JP2002193713A - 農園芸用殺菌剤組成物 - Google Patents

農園芸用殺菌剤組成物

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JP2002193713A
JP2002193713A JP2000398026A JP2000398026A JP2002193713A JP 2002193713 A JP2002193713 A JP 2002193713A JP 2000398026 A JP2000398026 A JP 2000398026A JP 2000398026 A JP2000398026 A JP 2000398026A JP 2002193713 A JP2002193713 A JP 2002193713A
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agricultural
methyl
fungicide composition
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JP2000398026A
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Mika Iiyama
美香 飯山
Hiroyuki Tsuboi
宏幸 坪井
Takeo Kobori
武夫 小堀
Hitoshi Kondo
仁 近藤
Susumu Asada
享 朝田
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 広範囲の作物病害、特に藻菌類に
よる植物病害に対し優れた防除効果を示す新規な農園芸
用殺菌剤組成物を提供する。 【解決手段】 第1成分として下記一般式 のオキシム誘導体(I)と、第2成分として保護殺菌性
を呈する化合物(II)(例えばエチレンビスジチオカー
バメート系化合物)とを有効成分として含有する農園芸
用殺菌剤組成物、および上記の農園芸用殺菌剤組成物を
用いる植物病害、特に藻菌類に由来する植物病害の防除
方法。 [式(1)中HetAが下記2つの式 (式中、Rは水素原子、低級アルキル基、アミノ基、
又はアルコキシ基である。)のいずれか1つで表される
基であり、HetBが下記の3つの式 (式中、Yは低級アルキル基を示す。)のいずれか1つ
の環構造で表される基であり、HetCが下記式 (式中、Yはハロゲン原子であり、nは0〜3であ
る。)]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2種の
有効成分を有し、病害の感染に対して相乗的に増強され
た効果を有する殺菌剤組成物、特に藻菌類による植物病
害の防除に卓効を示す殺菌剤組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、有効成分の一方が植物病害防除作用
を示すオキシム誘導体であり、他方が保護殺菌性化合物
である組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種植物は絶えず土壌中、植物体上、雑
草上などに生息する植物病原ウイルス、細菌及び糸状菌
(以下、単に植物病原菌という。)の感染下に曝されて
いる。これらの病害は土壌、水および植物等を介して感
染するために一度発生すると薬剤での防除は困難なもの
となる。しかもこれらの病害は植物体を枯死させるた
め、破壊的な被害を受けることとなる。
【0003】従来、これらの病害の防除に使用されてい
る殺菌剤として、オキシム誘導体が知られている。オキ
シム誘導体は、植物病原菌による各種の植物病害に対し
て有効であることが知られている(WO9929689
号)。
【0004】また、保護殺菌性化合物としては、エチレ
ンビスジチオカーバメート化合物、銅殺菌剤に使用され
る銅化合物、フタルイミド系化合物、又はクロロタロニ
ル等が非浸透性の殺菌剤有効成分としてよく知られてい
る。
【0005】例えば、エチレンビスジチオカーバメート
系化合物としてはマンゼブ、ジネブ、マンネブが知られ
ており、これらの化合物は疫病、べと病を含む比較的広
範囲の植物病原菌に対して予防的に効果を示すものの、
薬量が高く、環境への負荷も大きいことが知られてい
る。
【0006】また、銅殺菌剤に用いられる銅化合物とし
ては、無機銅化合物、有機銅化合物等が挙げられ、さら
に無機銅化合物として塩基性硫酸銅または塩基性塩化銅
がよく知られている。これらの銅化合物を使用した銅剤
は、水に不溶性の銅化合物が対象作物上に微粒子として
固着し、炭酸ガスや有機酸などにより徐々に銅イオン
(Cu++)を放出して、植物病原菌の感染から植物体を
保護することが知られている。
【0007】フタルイミド系化合物としては例えばキャ
プタンが知られ、非選択的に広い適用病害を持ち、広く
野菜、果樹、花への散布に適し種子の粉衣消毒や土壌灌
注法等で使用されている。クロロタロニルは、疫病、べ
と病を含む比較的広範囲の病原菌に対して予防的に効果
を示すことが知られている。しかし、これらは薬量が高
く、また保護作用を中心とした殺菌剤であるため治療的
な効果を示さず、環境への負荷が大きいことが知られて
いる。
【0008】また、植物病害(特に藻菌類による植物病
害)の多くは一旦発病すると病徴の進展が急激であるこ
とと、2次感染によって急速に病原菌が蔓延することか
ら、植物病害(特に藻菌類による植物病害)を充分に防
除することは困難であり、このような激発条件下での広
範囲の作物病害、特に藻菌類による植物病害に対し十分
な防除作用を呈する殺菌剤はこれまで知られていなかっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、植物病害に対し優れた防除効果を示す新規
な農園芸用殺菌剤組成物を提供することにある。更に詳
しくは、激発条件下での広範囲の作物病害、特に藻菌類
による植物病害の防除に優れた効果を呈する新規な農園
芸用殺菌剤組成物、及びその様な農園芸用殺菌剤組成物
を用い植物病害を防除する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究した結果、特定の組成成分から
なる新規な農園芸用殺菌剤組成物が、激発条件下等での
広範囲の植物病害、特に藻菌類による植物病害の防除に
優れた効果を呈することを見出し本発明を完成するに至
った。則ち、本発明は、第1成分として下記一般式
(1)
【0011】
【化5】
【0012】[但し、HetAが下記2つの式
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R1は水素原子、低級アルキル
基、アミノ基、又はアルコキシ基であり、R2は水素原
子である。)のいずれか1つで表される基であり、Het
Bが下記の3つの式
【0015】
【化7】
【0016】(式中、Yは低級アルキル基を示す。)の
いずれか1つの環構造で表される基であり、HetCが下
記式
【0017】
【化8】
【0018】(式中、Xはハロゲン原子であり、nは0
〜3である。)]で表されるオキシム誘導体(I)、第2
成分として保護殺菌性化合物(II)を有効成分として含
有する農園芸用殺菌剤組成物を提供するものである。
【0019】また、本発明は、上記の新規な農園芸用殺
菌剤組成物を用いる、植物病害、特に藻菌類に由来する
植物病害の防除方法を提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の農園芸用殺菌剤組成物の第1の成分であるオキ
シム誘導体(I)(以下、単に「化合物(I)」という
ことがある。)は、下記一般式(1)
【0021】
【化9】
【0022】[但し、HetAが下記2つの式
【0023】
【化10】
【0024】(式中、Qは水素原子であり、R1は水素
原子、低級アルキル基、アミノ基、又はアルコキシ基で
あり、R2は水素原子である。)のいずれか1つで表さ
れる基であり、HetBが下記の3つの式
【0025】
【化11】
【0026】(式中、Yは低級アルキル基を示す。)の
いずれか1つの環構造で表される基であり、HetCが下
記式
【0027】
【化12】
【0028】(式中、Xはハロゲン原子であり、nは0
〜3である。)]で表される。
【0029】HetAのR1としては水素原子、低級アルキ
ル基、アミノ基、又はアルコキシ基が挙げられる。
【0030】HetAのR1が示す低級アルキル基としては
メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、イ
ソプロピル基)、ブチル基(tert−ブチル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基)、ペンチ
ル基(n−ペンチル基、ネオペンチル基等)、1,1−
ジメチルプロピル基、1−エチルプロピル基などの、炭
素数1〜6、好ましくは1〜4の直鎖又は分枝状の低級
アルキル基が挙げられ、更にプロピル基、ブチル基がさ
らに好ましく挙げられる。
【0031】また、HetAのR1がアルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基(n−プロ
ポキシ基、イソプロポキシ基)、ブトキシ基(tert
−ブトキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、se
c−ブトキシ基)、ペンチロキシ基(n−ペンチロキシ
基、ネオペンチロキシ基等)、1,1−ジメチルプロポ
キシ基、1−エチルプロポキシ基などの、炭素数1〜
6、好ましくは1〜4の直鎖又は分枝状の低級アルコキ
シ基が挙げられ、更にプロポキシ基がさらに好ましく挙
げられる。
【0032】また、HetCのXは、ハロゲン原子であ
り、具体的には塩素原子、臭素原子、フッ素原子が挙げ
られ、塩素原子又はフッ素原子が好ましく挙げられる。
【0033】nは0〜3の整数を示す。nが2又は3の
場合、Xは同一でも異なってもよい。
【0034】一般式(1)で表されるオキシム誘導体に
存在するオキシム部位の立体構造には(E)体又は
(Z)体があり、これらの立体異性体は、いずれも本発
明に含まれる。通常、合成製造物は、(E)体と(Z)
体の混合物として得られ、これらは分離精製することに
より、おのおのを単離する事が可能である。
【0035】オキシム誘導体(I)において、(E)体
よりも(Z) 体が植物病害防除活性に特に優れるが、
(Z)体も自然環境下では、光等により(E)体に変化
し、ある一定の(E)体と(Z)体の比率で混合物とし
て存在する。この(E)体と(Z)体の安定化した比率
は、各々の化合物により異なる。
【0036】なお、本発明の一般式(1)で示されるオ
キシム誘導体は従来公知の方法により製造することがで
きる。例えば、W09929689号に記載された方法
等により製造することができる。
【0037】本発明の化合物(I)の具体例を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】次に、本発明の第2の成分である保護殺菌
性化合物(II)(以下、単に「化合物(II)」というこ
とがある。)について説明する。
【0041】本発明の保護殺菌性化合物(II)とは、植
物に対し非浸透性で、対象作物上で有効成分を植物病原
菌に作用させることにより該植物病原菌の感染から植物
体を保護し、植物病害を予防する効果を呈する化合物を
意味するものとする。保護殺菌性化合物(II)として
は、このような作用効果を有すれば特に限定されない
が、好ましくはエチレンビスジチオカーバメート系化合
物、銅化合物、フタルイミド系化合物、又はクロロタロ
ニルが挙げられる。
【0042】さらに、具体的にはエチレンビスジチオカ
ーバメイト系化合物としては、エチレンビスジチオカー
バメイトの、亜鉛塩〔一般名;ジネブ、化学名;ジンク
エチレンビス(ジチオカーバメイト)(polymeric) 、
1276頁〕、マンガン塩〔一般名;マンネブ、化学
名;マンガネーゼ エチレンビス(ジチオカーバメイ
ト)(polymeric) 、764頁〕、亜鉛とマンガンの塩
〔一般名;マンゼブ、別名;マンコゼブ、化学名;マン
ガネーゼ エチレンビス(ジチオカーバメイト)(polyme
ric)complex with zinc salt 、761頁〕等の塩が挙
げられ、このうちマンゼブが最も好ましい。
【0043】尚、上記において、化合物名の後に記載の
各頁は、The Pesticide Manual,Eleventh Edition(edit
ed by Clive Tomlin,published by The British Crop P
rotection Council 1997)の記載頁を示すものとする。
以下同じ。
【0044】本発明において銅化合物としては、無機銅
化合物及び有機銅化合物が挙げられる。さらに詳しく
は、無機銅化合物としては、例えば、塩化物、オキシ塩
化物〔一般名;塩基性塩化銅(コッパー オキシクロラ
イド)、化学名;ジコッパー クロライド トリハイドロ
キサイド(approximate composition)、269頁〕、
炭酸塩、酸化物、水酸化物、硫酸塩(270頁)、リン
酸塩、珪酸塩、ジンククロメート、ヒドラジニウムサル
フェート等}等の塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、無水硫
酸銅、水酸化第二銅等が挙げられ、このうち塩基性硫酸
銅が最も好ましい。
【0045】また、有機銅化合物としては、銅の有機塩
{例えば、酢酸塩、8-ヒドロキシキノリン塩〔一般
名;オキシン-コッパー、化学名;ビス(キノリン-8-
オラト-0,N)コッパー、913頁〕、シュウ酸塩、
ビス(3-フェニルサリチレート)、ナフテネート(8
59頁)、リノレン酸塩、オレイン酸塩等}が挙げられ
る。
【0046】また、本発明においてフタルイミド系化合
物としては、N-置換フタルイミド構造を有する化合物
であるN-(トリクロロメチルチオ)フタルイミド{一
般名;フォルペット、614頁}、N-置換テトラヒド
ロフタルイミド構造を有する化合物であるN-(トリク
ロロメチルチオ)シクロヘクス-4-エン-1,2-ジカル
ボキシイミド{一般名;キャプタン、177頁}、N-
(1,1,2,2-テトラクロロエチルチオ)シクロヘ
クス-4-エン-1,2-ジカルボキシイミド{一般名;キ
ャプタホール、175頁}等が挙げられ、このうちキャ
プタンが最も好ましい。本発明において、クロロタロニ
ル(一般名)はテトラクロロイソフタロニトリル(22
7頁)を意味する。
【0047】学術的な理論の一致は未だ得られておらず
種々の説が考えられているが、驚くべきことに、本発明
の農園芸用殺菌剤組成物は、保護殺菌性化合物(II)に
対してオキシム誘導体(I)を組み合わせることによ
り、優れた相乗的殺菌効果を示し各種植物病害に対して
卓効を呈する。
【0048】例えばイネのいもち病(Pyricularia oryz
ae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯
病(Rhizoctonia solani)、麦類のうどんこ病(Erysip
he graminis, f. sp.hordei, f. sp.tritici)、赤かび
病(Gibberella zeae)、さび病(Puccinia striiformi
s, P.graminis, P.recondita,P.hordei)、雪腐病(Typ
hula sp.Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustil
ago tritici, U.nuda)、なまぐさ黒穂病(Tilletia ca
ries)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoide
s)、株腐病(Rhizoctonia cerealis)、
【0049】雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯
病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodo
rum)、柑橘の黒点病(Diaporthe citri)、そうか病
(Elsinoe fawcetti)、果実腐敗病(Penicillium digi
tatum, p.itanicum)、リンゴのモニリア病(Sclerotin
ia mali)、腐らん病(Valsa mali)、うどんこ病(Pod
osphaera leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria mal
i)、黒星病(Venturia inaequalis )、ナシの黒星病
(Venturia nasshicola)、黒斑病(Alternaria kikuch
iana)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、
【0050】モモの灰星病(Sclerotinia cinerea)、
黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐
敗病(Phomopsis sp.)、ブドウのべと病(Plasmopara
viticola)、黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病
(Glomerella cingulata)、うどんこ病(Uncinula nec
ator)、さび病(Phakopora ampelopsidis)、カキの炭
そ病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kak
i, Mycospharerella nawae) 、キュウリのべと病(Pse
udoperonospora cubensis)、ウリ類の炭そ病(Colleto
trichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca ful
iginea)、
【0051】つる枯病(Mycosphaerella melonis)、ト
マトの輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Clado
sporium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans)
、ナスの褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(E
rysiphe cichoracearum)、アブラナ科野菜の黒斑病(A
lternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassi
cae)、ネギのさび病(Puccinia allii)、ダイズの紫
斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe gly
cines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var.saja
e)、インゲンの炭そ病(Colletotrichum lindemthianu
m)、
【0052】ラッカセイの黒渋病(Mycosphaerella per
sonatum)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、エン
ドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)、べと病(Peronos
pora pisi)、ソラマメのべと病(Peronospora vicia
e)、疫病(Phytophthora nicotianae)、ジャガイモの
夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora in
festans)、イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca humul
i)、疫病(Phytophthora nicotianae)、チャの網もち
病(Exobasidium recticulatum)、白星病(Erysiphe l
eucospila)、タバコの赤星病(Alternaria longipe
s)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum) 、
【0053】炭そ病(Colletotrichum tabacum)、疫病
(Phytophthora parasitica)、テンサイの褐斑病(Cer
cospora beticola)、バラの黒星病(Diplocarpon rosa
e)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、疫病(Phy
tophthora megasperma)、キクの褐斑病(Septoria chr
ysanthemiindici)、白さび病(Puccinia horiana)
等、種々の作物の灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌
核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ピシウム菌(Pyth
ium sp.)等の各種病害の防除に用いることが可能であ
り、特にべと病、疫病、ピシウム菌による病害等の藻菌
類病害防除において、その優れた相乗的殺菌効果を示
す。
【0054】本発明の農園芸用殺菌剤組成物の有効成分
である化合物(I)と化合物(II)との混合割合は特に
限定されないが、好ましくは化合物(I)1重量部に対
して、化合物(II)は、通常0.1〜100 重量部、好
ましくは0.5〜50重量部の範囲内である。
【0055】本発明の農園芸用殺菌剤組成物は、化合物
(I)と化合物(II) とを単に混合するだけで用いる
ことができるが、通常、化合物(I)と化合物(II)
とを混合し、それと固体担体、液体担体または/および
ガス状担体と混合し、必要により界面活性剤、固着剤、
分散剤、安定剤、希釈剤、乳化剤、展着剤、増粘剤等の
製剤用補助剤を添加して、水和剤、懸濁剤、粒剤、
【0056】粉剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液
剤、油剤、燻煙剤、エアゾール剤、マイクロカプセル剤
等に製剤化して用いるか、あるいは、化合物(I)と化
合物(II)の各々を従来公知の方法により上記の剤型に
製剤化し、場合によりさらに水で希釈したのち、各々の
製剤品を混合して用いる。これらの製剤中には、有効成
分である化合物(I)と化合物(II)が合計量で通常
0.1〜99重量%、好ましくは、0.2〜90重量%
含有される。
【0057】ただし、固体担体としては、例えば粘土類
(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、アタパ
ルジャイトクレー、ベントナイト、酸性白土等)、タル
ク類、その他の無機鉱物(セリサイト、石英粉末、硫黄
粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ、モンモリ
ロナイト、雲母、バーミキュライト、石膏等)、化学肥
料用塩(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)、ホワイト
カーボン、木粉、澱粉、アルミナ、糖重合体、ワックス
類などの微粉末または粒状物が挙げられ、液体担体とし
ては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノー
ル、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n-ブチルアルコール、エチレングリコール、ベン
ジルアルコール等)、石油溜分(石油エーテル、ケロシ
ン、ソルベントナフサ等)、脂肪族または脂環式炭化水
素類(n-ヘキサン、シクロヘキサン等)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、
【0058】メチルイソブチルケトン等)、芳香族炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、クロロベンゼン、クメン、メチルナフタレン等)、
ハロゲン化炭化水素類(クロロホルム、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素
等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレン
グリコールアセタート、酢酸アミル等)、ニトリル類
(アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリ
ル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオキサ
ン、イソプロピルエーテル、エチレンオキシド、テトラ
ヒドロフラン等)、
【0059】酸アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアニリド等)、スルホキシド類(ジメチルス
ルホキシド等)、アルコールエーテル類(エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル等)などが挙げられ、ガス状担体としては
ブタンガス、炭酸ガス、フルオロカーボンガスなどが挙
げられる。界面活性剤としては、例えば非イオン型界面
活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタ
ンアルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル
等)、
【0060】陰イオン型界面活性剤(アルキルベンゼン
スルホナート、アルキルスルホサクシナート、ポリオキ
シエチレンアルキルスルファート、アリールスルホナー
ト等)、陽イオン型界面活性剤(アルキルアミン類、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン類、第四級アンモニウ
ム塩類等)、両性型界面活性剤(アルキルアミノエチル
グリシン、アルキルジメチルベタイン等)、多価アルコ
ールエステル類、糖アルコール誘導体などが挙げられ
る。
【0061】固着剤や分散剤としては、カゼイン、ゼラ
チン、多糖類(澱粉、アラビアガム、トラガントガム、
キサンタンガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、
リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分
子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸類等)などが挙げられ、安定剤としては、
PAP(酸性燐酸イソプロピル)、BHT(2,6-ジ-
tert-ブチル-4-メチルフェノール)、BHA(2-tert
-ブチル-4-メトキシフェノールと3-tert-ブチル-4-
メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂
肪酸またはそのエステルなどが挙げられる。
【0062】本発明の農園芸用殺菌剤組成物は、そのま
まで、または水等で希釈して植物体または土壌に施用す
る。土壌施用の場合、土壌表面へ散布してもよいし土壌
と混和して施用してもよい。また、種子処理、ULV等
種々の方法で施用することもできる。種子処理剤として
用いる場合、種子粉衣処理、種子浸漬処理、種子吹き付
け処理等により用いられる。
【0063】さらに、他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、種子消毒剤、肥
料、土壌改良剤等と併用することもできる。
【0064】本発明の農園芸用殺菌剤組成物の施用量
は、有効成分化合物の種類、混合比、気象条件、製剤形
態、施用時期、方法、場所、対象病害、対象作物等によ
っても異なるが有効成分である化合物(I)と化合物
(II)の合計量で、1アール当たり、通常0.001〜
1000g、好ましくは0.1〜100gであり、乳
剤、水和剤、懸濁剤、液剤等を水で希釈して施用する場
合、その施用濃度は通常0.0001〜1重量%、好ま
しくは0.001〜0.5重量%であり、粒剤、粉剤等
は希釈することなくそのまま施用する。種子処理に際し
ては、種子1kgに対して有効成分化合物の合計量で通常
0.001〜50g、好ましくは、0.01〜10g使
用する。
【0065】
【実施例】以下、製剤例および試験例等にて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は以下の例のみに限定さ
れるものではない。
【0066】(製造例1)参考製造例〔表1 化合物N
o.1の製造例〕 (5−メチル−1,2,3−チアジアゾール−4−イ
ル)フェニルメタノン(0.29g,1.41mmo
l)のエタノール(20ml)溶液に塩酸ヒドロキシル
アミン(0.20g,2.82mmol)及びトリエチ
ルアミン(0.4ml,2.8mmol)を加え、48
時間加熱還流した。反応液を濃縮した後、残留物を酢酸
エチルに溶かし、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。
【0067】溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、(Z)−(5−メチル−1,2,3
−チアジアゾール−4−イル)フェニルメタノンオキシ
ム(0.16g)及び(E)−(5−メチル−1,2,
3−チアジアゾール−4−イル)フェニルメタノンオキ
シム(0.04g)を得た。
【0068】(Z)−(5−メチル−1,2,3−チア
ジアゾール−4−イル)フェニルメタノンオキシム;1
H−NMR(CDCl3):δ 2.54(s,3
H),7.30〜7.50(m,5H),8.30〜
8.45(brd,1H). MS(m/e):219(M+). (E)−(5−メチル−1,2,3−チアジアゾール−
4−イル)フェニルメタノンオキシム;1H−NMR
(CDCl3):δ 2.67(s,3H),7.35
〜7.60(m,5H),8.00〜8.20(br
d,1H). MS(m/e):219(M+).
【0069】次に、(Z)−(5−メチル−1,2,3
−チアジアゾール−4−イル)フェニルメタノンオキシ
ム(9.31g,0.04mol)をアセトニトリル
(677ml)に溶かし、炭酸カリウム(9.98g,
0.07mol)及び2−ピコリルクロリドの塩酸塩
(10.40g,0.06mol)を加え、加熱還流で
5時間攪拌した。反応液を濃縮した後、残留物を酢酸エ
チルで抽出し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精
製し、(Z)−(5−メチル−1,2,3−チアジアゾ
ール−4−イル)フェニルメタノン O−(2−ピリジ
ル)メチルオキシム(9.67g)(化合物No.1)を得
た。
【0070】1H−NMR(CDCl3):δ 2.5
3(s,3H),5.40(s,2H),7.19(d
d,J=4.9Hz,J=7.6Hz,1H),7.3
0〜7.42(m,3H),7.35(d,J=7.8
Hz,1H),7.44〜7.50(m,2H),7.
67(J=7.8Hz,J=7.6Hz,1H),8.
56(d,J=4.9Hz,1H). MS(m/e):310(M+).
【0071】(製造例2)参考製造例〔表1 化合物N
o.2の製造例〕 (3−メチル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ル)フェニルメタノン(3.22g,15.7mmo
l)のエタノール(85ml)溶液に塩酸ヒドロキシル
アミン(4.48g,63.1mmol)及びトリエチ
ルアミン(8.8ml,63.1mmol)を加え、8
時間加熱還流した。
【0072】反応液を濃縮した後、残留物に酢酸エチル
/水を加え、抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、(Z)−(3−メチル−1,2,5−チア
ジアゾール−4−イル)フェニルメタノンオキシム
(2.18g)を得た。
【0073】1H−NMR(CDCl3):δ 2.5
3(s,3H),7.27〜7.56(m,5H),
8.52〜8.78(brd,1H). MS(m/e):219(M+).
【0074】DMF(150ml)に、60%水素化ナ
トリウム(2.41g,60.0mmol)を加え、氷
冷し、(Z)−(3−メチル−1,2,5−チアジアゾ
ール−4−イル)フェニルメタノンオキシム(6.0
g,27.0mmol)を加え、40分間撹拌した。こ
の反応液に4−クロロメチル−2−iso−プロピオニ
ルアミノチアゾール(7.76g,35.6mmol)
のDMF(110ml)溶液を滴下した。反応液は、徐
々に室温に戻した後、20時間撹拌した。反応液は減圧
下にて溶媒を留去し、残留物に酢酸エチル/水を加え、
抽出した。
【0075】抽出液は水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、(Z)−(3−メチル−1,2,5−チア
ジアゾール−4−イル)フェニルメタノン O−(2−
iso−プロピオニルアミノチアゾール−4−イル)メ
チルオキシム(9.08g)を得た(化合物No.2)。
【0076】1H−NMR(CDCl3):δ 1.2
2(d,J=6.91Hz,6H),2.41(s,3
H),2.47〜2.76(m,1H),5.21
(s,2H),6.89(s,1H),7.28〜7.
60(m,5H),9.50〜9.90(brd,1
H). MS(m/e):401(M+).
【0077】(製造例3)参考製造例〔表1 化合物N
o.3の製造例〕 DMF(6ml)に、60%水素化ナトリウム(31m
g,0.77mmol)を加え、氷冷し、(Z)−(3
−メチル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フ
ェニルメタノンオキシム(142mg,0.65mmo
l)を加え、40分間撹拌した。この反応液に4−クロ
ロメチル−2−t−ブチロイルアミノチアゾール(30
0mg,1.29mmol)のDMF(6ml)溶液を
滴下した。
【0078】反応液は、徐々に室温に戻した後、3日間
撹拌した。反応液は減圧下にて溶媒を留去し、残留物に
酢酸エチル/水を加え、抽出した。抽出液は水洗後、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残留物をカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、(Z)−(3−メチ
ル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フェニル
メタノン O−(2−t−ブチロイルアミノチアゾール
−4−イル)メチルオキシム(61mg)を得た(化合
物No.3)。
【0079】1H−NMR(CDCl3):δ 1.3
2(s,9H),2.44(s,3H),5.22
(s,2H),6.88(s,1H),7.28〜7.
59(m,5H),8.86〜9.09(brd,1
H). MS(m/e):415(M+).
【0080】(製造例4)参考製造例〔表1 化合物N
o.4の製造例〕 (5−メチル−1,2,3−チアジアゾール−4−イ
ル)−(3−クロロフェニル)メタノン(0.45g,
1.9mmol)、塩酸ヒドロキシルアミン(0.32
g,4.6mmol)をピリジン(8ml)に溶解し、
70℃のオイルバスで6.5時間加熱攪拌した。反応液
を減圧濃縮し、得られた残さを希塩酸−酢酸エチルで抽
出した。有機層は希塩酸・水・飽和重曹水・飽和食塩水
で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
【0081】有機層を減圧濃縮し、得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(Z)−
(5−メチル−1,2,3−チアジアゾール−4−イ
ル)−(3−クロロフェニル)メタノンオキシム(29
2mg)、(E)−5−メチル−1,2,3−チアジア
ゾール−4−イル)−(3−クロロフェニル)メタノン
オキシム(155mg)を得た。
【0082】(Z)−(5−メチル−1,2,3−チア
ジアゾール−4−イル)−(3−クロロフェニル)メタ
ノンオキシム;1H−NMR(CDCl3):δ2.5
8(s,3H),7.25〜7.45(m,3H),
7.51(m,1H),8.08(brd,1H). MS(m/e):253(M+).
【0083】(E)−5−メチル−1,2,3−チアジ
アゾール−4−イル)−(3−クロロフェニル)メタノ
ンオキシム;1H−NMR(CDCl3):δ2.73
(s,3H),7.35〜7.5(m,3H),7.5
4(m,1H),7.80(brd,1H). MS(m・z):253(M+).
【0084】DMF(3ml)に(Z)−(5−メチル
−1,2,3−チアジアゾール−4−イル)−(3−ク
ロロフェニル)メタノンオキシム(115mg,0.4
5mmol)、4−クロロメチル−2−iso−プロピ
オニルアミノチアゾール(124mg,0.57mmo
l)を溶解し、氷冷した。この溶液に60%水素化ナト
リウム(41mg,1.0mmol)を加え、室温で
2.5時間攪拌した。
【0085】反応液を飽和塩化アンモニウム水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水・飽和食塩水で順次
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧濃
縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製して(Z)−(5−メチル−1,2,3−チ
アジアゾール−4−イル)−(3−クロロフェニル)メ
タノン O−(2−iso−プロピオニルアミノチアゾ
ール−4−イル)メチルオキシム(100mg)を得た
(化合物No.4)。
【0086】1H−NMR(CDCl3):δ1.26
(d,J=6.8Hz,6H),2.47(s,3
H),2.61(seq,J=6.8Hz,1H),
5.25(s,2H),6.90(s,1H),7.2
5〜7.40Hz(m,3H),7.50(m,1
H). MS(m/z):435(M+).
【0087】(製造例5)参考製造例〔表1 化合物N
o.5の製造例〕 THF(6ml)に、60%水素化ナトリウム(44m
g,1.1mmol)を加え、氷冷し、(Z)−(3−
メチル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フェ
ニルメタノンオキシム(100mg,0.46mmo
l)を加え、20分間撹拌した。この反応液に4−クロ
ロメチル−2−ホルミルアミノチアゾール(96mg,
0.55mmol)のTHF(3ml)溶液を滴下し
た。反応液は、徐々に室温に戻した後、3日間撹拌し
た。反応液は減圧下にて溶媒を留去し、残留物に酢酸エ
チル/水を加え、抽出した。抽出液は水洗後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残留物をカラムク
ロマトグラフィーで精製し、(Z)−(3−メチル−
1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フェニルメタ
ノンO−(2−ホルミルアミノチアゾール−4−イル)
メチルオキシム(101mg)を得た。
【0088】1H−NMR(CDCl3):δ 2.2
7(s,3H),5.21(s,2H),6.97
(s,1H),7.31〜7.52〔m,5H〕,8.
39(s,1H).
【0089】上記反応生成物(3.42g,9.5mm
ol)をメタノール(70ml)とTHF(60ml)
に溶かし、5℃に冷却した。濃塩酸(1.3ml)を加
えた後、室温に戻し、20時間撹拌した。反応液を濃縮
し、残留物にヘキサンを加え、撹拌した。析出物を濾過
し、ヘキサンで洗浄した。風乾し、無色結晶として
(Z)−(3−メチル−1,2,5−チアジアゾール−
4−イル)フェニルメタノン O−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)メチルオキシム(3.33g)を得
た。
【0090】1H−NMR(CDCl3):δ 2.4
1(s,3H),5.06(s,1H),6.85
(s,1H),7.30〜7.62〔m,5H〕.
【0091】上記反応生成物(0.15g,0.41m
mol)をジクロロメタン(15ml)に溶かし、N,
O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(0.2m
l,0.9mmol)加え、30分撹拌した。この反応
液にイソプロピルクロロホーメト(0.07ml,0.
5mmolを加え、4日間撹拌した。反応液に水を加
え、次いで炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、
(Z)−(3−メチル−1,2,5−チアジアゾール−
4−イル)フェニルメタノン O−(2−イソプロポキ
シアミノチアゾール−4−イル)メチルオキシム(0.
135g)を得た(化合物No.5)。
【0092】1H−NMR(CDCl3):δ 1.3
2(d,J=6.22z,6H),2.40(s,3
H),4.95〜5.19(m,1H),5.24
(s,2H),5.24(s,2H),6.81(s,
1H),7.30〜7.52〔m,5H〕. MS(m/e):417(M+).
【0093】(製造例6)参考製造例〔表1 化合物N
o.6の製造例〕 DMF(6ml)に、60%水素化ナトリウム(45m
g,1.1mmol)を加え、氷冷し、(Z)−(5−
メチル−1,2,3−チアジアゾール−4−イル)3−
クロロフェニルメタノンオキシム(91mg,0.36
mmol)を加え、30分間撹拌した。この反応液に4
−クロロメチル−2−iso−バレリルアミノチアゾー
ル(93mg,0.40mmol)のDMF(6ml)
溶液を滴下した。
【0094】反応液は、徐々に室温に戻した後、20時
間撹拌した。反応液は減圧下にて溶媒を留去し、残留物
に酢酸エチル/水を加え、抽出した。抽出液は水洗後、
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残留物を
カラムクロマトグラフィーで精製し、(Z)−(5−メ
チル−1,2,3−チアジアゾール−4−イル)3−ク
ロロフェニルメタノン O−(2−iso−バレリルア
ミノチアゾール−4−イル)メチルオキシム(110m
g)(化合物No.6)を得た。
【0095】1H−NMR(CDCl3):δ 0.9
9(d,J=6.4Hz,6H),2.0〜2.45
(m,1H),2.30(d,J=6.4Hz,2
H),2.47(s,3H),5.25(s,2H),
6.90(s,1H),7.25〜7.45(m,4
H),9.29(brd,1H). MS(m/e):449(M+).
【0096】(製造例7)参考製造例〔表1 化合物N
o.7の製造例〕 (Z)−(3−メチル−1,2,5−チアジアゾール−
4−イル)フェニルメタノン O−(2−フェニルオキ
シカルボニルアミノチアゾール−4−イル)メチルオキ
シム(30mg,0.066mmol)のジメチルスル
ホキシド(3.5ml_)溶液に、40%ジメチルアミ
ン(30μl)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に
酢酸エチルを加え、次いで水、2N塩酸、1%水酸化ナ
トリウム水溶液で順次洗浄した。酢酸エチル抽出液は硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残留物をカラムク
ロマトグラフィーで精製し、(Z)−(3−メチル−
1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フェニルメタ
ノン O−[2−(N',N'−ジメチルウレイド)チア
ゾール−4−イル]メチルオキシム(30mg)を得た
(化合物No.7)。
【0097】1H−NMR(CDCl3):δ 2.4
1(s,3H),3.04(s,3H),5.18
(s,2H),6.77(s,1H),7.28〜7.
52〔m,5H〕. MS(m/e):401(M+).
【0098】(製造例8)参考製造例〔表1 化合物N
o.8の製造例〕 DMF(6ml)に、60%水素化ナトリウム(80m
g,2mmol)を加え、氷冷し、(Z)−(3−メチ
ル−1,2,5−オキサジアゾール−4−イル)4−フ
ルオロフェニルメタノンオキシム(80mg,0.36
mmol)を加え、30分間撹拌した。この反応液に4
−クロロメチル−2−iso−プロピオニルアミノチア
ゾール(100mg,0.43mmol)のDMF(6
ml)溶液を滴下した。反応液は、徐々に室温に戻した
後、20時間撹拌した。反応液は減圧下にて溶媒を留去
し、残留物に酢酸エチル/水を加え、抽出した。
【0099】抽出液は水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、(Z)−(3−メチル−1,2,5−オキ
サジアゾール−4−イル)4−フルオロフェニルメタノ
ン O−(2−iso−プロピオニルアミノチアゾール
−4−イル)メチルオキシム(107mg)を得た(化
合物No.8)。
【0100】1H−NMR(CDCl3):δ 1.0
0(d,J=6.23Hz,6H),2.07〜2.4
5(m,1),2.28(s,3H),5.24(s,
2H),6.90(s,1H),6.96〜7.18
(m,2H),7.42〜7.68(m,2H),8.
82〜9.14(brd,1H). MS(m/e):417(M+).
【0101】(製造例9)参考製造例〔表1 化合物N
o.9の製造例〕 (Z)−(3−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
−4−イル)3−フルオロフェニルメタノンオキシム
(173mg,0.78mmol)をアセトニトリル
(20ml)に溶かし、炭酸カリウム(184mg,
1.33mmol)及び2−ピコリルクロライド(23
6mg,1.42mmol)を加え、加熱還流で6時間
攪拌した。反応液を濃縮した後、残留物を酢酸エチルで
抽出し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、
(Z)−(3−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
−4−イル)3−フルオロフェニルメタノン O−(2
−ピリジル)メチルオキシム(155mg)を得た(化
合物No.9)。
【0102】1H−NMR(CDCl3):δ 2.3
2(s,3H),5.41(s,2H),6.98〜
7.48(m,6H),7.70(t,J=7.63H
z,1H),8.59(d,J=4.81Hz,1
H). MS(m/e):312(M+).
【0103】(製造例10)参考製造例〔表1 化合物
No.10の製造例〕 ジメチルホルムアミド(6ml)に、60%水素化ナト
リウム(53mg,1.3mmol)を加え、氷冷し、
(Z)−(3−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
−4−イル)4−フルオロフェニルメタノンオキシム
(100mg,0.46mmol)を加え、30分間撹
拌した。この反応液に4−クロロメチル−2−t−ブチ
ロイルアミノチアゾール(128mg,0.55mmo
l)のジメチルホルムアミド(6ml)溶液を滴下し
た。
【0104】反応液は、徐々に室温に戻した後、3日間
撹拌した。反応液は減圧下にて溶媒を留去し、残留物に
酢酸エチル/水を加え、抽出した。抽出液は水洗後、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残留物をカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、(Z)−(3−メチ
ル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル)フェニル
メタノン O−(2−t−ブチロイルアミノチアゾール
−4−イル)メチルオキシム(138mg)を得た。
(化合物No.10)
【0105】1H−NMR(CDCl3):δ 1.3
3(s,9H),2.30(s,3H),5.24
(s,2H),6.91(s,1H),6.99〜7.
16〔m,2H〕,7.43〜7.69(m,2H),
8.72~9.00(brd,1H). MS(m/e):417(M+).
【0106】(製剤例1)製造例1〜10で得られた化
合物No.1〜10(20重量部)に、各々、クレー(6
8重量部)、ホワイトカーボン(8重量部)、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル(4重量部)をよく
粉砕混合し、水和剤を得た。
【0107】(製剤例2)マンゼブはジマンダイセン水
和剤(有効成分マンゼブ75%)を、塩基性硫酸銅はZ
ボルドー(有効成分塩基性硫酸銅58%)を、キャプタ
ンはオーソサイド水和剤80(有効成分キャプタン80
%)を、クロロタロニルはダコニール1000(有効成
分TPN40%)を使用した。
【0108】(製剤例3)製造例1〜10で得られた化
合物No.1〜10(20重量部)に、マンゼブ(商品名
「ジマンダイセン水和剤」ローム・アンド・ハース・フ
ランス社製)(有効成分20重量部)、クレー(48重
量部)、ホワイトカーボン(8重量部)、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル(4重量部)をよく粉砕
混合し、水和剤を得た。
【0109】(製剤例4)製造例1〜10で得られた化
合物No.1〜10(20重量部)に、塩基性硫酸銅(商
品名「トモノZボルドー」株式会社トモノアグリカ製)
(有効成分20重量部)、クレー(48重量部)、ホワ
イトカーボン(8重量部)、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(4重量部)をよく粉砕混合し、水和
剤を得た。
【0110】(製剤例5)製造例1〜10で得られた化
合物No.1〜10(20重量部)に、キャプタン(商品
名「ホクコーオーソサイド水和剤80」北興化学工業株
式会社製)(有効成分20重量部)、クレー(48重量
部)、ホワイトカーボン(8重量部)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(4重量部)をよく粉砕混
合し、水和剤を得た。
【0111】(製剤例6)製造例1〜10で得られた化
合物No.1〜10(20重量部)に、クロロタロニル
(商品名「ダコニール1000」クミアイ化学工業株式
会社製)(有効成分20重量部)、クレー(48重量
部)、ホワイトカーボン(8重量部)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(4重量部)をよく粉砕混
合し、水和剤を得た。
【0112】(試験例1) 製剤例の方法に準じて作製
した所定の化合物を含む水和剤を試験管に入れ、所定の
有効成分濃度になるように水で希釈した。この試験液
に、直径10mmのコルクボーラーで打ち抜いたブドウ
(品種:ネオマスカット)のリーフディスクを3枚入れ
た。30分後リーフディスクを取り出し、プラスチック
シャーレに敷いた濾紙の上に、葉裏を上にして並べた。
濾紙を吸水させ、ブドウべと病菌(Plasmopara viticol
a)の胞子懸濁液をリーフディスクの上に噴霧接種し
た。プラスチックシャーレを密封した後、グロースキャ
ビネット(25℃,5000Lx,14時間、18℃暗条
件、10時間、湿度70%)内で発病させた。7日後、
発病程度を調査し、発病指数を求めた。
【0113】すなわち、無発病は「0」、発病面積が2
5%未満は「1」、発病面積が25%以上50%未満は
「2」、発病面積が50%以上は「3」として4段階評
価し、次式「発病度={Σ(発病程度別葉数×指数)÷
(調査葉数×5)}×100」から計算した。また、防
除価は次式
【0114】
【数1】
【0115】を用いて算出した。ただし、 P:防除価(%) A:無処理の植物の発病度(%) B:処理植物の発病度(%) を表すものとする。
【0116】さらに、防除価期待値は、次式 E = M + N − MN /100 を用いて計算した。
【0117】ただし、 E : 防除価期待値(%) M: 化合物(I)単独使用時の防除価(%) N: 化合物(II)独使用時の防除価(%) を表すものとする。
【0118】その結果を表3から表5に示す。
【0119】
【表3】
【0120】
【表4】
【0121】
【表5】
【0122】(試験例2) 製剤例の方法に準じて作製
した水和剤を試験管に入れ、有効所定の有効成分濃度に
なるように水で希釈した。この試験液に、直径10mm
のコルクボーラーで打ち抜いたブドウ(品種:ネオマス
カット)のリーフディスクを3枚入れた。30分後リー
フディスクを取り出し、プラスチックシャーレに敷いた
濾紙の上に、葉裏を上にして並べた。濾紙を吸水させ、
ブドウべと病菌(Plasmopara viticola)の胞子懸濁液
をリーフディスクの上に噴霧接種した。プラスチックシ
ャーレを密封した後、グロースキャビネット(25℃,
5000Lx,14時間、18℃暗条件,10時間、湿度7
0%)内で発病させた。7日後、発病程度を調査し、発
病指数を求めた。その結果を下記に示す。なお、評価は
試験例1と同様の方法で行った。
【0123】
【表6】
【0124】
【表7】
【0125】(試験例3) 製剤例の方法に準じて作製
した水和剤を試験管に入れ、有効所定の有効成分濃度に
なるように水で希釈した。この試験液に、直径10mm
のコルクボーラーで打ち抜いたブドウ(品種:ネオマス
カット)のリーフディスクを3枚入れた。30分後リー
フディスクを取り出し、プラスチックシャーレに敷いた
濾紙の上に、葉裏を上にして並べた。濾紙を吸水させ、
ブドウべと病菌(Plasmopara viticola)の胞子懸濁液
をリーフディスクの上に噴霧接種した。プラスチックシ
ャーレを密封した後、グロースキャビネット(25℃,
5000Lx,14時間、18℃暗条件,10時間、湿度7
0%)内で発病させた。7日後、発病程度を調査し、発
病指数を求めた。その結果を下記に示す。なお、評価は
試験例1と同様の方法で行った。
【0126】
【表8】
【0127】
【表9】
【0128】
【発明の効果】本発明により、植物病害に対し優れた防
除効果を示す新規な農園芸用殺菌剤組成物を提供するこ
とができる。更に詳しくは、激発条件下での広範囲の作
物病害、特に藻菌類による植物病害の防除に優れた効果
を呈する新規な農園芸用殺菌剤組成物、及び該農園芸用
殺菌剤組成物を用い、植物病害、特に藻菌類による植物
病害を防除する方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 59/20 C07D 417/12 // C07D 413/12 A01N 43/82 102 417/12 103 (72)発明者 近藤 仁 千葉県千葉市若葉区千城台東1−25−16− 205 (72)発明者 朝田 享 千葉県印旛郡酒々井町中央台4−18−6 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB07 CC58 CC62 CC67 DD12 DD58 DD62 EE03 4H011 AA01 BA01 BA06 BB06 BB09 BB10 BB13 BB18 BC18 BC19 BC20 DA15 DD03 DH02 DH03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 [但し、HetAが下記2つの式 【化2】 (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、アミノ基、
    又はアルコキシ基である。)のいずれか1つで表される
    基であり、HetBが下記の3つの式 【化3】 (式中、Yは低級アルキル基を示す。)のいずれか1つ
    の環構造で表される基であり、HetCが下記式 【化4】 (式中、Xはハロゲン原子であり、nは0〜3であ
    る。)]で表されるオキシム誘導体(I)と、保護殺菌性
    化合物(II)とを有効成分として含有することを特徴と
    する農園芸用殺菌剤組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、R1がプロピル
    基、ブチル基、アミノ基、又はプロポキシ基であり、Y
    がメチル基であり、Xが水素原子、フッ素原子又は塩素
    原子である請求項1に記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  3. 【請求項3】 保護殺菌性化合物(II)がエチレンビス
    ジチオカーバメート系化合物、銅化合物、フタルイミド
    系化合物及びクロロタロニルからなる群から選ばれる1
    種以上の化合物であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  4. 【請求項4】 エチレンビスジチオカーバメート系化合
    物が、ジネブ、マンネブ、マンゼブからなる群から選ば
    れる1種以上であり、銅化合物が、無機銅化合物、有機
    銅化合物からなる群から選ばれる1種以上であり、フタ
    ルイミド系化合物が、フォルペット、キャプタン、キャ
    プタホールからなる群から選ばれる1種以上であること
    を特徴とする請求項3に記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  5. 【請求項5】 オキシム誘導体(I)と保護殺菌性化合
    物(II)とが(I)/(II)=0.1/99.9〜99.
    9/0.1(重量比)である請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の農
    園芸用殺菌剤組成物を用いる植物病害の防除方法。
  7. 【請求項7】 植物病害が、藻菌類に由来する植物病害
    である請求項6に記載の防除方法。
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