JP2002193863A - ビスフェノールaの開裂回収方法 - Google Patents

ビスフェノールaの開裂回収方法

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Tatsuki Matsushita
達己 松下
Toshihiro Takai
敏浩 高井
Hideaki Nakamura
英昭 中村
Naoya Tanimura
直哉 谷村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビスフェノールAの開裂回収方法における開裂
留出物である4−イソプロペニルフェノールの重合を抑
制し、回収工程でのビスフェノールAを高収率、低不純
物濃度で回収する方法を提供することを目的とするもの
である。 【解決手段】ビスフェノールA及びビスフェノールAの
製造過程で副生する不純物を含む混合物を開裂して4−
イソプロペニルフェノールとフェノールを含む生成物を
得、次いで4−イソプロペニルフェノールとフェノール
との反応によりビスフェノールAを回収する方法におい
て、開裂反応器より、または開裂反応器から蒸留塔を経
て留出した4−イソプロペニルフェノールとフェノール
を含む留出物を、凝縮してから、次工程でのビスフェノ
ールA回収における4−イソプロペニルフェノールとフ
ェノールとの反応開始までの時間を180分以下とし、
該凝縮液の温度を40〜80℃に保持することを特徴と
するビスフェノールAの開裂回収方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスフェノールAの開
裂回収方法に関する。詳しくは、開裂工程における4−
イソプロペニルフェノールとフェノールを主成分とする
開裂生成物を高収率で低不純物濃度のビスフェノールA
として回収し得るビスフェノールAの開裂回収方法に関
する。
【0002】
【従来技術】触媒の存在下で、ビスフェノールA又はビ
スフェノールA含有化合物を加熱すると開裂反応が進
み、フェノール、4−イソプロペニルフェノール、及び
4−イソプロペニルフェノール重合物等が生成すること
が知られている。
【0003】通常、これら開裂生成物は強酸型イオン交
換樹脂と接触させ、フェノールと4−イソプロペニルフ
ェノールとの反応により、ビスフェノールAが生成され
る。例えば、特開平5−331088号によれば、Na
OHの存在下、反応温度250℃で開裂した留出物を強
酸型イオン交換樹脂と接触させて、ビスフェノールAの
回収反応を実施しているが、留出した4−イソプロペニ
ルフェノールからのビスフェノールAの回収率が悪く、
ポリフェノールなどの不純物が生成して、ビスフェノー
ルA回収におけるロスが問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビスフェノ
ールAの開裂回収方法における開裂留出物である4−イ
ソプロペニルフェノールの重合を抑制し、回収工程での
ビスフェノールAを高収率、低不純物濃度で回収する方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、開裂生成
物である4−イソプロペニルフェノールが極めて反応性
が高く、特に液状になると素早く重合が起こりダイマー
又はトリマーなどの重合物が生成する、これらダイマー
又はトリマーなどの重合物を含んだ開裂生成物を回収反
応器に送った場合、高沸物の生成が増加、あるいは、重
合物の状態で未反応のまま反応器より流出することによ
り、ビスフェノールAの収率が低下することを見い出し
た。開裂回収工程でのビスフェノールA収率の低下は原
料原単位の低下に繋がり、更に高沸物や重合物の増加に
より製品純度の悪化を招く要因となる。これら課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至
ったものである。
【0006】すなわち、本発明は、ビスフェノールA及
びビスフェノールAの製造過程で副生する不純物を含む
混合物を開裂して4−イソプロペニルフェノールとフェ
ノールを含む生成物を得、次いで4−イソプロペニルフ
ェノールとフェノールとの反応によりビスフェノールA
を回収する方法において、開裂反応器より、または開裂
反応器から蒸留塔を経て留出した4−イソプロペニルフ
ェノールとフェノールを含む留出物を、凝縮してから、
次工程でのビスフェノールA回収における4−イソプロ
ペニルフェノールとフェノールとの反応開始までの時間
を180分以下とし、該凝縮液の温度を40〜80℃に
保持することを特徴とするビスフェノールAの開裂回収
方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における開裂反応原料であ
るビスフェノールA及びビスフェノールAの製造過程で
副生する不純物を含む混合物とは、例えば、ビスフェノ
ールA蒸留工程で生成する缶出液、ビスフェノールAの
晶析分離工程で生成する母液(ビスフェノールAを晶析
分離後の残液)、晶析分離工程の母液を更に蒸留してフ
ェノールを回収した缶出液などが挙げられる。以下、こ
れら開裂反応原料から、本発明のビスフェノールAの開
列回収方法を図面に従って詳細に説明する。図1は、ビ
スフェノールAの開列回収における工程図である。
【0008】開裂工程1では、一般的に塩基性触媒また
は酸性触媒の存在下に150〜260℃の高温で、30
0mmHg以下の減圧条件のもとに開裂反応が行われ、
この開裂反応は間欠的でも連続的でも行うことが出来
る。
【0009】開裂反応によって生成する4−イソプロペ
ニルフェノールとフェノールを含む生成物は、そのまま
回収工程5へ送り回収反応を行ってもかまわないが、生
成物中の不純物を除去するためにも好ましくは蒸留工程
2へ送られる。蒸留工程2における蒸留塔としては、一
般的な充填塔式蒸留塔、薄膜式蒸留塔、分縮器型蒸留塔
等が挙げられ、開裂反応器とは独立に設置されている。
また、蒸留塔を開裂反応器の上部に付設した物であって
も効率よく用いられる。
【0010】上述した様に開裂反応で生成する4−イソ
プロペニルフェノールは、極めて反応性が高く、特に液
状になると素早く重合反応が起こり、4−イソプロペニ
ルフェノールダイマー、トリマー等の低重合物が生成す
ることから、開裂生成物である4−イソプロペニルフェ
ノール及びフェノールを蒸気状態のまま回収反応工程5
へ送るのが最も好ましい形態であるが、開裂工程1は通
常減圧であり、常圧あるいは加圧で行う回収工程5で
は、開裂生成物の蒸気を昇圧する必要がある。この場
合、加圧による凝縮を避けるため、4−イソプロペニル
フェノールあるいはフェノールの沸点以上に温度を維持
する必要があるが、温度低下の起こりやすい昇圧ポンプ
などでは、開裂生成物が液状となり、重合が進んで、そ
の重合物の析出によるポンプの詰まりなどが問題となり
現実的ではない。また、開裂反応器と同様に回収反応器
を減圧とする場合には、反応器など装置スケールが大き
くなることによって、コストアップが必須となり、経済
的でない。
【0011】以上のことより開裂生成物を液状で回収工
程5へ送る場合、例えば、開裂反応器より、または開裂
反応器から蒸留塔を経た留出物(蒸気)を凝縮器3で凝
縮し、さらに凝縮液受器4でホールドしてからポンプで
次工程の回収工程5へ送る。一方、ポンプ吐出からの一
部を抜き出して、還流すべくライン11を通って、蒸留
工程2の塔頂へ送る。
【0012】ここで凝縮器3は、通常の縦型多管式熱交
換器が用いられるが、開裂反応器より、または開裂反応
器から蒸留塔を経た留出物(蒸気)と、新たなフェノー
ル及び/又はフェノール含有液とを気液接触させて凝縮
する方法も、希釈効果もあって好ましく用いることがで
きる。この気液接触による凝縮器3へ導入する新たなフ
ェノール及び/又はフェノール含有液とは、他のプラン
トや他工程からの原料フェノール、晶析工程で分離され
たアダクトを溶解・分離した時に生成するフェノール、
晶析分離工程で得られる母液から開裂反応を行う前に分
離したフェノールなどが用いられる。また、凝縮器3で
凝縮した凝縮液を循環する方法も可能であるが、要する
にフェノール及び/又はフェノール含有液として、フェ
ノールが40重量%以上で、フェノール、ビスフェノー
ルA、4−イソプロペニルフェノール及び4−イソプロ
ペニルフェノール重合物以外の不純物が20重量%以下
のものであれば、特に限定はなく利用可能である。
【0013】本発明で重要なのは、開裂生成物中の4−
イソプロペニルフェノールは、液体の状態では重合が活
発であり、凝縮器3で液化されてから、順次、凝縮液受
器4、ライン12を経て回収工程5に送られてフェノー
ルと反応し、ビスフェノールAが得られるその反応開始
までの時間をできるだけ短くすることである。すなわ
ち、凝縮器3で液化されて以降、回収工程5でフェノー
ルと反応してビスフェノールAとなるまでの間、液状の
4−イソプロペニルフェノールとして存在している時間
を長くとも180分以下とすべきであって、好ましくは
90分以下、さらに好ましくは30分以下とすることで
ある。この滞留時間が180分を越えると、4−イソプ
ロペニルフェノールの重合量が多くなり、ビスフェノー
ルAの回収率及び製品純度の低下を招くことになる。ま
た、液状の4−イソプロペニルフェノールは、温度が高
いほど重合速度が速くなるので、この凝縮液の温度を、
4−イソプロペニルフェノールが凝固しない40℃以上
に保ち、80℃を越えない範囲で保持することである。
【0014】上記方法の他に滞留時間を減少させる方法
として、上述した凝縮器3での新たなフェノール及び/
又はフェノール含有液との気液接触による凝縮方法や単
に凝縮液受器4にフェノール及び/又はフェノール含有
液を導入(混合)することで、凝縮液の回収工程5へ送
る液の総量が増加され、凝縮器3、凝縮液受器4及びラ
イン12中での滞留時間を減少させる効果が得られる。
ここで凝縮液受器4に導入するフェノール及び/又はフ
ェノール含有液は、凝縮器3で気液接触に用いたと同様
のものが好ましく用いられ、同様にフェノールが40重
量%以上で、フェノール、ビスフェノールA、4−イソ
プロペニルフェノール及び4−イソプロペニルフェノー
ル重合物以外の不純物が20重量%以下のものであれ
ば、特に限定はなく利用可能である。
【0015】回収工程5における回収反応は、例えば固
定床反応器に触媒として強酸型イオン交換樹脂、一般的
にはスルホン酸基を有するゲル型のものを用い、フェノ
ールと4−イソプロピルフェノールの反応によりビスフ
ェノールAが生成される。通常、反応温度は50〜11
0℃、反応原料のSVは0.5〜15/hrで行われ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。尚、実施例に記載した組成分析値は、液体クロマ
トグラフ[日本分光(株)社製、型式:PU−980、
検出器:UV−970、カラム:ODS−充填剤径5μ
m]を使用し、展開溶媒としてアセトニトリル/水系グ
ラジエントを用いて測定した。
【0017】実施例1 開裂工程1、次いで蒸留工程2の蒸留塔より、フェノー
ル41重量%、4−イソプロペニルフェノール58重量
%、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2,2,4−ト
リメチルクロマン0.3重量%、2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−2,4,4−トリメチルクロマン0.2重
量%、その他高沸点物0.5重量%を含有する留出物を
蒸気で得た。この蒸気を通常の冷媒を用いた凝縮器3で
液化し、凝縮液受器4に導入した凝縮液の温度を60℃
として回収反応を実施するまでその温度に保った。凝縮
器3での液ホールドアップ及び凝縮液受器4の液ホール
ドアップ等を制御し、凝縮してから回収工程5での回収
反応開始までの時間が5分となるように実施した。又、
回収反応により得られるビスフェノールAの固化を防ぐ
意味から回収反応器の直前には、導入される凝縮液に対
して重量比で5倍のフェノールを混合しながら回収反応
を行った。
【0018】この回収反応は、触媒として強酸型イオン
交換樹脂を用いた固定床反応器において、反応温度75
℃、SV4/hrの条件で実施した。結果はビスフェノ
ールA収率99重量%、4−イソプロペニルフェノール
重合物収率0.5重量%、高沸物収率0.5重量%であ
った。
【0019】実施例2 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
15分となるように変更した他は実施例1と同様に行っ
た。結果はビスフェノールA収率98重量%、4−イソ
プロペニルフェノール重合物収率1重量%、高沸物収率
1重量%であった。
【0020】実施例3 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
30分となるように変更した他は実施例1と同様に行っ
た。結果はビスフェノールA収率96重量%、4−イソ
プロペニルフェノール重合物収率2重量%、高沸物収率
2重量%であった。
【0021】実施例4 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
90分となるように変更した他は実施例1と同様に行っ
た。結果はビスフェノールA収率91重量%、4−イソ
プロペニルフェノール重合物収率6重量%、高沸物収率
3重量%であった。
【0022】実施例5 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
180分となるように変更した他は実施例1と同様に行
った。結果はビスフェノールA収率72重量%、4−イ
ソプロペニルフェノール重合物収率18重量%、高沸物
収率10重量%であった。
【0023】実施例6 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
200分となるように変更した他は実施例1と同様に行
った。次いで、凝縮開始5時間後から凝縮器3の冷媒の
循環を中止する代わりに凝縮液と同重量のフェノールを
凝縮器3に送って、気液接触させることにより凝縮させ
て回収反応を実施した。フェノールと接触し混合された
凝縮液は総液流量が2倍となり、従って凝縮してから回
収工程5での回収反応開始までの時間は100分となっ
た。尚、回収反応におけるビスフェノールAの固化防止
用に回収反応器の直前には、導入される凝縮液に対して
重量比で4倍のフェノールを混合しながら回収反応を行
った。凝縮開始10時間後の結果はビスフェノールA収
率90重量%、4−イソプロペニルフェノール重合物収
率6重量%、高沸物収率4重量%であった。
【0024】実施例7 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
200分となるように変更した他は実施例1と同様に行
った。次いで、凝縮開始5時間後から、凝縮液と同重量
のフェノールを凝縮液受器4に送り、混合して回収反応
を実施した。混合された凝縮液は総液流量が2倍とな
り、従って凝縮してから回収工程5での回収反応開始ま
での時間は100分となった。尚、回収反応におけるビ
スフェノールAの固化防止用に回収反応器の直前には、
導入される凝縮液に対して重量比で4倍のフェノールを
混合しながら回収反応を行った。凝縮開始10時間後の
結果はビスフェノールA収率89重量%、4−イソプロ
ペニルフェノール重合物収率7重量%、高沸物収率4重
量%であった。
【0025】比較例1 凝縮してから回収工程5での回収反応開始までの時間が
240分となるように変更した他は実施例1と同様に行
った。結果はビスフェノールA収率48重量%、4−イ
ソプロペニルフェノール重合物収率28重量%、高沸物
収率24重量%であり、ビスフェノールAの収率が低下
している。
【0026】比較例2 凝縮液の温度を90℃とした他は実施例3と同様に行っ
た。結果はビスフェノールA収率42重量%、4−イソ
プロペニルフェノール重合物収率46重量%、高沸物収
率12重量%であった。ビスフェノールAの収率低下は
勿論のこと、4−イソプロペニルフェノール重合物の増
加が目立った。
【0027】
【発明の効果】ビスフェノールA及びビスフェノールA
の製造過程で副生する不純物を含む混合物を開裂して得
た、極めて反応性の高い4−イソプロペニルフェノール
の不要な重合を抑制して回収工程でビスフェノールAを
高収率で得、更にその他高沸物の生成をも抑制できるこ
とから、低不純物濃度のビスフェノールAが回収でき、
産業上優位である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビスフェノールAの開裂回収方法の一
実施例を示す工程図である。
【符号の説明】 1:開裂工程 2:蒸留工程 3:凝縮器 4:凝縮液受器 5:回収工程 6〜13:各ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷村 直哉 大阪府高石市高砂1丁目6番地 三井化学 株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC23 AC42 AD11 AD30 BC10 BC19 BC51 BD70 BD84 FC52 FE13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビスフェノールA及びビスフェノールAの
    製造過程で副生する不純物を含む混合物を開裂して4−
    イソプロペニルフェノールとフェノールを含む生成物を
    得、次いで4−イソプロペニルフェノールとフェノール
    との反応によりビスフェノールAを回収する方法におい
    て、開裂反応器より、または開裂反応器から蒸留塔を経
    て留出した4−イソプロペニルフェノールとフェノール
    を含む留出物を、凝縮してから、次工程でのビスフェノ
    ールA回収における4−イソプロペニルフェノールとフ
    ェノールとの反応開始までの時間を180分以下とし、
    該凝縮液の温度を40〜80℃に保持することを特徴と
    するビスフェノールAの開裂回収方法。
  2. 【請求項2】開裂反応器より、または開裂反応器から蒸
    留塔を経て留出した4−イソプロペニルフェノールとフ
    ェノールを含む留出物を、凝縮してからビスフェノール
    A回収における反応開始までの時間を90分以下とする
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】開裂反応器より、または開裂反応器から蒸
    留塔を経て留出した4−イソプロペニルフェノールとフ
    ェノールを含む留出物を、凝縮してからビスフェノール
    A回収における反応開始までの時間を30分以下とする
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】開裂反応器より、または開裂反応器から蒸
    留塔を経て留出した4−イソプロペニルフェノールとフ
    ェノールを含む留出物を、凝縮した後、新たなフェノー
    ル及び/又はフェノール含有液と混合して、ビスフェノ
    ールAの回収反応を行う請求項1、2又は3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】開裂反応器より、または開裂反応器から蒸
    留塔を経て留出した4−イソプロペニルフェノールとフ
    ェノールを含む留出物を、新たなフェノール及び/又は
    フェノール含有液と接触して凝縮させ、ビスフェノール
    Aの回収反応を行う請求項1、2又は3記載の方法。
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