JP2002192999A - 車両用シート自動旋回装置 - Google Patents

車両用シート自動旋回装置

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JP2002192999A
JP2002192999A JP2000391144A JP2000391144A JP2002192999A JP 2002192999 A JP2002192999 A JP 2002192999A JP 2000391144 A JP2000391144 A JP 2000391144A JP 2000391144 A JP2000391144 A JP 2000391144A JP 2002192999 A JP2002192999 A JP 2002192999A
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turning
lock
seat
rotor
vehicle
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JP2000391144A
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Yutaka Takizawa
澤 裕 滝
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 奇数番目及び偶数番目の一方のシートを旋回
させる際に、他方のシートが勝手に旋回することを確実
に防止して、シートの自動旋回を良好に行う。 【解決手段】 上部にリクライニング機構を有するシー
ト本体が連結された回転リング15と、このリング15
と同軸上に配設された駆動ロータ16と、回転リング1
5及び駆動ロータ16間に配設された駆動力伝達機構1
7と、前記シート本体に形成した旋回ロック凹部と、こ
の旋回ロック凹部に係合するロック位置及びこれより離
間するロック解除位置に回動可能で、その中間位置で前
記シート本体のリクライニング機構をロック解除状態と
する旋回ロックペダルと、駆動ロータに配設されたカム
板18と係合することにより、前記旋回ロックペダルを
回動させるカムフォロア19とを備え、駆動ロータ16
がカムフォロア19で旋回ロックペダルを前記中間位置
とする回動位置で停止保持可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等の複数
列の車両シートを旋回させて方向転換を行い、または奇
数列及び偶数列とで交互に旋回させて方向転換する車両
用シート自動旋回装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シート自動旋回装置として
は、本出願人が先に提案した特開平8−282349号
公報に記載されたものがある。この従来例には、鉄道車
両のシート本体を支持台に対して回動自在に配設し、回
動機構をシート本体を連結した回動リング、駆動モータ
によって基準回転位置から1回転分正逆転駆動されるロ
ータと、このロータに取付けられた駆動片と、この駆動
片と係合して回動リングを回動させるブレードと、基準
回転位置に配設されたロック作動機構とを備え、シート
本体の正面着座位置および背面着座位置杆の反転を駆動
モータによるロータの一回転によって旋回ロック解除を
行いながら行うようにした座席反転装置が記載されてい
る。
【0003】ここで、奇数番目のシート本体と偶数番目
のシート本体とは互いに干渉しないように交互に旋回さ
せるようにしており、奇数番目および偶数番目の一方の
シート本体を旋回させるときに他方のシート本体のリク
ライニング機構のロック解除及び旋回ロック解除を行っ
てシートバックの干渉も生じないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
車両用シート自動旋回装置にあっては、例えば奇数番目
のシート本体を正面着座位置から背面着座位置に回動す
る際に、偶数番目のシート本体についてはリクライニン
グ機構のロック解除及び旋回ロック解除の双方が同時に
行われるように構成されているので、例えば鉄道車両が
線路がカーブしていて路床にカントが形成されている位
置で、シート本体の旋回を行う場合には、例えば奇数番
目のシート本体を旋回させるために、偶数番目のシート
本体におけるリクライニング機構のロック解除及び旋回
ロック解除を行うと、奇数番目のシート本体については
ロータによって正規に反転作動されるが、偶数番目のシ
ート本体については駆動されることはないので、旋回ロ
ックが解除された状態で、車両の床面の傾斜によってシ
ート本体が勝手に旋回を始める虞れがあり、奇数番目の
シート本体の旋回を妨げる不都合を生じるという未解決
の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、シートの自動旋回
を良好に行うことができ、特に奇数番目及び偶数番目の
一方のシートを旋回させる際に、他方のシートが勝手に
旋回することを確実に防止して、シートの自動旋回を良
好に行うことができる車両用シートの自動旋回装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両用シートの自動旋回装置は、複
数列に整列されて配設された車両用シートを旋回させて
方向転換を行う車両用シート自動旋回装置において、前
記各車両用シートは、車両床面に旋回可能に配設され、
上部にリクライニング機構を有するシート本体が連結さ
れた旋回円盤と、該旋回円盤と同軸上に配設されて当該
旋回円盤を回転駆動する駆動ロータと、前記旋回円盤及
び駆動ロータとの間に配設された駆動ロータの回転運動
を旋回円盤に選択的に伝達する駆動力伝達機構と、前記
シート本体の下面における回転中心を挟む対称位置に形
成された旋回ロック凹部と、床側の固定部に回動可能に
配設された前記旋回ロック凹部の何れかに係合するロッ
ク位置及びこれより離間するロック解除位置に回動可能
で且つロック位置からロック解除位置に回動させたとき
にその中間位置で前記シート本体のリクライニング機構
をロック状態からロック解除状態とする旋回ロックペダ
ルと、前記駆動ロータに配設されたカム板と係合するこ
とにより、前記旋回ロックペダルをロック位置及びロッ
ク解除位置に回動させるカムフォロアとを有し、前記駆
動ロータの回転をカムフォロアが旋回ロックペダルを中
間位置とする位置で停止保持することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る車両用シートの自動
旋回装置は、複数列に整列されて配設された車両用シー
トを奇数列と偶数列とを交互に旋回させて方向転換を行
う車両用シート自動旋回装置において、前記各車両用シ
ートは、車両床面に旋回可能に配設され、上部にリクラ
イニング機構を有するシート部が連結された旋回円盤
と、該旋回円盤と同軸上に配設されて当該旋回円盤を回
転駆動する駆動ロータと、前記旋回円盤及び駆動ロータ
との間に配設された駆動ロータの回転運動を旋回円盤に
選択的に伝達する駆動力伝達機構と、前記シート本体の
下面における回転中心を挟む対称位置に形成された旋回
ロック凹部と、床側の固定部に回動可能に配設された前
記旋回ロック凹部の何れかに係合するロック位置及びこ
れより離間するロック解除位置に回動可能で且つロック
位置からロック解除位置に回動させたときにその中間位
置で前記シート本体のリクライニング機構をロック状態
からロック解除状態とする旋回ロックペダルと、前記駆
動ロータに配設されたカム板と係合することにより、前
記回転ロックペダルをロック位置及びロック解除位置に
回動させるカムフォロアとを有し、シート本体を方向転
換する奇数例及び偶数列の一方については前記駆動ロー
タを所定角度回動させるが、この間に他方については前
記駆動ロータの回転をカムフォロアが旋回ロックペダル
を中間位置とする位置で停止保持することを特徴として
いる。
【0008】また、請求項3に係る車両用シートの自動
旋回装置は、請求項1に係る発明において、前記駆動ロ
ータの回転停止制御を前記カムフォロアの摺動位置を検
出するスイッチ手段のスイッチ信号によって行うように
構成されていることを特徴としている。
【0009】更に、請求項4に係る車両用シートの自動
旋回装置は、請求項1に係る発明において、前記駆動ロ
ータの回転停止制御を前記回転ロックペダルの中間位置
への可動を検出するスイッチ手段のスイッチ信号によっ
て行うように構成されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。図1には、本発明に係る車両用シ
ートの自動旋回装置の一実施形態が示されており、これ
らの図において、全体を符号1で示すものは、鉄道車両
に用いられるベンチ式の方向転換型シートである。
【0011】この方向転換型シート1は、図1から明ら
かなように、鉄道車両のシート設置床面2上に設置され
た上端を開放した円錐台状の支持台3と、この支持台3
上に回動機構4によって正面着座位置及びこれから18
0°旋回した背面着座位置との間で旋回自在に配設され
かつ2つのシートクッション5a,5bと、これらの後
端側にリクライニング機構(図示せず)によって傾動可
能に立設されるシートバック6a,6bとを有するシー
ト本体7と、シート本体7の下面に旋回中心を挟んで点
対象に配設された旋回ロック凹部8a,8bと、この旋
回ロック凹部8a,8bに係合する床面に固定配置され
た旋回ロックペダル9とで構成されている。
【0012】回動機構4は、図2及び図3に示すよう
に、支持台3の上面に配設された長方形状の取付板11
と、この取付板11の上面に垂設された支柱12の上端
に固定された固定リング13と、この固定リング13の
内周面にベアリング14を介して回動自在に配設され上
面に前記シート本体7が固定された旋回円盤15と、取
付板11の上面に回動自在に配設された円盤状の駆動ロ
ータ16と、この駆動ロータ16と旋回円盤15との間
に配設された駆動力伝達機構17と、駆動ロータ16に
形成されたカム板18と、これに係合し且つ駆動ロータ
16の半径方向に摺動可能に配設されたカムフォロア1
9とを備えている。
【0013】駆動ロータ16は、電動モータ21によっ
て回転駆動される駆動プーリ22に駆動ベルト23を介
して連結されており、電動モータ21を正逆転駆動する
ことにより、時計方向及び反時計方向に360°回転駆
動される。
【0014】駆動力伝達機構17は、駆動ロータ16の
上面外周面側に90°離れて形成された一対の作動ピン
25a,25bと、図4で拡大図示した旋回円盤15の
下面側に回動可能に配設され且つ作動ピン25a,25
bと係合する係合凸部26を有する回動レバー27、こ
の回動レバー27を係合凹部26が作動ピン25a,2
5bと係合する位置側に付勢するコイルスプリング28
及び回動レバー27の係合位置を規制するストッパ29
を有するプランジャ30とで構成されている。
【0015】カム板18は、作動ピン25a,25b間
が小径部18aとされ、これら以外の外周部が大径部1
8bとされ、小径部18a及び大径部18bとの間が緩
やかに傾斜する傾斜部18cで連結された構成を有し、
常時は図3に示すように小径部18aの中間点が旋回中
心を通る車幅方向線18dの旋回中心点より右側に一致
する基準位置となるように配設されている。
【0016】カムフォロア19は、取付板11に固定さ
れた支持部材29に車幅方向線18dの旋回中心点より
右側上に摺動可能に配設され、これに一体に連結された
摺動杆31の他端に連結されたワイヤ32を介して旋回
ロックペダル9の回動支点より下方側に連結されてい
る。
【0017】この旋回ロックペダル9の回動支点より上
方側には旋回ロックペダル9を図3で見て反時計方向即
ち上方端が旋回ロック凹部8a,8bに係合する方向に
付勢する一端が固定部に固定されたコイルスプリング3
3の他端が取付けられていると共に、シート本体7のリ
クライニング機構のロックを解除するロック解除ワイヤ
を内装したケーブル34が連結されている。
【0018】また、駆動ロータ16には、カム板18が
基準位置にあることを検出する凹部が形成され、この凹
部に係合するように取付板11に検出スイッチ35が固
定配置されている。更に、支持部材29には、カムフォ
ロア19の摺動位置がカム板18の小径部18a及び大
径部18bに係合する位置の中間位置でオン状態となる
検出スイッチ36が固定配置されている。
【0019】そして、各方向転換型シート1の検出スイ
ッチ35及び36のスイッチ信号が、図5に示すよう
に、各方向転換型シート1の駆動モータ21を駆動制御
するコントローラ37に入力されている。このコントロ
ーラ37には、正面着座位置から背面着座位置への時計
方向旋回または背面着座位置から正面着座位置への反時
計方向旋回を選択する旋回選択スイッチ38が接続され
ており、この旋回選択スイッチ38から時計方向旋回時
にスイッチ信号SW1がオン状態、スイッチ信号SW2
がオフ状態となり、反時計方向旋回時にスイッチ信号S
W2がオン状態、スイッチ信号SW1がオフ状態とな
り、何れも選択していない中立位置で、スイッチ信号S
W1及びSW2が共にオフ状態となる。
【0020】このコントローラ37は、例えばマイクロ
コンピュータで構成され、旋回選択スイッチ38のスイ
ッチ信号SW1及びSW2の何れかがオン状態となった
ときに図6に示すシート旋回制御処理を実行する。この
シート旋回制御処理は、ステップS1で、旋回選択スイ
ッチ38のスイッチ信号SW1及びSW2を読込み、次
いでステップS2に移行して、スイッチ信号SW1がオ
ン状態であるか否かを判定し、スイッチ信号SW1がオ
ン状態であるときには正面着座位置から背面着座位置へ
の時計方向旋回が選択されたものと判断して、ステップ
S3に移行して、奇数番目及び偶数番目の全ての方向転
換型シート1の駆動モータ21に対して、逆転駆動信号
を出力する。
【0021】次いで、ステップS4に移行して、各方向
転換型シート1におけるカムフォロア19の位置を検出
する検出スイッチ36がオン状態となったか否かを判定
し、これがオフ状態であるときにはオン状態となるまで
待機し、オン状態であるときにはステップS5に移行し
て、該当する駆動モータ21に対する逆転駆動信号の出
力を停止し、次いでステップS6に移行して、全ての方
向転換型シート1の検出スイッチ36がオン状態となっ
たか否かを判定し、全ての検出スイッチ36がオン状態
ではないときには全ての検出スイッチ36がオン状態と
なるまで待機し、全ての検出スイッチ36がオン状態と
なったときにはステップS7に移行する。
【0022】このステップS7では、ソフトウェアタイ
マをセットし、次いでステップS8に移行して、ソフト
ウェアタイマのタイマ値Tが予め設定した所定時間T1
に達したか否かを判定し、所定時間T1に達していない
ときには所定時間T1に達するまで待機し、所定時間T
1に達したときにはステップS9に移行する。
【0023】このステップS9では、奇数番目の方向転
換型シート1の駆動モータ21に対して逆転駆動信号を
出力し、次いでステップS10に移行して、奇数番目の
何れかの方向転換型シート1における検出スイッチ35
のスイッチ信号がオフ状態であるか否かを判定し、これ
がオン状態であるときには、オフ状態となるまで待機
し、何れかのスイッチ信号がオフ状態であるときにはス
テップS11に移行して、該当する駆動モータ21に対
する逆転駆動信号の出力を停止する。
【0024】次いでステップS12に移行して、奇数番
目の全ての方向転換型シート1における検出スイッチ3
5がオン状態となったか否かを判定し、奇数番目の全て
の方向転換型シート1における検出スイッチ35がオン
状態となっていないときには前記ステップS9に戻り、
全ての検出スイッチ35がオン状態となったときには、
奇数番目の全ての方向転換型シート1の反時計方向旋回
が終了したものと判断してステップS13に移行する。
【0025】このステップS13では、偶数番目の各方
向転換型シート1における駆動モータ21に対して逆転
駆動信号を出力し、次いでステップS14に移行して、
偶数番目の何れかの方向転換型シート1における検出ス
イッチ35のスイッチ信号がオフ状態であるか否かを判
定し、これがオン状態であるときには、オフ状態となる
まで待機し、何れかのスイッチ信号がオフ状態であると
きにはステップS15に移行して、該当する駆動モータ
21に対する逆転駆動信号の出力を停止する。
【0026】次いでステップS16に移行して、偶数番
目の全ての方向転換型シート1における検出スイッチ3
5がオフ状態となったか否かを判定し、偶数番目の全て
の方向転換型シート1における検出スイッチ35がオフ
状態となっていないときには前記ステップS14に戻
り、全ての検出スイッチ35がオン状態となったときに
は偶数番目の全ての方向転換型シート1の反時計方向旋
回が終了したものと判断して旋回制御処理を終了する。
【0027】一方、前記ステップS2の判定結果がスイ
ッチ信号SW1がオフ状態であるときには、スイッチ信
号SW2がオン状態であり、背面着座位置から正面着座
位置への時計方向旋回が選択されたものと判断して、ス
テップS17に移行して、前述したステップS3〜ステ
ップS17の処理において、駆動モータ21に逆転駆動
信号に代えて正転駆動信号を出力することを除いては同
様の処理を行う正転制御処理を行ってから旋回制御処理
を終了する。
【0028】次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、各方向転換型シート1が正面着座位置にあるものと
すると、図2に示すように、旋回ロック凹部8aに旋回
ロックペダル9が係合して方向転換型シート1が旋回ロ
ック状態にある。この状態では、図3に示すように、カ
ム板18の小径部18aの中央部にカムフォロア19が
係合している。また、作動ピン35aがプランジャ30
の係合凸部26に対して略45°時計方向に回動した位
置にある。更に、検出スイッチ35がオフ状態にあり、
検出スイッチ36もオフ状態にあり、旋回選択スイッチ
38が中立位置にあって、スイッチ信号SW1及びSW
2がオフ状態であり、コントローラ35で、全ての方向
転換型シート1の駆動モータ21への駆動信号の供給が
停止された状態にある。
【0029】この方向転換型シート1が正面着座位置に
ある状態で、旋回選択スイッチ38で、背面着座位置へ
の旋回を選択すると、この旋回選択スイッチ38から出
力されるスイッチ信号SW1がオン状態となり、コント
ローラ37で図6に示す旋回制御処理が実行開始され
る。
【0030】従って、先ず、全ての方向転換型シート1
の駆動モータ21が逆転駆動され、これによって駆動プ
ーリ22を介して駆動ロータ16が反時計方向に旋回開
始される。この駆動ロータ16の反時計方向の旋回開始
によって検出スイッチ35がオン状態となるが、カムフ
ォロア19はカム板18の小径部18aに係合したまま
であるので、旋回ロックペダル9はその上端部が旋回ロ
ック凹部8aに係合した状態を維持するため、シート本
体7は旋回ロック状態を維持し、シートバック6a,6
bを傾動させるリクライニング機構がロック状態にあ
る。
【0031】この状態で、更に駆動モータ21が逆転駆
動されて、駆動ロータ16が基準位置から約40°回動
すると作動ピン25aがプランジャ30における回動レ
バー27の係合凸部26に係合するが、この状態では、
旋回ロックペダル9が旋回ロック凹部8aに係合した状
態を維持するので、シート本体7は旋回ロック状態を継
続するため、回動リング15は回動することはなく、作
動ピン25aが回動レバー27の係合凹部26をコイル
スプリング28に抗して押圧しながら通過する。
【0032】その後、作動ピン25aが係合凹部27を
通過し終わって駆動ロータ16が基準位置から約45°
回転すると、カム板18の傾斜部18bがカムフォロア
19に係合し初め、このためカムフォロア19が駆動モ
ータ21の逆転駆動に応じて徐々に右方に摺動し、これ
によって摺動杆31及びワイヤ32を介して旋回ロック
ペダル9が図2で反時計方向に徐々に回動される。
【0033】その後、駆動モータ21の逆転駆動が継続
されて、図7及び図8に示すように、駆動ロータ16が
基準位置から約58°回転すると、カムフォロア19が
カム板18の傾斜部18cの中間部付近に係合する状態
となると、旋回ロックペダル9が更に時計方向に回動さ
れ、これによってケーブル34内のリクライニングロッ
ク解除ワイヤが引っ張られることにより、シートバック
6a,6bのリクライニング機構におけるロック状態が
解除され、これによってシートバック6a,6bが略直
立状態の初期位置に復帰を開始する。
【0034】その後、検出スイッチ36がオン状態とな
ることにより、駆動モータ21の逆転駆動が停止され、
この状態では、旋回ロックペダル9が未だ旋回ロック凹
部8a内に係合しているので、シート本体7は旋回ロッ
ク状態を継続することから、鉄道車両の床面が路床のカ
ントによって傾斜している場合でも、全ての方向転換型
シート1が勝手に旋回するが確実に阻止される。
【0035】その後、全ての方向転換型シート1のシー
トバック6a,6bが初期位置への復帰が完了するに十
分な所定時間T1が経過すると、奇数番目の方向転換型
シート1の駆動モータ21に対する逆転方向駆動信号の
出力が再開される。このため、奇数番目の方向転換型シ
ート1に駆動ロータ16が反時計方向に更に回動するこ
とにより、カムフォロア19がカム板18の傾斜部18
cから大径部18bに係合する直前で、旋回ロックペダ
ル9が旋回ロック凹部8aから離脱して旋回ロック解除
状態となる。
【0036】その後、駆動ロータ16が基準位置から反
時計方向に約120°程度回動する作動ピン25bがプ
ランジャ30の係合凸部26に係合し、この状態で、シ
ート本体7が旋回ロック解除状態であるので、作動ピン
25bが係合凸部26に係合したまま回動リング15が
反時計方向に回動を開始し、シート本体7が反時計方向
に旋回を開始する。
【0037】その後、駆動ロータ16が基準位置から約
300°回転すると、シート本体7が背面着座位置に達
して、旋回ロック凹部8bが旋回ロックペダル9の上端
側に対向する状態となり、この状態ではカムフォロア1
9が反対側の傾斜部18cに係合する状態となることに
より、シート本体7が再度旋回ロック状態に移行し、そ
の後、駆動ロータ16が基準位置から約306°回転す
ると、作動ピン25bがプランジャ30の係合凸部26
を外方に押圧する状態となると共に、カムフォロア19
がカム板18の小径部18aに係合する状態となり、更
に駆動ローラ16が反時計方向に回動することにより、
作動ピン25bが係合凸部26を乗り越え、駆動ロータ
16が360°回転して基準位置に戻ると、検出スイッ
チ35がオフ状態となることにより、奇数番目の方向転
換型シート1の駆動モータ21の逆転駆動信号の出力が
停止される。
【0038】その後、奇数番目の全ての方向転換型シー
トの検出スイッチ35がオフ状態となって、奇数番目の
方向転換型シート1の背面着座位置への旋回が完了する
と、残りの偶数番目の方向転換型シート1の駆動モータ
21に対する逆転駆動信号の出力が再開され、奇数番目
の方向転換型シート1と同様に正面着座位置から背面着
座位置の旋回が行われ、偶数番目の方向転換型シート1
における全ての検出スイッチ35がオフ状態となると、
図6の旋回制御処理が終了される。
【0039】この正面着座位置から背面着座位置への旋
回時に、既に背面着座位置に旋回されている方向転換型
シート1が存在する場合には、回動リング15が図3に
おいて180°旋回しており、駆動ロータ16の反時計
方向への回転時における旋回ロックペダル9が旋回ロッ
ク凹部8bから離間しているロック解除状態で作動ピン
25bがプランジャ30における回動レバー27の係合
凸部26と係合することがなく、シート本体7は背面着
座位置を継続する。
【0040】更に、方向転換型シート1を背面着座位置
から正面着座位置に旋回させる場合には、旋回選択スイ
ッチ38で、背面着座位置への旋回を選択すると、この
旋回選択スイッチ38から出力されるスイッチ信号SW
2がオン状態となり、コントローラ37で図6に示す旋
回制御処理が実行開始されて、駆動ロータ16が基準位
置から時計方向に回動されることにより、基準位置から
約58°回転した位置でカムフォロア19がカム板18
における傾斜部18cの略中間部に係合して、全ての方
向転換型シート1において旋回ロック状態を継続しなが
らリクライニング機構がロック解除状態となる。その
後、奇数番目の方向転換型シート1が時計方向に旋回さ
れて正面着座位置で旋回ロック状態に復帰し、次いで偶
数番目の方向転換型シート1が時計方向に旋回されて正
面着座位置で旋回ロック状態に復帰することにより、全
ての方向転換型シート1の正面着座位置への旋回が完了
する。
【0041】このように、上記実施形態によると、方向
転換型シート1を正面着座位置から背面着座位置へまた
はその逆に旋回させる際に、シート本体7の旋回ロック
状態が継続されている状態で、シート本体7のリクライ
ニング機構がロック解除され、一方の奇数番目の方向転
換型シート1の方向転換が行われている時に、他方の偶
数番目の方向転換型シート1が旋回ロック状態を継続す
るので、鉄道車両がカントを設けたコーナーで停車して
いる状態で方向転換型シート1の方向転換を行う場合
に、旋回駆動されていない側の方向転換型シート1が勝
手に旋回することがなく、方向転換操作を確実に行うこ
とができる。
【0042】尚、上記実施形態においては、方向転換型
シート1の方向転換制御をコントローラ37でソフトウ
ェア処理することにより行う場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、図9に示すように、各
方向転換型シート1における駆動モータ21の制御回路
を設けるようにしてもよい。
【0043】この制御回路は、旋回選択スイッチ38か
ら出力されるスイッチ信号が常開の自己保持接点thを
有するリレー41に供給されると共に、モータ駆動回路
42に供給され、更に、リレー41と電源ラインとの間
にリレー41の自己保持接点thと検出スイッチ35と
が直列に接続された自己保持回路が介挿されている。ま
た、電源ライン間に検出スイッチ36と常閉のタイマ接
点ttを有するタイマ43との直列回路が接続されてい
る。このタイマ43のタイマ接点ttが自己保持回路と
リレー41との接続点とモータ駆動回路42との間に介
挿されている。
【0044】そして、モータ駆動回路42は、旋回選択
スイッチ38からのスイッチ信号SW1及びSW2が供
給され、スイッチ信号SW1がオン状態であるときに、
駆動モータ21を逆転駆動し、スイッチ信号SW2がオ
ン状態であるときに駆動モータ21を正転駆動する。
【0045】また、タイマ43は、奇数番目の方向転換
型シート1についてはリクライニング機構がロック解除
されて正規の位置に復帰するに十分な時間が設定され、
偶数番目の方向転換型シート1については奇数番目の方
向転換型シート1の方向転換が完了するに十分な時間に
設定されている。
【0046】従って、上記制御回路を使用することによ
り、旋回選択スイッチ38で例えば正面着座位置から背
面着座位置への方向転換を選択し、この状態を駆動モー
タ21が逆転駆動されて検出スイッチ35がオン状態と
なるまで継続することにより、先ず、モータ駆動回路4
2から駆動モータ21に逆転駆動信号が出力されて、駆
動ロータ16が反時計方向に回動され、これによって検
出スイッチ35がオン状態となることにより、自己保持
回路が形成されてモータ駆動回路42への作動電源の供
給が継続される。その後、カムフォロア19がカム板1
8の傾斜部18cの中間位置に達してリクライニング機
構のロック解除状態となると、検出スイッチ36がオン
状態となる。
【0047】このため、タイマ43がセットされ、これ
によってタイマ接点ttが開状態となることにより、モ
ータ駆動回路42にへの電源供給が停止されることによ
り、駆動モータ21に対する逆転駆動信号の出力が停止
され、奇数番目の方向転換型シート1に対しては、タイ
マ43の設定時間が短いことにより、リクライニング機
構が正規位置に復帰するに十分な時間が経過するとタイ
ムアップしてタイマ接点ttが閉状態に復帰し、モータ
駆動回路42から再度逆転駆動信号が駆動モータ21に
出力されて、駆動ロータ16の回転が再開され、奇数番
目の方向転換型シート1が背面着座位置まで旋回され、
その後駆動ロータ16が基準位置に復帰すると検出スイ
ッチ35がオフ状態となることにより、自己保持状態が
解除されて、モータ駆動回路42への電源供給が停止さ
れ、これによって駆動モータ21の回転が停止される。
【0048】その後、奇数番目の全ての方向転換型シー
ト1の方向転換が完了するに十分な時間が経過すると、
偶数番目の方向転換型シート1に対する制御回路におけ
るタイマ43がタイムアップしてタイマ接点ttが閉状
態に復帰して、偶数番目の駆動モータ21に対する逆転
駆動信号の供給が再開されて、偶数番目の方向転換型シ
ート1が背面着座位置に旋回され、旋回が終了して駆動
ロータ16が基準位置に復帰すると、検出スイッチ36
がオフ状態となって自己保持状態が解除されて、モータ
駆動回路42への電源供給が停止され、これによって駆
動モータ21の回転が停止される。
【0049】また、上記実施形態においては、最初に奇
数番目の方向転換型シート1を方向転換する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、最初に
偶数番目の方向転換型シート1を方向転換してから奇数
番目の方向転換型シート1を方向転換するようにしても
よく、また、互いに干渉することがない方向転換型シー
ト1を同時に旋回させるようにしてもよく、要は旋回中
の方向転換型シート1以外の方向転換型シートにおいて
カムフォロア19を中間位置に保持可能に構成されてい
ればよい。
【0050】更に、上記実施形態においては、カムフォ
ロア19に検出スイッチ36を設ける場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、旋回ロックペ
ダル9がリクライニング機構のロック解除が可能な回動
角となったことを検出したり、駆動ロータ16の回転角
を検出してもよく、要はリクライニング機構のロック解
除状態となったことを検出できればよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、複数列に整列されて配設された車両用シー
トを旋回させて方向転換を行う車両用シート自動旋回装
置において、前記各車両用シートは、車両床面に旋回可
能に配設され、上部にリクライニング機構を有するシー
ト本体が連結された旋回円盤と、該旋回円盤と同軸上に
配設されて当該旋回円盤を回転駆動する駆動ロータと、
前記旋回円盤及び駆動ロータとの間に配設された駆動ロ
ータの回転運動を旋回円盤に選択的に伝達する駆動力伝
達機構と、前記シート本体の下面における回転中心を挟
む対称位置に形成された旋回ロック凹部と、床側の固定
部に回動可能に配設された前記旋回ロック凹部の何れか
に係合するロック位置及びこれより離間するロック解除
位置に回動可能で且つロック位置からロック解除位置に
回動させたときにその中間位置で前記シート本体のリク
ライニング機構をロック状態からロック解除状態とする
旋回ロックペダルと、前記駆動ロータに配設されたカム
板と係合することにより、前記旋回ロックペダルをロッ
ク位置及びロック解除位置に回動させるカムフォロアと
を有し、前記駆動ロータの回転をカムフォロアが旋回ロ
ックペダルを中間位置とする位置で停止保持するので、
回動ペダルで旋回ロック状態が継続された状態で、リク
ライニング機構のロック解除が行われることになり、こ
の間に旋回駆動されていないシート本体が旋回ロック解
除状態となることを確実に防止することができ、カント
を有するコーナーで車両が停止している状態で、方向転
換操作が開始されたときに、旋回駆動されていないシー
ト本体が勝手に旋回することを確実に阻止して、方向転
換操作を良好に行うことができるという効果が得られ
る。しかも、上記効果をカム板に係合するカムフォロア
を回動ペダルをロック状態及びロック解除状態の中間位
置とする状態で駆動ロータの回転を停止保持するだけで
発揮するとこができ、既存のカム板を有する駆動ロータ
とカムフォロアとを有する車両用シートの自動旋回装置
に大幅な変更を加えることなく、容易に適用することが
できるという効果が得られる。
【0052】また、請求項2に係る発明によれば、奇数
番目及び偶数番目の方向転換型シートの一方を旋回させ
る際に、他方における駆動ロータをこれに形成したカム
板に係合するカムフォロアが回動ペダルを中間位置とす
る位置で停止保持するので、回動ペダルで旋回ロック状
態が継続された状態で、リクライニング機構のロック解
除が行われることになり、この間に旋回駆動されていな
いシート本体が旋回ロック解除状態となることを確実に
防止することができ、カントを有するコーナーで車両が
停止している状態で、方向転換操作が開始されたとき
に、旋回駆動されていないシート本体が勝手に旋回する
ことを確実に阻止して、方向転換操作を良好に行うこと
ができるという効果が得られる。しかも、上記効果をカ
ム板に係合するカムフォロアを回動ペダルをロック状態
及びロック解除状態の中間位置とする状態で駆動ロータ
の回転を停止保持するだけで発揮するとこができ、既存
のカム板を有する駆動ロータとカムフォロアとを有する
車両用シートの自動旋回装置に大幅な変更を加えること
なく、容易に適用することができるという効果が得られ
る。
【0053】また、請求項3に係る発明によれば、前記
駆動ロータの回転停止制御を前記カムフォロアの摺動位
置を検出するスイッチ手段のスイッチ信号によって行う
ように構成されているので、カムフォロアの摺動位置を
正確に検出して、リクライニング機構のロック解除を正
確に行うことができるという効果が得られる。
【0054】更に、請求項4に係る発明によれば、前記
駆動ロータの回転停止制御を前記回転ロックペダルの中
間位置への回転を検出するスイッチ手段のスイッチ信号
によって行うように構成されているので、リクライニン
グ機構のロック解除を行う旋回ロックペダルの回転を直
接検出するので、より確実にリクライニング機構のロッ
ク解除を検出することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの自動旋回装置の概
略構成を説明するための正面図。
【図2】本発明に係る車両用シートの自動旋回装置の要
部を拡大して示す断面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図3におけるプランジャの拡大平面図。
【図5】本発明に適用し得る制御回路の一例を示すブロ
ック図。
【図6】図5のコントローラで実行する旋回制御処理手
順の一例を示すフローチャート。
【図7】駆動ロータがリクライニング機構ロック解除位
置まで回転した状態を示す図2に同様の拡大断面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】本発明に適用し得る制御回路の他の例を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1 方向転換型シート 2 床面 3 支持台 4 回動機構 7 シート本体 8a 旋回ロック凹部 8b 旋回ロック凹部 9 旋回ロックペダル 11 取付板 13 固定リング 15 回転リング 16 駆動ロータ 17 動力伝達機構 18 カム板 19 カムフォロア 21 駆動モータ 25a 作動ピン 25b 作動ピン 30 プランジャ 35 検出スイッチ 36 検出スイッチ 37 コントローラ 38 方向選択スイッチ 41 リレー 42 モータ駆動回路 43 タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数列に整列されて配設された車両用シ
    ートを旋回させて方向転換を行う車両用シート自動旋回
    装置において、前記各車両用シートは、車両床面に旋回
    可能に配設され、上部にリクライニング機構を有するシ
    ート本体が連結された旋回円盤と、該旋回円盤と同軸上
    に配設されて当該旋回円盤を回転駆動する駆動ロータ
    と、前記旋回円盤及び駆動ロータとの間に配設された駆
    動ロータの回転運動を旋回円盤に選択的に伝達する駆動
    力伝達機構と、前記シート本体の下面における回転中心
    を挟む対称位置に形成された旋回ロック凹部と、床側の
    固定部に回動可能に配設された前記旋回ロック凹部の何
    れかに係合するロック位置及びこれより離間するロック
    解除位置に回動可能で且つロック位置からロック解除位
    置に回動させたときにその中間位置で前記シート本体の
    リクライニング機構をロック状態からロック解除状態と
    する旋回ロックペダルと、前記駆動ロータに配設された
    カム板と係合することにより、前記旋回ロックペダルを
    ロック位置及びロック解除位置に回動させるカムフォロ
    アとを有し、前記駆動ロータの回転をカムフォロアが旋
    回ロックペダルを中間位置とする位置で停止保持するこ
    とを特徴とする車両用シート自動旋回装置。
  2. 【請求項2】 複数列に整列されて配設された車両用シ
    ートを奇数列と偶数列とを交互に旋回させて方向転換を
    行う車両用シート自動旋回装置において、前記各車両用
    シートは、車両床面に旋回可能に配設され、上部にリク
    ライニング機構を有するシート本体が連結された旋回円
    盤と、該旋回円盤と同軸上に配設されて当該旋回円盤を
    回転駆動する駆動ロータと、前記旋回円盤及び駆動ロー
    タとの間に配設された駆動ロータの回転運動を旋回円盤
    に選択的に伝達する駆動力伝達機構と、前記シート本体
    の下面における回転中心を挟む対称位置に形成された旋
    回ロック凹部と、床側の固定部に回動可能に配設された
    前記旋回ロック凹部の何れかに係合するロック位置及び
    これより離間するロック解除位置に回動可能で且つロッ
    ク位置からロック解除位置に回動させたときにその中間
    位置で前記シート本体のリクライニング機構をロック状
    態からロック解除状態とする旋回ロックペダルと、前記
    駆動ロータに配設されたカム板と係合することにより、
    前記旋回ロックペダルをロック位置及びロック解除位置
    に回動させるカムフォロアとを有し、シート本体を方向
    転換する奇数例及び偶数列の一方については前記駆動ロ
    ータを所定角度回動させるが、この間に他方については
    前記駆動ロータの回転をカムフォロアが旋回ロックペダ
    ルを中間位置とする位置で停止保持することを特徴とす
    る車両用シート自動旋回装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ロータの回転停止制御を前記カ
    ムフォロアの摺動位置を検出するスイッチ手段のスイッ
    チ信号によって行うように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の車両用シート自動旋回装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動ロータの回転停止制御を前記旋
    回ロックペダルの中間位置への可動を検出するスイッチ
    手段のスイッチ信号によって行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート自動旋回
    装置。
JP2000391144A 2000-12-22 2000-12-22 車両用シート自動旋回装置 Pending JP2002192999A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492227B1 (ko) * 2002-12-13 2005-05-30 주식회사다스 자동차용 회전시트의 회전자어셈블리

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Effective date: 20060607

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