JP2002193845A - 単官能性、二官能性又は多官能性のビアリールの製造法 - Google Patents

単官能性、二官能性又は多官能性のビアリールの製造法

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JP2002193845A
JP2002193845A JP2001319486A JP2001319486A JP2002193845A JP 2002193845 A JP2002193845 A JP 2002193845A JP 2001319486 A JP2001319486 A JP 2001319486A JP 2001319486 A JP2001319486 A JP 2001319486A JP 2002193845 A JP2002193845 A JP 2002193845A
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aryl
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Matthias Beller
ベラー マティアス
Mario Gomez-Andreo
ゴメス−アンドレオ マリオ
Alexander Zapf
ツァプフ アレクサンダー
Ralf Dr Karch
カルヒ ラルフ
Ingo Kleinwaechter
クラインヴェヒター インゴ
Oliver Briel
ブリール オリヴァー
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Umicore AG and Co KG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B37/00Reactions without formation or introduction of functional groups containing hetero atoms, involving either the formation of a carbon-to-carbon bond between two carbon atoms not directly linked already or the disconnection of two directly linked carbon atoms
    • C07B37/04Substitution

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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価な配位子を有し、大規模工業的な実施に
適し、ビアリールを高収量、触媒生産性及び純度で製造
できる触媒を用いた単官能性、二官能性又は多官能性の
ビアリールの製造法を提供する。 【解決手段】 一般式IVの金属錯体の触媒存在下で製
造する。 MはNi、Pd、又はPt、Lは有機リン単座配位子P
、A〜Cは独立に酸素、硫黄、CH、C
(R(R10−、N(R11−、Si
(R12(R13−であり、a〜eは独立に0
又は1であり、任意の基の1つ以上のa〜eが0である
場合にはA〜Cは環系の一部であってもよく、x〜zは
0又は1、x+y+z=1〜3である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性ニッケル触
媒、パラジウム触媒又は白金触媒を用いるビアリールの
製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビアリール化合物は、殊にビフェニル化
合物は、ファインケミカル、医薬、光輝剤及びアグロケ
ミカルの中間生成物として工業的な意味を有する。
【0003】ビアリールの合成のために用いられること
の多い方法は、ヨウ素芳香族化合物又は臭素芳香族化合
物並びにアリールトリフレート及び希少なクロロ芳香族
化合物を、パラジウム触媒の存在下にアリールホウ酸誘
導体、ビニルホウ酸誘導体又はアルキルホウ酸誘導体と
反応させるスズキ反応である。この方法を説明する概論
は、例えばM.Beller、C.Bolm、Tran
sition Metals for Organic
Synthesis、第1巻、第208頁、VCH−
Wiley、Weinheim、1998である。
【0004】スズキ反応の範囲内で使用される触媒とし
ては、一般に、パラジウム化合物及びニッケル化合物が
適している。ニッケル触媒の経済的な利点にもかかわら
ず、より少ない毒性及び官能基に対するより大きな認容
性のため、パラジウム触媒がニッケル触媒に比して有利
である。パラジウム触媒の使用の場合、パラジウム(I
I)並びにパラジウム(0)錯体がスズキ反応で使用さ
れている。文献中の記載によれば、ドナー配位子、例え
ばホスファンで安定化されている配位的不飽和の14電
子及び16電子のパラジウム(0)種が、活性触媒種と
して表される。殊に、より安価なエダクト、例えばホウ
化アリール又は塩化アリールの使用の際には、エダクト
の十分な触媒活性を達成するために、安定化配位子の添
加を必要とする。
【0005】スズキ反応について説明した触媒系は、経
済的でない出発材料、例えばヨウ素芳香族化合物及び活
性化されたホウ素芳香族化合物とのみ十分な触媒回転回
数(「回転回数(turnover number
s)」;TON)を示すに過ぎないことが多い。その他
の点で、失活させたホウ素芳香族化合物(即ち、「電子
転移」置換基を有するホウ素芳香族化合物又は立体障害
ホウ素芳香族化合物)、殊にクロロ芳香族化合物の場合
には、大量の触媒、通常、1モル%以上を、工業的に利
用可能な変換率の達成のために添加しなければならな
い。
【0006】更に、反応混合物の複雑性に基づき、簡単
な触媒再利用は不可能であるので、触媒コストも、通
常、工業的な実現の妨げになる。水溶性ホスファンをベ
ースとする触媒系は、確かに、2−クロロベンゾニトリ
ルとp−トリルホウ酸との工業的に重要な反応にとって
十分な触媒活性をもたらすが、しかし、該触媒は、高価
なスルホン化ホスファンを含んでいる。その上更に、一
連のクロロ芳香族化合物は、前記触媒とも、工業的に十
分には活性でない。
【0007】より新しい活性触媒系は、シクロパラジウ
ム化したホスファン(W.A.Cherrmann、
C.Brossmer、K.Oefele、C.−P.
Reisinger、T.Priermeier、M.
Beller、H.Fischer、Angew.Ch
em.1995、107、1989;Angew.Ch
em.Int.Ed.Engl.1995、34、18
44)又は立体的に要求されることの多いアリールホス
ファン(J.P.Wolfe、S.L.Buchwal
d、Angew.Chem.1999、111、257
0;Angew.Chem.Int.Ed.Engl.
1999、38、2413)もしくはトリ−第三ブチル
ホスファン(A.F.Littke、G.C.Fu、A
ngew.Chem.1998、110、3586;A
ngew.Chem.Int.Ed.Engl.199
8、37、3387)とパラジウム塩又はパラジウム錯
体との混合物をベースとしている。
【0008】しかしながら、安価なクロロ芳香族化合物
は、これらの触媒を用いても、触媒生産力(TON)が
10000未満であり、触媒活性(TOF)が1000
- であるので、通常、工業的に十分に活性化させる
ことはできない。従って、高い収量の達成のためには、
殊に前記の工業的に重要な出発材料の場合、相対的に多
く、ひいては極めて高価な触媒量を使用しなければなら
ない。従って、例えば分子量200を有する有機中間生
成物を1kg製造するための触媒コストは、1モル%の
パラジウム触媒の使用の際には、現在の貴金属価格で1
00USドル以上であり、このことからも、触媒生産性
の改善の必要性が明らかである。従って、過去数年にお
ける触媒の全ての更なる開発にもかかわらず、今日ま
で、クロロ芳香族化合物のアリールかの工業的な反応は
僅かにしか知られていない。
【0009】前記の理由から、ビアリールの製造のため
の新規方法及び公知の触媒処理法の欠点を示さず、安価
な配位子を有し、大規模工業的な実施に適し、ビアリー
ルを高収量、触媒生産性及び純度で生じ、この方法に適
するパラジウム触媒系に関する大きな需要が存在してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明には、上記によ
る課題が課されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は、触媒の存在
下での式II: Ar−X (II) で示されるアリール化合物と、式III: Ar′−B(0R (III) で示されるアリールホウ酸誘導体との反応による一般式
I: Ar−Ar′ (I) で示される単官能性、二官能性又は多官能性のビアリー
ルの製造法によって解決されるが、この方法は、触媒と
して、一般式IV:
【0012】
【化4】
【0013】で示される金属錯体を使用し、その際、式
I〜IVにおいて、Ar及びAr′は、それぞれ互いに
独立に、環中に14個までのC−原子を有する場合によ
り任意に置換された単環式又は多環式の芳香族基又は環
中に5〜10個の原子を有し、そのうち4個までの原子
が、互いに独立にN、O又はSであってもよい任意に置
換されたヘテロ芳香族基であり、Xは、I、Br、C
l、OSOCF、OSO(アリール)、OSO
(アルキル)、N であり、Mは、ニッケル、パラジ
ウム又は白金であり、Lは、有機リン単座配位子PR
であり、A、B、Cは、互いに独立に酸素、硫
黄、CH−基、C(R(R10 −基、N
(R11−基、Si(R12(R13−基
であり、この場合、a、b、c、d、eは、互いに独立
に0又は1であり、任意の基の少なくとも1つのa、
b、c、d、eが0である場合には、A、B及びCは、
環系の一部であってもよく、x、y、zは、0又は1で
あり、x+y+z=1〜3であり、Rは、水素原子、
アルキル基、アリール基又はアルケニル基であり、この
場合、式IIIのB(0Rは、環系を形成してい
てもよく、R〜Rは、Rの意味を有するか又はO
−アルキル、O−C(O)−アルキル、O−(アリー
ル)並びに任意の縮合環系の基であり、R〜R及び
〜R13は、Rの意味を有するか又はO−アルキ
ル、O−C(O)−アルキル、O−(アリール)、O−
C(O)−アリール、F、Cl、OH、NO、Si
(アルキル)、CF、CN、COH、C(O)
H、SOH、NH、NH(アルキル)、N(アルキ
ル)、P(アルキル)、SO(アルキル)、SO
(アルキル)、SO(アリール)、SO(アリー
ル)、SO(アルキル)、SO(アリール)、S−
アルキル、S−アリール、S−アルケニル、NH−CO
(アルキル)、CO(アルキル)、CONH、CO
(アルキル)、NHCOH、NHCO(アルキル)、
CO(アリール)、CO(アリール)、CH=CH−
CO(アルキル)、CH=CH−COH、P(アリ
ール)、PO(アリール)、PO(アルキル)
POH、PO(O−アルキル)並びに任意の縮合環
系の基であり、この場合、アルキルは、1〜10個のC
−原子を有する炭化水素基であり、アルケニルは、それ
ぞれ分枝鎖状及び/又はCl、F、アルキル、O−アル
キル、フェニル、O−フェニルで置換されていてもよい
1〜10個のC−原子を有する1個又はそれ以上の不飽
和炭化水素基であり、アリールは、環中に5〜10個の
原子を有し、場合により、Cl、F、アルキル、O−ア
ルキル、フェニル、O−フェニルで置換された芳香族又
はヘテロ芳香族基であることによって特徴付けられる。
【0014】本発明による方法では、有利に式IIのア
リール化合物と式IIIのアリールホウ酸誘導体とを反
応させるが、その際、Ar及びAr′は、互いに独立に
場合により置換されたフェニル基、ナフチル基、アント
リル基、フェナントリル基又はビフェニル基であるもの
とする。
【0015】本発明による方法では、アリール化合物と
して、有利に式IIa:
【0016】
【化5】
【0017】〔式中、R14〜R18は、R〜R
びR〜R13について記載した意味を有している〕で
示される化合物及びアリールホウ酸誘導体として、式I
IIa:
【0018】
【化6】
【0019】〔式中、R19〜R23は、R〜R
びR〜R13について記載した意味を有している〕で
示される化合物を使用している。
【0020】本発明による方法では、触媒として、殊に
式IVの金属錯体を使用しているが、これは、金属Mと
して、有利にニッケル及びパラジウム、殊にパラジウム
を含有している。
【0021】式IVの触媒では、特に有利にジアリルエ
ーテル、ジアリルアミン、ジアリルメチルアミン、N−
アセチルジアリルアミン、ジアリルスルフィド、ジアリ
ルシラン、ジアリルジメチルシラン、ジビニルジシロキ
サン、ビス−([2]チエニルメチル)−エーテル、ビ
ス−〔2−シアノ−3ξ−[2]フリル−アリル)−エ
ーテル、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビ
ニルジシロキサン、ジフルフリルエーテル、ジフルフリ
ルアミン、ビス(チオフェニ−2−イル−メチル)−ア
ミン、ジフルフリルスルフィド、1,1,3,3−テト
ラメチル−1,3−ジチエン−2−イル−ジシロキサ
ン、1,1,3,3−テトラメトキシ−1,3−ジビニ
ル−ジシロキサン、1,3−ジメチル−1,3−ジビニ
ルジシロキサンジオール、1,3,5,7−テトラメチ
ル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラ−シロ
キサン、1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリビ
ニル−シクロトリシロキサン、1,3,5,7,9−ペ
ンタメチル−1,3,5,7,9−ペンタビニル−シク
ロペンタシロキサン、1,3−ジビニルベンゾール、
2,6−ジビニルピリジン及びこれらの誘導体がジエン
成分として働いている。
【0022】式IVの触媒では、配位子Lとしては、有
利にトリアルキルホスフィン及びトリアリールホスフィ
ンである。特に有利に、トリシクロヘキシルホスフィ
ン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−第三ブチルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン、トリ−o−トリル
ホスフィン、ジ−(1−アダマンチル)−n−ブチルホ
スフィン、ジ−(1−アダマンチル)−イソプロピルホ
スフィン、ジ−(1−アダマンチル)−シクロヘキシル
ホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフ
ェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)トルオー
ル、N,N−ジメチル−2−(ジシクロヘキシルホスフ
ィノ)アニリン、2−(ジ−t−ブチル−ホスフィノ)
ビフェニル、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)トルオ
ール、N,N−ジメチル−2−(ジ−t−ブチルホスフ
ィノ)アニリンである。
【0023】本発明による方法は、特に式Iのビアリー
ルの合成に適しているが、この場合、アリール及びアリ
ール′は、置換されたフェニル基、ナフチル基、アント
リル基、フェナントリル基、ビフェニル基又は/及び場
合により環中に窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を有す
る5員環、6員環もしくは7員環のヘテロ芳香族化合物
を表す。ヘテロ芳香族化合物の場合、置換されたピリジ
ン、ピリミジン、オキサゾール、イミダゾール、ピラジ
ン、キノリン、インドール、フラン、ベンゾフラン又は
/及びチオフェンが特に有利である。
【0024】本発明による方法は、殊に、アリール及び
アリール′が、互いに独立に、アルキル、O−アルキ
ル、O−CO−アルキル、N−アルキル、フェニル、
アリール、フッ素、塩素、NO、CN、COON、C
HO、SO−アルキル、NH−アルキル、COO−ア
ルキル、CONH、CONH−アルキル、CO−アル
キル、CO−フェニル及びPO−フェニルであっても
よい4個までの置換基を有しているが、その際、アルキ
ル及びアリールは、上記の意味を有するものとする式I
の化合物の製造に有利であることが判明した。
【0025】本発明による方法では、触媒は、アリール
化合物又はアリールホウ酸誘導体の濃度に対して0.0
01〜10モル%、有利に0.01〜1モル%の量で使
用している。
【0026】この方法は、通常では、溶剤中で実施され
る。溶剤としては、一般には、不活性有機溶剤及び/又
は水を使用する。特に、溶剤又は溶剤混合物としては、
水、脂肪族エーテル、芳香族又は脂肪族の炭化水素、ア
ルコール及びエステルが適している。これらの特に適す
る溶剤の例は、THF(テトラヒドロフラン)、ジオキ
サン、ジエチルエーテル、Diglyme(ジエチレン
グリコール−ジメチルエーテル)、MTBE(メチル−
第三ブチルエーテル)、DME(エチレングリコール−
ジメチルエーテル)、トルオール、キシロール、アニソ
ール、佐草値散る、メタノール、エタノール、ブタノー
ル、エチレングリコール、炭酸エチレン及び炭酸プロピ
レンである。あるいはまた、双極性非プロトン性溶剤、
例えばジアルキルスルホキシド、ニトリル、脂肪族カル
ボン酸のN,N−ジアルキルアミド又はアルキル化した
ラクタムも適している。例としては、この場合、ジメチ
ルスルホキシド、アセトニトリル、ベンゾニトリル、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド及びN−メチルピロリドンが挙げられる。
【0027】この方法は、有利に0〜200℃の温度で
実施されるが;多くの場合に、40〜180℃の温度、
有利に60〜160℃の温度で作業することが有利であ
ると判明した。この反応は、0.5〜100バールの圧
力で実施することができるが、この場合、有利に常圧か
ら60バールまでの範囲内で作業する。
【0028】反応を、塩基の存在下に実施することは有
利である。このためには、非環式又は開鎖状であっても
よい第一級アミン、第二級アミン又は第三級アミン、例
えばアルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキル
アミンが適している。塩基としては、脂肪族カルボン酸
又は芳香族カルボン酸、殊に酢酸塩、プロピオン酸塩、
安息香酸塩のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩あ
るいはアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、
アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属リン酸水素塩、ア
ルカリ金属酸化物又はアルカリ金属ヒドロキシド又はア
ルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、
アルカリ土類金属リン酸塩、アルカリ土類金属リン酸水
素、アルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属ヒド
ロキシドが該当する。
【0029】更に、塩基としては、金属酸化物、殊にア
ルカリ金属酸化物又はアルカリ土類金属酸化物、例えば
メタノール酸ナトリウム、メタノール酸カリウム、エタ
ノール酸ナトリウム、エタノール酸カリウム、メタノー
ル酸マグネシウム、エタノール酸マグネシウム、エタノ
ール酸カルシウム、メタノール酸カルシウム、t−ブタ
ノール酸ナトリウム又はt−ブタノール酸カリウムを本
発明による方法において使用することができる。
【0030】この塩基は、アニオン性ボラネート種にす
るためのアリールホウ酸の活性化によって、反応過程に
プラスの影響を及ぼすことができる。上記の塩基以外
に、係る活性化は、フッ化物塩、例えばフッ化セシウ
ム、フッ化カルシウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、フッ化テトラアルキルアンモニウムの添加によっ
ても達成することができる。
【0031】該塩基は、好ましくは、アリール化合物又
はアリールホウ酸誘導体の濃度に対して、0.1〜5モ
ル等量の割合で使用される。
【0032】式IVの使用した触媒は、分子定義した化
合物として使用できるし、その場で金属ジエン前駆物質
と相応する有機リン化合物PRとの反応によ
って製造することもできる。触媒前駆物質は、例えば酸
化段階0の金属及び1個又はそれ以上のジエン配位子R
C=CH−A−B−C−CH=CR
との間の錯体化合物である。代表的な触媒前駆物質は、
例えばPd(0)又はNi(0)と前記の種類のジエン
との錯体であり、この場合、これらは、触媒前駆物質中
で、単座配位並びに二座配位していてもよい本発明によ
る方法で使用すべき触媒系は、予備成形、即ち、活性触
媒にするための予備反応を特に簡単に行い、1:1の金
属−ジエン/有機リン化合物比で作業できることが特に
有利である。これによって、過剰量の高価な有機リン配
位子を回避し、処理を簡単にし、一層活性の高い触媒が
得られる。
【0033】クロロ芳香族化合物、ブロモ芳香族化合
物、アリールトリフレート又はアリールメシレート並び
に使用した出発精製物の使用の際に、時として、補助触
媒を触媒に添加することが有利である。この補助触媒
は、ハロゲン原子の塩、殊にアルカリ金属元素又はアル
カリ土類金属元素のハロゲン化物、ハロゲン化アンモニ
ウム、ハロゲン化テトラアルキルアンモニウム、ハロゲ
ン化ホスホニウム及び/又はハロゲン化テトラアルキル
ホスホニウムであってもよい。有利に、補助触媒は、フ
ッ化物、臭化物又は塩化物である。特に有利に、フッ化
カルシウム、フッ化テトラブチルアンモニウム、フッ化
セシウム、フッ化カリウム、フッ化ナトリウム、臭化リ
チウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化セシウ
ム、塩化リチウム、塩化テトラブチルアンモニウム、臭
化テトラブチルアンモニウム、臭化ベンジルトリメチル
アンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、
臭化トリオクチルメチルアンモニウム、臭化テトラフェ
ニルホスホニウム、塩化テトラフェニルホスホニウムで
ある。
【0034】補助触媒は、アリール化合物又はアリール
ホウ酸誘導体誘導体の量に対して、0.01〜500モ
ル%、有利に0.1〜300モル%の量で使用される。
処理技術的に有利に、反応を、溶剤(塩溶融液)として
の補助触媒中でも実施することができる。
【0035】本発明による方法の場合、触媒の回転回数
は、出発材料としてのブロモ芳香族化合物については1
000000以上、クロロ芳香族化合物については10
000以上の程度で実現することができる。
【0036】従って、触媒活性に基づき、本発明による
方法の場合には、極端に少ない量の触媒を使用すること
が可能であるので、触媒コストは、殊にパラジウム触媒
の使用の際には、相応するプロセスのための従来のスズ
キ反応に比してコスト制限されていない。
【0037】本発明により製造されたビアリールは、例
えば医薬(例えばAT II−拮抗剤)及びアグロケミ
カルのための中間生成物、メタロセン触媒のための配位
子前駆物質、光学的光輝剤及びポリマーの成分として、
工業的に使用することができる。
【0038】実施例: 一般的な作業法 圧力環中に、アルゴン雰囲気下で、ハロゲン化アリール
3.0ミリモル、フェニルホウ酸4.0ミリモル、リン
酸三カリウム3.0ミリモル、フッ化カリウム3.0ミ
リモル、相応する量のPd(0)−触媒及びヘキサデカ
ン100μl(GC−分析のための内標準として)を、
8mlの無水テトラヒドロフランに添加する。この管を
閉鎖し、100℃の厚いシリコン油浴中に懸吊する。2
2時間後に、室温にまで冷却する。固体を、CHCl
10ml及び1nの水酸化ナトリウム10ml中に溶
解させる。有機相を、ガスクロマトグラフィーにより分
析し、生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、ヘキサン/酢酸エチル−混合物)により単離する。
【0039】本発明により使用すべき触媒:
【0040】
【化7】
【0041】例1〜5の構造式において、Meは、メチ
ルであり、Phは、フェニルであり、Cyは、シクロヘ
キシルであり、o−ビフェニルは、オルトビフェニルで
ある。
【0042】公知技術水準による触媒(比較): 触媒混合物 A:Pd(dba)/PCy 1:
1 触媒混合物 B:Pd(OAc)/PCy 1:1 触媒混合物 C:Pd(OAc)/PCy 1:
2。
【0043】この場合、Pd(dba)は、トリス
−ジベンジリデンアセトン−ジ−パラジウム)0)であ
り、Pd(OAc)は、酢酸パラジウム(II)であ
り、Cyは、シクロヘキシルである。
【0044】
【実施例】例 1〜22 種々の支持体に基づく本発明による触媒の比較。[a]
【0045】
【表1】
【0046】[a] 触媒0.05モル%。
【0047】[b] ガスクロマトグラフィーにより測
定 [c] 触媒0.5モル%。
【0048】[d] 触媒0.1モル%。
【0049】*) Phは、フェニルであり;Me
は、メチルである。
【0050】例 23〜34 別のPd(0)触媒と本発明による触媒との比較。
[a]
【0051】
【表2】
【0052】[a] 触媒005モル%。
【0053】[b] ガスクロマトグラフィーにより測
定 *) Phは、フェニルであり;Meは、メチルであ
る。
【0054】例 35〜48 以下の化合物を、5000を上回る生産性TONを有す
る触媒4を用いて製造した: 35. 4−メチル−2′−シアノビフェニル 36. 4−メチルチオ−4−フルオロビフェニル 37. 2,2′−ジメチル−1,1′−ビナフチル 38. 2,2′−ジメチル−6,6′−ジメトキシビ
フェニル 39. 4,4′−ジシアノビフェニル 40. 3−ジメチルアミノ−3′−エチルビフェニル 41. 3,5−ジメトキシ−4′−メチルビフェニル 42. 4−トリフルオロメチル−3′,5′−ジメト
キシビフェニル 43. 1−(N,N−ジメチルアミノ)−1′−ブロ
モビフェニル 44. 2−メトキシ−2′−ブロモビフェニル 45. 2−メチル−2′−ブロモビフェニル 46. 1−(N,N−ジメチルアミノ)−1′−クロ
ロビフェニル 47. 2−メトキシ−2′−クロロビフェニル 48. 2−メチル−2′−クロロビフェニル。
【0055】これらの実施例は、本発明よる方法では、
多くの場合に、高い回転回数値で80%を上回る収率を
達成することが可能であることを証明している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 41/30 C07C 41/30 43/205 43/205 D 209/68 209/68 211/48 211/48 253/30 253/30 255/50 255/50 255/51 255/51 319/20 319/20 323/09 323/09 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 マリオ ゴメス−アンドレオ ドイツ連邦共和国 ロストック ウルメン シュトラーセ 3 (72)発明者 アレクサンダー ツァプフ ドイツ連邦共和国 ロストック ボーヴィ ンシュトラーセ 5 (72)発明者 ラルフ カルヒ ドイツ連邦共和国 クラインオストハイム ケーテ−コルヴィッツ−シュトラーセ 24 (72)発明者 インゴ クラインヴェヒター ドイツ連邦共和国 ハーナウ ザントガッ セ 51 (72)発明者 オリヴァー ブリール ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ ゲ ライトシュトラーセ 81 Fターム(参考) 4G069 AA06 AA08 BA27A BA27B BC68A BC72A BC72B BC75A BE05B BE13B BE26A BE26B BE27A BE27B BE32B CB25 4H006 AA02 AC24 BA21 BA25 BA26 BA48 EA22 GP03 QN30 TA04 4H039 CA41 CD20 CD90

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒の存在下での式II: Ar−X (II) で示されるアリール化合物と、式III: Ar′−B(0R (III) で示されるアリールホウ酸誘導体との反応による一般式
    I: Ar−Ar′ (I) で示される単官能性、二官能性又は多官能性のビアリー
    ルの製造法において、触媒として、一般式IV: 【化1】 で示される金属錯体を使用し、その際、式I〜IVにお
    いて、Ar及びAr′は、それぞれ互いに独立に、環中
    に14個までのC−原子を有する場合により任意に置換
    された単環式又は多環式の芳香族基又は環中に5〜10
    個の原子を有し、そのうち4個までの原子が、互いに独
    立にN、O又はSであってもよい任意に置換されたヘテ
    ロ芳香族基であり、Xは、I、Br、Cl、OSO
    、OSO(アリール)、OSO(アルキル)、
    であり、Mは、ニッケル、パラジウム又は白金で
    あり、Lは、有機リン単座配位子PRであ
    り、A、B、Cは、互いに独立に酸素、硫黄、CH
    基、C(R(R10 −基、N(R11
    基、Si(R12(R13−基であり、この場
    合、a、b、c、d、eは、互いに独立に0又は1であ
    り、任意の基の少なくとも1つのa、b、c、d、eが
    0である場合には、A、B及びCは、環系の一部であっ
    てもよく、x、y、zは、0又は1であり、x+y+z
    =1〜3であり、Rは、水素原子、アルキル基、アリ
    ール基又はアルケニル基であり、この場合、式IIIの
    B(0Rは、環系を形成していてもよく、R
    は、Rの意味を有するか又はO−アルキル、O−
    C(O)−アルキル、O−(アリール)並びに任意の縮
    合環系の基であり、R〜R及びR〜R13は、R
    の意味を有するか又はO−アルキル、O−C(O)−
    アルキル、O−(アリール)、O−C(O)−アリー
    ル、F、Cl、OH、NO、Si(アルキル)、C
    、CN、COH、C(O)H、SOH、N
    、NH(アルキル)、N(アルキル)、P(アル
    キル)、SO(アルキル)、SO(アルキル)、S
    O(アリール)、SO(アリール)、SO(アルキ
    ル)、SO(アリール)、S−アルキル、S−アリー
    ル、S−アルケニル、NH−CO(アルキル)、CO
    (アルキル)、CONH、CO(アルキル)、NHC
    OH、NHCO(アルキル)、CO(アリール)、C
    (アリール)、CH=CH−CO(アルキル)、
    CH=CH−COH、P(アリール)、PO(アリ
    ール)、PO(アルキル)、POH、PO(O−
    アルキル)並びに任意の縮合環系の基であり、この場
    合、アルキルは、1〜10個のC−原子を有する炭化水
    素基であり、アルケニルは、それぞれ分枝鎖状及び/又
    はCl、F、アルキル、O−アルキル、フェニル、O−
    フェニルで置換されていてもよい1〜10個のC−原子
    を有する1個又はそれ以上の不飽和炭化水素基であり、
    アリールは、環中に5〜10個の原子を有し、場合によ
    り、Cl、F、アルキル、O−アルキル、フェニル、O
    −フェニルで置換された芳香族又はヘテロ芳香族基であ
    ることによって特徴付けられる、単官能性、二官能性又
    は多官能性のビアリールの製造法。
  2. 【請求項2】 Ar及びAr′が、互いに独立に、場合
    によっては置換されたフェニル基、ナフチル基、アント
    リル基、フェナントリル基又はビフェニル基を表す、式
    IIのアリール化合物と式IIIのアリールホウ酸誘導
    体とを反応させる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 式IIa: 【化2】 〔式中、R14〜R18は、R〜R及びR〜R
    13について記載した意味を有している〕で示されるア
    リール化合物を使用する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 式IIIa: 【化3】 〔式中、R19〜R23は、R〜R及びR〜R
    13について記載した意味を有している〕で示されるア
    リールホウ酸誘導体を使用する、請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 ジアリルエーテル、ジアリルアミン、ジ
    アリルメチルアミン、N−アセチルジアリルアミン、ジ
    アリルスルフィド、ジアリルシラン、ジアリルジメチル
    シラン、ジビニルジシロキサン、ビス−([2]チエニ
    ルメチル)−エーテル、ビス−〔2−シアノ−3ξ−
    [2]フリル−アリル)−エーテル、1,1,3,3−
    テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン、ジフル
    フリルエーテル、ジフルフリルアミン、ビス(チオフェ
    ニ−2−イル−メチル)−アミン、ジフルフリルスルフ
    ィド、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジチエ
    ン−2−イル−ジシロキサン、1,1,3,3−テトラ
    メトキシ−1,3−ジビニル−ジシロキサン、1,3−
    ジメチル−1,3−ジビニルジシロキサンジオール、
    1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テト
    ラビニルシクロテトラ−シロキサン、1,3,5−トリ
    メチル−1,3,5−トリビニル−シクロトリシロキサ
    ン、1,3,5,7,9−ペンタメチル−1,3,5,
    7,9−ペンタビニル−シクロペンタシロキサン、1,
    3−ジビニルベンゾール、2,6−ジビニルピリジン及
    びこれらの誘導体がジエン配位子として働いている式I
    Vの触媒を使用する、請求項1から4までのいずれか1
    項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 アルキル及びアリールについて記載した
    意味を有するトリアルキルホスフィン又はトリアリール
    ホスフィンが、配位子Lとして働いている式IVの触媒
    を使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−
    第三ブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ
    −o−トリルホスフィン、ジ−(1−アダマンチル)−
    n−ブチルホスフィン、ジ−(1−アダマンチル)−イ
    ソプロピルホスフィン、ジ−(1−アダマンチル)−シ
    クロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホス
    フィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィ
    ノ)トルオール、N,N−ジメチル−2−(ジシクロヘ
    キシルホスフィノ)アニリン、2−(ジ−t−ブチル−
    ホスフィノ)ビフェニル、2−(ジ−t−ブチルホスフ
    ィノ)トルオール、N,N−ジメチル−2−(ジ−t−
    ブチルホスフィノ)アニリンが、配位子Lとして働いて
    いる式IVの触媒を使用する、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アリール化合物又はアリールホウ酸誘導
    体の濃度に対して触媒を0.001〜10モル%使用す
    る、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応を、0〜200℃の温度で実施す
    る、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応を、0.5〜100バールの圧力
    で実施する、請求項1から9までのいずれか1項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 塩基を添加する、請求項1から10ま
    でのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩基として、有利に非環式又は開鎖状
    である第一級アミン、第二級アミン又は第三級アミン、
    殊にアルキルアミン、ジアルキルアミン又はトリアルキ
    ルアミンを添加する、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩基として、脂肪族カルボン酸又は芳
    香族カルボン酸、殊に酢酸塩、プロピオン酸塩、安息香
    酸塩のアルキル金属塩又はアルカリ土類金属塩又はアル
    カリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金
    属リン酸塩、アルカリ金属リン酸水素塩、アルカリ金属
    酸化物又はアルカリ金属ヒドロキシド又はアルカリ土類
    金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、アルカリ土
    類金属リン酸塩、アルカリ土類金属リン酸水素塩、アル
    カリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属ヒドロキシド
    を添加する、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 塩基として、金属アルコキシド、殊に
    アルカリ金属アルコキシド又はアルカリ土類金属アルコ
    キシド、例えばメタノール酸ナトリウム、メタノール酸
    カリウム、エタノール酸カリウム、エタノール酸マグネ
    シウム、エタノール酸カルシウム、メタノール酸カルシ
    ウム、エタノール酸ナトリウム、メタノール酸マグネシ
    ウム、t−ブタノール酸ナトリウム又はt−ブタノール
    酸カリウムを添加する、請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 補助触媒を添加する、請求項1から1
    4までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 補助触媒として、ハロゲン原子の塩、
    殊にアルカリ金属元素又はアルカリ土類金属元素のハロ
    ゲン化物、ハロゲン化アンモニウム、ハロゲン化テトラ
    アルキルアンモニウム、ハロゲン化ホスホニウム及び/
    又はハロゲン化テトラアルキルホスホニウム、有利に、
    フッ化物、臭化物又は塩化物、特に有利に、臭化リチウ
    ム、塩化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭
    化セシウム、塩化テトラブチルアンモニウム、フッ化テ
    トラブチルアンモニウム、フッ化セシウム、フッ化カル
    シウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化テ
    トラブチルアンモニウム、臭化ベンジルトリメチルアン
    モニウム、、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、臭
    化テトラフェニルホスホニウム、塩化テトラフェニルホ
    スホニウム、臭化トリオクチルメチルアンモニウムを使
    用する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 補助触媒を、アリール化合物又はアリ
    ールホウ酸誘導体の量に対して0.01モル%〜500
    モル%の量で添加する、請求項15又は16に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 式IVの触媒をその場で製造する、請
    求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
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