JP2002190997A - 筐 体 - Google Patents

筐 体

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JP2002190997A
JP2002190997A JP2000387595A JP2000387595A JP2002190997A JP 2002190997 A JP2002190997 A JP 2002190997A JP 2000387595 A JP2000387595 A JP 2000387595A JP 2000387595 A JP2000387595 A JP 2000387595A JP 2002190997 A JP2002190997 A JP 2002190997A
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decorative panel
front cabinet
surface side
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JP2000387595A
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Hiroaki Nemoto
弘明 根本
Kosaku Nakajima
康作 中嶋
Shinya Kanekawa
真也 金川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネットの体裁面となるフロントキャビ
ネットの表面側におけるストラクチャストリークの発生
を抑制する。 【解決手段】 アルミニウムの押出加工により形成され
る4個のフレーム部材を長方形状に連結して構成するフ
ロントキャビネットの各フレーム部材の内面側に、補強
のためと、コーナブラケット及びタッピングねじを用い
て締結するために形成される厚肉リブの根元部に断面凹
曲面状の絞り面を形成して厚肉リブの根元部を滑らかな
薄肉部に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電器製品のキャビ
ネット、例えばテレビジョン受像機のキャビネット等の
筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電器製品、例えば、テレビジョン
受像機のキャビネット等の筐体は、見栄えが向上し、高
級感を与え、また、強度的にも有利となるように、前面
側に表出し化粧パネルとなるフロントキャビネットをア
ルミニウムの押出加工により形成したアルミニウム押出
材のフレーム部材を長方形に連結して構成したものがあ
る。
【0003】このアルミニウム押出材は、ヘアライン、
アルマイト仕上げにおいて、外観を損なうことになるス
トラクチャストリーク(押出材の組織及び組成の不均一
が原因で、押出方向に現われる筋状の模様)、いわゆる
白いすじの発生を抑えるため、押出し断面を均一肉厚に
するという対策を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな化粧パネルを形成するアルミニウム押出材は、均一
肉厚を維持しつつ、ねじ穴等を形成する締結部に十分な
強度を持たせることになると非常に厚肉になり、高価な
アルミニウム押出材の使用材料が増加し、コストアップ
となる欠点がある。
【0005】また、アルミニウム押出材は高価である
為、材料費削減を強く意識することから、均一肉厚とす
ると全体が薄肉となる傾向にあり、強度が低下すること
になる。このため強度が必要な部分には、例えばアルミ
ニウム押出材は装飾に徹し、構造体としての機能は別部
品を使用することにより対応することになるが、これは
熱膨張の違いを考慮し、強度の確保、デザインの自由度
縮小などにより設計難易度が上がり、また部品数の増加
を引き起しコストアップに繋がる欠点がある。
【0006】そして、図9及び図10に示すようにキャ
ビネットのフロント化粧パネルとなるフロントキャビネ
ットのアルミニウム押出材により形成されるトップフレ
ーム部材1、サイドフレーム部材2、ボトムフレーム部
材3は、別部品を使用せず、アルミニウム押出材の内面
側の肉厚を必要な部分のみ肉厚を上げると、すなわち、
補強部及びねじ穴4を形成した締結部となる厚肉リブ1
a,2a,3aを直角状に立上げて形成すると体裁面で
ある表面側に図9に斜線で示すようにストラクチャスト
リークSが発生し易く、不良率が上がり、コストアップ
や生産性の低下に繋がる欠点がある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、アルミニウム押出材により形成される化粧パネルを
ストラクチャストリークの発生を抑制して形成し、外観
品質の向上と、コストの低減化を可能にした筐体を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、体裁面にアルミニウムの押出加工により形
成される化粧パネルを配設して成る筐体であって、化粧
パネルの内面側に形成される厚肉リブの根元部の少なく
とも一方の面側を断面凹曲面状に形成したものである。
【0009】また、前記構成において、化粧パネルの内
面側に形成される厚肉リブの根元部を両面側から断面凹
曲面状に絞り形成したものである。
【0010】このように構成される本発明の筐体は、ア
ルミニウム押出材により形成される化粧パネルの厚肉リ
ブの根元部を断面凹曲面状に形成することにより、厚肉
リブの根元部は滑らかな薄肉の繋ぎ形状となり、化粧パ
ネルの表面側のストラクチャストリークの発生が抑制さ
れる。この厚肉リブの根元部を両面側から絞り形成する
ことにより、化粧パネルの表面側のストラクチャストリ
ークの発生は確実に抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8を参照して説明するに、この実施の形態は、本発
明を電器製品としての電子機器のキャビネットに適用し
たものである。
【0012】図1は、本発明の筐体の構造を備えるキャ
ビネットを有する電子機器の一例を示している。図1に
示す電子機器は、一例として画像表示装置の例えばCR
T(陰極線管)を有するテレビジョン受像機である。こ
のCRTは本発明の対象物であるキャビネットにより保
護されている。図2はこのテレビジョン受像機のキャビ
ネットを分解して示している。
【0013】この電子機器としてのテレビジョン受像機
10は、キャビネット11を有しており、このキャビネ
ット11はフロントキャビネット12とリアキャビネッ
ト13から構成されている。フロントキャビネット12
は軽金属、例えばアルミニウムにより形成されており、
リアキャビネット13は例えばプラスチックにより形成
されている。
【0014】フロントキャビネット12は、化粧パネル
としてほぼ長方形状のフレーム部材構造を有し、CRT
14のフェースプレート14Aに対応し、このフェース
プレート14Aが支持される。リアキャビネット13の
中には、CRT14のファンネル部14B、電子銃及び
各種の回路基板15等が収容されている。
【0015】フロントキャビネット12は、構造材であ
る4つのトップフレーム部材21、ライトフレーム部材
22、レフトフレーム部材23及びボトムフレーム部材
24を有しており、それぞれ例えばアルミニウムを押出
加工したアルミニウム押出材である。
【0016】このフロントキャビネット12を組立てる
トップフレーム部材21、ライトフレーム部材22、レ
フトフレーム部材23、ボトムフレーム部材24は、4
つのコーナブラケット25及び図4に示すような複数の
タッピングねじ26を用いて図1に示すように長方形枠
状に一体的に連結する構造になっている。
【0017】コーナブラケット25は、特に好ましくは
耐衝撃強度を高め、かつ電気的な導通を有るために金属
を用いており、金属としては、例えば亜鉛ダイキャスト
材を用いている。
【0018】この4つのコーナブラケット25は、実質
的にはほぼ同様の構造を有しており、これらのコーナブ
ラケット25は、トップフレーム部材21の一端部とラ
イトフレーム部材22の一端部の連結を行い、ライトフ
レーム部材22の他端部とボトムフレーム部材24の一
端部の連結を行い、ボトムフレーム部材24の他端部と
レフトフレーム部材23の一端部の連結を行い、そして
レフトフレーム部材23の他端部とトップフレーム部材
21の他端部の連結をそれぞれ行うようになっている。
【0019】この各フレーム部材21,22,23,2
4間の連結は図4に示すようにコーナブラケット25及
びタッピングねじ26を用いて締結して行うので、この
ため各フレーム部材21,22,23,24のそれぞれ
の内面側には図3〜図6に示すように厚肉リブ21a,
22a,23a,24aが形成されて、それぞれの両端
部にはねじ下穴21b,22b,23b,24bを設け
る。
【0020】このように、フロントキャビネット14を
組立てる各フレーム部材21,22,23,24には内
面側に補強部も兼ねるコーナブラケット25による締結
部として厚肉リブ21a,22a,23a,24aを形
成するが、本発明の実施の形態例においては、図3〜図
7に示すように、厚肉リブ21a,22a,23a,2
4aの根元部を断面凹曲面状、すなわち、絞りR面状の
絞り面21a1 ,22a1 ,23a1 ,24a1 に形成
してある。
【0021】以上のようにこの実施の形態では、フロン
トキャビネット14を組立てる各フレーム部材21,2
2,23,24の内面側に形成され補強部も兼ねる締結
部としての厚肉リブ21a,22a,23a,24aは
根元部を絞りR面状の絞り面21a1 ,22a1 ,23
1 ,24a1 に形成したことにより、根元部が滑らか
な薄肉状の繋ぎ形状になる。各フレーム部材21,2
2,23,24はこの断面形状でアルミニウムにより押
出加工され、アルマイト仕上げされて形成されるので、
表面側には前述したストラクチャストーク、いわゆる白
いすじの発生が抑制されて、ストラクチャストリークの
不良率が減少される。
【0022】従って、ストラクチャストリークの発生が
なく、しかも、十分な強度とコーナブラケット25及び
タッピングねじ26により確実かつ堅牢に締結できるト
ップフレーム部材21、ライトフレーム部材22、レフ
トフレーム部材23、ボトムフレーム部材24を形成で
きて、体裁が良好で堅牢なフロントキャビネット14を
組立て形成することができる。
【0023】図8はフレーム部材の変形例、すなわち、
厚肉リブの変形例を示すもので、図7と同様にトップフ
レーム部材の変形例を図示するものである。
【0024】すなわち、この変形例のトップフレーム部
材31は厚肉リブ31aの根元部の一方の面側のみを断
面凹曲面状の絞り面31a1 に形成したものである。こ
の厚肉リブ31aにもねじ下穴31bが設けられる。こ
のように形成したトップフレーム部材31もアルミニウ
ムの押出加工、アルマイト仕上げにおいてストラクチャ
ストリークの発生を抑制することができ、ストラクチャ
ストリークの不良率が減少される。
【0025】また、他のフレーム部材も同様に形成でき
て、体裁が良好で堅牢なフロントキャビネットを組立て
形成することができる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を説明したが本
発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものであ
る。
【0027】例えば、各フレーム部材の全体の形状等は
図示のものに限るものではなく、キャビネットの構成に
合せて任意に変更できるものであり、また、各フレーム
部材には他の部品を取付け、或いは挿通する部分が形成
される。
【0028】そして、本発明は、電器製品のキャビネッ
トに限ることなく、他の製品の筐体にも適用できるもの
である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明による筐体は、アル
ミニウム押出材により形成される化粧パネルの補強部、
締結部となる厚肉リブの根元部を断面凹曲面状に形成す
ることにより、厚肉リブの根元部は滑らかな薄肉の繋ぎ
形状となり、化粧パネルの表面側である体裁面のストラ
クチャストリークの発生が抑制されて、体裁面に影響を
与えることなく、補強部、ねじ止め用穴等の締結部を設
けることができることになり、設計の自由度が向上す
る。
【0030】また、化粧パネルの体裁面のストラクチャ
ストリークの発生を抑制し不良率を低減させるために、
別部品を使用したり、高価な材料を大量に使用する必要
はなく、従って化粧パネルのコストの低減化が可能にな
り、筐体全体のコストダウンが可能になる。
【0031】特に、本発明は、テレビジョン受像機等の
電子機器のキャビネットに適用してその効果が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例のテレビジョン受像機の
外観斜視図である。
【図2】図1に示すテレビジョン受像機の分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示すテレビジョン受像機のフロントキャ
ビネットの一部分の一部省略した内面側斜視図である。
【図4】フロントキャビネットの各フレーム部材間を連
結する状態を示す斜視図である。
【図5】フロントキャビネットのトップフレーム部材の
一部省略した内面側斜視図である。
【図6】フロントキャビネットの一例のライトフレーム
部材とレフトフレーム部材の内面図である。
【図7】図5に示すトップフレーム部材の拡大断面図で
ある。
【図8】トップフレーム部材の変形例の断面図である。
【図9】従来のフロントキャビネットの分解斜視図であ
る。
【図10】図9に示すフロントキャビネットのトップフ
レーム部材の拡大断面図である。
【符号の説明】
10‥‥テレビジョン受像機、11‥‥キャビネット、
12‥‥フロントキャビネット、21‥‥トップフレー
ム部材、22‥‥ライトフレーム部材、23‥‥レフト
フレーム部材、24‥‥ボトムフレーム部材、21a,
22a,23a,24a‥‥厚肉リブ、21a1 ,22
1 ,23a1 ,24a1 ‥‥絞り面、21b,22
b,23b,24b‥‥ねじ下穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金川 真也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AB06 AB12 AB20 AB51 BC05 EA13 ED02 ED17 ED27 EE15 GA06 GA51 GB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体裁面にアルミニウムの押出加工により
    形成される化粧パネルを配設して成る筐体であって、 前記化粧パネルの内面側に形成される厚肉リブの根元部
    の少なくとも一方の面側を断面凹曲面状に形成したこと
    を特徴とする筐体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の筐体において、 前記化粧パネルの内面側に形成される厚肉リブの根元部
    を両面側から断面凹曲面状に絞り形成したことを特徴と
    する筐体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の筐体において、 前記化粧パネルの内面側に形成される厚肉リブはねじ止
    め締結部であることを特徴とする筐体。
  4. 【請求項4】 前記筐体は電器製品のキャビネットであ
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の筐体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030321A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Sony Corp ディスプレイ装置
US9215815B2 (en) 2011-10-03 2015-12-15 Sharp Kabushiki Kaisha Display apparatus and television receiving apparatus
CN110312384A (zh) * 2019-06-10 2019-10-08 和信精密科技(吴江)有限公司 一种用于机柜的防震门

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