JP2002193597A - フォークリフトおよび作業機制御用油圧装置 - Google Patents

フォークリフトおよび作業機制御用油圧装置

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JP2002193597A
JP2002193597A JP2000401072A JP2000401072A JP2002193597A JP 2002193597 A JP2002193597 A JP 2002193597A JP 2000401072 A JP2000401072 A JP 2000401072A JP 2000401072 A JP2000401072 A JP 2000401072A JP 2002193597 A JP2002193597 A JP 2002193597A
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JP
Japan
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pressure
spool
chamber
pressure control
valve
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JP2000401072A
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English (en)
Inventor
Mikio Haruyama
幹雄 春山
Takayuki Akiyama
隆行 秋山
Masakazu Itose
雅一 糸瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷に従属しないで動作する。 【解決手段】第1圧力に基づいて、アクチュエータ46
から第2圧力の作動流体を第3圧力の作動流体として出
力する圧力制御弁31と、圧力制御弁31と同一の本体
50に搭載され、第3圧力の作動流体を第1圧力の作動
流体として出力する操作弁12とを含み、圧力制御弁3
1は、第3圧力と第1圧力との圧力差を一定に制御し
て、アクチュエータ46から流出する作動流体の流量を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトお
よび作業機制御用油圧装置に関し、特に、より操作性が
良いフォークリフトおよび作業機制御用油圧装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧により動作するフォークリフトが広
く使用されている。図3は、公知のフォークリフトの油
圧回路を示している。そのフォークリフトは、作業機用
油圧バルブ101が油圧源102とともに設けられてい
る。油圧源102は、メイン圧管路103を介して作業
機用油圧バルブ101に作動油を供給している。
【0003】メイン圧管路103は、逃がし弁104に
接続されている。逃がし弁104は、ドレン管路105
に接続されている。ドレン管路105は、タンク120
に接続されている。逃がし弁104は、メイン圧管路1
03の油圧であるメイン圧が所定の圧力以上になるとメ
イン圧管路103をドレン管路10に接続して作動油を
ドレンし、メイン圧を概ね一定になるように制御してい
る。
【0004】メイン圧管路103は、チェック弁106
に接続されている。チェック弁106は、管路107に
接続されている。チェック弁106は、管路107から
メイン圧管路103に作動油が逆流することを防止す
る。管路107は、スプール弁108に接続されてい
る。スプール弁108は、ドレン管路105に接続さ
れ、管路109に接続されている。
【0005】スプール弁108は、操作レバー110に
より、3つの位置を切り替える。その1つの位置では、
管路107が管路109に接続されている。他の1つの
位置では、管路109がドレン管路105に接続されて
いる。さらに他の1つの位置では、管路107、管路1
05および管路109はすべて塞がれている。
【0006】管路109は、作業機用油圧バルブ101
の外部に設置されているフローレギュレータバルブ11
1に接続されている。フローレギュレータバルブ111
は、管路112に接続されている。フローレギュレータ
111は、可変オリフィス113とチェック弁114と
を備えている。可変オリフィス113は、管路112か
ら管路109に流れる作動油の流量を制御する。チェッ
ク弁114は、管路112から管路109に作動油が逆
流することを防止する。
【0007】管路112は、シリンダー115に接続さ
れている。シリンダー115は、フォークを上下するマ
ストに搭載されている。シリンダー115は、管路11
2から作動油を受けてフォークを上げ、管路112に作
動油を逃がすことによりフォークを下げる。このような
フローレギュレータバルブ111は、マストの最大降下
速度を制御している。
【0008】マストの降下速度を制御するバルブは、作
業用油圧バルブに内装することが望まれている。マスト
の負荷によらないで、レバー操作位置により降下速度を
制御する圧力補償システムが望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、負荷
に従属しないで動作するフォークリフトおよび作業機制
御用油圧装置を提供することにある。本発明の他の課題
は、より操作性が良いフォークリフトおよび作業機制御
用油圧装置を提供することにある。本発明のさらに他の
課題は、マストの降下速度を制御するバルブが作業用油
圧バルブに内装されているフォークリフトを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈すること
を意味しない。
【0011】本発明によるフォークリフトは、第1圧力
に基づいて、アクチュエータ(46)から第2圧力の作
動流体を第3圧力の作動流体として出力する圧力制御弁
(31)と、圧力制御弁(31)と同一の本体(50)
に搭載され、第3圧力の作動流体を第1圧力の作動流体
として出力する操作弁(12)とを含み、圧力制御弁
(31)は、第3圧力と第1圧力との圧力差を一定に制
御して、アクチュエータ(46)から流出する作動流体
の流量を制御する。
【0012】アクチュエータ(46)から圧力制御弁
(31)に第2圧力を伝達する第1管路(33)と、圧
力制御弁(31)から操作弁(12)に第3圧力を伝達
する第2管路(14)と、操作弁(12)から圧力制御
弁(31)に第1圧力を伝達する第3管路(5)とを更
に含んでいる。圧力制御弁(31)は、圧力制御スプー
ル(52)と圧力制御スプール室(51)とスプリング
(34)とを有している。
【0013】圧力制御スプール(52)は、圧力制御ス
プール室(51)とともに、第1管路(33)に接続さ
れている第1接続室(58)と、第2管路(14)に接
続されている第2接続室(59)と、第1接続室(5
8)と第2接続室(59)とを接続する圧力制御可変オ
リフィス(61)と、第1管路(33)に接続されてい
る第1圧力室(62)と、第3管路(5)に接続されて
いる第2圧力室(57)とを有している。
【0014】圧力制御可変オリフィス(61)のオリフ
ィス面積は、圧力制御スプール(52)の位置とともに
変化し、スプリング(34)は、圧力制御スプール(5
2)を圧力制御可変オリフィス(61)のオリフィス面
積が増大する方向(53)に押し、第1圧力室(62)
は、第3圧力による力で圧力制御スプール(52)を方
向(53)の反対方向に押し、第2圧力室(57)は、
第1圧力による力で圧力制御スプール(52)を方向
(53)に押して、第3圧力と第1圧力との圧力差を一
定に制御している。
【0015】作業者が操作する操作レバー(35)を更
に含み、操作弁(12)は、操作スプール(72)と操
作スプール室(71)とから形成され、操作スプール
(72)は、操作スプール室(71)とともに、第2管
路(14)に接続されている第3接続室(77)と、第
3管路(5)に接続されている第4接続室(78)と、
第3接続室(77)と第2接続室(59)とを接続する
操作可変オリフィス(79)とを形成し、操作可変オリ
フィス(79)のオリフィス面積は、操作スプール(7
2)の位置に対応し、操作レバー(35)の位置は、操
作スプール(72)の位置に対応している。
【0016】操作スプール室(71)は、壁(76)を
有し、壁(76)は、操作スプール(72)の移動区間
を限定し、操作可変オリフィス(79)のオリフィス面
積は、移動区間では最大値を有する。このような最大値
は、操作弁(12)を通過する作動流体の最大流量を決
定する。
【0017】フォークを更に含み、第2圧力は、フォー
クに積載される荷の重量に対応している。このようなア
クチュエータ(46)は、フォークリフトのフォークの
マストに使用されることが好ましい。
【0018】本発明による作業機制御用油圧装置は、第
1圧力に基づいて、アクチュエータ(46)から第2圧
力の作動流体を第3圧力の作動流体として出力する圧力
制御弁(31)と、圧力制御弁(31)と同一の本体
(50)に搭載され、第3圧力の作動流体を第1圧力の
作動流体として出力する操作弁(12)とを含み、圧力
制御弁(31)は、第3圧力と第1圧力との圧力差を一
定に制御して、アクチュエータ(46)から流出する作
動流体の流量を制御する。
【0019】アクチュエータ(46)から圧力制御弁
(31)に第2圧力を伝達する第1管路(33)と、圧
力制御弁(31)から操作弁(12)に第3圧力を伝達
する第2管路(14)と、操作弁(12)から圧力制御
弁(31)に第1圧力を伝達する第3管路(5)とを更
に含んでいる。圧力制御弁(31)は、圧力制御スプー
ル(52)と圧力制御スプール室(51)とスプリング
(34)とを有している。
【0020】圧力制御スプール(52)は、圧力制御ス
プール室(51)とともに、第1管路(33)に接続さ
れている第1接続室(58)と、第2管路(14)に接
続されている第2接続室(59)と、第1接続室(5
8)と第2接続室(59)とを接続する圧力制御可変オ
リフィス(61)と、第1管路(33)に接続されてい
る第1圧力室(62)と、第3管路(5)に接続されて
いる第2圧力室(57)とを有している。
【0021】圧力制御可変オリフィス(61)のオリフ
ィス面積は、圧力制御スプール(52)の位置とともに
変化し、スプリング(34)は、圧力制御スプール(5
2)を圧力制御可変オリフィス(61)のオリフィス面
積が増大する方向(53)に押し、第1圧力室(62)
は、第3圧力による力で圧力制御スプール(52)を方
向(53)の反対方向に押し、第2圧力室(57)は、
第1圧力による力で圧力制御スプール(52)を方向
(53)に押して、第3圧力と第1圧力との圧力差を一
定に制御している。
【0022】作業者が操作する操作レバー(35)を更
に含み、操作弁(12)は、操作スプール(72)と操
作スプール室(71)とから形成され、操作スプール
(72)は、操作スプール室(71)とともに、第2管
路(14)に接続されている第3接続室(77)と、第
3管路(5)に接続されている第4接続室(78)と、
第3接続室(77)と第2接続室(59)とを接続する
操作可変オリフィス(79)とを形成し、操作可変オリ
フィス(79)のオリフィス面積は、操作スプール(7
2)の位置に対応し、操作レバー(35)の位置は、操
作スプール(72)の位置に対応している。
【0023】操作スプール室(71)は、壁(76)を
有し、壁(76)は、操作スプール(72)の移動区間
を限定し、操作可変オリフィス(79)のオリフィス面
積は、移動区間では最大値を有する。このような最大値
は、操作弁(12)を通過する作動流体の最大流量を決
定する。
【0024】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による作
業機制御用油圧装置の実施の形態を説明する。作業機制
御用油圧装置1は、図1に示されるように、外部に油圧
源2を備えている。作業機制御用油圧装置1は、フォー
クリフトに搭載されている。油圧源2は、ポンプ圧管路
3を介してブリードオフ弁4に接続されている。油圧源
2は、油圧エネルギーを発生させ、ブリードオフ弁4に
ポンプ圧を出力している。ブリードオフ弁4は、ドレン
管路5に接続され、メイン圧管路6に接続されている。
ドレン管路5は、タンク11に接続され、ドレン管路5
の油圧は、概ね0である。
【0025】ブリードオフ弁4は、スプリング7とパイ
ロット圧管路8とを備えている。パイロット圧管路8に
は、パイロット圧が立っている。ブリードオフ弁4に
は、スプリング7により作用する力とパイロット圧によ
り作用する力との合力Faが加わり、ポンプ圧管路3に
より作用する力Fbが加わっている。ブリードオフ弁4
は、FaがFbより大きいとき(Fa>Fb)ポンプ圧
管路2をドレン管路5に接続してメイン圧管路6に提供
する油圧を減少させる。Fa≦Fbのとき、ポンプ圧管
路2をメイン圧管路6にのみ接続している。
【0026】即ち、ブリードオフ弁4は、パイロット圧
が概ね0であるとき、メイン圧管路6に低い油圧を提供
する。以下、この低い油圧は、スプリング圧と記載され
る。ブリードオフ弁4は、パイロット圧管路8の油圧が
適当に上昇しているとき、メイン圧管路6にアクチュエ
ータを運動させるのに十分な油圧を提供する。
【0027】メイン圧管路6は、スプール弁12に接続
されている。スプール弁12は、ドレン管路5、管路1
3、管路14および管路19に接続されている。スプー
ル弁12は、操作レバー35により、3つの位置を切り
替える。その1つの位置は中立位置であり、このとき、
ドレン管路5、メイン圧管路6、管路13、管路14お
よび管路19が塞がれている。
【0028】他の1つの位置は上げ位置であり、このと
き、メイン圧管路6が可変オリフィスを介して管路13
および管路14に接続されている。さらに他の1つの位
置は下げ位置であり、このとき、メイン圧管路6が管路
38を介して管路13に接続されドレン管路5に接続さ
れ、管路14がドレン管路5に接続され、管路19が弁
39を介して管路5に接続されている。管路38は、両
端にオリフィス36,37を備え、メイン圧管路6から
油圧が与えられる。弁39は、管路38の圧に押されて
管路15をドレン管路5に接続する。
【0029】管路14は、チェック弁32に接続されて
いる、チェック弁32は、管路33に接続されている。
チェック弁32は、管路33から管路14に作動油が逆
流することを防止する。
【0030】管路14は、さらに圧力補償弁31に接続
されている、圧力補償弁31は、管路33に接続されて
いる。圧力補償弁31は、スプリング34を備え、ドレ
ン管路5を備えている。圧力補償弁31には、スプリン
グ34により作用する力とドレン管路5の油圧により作
用する力との合力が加わり、管路14の油圧により作用
する力が加わっている。圧力補償弁31は、管路14の
圧力が上昇すると開度を減少させ、管路14の圧力が下
降すると開度を増大させる。即ち、圧力補償弁15は、
管路14とドレン管路5との圧力差が常時一定になるよ
うに制御している。この圧力差は、スプリング34によ
り決定される。
【0031】管路33は、ポペット弁41に接続してい
る。ポペット弁41は、マスト管路42に接続してい
る。ポペット弁41は、スプリング43を備え、管路1
9を備えている。ポペット弁41は、スプリング43に
よる力と管路19の油圧による力により、管路33とマ
スト管路42とを閉じている。管路33にメイン圧が立
ち、管路19の油圧が減少したとき、管路33からマス
ト管路42に作動油を流してメイン圧を伝達する。管路
33にスプリング圧が立っているとき、または、管路1
9の油圧が減少しないとき、ポペット弁41は管路33
とマスト管路42とを閉じて、作動油は流れない。
【0032】マスト管路42は、シリンダー46に接続
している。シリンダー46は、フォーク47を上下する
マストに搭載されている。シリンダー46は、マスト管
路42から作動油を受けてフォーク47を上げ、マスト
管路42に作動油を逃がすことによりフォーク47を下
げる。マスト管路42は、オリフィス20を介して管路
19に接続されている。
【0033】管路13は、シャトル弁16に接続されて
いる。シャトル弁16は、管路17と管路18とに接続
されている。シャトル弁16は、管路13または管路1
7のいずれか高圧の方と管路18とを接続する。管路1
8は、オリフィス21を介してパイロット管路8に接続
している。
【0034】パイロット管路8は、逃がし弁22に接続
されている。逃がし弁22は、ドレン管路5に接続され
ている。逃がし弁22は、パイロット管路8のパイロッ
ト圧が所定の圧力以上になると、自動的にパイロット管
路8をドレン管路5に接続してパイロット圧を所定の圧
力以上になることを防止している。
【0035】作業者によりスプール弁12が下げ位置を
とった場合、管路38がメイン圧管路6に接続されてメ
イン圧が立つ。この圧により、弁39が開き、管路19
がドレン管路5に接続され、管路19の油圧が減少す
る。管路19の油圧が減少することにより、ポペット弁
41は、マスト管路42を管路33に接続する。このと
き、管路33の油圧は、フォークリフトのフォーク47
に積載された荷の重量によって変化する。
【0036】圧力補償弁15は、管路14とドレン管路
5との圧力差が常時一定になるようにして、管路33か
ら管路14に作動油を流す。作動油は、スプール弁12
を介してドレン管路5にドレンされる。スプール弁12
は、操作レバー35の位置により、管路14とドレン管
路5との間に生成されるオリフィスの面積を決定する。
【0037】一般にオリフィスを通過する作動油の流量
は、オリフィス面積に比例して、オリフィスの前後の油
圧差の1/2乗に比例する。スプール弁12の前後の油
圧差が常時一定であるため、荷の重量に独立に作動油の
流速が決定する。操作レバー35の位置により、フォー
ク47の降下速度が決定する。
【0038】図2は、スプール弁12および圧力補償弁
31を詳細に示している。スプール弁12および圧力補
償弁31は、本体50に設けられている。本体50は、
円筒形の滑り面を有するスプール室51を備えている。
スプール室51には、スプール52が設けられている。
スプール52は、スプール室51に内接して、軸方向5
3およびその反対方向に滑り運動可能に挿入されてい
る。圧力補償弁31は、スプール室51とスプール52
とから構成されている。
【0039】スプール52は、スプリング側部分54、
中央部分55、圧力室側部分56とから形成されてい
る。スプリング側部分54には、スプリング室57が設
けられている。スプリング室57には、スプリング34
が設けられている。スプリング34は、スプール52を
軸方向53に押している。スプリング室57に加わる油
圧は、スプール52を軸方向53に押している。
【0040】中央部分55には、チルト管路41に接続
されている接続室58が設けられ、管路15に接続され
ている接続室59が設けられている。管路接続室58と
管路接続室59との間には、可変オリフィス61が設け
られている。可変オリフィス61は、スプール52が軸
方向53に移動することによりオリフィス面積が大きく
なる。
【0041】圧力室側部分56には、圧力室62が設け
られている。圧力室62に加わる油圧は、スプール52
を軸方向53の反対方向に押している。圧力室側部分5
6には、さらにダンパ室63が設けられている。ダンパ
室63は、スプール52が軸方向53の反対方向に急激
に移動することを防止する。中央部分55と圧力室側部
分56との内部には、軸に沿って流路孔65が設けられ
ている。流路孔65は、圧力室62と接続されている。
流路孔65と接続室59との間には、流路孔66が設け
られている。流路孔65とダンパ室63との間には、流
路孔67が設けられている。
【0042】本体50は、ドレン管路5に接続されてい
る接続室68が設けられている。接続室68とスプリン
グ室57との間には、流路69が設けられている。
【0043】本体50は、円筒形の滑り面を有するスプ
ール室71をさらに備えている。スプール室71には、
スプール72が設けられている。スプール72は、スプ
ール室71に内接して、軸方向73およびその反対方向
に滑り運動可能に挿入されている。
【0044】スプール弁12は、第1部分74と第2部
分75とから形成されている。第2部分75は、フォー
ク47を下降させる以外の機構を備え、操作レバー35
に接続されている。操作レバー35は、スプール72を
軸方向37と平行に移動させる。第1部分74には、管
路15に接続されている接続室77が設けられ、ドレン
管路5に接続されている接続室78が設けられている。
接続室77と接続室78との間には、可変オリフィス7
9が設けられている。可変オリフィス79は、スプール
72が軸方向73に移動することにより、オリフィス面
積が小さくなり、さらに移動すると、接続室77と接続
室78との流路を閉じる。
【0045】スプール室71には、その一端に壁76が
形成されている。壁76は、スプール72が軸方向73
の反対方向に移動するときに接触し、移動区間を規定
し、可変オリフィス79の最大オリフィス面積を決定し
ている。
【0046】作業者によりスプール弁12が下げ位置を
とった場合、管路38がメイン圧管路6に接続されてメ
イン圧が立つ。この圧により、弁39が開き、管路19
がドレン管路5に接続され、管路19の油圧が減少す
る。管路19の油圧が減少することにより、ポペット弁
41は、マスト管路42を管路33に接続する。このと
き、管路33の油圧は、フォークリフトのフォーク47
に積載された荷の重量によって変化する。
【0047】圧力補償弁15は、管路14とドレン管路
5との圧力差が常時一定になるようにして、管路33か
ら管路14に作動油を流す。作動油は、スプール弁12
を介してドレン管路5にドレンされる。スプール弁12
は、操作レバー35の位置により、管路14とドレン管
路5との間に生成される可変オリフィス79の面積を決
定する。
【0048】一般にオリフィスを通過する作動油の流速
は、オリフィス面積に比例して、オリフィスの前後の油
圧差の1/2乗に比例する。可変オリフィス79の前後
の油圧差が常時一定であるため、荷の重量に独立に作動
油の流速が決定する。操作レバー35の位置により、作
動油の流速が決定し、フォーク47の降下速度が決定す
る。
【0049】スプール室71には、その一端に壁76が
形成されている。壁76は、可変オリフィス79の最大
オリフィス面積を決定している。このことにより、フォ
ーク47の最大降下速度が決定する。
【0050】
【発明の効果】本発明によるフォークリフトおよび作業
機制御用油圧装置は、負荷に従属しないで動作すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるフォークリフトの作業機
制御用油圧装置の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図2】図2は、圧力補償弁およびスプール弁を示す断
面図である。
【図3】図3は、公知のフォークリフトの作業機制御用
油圧装置の実施の形態を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1…作業機制御用油圧装置 2…油圧源 3…ポンプ圧管路 4…ブリードオフ弁 5…ドレン管路 6…メイン圧管路 7…スプリング 8…パイロット圧管路 11…タンク 12…スプール弁 13,14,17,18,19,33…管路 16…シャトル弁 20,21…オリフィス 22…逃がし弁 31…圧力制御弁 35…操作レバー 41…ポペット弁 42…マスト管路 34,43…スプリング 46…シリンダー 47…フォーク 32…チェック弁 50…本体 51,71…スプール室 52,72…スプール 53,73…軸方向 54…スプリング側部分 55…中央部分 56…圧力室側部分 57…スプリング室 58,59,68,77,78…接続室 61,79…可変オリフィス 62…圧力室 63…ダンパ室 65…流路孔 66,67…孔 69…流路孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糸瀬 雅一 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 Fターム(参考) 3F333 AA02 AB13 BD02 FA21 FB04 FH05 FH08 3H089 AA21 AA27 AA60 DB02 DB12 DB23 DB75 EE07 GG02 GG06 JJ09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1圧力に基づいて、アクチュエータか
    ら第2圧力の作動流体を第3圧力の作動流体として出力
    する圧力制御弁と、 前記圧力制御弁と同一の本体に搭載され、前記第3圧力
    の作動流体を前記第1圧力の作動流体として出力する操
    作弁とを含み、 前記圧力制御弁は、前記第3圧力と前記第1圧力との圧
    力差を一定に制御して、前記アクチュエータから流出す
    る前記作動流体の流量を制御するフォークリフト。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記アクチュエータから前記圧力制御弁に前記第2圧力
    を伝達する第1管路と、 前記圧力制御弁から前記操作弁に前記第3圧力を伝達す
    る第2管路と、 前記操作弁から前記圧力制御弁に前記第1圧力を伝達す
    る第3管路とを更に含み、 前記圧力制御弁は、圧力制御スプールと圧力制御スプー
    ル室とスプリングとを有し、 前記圧力制御スプールは、前記圧力制御スプール室とと
    もに、 前記第1管路に接続されている第1接続室と、 前記第2管路に接続されている第2接続室と、 前記第1接続室と前記第2接続室とを接続する圧力制御
    可変オリフィスと、 前記第1管路に接続されている第1圧力室と、 前記第3管路に接続されている第2圧力室とを有し、 前記圧力制御可変オリフィスのオリフィス面積は、前記
    圧力制御スプールの位置とともに変化し、 前記スプリングは、前記圧力制御スプールを前記圧力制
    御可変オリフィスのオリフィス面積が増大する方向に押
    し、 前記第1圧力室は、前記第3圧力による力で前記圧力制
    御スプールを前記方向の反対方向に押し、 前記第2圧力室は、前記第1圧力による力で前記圧力制
    御スプールを前記方向に押して、前記第3圧力と前記第
    1圧力との圧力差を一定に制御しているフォークリフ
    ト。
  3. 【請求項3】請求項2において、 作業者が操作する操作レバーを更に含み、 前記操作弁は、操作スプールと操作スプール室とから形
    成され、 前記操作スプールは、前記操作スプール室とともに、 前記第2管路に接続されている第3接続室と、 前記第3管路に接続されている第4接続室と、 前記第3接続室と前記第2接続室とを接続する操作可変
    オリフィスとを形成し、 前記操作可変オリフィスのオリフィス面積は、前記操作
    スプールの位置に対応し、 前記操作レバーの位置は、前記操作スプールの位置に対
    応しているフォークリフト。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記操作スプール室は、壁を有し、 前記壁は、前記操作スプールの移動区間を限定し、 前記操作可変オリフィスのオリフィス面積は、前記移動
    区間では最大値を有するフォークリフト。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、 フォークを更に含み、 前記第2圧力は、前記フォークに積載される荷の重量に
    対応しているフォークリフト。
  6. 【請求項6】 第1圧力に基づいて、アクチュエータか
    ら第2圧力の作動流体を第3圧力の作動流体として出力
    する圧力制御弁と、 前記圧力制御弁と同一の本体に搭載され、前記第3圧力
    の作動流体を前記第1圧力の作動流体として出力する操
    作弁とを含み、 前記圧力制御弁は、前記第3圧力と前記第1圧力との圧
    力差を一定に制御して、前記アクチュエータから流出す
    る前記作動流体の流量を制御する作業機制御用油圧装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記アクチュエータから前記圧力制御弁に前記第2圧力
    を伝達する第1管路と、 前記圧力制御弁から前記操作弁に前記第3圧力を伝達す
    る第2管路と、 前記操作弁から前記圧力制御弁に前記第1圧力を伝達す
    る第3管路とを更に含み、 前記圧力制御弁は、圧力制御スプールと圧力制御スプー
    ル室とスプリングとを有し、 前記圧力制御スプールは、前記圧力制御スプール室とと
    もに、 前記第1管路に接続されている第1接続室と、 前記第2管路に接続されている第2接続室と、 前記第1接続室と前記第2接続室とを接続する圧力制御
    可変オリフィスと、 前記第1管路に接続されている第1圧力室と、 前記第3管路に接続されている第2圧力室とを有し、 前記圧力制御可変オリフィスのオリフィス面積は、前記
    圧力制御スプールの位置とともに変化し、 前記スプリングは、前記圧力制御スプールを前記圧力制
    御可変オリフィスのオリフィス面積が増大する方向に押
    し、 前記第1圧力室は、前記第3圧力による力で前記圧力制
    御スプールを前記方向の反対方向に押し、 前記第2圧力室は、前記第1圧力による力で前記圧力制
    御スプールを前記方向に押して、前記第3圧力と前記第
    1圧力との圧力差を一定に制御している作業機制御用油
    圧装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 作業者が操作する操作レバーを更に含み、 前記操作弁は、操作スプールと操作スプール室とから形
    成され、 前記操作スプールは、前記操作スプール室とともに、 前記第2管路に接続されている第3接続室と、 前記第3管路に接続されている第4接続室と、 前記第3接続室と前記第2接続室とを接続する操作可変
    オリフィスとを形成し、 前記操作可変オリフィスのオリフィス面積は、前記操作
    スプールの位置に対応し、 前記操作レバーの位置は、前記操作スプールの位置に対
    応している作業機制御用油圧装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記操作スプール室は、壁を有し、 前記壁は、前記操作スプールの移動区間を限定し、 前記操作可変オリフィスのオリフィス面積は、前記移動
    区間では最大値を有する作業機制御用油圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008045705A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Toyota Industries Corp 油圧制御装置
JP2019071013A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 住友重機械工業株式会社 昇降用アクチュエータ装置

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