JP2002191998A - 生ゴミ処理装置及び方法 - Google Patents

生ゴミ処理装置及び方法

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JP2002191998A JP2001162456A JP2001162456A JP2002191998A JP 2002191998 A JP2002191998 A JP 2002191998A JP 2001162456 A JP2001162456 A JP 2001162456A JP 2001162456 A JP2001162456 A JP 2001162456A JP 2002191998 A JP2002191998 A JP 2002191998A
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智幸 橘川
Atsushi Miyasaka
篤 宮坂
Masami Motoki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミと異物(生ゴミ残渣)の分別率を向上
させる。装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 生ゴミが投入される円筒容器外筒5と、
円筒容器外筒5の一端側を塞ぐように配された閉鎖部17
と、加圧された生ゴミの一部を通過させる間隙25と、加
圧面上に残る生ゴミ残渣を円筒容器外部に排出する残渣
排出手段(39,41)と、を備えた生ゴミ処理装置におい
て、閉鎖部17の加圧面21に対向配置され、加圧面21に移
動して生ゴミを加圧する加圧部13と、加圧部13が加圧面
近傍まで移動したときに間隙に遊嵌して閉鎖部外径との
間で全周に亘り筒状微細間隙27を形成すると共に、加圧
部13に対して相対移動可能な円筒状容器15と、溝部25内
に混入した生ゴミ残渣を加圧位置で加圧面上に排出する
残渣払出し手段(29,31,33,)と、筒状微細間隙幅を調整
する調整手段(45,23)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミプレス処理
を行う生ゴミ処理装置に関するものであり、特に加圧さ
れた生ゴミの一部が微細間隙を通過させて微細化される
生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生ゴミの処理において、生ゴミを加圧し
て微細間隙を通過させることにより生ゴミを微細化する
生ゴミ処理装置は、第2964377号特許公報及び特
開平10−156312号公開特許公報に開示されてい
る。
【0003】第2964377号特許公報の装置では、
円筒体2の生ゴミを油圧シリンダ3によって加圧して、
生ゴミの有機組織が微細な濁粒子となって生ゴミ中の水
分とともに微少間隙24から流出し排出口28を通って
装置外部へ排出される。また、ラム22の上面に残った
残渣はスクレーパ31で装置側方へ排出される。
【0004】特開平10−156312号公開特許公報
の装置では、高圧容器外筒内部に投入された生ゴミを加
圧することにより、加圧された生ゴミの一部が微細間隙
(19)を通過する際に生じる自身の剪断流によって微細化
されつつ、微細化生ゴミ排出孔(21)から排出される。ま
た、第1油圧ラム(12)が第1ラム退避位置に移動した際
にスクレーパー(23)が生ゴミ残渣を生ゴミ残渣排出口(2
2)に向って排出するものである。
【0005】また、実開昭55−28088号公開実用
新案公報には、従来技術として脱水装置が開示されてい
る。この脱水装置では、下加圧蓋体5に加圧槽4の底面
開口部を嵌合して、加圧槽4と下加圧蓋体5とで形成さ
れる収容部内に脱水すべきスラッジを入れる。そして、
上加圧蓋体8を下降させてスラッジを圧搾することによ
りスラッジの水分がオリフィスを通過し、この水分を排
水通路10を介して吸引することによりスラッジを脱水
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置には次のような問題がある。第2964
377号特許公報及び特開平10−156312号公報
記載の装置では、いずれもラム上面に残った生ゴミ残渣
をスクレーパによって装置側方へ排出しているが、この
とき微細間隙上を生ゴミ残渣が通過するので、残渣がこ
の微細間隙から微細化生ゴミに混入してしまうことがあ
り、異物分別率を低下させる原因となる。
【0007】また、生ゴミ残渣がラム上面を通過するの
で、残渣によって微細間隙の目詰まりを起こしてしまう
場合もある。実開昭55−28088号公報記載の装置
においても、脱水に固定のオリフィスを使用している
が、このようなオリフィスを生ゴミに使用すると、すぐ
目詰まりを起こし、その都度生ゴミ残渣を除去しなけれ
ばならず、作業が繁雑なものとなる。
【0008】また、第2964377号公報記載の装置
では、生ゴミを加圧した後にスクレーパの位置までラム
を下降してから、ラム上の残渣をスクレーパにより排出
している。特開平10−156312号公報記載の装置
では第1油圧ラムと第2油圧ラムとを対向配置して、第
1ラム加圧位置まで第1油圧ラムと第2油圧ラムを移動
して生ゴミの加圧を行い、その後第1ラム退避位置まで
第1油圧ラムと第2油圧ラムを下降して第1油圧ラム加
圧面に残った生ゴミ残渣をスクレーパで排出している。
即ち、第2964377号公報及び特開平10−156
312号公報記載の装置では、生ゴミの加圧位置と生ゴ
ミ残渣の排出位置(スクレーパの位置)とが異なってお
り、このため装置が過大になっている。
【0009】更に、特開平10−156312号公報記
載の装置では、微細間隙を円筒容器と加圧片で構成し、
この微細隙間に生ゴミを通すことにより生ゴミ成分を微
細化しているが、その微細隙間のサイズは円筒容器内径
と加圧片外径により固定されてしまう。このため、生ゴ
ミの材料に合わせて微細間隙のサイズを調整するために
は、加圧片を交換する以外に方法はなく、材料に応じた
微細隙間のサイズ調整が不可能である。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、異物の分別率を向上させ、生ゴミの再利
用を容易に行うことができる生ゴミ処理装置を提供する
ことを主な目的とする。本発明の別の目的は、装置を小
型化して省スペースを図ると共に、装置の製造コストを
低減することができる生ゴミ処理装置を提供することで
ある。本発明の別の目的は、生ゴミの材料、用途に応じ
て生ゴミ微細化のための微細間隙の調整を行える生ゴミ
処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、生ゴミが投入される高圧容
器外筒と、前記高圧容器外筒の一端側を塞ぐように配さ
れた閉鎖部と、前記投入された生ゴミを加圧する加圧手
段と、加圧された生ゴミの一部を通過させる間隙と、前
記加圧面上に残る生ゴミ残渣を前記高圧容器外筒外部に
排出する残渣排出手段と、を備えた生ゴミ処理装置にお
いて、前記加圧手段は、前記閉鎖部の加圧面に対向配置
され、前記加圧面に移動して前記生ゴミを加圧する加圧
部と、前記加圧部が前記加圧面近傍まで移動したときに
前記間隙に遊嵌して閉鎖部外径との間で全周に亘り筒状
微細間隙を形成すると共に、前記加圧部に対して相対移
動可能な筒状挿入部とを有するものであることを特徴と
する。
【0012】この請求項1に係る発明では、内部に水分
を含んだ生ゴミを密閉状態で加圧手段で高圧力で加圧す
るが、このとき加圧手段の筒状挿入部が閉鎖部外径の間
隙に遊嵌することにより、閉鎖部外径との間で全周に亘
り筒状微細間隙を形成する。生ゴミは加圧されてこの円
筒状微細間隙を通過する。このとき、生ゴミの細胞が加
圧によって崩れながら、円筒状微細間隙を通過しつつ、
通過する際の剪断流でより細かく粉砕される。生ゴミを
加圧する圧力は破砕されて円筒状微細間隙を通過する生
ゴミの流体の粘度と微細間隙の幅及び総間隙面積に応じ
て変化する。
【0013】ここで、本発明における微細間隙は筒状挿
入部の全周に亘り筒状に形成されているので、円形状の
微細間隙に比べて生ゴミ残渣で微細間隙が目詰まりを起
こすことが防止される。また、残渣物が微細間隙内に紛
れ込んだ場合でも、筒状挿入部が加圧部に対して相対移
動可能に構成されているので、加圧処理の1サイクルご
とに加圧部で生ゴミを加圧した状態を保持しながら、筒
状挿入部を間隙から引き抜き間隙を解放することによ
り、間隙内の残渣物が加圧面に導出される。このため、
従来の生ゴミ処理装置に比べて生ゴミ残渣が微細化され
た生ゴミに混入することが防止され、生ゴミと異物との
分別率の向上に繋がる。
【0014】本発明における微細間隙は、加圧面近傍に
加圧部が移動したとき、即ち加圧時に、筒状に形成され
るものであれば良く、その間隙幅、サイズ等は生ゴミの
材料、再利用方法に応じて任意に定めることができる。
具体的には、生ゴミの加圧面積が130cm に対し
て、微細間隙の幅が100ミクロン以上、1000ミク
ロン以下、好ましくは300ミクロン以上、700ミク
ロン以下であることが好ましい。
【0015】加圧部による生ゴミに対する圧力も任意に
定めることができる。具体的は、総間隙面積が20cm
で、70kg/cm 以上の加圧力とすることが好
ましい。より好ましくは微細間隙の幅が300ミクロン
以上、500ミクロン以下であり、150kg/cm
以上の加圧力があればよい。
【0016】従って、本発明における高圧容器として
は、生ゴミが投入されるものであれば良いが、加圧手段
による上記加圧に耐えることができる程度の充分な強度
を有するものであることが好ましい。
【0017】また、本発明における閉鎖部は加圧部と共
に生ゴミを加圧するものであれば良く、加圧時に加圧部
と互いに接近し、加圧終了後加圧部と互いに離反するよ
うに移動可能に構成したり、閉鎖部を移動不能に構成
し、加圧部のみを移動可能に構成することは本発明では
特に限定しない。後者の場合には、閉鎖部を移動する機
構が不要となるため構造の簡易化が図れるという利点が
ある。
【0018】本発明における残渣排出手段は、加圧面上
に残る生ゴミ残渣を前記高圧容器外筒外部に排出するも
のであればよく、具体的には加圧面上を摺接しながら移
動するスクレーパ、プレート等を用いればよい。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
生ゴミ処理装置において、前記間隙内に混入した生ゴミ
残渣を前記加圧面上に排出する残渣払出し手段を更に備
えたことを特徴とする。
【0020】この請求項2に係る発明では、生ゴミ残渣
が筒状微細間隙内に紛れ込んだ場合でも、残渣払出し手
段によって間隙内に混入した生ゴミ残渣を前記加圧面上
に排出するので、生ゴミ残渣が微細化された生ゴミに混
入することが確実に防止され、生ゴミと異物との分別率
をより向上させることができる。
【0021】本発明における残渣払出し手段としては、
間隙内に混入した生ゴミ残渣を前記加圧面上に排出する
ものであればよい。このような残渣払出し手段として
は、筒状挿入部の先端部を間隙から抜き出す際に先端部
自体で生ゴミ残渣を引張って筒状間隙内から排出するよ
うに構成することができる。この場合には、新たな部材
を設ける必要がないので構成の簡易化が図れるという利
点がある。また、残渣払出し手段として、間隙内で軸方
向移動可能なリング部材を設け、このリング部材を加圧
面方向に押圧することにより生ゴミ残渣を引張って間隙
内から排出するように構成することができる。この場合
には、より確実に間隙内の生ゴミ残渣を排出できるとい
う利点がある。
【0022】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
生ゴミ処理装置において、前記残渣排出手段は、前記加
圧手段よる加圧位置で前記生ゴミ残渣を排出するもので
あることを特徴とする。
【0023】この請求項3に係る発明では、残渣排出手
段が加圧手段よる加圧位置で前記生ゴミ残渣を排出する
ので、加圧位置と排出位置とを異なる位置にして加圧面
を移動させる必要がなく、加圧位置と排出位置とが異な
る従来の装置に比べて装置のコンパクト化が図られ、こ
の結果装置の製造コストも低減する。
【0024】本発明における残渣排出手段は、加圧位置
で生ゴミ残渣を排出するものであれば良く、例えば、加
圧時と排出時とで加圧面が移動する場合には加圧面の移
動に伴って残渣は移出手段を移動するように構成しても
良いが、好ましくは閉鎖部を固定して加圧部のみを移動
可能に構成し、かつ残渣排出手段を固定された加圧面を
摺接しながら移動するように構成すれば装置のより一層
のコンパクト化を図ることが出来る。
【0025】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
生ゴミ処理装置において、前記筒状微細間隙を調整する
調整手段を更に備えたことを特徴とする。
【0026】例えば、材料中に異物が大量に含まれる場
合は、異物が隙間を小さくしてしまうため、装置の隙間
は大きくしておく必要が有る。逆に少量の異物を除去す
るには、隙間は小さい方が良い。また微生物を用いて生
ゴミを分解するような場合は、隙間を小さくして生ゴミ
の粒子を細かくした方が、短時間で分解でき処理量の増
加や処理時間の短縮が可能となり有用である。
【0027】この請求項4に係る発明によれば、調整手
段によって筒状微細間隙を調整することができるので、
生ゴミの材料や生ゴミの再利用方法に応じて微細間隙を
所望のサイズに変更することができる。例えば、微細化
の隙間を小さくすることにより、生ゴミの粒径を細かく
することが出来る。これにより、用途に合わせて部品交
換する必要がなくなるという利点がある。
【0028】本発明における調整手段は、筒状微細間隙
を調整するものであれば良く、間隙幅や、間隙の深さの
いずれか若しくは両方を調整するように構成することは
任意である。また、筒状挿入部の先端をテーパ状に形成
し、閉鎖部の一部を移動可能な可動部材とした上で、調
整手段として当該可動部材を移動させる移動機構を採用
すれば、可動部材を移動することにより筒状挿入部のテ
ーパ状部分と閉鎖部可動部材との間隔を変更できるの
で、これにより簡易な構成で筒状微細間隙の幅を調整で
きるという利点がある。
【0029】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
生ゴミ処理装置において、前記筒状挿入部は、その内周
壁に前記間隙と連通する第2の微細間隙が刻設されたも
のであることを特徴とする。
【0030】この請求項5に係る発明では、筒状挿入部
の内周壁に前記間隙と連通する第2の微細間隙が刻設さ
れているので、微細化用の間隙長さを実質的に増加させ
ることでき、装置体格を過大とせずに、容易に生ゴミの
処理量を増加させることができる。
【0031】請求項6に係る発明は、生ゴミを加圧し
て、加圧された生ゴミを微細間隙を通過させる加圧工程
と、微細間隙に紛れ込んだ生ゴミ残渣を加圧面に排出す
る残渣払出し工程と、加圧面に払出された生ゴミ残渣を
装置外部へ排出する残渣排出工程と、を含むことを特徴
とする生ゴミ処理方法に係るものである。
【0032】この請求項6に係る発明では、残渣払出し
工程によって微細間隙に紛れ込んだ生ゴミ残渣を加圧面
に排出して、残渣排出工程で加圧面上の生ゴミ残渣を装
置外部へ排出しているので、生ゴミ残渣が微細化された
生ゴミに混入することを確実に防止し、生ゴミと異物と
の分別率をより向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の生ゴミ処理装置及び方法
についての好ましい実施形態について、以下図示例とと
もに説明する。
【0034】[実施の形態1]図1は実施の形態1の生
ゴミ処理装置の概略構成図である。実施の形態1の生ゴ
ミ処理装置は、生ゴミが投入されるホッパ1と、鉛直に
立設された円筒容器外筒5と、投入された生ゴミを加圧
する加圧プランジャ13と、加圧プランジャ13の外周
に摺接する円筒状容器15と、円周方向に刻設された溝
部25を有する閉鎖部17と、溝部25に混入した生ゴ
ミ残渣を払い出す払出しリング33と、生ゴミ残渣を装
置外部へ排出するプッシャプレート41とを主に備えて
いる。ここで、円筒状容器15は本発明の筒状挿入部
を、加圧プランジャ13は本発明の加圧部を、払出しリ
ング33は本発明の残渣払出し手段を、プッシャプレー
ト41は本発明の残渣排出手段を、溝部25は本発明の
間隙をそれぞれ構成する。
【0035】ホッパ1に投入された生ゴミはホッパ下部
のスクリューコンベア3の駆動によって運搬されて円筒
容器外筒5の上端から円筒容器内部に投入される。投入
された生ゴミは円筒容器外筒5の下部に閉鎖部17と加
圧プランジャ13と間の空間で形成される加圧室19に
落下して、ここで加圧されるようになっている。円筒容
器外筒5の側面は閉鎖部17によって閉鎖されている。
【0036】閉鎖部17は移動不能に構成されており、
投入された生ゴミを加圧プランジャ13により加圧する
加圧面21を有している。また、閉鎖部17には円周方
向に溝部25が刻設されており、この溝部内に後述する
払出しリング33が移動可能に挿入されている。また溝
部25は、生ゴミ排出通路35を介して微細化された生
ゴミを装置外部に排出する生ゴミ排出口37に連通して
いる。また排出口37には配管100が接続され、配管
100にはリサイクル処理装置101が接続されてい
る。なお、実施の形態1では配管100を用いて生ゴミ
処理装置をリサイクル処理装置と接続しているが、配管
100の代わりにゴムホースを用いても良い。
【0037】また、リサイクル処理装置101は、回収
された生ゴミをメタンガス化、コンポスト化、飼料化、
炭化、乾燥等を行うための装置であり、メタンガス化装
置、コンポスト化装置、乾燥装置、浄化装置、消滅装置
などである。尚、消滅装置とは、生ゴミを炭酸ガスと水
に微生物によって97%程度分解するものである。
【0038】加圧プランジャ13は、閉鎖部加圧面21
と対向して設けられている。加圧プランジャ13は本発
明の加圧手段の一部を構成する加圧シリンダ7の駆動に
よって閉鎖部加圧面方向(図1右方向)に移動し、排出
シリンダ9の駆動によって図1左方向に移動可能となっ
ている。加圧プランジャ13が閉鎖部加圧面方向(図1
右方向)に移動することにより生ゴミが所定圧力で加圧
される。尚、実施の形態1では加圧時の圧力を200k
g/cmとしている。
【0039】加圧プランジャ13の外周には円筒状容器
15が摺接している。図2は、円筒状容器15、閉鎖部
17及び間隙調整機構の構成を示す断面図である。この
円筒状容器15は加圧プランジャ13と共に移動可能と
なっており、加圧プランジャ13が加圧面方向(図1右
方向)に移動したときに先端部が閉鎖部17の溝部25
に遊嵌される。円筒状容器15の先端部内周壁は、溝部
側にいくに従って拡開するテーパ状を形成しており、先
端部が溝部25に遊嵌された状態で、テーパ状部と溝部
内周縁との間に円筒状微少間隙が形成される。このた
め、加圧プランジャ13によって加圧された生ゴミはこ
の微少間隙を通過することにより自身の剪断作用により
微細化され、生ゴミ排出通路35を介して生ゴミ排出口
37から装置外部へ排出されるようになっている。一
方、加圧面21には生ゴミ残渣が残り、生ゴミとそれ以
外の異物を分別できるようになっている。
【0040】閉鎖部溝部内の払出しリング33は、払出
しシリンダ29の駆動によって連結ロッド31を介して
溝部25を図2左方向に移動する。一方、円筒状容器1
5は加圧プランジャ13と共に移動可能ではあるが、加
圧プランジャ13に対して軸方向に相対移動可能となっ
ている。このため、払出しリング33の移動によって円
筒状容器15は図2左方向に押圧されて移動し、溝部2
5に紛れ込んだ生ゴミ残渣を溝部25から閉鎖部加圧面
21に排出するようになっている。
【0041】閉鎖部17の図2右側面には2個の調整ネ
ジ45がされており、この調整ネジ45を回動させるこ
とにより閉鎖部可動部23が図2の左右方向に移動す
る。この調整ねじは本発明の調整手段を構成するもので
ある。上述したように、円筒状容器15先端部はテーパ
状となっているため、閉鎖部可動部23の左右方向の移
動によって円筒状微細間隙27の幅が調整可能となって
いる。尚、実施の形態1では微細間隙27の幅を0.1
〜1.5mmの間で調整できるように構成している。
【0042】プッシャプレート41は、本発明の残渣払
出し手段の一部を構成するプッシャシリンダ39の駆動
によって上下方向に移動可能である。プッシャプレート
41は生ゴミの加圧時には上部位置にあるが、生ゴミの
加圧完了して加圧プランジャ13及び円筒状容器15が
図2左方向に退避すると、プッシャプレート41は加圧
面21を摺接しながら下方に移動する。このため、加圧
面21に残存する生ゴミ残渣を除去して、残渣排出口4
3から装置外部へ排出するようになっている。
【0043】次に以上のように構成された実施の形態1
の生ゴミ処理装置を使用した生ゴミプレス処理について
説明する。図3は、実施の形態1の生ゴミプレス処理の
全体工程図であり、図3(a)は充填工程、図3(b)
は加圧工程、図3(c)は排出工程を示している。図4
は生ゴミ残渣排出処理の工程図である。
【0044】ホッパ1から投入された生ゴミはスクリュ
ーコンベア3により運搬されて、図3(a)に示すよう
に、円筒容器外筒5の上部から加圧室19に投入される
(充填工程)。そして、投入された生ゴミの材料や再利
用方法に応じて調整ネジ45を回動させ、微細間隙27
を所望の幅に調整するため、閉鎖部可動部23を前進又
は後退させる。
【0045】次いで、図3(b)に示すように、加圧シ
リンダ7を駆動して加圧プランジャ13を加圧面方向に
移動させて生ゴミを加圧する(加圧工程)。このとき、
円筒状容器先端部が閉鎖部溝部25に挿入されて、調整
ネジ45で調整された幅の円筒状微細間隙27が形成さ
れる。生ゴミは加圧されるに従ってこの円筒状微細間隙
27を通過して微細化されて溝部25に入る。微細化さ
れた生ゴミは、溝部25から生ゴミ排出通路35を経て
生ゴミ排出口37から排出される。排出された微細化生
ゴミは、配管100を通って、リサイクル処理装置10
1へ導入される。
【0046】このため、配管100によってコンベア等
の搬送装置等を使用することなく、微細化された生ゴミ
をリサイクル処理装置101へ容易に搬送することが可
能となっている。特に、本実施の形態の生ゴミ処理装置
によって生ゴミはペースト状となるので、容易にリサイ
クル処理装置へ搬送することが可能である。
【0047】搬送された生ゴミはリサイクル処理装置1
01によって処理される。生ゴミには有機物以外の異物
が混入することがあり、リサイクルのためにはこの異物
を除去する必要があるが、実施の形態1では異物は生ゴ
ミ処理装置によって除去された上で、リサイクル処理装
置101へ搬送されることになり、別途異物除去のため
の装置を設けることなく生ゴミのリサイクル化を行うこ
とができ、装置の簡略化が図られている。
【0048】一方、加圧面21には異物としての生ゴミ
残渣49が残存し、溝部25にも少量の生ゴミ残渣49
が紛れ込んでしまう(図4(a))。
【0049】このため、払出しシリンダ29を駆動して
溝部25の払出しリング33を微細間隙27の方向(図
4左方向)に移動させると、払出しリング33が円筒状
容器先端部を押圧する。円筒状容器15は加圧プランジ
ャ13に対して軸方向相対移動が可能であるため、払出
しリング33からの押圧により図4左方向に後退し、こ
れにより溝部25に紛れ込んだ生ゴミ残渣49が加圧室
19に排出される(図4(b)、図4(c))。そし
て、排出シリンダ9を駆動して加圧プランジャ13を後
退させる(図4(d))。
【0050】次いで、プッシャシリンダ39を駆動し
て、図3(c)及び図4(e)〜(g)に示すようにプ
ッシャプレート41を下降する(排出工程)。これによ
り、加圧面21及び加圧室内に残存する生ゴミ残渣49
がプッシャプレート41によって押し出され、残渣排出
口43から装置外部へ排出される。
【0051】このように実施の形態1の生ゴミ処理装置
では、生ゴミ残渣49が筒状微細間隙内に紛れ込んだ場
合でも、加圧処理の1サイクルごとに払出しリング33
を移動して円筒状容器先端を溝部25から引き出して間
隙を解放することにより、残渣物が加圧面21に排出さ
れるため、生ゴミ残渣49が微細化された生ゴミに混入
することが防止され、生ゴミと異物(生ゴミ残渣49)
との分別率の向上が図られている。具体的には、異物の
除去率を従来の生ゴミ処理装置の90%から98%に向
上することができた。
【0052】また、実施の形態1の生ゴミ処理装置で
は、閉鎖部17を固定してプッシャプレート41が加圧
位置で生ゴミ残渣を装置外部に排出しているので、閉鎖
部17の移動機構が不要となり装置のコンパクト化が図
られている。具体的には、駆動源及び設置面積を従来の
生ゴミ処理装置の1/2にすることができた。
【0053】更に実施の形態1の生ゴミ処理装置では、
調整ネジ45によって生ゴミの材料や生ゴミの再利用方
法に応じてによる円筒状微細間隙27の幅調整ができ、
用途に合わせて部品交換する必要がなくなるという利点
がある。
【0054】尚、実施の形態1の生ゴミ処理装置におけ
る加圧力や微細間隙27の幅は、これに限定されるもの
ではなく、生ゴミの材料、用途等の条件に応じて任意に
定めることが可能である。
【0055】また、実施の形態1の生ゴミ処理装置で
は、ホッパ1に投入された生ゴミをスクリューコンベア
3によって円筒容器外筒5に搬送しているが、搬送手段
としてはこれに限られるものではない。例えば、ホッパ
1の底部にスクリューコンベア3の代わりに振動板を設
け、この振動板を振動させてホッパ1に投入された生ゴ
ミを円筒容器外筒5まで搬送しても良い。また、ホッパ
1内のスクリューコンベア3の代わりにベルトコンベア
を設け、このベルトコンベアを駆動してホッパ1に投入
された生ゴミを円筒容器外筒5まで搬送しても良い。更
に、ッパ1内のスクリューコンベア3の代わりに油圧シ
リンダを設け、この油圧シリンダを駆動してホッパ1に
投入された生ゴミを円筒容器外筒5まで搬送しても良
い。
【0056】実施の形態1の生ゴミ処理装置は、生ゴミ
の微細化及び異物との分別を行うための装置として説明
したが、より具体的には例えば、レストランやホテルの
厨芥、食品会社に返品された、または販売店で売れ残っ
た弁当などの食品、家庭より回収された生ゴミ等を処理
する際に、異物(箸、容器、フィルム等)を取除く分別
機として利用したり、生ゴミを発酵や乾燥させ再利用す
る際に、その工程を速やかに、効率良く行うための、生
ゴミの微細化装置として使用することが可能である。ま
た、この他、実施の形態1の生ゴミ処理装置を空気を多
量にはらんだ野菜屑等を減容する等、種々の目的で使用
することが可能である。
【0057】[実施の形態2]実施の形態1の生ゴミ処
理装置は、円筒状微細間隙27の1カ所のみによって生
ゴミを微細化するものであったが、この実施の形態2の
生ゴミ処理装置は、間隙を複数設けて微細化する生ゴミ
の処理量を増大させるものである。
【0058】図5(a)は、実施の形態2の生ゴミ処理
装置における円筒状容器、閉鎖部及び間隙調整機構の構
成を示す拡大断面図である。実施の形態5の生ゴミ処理
装置は、円筒状容器15の構成が実施の形態1の装置と
異なっており、他の構成は図1と同様なので説明を省略
する。
【0059】生ゴミを微細化する微細間隙27は、円筒
状容器15と可動部23によって形成される1ケ所のみ
であると、微細化する生ゴミの処理量を増やすために
は、間隙27の長さを長くする必要がある。しかしなが
ら、実施の形態1の生ゴミ処理装置では、微細間隙27
を長さは、加圧プランジャ13の直径寸法に比例するた
め、微細間隙27の長さを長くするためには加圧プラン
ジャ13の直径寸法を大きくしなければならず、装置全
体のサイズが過大となってしまう。
【0060】実施の形態2の生ゴミ処理装置では、図5
(a)に示すように、円筒状容器15の内周壁に1個又
は複数の間隙60、61を刻設し、この間隙60、61
が溝部25と連通する構成となっている。すなわち、間
隙60,61は微細間隙27と連通することになり、こ
の結果実質的に微細化用の間隙長さを増加させることと
している。
【0061】実施の形態5の生ゴミ処理装置において、
加圧工程の処理は次のように行われる。図5(b)およ
び(c)は、実施の形態2の生ゴミ処理装置による加圧
工程における円筒状容器および閉鎖部の状態を経時的に
示す説明図である。加圧プランジャ13が加圧工程に入
ると、生ゴミは前述した通り微細間隙27によって微細
化される他、間隙61、60を通過することによって微
細化され溝部25から生ゴミ排出通路35より外部に排
出される(図5(b)参照)。さらに、加圧プランジャ
13が前進すると、最初に間隙61が塞がれ、次に間隙
60が塞がれていく(図5(c)参照)。そして、加圧
工程が終了するまで、微細間隙27より生ゴミは微細化
され排出される。加圧プランジャ13の加圧工程が終了
すると、加圧面21には臭物として生ゴミ残渣49が残
存する。この生ゴミ残渣は、実施の形態1の生ゴミ処理
装置と同様にプッシャシリンダ39で排出される。
【0062】このように実施の形態2の生ゴミ処理装置
では、円筒状容器15の内周壁に間隙60、61を設け
ることによって、微細化用の間隙長さを実質的に増加さ
せることができるので、装置体格を過大とせずに、容易
に生ゴミの処理量を増加させることが可能となる。
【0063】[実施の形態3]実施の形態1の生ゴミ処
理装置では、ホッパ1内に投入された生ゴミを単にスク
リューコンベア3で円筒容器外筒5へ運搬するものであ
ったが、この実施の形態3の生ゴミ処理装置では、ホッ
パ1内に投入された生ゴミの包装を破砕したり、生ゴミ
により形成されたブリッジをホッパ内で崩して円筒容器
外筒5へ搬送するものである。
【0064】図6は、実施の形態3の生ゴミ処理装置の
概略構成図である。実施の形態3の生ゴミ処理装置は、
ホッパ1の構成が実施の形態1の装置と異なっており、
他の構成は図1と同様なので説明を省略する。
【0065】ホッパ1に投入される生ゴミには厨房から
でた残飯、賞味期限切れの弁当やサンドイッチ、またビ
ニール袋に詰められた生ゴミなど、大きさ、形状、軟ら
かい物、硬い物様々である。実施の形態1の生ゴミ処理
装置では、単にスクリューコンベア3で投入された生ゴ
ミを搬送しているため、各種の生ゴミを確実に円筒容器
外筒5まで運搬することができない場合がある。スクリ
ューコンベア3によって運搬できるかできないかは、ス
クリューコンベア3の体格と生ゴミの大きさのかねあい
によって定まってくる。また、ホッパ1内に生ゴミがブ
リッジ状に固まるとスクリューコンベア3側に落ちてこ
ない場合もある。
【0066】実施の形態3の生ゴミ処理装置では、図6
に示すように、ホッパ1の上方に更に別のホッパ102
aを設置し、このホッパ102a内に水平軸周りに回転
可能な破砕機102bを設け、ホッパ102a内に生ゴ
ミを投入するようになっている。ホッパ102aに生ゴ
ミを投入し、破砕機102bを水平軸周りに回転駆動す
ることにより、生ゴミの包装は破砕され、また生ゴミに
よりブリッジが形成あされている場合にはブリッジが崩
される。そして、破砕機102bにより包装が破られ、
またブリッジが無くなった状態で、生ゴミがホッパ1へ
落下してスクリューコンベア3によって円筒容器外筒5
内へ搬送される。
【0067】このように実施の形態3の生ゴミ処理装置
では、スクリューコンベア3による搬送位置の手前に破
砕機102bが設けられているので、種々の生ゴミを確
実に円筒容器外筒5へ搬送することが可能となる。
【0068】尚、実施の形態3では破砕機102bを別
のホッパ102aに設けているが、スクリューコンベア
3の搬送開始位置の手前であれば、スクリューコンベア
3が設けられているホッパ1内に設けるように構成して
も良い。
【0069】[実施の形態4]実施の形態1の生ゴミ処
理装置では、ホッパ1内に投入された生ゴミを単にスク
リューコンベア3で円筒容器外筒5へ運搬するものであ
ったが、この実施の形態4の生ゴミ処理装置では、ホッ
パ1内に投入された生ゴミを切断しながら円筒容器外筒
5へ搬送するものである。
【0070】図7(a)は実施の形態4の生ゴミ処理装
置のホッパ内部の構成を示す模式図であり、図7(b)
はホッパ内部の断面図である。実施の形態4の生ゴミ処
理装置は、ホッパ1内部の構成が実施の形態1の装置と
異なっており、他の構成は図1と同様なので説明を省略
する。
【0071】上述したように、ホッパ1に投入される生
ゴミは大きさ、形状、軟らかい物、硬い物様々であるた
め、実施の形態1の生ゴミ処理装置のように、スクリュ
ーコンベア3だけではサイズの大きい生ゴミを確実に円
筒容器外筒5まで搬送することが困難な場合がある。こ
のため、実施の形態4の生ゴミ処理装置では、図7
(a)及び(b)に示すように、ホッパ1の下部内壁面
に刃部103aを装着すると共に、スクリューコンベア
3の回転板の外縁付近に刃部103bを装着して、ホッ
パ1に投入された生ゴミ47をスクリューコンベア3で
搬送しながら切断することとしている。すなわち、生ゴ
ミを搬送するためにスクリューコンベア3を回転駆動さ
せると、図7(b)に示すようにホッパ側の刃部103
aとスクリューコンベア側の刃部103bの間に生ゴミ
が入るが、スクリューコンベア3の回転板とともに刃部
103bも回転しているため、両刃部によって生ゴミが
切断されるようになっている。
【0072】このように実施の形態4の生ゴミ処理装置
では、ホッパ下部内壁面とスクリューコンベア3にそれ
ぞれ刃部103a,103bを装着しているので、大き
なサイズの生ゴミも、搬送中に刃部103a,103b
によって小さく切断されるので、大きなサイズの生ゴミ
も確実に円筒容器外筒5へ運搬することが可能となる。
また、刃部103a,103bを設けるという簡易な構
成で生ゴミの確実な運搬を可能となるので、装置のコン
パクト化が図られるとと共に、製造コストも低減でき
る。
【0073】[実施の形態5]実施の形態1の生ゴミ処
理装置では、生ゴミを円筒容器外筒5へスクリューコン
ベア3により搬送するが、その搬送量を特に検知するも
のではなかったが、この実施の形態5の生ゴミ処理装置
では、円筒容器外筒5内に搬送された生ゴミの量を検知
するものである。
【0074】図8は実施の形態5の生ゴミ処理装置の円
筒容器外筒の部分構成図であり、円筒容器外筒を図1の
左側から右方向を見た場合の断面図である。実施の形態
5の生ゴミ処理装置は、円筒容器外筒5にセンサを設け
た構成が実施の形態1の装置と異なっており、他の構成
は図1と同様なので説明を省略する。
【0075】実施の形態1の生ゴミ処理装置では、円筒
容器外筒5に生ゴミを運搬する量を検知はしていない
が、その運搬量はスクリューコンベア3の回転時間によ
って定めることができる。しかし、生ゴミの形態によっ
てはスクリューコンベア3で運搬しにくい場合があるた
め、同じ回転時間であっても運搬できる量が大きく変化
してしまう場合がある。また、回転時間を長く取りすぎ
ると、円筒容器外筒5より生ゴミが溢れ出てしまう。運
搬量が変動することは、生ゴミの処理量が変動すること
であり、装置の安定した性能維持にとって好ましくな
い。
【0076】このため、実施の形態5の生ゴミ処理装置
では、図8に示すように、円筒容器外筒5の外周面にセ
ンサー105,106を設け、円筒容器外筒5内部の生
ゴミの量を検出している。なお、センサー105,10
6としては例えば超音波センサなどを用いる。
【0077】実施の形態5の生ゴミ処理装置による生ゴ
ミプレス処理の手順としては、前述の充填行程によって
スクリューコンベア3を回転させながら、ホッパ1に投
入された生ゴミを円筒容器外筒5に搬送する。このと
き、センサー105,106によって円筒容器外筒内部
の生ゴミの量を検出している。
【0078】そして、センサー105,106によっ
て、円筒容器外筒内部の生ゴミ量が一定量に達したこと
を検知した場合には、スクリューコンベア3の回転を停
止し、次工程である加圧工程による処理を行う。これに
より、充填工程で円筒容器外筒5に充填される生ゴミを
常に一定量とすることができる。尚、加圧工程以降の処
理は実施の形態1の生ゴミ処理装置による生ゴミプレス
処理の手順と同様であるため説明を省略する。
【0079】このように実施の形態5の生ゴミ処理装置
では、円筒容器外筒内部の生ゴミ量を検出するセンサー
105,106を円筒容器外筒5に設けているので、生
ゴミ処理装置で一回に処理される生ゴミ量として常に一
定量を確保することができ、生ゴミ処置を安定して行う
ことができる。
【0080】[実施の形態6]実施の形態1の生ゴミ処
理装置は、投入された生ゴミのプレス処理を行い、装置
内に付着した汚れまでを除去するものではなかったが、
この実施の形態6の生ゴミ処理装置では、装置内の各部
に付着した生ゴミなどの汚れを洗浄除去する洗浄機能を
設けたものである。
【0081】図9は、実施の形態6の生ゴミ処理装置の
構成及び生ゴミプレス処理の全体工程を示す模式図であ
る。実施の形態6の生ゴミ処理装置は、ホッパ1と円筒
状容器15と払出しシリンダ29に洗浄ノズル107,
108,109が設けられている点が実施の形態1の装
置と異なっており、他の構成は図1と同様なので説明を
省略する。
【0082】実施の形態1の生ゴミ処理装置を使用した
生ゴミプレス処理を行った場合、処理終了後には、装置
の各部に生ゴミなどの汚れが付着した状態となってい
る。この生ゴミなどの汚れを放置しておくと、すぐに腐
敗が進行してしまう。このため、付着した生ゴミを人手
により洗浄除去する作業が必要となるが、作業性の悪い
環境に装置が設置されている場合には、確実な洗浄処理
を実施することは困難である。また、洗浄処理を行うた
めにゴムホース等で洗浄水を引き込まなければならず、
周辺に水をまき散らしてしまう等を防止しなければなら
ず、煩雑な作業が必要となってしまう。
【0083】このため、実施の形態6の生ゴミ処理装置
では、ホッパ内の上部に洗浄ノズル107を、円筒容器
外筒内部の上部に洗浄ノズル108を、払出しシリンダ
下部に洗浄ノズル109を設けている。各洗浄ノズルは
装置外部の洗浄水タンク(図示せず)から供給される洗
浄水を噴射するものである。洗浄ノズル107からの洗
浄水の噴射によりホッパ内部の汚れが、洗浄ノズル10
8からの洗浄により円筒容器外筒内部の汚れが、洗浄ノ
ズル109からの噴射により円筒状容器15やプッシャ
プレート41の汚れがそれぞれ除去される。特に図9
(c)に示すプッシャプレート41の上面と加圧プラン
ジャ13の上面であるA部分に生ゴミが付着しやすいの
で、洗浄ノズル109による洗浄は効果的である。
【0084】このように実施の形態6の生ゴミ処理装置
では、洗浄ノズル107,108,109が設けられて
いるので、装置内の洗浄処理を人手によらず自動的に行
うことができ、作業者の作業負担が軽減する。
【0085】[実施の形態7]実施の形態1の生ゴミ処
理装置では、払出しシリンダ29と連結ロッド31によ
って払出しリング33を溝部25内で移動させることに
より、溝部25内の生ゴミ残渣を加圧面21側に排出し
ていたが、この実施の形態7の生ゴミ処理装置では、払
出しシリンダ29、連結ロッド31、払出しリング33
等の複雑な機構を用いずに簡易な構成で生ゴミ残渣を排
出するものである。
【0086】図10は実施の形態7の生ゴミ処理装置の
閉鎖部17の周辺の構成を示す部分拡大図である。実施
の形態7の生ゴミ処理装置は、払出しシリンダ29、連
結ロッド31、払出しリング33の代わりに固定部80
を設けている点が実施の形態1と異なり、他の構成は図
1と同様なので説明を省略する。
【0087】実施の形態1の生ゴミ処理装置では、溝部
25に紛れ込んだ生ゴミ残渣を溝部25から閉鎖部加圧
面21に排出するために、払い出しリング33は、払い
出しシリンダ29の駆動によって連結ロッド31を介し
て溝部25を図1左方向に移動していた。装置の簡略化
のため、払出しリング33を省略した構成とすると、微
細化された生ゴミは排出口37から溝部25を通って加
圧面21の方向へ逆流してしまう。
【0088】このため、実施の形態7の生ゴミ処理装置
では、払出しリング33、払出しシリンダ29、連結ロ
ッド31を省略し、その代わりに閉鎖部17の中空部に
移動不可能な固定部80を挿入して、固定部80の外縁
と円筒状容器15の内周壁とで微細間隙27を形成した
構成としている。
【0089】この実施の形態7の生ゴミ処理装置では、
生ゴミは微細間隙27によって微細化され、溝部25か
ら生ゴミ排出口37を通って排出される。加圧面21に
付着した異物は、プッシャシリンダ39のプッシャプレ
ート41によって押し出され、残渣排出口43から装置
外へ排出される。固定部80は移動不可能であるため、
生ゴミ排出口37から生ゴミが溝部25を逆流しようち
するが、生ゴミに作用する圧カは非常に低圧であり、か
つ微細間隙27のサイズも非常に小さいため、微細間隙
27を生ゴミが通過して加圧面21に到達することはな
く、逆流は十分に防止されている。
【0090】このように実施の形態7の生ゴミ処理装置
では、払出しリング33、払出しシリンダ29、連結ロ
ッド31の省略し、その代わりに移動不可能な固定部8
0を設けているので、微細化された生ゴミの逆流を防止
しつつも、簡易な構成で生ゴミと異物の分別作業を行う
ことが可能となる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1、請求項
2及び請求項6に係る発明によれば、生ゴミ残渣が、微
細化された生ゴミに混入することが防止され、生ゴミと
異物との分別率の向上を図れるという効果を有する。
【0092】請求項3に係る発明によれば、装置のコン
パクト化が図られるという効果を有する。またこのた
め、装置の製造コストも低減する。
【0093】請求項4に係る発明によれば、生ゴミの材
料や生ゴミの再利用方法に応じて微細間隙を所望のサイ
ズに変更できるという効果を有する。
【0094】請求項5に係る発明によれば、微細化用の
間隙長さを実質的に増加させることができ、装置体格を
過大とせずに、容易に生ゴミの処理量を増加させること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る生ゴミ処理装置の概略構成
図である。
【図2】実施の形態1に係る生ゴミ処理装置の円筒状容
器、閉鎖部及び間隙調整機構の構成を示す拡大断面図で
ある。
【図3】実施の形態1に係る生ゴミ処理装置による生ゴ
ミプレス処理の全体工程図であり、図3(a)は充填工
程図、図3(b)は加圧工程図、図3(c)は排出工程
図である。
【図4】図4(a)〜(g)は、実施の形態1に係る生
ゴミ処理装置による生ゴミ残渣排出処理の工程図であ
る。
【図5】図5(a)は、実施の形態2の生ゴミ処理装置
における円筒状容器、閉鎖部及び間隙調整機構の構成を
示す拡大断面図であり、図5(b)および(c)は、実
施の形態2の生ゴミ処理装置による加圧工程における円
筒状容器および閉鎖部の状態を経時的に示す説明図であ
る。
【図6】実施の形態3の生ゴミ処理装置の概略構成図で
ある。
【図7】図7(a)は実施の形態4の生ゴミ処理装置の
ホッパ内部の構成を示す模式図であり、図7(b)はホ
ッパ内部の断面図である。
【図8】実施の形態5の生ゴミ処理装置の円筒容器外筒
の部分構成図であり、円筒容器外筒を図1の左側から右
方向を見た場合の断面図である。
【図9】実施の形態6の生ゴミ処理装置の構成及び生ゴ
ミプレス処理の全体工程を示す模式図である。
【図10】実施の形態7の生ゴミ処理装置の閉鎖部17
の周辺の構成を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 3 スクリューコンベア 5 円筒容器外筒 7 加圧シリンダ 9 排出シリンダ 13 加圧プランジャ 15 円筒状容器 17 閉鎖部 19 加圧室 21 加圧面 23 可動部 25 溝部 27 円筒状微細間隙 29 シリンダ 31 連結ロッド 33 シリンダ 35 生ゴミ排出通路 37 生ゴミ排出口 39 プッシャシリンダ 41 プッシャプレート 43 残渣排出口 45 調整ネジ 47 生ゴミ 49 生ゴミ残渣 60,61 間隙 80 固定部 100 配管 101 リサイクル処理装置 102a ホッパ 102b 破砕機 103a,103b 刃部 105,106 センサー 107,108,109 洗浄ノズル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B30B 9/28 B09B 5/00 P Fターム(参考) 4D004 AA03 BA03 BA04 CA04 CA12 CA18 CA19 CA26 CA27 CA42 CB12 CB13 CB15 CB42 CB43 CB50 DA01 DA02 DA11 4D063 AA01 AA18 GA10 GC05 GC14 GD01 GD12 4D067 DD02 DD06 GA17 GB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミが投入される高圧容器外筒と、前
    記高圧容器外筒の一端側を塞ぐように配された閉鎖部
    と、前記投入された生ゴミを加圧する加圧手段と、加圧
    された生ゴミの一部を通過させる間隙と、前記加圧面上
    に残る生ゴミ残渣を前記高圧容器外筒外部に排出する残
    渣排出手段と、を備えた生ゴミ処理装置において、前記
    加圧手段は、 前記閉鎖部の加圧面に対向配置され、前記加圧面に移動
    して前記生ゴミを加圧する加圧部と、 前記加圧部が前記加圧面近傍まで移動したときに前記間
    隙に遊嵌して閉鎖部外径との間で全周に亘り筒状微細間
    隙を形成すると共に、前記加圧部に対して相対移動可能
    な筒状挿入部と、を有するものであることを特徴とする
    生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記間隙内に混入した生ゴミ残渣を前記
    加圧面上に排出する残渣払出し手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記残渣排出手段は、前記加圧手段よる
    加圧位置で前記生ゴミ残渣を排出するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状微細間隙を調整する調整手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状挿入部は、その内周壁に前記間
    隙と連通する第2の微細間隙が刻設されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  6. 【請求項6】 生ゴミを加圧して、加圧された生ゴミを
    微細間隙を通過させる加圧工程と 微細間隙に紛れ込んだ生ゴミ残渣を加圧面に排出する払
    出し工程と、 加圧面に払出された生ゴミ残渣を装置外部へ排出する工
    程と、を含むことを特徴とする生ゴミ処理方法。
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