JP2002191627A - 顎咬合器及び咬合フォーク柱を備える顔弓 - Google Patents

顎咬合器及び咬合フォーク柱を備える顔弓

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JP2002191627A
JP2002191627A JP2001386870A JP2001386870A JP2002191627A JP 2002191627 A JP2002191627 A JP 2002191627A JP 2001386870 A JP2001386870 A JP 2001386870A JP 2001386870 A JP2001386870 A JP 2001386870A JP 2002191627 A JP2002191627 A JP 2002191627A
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bow
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ハインツ ポルツ,ミヒアエル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易な操作で確実な、また個人的頭蓋骨比率に
関して正確な、正中面に対しての咬合フォーク角度位置
の咬合器への伝達を可能とする顔弓を創り出すこと。 【解決手段】顎関節咬合器の中へ、空間的に正確な頭蓋
骨方向へ顎モデルを収容し移送するための顔弓であっ
て、顔を囲む移送ブラケット(60)と、このブラケッ
トに取り外し可能に装着され、調整可能な咬合フォーク
(86)を支持するための案内柱(80)とを具有する
ものにおいて、ブラケット(60)がその上側又は下側
(1,2)に細長い心合わせ凹部(82)を、また案内
柱(80)は調整突起(85)を備えており、これが心
合わせ凹部(82)の中へ閉め込み係合するために構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顎運動のシミュレー
ションのための咬合器に関し、上顎および(または)下
顎の支持体として用いられる上部と下部を備え、これら
は単数または複数の旋回・直線運動を可能にする関節に
よって連結している。さらにこの発明は、このような顎
咬合器の中への空間的に頭蓋骨に適った方向づけで顎モ
デルの移送と組立のための、顔を取り巻く移送弓形金具
を備える顔弓に関する。移送弓形金具の末端領域は、顎
関節蝶番軸の位置決定のための探査器を備え、その基準
点に移送弓形金具を接する。
【0002】
【従来の技術】このような装置は歯科学技術の分野で既
知である(W.Hoffmann−Axthelmの
「歯科学辞典」、Quintessenz出版有限会
社、ベルリン、1983年; 「義歯学入門」Urban
und Schwar−zenberg 出版社、1
975年を参照) 。
【0003】顎咬合器は歯と顎のモデルを用いて顎関節
運動のシミュレーションに用いられ、その際に顎相互の
運動を程度の差はあれ非常な完全さで口の外部で模倣す
ることができる。顎咬合の場合の主要な問題は、人の下
顎の上顎に相対的な出来るだけすべての運動を平均値的
にシミュレートすることにある。このために非常に多く
の調整の可能性を有する咬合器が既知である。調整は歯
科医師によって行われるパントグラフ拡大(縮小)に従
って行う(それぞれの患者の個人的な下顎運動の3次元
記録)。これは患者での情報記録のために約2〜3時間
の高価な時間消費を伴う。このパントグラフ図による咬
合器の続くプログラミングは、約3〜5時間を必要とす
る。
【0004】さらに関節軌道の傾斜を矢状方向で調整で
きる咬合器が既知である。限定することができ、すなわ
ち横方向の顆状突起の運動(ベネット角)も調節でき
る。Arcon咬合器として知られるこのシミュレーシ
ョン装置の関節部分は、解剖学的比率に応じて構成され
ており、すなわち顆状突起咬合器下部に、ベネット角の
ための調節装置を備える顆状突起ケーシングまたは関節
ボックスが咬合器の上部に取付けてある。しかしこれら
の既知の咬合器はそれぞれの関節頭または顆状突起に対
して、唯一つの純粋の側面運動しかできない。その中の
図2の関節ボックスまたは顆状突起の直線部はその場
合、正中線上を動く。その他関節頭はそのボックスの中
に狭くカプセルに入れて収容されているため、その他の
方向での運動構成要素の自由度は提供されない。
【0005】ここから本発明の根底となる問題が生じ
る。すなわち患者にとって快適に着けられ生理学的に優
しい義歯のモデル化を可能とする、顎運動に充分な運動
予備を備える咬合器を創り出すことである。その解決に
は冒頭に挙げた特徴をもつ咬合器で、関節において下部
が上部に対して単数または複数の方向に案内されてお
り、これらの方向が頭蓋および(または)背部の方向に
走る、あるいは上方転位および(または)舌側転位に対
応する運動構成要素を含んでいる。
【0006】関節中での上部に対する咬合器下部のこの
ような案内は、義歯モデル化の場合に平均的に後方へま
たは舌側(後方)へ、および(または)上向きまたは上
方へのベネット運動を可能にする。これによって上顎/
下顎咬合の模造の際の失敗をなくすことができ、これは
さもなければ歯科医による面倒な再研削を必要として、
恐らく全噛み合いシステムを妨げあるいは破壊さえする
ことになろう。
【0007】本発明の思想の具体化においては、関節の
中に単数または複数の直線案内が構成され、これらは関
節の共通の蝶番状の連結軸の方向から上方および(また
は)舌側にずれている。蝶番軸に対するこのような上方
および(または)舌側の運動構成要素の変位角度として
は、約13度〜17度、特に15度の角度が実績をあげ
ている。これは上記の舌側転位および(または)上方転
位の実現のための直線案内が蝶番軸との間に作る角度が
鋭角であり、好ましくは約30度であることにより適切
に実現される。
【0008】頭蓋方向(上方転位)へものベネット運動
の本発明による案内(特に蝶番軸に対して15度の角度
で)により、この方向での下顎の運動の自由がさらに確
保されるように、側方歯領域での咬合が形成できるとい
う利点が得られる。ベネット運動が側部または頭蓋に向
かってだけでなく、特に15度舌側へ(舌側転位)にも
案内される場合、下顎運動が側方と頭蓋方向へばかりで
なく、側部、頭蓋側および舌側へも走るという利点が得
られる。運動経過のこの可能性により、咬合で舌側の空
いた空間が得られる。
【0009】解剖学的比率により関節ボックスとその中
に収容された関節頭で構成されている関節部分を備える
咬合器の場合、この発明の再構成において関節ボックス
中に頭蓋方向および(または)背部への関節頭の運動構
成要素、あるいは上方転位および(または)舌側転位の
ための、単数または複数の滑り面が構成されるならば、
構造の製作の可能性を簡易化しあるいは廉価にする。こ
れらの滑り面は、本発明により目標とする運動の余地を
得るために、関節頭のための案内または軌道を形成す
る。原則としてこれらの滑り面または滑り軌道は湾曲し
て走ることができる。しかし少なくとも直線部分を備え
るのが特に有利である。こ の発明の別の構成に従い考
慮される研究結果では、関節ボックスが内向きまたは凹
面にアーチ状になっており、このアーチは平均して約3
/4インチの半径を有している。下顎の運動経過はした
がって、矢状の顆状突起軌道が3/4インチの半径を有
していることによって、従来の平均値咬合器と異なる。
【0010】顎関節咬合を患者の個人的な歯列に固有の
特殊性に一層良く適合できるようにするため、本発明の
別の構成によれば、関節ボックスを貫通して、その内部
で合流する指向管路が設けられ、その中で調整機構が往
復運動できるように案内されており、しかも関節頭にそ
の調整のために噛むことができるように構成されてい
る。したがって関節頭または顆状突起は適切に側部突出
または突出した位置へともたらすことができ、これによ
って既存の咬合の均衡を選択的に、またそのような咬合
の新規構成を製作することができる。
【0011】関節頭の移動のための関節にベネット角度
定規を備える咬合器を前提とする本発明の別の構成によ
れば、ベネット角度定規が関節の蝶番軸に、または正中
線に10度の固定角度で配置されている。これによって
(それ自体は既知の)6−7.5度のベネット角への適
合が得られる。ベネット角度定規に関しては、0から3
ミリの正中面に調整できるように、0.5 目盛の既存
の目盛とするのが有利である。これによって顆状突起
(immediate side−shif)の直接正
中線移動の個人的調節の可能性が確保される。
【0012】冒頭に挙げた特徴を備える咬合器に代わる
ものとして、本発明では上部と下部がそれぞれ水平面に
対して10度の傾斜で走っている。この傾斜は背部で見
て斜め上に向いているのが有利である。言い換えれば、
上顎と下顎のための両咬合器部分が、水平面に平行では
なく、咬合面で測定して、10度上向きに傾斜してい
る。これは著しい利点をもたらす。すなわち頭蓋向きの
上顎の空間的方向づけが、後に続く領域中の枠部の上昇
によって容易となる。咬合器枠部分はしたがって咬合面
に近づく。義歯のための組立ギプスの膨張補整は一層調
整される。調音枠部の上記の10度傾斜により、咬合器
の組立てプレートはモデル土台にほぼ平行であるため、
組立材料による不正確さ(ギプス膨張)をコントロール
することができる。金張りにする場合の製作技術上の利
点は、モデルの分解時に咬合面が水平面に平行である点
にある。卓上に水平に置かれる取り出したモデルは、そ
の中に被せ材を充填する場合、キュヴェットを用いて金
張りすることができる。
【0013】本発明による10度傾斜がなければ、咬合
面は模造に失敗するであろう。最後に下と上の咬合器枠
部(下部と上部)の角度上の適合により、咬合面への力
の導入も集中することができる。上記の10度傾斜によ
る咬合面への適合により、顎閉じ運動に用いられるトル
クが専ら咬合面に垂直に向いた力構成要素へと変換され
る。咬合面に平行なその他の無効な力構成要素への分裂
が避けられる。この種の力導入により、確実な咬合所見
と咬合均衡が確保される。
【0014】咬合器の操作の場合、上部と下部を咬合の
ゼロ点にロックできることが望ましい。その解決のため
に冒頭に挙げた特徴を備える咬合器の場合、その関節部
分が正中面または矢状面に直角の、および(または)関
節の蝶番軸の方向への下部の横方向または側方の運動構
成要素も可能とし、本発明により第1と第2のロック要
素が提案されるが、これらは上部と下部に配置され、互
いに取り外せるように噛み合うことができ、したがって
上部と下部の側部運動構成要素が互いに排除されてい
る。咬合の中央の静的位置(咬合のゼロ点)はこのよう
にしてロックされる。最初に挙げたこの発明の例による
ベネット運動をシミュレートしようとする場合は、もと
より第1と第2のロック要素を互いに噛み合いから外す
ことによって、中央のロックはもとより解除されなけれ
ばならない。
【0015】本発明の思想の設計構想は、一方のロック
要素を上部および(または)下部に動かないように取付
けた固定装置または間隙として、また他方のロック要素
をその中で旋回できる、また側部方向に直角にまたは傾
斜して固定し操作できるロック機構または操作機構が構
成される点にある。この機構は下部または上部に枢着さ
れている。別の設計上の構成では、間隙が下部の裏面で
二つの並んで突出する、また上向きに開いたフックによ
って形成されており、ロック機構は上部の裏面に枢着さ
れている。これは両側に側部の突起を備えているため、
上記の開いたフックの中に落ちることができる。咬合器
は開いたまた閉じたまた中央でロックした状態でも、関
連してまたは分割して使用できるという点に長所があ
る。
【0016】咬合器において個人の患者数値(たとえば
ベネット角度、顆状突起間間隔など)を調節できるため
に、これらは個人的記録として患者について測定しなけ
ればならない。これは矢状顆状突起傾斜およびベネット
角度については、たとえば顔弓で行うことができる(口
外記録)。矢状顆状突起軌道傾斜の口内の決定には、患
者に前方転位した位置で咬合フォーク上のワックス記録
装置に噛ませる。この位置では顆状突起はそれぞれの個
人的関節軌道傾斜に典型的な位置にある。このワックス
記録を、咬合器の中に調整可能な顆状突起軌道傾斜で固
定してある義歯顎モデルの歯列の間にもっていき、顎モ
デルを正確にワックス記録に挿入すると、咬合器の関節
は、それぞれの患者の個人的顎関節運動にほとんど相当
する運動を行う。したがって咬合器の関節は患者の個人
的関節軌道傾斜にしたがって調整することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ある患者において蝶番
軸基準点を簡単に扱えるように、また患者への負担なく
正確にその個人的頭蓋骨比率を特定できるために、この
発明の別の実施例では、冒頭に挙げた特徴をもつ顔弓の
場合、探査器を蝶番軸の方向に動かしまた固定できるよ
うにすることが提案される。
【0018】人の顎の正中面または矢状面に関して顔弓
の移送弓形金具を対称的に位置づけることができるため
に、この発明の別の構成では探査器がコードマークの支
持体として構成されており、これらが蝶番軸に直角に走
る中央面または顎正中面に関して、それぞれの担体上で
対称的に配置されている。この場合、支持体は弓形金具
上に取付けた読み取りマークで蝶番軸の方向に移動でき
る。この考えの具体的な実現では、探査器はボルトまた
はピンとして構成されており、弓形金具末端を蝶番軸の
方向に往復運動できるように貫通し、対称のコードマー
クを形成する周回するリングの形での、カラーコードの
窪みおよび(まはた)隆起を備えている。
【0019】冒頭に挙げた特徴をもつ顔弓に支持突起を
設け、移送弓形金具の中央部分に位置し、眉間(眉の間
の毛のない箇所)に密着するように構成されているの
は、本発明の枠内にある。特に有利であるのは、この突
起が可動に案内されており、すなわち眉間の方向におよ
び(または)弓形金具によって張った面に傾斜してまた
は垂直に、また患者に応じた位置に固定できることであ
る。固定手段としては単数または複数のローレット頭ね
じが用いられる。これによって正確でない平均値への眉
間に関する移送弓形金具の従来既知の方向づけは避けら
れる。
【0020】眉間支持とその他上記の蝶番軸探査器が、
患者の個人的比率に従って3次元で、たとえばローレッ
ト頭ねじによって固定されると、咬合フォークの取り出
しの後、移送の問題が生じる。案内/支持柱をもつ咬合
フォークはラボに送られ、そこで咬合器で3次元の方向
づけで組立られなければならず、これは個人の患者の頭
蓋骨の幾何学的比率に出来るだけ正確に沿うものであ
る。このために咬合器の下顎部分から支持ピン皿を除去
し、その代わりに案内/支持柱を咬合フォークと固定す
ることが既知である。
【0021】この場合、8ミリメートルまでの誤差が生
じることがある。これは特に顎正中面に対する咬合フォ
ーク位置の角度的に不正確な整列に基づくことがあり、
たとえば案内柱/支持柱がこれに固定した咬合フォーク
とともに、頭蓋骨に適った回転位置ではなく咬合器下顎
部分に挿入され、また(または)これに組立られる場合
である。
【0022】したがって本発明の根底となる問題が生じ
る。すなわち容易な操作で確実な、また個人的頭蓋骨比
率に関して正確な、正中面に対しての咬合フォーク角度
位置の咬合器への伝達を可能とする顔弓を創り出すこと
である。
【課題を解決するための手段】その解決のためには、調
整可能な咬合フォークを支持するために、移送弓形金具
に取り外せるように固定した案内柱を備える顔弓の場
合、本発明に従い、上側または下側の弓形金具が長細い
心合わせ窪みを備え、案内柱が調整突起を備え、これが
心合わせ窪みへの形ばめの挿入をのために構成されてい
ることが提案される。
【0023】弓形金具に位置固定した心合わせ窪みが、
案内柱に位置固定した調整突起と噛み合う時、案内柱の
捩じれは、これに3次元で頭蓋骨に適って方向づけした
固定咬合フォークとともに事実上阻止される。案内柱に
対して咬合フォークが調整されない場合、これはその調
整突起を通じて咬合器の対応する心合わせ窪みの中のあ
る位置にもたらされ、これは個人的患者頭蓋骨で咬合フ
ォークおよび(または)上記の蝶番軸探査器によって記
録されまた固定された空間比率にほぼ相当する。
【0024】調整突起は案内柱から垂直に突出する心棒
として、および(または)心合わせ窪みは断面がV字形
の溝として製作されているのが有利である。この断面形
態により心棒は溝の中央縦面の領域の中へ、その底/頂
部まで案内され、そこで事実上捩じれないように固定さ
れる。
【0025】患者の頭蓋骨に対する正確な調整を必要と
するのは、心合わせ窪みが顎前面および(または)顎関
節蝶番軸にほぼ垂直に走っている場合である。したがっ
て心合わせ窪みがほぼ顎正中面の方向に走っており、ま
た(または)移送弓形金具の中央断面にある場合も同じ
である。
【0026】患者の個人的ワックス記録が上に乗ってい
る咬合フォークを着けた上記の案内柱を、顔弓で測定し
た値に対応する回転位置で咬合器の中に組み立てること
ができるために、この発明によりアダプタが提案され、
これは案内柱の上記の調整突起の形ばめ収容のための心
合わせ窪みを備えている。これによって咬合器の操作の
際に確実さと正確さを著しく高めることができる。
【0027】別の構成においてはこの発明による咬合器
アダプタは穿孔が施してあり、これは咬合フォークの案
内柱の挿入と固定(たとえばローレット頭ねじによる)
のために構成されている。この場合、穿孔に関して心合
わせ窪みは半径方向または垂直に走るように配置されて
いる。このようにして案内柱の挿入の際に、その調整突
起が挿入深さの限定ストッパの役割を果たす。
【0028】本発明によるアダプタの使用の可能性を、
既知の市場で入手できる咬合器にも作るために、別の構
成ではアダプタは咬合器の上部と下部に取り外せるよう
に固定できる部分として製作されている。特に咬合器上
部にアダプタを組み立てる時、閉鎖した上部のユニット
ができ、これは顔弓と咬合フォークを備える患者から取
ったモデルに対応する。患者の実際の顎蝶番軸の位置を
特定した顔弓の、互いに1列に並んだ蝶番軸探査器/表
示器は、個別の患者の上顎・頭蓋骨ユニットの複製を咬
合器上部で同じに仲介する。これによって上顎の頭蓋骨
に適った方向づけを咬合器の上で行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に基づくその他の詳細、特
徴および利点は、この発明の好ましい実施例の以下の記
述および図面を用いて明らかとなる。図面は図1に咬合
器の遠近法図を、図2に咬合器の側面図を、図3に咬合
器の背面図を、図4にベネット角度定規なしの咬合器関
節ボックスの下側の水平平面図を、図5に関節ボックス
に働くベネット角度定規を付した対応する平面図を、図
6に図4のVI方向による正面図を、図7に図4〜6に
よる関節ボックス中の収容のための関節頭の側面図を、
図8に図4のVIII方向による側部向きの見取り図、
図9に図4のIX方向による正中線の見取り図、図10
に咬合器でシミュレートした下顎運動のための水平水平
面略図、図11に開いた位置での心合わせ窪みに向けて
の拡大部分側面図、図12に閉鎖した位置での心合わせ
窪みの対応する見取り図、図13には垂直の案内柱とこ
れに取付けた咬合フォークを備える本発明による顔弓遠
近法図、図14に心合わせ窪みとその中にある調整突起
をもつ顔弓の中央部分の下側の平面図、図15にアダプ
タを固定した上顎咬合器部分の遠近法図、図16には心
合わせ窪みとその中にある調整突起をもつアダプタの下
側の平面図を示す。
【0030】本発明の実施には図1〜3により、上部1
とこれに枢着した下部2を備える咬合器が用いられ、こ
れらはそれぞれ上顎または下顎モデルを支持するため、
下側に配置された支持皿3によって構成されている。上
部と下部1、2は関節4を通じて互いに旋回でき、直線
的に動けるように(図10参照)連結している。上部1
に取付けた支持ピン5は、下向きに下部2に取付けた支
持ピン案内皿6へ延びており、そこで咬合高さを固定す
るためにその末端に立っている。ハンドグリップ8の付
いた、上部1で上向きに突出する柄7は、顎関節の運動
の模倣のため、下部2に相対的に上部1に、関節4によ
って仲介される旋回・直線運動22、45、46、47
を与えることを可能にする。この種の咬合器はそれ自体
は既知であり、その他の詳細については専門文献を参照
されたい。
【0031】本発明において、支持皿3がねじ止めして
ある上部または下部の中央部分9、10が、それぞれの
上側と下側で10°の傾斜角度11で走っている。これ
によって関節4への背部方向12で見て、上部または下
部の中央部分9、10の上向きの上昇が行われる。
【0032】特に図2、3から明らかとなるように、本
発明によるこの咬合器は心合わせ窪み13を備えてお
り、これは関節4の間の咬合器背面に配置されており、
上部と下部1、2に取付けた二つのロック要素14、1
5からなっている。これらは背面の横フレーム16また
は17のほぼ中央に配置されている。
【0033】以下図4〜9を用いて咬合器関節部分4の
構造の機能方式を明らかにする。これは主として、図4
に見える下側に収容中空部19が構成されている関節ボ
ックス18と、その中に収容される球形関節頭20とか
らなっている。関節ボックス18は上部1の横フレーム
16のそれぞれの末端を形成しており、また球形関節頭
20は軸21の先端に乗っており、この軸は下部2に横
フレーム17の上側側部の末端領域に固定されている。
球形関節20は、凹面に3/4インチの半径のベースで
アーチになっている、中空部19を限る壁を滑動するこ
とができる。
【0034】したがって上部1には下部2に対する旋回
運動22を与えることができ、これは主として(想定上
の)蝶番軸23の周囲を、両関節4の球形頭のそれぞれ
の中心によって行われ、上顎に対する下顎運動のシミュ
レーションに用いられる。図2では蝶番軸23が垂直
に、また図1、3、4では図の面を走っている。図 4
のように球形関節頭20は背部で案内面24に接してお
り、この面は球形関節頭20のために滑るためのほとん
ど直線の案内軌道を形成している。この案内面または滑
り軌道24は正中線から側部へ見て、最初は蝶番軸23
に平行な部分を走り、次に凹面のすみ25に移行して傾
斜部分26に入り、この部分は蝶番軸23の方向から側
部/背部または舌側へ約30°の角度27で変位してい
る。したがって傾斜部分26は上顎に対する下顎の舌側
転位のシミュレーションのための案内面または滑り軌道
を形成している。30°の角度27はこの場合、約15
°の蝶番軸23に対して、球形関節頭20の動的な変位
運動へといたる。
【0035】さらに関節ボックス18の中空部19に合
流する貫通穿孔28は内ねじ山を備えており、その中で
突出ねじ29が捩じりによって直線に往復運動すること
ができる。内ねじ山穿孔28は、その中で噛む突出ねじ
29が球形関節頭20に対してほぼ傾斜部分26によっ
て限られた領域で噛み、この領域のために舌側転位を妨
げ、あるいは突出を生じさせる。
【0036】図5にのように関節ボックス18の中空部
19の中へベネット角度定規30が突出しており、これ
は側部/正中線方向31に往復運動できるように支承さ
れ、ローレット頭ねじ32によって内ねじ盲穴穿孔33
の中に固定することができる。球形関節頭20に、ベネ
ット運動の意味でその移動のために作用するベネッチ角
度定規の部分は、関節ボックス18の中空部19の中へ
突出している脚34である。その球形関節頭20に向い
た側は、そのために滑り軌道を形成し、顎正中面44に
平行に、または蝶番軸23に垂直に走る直線35と約1
0°の角度をなしている。
【0037】図6のように球形関節頭20は頭蓋方向に
も関節ボックス18の中空部19を限定する壁に接して
いる。図6ではこの壁は(図4に類似して)側部方向3
7で見て、最初は蝶番軸23に平行な図1の案内面38
に、また凹面の隅39によって限定されて、続く傾斜部
分40に分かれており、この部分は頭蓋方向/上方へ変
位して約30度の角度40aをなしている。これによっ
て球形関節頭20のために図4による15度舌側転位に
追加して、あるいはこれに代わって、蝶番軸に対して1
5度の上方転位の意味での運動予備が作られる。運動予
備が15度舌側転位も(図4)15°上方転位(図6)
も含もうとするならば、凹面すみ25(図4)と39
(図6)を鉛直線41の点と理解することができ、これ
を図8、9に示し、側部案内は球形関節頭20の上方転
位案内と舌側転位案内によって限定される。
【0038】上記のベネット角度上記30になお付け加
えなければならないのは、関節ボックス18の外側が図
1のように情報担体として構成されており、すなわち長
さ3の調節目盛42を備えている。これとベネット角度
定規の図2の、ローレット頭ねじ32の貫通した脚の上
の真っ直ぐな線の形の調整マーク43が共に働く。
【0039】図10による水平図面は咬合下顎部分2で
の球形関節頭20の舌側転位と上方転位の案内の作用を
さらに明確にするためのものである。水平線は蝶番軸2
3に相当し、垂直線44は顎正中面への平面図を表す。
従来の咬合器では球形関節頭20はいかなる場合も側方
へ、したがって側部転位45の方向へ移動することがで
きる。さらに良く理解するために追加していわゆる”I
mmediate Side Shift(即側方転
位)”46aを斜線を付した三角形で概略を示す。これ
は蝶番軸23と正中面44によって限定された領域へ延
びている。正中面44に平行な突出は参照番号46で示
す。
【0040】図4の斜線部分26は球形関節頭20のた
めの舌側転位を可能にし、これは対応した番号をつけた
斜線の三角形を用いて明らかにしてあり、蝶番軸線23
と正中線44によって限られた領域の外側に延びてい
る。図10による略図は正面図とも解釈でき、その場
合、斜線を付した三角形47は上方転位を示し、これは
球形頭関節20のための滑り案内軌道としての図6の傾
斜部分40によって起こされる。
【0041】図3、11、12を用いて中央ロック13
をさらに詳細に説明する。その図1のロック要素14は
関節箇所48を通じて咬合器上部1と連結している。こ
れは狭い押し込み機構として構成されており、その面的
拡張から手で容易に第2のロック要素15にあるいはス
トッパ間隙50への旋回運動49を与えることができ、
この間隙は咬合器上部1の横フレームの背面の中心に構
成されている。図11では第1のロック要素または押し
込み機構14が、そのストッパ先端51でストッパ間隙
50の末端52に突き当たっている。図11によこの位
置では、球形関節頭20と関節ボックス18の側方相対
運動が可能である。これを妨げようとするならば、すな
わち上部と下部1、2を互いに中央でロックしようとす
るならば、押し込み機構に下向きの旋回運動49を与え
ると、図3に示した位置に達する。
【0042】この時、押し込み機構14の操作部52
は、上向きに開いた二つの捕捉フック54によって限ら
れているロック間隙53の中へと動かされている。これ
らのフックは双方で第2のロック要素15またはそのロ
ック間隙53を形成し、操作部52または上部ロック要
素14を上部1と共に固定する。上部は両側に側方に走
る二つの懸架突起55を備えており、これらは図3によ
る中央ロックした位置で、下部2の横フレーム17に接
しているが、しかし間隔を置いた両キャッチフック54
によって形成されるキャッチフォークの中には、まだ完
全には押し込まれあるいは収容されていない。これは球
形関節頭20が関節ボックス18との噛み合いから外
れ、図12のように露出する時に初めて可能となる。こ
の時、咬合器上部1は関節48とともに、咬合器下部2
の横フレーム17に対して後向き(背部向き)にまた下
向き(脚部向き)に移動し、懸架突起55は両キャッチ
フック54の中、またはこれらによって形成されたキャ
ッチフォークの上に乗っている。
【0043】これで上部1は関節48の周囲を約180
°旋回することができるため、操作部7はたとえばゴム
張りしたハンドグリップ部8をつうじてテーブルプレー
トなどの上に乗る。この(図示されていない)位置は、
上/下顎モデル100を支持皿3(図2参照)に取付け
または取り外すのに適している。
【0044】図13のように、ここに示した顔弓は移送
弓形金具60を備え、これは前述の咬合器における空間
的に頭蓋骨に適った方向づけでの顎モデルの収容と移送
のために構成されている。末端領域61a,61bはそ
れぞれ探査ボルト62a,62bが貫通しており、これ
らは案内穿孔63a,63bの中を移動できるように支
承されている。これらの案内穿孔63a,63bは互い
に対称に整列しているため、両探査ボルト62a,62
bまたはこれらのそれぞれの移動運動64aまたは64
bは、共通の直線65の上にある。人間の頭蓋骨でその
顎関節蝶番軸の基準点を位置決めするために、(たとえ
ばプラスチックからなる)クッションヘッド66a,6
6bを備える探査ボルト62a,62bが患者の耳道の
中へ部分的に挿入され、この位置で刻みつきねじ67に
よって固定される。この時、移送弓形金具60の末端領
域61a,61bが、患者の顔側または耳道にそれぞれ
同じ間隔をとるように注意する。
【0045】このために探査ボルト62a,62bはそ
れぞれカラーつきリングコード68a,68bの支持体
として構成されている。患者の耳道へのそれぞれ同じ間
隔を調節するため、リングコード68a,68bはそれ
ぞれ所属の調整マーク69a,69bに接して通り過ぎ
るか、あるいは場合によってはこれらに対して固定され
る。調整はカラーコードを用いて行われ、クッションヘ
ッド66a,66bが弓形金具61a,61bから耳道
へそれぞれ同じ距離で突出するようにし、その結果、顎
正中面に関する対称が得られる。
【0046】さらに図13による顔弓の装着には患者の
眉間が含まれ、これは支持突起70によって行われる。
この突起は移送弓形金具60の上側で、その中央部分7
1において弓形面に垂直に直線的に案内されている。こ
の案内は2本の平行な挿入棒72からなり、これらは中
央にある突起部73の中に差し込むことができる、ロー
レット頭ねじ74によって固定することができる。眉間
支持突起70の別の案内は平行しており、移送弓形金具
60によって張られた面へ間隔を置いて設けられてい
る。これは眉間クッション75を支持する柄76によっ
て実現されており、この柄は穿孔77の中を往復運動で
き、ローレット頭ねじ78によって穿孔の中で固定でき
るように案内されている。案内穿孔77の弓形金具60
への間隔は、両挿入棒72の移動およびそれに続くロー
レット頭ねじ74による固定によって適合させることが
できる。両挿入穿孔77は、眉間に向かっての案内穿孔
77の整列を安定化するために用いられる。これらはし
たがってトップの箱79を支持しており、これは案内穿
孔77が貫通している。
【0047】弓形金具60の中央に配置された突起部7
3の下方に、案内柱80が移動可能にまたローレット頭
ねじ81で固定可能に収容されている。図14による移
送弓形金具60の下側の平面図から明らかなように、ほ
ぼV字形の断面をもつ心合わせ溝82は、案内穿孔83
によって貫かれている。
【0048】案内穿孔83は、移送弓形金具60によっ
て張られた面に垂直の案内柱の移動84を可能とするよ
うに配列してある。ストッパの役割を果たすのは、案内
柱80に取付けられ、そこから垂直に突出している調整
心棒85であり、これは案内柱80を案内穿孔83へ挿
入する際に、場合によっては心合わせ溝82に乗ってい
る。調整心棒85は同時に、移送弓形金具60での案内
柱の回転位置を決定するために用いられる。続いて(図
示されていない)患者の口の中にある咬合フォーク86
(図13参照)で、その上に患者の押し形のあるワック
ス記録87が乗っているものが、締め付け要素88によ
って案内柱80に固定される。この固定は、移送弓形金
具60がその探査ボルト62a,62bをつうじて患者
の顎関節の蝶番軸に応じて装着されている間に行われ
る。
【0049】図15のように次には案内柱80が移送弓
形金具60から取り外され、別の案内穿孔89(図16
参照)の中へ最初は部分的にのみ挿入される。この穿孔
は咬合器上部1にローレット頭ねじ91を用いて取付け
られているアダプタ部分90を貫通している。アダプタ
案内穿孔89の中への案内柱80の挿入運動が増すにつ
れて、調整心棒85は図16に示したように、アダプタ
部分90の下側で、断面V字形の心合わせ溝92の頂部
底に接している。この位置は案内穿孔89の中へ働くロ
ーレット頭ねじ93によって固定することができる。こ
の時、案内柱80に、先に図14による顔弓の移送弓形
金具60生じたと同じ回転位置がもたらされる。
【0050】さらに締め付け要素88によって生じた、
咬合フォーク86の空間的に頭蓋骨に適った固定が変更
されなかった場合、咬合器中の咬合フォーク86は、両
球形関節頭20の蝶番軸23に空間的方向づけを有し
(図1〜10参照)、これは患者について探査ボルト6
2a、62b、眉間支持突起70およびワックス記録8
7を伴う咬合フォーク86により測定した比率に極めて
正確に対応する。
【0051】アダプタ90は従来の咬合器上部1と互換
性ある部分として作製されており、この部分は支持ピン
5(図1参照)の高さの調整のための保持金具部分94
と交換することができる。この目的のためにアダプタ部
分90は隆起した細長い裏面ウェブ95を備えており、
これは咬合器上部1の前方スリット96の中に挿入する
ことができる(図15および図1参照)。
【発明の効果】容易な操作で確実な、また個人的頭蓋骨
比率に関して正確な、正中面に対しての咬合フォーク角
度位置の咬合器への伝達を可能とする顔弓が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】咬合器の遠近法図。
【図2】咬合器の側面図。
【図3】咬合器の背面図。
【図4】ベネット角度定規なしの咬合器関節ボックスの
下側の水平平面図。
【図5】関節ボックスに働くベネット角度定規を付した
対応する平面図。
【図6】図4のVI方向による正面図。
【図7】図4〜6による関節ボックス中の収容のための
関節頭の側面図。
【図8】図4のVIII方向による側部向きの見取り
図。
【図9】図4のIX方向による正中線の見取り図。
【図10】咬合器でシミュレートした下顎運動のための
水平水平面略図。
【図11】開いた位置での心合わせ窪みに向けての拡大
部分側面図。
【図12】閉鎖した位置での心合わせ窪みの対応する見
取り図。
【図13】垂直の案内柱とこれに取付けた咬合フォーク
を備える本発明による顔弓遠近法図。
【図14】心合わせ窪みとその中にある調整突起をもつ
顔弓の中央部分の下側の平面図。
【図15】アダプタを固定した上顎咬合器部分の遠近法
図。
【図16】心合わせ窪みとその中にある調整突起をもつ
アダプタの下側の平面図。
【符号の説明】
1,2 咬合器の上下部 23 顎ヒンジ
軸 60 移送ブラケット 61a,61b
端領域 62a,62b カリパー 68a,68b
リング 70 突起 80 案内柱 82 心合わせ凹部 83 内孔 85 調整突起 86 咬合フォ
ーク 90 アダプタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顎関節咬合器の中へ、空間的に正確な頭蓋
    骨方向へ顎モデルを収容し移送するための顔弓であっ
    て、顔を囲む移送ブラケット(60)と、このブラケッ
    トに取り外し可能に装着され、調整可能な咬合フォーク
    (86)を支持するための案内柱(80)とを具有する
    ものにおいて、ブラケット(60)がその上側又は下側
    (1,2)に細長い心合わせ凹部(82)を、また案内
    柱(80)は調整突起(85)を備えており、これが心
    合わせ凹部(82)の中へ閉め込み係合するために構成
    されていることを特徴とする、顔弓。
  2. 【請求項2】調整突起(85)が垂直に突出しているピ
    ンとして構成されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の顔弓。
  3. 【請求項3】心合わせ凹部(82)が断面V字形の溝と
    して構成されていることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の顔弓。
  4. 【請求項4】心合わせ凹部(82)が顎前面及び/又は
    顎関節ヒンジ軸(23)にほぼ垂直であることを特徴と
    する、請求項1から3の1つに記載の顔弓。
  5. 【請求項5】心合わせ凹部(82)がほぼ顎正中面の方
    向にあって、及び/又は移送ブラケットの中央縦面にあ
    ることを特徴とする、請求項1から4の1つに記載の顔
    弓。
  6. 【請求項6】案内柱(80)の挿入と固定のために構成
    された内孔(83)を具備し、心合わせ凹部(82)が
    内孔(83)の開放縁領域で半径方向又は垂直であるよ
    う配置されていることを特徴とする、請求項1から5の
    1つに記載の顔弓。
  7. 【請求項7】移送ブラケット(60)の端領域(61
    a,61b)が、そこにブラケット(20)を装着する
    ための顎ヒンジ軸(23)用カリパー(62,62b)
    を備えており、カリパー(62a,62b)はヒンジ軸
    (23)の方向へ変位可能かつ固定可能であるよう案内
    されていることを特徴とする、請求項1から6の1つに
    記載の顔弓。
  8. 【請求項8】カリパーがヒンジ軸(23)と直角の中央
    面、又は顎正中面(44)に関して、互いに対称のコー
    ドマークの支持体として構成されており、ブラケット
    (60)上の固定した調整マークを通り過ぎて可動であ
    ることを特徴とする、請求項7に記載の顔弓。
  9. 【請求項9】カリパーがボルト又はピンとして構成され
    ており、これらがヒンジ軸(23)の方向へブラケット
    端部(61a,62b)を貫通し、カラーコードしたリ
    ング(68a,68b)により囲まれていることを特徴
    とする、請求項7又は8に記載の顔弓。
  10. 【請求項10】移送ブラケット(60)の端領域(61
    a,62b)が、そこにブラケット(20)を装着する
    ための顎ヒンジ軸(23)用カリパー(62,62b)
    を備え、ブラケット(60)の中央部分(71)に配置
    された支持突起(70)が眉間に係止するために設けら
    れていることを特徴とする、請求項1から9の1つに記
    載の顔弓。
  11. 【請求項11】突起(70)が眉間の方向へ、及び/又
    はブラケット(60)で決まる平面と直角又はある角度
    で、固定可能であるように案内されることを特徴とす
    る、請求項10に記載の顔弓。
  12. 【請求項12】請求項1から11の1つに記載された顔
    弓の案内柱(80)と連結される顎咬合器アダプタであ
    って、案内柱(80)の調整突起(85)が閉じ込め係
    合されるようにした心合わせ凹部(92)を具備してい
    ることを特徴とする、アダプタ。
  13. 【請求項13】咬合器の上部又は下部(1,2)と取り
    外し可能に装着されることを特徴とする、請求項12に
    記載のアダプタ。
  14. 【請求項14】案内柱(80)の挿入及び固定のために
    構成された内孔(89)を具備し、心合わせ凹部(9
    2)はその内孔(89)の開放縁領域で半径方向又は垂
    直に配置されていることを特徴とする、請求項12又は
    13に記載のアダプタ。
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