
よびプロピレンオキサイドのブロック共重合体;2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ール、エトキシル化アセチレン系グリコール類などのア
セチレン系グリコール類;アクリル系グラフト共重合
体;アルコキシル化シロキサン系界面活性剤;あるいは
1−ヒドロキシエチル−2−アルキルイミダゾリンなど
のイミダゾリン型界面活性剤などがある。
【0041】カチオン系界面活性剤の例としては、例え
ば酢酸塩、ナフテン酸塩またはオレイン酸塩としての脂
肪族モノ、ジまたは多価アミン;アミンオキサイド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミンまたはポリオキシプロ
ピレンアルキルアミンなどの含酸素アミン;カルボン酸
とジまたは多価アミンとの縮合によって製造されるアミ
ド連結アミン;あるいは4級アンモニウム塩などがあ
る。
【0042】本発明の組成物は、農薬の製剤に関して当
業界で公知のいかなる形も取ることができ、例えば液
剤、エアロゾル、分散液、水系乳濁液、微細乳濁液、分
散性濃縮液、散粉粉剤、種子処理剤、燻蒸剤、燻煙剤、
分散性粉体、乳剤、粒剤または含浸片などがある。さら
にそれは、直接施用に適した形であることができるか、
あるいは施用前に好適な量の水その他の希釈剤での希釈
を必要とする濃縮液または一次組成物とすることができ
る。
【0043】分散性濃縮液は、1以上の界面活性剤およ
び/または重合体材料とともに1以上の水混和性または
半水混和性溶媒に溶かした本発明の化合物を含むもので
ある。その製剤を水に加えると有効成分が結晶化する
が、そのプロセスは界面活性剤および/またはポリマー
によって抑制され、微細な分散液が得られる。
【0044】散粉粉剤は、固体の粉末状希釈剤(例:カ
オリン)と十分に混和し、粉砕した本発明の化合物を含
む。
【0045】乳剤は、水混和性溶媒中に溶かした本発明
の化合物を含み、乳化剤存在下に水に加えると乳濁液ま
たは微細乳濁液を形成する。
【0046】顆粒固体は、散粉粉剤で用いることができ
るものと同様の希釈剤と共に本発明の化合物を含むもの
であるが、その混合物は公知の方法によって造粒されて
いる。別の形態として、それには例えばフラー土、アタ
パルジャイト、シリカまたは石灰砂などの前形成顆粒担
体上に吸収またはコーティングした有効成分を含む。
【0047】水和剤、粒剤または粗粒は通常、好適な界
面活性剤ならびにクレーまたは珪藻土などの不活性粉末
希釈剤との混合で有効成分を含む。
【0048】別の好適な濃縮物は、化合物を水その他の
液体、界面活性剤および懸濁剤とともに粉砕することで
形成されるフロアブル懸濁液である。
【0049】植物に施用される本発明の組成物中の有効
成分の濃度は好ましくは、0.0001〜1.0重量
%、特には0.0001〜0.01重量%の範囲内であ
る。一次組成物では、有効成分の量は多様であり、例え
ば組成物の5〜95重量%であることができる。
【0050】使用に際して本発明の化合物は、種子、植
物またはそれらの生育地に施用する。そうして当該化合
物は、条播前、条播時または条播後に土壌に直接施用し
て、土壌中に活性化合物が存在することで、種子を攻撃
し得る真菌の成長を抑制することができる。土壌を直接
処理する場合、活性化合物は、噴霧したり、固体粒剤を
散播したり、あるいは種子と同じ筋に有効成分を挿入す
ることで条播と同時に有効成分を施用する等によって、
活性化合物が土壌と十分に混和されるような形で施用す
ることができる。好適な施用量は5〜1000g/ヘク
タール、より好ましくは10〜500g/ヘクタールの
範囲内である。
【0051】別法として、例えば真菌が植物上に出現し
始めた時点で、あるいは予防手段として真菌出現前に、
散布または散粉することで、活性化合物を植物に直接施
用することができる。いずれの場合も、好ましい施用形
態は、茎葉散布によるものである。植物成長の初期段階
は植物が最も大きい損害を受け得る時であることから、
その時期に真菌を十分に抑制することが重要である。噴
霧剤や粉体には簡便には、必要と考えられる場合に、発
芽前または発芽後除草剤を含有させることができる。場
合によっては、植付け前または植付け時に植物の根、球
根、塊茎その他の成長性珠芽を処理することが実務的で
あり、例えば好適な液体または固体組成物に根を浸漬す
る。活性化合物を植物に直接施用する場合、好適な施用
量は0.025〜5kg/ヘクタール、好ましくは0.
05〜1kg/ヘクタールである。
【0052】さらに本発明の化合物は、収穫した果実、
野菜または種子に施用して、保存時の感染を予防するこ
とができる。
【0053】さらに本発明の化合物は、真菌および/ま
たは除草剤に対する耐性などの形質を示すよう遺伝的に
変化させた植物またはそれの一部に施用することができ
る。
【0054】さらに本発明の化合物は、森林および公衆
衛生用途での真菌感染の処理に用いることができる。さ
らに本発明の化合物は、家畜における真菌感染の処理に
用いることができる。
【0055】本発明の化合物は、公知のように、各種方
法にて製造することができる。
【0056】一般式Iの化合物は、図式1に従って一般
式IIの化合物から製造することができる。そのような
反応物は、供給業者から入手することができるか、ある
いは当業者には明らかな方法によって製造することがで
きる。概して、本発明の化合物の製造に使用される全て
の原料は、市販されているか、あるいは当業者が公知の
方法によって製造することができる。そのような方法は
例えば、文献、特許、「ケミカル・アブストラクツ」、
電子データベースまたはインターネット上にある。
【0057】
【化4】図式1 以下の反応条件を用いて変換を行うことができる。
【0058】a)Rが水素の場合、POClまたは
SOCl存在下にH(C=O)NHRとの反応によ
る。
【0059】b)EtOCH=NR10またはEtSC
H=NR10との反応(R10はアルキルまたは−CN
などの基である)。
【0060】c)さらに、R10がシアノの場合、3級
アミン存在下に加熱することで、一般式Iの化合物をR
に関して定義の他の基に変換することができる。
【0061】このような反応は当業者には公知であり、
例えばマーチの著作(J. March, Advanced Organic Che
mistry, IV edition, pp. 1276 sqq)などの一般的な参
考書に従って行うことができる。
【0062】一般式IIの化合物は、例えば図式2に示
したベンジルオキシカルボニル基など、窒素から好適な
保護基を脱離させることで、一般式IIIの化合物から
製造することができる。好ましい反応条件は、20%2
N HCl水溶液を含む80%ジオキサン中の化合物I
II溶液の加熱である。他の標準的な方法は当業者には
明らかであろう。
【0063】
【化5】図式2 一般式IIIの化合物は、図式3に従って一般式IVの
化合物から製造することができる。以下の反応条件を用
いて、その変換を行うことができる。
【0064】a)例えば水素化ナトリウムなどの強塩基
による式IVの化合物の処理と、それに続く例えばR’
−BrまたはR’−I(R’はアルキルを表す)などの
アルキル化剤による処理。
【0065】b)ピリジンまたはトリエチルアミンなど
の弱塩基存在下での塩化アシルによる処理。
【0066】他の標準的な方法は当業者には明らかであ
ろう。
【0067】
【化6】図式3 一般式IVの化合物は、図式4に従って一般式Vの化合
物から製造することができる。好ましい反応条件は、ア
ルコール系溶媒中室温での(BuOC=O) Oとの
反応を含むものである。BuOC=Oに代わる保護基
は、これら一連の反応に関する当業者には明らかであろ
う。
【0068】
【化7】図式4 一般式Vの化合物は、反応図式5に従って式VIの化合
物中のニトロ基を還元することで製造することができ
る。好ましい反応条件では、濃塩酸中塩化第一スズとの
反応を行う。
【0069】
【化8】図式5 式Vaの化合物、すなわちAが直接結合である一般式V
の化合物は、反応図式6に従って製造することができ、
その図式においてXは脱離基である。
【0070】
【化9】図式6 式Vbの化合物、すなわちRがハロゲンである一般式
Vの化合物は、図式7に従って製造することができ、そ
の図式においてXはハロゲンを表す。Rが臭素の場
合、好ましい反応条件では、好適な溶媒中で臭素ととも
に撹拌する工程を行う。
【0071】
【化10】図式7 式Vcの化合物、すなわちAがNHC(=O)−である
一般式Vの化合物;式Vdの化合物、すなわちAが直接
結合であり、Rが置換されていても良いフタルイミド
であり、そのフタルイミド基の3位および4位をつなぐ
曲線は置換されていても良い炭素環を表す式Vの化合
物;ならびに式Veの化合物、すなわちAが直接結合で
あり、Rが同一でも異なっていても良い1以上の基R
によって2位および5位で置換されていても良いピロリ
ルである一般式Vの化合物は、反応図式8に示した方法
に従って式VIIの化合物から製造することができる。
式VIIのある種の化合物の場合、Rに対してオルト
であるアミノ基の保護/脱保護を行って、収率を高める
必要がある場合がある。
【0072】
【化11】図式8 式VIaの化合物、すなわちAがA基である一般式V
Iの化合物は、反応図式9に従って、式VIIIの化合
物を式IXの化合物と反応させることで製造することが
できる。Aは、化合物VIIIにおいて塩基性条件下
でアニオンを形成する基である。別の形態としてA
は、塩基性の1級または2級窒素原子である。X
脱離基、好ましくはハロゲンである。Aが酸素である
場合、好ましい反応条件では、VIIIを水素化ナトリ
ウムで処理し、次にIXを加える工程を行う。Aが硫
黄である場合、好ましい反応条件では、エチルジイソプ
ロピルアミンなどの3級アミン塩基存在下にVIIIを
IXと反応させる工程を行う。Aが−CHR−であ
る場合、好ましい反応条件では、低温でジメチルホルム
アミド中にてVIIIをカリウムtert−ブトキシド
で処理する工程を行う。Aが塩基性窒素原子である場
合、塩基は必要ない。
【0073】
【化12】図式9 式VIbの化合物、すなわちAがA基である一般式V
Iの化合物は、反応図式10に従って、式Xの化合物を
式XIの化合物と反応させることで製造することができ
る。Aは、化合物Xにおいて塩基性条件下でアニオン
を形成する基である。Xは脱離基、好ましくはハロゲ
ンである。好ましい塩基性条件では、Xを炭酸カリウム
または水素化ナトリウムと反応させ、次にXIを加える
工程を行う。
【0074】
【化13】図式10 式VIcの化合物、すなわちAがOである一般式VIの
化合物は、図式11に従って、式XIIの化合物を式X
IIIのボロン酸と反応させることで製造することがで
きる。好ましい反応条件では、酢酸銅およびトリエチル
アミンと反応させる工程を行う。
【0075】
【化14】図式11 式VIdの化合物、すなわちAが直接結合である式VI
の化合物は、式XIVの化合物から反応図式12に従っ
て製造することができ、図式においてXは脱離基、好
ましくはハロゲンである。
【0076】
【化15】図式12 Aが直接結合であり、Rが複素環である式VIの化合
物は、当業者には公知の各種方法を用いて製造すること
ができる(例えば、カトリツキーらの著作(Comprehens
ive Heterocyclic Chemistry, Vols 1-7, A. R. Katrit
zky and C. W.Rees)参照))。例を挙げると、1,
2,4−オキサジアゾール−3−イル基(化合物VI
e)および1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基
(化合物VIf)を有する式VIの化合物を得る経路を
図式13および14に示してある。
【0077】
【化16】図式13
【0078】
【化17】図式14 原料および中間体の製造方法のように、他の方法につい
ては当業者には明らかであろう。
【0079】さらに本発明の化合物は、化学的方法の併
用によって製造することが可能である。
【0080】
【実施例】以下、実施例において本発明を説明する。単
離された新規化合物の構造は、NMR、質量分析および
/または他の適切な分析法によって確認した。プロトン
NMRスペクトラム(H NMR)は重クロロホルム
中で測定し、化学シフト(δ)はテトラメチルシランか
ら低磁場側へのppmで表している。
【0081】実施例1:N−メチル−N’−メチル−
[4−(3−tert−ブチルフェノキシ)−2,5−
キシリル]ホルムアミジン(化合物2、以下の表1参
照)。
【0082】段階a)からの生成物(1.0g)および
N−メチルホルムアミジン(0.25g)のオルトジク
ロロベンゼン(5mL)溶液に、塩化チオニル(0.4
6g)を加えた。溶液を65℃で3時間加熱し、冷却し
て室温とした。トリエチルアミンと次に水を加え、生成
物を酢酸エチルで抽出した。有機相を炭酸水素ナトリウ
ム溶液で洗浄し、溶媒留去して乾固させた。粗生成物を
フラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題
化合物を淡黄色油状物として得た(0.60g)。
【0083】原料の製造 段階a):N−メチル−[4−(3−tert−ブチル
フェノキシ)−2,5−キシリル]アニリンの製造 段階b)からの生成物(4.8g)をジオキサン(50
mL)および2N塩酸(15mL)に溶かし、溶液を1
時間加熱還流した。冷却後、混合物を水に投入し、2N
水酸化ナトリウム溶液で中和した。生成物を酢酸エチル
で抽出し、水で1回洗浄し、濃縮して褐色油状物を得
た。それは静置することで結晶化して、標題化合物が得
られた(3.15g)。
【0084】段階b)N−メチル−N−tert−ブト
キシカルボニル−[4−(3−tert−ブチル−フェ
ノキシ)−2,5−キシリル]アニリンの製造 段階c)からの生成物(4.7g)のジメチルホルムア
ミド(70mL)溶液に0℃で、水素化ナトリウム
(0.54g、鉱油中60%)を加え、混合物をその温
度で1時間撹拌した。ヨウ化メチル(1.9g)を滴下
し、溶液を4時間撹拌した。反応混合物を水(500m
L)に投入し、エーテルで抽出した。合わせたエーテル
抽出液を水、ブラインで1回洗浄し、硫酸マグネシウム
で脱水し、濾過し、濃縮乾固して、標題化合物(4.8
5g)を褐色油状物として得た。
【0085】段階c):N−tert−ブトキシカルボ
ニル−[4−(3−tert−ブチルフェノキシ)−
2,5−キシリル]アニリンの製造 段階d)からの生成物(8.1g)およびトリエチルア
ミン(4.5g)のメタノール(100mL)溶液に、
tert−ブトキシカルボニル無水物(13.7g)の
メタノール(20mL)溶液を滴下した。溶液を室温で
1時間撹拌し、溶媒留去して乾固させた。水を加え、生
成物を酢酸エチルで抽出し、水で1回洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して褐色油状物を得
た。標題化合物をフラッシュクロマトグラフィーによっ
て精製して、無色固体を得た(9.0g)。
【0086】段階d):4−(3−tert−ブチルフ
ェノキシ)−2,5−キシリジンの製造 塩化第一スズ(10.8g)の濃塩酸(24mL)およ
びエタノール(50mL)中混合物を撹拌しながら、そ
れに下記の段階e)からの生成物(2.46g)を加
え、混合物を75℃で2時間加熱した。冷却後、水酸化
カリウム溶液を冷却しながらゆっくり加えた。混合物を
ジエチルエーテルで抽出し(3回)、合わせた抽出液を
ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過
し、溶媒留去によって乾固させて粗残留物を得た。それ
について、石油エーテル(沸点60〜80℃)/酢酸エ
チル(3:1)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラ
フィー精製を行って、標題生成物を得た。
【0087】段階e):2−ニトロ−5−(3−ter
t−ブチルフェノキシ)−p−キシレンの製造 水素化ナトリウム(オイル中60%分散品0.4g)の
脱水N−メチルピロリジノン(10mL)懸濁液に、3
−tert−ブチルフェノール(1.62g)をゆっく
り加えた。発泡が停止した時点で、3−クロロ−6−ニ
トロ−p−キシレン(1.85g)を加え、混合物を1
20〜40℃で5時間撹拌した。冷却後、混合物を水に
投入し、混合物をジエチルエーテルで抽出した(3
回)。合わせたエーテル抽出液を硫酸マグネシウムで脱
水し、濾過し、溶媒留去して、標題化合物を固体として
得た。
【0088】以下の式Iaの化合物(表1参照)、すな
わち−A−Rがアミジン部分に対してパラである一般
式Iの化合物を、実施例1の方法と同様の方法によって
製造することができる。
【0089】
【化18】
【0090】
【表1】表1 注:H=水素;Me=メチル;Et=エチル;CN=シ
アノ;n=直鎖;m=メタ;t=ターシャリー;p=パ
ラ。
【0091】
【表2】表2 分析データ 注:プロトンNMRスペクトラム(H NMR)は重
クロロホルム中で測定し、化学シフト(δ)はテトラメ
チルシランから低磁場側へのppmで表している。質量
分析データ(MS)はAPI+法を用いて得た。
【0092】試験例 以下の植物疾病の1以上に対する活性について、化合物
を評価した。
【0093】・Erysiphe graminis f.sp.tritici:小麦
ウドンコ病; ・Puccinia recondita:小麦赤さび病; ・Septoria nodorum:小麦セプトリア・ノドラム(sept
oria nodorum); ・Septoria tritici:小麦セプトリア・トリティシ(se
ptoria tritici); ・Pyrenophora teres:大麦網状汚斑(net blotch)。
【0094】1以上の湿展剤を含む所望の濃度の本発明
の化合物の水系液剤または分散液を、噴霧または試験植
物の稈基の浸漬のいずれか適当な方によって施用した。
所定時間後、植物または植物部分に適切な試験病原体を
接種し、植物の成長および疾病進行を維持する上で好適
な管理された環境条件下に維持した。適切な時間後、植
物の罹患部分の感染程度を肉眼で推定した。500pp
m(w/v)以下の濃度で、以下の化合物が、未処理試
験との比較で下記に記載の真菌疾病に対して65%以上
の抑制を示す。
【0095】Erysiphe graminis f.sp.tritici:5、1
0;Leptosphaeria nodorum :10;Pyrenophora teres :10。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジオゼ・ペレ フランス国、69009・リヨン、シユマン・ ドウ・モンペラ、9 (72)発明者 ジヤン−ピエール・ボール フランス国、69009・リヨン、シユマン・ ドウ・モンペラ、16 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA03 AB03 4H011 AA01 BA01 BB06 BC03 BC04 BC06 BC07 BC18 DA14 DC05 DD03 DE15

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌剤としての下記一般式Iの化合物お
    よび該化合物の塩。 【化1】 [式中、 ・Rは、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
    ルケニル、アルキニル、アシル、炭素環、複素環、シア
    ノおよび水素から選択され; ・RおよびRは同一でも異なっていても良く、R
    について定義の基;シアノ;アシル;−OR、−NR
    もしくは−SRであり;RおよびR は同一
    でも異なっていても良く、それぞれ置換されていても良
    いアルキル、アルケニル、アルキニル、アシル、炭素
    環、複素環およびシアノから選択され;あるいは ・RとRまたはRとRが、連結する原子ととも
    に、置換されていても良い環を形成していても良く; ・Rは、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
    ルケニル、アルキニル、炭素環、複素環;水酸基;メル
    カプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シアノ;アシル;
    置換されていても良いアミノ;シアネート;チオシアネ
    ート;−SF;−OR;−SRおよび−Si(R
    から選択され;Rはアルキル、アルケニル、ア
    ルキニル、炭素環または複素環であって、それらはそれ
    ぞれ置換されていても良く; ・mは0〜3であり; ・存在する場合にRは、他のRと同一でも異なって
    いても良く、Rについて定義のいずれかの基であり; ・Rは置換されていても良い炭素環または複素環であ
    り; ・Aは直接結合、−O−、−S(O)−、−NR
    −、−CR=CR−、−C≡C−、−A−、−
    −A−、−O−(A−O−、−O−
    (A−、−A−、−A−、−AO−、−A
    S(O)−、−A−、−OA−、−NR
    −、−OA−A−、−OA−C(R)=C(R
    )−、−S(O)−、−A−A−、−A
    −A−C(R)=N−N=CR−、−A−A
    −C(R)=N−X−X−、−A−A−A
    −、−A−A−N(R)−、−A−A−X−
    CH−、−A−A−A−、−A−A−CH
    −X−、−A−A−C(R)=N−X−X
    −X−、−A−X−C(R)=N−、−A−X
    −C(R)=N−N=CR−、−A−X−C(R
    )=N−N(R)−、−A −X−A−X−、
    −A−O−A−、−A−O−C(R)=C(R
    )−、−A−O−N(R)−A−N(R
    −、−A−O−N(R)−A−、−A−N(R
    )−A−N(R)−、−A−N(R)−A
    −、−A−N(R)−N=C(R)−、−A
    −、−A−A −、−A−NR−、−A
    −X−、−A−A−A−X−、−O−A
    −N(R)−A−、−CR=CR−A−X
    −、−C≡C−A−X−、−N=C(R)−A
    −X−、−C(R)=N−N=C(R)−、−
    C(R)=N−N(R)−、−(CH−O−
    N=C(R)−または−X−A−N(R)−であ
    り;上記において −nは0、1または2であり; −kは1〜9であり; −Aは−CHRであり; −Aは−C(=X)−であり; −Aは−C(R)=N−O−であり; −Aは−O−N=C(R)−であり; −XはOまたはSであり; −XはO、S、NRまたは直接結合であり; −XはO、NRまたは直接結合であり; −Xは水素、−C(=O)−、−SO−または直接
    結合であり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
    良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
    ニル、アルキニル、シアノ、アシル、水酸基、アルコキ
    シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキルま
    たはフェニル;あるいは水素またはハロゲンであり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
    良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
    ニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、炭素環
    または複素環;あるいは水素であり; −Rは他のいずれのRとも同一でも異なっていても
    良く、置換されていても良いアルキル、置換されていて
    も良い炭素環もしくは複素環、水素またはアシルである
    か;あるいはA上の2個のR基が連結原子と一体とな
    って、5〜7員環を形成しており;連結部Aの右側に描
    かれた部分はRに結合しており;あるいは−A−R
    およびRがベンゼン環Mと一体となって、置換されて
    いても良い縮合環系を形成している。]
  2. 【請求項2】 Rが、それぞれアルコキシ、ハロアル
    コキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されてい
    ても良いフェニルによって置換されていても良いアルキ
    ル、アルケニル、アルキニルまたはアシル;あるいはシ
    アノまたは水素である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが、それぞれアルコキシ、ハロアル
    コキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここ
    で、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭素原子を有するア
    ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシも
    しくはアルキルチオまたはハロゲンで置換されていても
    良い)で置換されていても良いアルキル、アルケニルま
    たはアルキニル;あるいは水素である請求項2に記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】 RがC〜C10アルキルまたは水素
    である請求項1ないし3のいずれかに記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Rがメチルまたは水素である請求項1
    ないし4のいずれかに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 RおよびRが同一でも異なっていて
    も良く、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アルキ
    ルチオ、ハロゲンもしくは置換されていても良いフェニ
    ルによって置換されていても良いアルキル、アルケニル
    またはアルキニル;あるいは水素またはアルキルカルボ
    ニルである請求項1ないし5のいずれかに記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】 RおよびRが同一でも異なっていて
    も良く、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アルキ
    ルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニルは
    それぞれ1〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロア
    ルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキル
    チオまたはハロゲンで置換されていても良い)で置換さ
    れていても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニ
    ル;あるいは水素またはアルキルカルボニルである請求
    項1ないし6のいずれかに記載の化合物。
  8. 【請求項8】 RおよびRが同一でも異なっていて
    も良く、C〜C アルキルまたは水素である請求項
    1ないし7のいずれかに記載の化合物。
  9. 【請求項9】 RおよびRが同一でも異なっていて
    も良く、メチルまたは水素である請求項1ないし8のい
    ずれかに記載の化合物。
  10. 【請求項10】 Rが、それぞれアルコキシ、ハロア
    ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されて
    いても良いフェニルによって置換されていても良いアル
    キル、アルケニルまたはアルキニル;あるいは水酸基;
    ハロゲン;シアノ;アシル;アルコキシ;ハロアルコキ
    シ;あるいはアルキルチオである請求項1ないし9のい
    ずれかに記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Rが、それぞれアルコキシ、ハロア
    ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(こ
    こで、フェニルはそれぞれ炭素原子数1〜5のアルキ
    ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもしく
    はアルキルチオまたはハロゲンによって置換されていて
    も良い)によって置換されていても良いアルキル、アル
    ケニルまたはアルキニル;あるいは水酸基;ハロゲン;
    シアノ;アシル;アルコキシ;ハロアルコキシ;あるい
    はアルキルチオである請求項1ないし10のいずれかに
    記載の化合物。
  12. 【請求項12】 Rが、それぞれアルコキシ、ハロア
    ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置換されてい
    ても良いフェニルによって置換されていても良いアルキ
    ル、アルケニルまたはアルキニル;水酸基;ハロゲン;
    シアノ;−C(=O)R、−C(=S)Rまたは−
    S(O)であって、Rがアルキル、ハロアルキ
    ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アミ
    ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはアル
    キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、フ
    ェニルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環もしくは
    アルキルチオによって置換されていても良いフェニルで
    あるもの;アルコキシ;ハロアルコキシ;あるいはアル
    キルチオである請求項1ないし11のいずれかに記載の
    化合物。
  13. 【請求項13】 RがC〜C10アルキルまたはハ
    ロゲンである請求項1ないし12のいずれかに記載の化
    合物。
  14. 【請求項14】 Rがメチルまたはエチルまたはハロ
    ゲンである請求項1ないし13のいずれかに記載の化合
    物。
  15. 【請求項15】 mが0または1である請求項1ないし
    14のいずれかに記載の化合物。
  16. 【請求項16】 存在する場合にRが、請求項10な
    いし14のいずれかにおいてRについて定義された基
    である請求項1ないし15のいずれかに記載の化合物。
  17. 【請求項17】 存在する場合にRが、環Mの5位で
    結合している請求項1ないし16のいずれかに記載の化
    合物。
  18. 【請求項18】 Aが、直接結合、−O−、−S(O)
    −、−O(A −、−S(O)−、−NR
    −、−A−、−OA−、−OA−A−、
    −NR−または−O(AO−である請求項1な
    いし17のいずれかに記載の化合物。
  19. 【請求項19】 Aが、直接結合、−O−、−S−、−
    NR−、−CHR −または−O−CHR−である
    請求項1ないし18のいずれかに記載の化合物。
  20. 【請求項20】 Aが直接結合または−O−である請求
    項1ないし19のいずれかに記載の化合物。
  21. 【請求項21】 存在する場合にRが、それぞれアル
    コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもし
    くは置換されていても良いフェニルによって置換されて
    いても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルであ
    るか;あるいは水素である請求項1ないし20のいずれ
    かに記載の化合物。
  22. 【請求項22】 存在する場合にRが、それぞれアル
    コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
    はフェニル(ここで、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
    ハロアルコキシもしくはアルキルチオまたはハロゲンに
    よって置換されていても良い)によって置換されていて
    も良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
    か;あるいは水素である請求項1ないし21のいずれか
    に記載の化合物。
  23. 【請求項23】 存在する場合にRがC〜C10
    ルキルまたは水素である請求項1ないし22のいずれか
    に記載の化合物。
  24. 【請求項24】 存在する場合にRが、それぞれアル
    コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
    は置換されていても良いフェニルによって置換されてい
    ても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
    か;あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル;アル
    コキシ;ハロアルコキシ;アルキルチオ;または水素で
    ある請求項1ないし23のいずれかに記載の化合物。
  25. 【請求項25】 存在する場合にRが、それぞれアル
    コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
    はフェニル(ここで、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
    ハロアルコキシもしくはアルキルチオまたはハロゲンに
    よって置換されていても良い)によって置換されていて
    も良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
    か;あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル;アル
    コキシ;ハロアルコキシ;アルキルチオ;または水素で
    ある請求項1ないし24のいずれかに記載の化合物。
  26. 【請求項26】 存在する場合にRが、C〜C10
    アルキルまたは水素である請求項1ないし25のいずれ
    かに記載の化合物。
  27. 【請求項27】 Aがベンゼン環Mの4位に結合してい
    る請求項1ないし26のいずれかに記載の化合物。
  28. 【請求項28】 Rが、置換されていても良い芳香族
    複素環である請求項1ないし27のいずれかに記載の化
    合物。
  29. 【請求項29】 Rが、置換されていても良いチアゾ
    リル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジルまた
    はピリミジニルである請求項1ないし28のいずれかに
    記載の化合物。
  30. 【請求項30】 Rが、置換されていても良い1,
    2,4−チアジアゾリルである請求項1ないし29のい
    ずれかに記載の化合物。
  31. 【請求項31】 置換されている場合にRが、同一で
    も異なっていても良い1以上の置換基で置換されていて
    も良く、該置換基は、それぞれ置換されていても良いア
    ルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素
    環;水酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;
    シアノ;アシル;置換されていても良いアミノ;シアネ
    ート;チオシアネート;−SF;−OR;−SR
    および−Si(Rというリストから選択すること
    ができ;Rが、それぞれ置換されていても良いアルキ
    ル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素環であ
    る請求項1ないし30のいずれかに記載の化合物。
  32. 【請求項32】 置換されている場合にRが、同一で
    も異なっていても良い1以上の置換基で置換されていて
    も良く、該置換基は、水酸基;ハロゲン;シアノ;アシ
    ル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;アル
    キル;ハロアルキル;RO−アルキル;アシルオキシ
    アルキル;シアノオキシアルキル;アルコキシ;ハロア
    ルコキシ;アルキルチオ;アルキル、ハロアルキル、ア
    ルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換
    されていても良い炭素環;ならびにアルキル、ハロアル
    キル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチ
    オで置換されていても良いベンジルというリストから選
    択することができる請求項31に記載の化合物。
  33. 【請求項33】 請求項1ないし32のいずれかに記載
    の化合物および該化合物の塩の殺菌剤としての使用。
  34. 【請求項34】 農業的に許容される希釈剤または担体
    との混合で、請求項1ないし32のいずれかに記載の1
    以上の化合物を含む殺菌剤組成物。
  35. 【請求項35】 感染部位または感染を受けやすい部位
    での真菌抑制方法であって、請求項1ないし32のいず
    れかに記載の化合物を前記部位に施用する段階を有する
    方法。
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