JP2002191555A - 蛍光内視鏡システム - Google Patents
蛍光内視鏡システムInfo
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- JP2002191555A JP2002191555A JP2000397134A JP2000397134A JP2002191555A JP 2002191555 A JP2002191555 A JP 2002191555A JP 2000397134 A JP2000397134 A JP 2000397134A JP 2000397134 A JP2000397134 A JP 2000397134A JP 2002191555 A JP2002191555 A JP 2002191555A
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蛍光内視鏡システムにおいて通常画像観察と
蛍光画像観察の切換えを容易にする。 【解決手段】 通常画像観察時、セレクタ25は白色光
源21の出射光の光路上から励起光用フィルタ23を退
避し、光路切換ユニット35を駆動し接眼光学系16を
通過する光束の光路上にダハプリズムを位置付け、通常
画像用カメラCCU33からの画像信号のみを選択し、
TVモニタ40に出力する。蛍光画像観察時、セレクタ
25は白色光源21の出射光の光路上に励起光用フィル
タ23を位置付け、光路切換ユニット35を駆動し接眼
光学系16を通過する光束の光路上に励起光カットフィ
ルタを位置付け、蛍光画像用カメラCCU34からの画
像信号を選択し、TVモニタ40に出力する。フットス
イッチ26を押すことによりセレクタ25による処理が
切り換えられる。
蛍光画像観察の切換えを容易にする。 【解決手段】 通常画像観察時、セレクタ25は白色光
源21の出射光の光路上から励起光用フィルタ23を退
避し、光路切換ユニット35を駆動し接眼光学系16を
通過する光束の光路上にダハプリズムを位置付け、通常
画像用カメラCCU33からの画像信号のみを選択し、
TVモニタ40に出力する。蛍光画像観察時、セレクタ
25は白色光源21の出射光の光路上に励起光用フィル
タ23を位置付け、光路切換ユニット35を駆動し接眼
光学系16を通過する光束の光路上に励起光カットフィ
ルタを位置付け、蛍光画像用カメラCCU34からの画
像信号を選択し、TVモニタ40に出力する。フットス
イッチ26を押すことによりセレクタ25による処理が
切り換えられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常光観察と蛍光
観察が選択的に切り換えられる蛍光内視鏡システムに関
する。
観察が選択的に切り換えられる蛍光内視鏡システムに関
する。
【0002】
【0003】従来より、特定波長の励起光を生体に照射
すると生体内組織が蛍光を発生することが知られてい
る。この自家発光の特性は正常組織と病変組織により異
なり、正常組織の発光強度の方が病変組織の発光強度よ
り強い。したがって、この生体内蛍光物資の自家蛍光を
利用すれば、生体の表層から視認することが困難な早期
癌の発見等に有効である。
すると生体内組織が蛍光を発生することが知られてい
る。この自家発光の特性は正常組織と病変組織により異
なり、正常組織の発光強度の方が病変組織の発光強度よ
り強い。したがって、この生体内蛍光物資の自家蛍光を
利用すれば、生体の表層から視認することが困難な早期
癌の発見等に有効である。
【0004】医療の分野ではこの蛍光観察が可能な蛍光
内視鏡システムが提案されており、可視帯域の波長を有
する通常光を照射し生体を観察する通常光観察と、励起
光を照射し生体を観察する蛍光観察が切り換えられるよ
うになっている。通常光観察においては、生体に通常光
を照射し、生体から反射される通常光を結像させ、通常
光光学像がTVモニタに再現される。また、蛍光観察に
おいては、生体に励起光を照射し、生体内組織が自家発
光する蛍光による光学像がTVモニタに再現される。し
たがって、蛍光内視鏡システムにおいては照明光の照射
手段および撮像手段がそれぞれ2系統必要とされる。こ
れら2系統の照射手段および撮像手段は、それぞれ単一
のユニットに収納される。
内視鏡システムが提案されており、可視帯域の波長を有
する通常光を照射し生体を観察する通常光観察と、励起
光を照射し生体を観察する蛍光観察が切り換えられるよ
うになっている。通常光観察においては、生体に通常光
を照射し、生体から反射される通常光を結像させ、通常
光光学像がTVモニタに再現される。また、蛍光観察に
おいては、生体に励起光を照射し、生体内組織が自家発
光する蛍光による光学像がTVモニタに再現される。し
たがって、蛍光内視鏡システムにおいては照明光の照射
手段および撮像手段がそれぞれ2系統必要とされる。こ
れら2系統の照射手段および撮像手段は、それぞれ単一
のユニットに収納される。
【0005】一方、スコープ内には生体から得られる反
射光や自家蛍光を撮像手段まで導くためのイメージガイ
ド・ファイバ・バンドルが設けられる。スコープは体内
に挿入されるものであるため、その外径を大きくするこ
とは好ましくない。したがって、このようなイメージガ
イド・ファイバ・バンドルは1系統とし、イメージガイ
ド・ファイバ・バンドルから出射される光束の光路を切
り換え、通常光画像の撮像手段若しくは蛍光画像の撮像
手段へ導くという構成が採られている。光路の切換手段
は上述の撮像手段が収納された単一のユニットに設けら
れており、画像を切り換える際、操作者はスコープを操
作しながら切換手段を手動で操作する。
射光や自家蛍光を撮像手段まで導くためのイメージガイ
ド・ファイバ・バンドルが設けられる。スコープは体内
に挿入されるものであるため、その外径を大きくするこ
とは好ましくない。したがって、このようなイメージガ
イド・ファイバ・バンドルは1系統とし、イメージガイ
ド・ファイバ・バンドルから出射される光束の光路を切
り換え、通常光画像の撮像手段若しくは蛍光画像の撮像
手段へ導くという構成が採られている。光路の切換手段
は上述の撮像手段が収納された単一のユニットに設けら
れており、画像を切り換える際、操作者はスコープを操
作しながら切換手段を手動で操作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、操作者がス
コープを操作中に撮像ユニットに設けられた切換手段を
操作することは、一方の手でスコープを保持しつつ、他
方の手で切換手段を操作しなければならず、操作者に大
きな負担を強いることになる。また、通常光観察と蛍光
観察との切り換えは、診察中、頻繁に行なわれるため、
スコープが患者の体内に挿入された状態にもかかわらず
操作者がスコープの操作以外の操作に気をとられること
により、事故を誘発する恐れもある。
コープを操作中に撮像ユニットに設けられた切換手段を
操作することは、一方の手でスコープを保持しつつ、他
方の手で切換手段を操作しなければならず、操作者に大
きな負担を強いることになる。また、通常光観察と蛍光
観察との切り換えは、診察中、頻繁に行なわれるため、
スコープが患者の体内に挿入された状態にもかかわらず
操作者がスコープの操作以外の操作に気をとられること
により、事故を誘発する恐れもある。
【0007】本発明は以上の問題を解決するものであ
り、通常光観察と蛍光観察との切り換えが容易な蛍光内
視鏡システムを提供することを目的とする。
り、通常光観察と蛍光観察との切り換えが容易な蛍光内
視鏡システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内視鏡シス
テムは、スコープと、スコープの先端部前方の生体に照
明光を照射するため通常光を出射する光源と、特定波長
の励起光のみを通過させる励起光透過フィルタを光源の
出射光の光路上に選択的に介在させる照明光切換手段
と、生体からの通常光の反射により得られる光学像を撮
像する通常画像撮像手段と、生体に励起光を照射するこ
とにより励起して得られる光学像を撮像する蛍光画像撮
像手段と、通常画像撮像手段による撮像モードと蛍光画
像撮像手段による撮像モードを切り換える撮像モード切
換手段と、照明光切換手段と撮影モード切換手段とを制
御する切換スイッチとを備え、切換スイッチは、その操
作がスコープの操作に干渉しないよう配設されることを
特徴とする。
テムは、スコープと、スコープの先端部前方の生体に照
明光を照射するため通常光を出射する光源と、特定波長
の励起光のみを通過させる励起光透過フィルタを光源の
出射光の光路上に選択的に介在させる照明光切換手段
と、生体からの通常光の反射により得られる光学像を撮
像する通常画像撮像手段と、生体に励起光を照射するこ
とにより励起して得られる光学像を撮像する蛍光画像撮
像手段と、通常画像撮像手段による撮像モードと蛍光画
像撮像手段による撮像モードを切り換える撮像モード切
換手段と、照明光切換手段と撮影モード切換手段とを制
御する切換スイッチとを備え、切換スイッチは、その操
作がスコープの操作に干渉しないよう配設されることを
特徴とする。
【0009】切換スイッチは、例えば足で操作可能なフ
ットスイッチであり、あるいはスコープの操作部に設け
られる。
ットスイッチであり、あるいはスコープの操作部に設け
られる。
【0010】好ましくは、撮像モード切換手段は、生体
からスコープにより導かれる光束が通常画像撮像手段と
蛍光画像撮像手段のいずれかに導かれるよう光束の光路
を切り換える光路切換手段と、励起光をカットする励起
光カットフィルタとを備え、光束が蛍光画像撮像手段に
導かれる場合、励起光カットフィルタを光束の光路上に
介在させる。
からスコープにより導かれる光束が通常画像撮像手段と
蛍光画像撮像手段のいずれかに導かれるよう光束の光路
を切り換える光路切換手段と、励起光をカットする励起
光カットフィルタとを備え、光束が蛍光画像撮像手段に
導かれる場合、励起光カットフィルタを光束の光路上に
介在させる。
【0011】好ましくは、光路切換手段と励起光カット
フィルタは、スコープにより導かれる光束の光路に対し
て垂直方向に並列され、電動スライダにより垂直方向に
駆動される。
フィルタは、スコープにより導かれる光束の光路に対し
て垂直方向に並列され、電動スライダにより垂直方向に
駆動される。
【0012】好ましくは、本発明の内視鏡システムは、
画像表示手段と、切換スイッチの動作に連動して通常画
像撮像手段と蛍光画像撮像手段からのいずれかの画像情
報を選択し、画像表示手段に出力する画像情報選択手段
とを備える。
画像表示手段と、切換スイッチの動作に連動して通常画
像撮像手段と蛍光画像撮像手段からのいずれかの画像情
報を選択し、画像表示手段に出力する画像情報選択手段
とを備える。
【0013】また、本発明に係る内視鏡システムは、ス
コープと、スコープの先端部前方の生体に照明光を照射
するため通常光を出射する光源と、生体からの通常光の
反射により得られる光学像を撮像する通常画像撮像手段
と、生体に特定波長の励起光を照射することにより励起
して得られる光学像を撮像する蛍光画像撮像手段と、通
常画像撮像手段および蛍光画像撮像手段から得られる画
像情報を表示するための画像表示手段と、励起光のみを
通過させるフィルタを光源の出射光の光路上に介在さ
せ、生体からスコープにより導かれる光束を蛍光画像撮
像手段に導き、蛍光画像撮像手段から得られる画像情報
のみを画像表示手段に出力する蛍光画像観察モードと、
フィルタを光源の出射光の光路から退避させ、光束を通
常画像撮像手段に導き、通常画像撮像手段から得られる
画像情報のみを画像表示手段に出力する通常画像観察モ
ードとを選択する観察モード選択手段と、観察モード選
択手段を制御する切換スイッチとを備え、切換スイッチ
がスコープの操作に干渉しないよう配設されることを特
徴とする。
コープと、スコープの先端部前方の生体に照明光を照射
するため通常光を出射する光源と、生体からの通常光の
反射により得られる光学像を撮像する通常画像撮像手段
と、生体に特定波長の励起光を照射することにより励起
して得られる光学像を撮像する蛍光画像撮像手段と、通
常画像撮像手段および蛍光画像撮像手段から得られる画
像情報を表示するための画像表示手段と、励起光のみを
通過させるフィルタを光源の出射光の光路上に介在さ
せ、生体からスコープにより導かれる光束を蛍光画像撮
像手段に導き、蛍光画像撮像手段から得られる画像情報
のみを画像表示手段に出力する蛍光画像観察モードと、
フィルタを光源の出射光の光路から退避させ、光束を通
常画像撮像手段に導き、通常画像撮像手段から得られる
画像情報のみを画像表示手段に出力する通常画像観察モ
ードとを選択する観察モード選択手段と、観察モード選
択手段を制御する切換スイッチとを備え、切換スイッチ
がスコープの操作に干渉しないよう配設されることを特
徴とする。
【0014】以上のように、本発明によれば、通常光に
よる通常画像の観察と励起光による蛍光画像の観察を切
り換える切換スイッチがスコープの操作を干渉しないよ
う配設される。したがって、スコープの操作を中断する
ことなく画像の切換ができるため、操作者の負担が軽減
される。
よる通常画像の観察と励起光による蛍光画像の観察を切
り換える切換スイッチがスコープの操作を干渉しないよ
う配設される。したがって、スコープの操作を中断する
ことなく画像の切換ができるため、操作者の負担が軽減
される。
【0015】切換スイッチを足で操作するフットスイッ
チとする構成とすれば、画面切換の操作がスコープを保
持する操作者の手や腕の動きに影響を及ぼすことがな
い。したがって、画像切換の操作中のスコープの誤操作
等の事故が防止される。
チとする構成とすれば、画面切換の操作がスコープを保
持する操作者の手や腕の動きに影響を及ぼすことがな
い。したがって、画像切換の操作中のスコープの誤操作
等の事故が防止される。
【0016】切換スイッチをスコープの操作部に設ける
構成とすれば、内視鏡システムの他の構成部品と別体に
設ける必要がなく、内視鏡システム全体の部品点数が低
減される。
構成とすれば、内視鏡システムの他の構成部品と別体に
設ける必要がなく、内視鏡システム全体の部品点数が低
減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る第1実施形態
が適用される蛍光内視鏡システムのブロック図である。
スコープ10は、挿入部11と挿入部11の先端と反対
側の基端に設けられる操作部12と、操作部12と一体
的に設けられる接眼部13とを有する。挿入部11は患
者の体内に挿入される可撓性導管である。スコープ10
内には挿入部11の先端に照明光を導くためのライトガ
イド・ファイバ・バンドル(以下、ライトガイド)14
が挿通させらている。ライトガイド14により挿入部1
1に導かれた照明光は、ライトガイド14の出射端近傍
に設けられた発散光学系(図示せず)を介して生体Sに
照射される。また、生体Sに通常光を照射することによ
り得られる反射光や、励起光を照射することにより生体
内組織が自家発光する蛍光を接眼部13に導くイメージ
ガイド・ファイバ・バンドル(以下、イメージガイド)
15が挿通させられている。これらの反射光や自家発光
の蛍光は、挿入部11の先端に設けられた対物レンズ
(図示せず)を介してイメージガイド15の入射端に集
光され、イメージガイド15により、接眼部13に設け
られる接眼光学系16に導かれる。
を参照して説明する。図1は本発明に係る第1実施形態
が適用される蛍光内視鏡システムのブロック図である。
スコープ10は、挿入部11と挿入部11の先端と反対
側の基端に設けられる操作部12と、操作部12と一体
的に設けられる接眼部13とを有する。挿入部11は患
者の体内に挿入される可撓性導管である。スコープ10
内には挿入部11の先端に照明光を導くためのライトガ
イド・ファイバ・バンドル(以下、ライトガイド)14
が挿通させらている。ライトガイド14により挿入部1
1に導かれた照明光は、ライトガイド14の出射端近傍
に設けられた発散光学系(図示せず)を介して生体Sに
照射される。また、生体Sに通常光を照射することによ
り得られる反射光や、励起光を照射することにより生体
内組織が自家発光する蛍光を接眼部13に導くイメージ
ガイド・ファイバ・バンドル(以下、イメージガイド)
15が挿通させられている。これらの反射光や自家発光
の蛍光は、挿入部11の先端に設けられた対物レンズ
(図示せず)を介してイメージガイド15の入射端に集
光され、イメージガイド15により、接眼部13に設け
られる接眼光学系16に導かれる。
【0018】ライトガイド14はライトガイド連結管1
7を介して光源装置20のキセノンランプ等の白色光源
21に光学的に接続される。ライトガイド14の入射端
と白色光源21との間には赤外線カットフィルタ(IR
−CUTフィルタ)22と励起光用フィルタ(EXフィ
ルタ)23が設けられる。IR−CUTフィルタ22
は、白色光源21の出射光に含まれる赤外線成分を除去
するためのフィルタであり、IR−CUTフィルタ22
を白色光源21の出射光の光路上に介在させることによ
り、照明光が照射される部位の発熱が防止される。IR
−CUTフィルタ22は、常時、白色光源21の出射光
の光路上に位置付けられる。EXフィルタ23は、白色
光源21の出射光に含まれる青色成分のみを通過させる
ためのフィルタであり、ソレノイド24により白色光源
21の出射光の光路上と光路から外れた位置との間を移
動可能に設けられる。
7を介して光源装置20のキセノンランプ等の白色光源
21に光学的に接続される。ライトガイド14の入射端
と白色光源21との間には赤外線カットフィルタ(IR
−CUTフィルタ)22と励起光用フィルタ(EXフィ
ルタ)23が設けられる。IR−CUTフィルタ22
は、白色光源21の出射光に含まれる赤外線成分を除去
するためのフィルタであり、IR−CUTフィルタ22
を白色光源21の出射光の光路上に介在させることによ
り、照明光が照射される部位の発熱が防止される。IR
−CUTフィルタ22は、常時、白色光源21の出射光
の光路上に位置付けられる。EXフィルタ23は、白色
光源21の出射光に含まれる青色成分のみを通過させる
ためのフィルタであり、ソレノイド24により白色光源
21の出射光の光路上と光路から外れた位置との間を移
動可能に設けられる。
【0019】スコープ10の接眼部13はカメラボック
ス30に着脱自在に接続される。接眼部13は、バヨネ
ット等の公知の取付機構により接眼光学系16の光軸を
中心として回転可能に取り付けられる。カメラボックス
30内には、通常画像用カメラヘッド31および蛍光画
像用カメラヘッド32が設けられる。通常画像用カメラ
ヘッド31はカラーチップフィルタを有するCCD(ch
arge coupled device)イメージセンサを備える。蛍光
画像用カメラヘッド32は、モノクロのCCDイメージ
センサを備える。通常画像用カメラヘッド31および蛍
光画像用カメラヘッド32はそれぞれ通常画像用カメラ
CCU(camera control unit)33、蛍光画像用カメ
ラCCU34に接続されており、各CCUの制御に基づ
いて駆動される。
ス30に着脱自在に接続される。接眼部13は、バヨネ
ット等の公知の取付機構により接眼光学系16の光軸を
中心として回転可能に取り付けられる。カメラボックス
30内には、通常画像用カメラヘッド31および蛍光画
像用カメラヘッド32が設けられる。通常画像用カメラ
ヘッド31はカラーチップフィルタを有するCCD(ch
arge coupled device)イメージセンサを備える。蛍光
画像用カメラヘッド32は、モノクロのCCDイメージ
センサを備える。通常画像用カメラヘッド31および蛍
光画像用カメラヘッド32はそれぞれ通常画像用カメラ
CCU(camera control unit)33、蛍光画像用カメ
ラCCU34に接続されており、各CCUの制御に基づ
いて駆動される。
【0020】カメラボックス30において、接眼光学系
16を通過する光束の光路上には光路切換ユニット35
が設けられる。光路切換ユニット35は、接眼光学系1
6を通過する光束に含まれる青色成分をカットするため
のFLフィルタ18と、同光束を通常画像用カメラヘッ
ド31に導くためのダハプリズム19とを備える。尚、
光路切換ユニット35の詳細については後述する。
16を通過する光束の光路上には光路切換ユニット35
が設けられる。光路切換ユニット35は、接眼光学系1
6を通過する光束に含まれる青色成分をカットするため
のFLフィルタ18と、同光束を通常画像用カメラヘッ
ド31に導くためのダハプリズム19とを備える。尚、
光路切換ユニット35の詳細については後述する。
【0021】内視鏡システム全体の制御は、光源装置2
0内に設けられるマイクロコンピュータであるセレクタ
25により行われる。セレクタ25は中央処理ユニット
(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラ
ム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、デ
ータ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ
(RAM)から成る。
0内に設けられるマイクロコンピュータであるセレクタ
25により行われる。セレクタ25は中央処理ユニット
(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラ
ム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、デ
ータ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ
(RAM)から成る。
【0022】セレクタ25には、フットスイッチ(切換
スイッチ)26、上述のソレノイド24、通常画像用カ
メラCCU33および蛍光画像用カメラCCU34、T
Vモニタ40が接続されている。通常画像用カメラヘッ
ド31および蛍光画像用カメラヘッド32により得られ
た画像情報は、通常画像用カメラCCU33および蛍光
画像用カメラCCU34を介してセレクタ25に入力さ
れ、セレクタ25の制御に基づいていずれかの画像情報
が選択されTVモニタ40へ出力される。
スイッチ)26、上述のソレノイド24、通常画像用カ
メラCCU33および蛍光画像用カメラCCU34、T
Vモニタ40が接続されている。通常画像用カメラヘッ
ド31および蛍光画像用カメラヘッド32により得られ
た画像情報は、通常画像用カメラCCU33および蛍光
画像用カメラCCU34を介してセレクタ25に入力さ
れ、セレクタ25の制御に基づいていずれかの画像情報
が選択されTVモニタ40へ出力される。
【0023】尚、スコープ10の挿入部11に設けられ
た鉗子口(図示せず)には導光プローブ50が挿通させ
られている。導光プローブ50により、励起光の照射に
より発生する自家蛍光はポリクロメータ51へ導かれ
る。ポリクロメータ51は多波長スペクトル強度を測定
する分光器であり、入射された蛍光の分光測定が行なわ
れる。その測定結果はパーソナルコンピュータ52にお
いて所定の演算処理が施され、TVモニタ53に出力さ
れる。
た鉗子口(図示せず)には導光プローブ50が挿通させ
られている。導光プローブ50により、励起光の照射に
より発生する自家蛍光はポリクロメータ51へ導かれ
る。ポリクロメータ51は多波長スペクトル強度を測定
する分光器であり、入射された蛍光の分光測定が行なわ
れる。その測定結果はパーソナルコンピュータ52にお
いて所定の演算処理が施され、TVモニタ53に出力さ
れる。
【0024】接眼光学系16を通過する光束の光路上に
介在させられる光路切換ユニット35は、電動スライダ
36と光路切換枠37とを有する。図2に示すように、
電動スライダ36は中空の筐体であるステージ361
と、ステージ361を挿通する一対のレール362、3
63とを備える。レール362の外周面にはねじ山が刻
設されており、ステージ361の平行な一対の側面に同
軸的に形成された一対の孔の内周面のねじ溝に螺合して
いる。レール363は、レール362が螺合する一対の
孔と同様、同軸的に形成された他の一対の孔に対して長
手方向に沿って摺動可能に挿通させられる。すなわち、
レール362はステージ361に螺合されるボールネジ
として構成され、レール363はステージ361を摺動
可能に支持する挿通棒として構成される。レール362
の一端側にはパルス駆動が可能なステッピングモータ等
の駆動源(図示せず)が接続される。ステッピングモー
タを適宜駆動させレール362を正逆回転させることに
より、ステ−ジ361の移動方向(図2中、矢印で図
示)の制御、および停止が行なわれる。
介在させられる光路切換ユニット35は、電動スライダ
36と光路切換枠37とを有する。図2に示すように、
電動スライダ36は中空の筐体であるステージ361
と、ステージ361を挿通する一対のレール362、3
63とを備える。レール362の外周面にはねじ山が刻
設されており、ステージ361の平行な一対の側面に同
軸的に形成された一対の孔の内周面のねじ溝に螺合して
いる。レール363は、レール362が螺合する一対の
孔と同様、同軸的に形成された他の一対の孔に対して長
手方向に沿って摺動可能に挿通させられる。すなわち、
レール362はステージ361に螺合されるボールネジ
として構成され、レール363はステージ361を摺動
可能に支持する挿通棒として構成される。レール362
の一端側にはパルス駆動が可能なステッピングモータ等
の駆動源(図示せず)が接続される。ステッピングモー
タを適宜駆動させレール362を正逆回転させることに
より、ステ−ジ361の移動方向(図2中、矢印で図
示)の制御、および停止が行なわれる。
【0025】ステージ361の側面361Aには光路用
の一対の円形の開口部364、365が穿設され、側面
361Aと対向する反対側の側面361Bにも同様の一
対の円形の開口部366、367が穿設されている。開
口部364、366は同一形状、同一寸法であり、それ
ぞれの中心を結ぶ直線がレール362、363の長手方
向に対して垂直となるよう、すなわちステージ361の
移動方向に対して垂直に形成される。同様に、開口部3
65、367は同一形状、同一寸法であり、それぞれの
中心を結ぶ直線がレール362、363の長手方向に対
して垂直となるよう形成される。
の一対の円形の開口部364、365が穿設され、側面
361Aと対向する反対側の側面361Bにも同様の一
対の円形の開口部366、367が穿設されている。開
口部364、366は同一形状、同一寸法であり、それ
ぞれの中心を結ぶ直線がレール362、363の長手方
向に対して垂直となるよう、すなわちステージ361の
移動方向に対して垂直に形成される。同様に、開口部3
65、367は同一形状、同一寸法であり、それぞれの
中心を結ぶ直線がレール362、363の長手方向に対
して垂直となるよう形成される。
【0026】電動スライダ36は、カメラボックス30
内において、ステージ361の移動方向が接眼光学系1
6の光軸に対して垂直になるよう固定される。
内において、ステージ361の移動方向が接眼光学系1
6の光軸に対して垂直になるよう固定される。
【0027】光路切換枠37は略直方体の外形を呈し
(図示せず)、その縦断面である図3に示されるよう
に、中空の内部は仕切り壁37Wにより蛍光部37Aと
通常光部37Bの2つに分割されている。蛍光部37A
には、ステージ361に形成された開口部364、36
6と同一形状、同一寸法の開口部371、372が形成
されている。FLフィルタ18は蛍光部37A内におい
て開口部371の近傍に配設される。光路切換枠37の
開口部371が形成された側面において、通常光部37
Bに相当する位置に開口部373が形成される。開口部
373は、ステージ361の開口部365、367と同
一形状、同一寸法を有する。また、通常光部37Bにお
いて開口部371、373が形成された側面と直交する
側面には開口部374が形成される。ダハプリズム19
は、開口部373から入射した光束を開口部374へ導
くよう、通常光部37内に配置される
(図示せず)、その縦断面である図3に示されるよう
に、中空の内部は仕切り壁37Wにより蛍光部37Aと
通常光部37Bの2つに分割されている。蛍光部37A
には、ステージ361に形成された開口部364、36
6と同一形状、同一寸法の開口部371、372が形成
されている。FLフィルタ18は蛍光部37A内におい
て開口部371の近傍に配設される。光路切換枠37の
開口部371が形成された側面において、通常光部37
Bに相当する位置に開口部373が形成される。開口部
373は、ステージ361の開口部365、367と同
一形状、同一寸法を有する。また、通常光部37Bにお
いて開口部371、373が形成された側面と直交する
側面には開口部374が形成される。ダハプリズム19
は、開口部373から入射した光束を開口部374へ導
くよう、通常光部37内に配置される
【0028】光路切換枠37は、開口部371、373
が形成された側面が電動スライダ36のステージ361
の側面361A上に当接するよう、ステージ361に固
定される。光路切換枠37は、開口部371とステージ
361の開口部364が一致し、かつ開口部373とス
テージ361の開口部365が一致するよう位置付けら
れる。
が形成された側面が電動スライダ36のステージ361
の側面361A上に当接するよう、ステージ361に固
定される。光路切換枠37は、開口部371とステージ
361の開口部364が一致し、かつ開口部373とス
テージ361の開口部365が一致するよう位置付けら
れる。
【0029】図4は、接眼光学系16(図1参照)を通
過する光束の光路と光路切換ユニット35との相対的な
位置関係を示す図である。図4中、接眼光学系16の光
軸は一点鎖線OPで表される。
過する光束の光路と光路切換ユニット35との相対的な
位置関係を示す図である。図4中、接眼光学系16の光
軸は一点鎖線OPで表される。
【0030】図4(A)は、光路切換枠37の通常光部
37Bが接眼光学系16を通過する光束の光路上に位置
するようステージ361が位置決めされた状態を示して
おり、光軸OPが開口部365、367、373の中心
と一致している。開口部367、365、373から入
射した光束は、ダハプリズム19により直角な方向に反
射され、開口部374から出射し、通常画像用カメラヘ
ッド31が配設された方向へ導かれる。
37Bが接眼光学系16を通過する光束の光路上に位置
するようステージ361が位置決めされた状態を示して
おり、光軸OPが開口部365、367、373の中心
と一致している。開口部367、365、373から入
射した光束は、ダハプリズム19により直角な方向に反
射され、開口部374から出射し、通常画像用カメラヘ
ッド31が配設された方向へ導かれる。
【0031】図4(B)は、光路切換枠37の蛍光部3
7Aが上述の光路上に位置するようステージ361が位
置決めされた状態を示しており、光軸OPが開口部36
4、366、371、372の中心と一致している。開
口部366、364、371から入射した光束は、FL
フィルタ18を通過する。上述のように、接眼光学系1
6を通過した光束はFLフィルタ18を通過することに
より青色成分がカットされる。青色成分がカットされた
光束は開口部372から出射する。開口部372から出
射された光束は、蛍光画像用カメラヘッド32が配設さ
れた方向へ導かれる。
7Aが上述の光路上に位置するようステージ361が位
置決めされた状態を示しており、光軸OPが開口部36
4、366、371、372の中心と一致している。開
口部366、364、371から入射した光束は、FL
フィルタ18を通過する。上述のように、接眼光学系1
6を通過した光束はFLフィルタ18を通過することに
より青色成分がカットされる。青色成分がカットされた
光束は開口部372から出射する。開口部372から出
射された光束は、蛍光画像用カメラヘッド32が配設さ
れた方向へ導かれる。
【0032】以上のように、ステージ361の停止位置
は図4(A)および図4(B)に示す位置であり、両位
置の間を移動するよう制御される。換言すれば、ステー
ジ361の移動のストロークが図4(A)に示す位置か
ら図4(B)に示す位置まで(δX)となるよう制御さ
れる。上述のように、第1実施形態においては、ステー
ジ361の駆動はパルス駆動が可能なステッピングモー
タ等の駆動源により行なわれる。従って、通常画像観察
および蛍光画像観察のそれぞれの状態におけるステージ
361の位置決めにおいて高い精度が得られる。
は図4(A)および図4(B)に示す位置であり、両位
置の間を移動するよう制御される。換言すれば、ステー
ジ361の移動のストロークが図4(A)に示す位置か
ら図4(B)に示す位置まで(δX)となるよう制御さ
れる。上述のように、第1実施形態においては、ステー
ジ361の駆動はパルス駆動が可能なステッピングモー
タ等の駆動源により行なわれる。従って、通常画像観察
および蛍光画像観察のそれぞれの状態におけるステージ
361の位置決めにおいて高い精度が得られる。
【0033】再び図1を参照すると、光路切換ユニット
35と通常画像用カメラヘッド31との間には結像光学
系310が設けられいてる。ステージ361が図4
(A)の位置に位置決めされた場合、開口部374から
出射する光束は結像光学系310により通常画像用カメ
ラヘッド31のCCDイメージセンサの受光部に結像さ
れる。
35と通常画像用カメラヘッド31との間には結像光学
系310が設けられいてる。ステージ361が図4
(A)の位置に位置決めされた場合、開口部374から
出射する光束は結像光学系310により通常画像用カメ
ラヘッド31のCCDイメージセンサの受光部に結像さ
れる。
【0034】また、光路切換ユニット35と蛍光画像用
カメラヘッド32との間には、結像光学系320、イメ
ージインテンシファイア321、投影光学系322が設
けられている。ステージ361が図4(B)の位置に位
置決めされた場合、開口部372から出射する光束は、
結像光学系320によりイメージインテンシファイア3
21の画像入射部(図示せず)に結像され、イメージイ
ンテンシファイア321において光強度が増幅されて射
出される。イメージインテンシファイア321から射出
された光学像は投影光学系322を介して蛍光画像用カ
メラヘッド32のCCDイメージセンサの受光部に投影
される。
カメラヘッド32との間には、結像光学系320、イメ
ージインテンシファイア321、投影光学系322が設
けられている。ステージ361が図4(B)の位置に位
置決めされた場合、開口部372から出射する光束は、
結像光学系320によりイメージインテンシファイア3
21の画像入射部(図示せず)に結像され、イメージイ
ンテンシファイア321において光強度が増幅されて射
出される。イメージインテンシファイア321から射出
された光学像は投影光学系322を介して蛍光画像用カ
メラヘッド32のCCDイメージセンサの受光部に投影
される。
【0035】フットスイッチ26は内視鏡システムが設
置される室内の床上に配設され、操作者が足で押すこと
により操作される。フットスイッチ26はセレクタ25
に接続されており、フットスイッチ26が操作される
と、所定の制御信号がセレクタ25に入力される。
置される室内の床上に配設され、操作者が足で押すこと
により操作される。フットスイッチ26はセレクタ25
に接続されており、フットスイッチ26が操作される
と、所定の制御信号がセレクタ25に入力される。
【0036】ここで、フットスイッチ26の操作に応じ
てセレクタ25により実行される観察モードの切換え動
作について説明する。図5は、セレクタ25による通常
画像観察モードから蛍光画像観察モードへの切換えの制
御手順を示すフローチャートである。通常光による観察
を行なっている状態でフットスイッチ26が押される
と、ステップS100において画像切換をオンを示す信
号がセレクタ25に入力される。画像切換オン信号が入
力されると、ステップS102においてEXフィルタ2
3が白色光源21の出射光の光路上に位置決めされるよ
う、セレクタ25からソレノイド24に駆動信号が出力
される。
てセレクタ25により実行される観察モードの切換え動
作について説明する。図5は、セレクタ25による通常
画像観察モードから蛍光画像観察モードへの切換えの制
御手順を示すフローチャートである。通常光による観察
を行なっている状態でフットスイッチ26が押される
と、ステップS100において画像切換をオンを示す信
号がセレクタ25に入力される。画像切換オン信号が入
力されると、ステップS102においてEXフィルタ2
3が白色光源21の出射光の光路上に位置決めされるよ
う、セレクタ25からソレノイド24に駆動信号が出力
される。
【0037】次いでステップS104において、セレク
タ25の制御により、蛍光画像用カメラCCU34から
入力される画像信号のみが選択され、TVモニタ40へ
出力される。ステップS106において、光路切換枠3
7の蛍光部37Aが接眼光学系16を通過する光束の光
路上に位置決めされるよう、セレクタ25から電動スラ
イダ36のステージ361の駆動源に駆動信号が出力さ
れる。その結果、接眼光学系16を通過する光束の光路
上にFLフィルタ18が介在させられる。
タ25の制御により、蛍光画像用カメラCCU34から
入力される画像信号のみが選択され、TVモニタ40へ
出力される。ステップS106において、光路切換枠3
7の蛍光部37Aが接眼光学系16を通過する光束の光
路上に位置決めされるよう、セレクタ25から電動スラ
イダ36のステージ361の駆動源に駆動信号が出力さ
れる。その結果、接眼光学系16を通過する光束の光路
上にFLフィルタ18が介在させられる。
【0038】セレクタ25による以上の処理により、内
視鏡システムは図1に示す蛍光画像観察モードとなる。
白色光源21から出射された出射光はIR−CUTフィ
ルタ22により赤外成分がカットされ、かつEXフィル
タ23により青色成分のみが抽出され、その結果、抽出
された励起光がライトガイド14の入射端に入射する。
励起光はライトガイド14によりスコープ10の先端部
に導かれ、発散光学系を介して体内に照射される。
視鏡システムは図1に示す蛍光画像観察モードとなる。
白色光源21から出射された出射光はIR−CUTフィ
ルタ22により赤外成分がカットされ、かつEXフィル
タ23により青色成分のみが抽出され、その結果、抽出
された励起光がライトガイド14の入射端に入射する。
励起光はライトガイド14によりスコープ10の先端部
に導かれ、発散光学系を介して体内に照射される。
【0039】励起光が照射されると、生体S内の自家蛍
光物質により自家発光する蛍光、および生体Sにより反
射される励起光がイメージガイド15により接眼部13
まで導かれる。接眼部13の接眼光学系16を介してカ
メラボックス30に入射した光束のうち、励起光の反射
光はFLフィルタ18によりカットされ、蛍光成分のみ
が結像光学系320に導かれる。上述のように、蛍光成
分のみとなった光束は、結像光学系320によりイメー
ジインテンシファイア321の画像入射部に結像され、
イメージインテンシファイア321において光強度が増
幅され、投影光学系322を介して蛍光画像用カメラヘ
ッド32のCCDイメージセンサの受光部に投影され
る。蛍光光学像は蛍光画像用カメラヘッド32のCCD
イメージセンサにより光電変換され、蛍光画像の画像信
号が出力される。上述のように、セレクタ25の制御は
蛍光画像用カメラCCU34から入力される画像信号の
みを選択しTVモニタ40に出力するよう切り換えられ
ている。したがってTVモニタ40に蛍光画像が再現さ
れ、操作者は病変組織の有無をチェックすることができ
る。
光物質により自家発光する蛍光、および生体Sにより反
射される励起光がイメージガイド15により接眼部13
まで導かれる。接眼部13の接眼光学系16を介してカ
メラボックス30に入射した光束のうち、励起光の反射
光はFLフィルタ18によりカットされ、蛍光成分のみ
が結像光学系320に導かれる。上述のように、蛍光成
分のみとなった光束は、結像光学系320によりイメー
ジインテンシファイア321の画像入射部に結像され、
イメージインテンシファイア321において光強度が増
幅され、投影光学系322を介して蛍光画像用カメラヘ
ッド32のCCDイメージセンサの受光部に投影され
る。蛍光光学像は蛍光画像用カメラヘッド32のCCD
イメージセンサにより光電変換され、蛍光画像の画像信
号が出力される。上述のように、セレクタ25の制御は
蛍光画像用カメラCCU34から入力される画像信号の
みを選択しTVモニタ40に出力するよう切り換えられ
ている。したがってTVモニタ40に蛍光画像が再現さ
れ、操作者は病変組織の有無をチェックすることができ
る。
【0040】図6は、セレクタ25による蛍光画像観察
モードから通常画像観察モードへの切換の制御手順を示
すフローチャートである。蛍光画像を観察している状態
でフットスイッチ26が押されると、ステップS200
で画像切換をオフする制御信号がセレクタ25に入力さ
れる。画像切換オフ信号が入力されると、ステップS2
02において、光路切換枠37の通常光部37Bが接眼
光学系16を通過する光束の光路上に位置決めされるよ
う、セレクタ25から電動スライダ36のステージ36
1の駆動源に駆動信号が出力される。その結果、接眼光
学系16を通過する光束の光路上にダハプリズム19が
介在させられる。
モードから通常画像観察モードへの切換の制御手順を示
すフローチャートである。蛍光画像を観察している状態
でフットスイッチ26が押されると、ステップS200
で画像切換をオフする制御信号がセレクタ25に入力さ
れる。画像切換オフ信号が入力されると、ステップS2
02において、光路切換枠37の通常光部37Bが接眼
光学系16を通過する光束の光路上に位置決めされるよ
う、セレクタ25から電動スライダ36のステージ36
1の駆動源に駆動信号が出力される。その結果、接眼光
学系16を通過する光束の光路上にダハプリズム19が
介在させられる。
【0041】次いでステップS204において、セレク
タ25の制御により、通常画像用カメラCCU33から
入力される画像信号のみが選択され、TVモニタ40へ
出力される。さらにステップS206において、EXフ
ィルタ23が白色光源21の出射光の光路上から退避す
るよう、セレクタ25からソレノイド24に駆動信号が
出力される。
タ25の制御により、通常画像用カメラCCU33から
入力される画像信号のみが選択され、TVモニタ40へ
出力される。さらにステップS206において、EXフ
ィルタ23が白色光源21の出射光の光路上から退避す
るよう、セレクタ25からソレノイド24に駆動信号が
出力される。
【0042】以上の処理により、内視鏡システムは図7
に示す通常光観察モードとなる。白色光源21から出射
された出射光はIR−CUTフィルタ22により赤外成
分がカットされるのみで、白色光である通常光がライト
ガイド14の入射端に入射する。通常光はライトガイド
14によりスコープ10の先端部に導かれ、発散光学系
を介して体内に照射される。
に示す通常光観察モードとなる。白色光源21から出射
された出射光はIR−CUTフィルタ22により赤外成
分がカットされるのみで、白色光である通常光がライト
ガイド14の入射端に入射する。通常光はライトガイド
14によりスコープ10の先端部に導かれ、発散光学系
を介して体内に照射される。
【0043】通常光が照射されると生体Sにより反射さ
れ、その反射光がイメージガイド15により接眼部13
まで導かれる。接眼部13の接眼光学系16を介してカ
メラボックス30に入射した反射光はダハプリズム19
により光路が直角に変更され、結像光学系310を介し
て蛍光画像用カメラヘッド31のCCDイメージセンサ
の受光部に結像される。この通常光光学像はCCDイメ
ージセンサにより光電変換され、通常画像の画像信号が
出力される。上述のように、セレクタ25の制御は通常
画像用カメラCCU33から入力される画像信号のみを
選択し、TVモニタ25に出力するよう切り換えられて
いる。その結果、TVモニタ25に通常光画像が再現さ
れる。
れ、その反射光がイメージガイド15により接眼部13
まで導かれる。接眼部13の接眼光学系16を介してカ
メラボックス30に入射した反射光はダハプリズム19
により光路が直角に変更され、結像光学系310を介し
て蛍光画像用カメラヘッド31のCCDイメージセンサ
の受光部に結像される。この通常光光学像はCCDイメ
ージセンサにより光電変換され、通常画像の画像信号が
出力される。上述のように、セレクタ25の制御は通常
画像用カメラCCU33から入力される画像信号のみを
選択し、TVモニタ25に出力するよう切り換えられて
いる。その結果、TVモニタ25に通常光画像が再現さ
れる。
【0044】図8は、本発明に係る第2実施形態が適用
される内視鏡システムのブロック図である。図8におい
て、第1実施形態と同様の構成要素および部材には同一
の符号が付されている。第2実施形態において、スコー
プ10の操作部にはプッシュプル式の切換ボタン60
(切換スイッチ)が設けられている。切換ボタン60は
第1実施形態のフットスイッチ26に替わるものであ
り、光源装置20内のセレクタ25に接続される。
される内視鏡システムのブロック図である。図8におい
て、第1実施形態と同様の構成要素および部材には同一
の符号が付されている。第2実施形態において、スコー
プ10の操作部にはプッシュプル式の切換ボタン60
(切換スイッチ)が設けられている。切換ボタン60は
第1実施形態のフットスイッチ26に替わるものであ
り、光源装置20内のセレクタ25に接続される。
【0045】切換ボタン60から画像切換オン、オフの
制御信号が入力された場合の処理手順は第1実施形態と
同様である。すなわち、通常光画像を観察中に切換ボタ
ン60を押すと、EXフィルタ23がソレノイド24の
駆動により白色光源21の光路中に位置決めされ、セレ
クタ25が蛍光画像用カメラCCU34から入力される
画像情報を選択しTVモニタ40に出力し、カメラボッ
クス30において光路切換枠37が移動させられFLフ
ィルタ18が接眼光学系16を通過する光束の光路上に
介在させられる。また、蛍光画像を観察中に切換ボタン
60を押すと、光路切換枠37が移動させられダハプリ
ズム19が接眼光学系16を通過する光束の光路上に介
在させられ、セレクタ25が通常画像用カメラCCU3
3から入力される画像信号を選択しTVモニタ40に出
力する。
制御信号が入力された場合の処理手順は第1実施形態と
同様である。すなわち、通常光画像を観察中に切換ボタ
ン60を押すと、EXフィルタ23がソレノイド24の
駆動により白色光源21の光路中に位置決めされ、セレ
クタ25が蛍光画像用カメラCCU34から入力される
画像情報を選択しTVモニタ40に出力し、カメラボッ
クス30において光路切換枠37が移動させられFLフ
ィルタ18が接眼光学系16を通過する光束の光路上に
介在させられる。また、蛍光画像を観察中に切換ボタン
60を押すと、光路切換枠37が移動させられダハプリ
ズム19が接眼光学系16を通過する光束の光路上に介
在させられ、セレクタ25が通常画像用カメラCCU3
3から入力される画像信号を選択しTVモニタ40に出
力する。
【0046】以上のように第2実施形態によれば、スコ
ープ10の操作部12に設けられた切換ボタン60を指
で押すことにより、通常光画像と蛍光画像との切換が行
なわれる。
ープ10の操作部12に設けられた切換ボタン60を指
で押すことにより、通常光画像と蛍光画像との切換が行
なわれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、通常光
画像と蛍光画像の切り替えが容易で、操作者の負担が軽
減される内視鏡システムが得られる。
画像と蛍光画像の切り替えが容易で、操作者の負担が軽
減される内視鏡システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態が適用される内視鏡
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図2】光路切換ユニットの電動スライダのステージを
模式的に示す斜視図である。
模式的に示す斜視図である。
【図3】光路切換ユニットの光路切換枠の断面図であ
る。
る。
【図4】光路切換ユニットと接眼光学系の光軸との相対
的位置関係を示す図である。
的位置関係を示す図である。
【図5】通常画像観察モードから蛍光画像観察モードへ
の切換の処理手順を示すフローチャートである。
の切換の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】蛍光画像観察モードから通常画像観察モードへ
の切換の処理手順を示すフローチャートである。
の切換の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】通常画像観察モードの状態にある第1実施形態
の内視鏡システムのブロック図である。
の内視鏡システムのブロック図である。
【図8】本発明に係る第2実施形態が適用される内視鏡
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
10 スコープ 20 光源装置 21 白色光源 23 励起光用フィルタ 24 ソレノイド 25 セレクタ 30 カメラボックス 35 光路切換ユニット 36 電動スライダ 37 光路切換枠 320 励起光カットフィルタ 321 イメージインテンシファイア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA11 CA07 CA11 CA12 CA22 CA27 CA29 DA03 DA21 DA41 DA43 DA56 GA01 GA05 GA11 4C061 BB01 BB08 GG01 HH28 MM07 NN01 RR17 5C054 AA05 CA03 CA04 CC02 CD03 CE01 FA09 FE01 FE21 HA12
Claims (7)
- 【請求項1】 スコープと、前記スコープの先端部前方
の生体に照明光を照射するため通常光を出射する光源
と、特定波長の励起光のみを通過させる励起光透過フィ
ルタを前記光源の出射光の光路上に選択的に介在させる
照明光切換手段と、前記生体からの前記通常光の反射に
より得られる光学像を撮像する通常画像撮像手段と、前
記生体に励起光を照射することにより励起して得られる
光学像を撮像する蛍光画像撮像手段と、前記通常画像撮
像手段による撮像モードと前記蛍光画像撮像手段による
撮像モードを切り換える撮像モード切換手段と、前記照
明光切換手段と前記撮影モード切換手段とを制御する切
換スイッチとを備え、 前記切換スイッチは、その操作が前記スコープの操作に
干渉しないよう配設されることを特徴とする蛍光内視鏡
システム。 - 【請求項2】 前記切換スイッチは、足で操作可能なフ
ットスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の
蛍光内視鏡システム。 - 【請求項3】 前記切換スイッチは、前記スコープの操
作部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の蛍
光内視鏡システム。 - 【請求項4】 前記撮像モード切換手段は、 前記生体から前記スコープにより導かれる光束が前記通
常画像撮像手段と前記蛍光画像撮像手段のいずれかに導
かれるよう前記光束の光路を切り換える光路切換手段
と、前記励起光をカットする励起光カットフィルタとを
備え、 前記光束が前記蛍光画像撮像手段に導かれる場合、前記
励起光カットフィルタを前記光束の光路上に介在させる
ことを特徴とする請求項1に記載の蛍光内視鏡システ
ム。 - 【請求項5】 前記光路切換手段と前記励起光カットフ
ィルタは、前記光束の光路に対して垂直方向に並列さ
れ、電動スライダにより前記垂直方向に駆動されること
を特徴とする請求項4に記載の蛍光内視鏡システム。 - 【請求項6】 画像表示手段と、前記切換スイッチの動
作に連動して通常画像撮像手段と蛍光画像撮像手段から
のいずれかの画像情報を選択し、前記画像表示手段に出
力する画像情報選択手段とを備えることを特徴とする請
求項1に記載の蛍光内視鏡システム。 - 【請求項7】 スコープと、 前記スコープの先端部前方の生体に照明光を照射するた
め通常光を出射する光源と、 前記生体からの前記通常光の反射により得られる光学像
を撮像する通常画像撮像手段と、 前記生体に特定波長の励起光を照射することにより励起
して得られる光学像を撮像する蛍光画像撮像手段と、 前記通常画像撮像手段および前記蛍光画像撮像手段から
得られる画像情報を表示するための画像表示手段と、 前記励起光のみを通過させるフィルタを前記光源の出射
光の光路上に介在させ、前記生体から前記スコープによ
り導かれる光束を前記蛍光画像撮像手段に導き、前記蛍
光画像撮像手段から得られる画像情報のみを前記画像表
示手段に出力する蛍光画像観察モードと、前記フィルタ
を前記光源の出射光の光路から退避させ、前記光束を前
記通常画像撮像手段に導き、前記通常画像撮像手段から
得られる画像情報のみを前記画像表示手段に出力する通
常画像観察モードとを選択する観察モード選択手段と、 前記観察モード選択手段を制御する切換スイッチとを備
え、 前記切換スイッチが前記スコープの操作に干渉しないよ
う配設されることを特徴とする蛍光内視鏡システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397134A JP2002191555A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蛍光内視鏡システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397134A JP2002191555A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蛍光内視鏡システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002191555A true JP2002191555A (ja) | 2002-07-09 |
Family
ID=18862310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397134A Withdrawn JP2002191555A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蛍光内視鏡システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002191555A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005058620A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Pentax Corp | 内視鏡システム及び内視鏡 |
DE102006000904B4 (de) * | 2005-01-05 | 2017-02-23 | Hoya Corp. | Elektronisches Endoskopsystem |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000397134A patent/JP2002191555A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005058620A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Pentax Corp | 内視鏡システム及び内視鏡 |
DE102006000904B4 (de) * | 2005-01-05 | 2017-02-23 | Hoya Corp. | Elektronisches Endoskopsystem |
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