JP2002193415A - 首折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルト - Google Patents
首折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルトInfo
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- JP2002193415A JP2002193415A JP2000395354A JP2000395354A JP2002193415A JP 2002193415 A JP2002193415 A JP 2002193415A JP 2000395354 A JP2000395354 A JP 2000395354A JP 2000395354 A JP2000395354 A JP 2000395354A JP 2002193415 A JP2002193415 A JP 2002193415A
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Abstract
容する場合、適宜ピッチで搬送物を保持する桟を有する
桟付きベルトコンベヤが用いられ、コンベヤの先端の放
出部は水平ないしは下向きになるように構成されてい
る。しかし、搬送方向に直線のものしか構成できず、し
かもベルトの戻り側は下方へ大きくたるむなどの問題が
ある。 【解決手段】 無端の平ベルト1Aの表面側全周に、適
宜間隔をもって軟質ゴムよりなる桟1Bが、平ベルト1
Aの長手方向と直交方向に向けて焼き付け固定され、そ
れぞれの桟1Bの基部にピアノ線などの剛性の高い骨材
1Dが桟1Bの方向に埋め込まれ、桟1Bにはベルトの
戻り側の下部を支持するためのロ−ラ2が通過するため
の切欠き1Cが設けられている。
Description
を行うのに好適な首折れが可能な桟付きベルトコンベヤ
の搬送ベルトに関するものである。
薯等をコンテナに収容する場合などにおいては、現在は
大型のコンテナが一般的に使用されている関係上、所要
の揚程を有し、適宜ピッチで搬送物を保持する桟を有す
るコンベヤが用いられ、また、コンテナ内に放出する
際、農産物に傷を与えないように落差を最小限に押さえ
るべく、コンベヤの先端の放出部は、水平ないしは下向
きになるように構成され(以下「首折れ」と称する)、
その首折れ角度は、センサ−で農産物のレベルを検知
し、自動的に調整されるものが使用されている。
いるコンベヤの種類は、桟付きチェ−ンコンベヤ及び桟
付きベルトコンベヤの2種類に大別されるが、従来の方
法においては、次のような問題点が存在していた。
いて述べる。これは、搬送方向に向けて配設した一対の
コンベヤチェ−ンを無端状に形成し、その左右のチェ−
ンの相対するアタッチメントに対しスラット又はロッド
で連結、固定して搬送面を形成し、コンベヤの搬送方向
に対し適宜ピッチをもって設けたスラットには、ゴム等
による桟を設けて、搬送物がコンベヤの傾斜により逆流
しないで搬送するように構成され、その先端の放出部は
「首折れ」状態に形成され、コンベヤの戻り側(下側)
は、左右一対のチェ−ンがその下側において、チェ−ン
と対応した位置に設けたスプロケット又はレ−ルで保持
されるので、コンベヤの搬送体は戻り側においても、コ
ンベヤのフレ−ムに対し、下方へのたるみは防止でき
る。
は、前述のごとく左右のチェ−ンに対し、剛性の大きな
鋼製のロッドやスラットをスノコ状に配し、強固に連
結、固定したものであるため、コンベヤへの受入れ時や
搬送途中において、農産物に打撲等の損傷を与える機会
が多いという欠点がある。また、チェ−ンコンベヤは、
運転時において、鋼など高剛性部品類同士のすべりや回
転接触が多いため、多くの騒音が発生する不具合があ
る。
て述べる。傷の発生しやすい農産物の傾斜搬送には、軟
質のゴムよりなる桟付きのベルトコンベヤが最も適して
いる。ただし、従来の桟付きベルトコンベヤでは、桟の
存在によりベルトの戻り側(下側)を受けることができ
ない。この状態では、桟付きベルトコンベヤは搬送方向
に直線なものしか構成できず、しかもベルトの戻り側は
下方へ大きくたるむことになる。
収納作業を行おうとすると、図4にに示すごとく、先ず
直線の上り傾斜の桟付きベルトコンベヤを設け、その先
端の下部に、別の桟付きベルトコンベヤを角度調整自在
に配置しなければならない。これでは構成が非常に複雑
になり、重量も増加して、取り扱いし難いものとなるの
に加えて、コンベヤ間で農産物の受け渡しが行われるの
で、農産物に損傷を与える機会が増大するので好ましく
ない。別の方法としては、桟付きベルトコンベヤの先端
から、シュ−トを使用してコンテナに滑りおろすことも
考えられるが、この方法によれば、滑りおりる速度の調
整は非常に難しく、しかも農産物の損傷の原因ともなる
ので不適切である。
ンにコンベヤのフレ−ムを介してベルト受ロ−ラを設
け、これでベルトの下面を支える方法が考えられるが、
軟質のベルトでは、保持されない部分は大きく垂れ下が
ってしまい、満足な運転ができない。一方、上記のたれ
下がりを防ぐためゴムの硬度を上げて行けば、今度は農
産物への損傷の問題が浮上してくる。図中、101は第
1桟付きベルトコンベヤ、102は第2桟付きベルトコ
ンベヤ、103はコンテナである。
決するため、次のようになるものである。すなわち、農
産物に優しい軟質ゴムによる桟付きベルトコンベヤにお
いて、1本の桟付きベルトで先端部の首折れ機構の構成
を可能とした桟付きベルトを提供しようとするものであ
る。そのため、軟質ゴムの無端の平ベルトの表面側全周
に、適宜間隔をもって搬送方向と直交方向に向けて、傾
斜搬送を可能にするための、軟質ゴムよりなる桟をベル
トの全幅にわたって焼き付けて平ベルトと一体化する
が、それぞれの桟の基部、すなわち、平ベルトと接する
部分に桟の長手方向に1本の溝を設け、その溝に、例え
ばピアノ線など剛性の高い棒状の部材(以下「骨材」と
称する)を埋め込み、その外側はすべてゴムの桟及び平
ベルトで被覆された構成とする。
しては、軟質のゴムベルト及び桟であるので自在に屈曲
が可能であるが、搬送方向と直交方向、すなわち、桟の
方向に対してはそれぞれの桟に、前記の骨材が埋め込ま
れているため、大きな剛性を有する。しかも、ベルト及
び桟の外側はすべて軟質ゴムであるので、農産物に当た
っても損傷を与えることはない。
を設ける。これは、ベルトの戻り側において、ベルトが
垂れ下がらないように受けるロ−ラが通過するためのも
のであり、又、ベルトの蛇行を防止するためにも有効で
ある。切欠きの幅は、傾斜搬送面で搬送する農産物が抜
け落ちない程度に設定し、その数は、ベルトの幅に応じ
て任意に決めることができる。
例にもとづき図面を参照して説明する。1は本発明の首
折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルト(以下
単に「搬送ベルト1」と云う)である。1Aは軟質ゴム
よりなる無端の平ベルトであり、1Bは平ベルト1Aの
全周の表面側に適宜の間隔で固定した軟質ゴムによる桟
である。それぞれの桟1Bの基部には、例えばピアノ線
などの高剛性の材質よりなる棒状の骨材1Dが埋め込ま
れており、これにより搬送ベルト1の搬送方向と直交す
る方向に対する剛性を高くして、搬送ベルト1の戻り側
での下方からの保持を可能としたものである。
あり、これは搬送ベルト1の戻り側において、搬送ベル
ト1が垂れ下がらないように、下側から受けるロ−ラ2
が通過するために必要であり、その幅は上り傾斜の搬送
面において農産物が抜け落ちない寸法に設定する。切欠
き1Cの数は、搬送ベルト1の幅によって適宜の数に設
定すると良い。
るみを押さえるものであり、フレ−ム5に固定されたブ
ラケット4で保持された軸3に、回転自在に取付けられ
ており、搬送ベルト1の屈曲部及びその他の任意の場所
において搬送ベルト1の下面を保持することができる。
6はコンベヤの搬送面(上面)のベルトの下面を受ける
キャリヤロ−ラであり、7はスカート、8は図示しない
モ−タで駆動されるヘッドプ−リである。
るので、次に述べる効果を奏する。すなわち、本発明の
搬送ベルト1によれば、今までチェ−ンコンベヤでしか
構成できなかった首折れ機構が、桟付きベルトコンベヤ
でも構造が複雑になることなく構成できるので、チェ−
ンコンベヤの場合に問題となっていた農産物への打撲
等、損傷の問題や騒音の問題を解決したコンベヤの提供
を可能としたものであり、農産物のコンテナへの搬送、
収納などに多大な貢献をなすものである。このほか、安
価に製造できる、部品点数が少ないので組立が容易であ
る、経済的である、などの効果をも有するものである。
ある。
部の首折れ部を示す縦断面図である。
る先端部の対応の側面を示す概念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 無端の平ベルト(1A)の表面側全周
に、適宜の間隔をもって軟質ゴムよりなる桟(1B)
が、平ベルト(1A)の長手方向と直交方向に向けて焼
き付け固定されており、それぞれの桟(1B)の基部
に、ピアノ線などの剛性の高い骨材(1D)が、周囲は
平ベルト(1A)及び桟(1B)で覆われる状態で桟
(1B)の方向に埋め込まれた構成によりコンベヤの幅
方向のみに高い剛性を持たせ、桟(1B)にはベルトの
戻り側の下部を支持するためのロ−ラ(2)が通過する
ための適宜数の切欠き(1C)を設けたことを特徴とす
る首折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルト。
Priority Applications (1)
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JP2000395354A JP3479775B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 首折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルト |
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Publications (2)
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Family
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JP2000395354A Expired - Lifetime JP3479775B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 首折れが可能な桟付きベルトコンベヤの搬送ベルト |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014113528A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 重量選別装置 |
JP2016084217A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | メタウォーター株式会社 | コンベヤのテールスカート |
DE102007016287B4 (de) | 2007-03-09 | 2017-03-30 | Gassner Ges.M.B.H. | Stollenband-Hochförderer |
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- 2000-12-26 JP JP2000395354A patent/JP3479775B2/ja not_active Expired - Lifetime
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