JP2019071013A - 昇降用アクチュエータ装置 - Google Patents

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達矢 吉田
Tatsuya Yoshida
達矢 吉田
慎哉 濱田
Shinya Hamada
慎哉 濱田
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Abstract

【課題】使用中に対象物の重量が変化する場合でも、移動体ひいては対象物の位置を的確に制御できるアクチュエータ装置を提供する。【解決手段】アクチュエータ装置100は、対象物3を支持する移動体と、移動体を昇降可能に支持する支持機構と、支持機構の動作を制御する制御システム16と、を備える。支持機構は、移動体に昇降方向の力を付与する第1、第2力付与手段を含む。制御システム16は、移動体が目標位置に追従するための力を移動体に付与するよう第1力付与手段を制御する第1制御部64と、移動体および対象物を支持するための力を移動体に付与するよう第2力付与手段を制御する第2制御部66と、目標位置に応じた対象物の重量に関する情報を取得する取得手段と、を含む。第2制御部66は、対象物の重量が変化した場合、その変化を補償するように第2力付与手段を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、昇降用アクチュエータ装置に関する。
対象物を支持する移動体と、移動体を昇降可能に支持する支持機構と、支持機構の動作を制御する制御システムと、を備えるアクチュエータ装置が知られている。従来では例えば、特許文献1に記載されるようなアクチュエータ装置が提案されている(特許文献1)。
特開平5−71507号公報
特許文献1に記載されるような従来のアクチュエータ装置は、そのアクチュエータ本体を縦置きにして昇降用アクチュエータ装置として使用することができる。昇降用アクチュエータ装置では、対象物の重量を考慮して支持機構の動作を制御する必要がある。
ところで、アクチュエータ装置の使用中に対象物の重量を変化させる場合がある。しかしながら、従来のアクチュエータ装置は、対象物の重量が変化することを想定していない。このため、移動体ひいては対象物の位置を的確に制御できないおそれがある。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用中に対象物の重量が変化する場合でも、移動体ひいては対象物の位置を的確に制御できるアクチュエータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の昇降用アクチュエータ装置は、対象物を支持する移動体と、移動体を昇降可能に支持する支持機構と、支持機構の動作を制御する制御システムと、を備える。支持機構は、移動体に昇降方向の力を付与する第1、第2力付与手段を含む。制御システムは、移動体が目標位置に追従するための力を移動体に付与するよう第1力付与手段を制御する第1制御部と、移動体および対象物を支持するための力を移動体に付与するよう第2力付与手段を制御する第2制御部と、目標位置に応じた対象物の重量に関する情報を取得する取得手段と、を含む。第2制御部は、対象物の重量が変化した場合、その変化を補償するように第2力付与手段を制御する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、使用中に対象物の重量が変化する場合でも、移動体ひいては対象物の位置を的確に制御できるアクチュエータ装置を提供できる。
実施の形態に係るアクチュエータ装置を示す模式図である。 変形例に係るアクチュエータ装置を示す模式図である。 別の変形例に係るアクチュエータ装置を示す模式図である。 さらに別の変形例に係るアクチュエータ装置を示す模式図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、アクチュエータ装置100を示す模式図である。アクチュエータ装置100は、昇降用アクチュエータ装置であり、対象物3が載置されたテーブル2を昇降させる。アクチュエータ装置100は、アクチュエータ本体10と、第1供給源11と、第2供給源12と、サーボ弁(圧力調整手段)13と、レギュレータ(圧力調整手段)14と、制御システム16と、を備える。図1では、アクチュエータ本体10は断面で示されている。
第1供給源11は、アクチュエータ本体10を駆動するための作動ガスである圧縮気体(例えば圧縮空気)を、サーボ弁13を介して第1シリンダ室38(後述)に供給する。第2供給源12は、作動ガスである圧縮気体を、レギュレータ14を介して第2シリンダ室40(後述)に供給する。
サーボ弁13は、第1シリンダ室38内の圧力を調整する。なお、サーボ弁13は、本実施の形態では、第1供給源11の供給圧の半分の圧力が当該サーボ弁13の平衡圧力となるよう構成される。
レギュレータ14は、第2シリンダ室40内の圧力を調整する。
アクチュエータ本体10は、シリンダ20と、ピストン22と、ロッド24と、を含む。シリンダ20は、筒部30と、底部32と、カバー部34と、を含む。筒部30は、本実施の形態では、略四角筒状に形成される。底部32は筒部30の下端を閉塞し、カバー部34は筒部30の上端を閉塞する。カバー部34には、カバー部34を貫通するロッド挿通孔36が形成されている。
ロッド24は、直線状に延びる長尺状の部材であり、下端はピストン22に連結され、上端はロッド挿通孔36を通ってシリンダ20の外部に突出してテーブル2に連結されている。ロッド24は、本実施の形態では、延在方向に直交する断面が矩形状である。なおロッド24は、断面が円形状であっても、その他の形状であってもよい。
ピストン22は、略四角柱状に形成され、シリンダ20に収容される。シリンダ20内の空間は、ピストン22により、上側に位置する第1シリンダ室38と、下側に位置する第2シリンダ室40とに区画される。
ピストン22には、次式で求まる力Fが作用する。ここでは上向きの力を正とする。
F=F2−(F1+M) ・・・式(1)
F1=P1×A1
F2=P2×A2
ここで、F1は第1シリンダ室38内の圧縮気体がピストン22に作用する力であり、P1は第1シリンダ室38内の圧力であり、A1はピストン22の第1シリンダ室38側の受圧面(すなわち圧力を受ける面)の面積であり、F2は第2シリンダ室40内の圧縮気体がピストン22に作用する力であり、P2は第2シリンダ室40内の圧力であり、A2はピストン22の第2シリンダ室40側の受圧面の面積であり、Mはピストン22、ロッド24およびテーブル2(以下、これらをまとめて「移動体」ともよぶ)と、テーブル2すなわち移動体に載置されている対象物3との合計の重量である。なお、ピストン22の第2シリンダ室40側の受圧面の面積A2は、ロッド24が存在しない分だけ、ピストン22の第1シリンダ室38側の受圧面の面積A1よりも大きい。
移動体が停止しているときはF=0となる。言い換えると、F=0のときに移動体が停止する。サーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を低くすると、力F1が小さくなり、その結果、F>0となって移動体および対象物3が上方に移動する。サーボ弁13を制御して第1シリンダ室38の圧力P1を高くすると、力F1が大きくなり、その結果、F<0となって移動体および対象物3が下方に移動する。
制御システム16は、位置検出装置50と、圧力センサ52と、制御装置54と、を含む。圧力センサ52は、第1シリンダ室38内の圧力P1を検出する。圧力センサ52は、検出値を制御装置54に送信する。
位置検出装置50は、シリンダ20に対するロッド24の相対位置を検出する。位置検出装置50は、被検出部56と、検出部58と、を含む。位置検出装置50は、本実施の形態では光学式のリニアエンコーダであり、被検出部56はリニアスケール、検出部58はリニアセンサである。被検出部56は、例えば板状の部材であり、ロッド24に固定される。被検出部56の表面には、光学的に読み取り可能な目盛り(例えばスリットや縞模様)が軸方向に連続するように設けられている。検出部58は、被検出部56に対向するように筒部30に固定されている。検出部58は、所定の周期(例えばマイクロ秒オーダーまたはミリ秒オーダの周期)で、シリンダ20に対するロッド24の相対移動量を検出する。より具体的には、検出部58は、発光部と受光部とを備え(いずれも不図示)、発光部および受光部により光学的に被検出部56の目盛りを読み取ることにより、検出部58に対する被検出部56の相対移動量、ひいてはシリンダ20に対するロッド24の相対移動量を検出する。検出部58は、検出値を制御装置54に送信する。
制御装置54は、受信部60と、位置特定部62と、第1制御部64と、第2制御部66と、を含む。受信部60は、位置検出装置50および圧力センサ52のそれぞれから検出値を受信する。
位置特定部62は、位置検出装置50からの検出値すなわちすなわちシリンダ20に対するロッド24の相対移動量に基づき、シリンダ20に対するロッド24の相対位置を特定する。
第1制御部64は、サーボ弁13を制御することにより、不図示の外部コントローラから入力される位置指令に応じた位置(以下、目標位置という)に移動体を移動または維持(すなわち追従)させるための力を移動体に付与する。具体的には、第1制御部64は、サーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を調整することにより、力F1ひいては力Fを調整し、目標位置に移動体を移動または維持させるための力を移動体に付与する。この際、第1制御部64は、位置検出装置50からの検出値に基づきフィードバック補正しながらサーボ弁を制御する。
第2制御部66は、レギュレータ14を制御することにより、移動体および対象物3を支持する(すなわち自重補償する)ための力を移動体に付与する。具体的には、第2制御部66は、レギュレータ14を制御して第2シリンダ室40内の圧力P2を調整することにより、力F2ひいては力Fを調整し、移動体および対象物3を支持するための力を移動体に付与する。
また、第2制御部66は特に、使用中に対象物3の重量Mが変化する場合には、その変化を補償するようにレギュレータ14を制御する。すなわち、第2制御部66は、対象物3の重量Mが増加した場合はその増加量に応じた分だけ力F2が増加する(すなわち圧力P2が上がる)ように、対象物3の重量Mが減少した場合はその減少量に応じた分だけF2が減少する(すなわち圧力P2が下がる)ように、つまり対象物3の重量Mの変化に応じた分だけ力F2が変化する(すなわち圧力P2が変化する)ように、レギュレータ14を制御する。具体的には、第2制御部66は、第1シリンダ室38内の圧力P1が、対象物3の重量Mが変化する前の平衡状態での第1シリンダ室38内の圧力であって予め定められた所定の基準圧力(本実施の形態ではサーボ弁13の平衡圧力)で一定となるように、レギュレータ14を制御する。この際、第2制御部66は、圧力センサ52からの検出値に基づきフィードバック補正しながらレギュレータ14を制御する。圧力P1が対象物3の重量Mが変化する前後で同じであれば、力F1も対象物3の重量Mが変化する前後で同じであるため、式(1)より明らかなように、対象物3の重量Mが変化した分だけ力F2が変化したことになる。
また、第2制御部66は、第1制御部64による制御と第2制御部66による制御とが干渉しないように、その制御の応答時間が、好ましくは第1制御部64による制御の応答時間よりも遅くなるよう構成される。第2制御部66は、より好ましくは、その制御の応答時間が第1制御部64による制御の応答時間の2倍以上、さらに好ましくは、10倍以上となるよう構成される。したがって、対象物3の重量Mが変化した場合、第1制御部64による制御により比較的早い応答時間で第1シリンダ室38内の圧力を変化させて移動体を目標位置に維持し、第2制御部66による制御により比較的遅い応答時間で第2シリンダ室40内の圧力を変化させて対象物3の重量Mの変化を補償し、第1シリンダ室38内の圧力が基準圧力に戻るのを許容する。
以上のように構成されたアクチュエータ装置100の動作を説明する。
移動体が停止している状態において、サーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を低くし、上向きの(すなわち正の)力Fを移動体に作用させると、移動体および対象物3が上方に移動する。一方、サーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を高くし、下向きの(すなわち負の)力Fを移動体に作用させると、移動体および対象物3が下方に移動する。
また、移動体が停止している状態において対象物3の重量Mが増加した場合、増加した分だけ力F1が大きくなり、下向きの(すなわち負の)力Fが移動体に作用し、移動体および対象物3が下方に移動する。一方、対象物3の重量Mが減少した場合、減少した分だけ力F1が小さくなり、上向きの(すなわち正の)力Fが移動体に作用し、移動体および対象物3が上方に移動する。いずれにしろ、対象物3の重量Mが変化すると、移動体および対象物3が移動する。第1制御部64は、位置検出装置50からの検出値に基づいてサーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を調整し、移動体および対象物3を目標位置に維持(追従)させる。一方、第2制御部66は、圧力センサ52からの検出値に基づきフィードバック補正しながらレギュレータ14を制御して第2シリンダ室40内の圧力P2を調整し、第1シリンダ室38の圧力P1を基準圧力に維持しようと(戻そうと)する、別の言い方をすると、対象物3の変化した分だけ力F2を変化させようとする。結果的に、移動体および対象物3は目標位置に維持(追従)され、第1シリンダ室38の圧力P1は基準圧力に維持される。
以上説明した本実施の形態に係るアクチュエータ装置100によると、第2制御部66は、第1シリンダ室38の圧力P1が基準圧力に維持されるように第2シリンダ室40内の圧力P2を調整する。これにより、対象物3の重量Mが増加した場合、その増加量に応じた分だけ力F2が大きくなる。つまり、対象物3の増加量が不明であっても、増加量に応じた分だけ力F2を大きくできる。その結果、対象物3の重量変化が補償され、第1シリンダ室38内の圧力P1は基準圧力に維持される。したがって、対象物3の重量Mが増えても、第1シリンダ室38の圧力P1を調整して移動体を移動させる力を生じさせることができる。
また、本実施の形態に係るアクチュエータ装置100によると、第2制御部66による制御の応答時間は、第1制御部64による制御の応答時間よりも遅くされる。これにより、移動体が目標位置の近くを上下するハンチングが起こるのが抑止される。
以上、実施の形態に係るアクチュエータ装置について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
(変形例1)
実施の形態では、圧力センサ52により第1シリンダ室38内の圧力を検出することで基準圧力からの変化を直接的に検出する場合について説明したが、これに限られず、第1シリンダ室38内の圧力の基準圧力からの変化を間接的に検出してもよい。
実施の形態では特に言及しなかったが、サーボ弁13は、第1シリンダ室38内の圧力を、サーボ弁13内のスプールの位置(すなわち弁の開度)に応じた圧力に調整するよう構成されている。そしてサーボ弁13は、スプールの位置を特定するための位置センサを有する。第1シリンダ室38内の圧力の基準圧力の変化は、この位置センサの検出値に基づいて間接的に検出されてもよい。以下、具体的に説明する。対象物Mの重量が変化すると、移動体および対象物3が移動する。実施の形態で述べたように、第1制御部64は、位置検出装置50からの検出値に基づいてサーボ弁13を制御して第1シリンダ室38内の圧力P1を変化させ、移動体および対象物3を目標位置に維持(追従)させる。具体的には、第1制御部64は、移動体および対象物3が目標位置に維持されるようにサーボ弁13のスプールを移動させる。なお、第1シリンダ室38内の圧力がスプールの位置に応じた圧力に調整されることから明らかなように、目標位置に維持されるようにスプールを移動させた際の移動量が、第1シリンダ室38内の圧力の基準圧力からの変化に相当する。第2制御部66は、サーボ弁13のスプールが対象物3の重量Mが変化する前の平衡状態での位置に戻るように、すなわち第1シリンダ室38内の圧力が基準圧力に維持されるように、対象物3が変化した分だけ力F2を変化させる(すなわち圧力P2を変化させる)べくレギュレータ14を制御する。本変形例の場合、第1シリンダ室38内の圧力を検出するための圧力センサが不要となる。
また、アクチュエータ装置100が、第1シリンダ室38内の圧力を調整する弁として、サーボ弁13の代わりに、ノズルフラッパ弁を備えてもよい。ノズルフラッパ弁は、第1シリンダ室38内の圧力を、フラッパの位置に応じた圧力に調整する。フラッパは、ボイスコイルモータなどの駆動装置により駆動される。第1シリンダ室38内の基準圧力は、このフラッパの移動量、すなわち駆動装置に供給される電流値に基づいて間接的に検出されてもよい。駆動装置に供給される電流値は、電流計を用いて計測されてもよい。あるいは、制御装置54が、駆動装置を制御する制御部から電流指令値を取得する取得部を備えていてもよい。
(変形例2)
図2は、変形例に係るアクチュエータ装置200を示す。図2は図1に対応する。以下、実施の形態に係るアクチュエータ装置100との相違点を中心に説明する。アクチュエータ装置200は、アクチュエータ本体10と、第1供給源11と、第2供給源12と、サーボ弁13と、レギュレータ14と、制御システム116と、を備える。
制御システム116は、位置検出装置50と、制御装置154と、を含む。すなわち、制御システム116は、実施の形態に係るアクチュエータ装置100と異なり、第1シリンダ室38内の圧力P1を検出する圧力センサを含まない。
制御装置154は、受信部60と、位置特定部62と、第1制御部64と、第2制御部166と、対応関係保持部168と、を含む。対応関係保持部168は、移動体の位置と、移動体がその位置にあるときの対象物3の重量Mと、を対応付けて保持する。つまり、本変形例では、移動体が各位置にあるときの対象物3の重量Mがあらかじめ分かっている。
第2制御部166は、実施の形態の制御システム16と同様に、レギュレータ14を制御して第2シリンダ室40内の圧力P2を調整することにより、力F2を調整し、移動体および対象物3を支持するための力を移動体に付与する。
また、第2制御部166は特に、移動体の位置によって対象物3の重量Mが変化する場合には、その変化を補償するように、すなわち対象物3の重量Mの変化に応じた分だけ力F2が変化するように、レギュレータ14を制御する。具体的には本変形例では、第2制御部166は、対応関係保持部168を参照して対象物3の重量Mを特定し、直前の移動体の位置における対象物3の重量Mからの変化量を特定する。第2制御部166は、特定した変化量に応じた分だけ力F2が変化するようにレギュレータ14を制御する。
本変形例に係るアクチュエータ装置200によれば、実施の形態に係るアクチュエータ装置100によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例3)
実施の形態および上述の変形例では、アクチュエータ装置が圧縮気体を作動ガスとするエアアクチュエータ装置であり、圧縮気体の圧力により移動体および対象物3を支持するための力を移動体に付与し、対象物3の重量Mが変化した場合にはその変化を補償し、同じく圧縮気体の圧力により目標位置に追従するための力を移動体に付与する場合について説明した。しかしながら、アクチュエータ装置は、移動体および対象物3を支持するための力を移動体に付与し、対象物3の重量Mが変化した場合にはその変化を補償し、かつ、移動体を目標位置に追従するための力を付与しうるものであれば、実施の形態および上述の変形例には特に限定されない。
図3は、別の変形例に係るアクチュエータ装置300を示す。図3は図2に対応する。以下、アクチュエータ装置200との相違点を中心に説明する。アクチュエータ装置300は、アクチュエータ本体210と、第2供給源12と、ボイスコイルモータ213と、レギュレータ14と、制御システム216と、を備える。
アクチュエータ本体210のロッド224は、外部に突出した突出部224aを有する。突出部224aの端部は、ボイスコイルモータ213からの力を受けるように構成されている。ボイスコイルモータ213は、そのコイルに供給される電流に応じて、突出部224aひいては移動体に上向きまたは下向きの力を付与する。
制御システム216は、位置検出装置50と、制御装置254と、を含む。制御装置254は、受信部60と、位置特定部62と、第1制御部264と、第2制御部166と、対応関係保持部168と、を含む。
第1制御部264は、ボイスコイルモータ213を制御することにより、目標位置に移動体および対象物3を追従させるための上向きまたは下向きの力を移動体に付与する。この際、第1制御部64は、位置検出装置50からの検出値に基づきフィードバック補正しながらボイスコイルモータ213を制御する。
本変形例に係るアクチュエータ装置300によれば、アクチュエータ装置200によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例4)
図4は、さらに別の変形例に係るアクチュエータ装置400を示す。図4は図1に対応する。以下、アクチュエータ装置100との相違点を中心に説明する。アクチュエータ装置400は、アクチュエータ装置100と同様に、アクチュエータ本体10と、第1供給源11と、第2供給源12と、サーボ弁13と、レギュレータ14と、制御システム16と、を備える。
本変形例では、アクチュエータ本体10は、アクチュエータ装置100とは上下が逆さまに設置され、シリンダ20に対象物3が載置され、シリンダ20がロッド24に対して昇降する。つまり、本変形例では、シリンダ20が移動体となる。この場合、実施の形態における力F1を、第1シリンダ室38内の圧縮気体がシリンダ20(特にカバー部34)に作用する力と読み替え、力F2を、第2シリンダ室40内の圧縮気体がシリンダ20(特に底部32)に作用する力と読み替えればよい。
本変形例に係るアクチュエータ装置400によれば、アクチュエータ装置100によって奏される作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
上述した前提技術と実施の形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
13 サーボ弁、 14 レギュレータ、 16 制御システム、20 シリンダ、 22 ピストン、 24 ロッド、 38 第1シリンダ室、 40 第2シリンダ室、 54 制御装置、 64 第1制御部、 66 第2制御部、 100 アクチュエータ装置。

Claims (4)

  1. 対象物を支持する移動体と、
    前記移動体を昇降可能に支持する支持機構と、
    前記支持機構の動作を制御する制御システムと、を備え、
    前記支持機構は、前記移動体に昇降方向の力を付与する第1、第2力付与手段を含み、
    前記制御システムは、
    前記移動体が目標位置に追従するための力を前記移動体に付与するよう前記第1力付与手段を制御する第1制御部と、
    前記移動体および対象物を支持するための力を前記移動体に付与するよう前記第2力付与手段を制御する第2制御部と、
    目標位置に応じた対象物の重量に関する情報を取得する取得手段と、を含み、
    前記第2制御部は、対象物の重量が変化した場合、その変化を補償するように前記第2力付与手段を制御することを特徴とする昇降用アクチュエータ装置。
  2. 前記第2制御部による制御の応答時間は、前記第1制御部による制御の応答時間よりも遅いことを特徴とする請求項1に記載の昇降用アクチュエータ装置。
  3. 前記移動体は、作動ガスの給排によりシリンダ内を移動するよう構成されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され、他端が前記シリンダの外部に突出するロッドと、を含み、
    前記第1力付与手段は、前記ピストンにより区画される前記シリンダの第1室と、前記第1室の圧力を調整するための第1圧力調整手段と、を含み、
    前記第2力付与手段は、前記ピストンにより区画される前記シリンダの第2室と、前記第2室に圧力を調整するための第2圧力調整手段と、を含み、
    前記第1制御部は、前記第1圧力調整手段を制御し、
    前記第2制御部は、前記第2圧力調整手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の昇降用アクチュエータ装置。
  4. 前記取得手段は、前記第1室の圧力について、所定の基準圧力からの変化を検出する検出手段を含み、
    前記第2制御部は、前記第1室の圧力が所定の基準圧力に維持されるように前記第2圧力調整手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の昇降用アクチュエータ装置。
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