JP2002190871A - 作業機のメンテナンスシステム - Google Patents
作業機のメンテナンスシステムInfo
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Abstract
インの不具合の原因を解明し、ユーザーに対して迅速な
対応ができるコンバインのメンテナンスシステムを提供
する。 【解決手段】ユーザーによって稼動状態にあるコンバイ
ンCの作動情報を、コンバインC側の記憶媒体25に現
在より一定時間前まで一時保存する。通信手段によって
コンバインCの所在位置とは別位置にあるサービスセン
ターSのコンピュータ36に作動情報を伝える。コンバ
インCにトラブル発生時は、トラブル関連情報を通信手
段によりにコンピュータ36へ送り、コンバインCとコ
ンピュータ36との間を双方向通信させることにより、
トラブル回復情報をユーザーに伝達する手段を設ける。
Description
ンスシステムに関し、例えば、農機・建機等のトラブル
(故障)発生時に、機敏に対応できるバックアップ可能
な作業機のメンテナンスシステムに関する。
に不具合が発生した場合には、ユーザーが不具合を見つ
けてからディーラーに連絡するのが一般的である。しか
しながら、不具合の内容によっては手遅れになる場合あ
るほか、ユーザーからは不具合の正確な情報が得られな
いということが多かった。
発生した場合には、ユーザーは、ディーラーに電話を
し、ディーラーでは、パソコンで一元管理している農機
群から、ユーザーの農機を特定し、該農機の過去の故障
情報と最新の故障履歴情報により故障を推定して部品を
もって修理に当っている。しかし、前記推定は必ずしも
正確ではなく、故障回復には思わぬ時間を要してしま
い、その結果、ユーザー側では作業が中断してしまうこ
とがあった。また、仮に、ディーラー側に速やかに情報
が送られるとしても、ディーラー側では単に遠離地から
作業機の稼動状況や異常を速やかに把握することに留ま
り、トラブルの効率的な原因追求を実現するには至らな
い。
は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、その
課題とするところは、サービスセンターで作業機の状態
を常時把握・記憶すること、及び、前記作業機の状態を
正常な過去と異常な現在とを対比させて作業機の不具合
の原因を解明し、ユーザーに対して迅速な対応ができる
作業機のメンテナンスシステムを提供することにある。
に、本発明は、下記の手段を講じた。即ち、請求項1記
載の作業機のメンテナンスシステムは、ユーザーによっ
て稼動状態にある作業機のエンジンの稼働時間積算メー
タ、燃料量計、トラブル等の情報を移動体通信システム
により、サービスセンターに送信可能とすることを特徴
とする作業機のメンテナンスシステム。請求項2記載の
作業機のメンテナンスシステムは、上記手段において、
ユーザーによって稼動状態にある作業機の作動情報を、
上記作業機側の記憶媒体に一時保存し、通信手段によっ
て上記作業機の所在位置とは別位置にあるサービスセン
ターのコンピュータに上記作動情報を伝え、該作動情報
をサービスセンターのコントローラにおいて現在より一
定時間前までを記憶させると共に、作業機にトラブル発
生時は、トラブル関連情報を通信手段により上記コンピ
ュータに送り、作業機と前記コンピュータとの間を通信
させることにより、トラブル回復情報をユーザーに伝達
する手段を設けることを特徴とする。
テムは、上記いずれかの手段において、作動情報に加え
て、機種、機体番号、仕様、故障履歴、エンジン運転積
算時間の情報を上記コンピュータに記憶させることを特
徴とする。請求項4記載の作業機のメンテナンスシステ
ムは、上記請求項1〜3記載のいずれかの手段におい
て、サービスセンター及び作業機側に、上記コンピュー
タのモニタを設けることを特徴とする。請求項5記載の
作業機のメンテナンスシステムは、上記請求項1〜4記
載のいずれかの手段において、サービスセンターと、作
業機の修理・保全を担当する営業所との間に移動体通信
手段を設けることを特徴とする。
施例について説明する。 (コンバインC)本発明の作業機の例として、図2に示
すようなコンバインCの場合について説明する。なお、
本発明の作業機には、自己診断機能を有する装置が設け
られている。
基本的な構成及び作用(機能)については、公知のもの
である。コンバインCには、図3に示すようにハンドル
1の近傍にはモニタ2、及びモニタ3が取り付けられ、
該コンバインCのエンジン部、伝動部分、走行部、運転
部、作業部等に取り付けられているセンサ11,12か
ら種々の情報が表示される。例えば、そのセンサを設置
する情報例として、共通のものとしては、作業機のエン
ジンの稼働時間、燃料量、エンジン回転負荷率、燃費、
エンジントラブル、作業機では、作業時間、車速、制御
状況などである。
の場合は、耕深、作業の種類に関するセンサ11,12
が設置される。また、コンバインCの場合には、収量、
籾水分、コキ深、車高に関するセンサが設置される。更
に、田植機においては、植付マット数、施肥量、耕数等
に関するセンサ11,12が設置される。また、センサ
11,12・から種々の情報は、自動的且つ即時的にサ
ービスセンターSに送信される。また、モニタ3には、
後述のサービスセンターS或いは営業所Lとの通信状況
が表示される。上記構成により、作業機の状況がセンサ
結果を表示するモニタ2から、また、サービスセンター
との交信状況からモニタ3から、それぞれ運転席におい
て、把握することができる。
サ11,12・・は、図1又は図5に示すように、コン
トローラ21,22・・に連結されており、各コントロ
ーラ21,22・・は、記憶媒体25及びモニタ2に連
結され、更に記憶媒体25の情報は、携帯電話30、P
HS、衛星回線31等を通じてサービスセンターSに搬
送される。したがって、各種センサ11,12・・から
の作動情報は、コンバインC本体に設けられている記憶
媒体25に一時保存され、携帯電話30、PHS、衛星
回線31等の通信手段を用いて常時通信方式やパケット
方式によってサービスセンターSに送信される。
側の上記記憶媒体25には、コントローラ21,22・
・からの情報(正常運転での情報)を現在より一定時間
前まで記憶媒体25に記憶させておく。トラブル発生時
はトラブル関連の上記情報(一定時間前までの情報)を
通信手段によりサービスセンターS及び営業所Lに送
る。
図4に示すように、通常のモニタ2に加えてモニタ3を
設け、図6に示すように、サービスセンターSと双方向
通信結果をユーザー(オペレータ)に画像(モニタ3)
や音声により伝達する。また、モニタ3の近傍には、マ
イク4やスピーカ5が設けられており、コンバインC側
のオペレータとサービスセンターS等との間は、音声に
よる情報の授受も可能となっている。当然にサービスセ
ンターS側のコンピュータにも、同様の装置が付設され
ていることになる。更に、モニタ3には、自己診断機能
ボタンも付設されており、オペレータが適宜ボタンをオ
ンすることで、自己診断機能を立ち上げ・表示すること
ができる。
Sでは、図8に示すように、管轄内のいくつかのコンバ
インC・・から送られてくる全ての情報をモニタ32で
同時的に、或いは、必要に応じて把握する。この場合、
サービスセンターSに代えて或いはサービスセンターS
に加えて、サービスマンと携帯電話により通信するよう
にしても良い。また、コンバインC・・から送られてく
る全ての情報をデータベース33に保存することで、ト
ラブル発生時のみ見ることも可能である。コンバインC
のトラブルが発生した場合には、自動的に、或いはマニ
ュアルで、過去の一定時間の情報がコンバインC側から
送られてくるから、正常状態の情報と、トラブル状態の
情報とを対比することで、直ちにサービスセンターSで
トラブルの原因の特定を行うことができ、点検個所をユ
ーザー(オペレータ)に音声又は/及びデータを用いて
知らせるなど、ユーザーに対して迅速な対応(異常部品
の手配等)ができる。
の指示や、トラブル情報により点検箇所をユーザーに知
らせることになる。サービスセンターSではコンバイン
Cのメンテナンス関係の情報の授受が基本であり、故障
の回復作業等は営業所Lが行う。但し、サービスセンタ
ーSと営業所Lとが同一個所にあれば、一層情報伝達が
容易になる。図7に示すように、無線通信は、直接通信
衛星を介しても良いが、図9に示すように、携帯電話に
よる通常の通信や、コンピュータを介した通信を用いて
情報を送受するようにしてもよい。
すように、サービスセンターSからの故障及び故障回復
に関する情報に基づいて、当該コンバインSに対してト
ラブル解消手段をとる。この営業所Lにも情報処理・通
信システムが設けられ、圃場のおけるコンバインCやサ
ービスマン等との連絡が容易となっている。
り、画一的な検知手段を採用することはできないが、作
業量の量的変化、即ち、ボリュームトラブルはボリュー
ム電圧が0.5〜4.5V範囲にない時にトラブルと判
断する。トラブルと判断した時から一定時間以前のデー
タを記憶していると、一時的に電圧が0Vになったこと
がわかり、ボリュームが接触不良をしていることが判断
できる。したがって、ボリュームトラブルを起こしたセ
ンサが設置されている構成要素が故障個所ということに
なる。
ものとして、火災発生時に於いて、サービスセンターS
に送信することに加えて、システム的にコンバインCか
ら消防署に直接自動手配するようにしてもよい。更に、
農協などでは、賃耕・賃田植え・賃収穫等の農作業を農
家から請け負っているが、農協が農家の指定した圃場と
違う圃場で作業をしてしまうことがあったが、これを防
ぐ手段として、農作業を依頼する区画を地図情報に印を
付けて、インターネットなどで農協に予約し、農協は、
請負業者にGPS(全地球測定システム)の電波を用い
た地図上の指示に従って作業するようにすれば、上記問
題の発生は解消される。
は、コンバインC側ではなく、サービスセンターS側の
システムにおいて記憶させてもよい。なお、上記実施例
は、コンバインの例を示したが、他の農業機械ばかりで
なく、建機、運搬車等にも実施できることはいうまでも
ない。
で、下記の効果を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、作業機のメンテナン
スシステムは、ユーザーによって稼動状態にある作業機
のエンジンの稼働時間積算メータ、燃料量計、トラブル
等の情報を移動体通信システムにより、サービスセンタ
ーに送信可能とすることで、作業機の状況を逐一サービ
スセンターは把握できるから、トラブル発生等にサービ
スセンターは機敏・的確に対応することができる。 2.請求項2記載の発明によれば、上記効果に加えて、
ユーザーによって稼動状態にある作業機Cの作動情報
を、上記作業機C側の記憶媒体25に現在より一定時間
前までを記憶させると共に、通信手段によって上記作業
機Cの所在位置とは別位置にあるサービスセンターSの
コンピュータ36に上記作動情報を伝えると共に、作業
機Cにトラブル発生時は、トラブル関連情報を通信手段
により上記コンピュータ36に送り、作業機Cと前記コ
ンピュータ36との間を通信させることにより、トラブ
ル回復情報をユーザーに伝達する手段を設けることで、
サービスセンターで各作業機の現状(トラブル状況)及
び過去(正常な状況)を常時且つ必要に応じて把握で
き、したがって、サービスセンターで不具合の原因が的
確にわかり、ユーザーに対して迅速な対応ができる。
1または2記載の発明の効果に加えて、 作動情報に加
えて、機種、機体番号、仕様、故障履歴、エンジン運転
積算時間の情報を上記コンピュータに記憶させること
で、一層精度の高いトラブル診断が可能である。 4.請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3記載の
いずれかの発明の効果に加えて、作業機のメンテナンス
システムは、サービスセンター及び作業機側に、上記コ
ンピュータのモニタを設けることで、トラブル診断の依
頼者(ユーザー)とサービスセンター側(ディーラー)
とが同一画面を見ることができるから、情報の伝達が迅
速・正確となる。
1〜4記載のいずれかの発明の効果に加えて、サービス
センターと、作業機の修理・保全を担当する営業所との
間に移動体通信手段を設けることで、圃場・サービスセ
ンター・営業所間の情報交換が迅速且つ密になり、作業
機が作業中においてトラブルが発生しても、いち早く解
消することができるという効果がある。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 ユーザーによって稼動状態にある作業機
Cのエンジンの積算稼働時間、トラブル等に関する作動
情報を音声又は/及びデータとして移動体通信システム
により、サービスセンターSに送受信可能とすることを
特徴とする作業機のメンテナンスシステム。 - 【請求項2】 ユーザーによって稼動状態にある作業機
Cのエンジンの積算稼働時間、トラブル等に関する作動
情報を音声又は/及びデータとして移動体通信システム
により、サービスマンが携帯する携帯電話に送受信可能
とすることを特徴とする作業機のメンテナンスシステ
ム。 - 【請求項3】 ユーザーによって稼動状態にある作業機
Cの作動情報を、上記作業機C側の記憶媒体25に現在
より一定時間前までを記憶させると共に、通信手段によ
って上記作業機Cの所在位置とは別位置にあるサービス
センターSのコンピュータ36に上記作動情報を伝える
と共に、 作業機Cにトラブル発生時は、トラブル関連情報を通信
手段により上記コンピュータ36に送り、作業機Cと前
記コンピュータ36との間を通信させることにより、ト
ラブル回復情報をユーザーに伝達する手段を設けること
を特徴とする請求項1又は2記載の作業機のメンテナン
スシステム。 - 【請求項4】 作動情報に加えて、機種、機体番号、仕
様、故障履歴、エンジン運転積算時間の情報を上記コン
ピュータ36に記憶させることを特徴とする請求項1〜
3記載のいずれかの作業機のメンテナンスシステム。 - 【請求項5】 サービスセンターS及び作業機C側に、
上記コンピュータ36のモニタ3,32を設けることを
特徴とする請求項1〜4記載のいずれかの作業機のメン
テナンスシステム。 - 【請求項6】 サービスセンターSと、作業機Cの修理
・保全を担当する営業所Lとの間に移動体通信手段を設
けることを特徴とする請求項1〜5記載のいずれかの作
業機のメンテナンスシステム。
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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- 2000-12-20 JP JP2000387949A patent/JP2002190871A/ja active Pending
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