JP2002190753A - 移動通信装置及び受信信号処理方法 - Google Patents

移動通信装置及び受信信号処理方法

Info

Publication number
JP2002190753A
JP2002190753A JP2000386600A JP2000386600A JP2002190753A JP 2002190753 A JP2002190753 A JP 2002190753A JP 2000386600 A JP2000386600 A JP 2000386600A JP 2000386600 A JP2000386600 A JP 2000386600A JP 2002190753 A JP2002190753 A JP 2002190753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
local oscillation
oscillation signal
demodulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000386600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3665562B2 (ja
Inventor
Yuji Fushiki
勇二 伏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2000386600A priority Critical patent/JP3665562B2/ja
Publication of JP2002190753A publication Critical patent/JP2002190753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3665562B2 publication Critical patent/JP3665562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネルを検出して初期同期を確立するため
の処理を簡単化し、通信サービス圏内に素早く復帰可能
とする。 【解決手段】 相関器6が相関値を検出する際に、ロー
カル発振信号生成回路5は、第1及び第2のスイッチ1
7、18を制御して、PLL回路16から出力された電
圧信号を、第2のLPF20によりフィルタリングした
のち、電圧制御発振器14に供給する。第2のLPF2
0は、一定程度のリファレンスリークが含まれる電圧信
号を電圧制御発振器14に供給することで、複数の復調
用キャリアに相当する周波数成分を含んだローカル発振
信号を生成させる。第2のBPF12は、電圧制御発振
器14により生成されたローカル発振信号をフィルタリ
ングすることにより、複数の復調用キャリアに相当する
周波数成分がほぼ同一の大きさとなるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の周波数範
囲でチューニングすることにより、通信サービス圏内に
おいて提供されるチャネルを検出して通信を可能とする
移動通信装置に係り、特に、スペクトラム拡散が施され
た信号を送受信して通信を行う移動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話機といった、無線信号を
送受信して通信を行う移動通信装置には、相手先との通
信を可能とするために、予め定められた周波数範囲でチ
ューニングして移動体通信システムの基地局等から提供
されるチャネルを検出し、初期同期を確立するための処
理を実行するものがある。
【0003】例えば、いわゆる第3世代の移動体通信シ
ステムであるIMT−2000(International Mobile
Telecommunication-2000)のシステムでは、通信方式
としてW−CDMA(Wideband-Code Division Multipl
e Access)方式が採用され、移動通信装置が基地局との
間でスペクトラム拡散が施された無線信号を送受信す
る。このIMT−2000のシステムでは、1つのチャ
ネルに対して約5MHzの帯域が割り当てられ、また、
チャネルの中心周波数として設定されうる周波数の間隔
(チャネルセパレーション)は、200kHzである。
【0004】こうした移動体通信システムに適用される
移動通信装置は、チャネルを検出する際に、所定の周波
数範囲をスキャンニングして受信信号の電力が最大とな
った周波数を、チャネルの中心周波数であると特定して
通信を実行することが考えられる。しかし、フェージン
グ等を考慮すると、受信信号の電力が最大となった周波
数が、必ずしも基地局にて設定されたチャネルの中心周
波数に一致するとは限らない。
【0005】このため、移動通信装置は、受信信号の電
力が最大となった周波数の付近で再度スキャンニングし
て、例えば相関値を検出するといった、初期同期を確立
するための処理を実行することが考えられる。この際、
従来の移動通信装置は、無線周波数帯の受信信号を中間
周波数帯にダウンコンバートするために用いる発振信号
の周波数を、200kHzステップで切り換えつつ、例
えば相関値の検出といった、初期同期を確立するための
処理を実行する。
【0006】ここで、移動通信装置が、発振信号の周波
数の設定に250μs、受信信号の電力の測定に750
μsの時間を、それぞれ費やすものとする。すなわち、
受信信号の周波数を1回設定するごとに、移動通信装置
は1msの時間を費やして、受信信号の電力を測定す
る。
【0007】IMT−2000のシステムでは、下り無
線リンクとして、2110MHz〜2170MHzから
なる60MHzの周波数範囲を使用することができる。
ただし、下り無線リンクとして使用可能な周波数範囲の
外部に信号が漏洩することを防止するため、チャネルの
中心周波数を設定可能な周波数範囲は、2112.6M
Hz〜2167.4MHzである。この周波数範囲にお
いて、チャネルの中心周波数として設定されうる周波数
が200kHzステップで存在することから、移動通信
装置は、受信信号の電力を測定してチャネルを検出する
際に、275通りの周波数を受信信号の周波数に設定し
て、受信信号の電力を測定すると考えられる。従って、
下り無線リンクのために提供されるチャネルを検出する
際には、受信信号の電力を測定するために、約275m
sの時間を要する。
【0008】こうして受信信号の電力を測定したのち、
例えば所定の閾値を超える受信信号電力が測定された周
波数が存在した場合等に、従来の移動通信装置は、さら
に15MHzの範囲を200kHzステップでスキャン
ニングして、初期同期を確立するための処理を実行す
る。この際、移動通信装置が、発振信号の周波数の設定
や相関値の検出等を含めて、受信信号の周波数を1回設
定するごとに、約1msの時間を費やすものとすると、
15MHzの範囲を200kHzステップでスキャンニ
ングすることから、約75msの時間を要することにな
る。
【0009】従って、従来の移動通信装置が、移動体通
信システムにて提供されるチャネルを検出して初期同期
を確立するための処理を1回実行すると、例えば350
msの時間を費やすこととなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、チ
ャネルを検出するために受信信号の電力を測定する処理
と、初期同期を確立するために相関値の検出等を行う処
理とのいずれにおいても、受信信号の周波数を規定する
発振信号の周波数を200kHzステップで切り換えて
いる。
【0011】この点、移動通信装置が初期同期を確立し
て通信サービス圏内に復帰し、待受状態に入るまでに
は、多くの電流を消費することから、こうした処理に費
やす時間は短い方が好ましい。
【0012】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、チャネルを検出して初期同期を確立するため
の処理を簡単化し、通信サービス圏内に素早く復帰可能
とした移動通信装置を、提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る移動通信装置は、スペ
クトラム拡散が施された信号を受信し、拡散コードとの
相関値を検出して初期同期を確立するための処理を実行
することにより通信を可能とするものであって、受信信
号からベースバンド信号を復調する復調手段と、前記復
調手段がベースバンド信号を復調するためのローカル発
振信号を生成するローカル発振信号生成手段と、前記復
調手段により復調されたベースバンド信号と拡散コード
との相関演算により、相関値を検出する相関検出手段と
を備え、前記ローカル発振信号生成手段は、複数の復調
用キャリアに相当する周波数成分を有するローカル発振
信号を生成して前記復調手段に供給する、ことを特徴と
する。
【0014】この発明によれば、ローカル発振信号生成
手段は、複数の復調用キャリアに相当する周波数成分を
有するローカル発振信号を生成して復調手段に供給す
る。これにより、相関検出手段は、復調手段により復調
されたベースバンド信号から、チャネルの中心周波数が
設定されうる複数の周波数の受信信号について、同時に
相関値を検出することができ、初期同期を確立するため
の処理を簡単化して通信サービス圏内に素早く復帰する
ことができる。
【0015】より具体的には、前記復調手段は、複数の
復調用キャリアに相当する各周波数成分の大きさをほぼ
同一とするための通過帯域特性を有し、前記ローカル発
振信号生成手段により生成されたローカル発振信号をフ
ィルタリングして、ベースバンド信号の復調に供する帯
域通過フィルタを備えることが望ましい。
【0016】また、前記ローカル発振信号生成手段は、
所定の基準周波数を有する参照信号を生成する基準発振
器と、ローカル発振信号を生成する電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器により生成されたローカル発振信号
と前記基準発振器により生成された参照信号との位相差
に対応した大きさを有する電圧信号を生成する電圧信号
生成回路と、通信を実行する際に、前記電圧信号生成回
路により生成された電圧信号をフィルタリングする第1
のフィルタと、初期同期を確立するための処理を実行す
る際に、前記電圧信号生成回路により生成された電圧信
号をフィルタリングする第2のフィルタと、前記電圧信
号生成回路により生成された電圧信号を、前記第1のフ
ィルタと前記第2のフィルタのいずれか一方にフィルタ
リングさせて前記電圧制御発振器に供給するスイッチと
を備えることが望ましい。
【0017】ここで、前記第2のフィルタは、前記第1
のフィルタのカットオフ周波数より大なるカットオフ周
波数を有する低域通過フィルタであり、リファレンスリ
ークが含まれた電圧信号を前記電圧制御発振器に供給可
能とすることが望ましい。
【0018】また、所定の周波数範囲で発振信号の周波
数を切り換えることにより、受信信号の周波数を切り換
える受信周波数制御手段を備え、前記受信周波数制御手
段は、相関値を検出して初期同期を検出するための処理
を実行する際に、発振信号の周波数を、チャネルの中心
周波数が設定されうる周波数の間隔よりも広いステップ
幅で切り換えることが望ましい。
【0019】この発明の第2の観点に係る受信信号処理
方法は、スペクトラム拡散が施された信号を受信し、拡
散コードとの相関を検出して初期同期を確立するための
処理を実行することにより通信を可能とする方法であっ
て、受信信号からベースバンド信号を復調する復調ステ
ップと、前記復調ステップにてベースバンド信号を復調
するためのローカル発振信号を生成するローカル発振信
号生成ステップと、前記復調ステップにて復調したベー
スバンド信号と拡散コードとの相関演算により、相関値
を検出する相関検出ステップとを備え、前記ローカル発
振信号生成ステップは、複数の復調用キャリアに相当す
る周波数成分を有するローカル発振信号を生成して前記
復調ステップにおけるベースバンド信号の復調に供す
る、ことを特徴とする。
【0020】前記ローカル発振信号生成ステップにて生
成したローカル発振信号をフィルタリングして、複数の
復調用キャリアに相当する各周波数成分の大きさをほぼ
同一に調整し、前記復調ステップにおけるベースバンド
信号の復調に供するフィルタリングステップを備えるこ
とが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動通信装置について詳細に説明
する。図1は、この発明の実施の形態に係る移動通信装
置100の構成を示す図である。この移動通信装置10
0は、例えば通信方式としてW−CDMA(Wideband-C
ode Division Multiple Access)方式を採用したIMT
−2000(International Mobile Telecommunication
-2000)のシステムといった、移動体通信システムに適
用され、スペクトラム拡散が施された信号を受信する。
【0022】この移動通信装置100は、図1に示すよ
うに、第1のミキサ1と、シンセサイザー2と、第1の
BPF(Band Pass Filter)3と、直交検波器4と、ロ
ーカル発振信号生成回路5と、相関器6と、相関パター
ン生成器7とを備えて構成される。
【0023】第1のミキサ1は、例えばアンテナ等によ
り受信したのちLNA(Low NoiseAmplifier)等により
増幅された無線周波数帯の受信信号を受け、シンセサイ
ザー2により生成された発振信号と乗積するためのもの
である。
【0024】シンセサイザー2は、所定の周波数範囲内
で発振周波数を切換可能な発振回路であり、無線周波数
帯の受信信号を中間周波数(IF;Intermediate Frequ
ency)帯に変換するための発振信号を生成する。例え
ば、シンセサイザー2は、200kHzステップで発振
周波数を切換可能であり、1チャネル分の周波数範囲に
含まれる信号が第1のBPF3を通過するように、受信
信号の周波数を変換するための発振信号を生成する。す
なわち、シンセサイザー2は、発振周波数を制御するこ
とにより、受信信号の周波数(受信周波数)を規定す
る。例えば、シンセサイザー2は、2112.6MHz
〜2168.4MHzの周波数範囲に含まれる所定の帯
域を、第1のBPF3の通過帯域と一致させるべく、受
信信号の周波数を変換するための発振信号を生成する。
【0025】第1のBPF3は、第1のミキサ1から受
けた信号をフィルタリングすることにより、中間周波数
帯に変換された受信信号を抽出するためのものである。
すなわち、第1のBPF3は、1つのチャネルに割り当
てられる帯域幅と同一の通過帯域幅(例えば、5MH
z)を有し、第1のミキサ1から受けた信号のうち、所
定の周波数成分のみを通過させる。
【0026】直交検波器4は、第1のBPF3を通過し
た信号から、スペクトラム拡散が施されたベースバンド
信号を復調するためのものである。直交検波器4は、第
2及び第3のミキサ10、11と、第2のBPF12
と、90度移相器13とを備えて構成される。
【0027】第2のミキサ10は、第1のBPF3を通
過した中間周波数帯の受信信号に、第2のBPF12を
通過したローカル発振信号を、乗積するためのものであ
る。これにより、例えば、第2のミキサ10は、ベース
バンド信号のI(In-phase;同相)成分を復調可能とす
る。
【0028】第3のミキサ11は、第1のBPF3を通
過した中間周波数帯の受信信号に、90度移相器13に
より位相が90度だけシフトされたローカル発振信号を
乗積するためのものである。これにより、例えば、第3
のミキサ11は、ベースバンド信号のQ(Quadrature;
直交)成分を復調可能とする。
【0029】第2のBPF12は、ベースバンド信号を
復調するためにローカル発振信号生成回路5により生成
されたローカル発振信号をフィルタリングすることによ
り、ローカル発振信号の大きさを周波数成分ごとに調整
するためのものである。すなわち、第2のBPF12
は、例えば図2に示すような通過帯域特性を有し、複数
の復調用キャリアに相当する周波数成分がほぼ同一の大
きさとなるように調整する。
【0030】90度移相器13は、第2のBPF12を
通過したローカル発振信号の位相を90度だけシフトさ
せて第3のミキサ11に供給するためのものである。
【0031】ローカル発振信号生成回路5は、直交検波
器4がベースバンド信号を復調するために利用されるロ
ーカル発振信号を、生成するためのものである。ローカ
ル発振信号生成回路5は、電圧制御発振器14と、基準
発振器15と、PLL(Phase Locked Loop)回路16
と、第1及び第2のスイッチ17、18と、第1及び第
2のLPF(Low Pass Filter)19、20とを備えて
いる。
【0032】電圧制御発振器14は、電圧信号の振幅に
対応した周波数を有するローカル発振信号を生成するた
めの発振回路である。すなわち、電圧制御発振器14
は、第1のスイッチ17の接続先に応じて、第1のLP
F19と第2のLPF20のいずれか一方によりフィル
タリングされた電圧信号を受け、その電圧信号の大きさ
に対応した周波数を有するローカル発振信号を生成す
る。
【0033】基準発振器15は、例えば水晶発振器等か
ら構成され、所定の周波数を有する参照信号を生成し、
PLL回路16に供給するためのものである。ここで、
基準発振器15は、比較周波数として、チャネルの中心
周波数が設定されうる周波数の間隔(チャネルセパレー
ション)に相当する周波数を、参照信号の周波数に規定
し、PLL回路16に供給する。
【0034】PLL回路16は、例えば1チップのIC
(Integrated Circuit)上に設けられたプログラマブル
分周器、プリスケーラ、位相比較器、チャージポンプ等
から構成され、基準発振器15により生成された参照信
号と、電圧制御発振器14により生成されたローカル発
振信号を受ける。PLL回路16は、参照信号と、ロー
カル発振信号との位相差に対応した大きさを有する電圧
信号を生成し、第2のスイッチ18の接続先に応じて、
第1のLPF19と第2のLPF20のいずれか一方に
供給する。
【0035】第1及び第2のスイッチ17、18は、例
えば半導体スイッチ等から構成され、連動して接続先を
切り換えて、PLL回路16から出力された電圧信号
を、第1のLPF19と第2のLPF20のいずれか一
方にフィルタリングさせる。第1のスイッチ17は、第
1のLPF19と第2のLPF20のいずれか一方によ
りフィルタリングされた電圧信号を、電圧制御発振器1
4に供給する。第2のスイッチ18は、PLL回路16
から出力された電圧信号を、第1のLPF19と第2の
LPF20のいずれか一方に入力して、フィルタリング
させる。
【0036】第1のLPF19は、移動通信装置100
が初期同期を確立したのちに通信を実行する際、電圧制
御発振器14にローカル発振信号を生成させるために用
いられるループフィルタである。すなわち、第1のLP
F19は、PLL回路16から出力された電圧信号に含
まれるリファレンスリークを低減して電圧制御発振器1
4に供給することで、所定の周波数を有するローカル発
振信号を生成させる。
【0037】第2のLPF20は、移動通信装置100
が初期同期を確立する際に、電圧制御発振器14にロー
カル発振信号を生成させるために用いられるループフィ
ルタである。ここで、第2のLPF20は、一定程度の
リファレンスリークを含んだ電圧信号を電圧制御発振器
14に供給することで、複数の復調用キャリアに相当す
るスプリアス成分を含んだローカル発振信号を生成させ
る。すなわち、第2のLPF20のカットオフ周波数
は、第1のLPF19のカットオフ周波数よりも大きな
値に設定されている。
【0038】相関器6は、直交検波器4により復調され
たベースバンド信号と、相関パターン生成器7により生
成された相関パターンに従った拡散コードとの相関演算
を実行し、相関値を検出するためのものである。
【0039】相関パターン生成器7は、ベースバンド信
号を逆拡散するための拡散コードの生成パターン(コー
ドパターン)を、相関器6に供給する。
【0040】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
通信装置100の動作を説明する。この移動通信装置1
00は、チャネルを検出して初期同期を確立する際に、
複数の復調用キャリアに相当する周波数成分(スプリア
ス成分)を含んだローカル発振信号を用いてベースバン
ド信号を復調することにより、初期同期を確立するため
の処理を簡単化することができる装置である。
【0041】この移動通信装置100は、電源投入時や
通信サービス圏外に存在するときに、シンセサイザー2
が生成する発振信号の周波数を切り換えることにより、
所定の周波数範囲でスキャンニングして、受信信号の電
力を測定する。
【0042】例えば、シンセサイザー2は、受信信号の
周波数を2112.6MHz〜2168.4MHzの範
囲で順次切り換える。この際、例えば直交検波器4が復
調したベースバンド信号等から、受信信号の電力を特定
することができる。
【0043】ここで、第1のBPF3は、例えば5MH
zの通過帯域幅を有している。この通過帯域幅は、移動
体通信システムにて提供される1つのチャネルに対して
割り当てられる帯域幅とほぼ同一である。第1のミキサ
1によりシンセサイザー2が生成した発振信号と乗積さ
れた受信信号のうち、第1のBPF3の通過帯域に相当
する中間周波数帯の受信信号は、受信信号の電力を測定
する際に観測の対象として検出される。このため、例え
ば図3(a)に示すように、周波数Fを中心周波数と
するチャネルを通じて伝送される信号(W−CDMA信
号)が存在すると、この移動通信装置100における受
信信号の周波数が図3(b)に示す周波数Fから周波
数Fまでの間であるときに、受信信号電力として測定
可能となる。なお、図3(a)の点線は、第1のBPF
3を通過して受信信号電力の測定対象となる周波数成分
の範囲を示している。
【0044】このようにして周波数Fを中心周波数と
するチャネルを通じて伝送されたW−CDMA信号を検
出すると、シンセサイザー2は、発振信号の周波数を再
び順次切り換えて、受信信号の周波数が周波数Fから
周波数Fまでとなる範囲を、スキャンニングする。
【0045】相関器6は、相関パターン生成器7により
生成されたパターンに従った拡散コードと、直交検波器
4により復調されたベースバンド信号との相関演算を実
行する。このようにして得られた相関値が最大となる受
信信号の周波数をチャネルの中心周波数として特定する
ことで、チャネルを検出するとともに初期同期を確立す
ることができる。
【0046】この際、ローカル発振信号生成回路5は、
第1及び第2のスイッチ17、18を制御して、PLL
回路16から出力された電圧信号を、第2のLPF20
によりフィルタリングしたのち、電圧制御発振器14に
供給する。ここで、第2のLPF20は、一定程度のリ
ファレンスリークが含まれる電圧信号を電圧制御発振器
14に供給することで、複数の復調用キャリアに相当す
る周波数成分(スプリアス成分)を含んだローカル発振
信号を生成させる。すなわち、第2のLPF20は、ロ
ーカル発振信号生成回路5によりローカル発振信号を生
成するための動作が破綻しない程度のリファレンスリー
クを含んだ電圧信号を、電圧制御発振器14に供給可能
とする。
【0047】これにより、電圧制御発振器14は、例え
ば図4(a)、(b)、(c)のそれぞれに示すような
周波数分布を有する信号α、β、γを合成したローカル
発振信号を生成する。すなわち、電圧制御発振器14
は、図5(a)に示すような周波数スペクトラムを有す
るローカル発振信号を生成し、直交検波器4に送る。
【0048】直交検波器4は、ローカル発振信号生成回
路5から受けたローカル発振信号を、第2のBPF12
に入力してフィルタリングする。ここで、第2のBPF
12は、図2に示すような通過帯域特性を有しており、
図5(a)に示すような周波数スペクトラムを有するロ
ーカル発振信号をフィルタリングすることにより、図5
(b)に示すような3つの復調用キャリアに相当する周
波数成分Sα、Sβ、Sγを有するローカル発振信号に
調整する。
【0049】この第2のBPF12により調整されたロ
ーカル発振信号は、各周波数成分S α、Sβ、Sγが、
ほぼ同じ大きさになるように調整されており、チャネル
の中心周波数が設定されうる周波数の間隔に対応した周
波数差を有している。これにより、相関器6は、チャネ
ルの中心周波数が設定されうる3通りの周波数の受信信
号について、同時に相関値を検出することができる。例
えば、相関器6は、図6に示すように、ローカル発振信
号に含まれる周波数成分Sα、Sβ、Sγに対応した相
関値分布Dα、Dβ、Dγを検出し、チャネルの中心周
波数を特定可能とする。
【0050】このように、複数の復調用キャリアに相当
する周波数成分Sα、Sβ、Sγを有するローカル発振
信号を用いてベースバンド信号を復調し、相関値を検出
することから、シンセサイザー2が発振信号の周波数を
切り換えるステップ幅を広くして、周波数を切り換える
回数を低減することができる。すなわち、シンセサイザ
ー2は、相関値を検出して初期同期を確立するための処
理を実行する際に、チャネルの中心周波数が設定されう
る周波数の間隔よりも広いステップ幅で発振周波数を切
り換えて、受信信号の周波数を切り換えることができ
る。
【0051】例えば、シンセサイザー2が、例えば図7
に示すように600kHzステップで発振信号の周波数
を切り換えることで相関値を検出することができ、20
0kHzステップで切り換えた場合の3分の1の時間に
て、スキャンニングが完了する。これにより、初期同期
を確立するための処理を簡単化することができ、通信サ
ービス圏内に復帰するまでの時間を短縮することができ
る。
【0052】なお、ベースバンド信号を復調するために
用いるローカル発振信号は、3つの復調用キャリアに相
当する周波数成分Sα、Sβ、Sγを有する場合に限定
されず、さらにより多くの復調用キャリアに相当する周
波数成分を含んでいてもよい。ここで、移動体通信シス
テムが移動通信装置100に初期同期を確立させるため
に提供するチャネルを通じて伝送される信号は、拡散率
の利得が高いため、複数の復調用キャリアで同時にベー
スバンド信号を復調しても、相関値を検出することがで
きる。複数の復調用キャリアを用いて復調した信号は、
互いに相関のない信号となるため、干渉波と同様に扱う
ことができる。
【0053】例えば、復調用キャリアを2つ同時に用い
てベースバンド信号を復調すると、復調用キャリアが1
つの場合に比べて、3dBだけS/N(Signal/Noise)
比が悪化する。また、復調用キャリアを3つ同時に用い
ると、4.6dBだけS/N比が悪化する。復調用キャ
リアを4つ同時に用いると、6dBだけS/N比が悪化
する。復調用キャリアを5つ同時に用いると、7dBだ
けS/N比が悪化する。このように、復調用キャリアの
数を2倍にすると、S/N比が約3dBずつ悪化する。
【0054】ベースバンド信号を復調するために同時に
用いる復調用キャリアの数を増大させると、チャネルの
中心周波数を絞り込む範囲が広がるため、再び1つの復
調用キャリアでベースバンド信号を復調する回数が増大
し、多くの時間を費やす可能性がある。また、相関器6
により検出される相関値は、S/N比が悪化するに従っ
て低下するので、チャネルの位置を特定することが困難
になる。ベースバンド信号を復調するために同時に用い
る復調用キャリアの数を決定する際には、以上の点を考
慮して、初期同期を確立するために費やす時間が最短と
なるように、第2のBPF12の通過帯域等を設定すれ
ばよい。
【0055】また、複数の復調用キャリアに相当する周
波数成分を含んだローカル発振信号を用いてベースバン
ド信号を復調する際には、前述のように、チャネルの位
置を特定することが困難になる可能性がある。そこで、
この場合には、シンセサイザー2が周波数を切り換える
ステップ幅を狭くすることで、より確実にチャネルの位
置を特定するようにしてもよい。
【0056】例えば、復調用キャリアを5つ用いて同時
にベースバンド信号を復調する際に、図8に示すよう
に、シンセサイザー2が生成する発振信号の周波数を2
00kHzステップで切り換えて受信信号の周波数を順
次切り換える。この際、相関器6は、ある周波数を中心
周波数とするチャネルを通じて伝送された信号の相関値
を、シンセサイザー2が発振信号を数回(例えば、5
回)切り換えるごとに繰り返し検出することができる。
これにより、受信信号がフェージング等により瞬間的に
劣化した場合であっても、チャネルの位置を確実に特定
して初期同期を確立することができる。
【0057】以上説明したように、この発明によれば、
複数の復調用キャリアに相当する周波数成分を有するロ
ーカル発振信号を用いてベースバンド信号を復調し、相
関値を検出することで、シンセサイザー2が生成する発
振信号の周波数を切り換える回数を低減することができ
る。これにより、チャネルを検出して初期同期を確立す
るための処理を簡単化することができ、通信サービス圏
内に素早く復帰することができる。
【0058】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、ローカル発振信号生成回路5が、通信を
実行する際に用いる第1のLPF19の他に、第2のL
PF20を備えるものとして説明したが、これに限定さ
れない。すなわち、例えば、図9に示すように、変調用
キャリアとなるローカル発振信号を生成するための変調
用キャリア生成回路30が生成した信号を利用して、複
数の復調用キャリアに相当する周波数成分を有するロー
カル発振信号を生成してもよい。この場合、第2のBP
F20は不要である。
【0059】この場合、例えば、復調用キャリアが19
0MHzで、変調用キャリアが380MHzであるとす
ると、チャネルを検出する際には、例えば変調用キャリ
ア生成回路30により生成される発振信号の周波数を、
380.4MHzに調整する。こうして変調用キャリア
生成回路30により生成された発振信号を1/2分周器
31により周波数変換したのち、結合器32により、ロ
ーカル発振信号生成回路5が生成したローカル発振信号
と合成することで、2つの復調用キャリアに相当する周
波数成分を有するローカル発振信号を生成することがで
きる。この場合には、上記実施の形態において直交検波
器4が備えていた第2のBPF12も不要である。
【0060】また、図10に示すように、ローカル発振
信号生成回路5により生成されたローカル発振信号をA
M(Amplitude Modulation)変調器33により振幅変調
を施したのち、直交検波器4に供給するようにしてもよ
い。この場合、例えば200kHzの方形波を生成する
発振器34により生成された発振信号をAM変調器33
に供給して、この方形波でローカル発振信号を振幅変調
することで、複数の復調用キャリアに相当する周波数成
分を有するローカル発振信号を生成することができる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、複数の復調用キャリアに相当する周波数成分を有す
るローカル発振信号を用いてベースバンド信号を復調
し、相関値を検出することで、受信周波数を規定する発
振信号の周波数を切り換える回数を低減することができ
る。これにより、チャネルを検出して初期同期を確立す
るための処理を簡単化することができ、通信サービス圏
内に素早く復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の構
成を示す図である。
【図2】第2のBPFの通過帯域特性を例示する図であ
る。
【図3】移動通信装置が受信信号の電力を測定する際の
動作を説明するための図である。
【図4】電圧制御発振器が生成するローカル発振信号に
ついて説明するための図である。
【図5】直交検波器がベースバンド信号を復調するため
のローカル発振信号について説明するための図である。
【図6】相関器が検出する相関値分布を例示する図であ
る。
【図7】相関値を検出する際の動作の一例を説明するた
めの図である。
【図8】復調用キャリアを5つ同時に用いて相関値を検
出する際の動作の一例を説明するための図である。
【図9】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の変
形例を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の
変形例を示す図である。
【符号の説明】
1、10、11 ミキサ 2 シンセサイザー 3、12 BPF 4 直交検波器 5 ローカル発振信号生成回路 6 相関器 7 相関パターン生成器 13 90度移相器 14 電圧制御発振器 15 基準発振器 16 PLL回路 17、18 スイッチ 19、20 LPF 30 変調用キャリア生成回路 31 1/2分周器 32 結合器 33 AM変調器 34 発振器 100 移動通信装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトラム拡散が施された信号を受信
    し、拡散コードとの相関値を検出して初期同期を確立す
    るための処理を実行することにより通信を可能とする移
    動通信装置であって、 受信信号からベースバンド信号を復調する復調手段と、 前記復調手段がベースバンド信号を復調するためのロー
    カル発振信号を生成するローカル発振信号生成手段と、 前記復調手段により復調されたベースバンド信号と拡散
    コードとの相関演算により、相関値を検出する相関検出
    手段とを備え、 前記ローカル発振信号生成手段は、複数の復調用キャリ
    アに相当する周波数成分を有するローカル発振信号を生
    成して前記復調手段に供給する、 ことを特徴とする移動通信装置。
  2. 【請求項2】前記復調手段は、複数の復調用キャリアに
    相当する各周波数成分の大きさをほぼ同一とするための
    通過帯域特性を有し、前記ローカル発振信号生成手段に
    より生成されたローカル発振信号をフィルタリングし
    て、ベースバンド信号の復調に供する帯域通過フィルタ
    を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  3. 【請求項3】前記ローカル発振信号生成手段は、 所定の基準周波数を有する参照信号を生成する基準発振
    器と、 ローカル発振信号を生成する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器により生成されたローカル発振信号
    と前記基準発振器により生成された参照信号との位相差
    に対応した大きさを有する電圧信号を生成する電圧信号
    生成回路と、 通信を実行する際に、前記電圧信号生成回路により生成
    された電圧信号をフィルタリングする第1のフィルタ
    と、 初期同期を確立するための処理を実行する際に、前記電
    圧信号生成回路により生成された電圧信号をフィルタリ
    ングする第2のフィルタと、 前記電圧信号生成回路により生成された電圧信号を、前
    記第1のフィルタと前記第2のフィルタのいずれか一方
    にフィルタリングさせて前記電圧制御発振器に供給する
    スイッチとを備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信装
    置。
  4. 【請求項4】前記第2のフィルタは、前記第1のフィル
    タのカットオフ周波数より大なるカットオフ周波数を有
    する低域通過フィルタであり、リファレンスリークが含
    まれた電圧信号を前記電圧制御発振器に供給可能とす
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信装置。
  5. 【請求項5】所定の周波数範囲で発振信号の周波数を切
    り換えることにより、受信信号の周波数を切り換える受
    信周波数制御手段を備え、 前記受信周波数制御手段は、相関値を検出して初期同期
    を検出するための処理を実行する際に、発振信号の周波
    数を、チャネルの中心周波数が設定されうる周波数の間
    隔よりも広いステップ幅で切り換える、 ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
    の移動通信装置。
  6. 【請求項6】スペクトラム拡散が施された信号を受信
    し、拡散コードとの相関を検出して初期同期を確立する
    ための処理を実行することにより通信を可能とする受信
    信号処理方法であって、 受信信号からベースバンド信号を復調する復調ステップ
    と、 前記復調ステップにてベースバンド信号を復調するため
    のローカル発振信号を生成するローカル発振信号生成ス
    テップと、 前記復調ステップにて復調したベースバンド信号と拡散
    コードとの相関演算により、相関値を検出する相関検出
    ステップとを備え、 前記ローカル発振信号生成ステップは、複数の復調用キ
    ャリアに相当する周波数成分を有するローカル発振信号
    を生成して前記復調ステップにおけるベースバンド信号
    の復調に供する、 ことを特徴とする受信信号処理方法。
  7. 【請求項7】前記ローカル発振信号生成ステップにて生
    成したローカル発振信号をフィルタリングして、複数の
    復調用キャリアに相当する各周波数成分の大きさをほぼ
    同一に調整し、前記復調ステップにおけるベースバンド
    信号の復調に供するフィルタリングステップを備える、 ことを特徴とする請求項6に記載の受信信号処理方法。
JP2000386600A 2000-12-20 2000-12-20 移動通信装置及び受信信号処理方法 Expired - Fee Related JP3665562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386600A JP3665562B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 移動通信装置及び受信信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386600A JP3665562B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 移動通信装置及び受信信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002190753A true JP2002190753A (ja) 2002-07-05
JP3665562B2 JP3665562B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=18853669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000386600A Expired - Fee Related JP3665562B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 移動通信装置及び受信信号処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3665562B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166395A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Nec Corp 受信装置及びデータ通信方式
JP2008271052A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 無線通信装置
JP2008271053A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 無線通信装置
JP2015061256A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 株式会社メガチップス クロック生成回路及びクロック生成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166395A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Nec Corp 受信装置及びデータ通信方式
JP2008271052A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 無線通信装置
JP2008271053A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 無線通信装置
JP2015061256A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 株式会社メガチップス クロック生成回路及びクロック生成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3665562B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6415001B1 (en) System and process for shared frequency source multi-band transmitters and receivers
KR100186753B1 (ko) 직접 변복조 방식이 적용된 디지탈 무선 송수신 시스템
US6510187B2 (en) Mobile radio terminal and automatic frequency control circuit
US20040043727A1 (en) Multi-band mobile communication device
KR100216351B1 (ko) 시분할 전이중 확산 스펙트럼 통신방식의 송수신 장치
US6724804B1 (en) Frequency converter and radio communications system employing the same
US10263654B2 (en) Radio receiver and intermediate frequency selection method
JP3665562B2 (ja) 移動通信装置及び受信信号処理方法
JPH11289273A (ja) 無線用送受信機
JP2005514850A (ja) 位相固定ループで駆動される多状態の直接ディジタルシンセサイザを備えるトランシーバ
US7239846B2 (en) Up-conversion modulation loop for multi-mode mobile communication
JP4126043B2 (ja) 位相復調器および携帯電話装置
JP2009060476A (ja) 周波数シンセサイザ、周波数シンセサイザの制御方法、マルチバンド通信装置
KR100326755B1 (ko) 서로 다른 주파수를 갖는 인접 셀간의 핸드오프를 위한주파수 동기 시스템 및 그 방법
JP3718456B2 (ja) 移動通信装置及び通信方法
JP3530504B2 (ja) 無線送受信装置およびそれを用いた携帯電話機
JP3708234B2 (ja) 無線装置
JP4524889B2 (ja) 通信装置
US6137997A (en) Circuit for receiving and transmitting signals and method
JP3134801B2 (ja) 共用受信機
JP2000091939A (ja) 周波数変換装置及びそれを用いた無線通信システム
KR950007090B1 (ko) 확산 스펙트럼 코드분할 다중접속 수신장치
KR100259058B1 (ko) 통신시스템의 혼변조신호 처리장치 및 방법
JPH09275362A (ja) 通信装置
JP2002176377A (ja) 移動通信装置及び通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees