JP3530504B2 - 無線送受信装置およびそれを用いた携帯電話機 - Google Patents

無線送受信装置およびそれを用いた携帯電話機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線送受信装置
およびそれを利用可能な携帯電話機に関する。特に、周
波数変換と直交変復調が可能な無線送受信装置およびそ
れを利用可能な携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代移動通信システムIMT−200
0の世界標準規格のひとつとしてW−CDMA方式が選
定され、既に試験運用が始まっており、今秋からの本格
的な実用化に向けて各社がW−CDMA方式に対応した
携帯電話機の開発に取り組んでいる。
【0003】W−CDMA方式では、端末側の送信周波
数すなわち基地局の受信周波数(以下、アップリンク周
波数ともいう)と、基地局の送信周波数すなわち端末側
の受信周波数(以下、ダウンリンク周波数ともいう)と
が規定されている。図1(a)に示すように、日本仕様
ではアップリンク周波数fTXは1920MHzから1
980MHzまでの間、ダウンリンク周波数fRXは2
110MHzから2170MHzまでの間の値に設定さ
れることと、ダウンリンク周波数fRXとアップリンク
周波数fTXの差が固定で190MHzであることが規
定されている。一方、欧州仕様では、図1(b)に示す
ようにアップリンク周波数fTXとダウンリンク周波数
RXが取るべき値の範囲は同じであるが、ダウンリン
ク周波数fRXとアップリンク周波数fTXの差は可変
である。日本仕様では基地局との通信によりアップリン
ク周波数を特定すれば、ダウンリンク周波数を計算によ
り得ることができるが、欧州仕様では基地局との通信中
にアップリンク周波数とダウンリンク周波数の両方を特
定してPLLによる周波数設定をする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように日本仕様と
欧州仕様で送受信の周波数間隔が異なるため、日本向け
と欧州向けでW−CDMA用の高周波送受信チップを別
個に用意する必要がある。仕向け地ごとに個別の高周波
送受信チップを設計し、製造するのは手間とコストがか
かる。また仕向け地によって高周波送受信チップが異な
るのでは国際ローミング機を設計することができないと
いう不都合も生じる。
【0005】本発明はこうした状況に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、仕向け地ごとに異なる通信仕様
に対応可能な無線送受信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は無線
送受信装置に関する。この装置は、高周波受信信号を中
間周波数受信信号に変換する受信側周波数変換部と、前
記中間周波数受信信号を直交復調して受信データを出力
する直交復調部とを含む無線受信部と、送信データを直
交変調して中間周波数送信信号を出力する直交変調部
と、前記中間周波数送信信号を高周波送信信号に変換す
る送信側周波数変換部とを含む無線送信部と、前記受信
側周波数変換部および前記送信側周波数変換部に対し
て、周波数変換に用いられる所定の周波数のローカル信
号を供給し、前記直交復調部および直交変調部に対し
て、直交変復調に用いられる所定の周波数の搬送波信号
を供給する信号供給部とを含み、前記信号供給部は、仕
向け地によって異なる発振周波数を外部から設定される
ことにより、仕向け地ごとに異なる周波数の前記ローカ
ル信号および前記搬送波信号を供給すると共に、仕向け
地によって外部から異なる発振周波数を設定可能な第1
および第2の発振器を含み、第1の仕向け地に対しては
第1の仕向け地用の発振周波数に設定された第1の発振
器による周波数の前記ローカル信号を前記受信側周波数
変換部および前記送信側周波数変換部に供給し、第2の
仕向け地に対しては第2の仕向け地用の発振周波数に設
定された第1および第2の発振器による周波数の前記ロ
ーカル信号をそれぞれ前記受信側周波数変換部および前
記送信側周波数変換部に供給することを特徴とする。
【0007】ここでいう「仕向け地」とは、この装置の
出荷先だけでなく、この装置がユーザによって実際に利
用される場所を含む。また「仕向け地ごとに異なる」と
いう場合、仕向け地ごとに通信の仕様や規格が異なるこ
とを意味し、たとえば利用可能な帯域などが異なること
を含む。
【0008】
【0009】前記無線受信部と前記無線送信部はそれぞ
れ異なるICに実装され、前記信号供給部はこれら2つ
のICにまたがる形で実装されており、前記第1の発振
器は前記無線受信部が実装されたICに設けられ、前記
第2の発振器は前記無線送信部が実装されたICに設け
られ、前記無線送信部が実装されたICに設けられたセ
レクタにより前記ローカル信号の周波数を仕向け地に応
じて切り替えてもよい。
【0010】仕向け地に応じた発信周波数の切り替え
は、発振器の内部コンデンサ等を基板上に設けられたス
イッチ等により切り替えることによってなされてもよ
く、電気信号による命令で電気的に設定が切り替えられ
るものであってもよい。セレクタというとき、出荷時に
手動で基板上の設定を切り替えることの他、このように
電気的に命令信号を与えて切り替えることも含む。
【0011】前記信号供給部は、前記無線受信部が実装
されたICに設けられた所定の発振周波数を発振する第
3の発振器をさらに含み、前記第3の発振器による周波
数の搬送波信号と、仕向け地に応じた発振周波数が設定
された前記第2の発振器による周波数の搬送波信号とを
前記無線送信部が実装されたICに設けられたセレクタ
により仕向け地に応じて切り替えて前記直交復調部およ
び前記直交変調部で利用してもよい。
【0012】前記第3の発振器による周波数の搬送波信
号および前記第2の発振器による周波数の搬送波信号
は、仕向け地に応じて整数分の一の分周比の分周器によ
り分周された上で、前記直交復調部および前記直交変調
部において利用されてもよい。この分周比は1/2、1
/4のように、たとえばバイナリカウンタを利用するこ
とで容易に実現できる分周比であってもよい。
【0013】待ち受け時および受信時に、前記無線送信
部が実装されたICへの電力供給を遮断する電源制御部
をさらに含んでもよい。
【0014】
【0015】なお、以上の構成要素の任意の組み合わ
せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュー
タプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の
態様として有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】まず図2および図3を参照して、
仕向け地ごとの無線送受信装置の一般的な構成を説明す
る。次に図4を参照して、仕向け地ごとに切り替え可能
に構成された無線送受信装置を説明する。
【0017】図2は、日本向けの無線送受信装置の構成
図である。第1のVCO(電圧制御発振器)74、第2
のVCO72、デュアルPLL70を含む信号供給部
は、周波数変換と直交変復調に利用される信号を生成し
てダウンコンバータ部15、アップコンバータ部45、
直交復調部20、および直交変調部50に与える。図
中、アンプ17はいずれも、信号供給部が各部に供給す
る信号を有効にドライブできるようにバッファとして機
能する。
【0018】まず受信信号の処理を説明する。アンテナ
10から受信された高周波受信信号140はデュプレク
サ12を経由して、ダウンコンバータ部15に入力され
る。高周波受信信号140はゲイン制御型受信アンプ1
4で増幅され、バンドパスフィルタ13を通過し、ミキ
サ16によりローカル周波数信号150とミキシングさ
れ、中間周波数(IF)受信信号142に周波数変換さ
れる。受信された高周波受信信号140のレベルは、ゲ
イン制御型受信アンプ14および後述の直交復調部20
におけるゲイン制御型アンプ22のゲインを制御するこ
とにより適正なレベルに調整される。
【0019】デュアルPLL70と第2のVCO72
は、ミキサ16に供給するローカル周波数信号150を
生成する。デュアルPLL70のPLL制御のための基
準クロックは19.2MHzのTCXO(温度補償水晶
発振器)76から供給される。ここでローカル周波数の
値をLF、受信周波数の値をRF、IF周波数の値をI
Fとおくと、LF=RF−IFまたはLF=RF+IF
の関係がある。受信用のIF周波数として380MHz
を採用する場合、ダウンリンク周波数がW−CDMA方
式の仕様により2110MHz〜2170MHzの値を
取るから、ローカル周波数としては2490MHz〜2
550MHzの値を用いる。したがって第2のVCO7
2は2490MHz〜2550MHzの発振周波数に設
定され、その周波数のローカル周波数信号150が生成
される。
【0020】このようにして得られたIF受信信号14
2はさらに帯域380MHzの受信バンドパスフィルタ
18を通過後、直交復調部20で直交復調され、I−C
H信号(同相信号ともいう)144およびQ−CH信号
(直交信号ともいう)145に分離され出力される。こ
こで直交復調部20に入力されるIF受信信号142
は、雑音の影響を考慮して、基準信号152を用いた差
動形式にしているが、これは差動形式に限定する趣旨で
はない。
【0021】直交復調部20は、IF受信信号142を
ゲイン制御型アンプ22により増幅した後、第1のVC
O74から供給される760MHzの周波数の搬送波用
信号146を用いて直交復調して、I−CH受信信号1
44およびQ−CH受信信号145を出力する。搬送波
用信号146は、第1の分周器32により1/2の周波
数すなわち360MHzに変換され、cosωtの搬送
波を乗積する乗算器24および−sinωtの搬送波を
乗積する乗算器26により、IF受信信号142に乗積
される。さらにアンプ28、30により増幅された結
果、IF受信信号142はI−CH受信信号144およ
びQ−CH受信信号145に復調されて出力される。こ
れらの直交復調後の信号も基準信号154および155
を用いた差動形式にしているが、これも差動形式に限定
する趣旨ではない。
【0022】次に送信信号の処理を説明する。送信信号
はスプリッタにより2分割され、I−CH送信信号16
4およびQ−CH送信信号165として直交変調部50
に入力される。直交変調部50は、これらの信号を第1
のVCO74から供給される760MHzの周波数の搬
送波用信号147を用いて直交変調し、ゲイン制御型ア
ンプ52により増幅してIF送信信号162を出力す
る。搬送波用信号147は、第2の分周器62により3
/4の周波数すなわち570MHzに変換され、cos
ωtの搬送波を乗積する乗算器54および−sinωt
の搬送波を乗積する乗算器56により、それぞれI−C
H送信信号164およびQ−CH送信信号165に乗積
される。その結果、I−CH送信信号164およびQ−
CH送信信号165はIF送信信号162に変調され
る。IF送信信号162、I−CH送信信号164およ
びQ−CH送信信号165を差動形式にしているのは受
信の場合と同様である。
【0023】このようにして得られたIF送信信号16
2はさらに帯域570MHzの送信バンドパスフィルタ
48を通過後、アップコンバータ部45に入力される。
IF送信信号162はミキサ46によりローカル周波数
信号151とミキシングされ、バンドパスフィルタ43
を通過し、ゲイン制御型送信アンプ44で増幅されて、
高周波送信信号160に周波数変換される。
【0024】前述のようにデュアルPLL70と第2の
VCO72により2490MHz〜2550MHzのロ
ーカル周波数信号151がミキサ46に供給されるた
め、得られる高周波送信信号160の周波数は1920
MHz〜1980MHzの値を取り、W−CDMA方式
の仕様で規定されるアップリンク周波数の帯域に合致す
るものとなる。
【0025】高周波送信信号160はパワーアンプ34
により出力レベルが上げられ、カプラ36、アイソレー
タ38、およびデュプレクサ12を経由してアンテナ1
0から送信される。カプラ36は高周波送信信号160
の出力レベルをモニタするパワーモニタのために設けら
れており、高周波送信信号160の中からごく一部の信
号成分を取り出して検波し、送信出力のレベルをモニタ
する。基地局から送信出力レベルを調整するよう指示さ
れた場合、モニタされた送信出力レベルを参考にして、
アップコンバータ回路45におけるゲイン制御型送信ア
ンプ44および直交変調部50におけるゲイン制御型ア
ンプ52のゲインを制御して適正な出力レベルに調整す
る。アイソレータ38はパワーアンプ34の出力インピ
ーダンスを一定に保ち、発振を防止するために設けられ
る。
【0026】なお、受信バンドパスフィルタ18と送信
バンドパスフィルタ48の帯域をそれぞれ380MH
z、570MHzとして、IF受信信号142、IF送
信信号162の周波数をそれぞれ380MHz、570
MHzと定めたが、これは設計上の値であり、最終的に
高周波送受信信号の周波数の差が190MHzとなれば
よい。たとえば次に述べる欧州向けの無線送受信装置の
場合と同様に、190MHzと380MHzを用いるこ
とも考えられるが、日本では190MHzの周波数帯域
は、ある地域の商用放送の周波数帯域とぶつかるため使
用することができない。このように仕向け地において利
用可能な周波数帯域が異なり、仕向け地に応じた設計が
要求されることがある。
【0027】図3は、欧州向けの無線送受信装置の構成
図である。図2の日本向けの無線受信装置と同一の構成
および動作については説明を省き、異なる構成と動作に
ついて説明する。W−CDMA方式の欧州仕様ではダウ
ンリンク周波数とアップリンク周波数の差が190MH
zとは限られないため、ダウンコンバータ部15のミキ
サ16に与えられるローカル周波数信号150と、アッ
プコンバータ部45のミキサ46に与えられるローカル
周波数信号151の周波数を異ならせる必要がある。こ
のためにダウンコンバータ部15用のローカル周波数信
号150を生成する第2のVCO88と、アップコンバ
ータ部45用のローカル周波数信号150を生成する第
3のVCO90とが別個に設けられる。PLL回路80
は、第1、第2および第3のVCO74、88、90の
それぞれの発振周波数を安定させるための第1、第2お
よび第3のPLL82、84、86を含み、TCXO7
6からPLL制御のための基準クロックが供給される。
【0028】受信用のIF周波数として190MHzを
採用する場合、2110MHz〜2170MHzのダウ
ンリンク周波数に対して、ローカル周波数としては23
00MHz〜2360MHzの値を用いる。そこで第2
のVCO88の発振周波数は2300MHz〜2360
MHzに設定され、第2のPLL84および第2のVC
O88によりその周波数のローカル周波数信号150が
生成される。一方、送信用のIF周波数として380M
Hzを採用する場合、1920MHz〜1980MHz
のアップリンク周波数になるように、ローカル周波数と
して1540MHz〜1600MHzの値を用いる。そ
こで第3のVCO90の発振周波数は1540MHz〜
1600MHzに設定され、第3のPLL86および第
3のVCO90によりその周波数のローカル周波数信号
151が生成される。
【0029】ダウンコンバータ部15が出力するIF受
信信号142は帯域190MHzの受信バンドパスフィ
ルタ18を通過し、直交復調部20に入力される。第1
のPLL82および第1のVCO74から供給される7
60MHzの周波数の搬送波用信号146は第1の分周
器33により1/4の周波数すなわち190MHzに変
換され、cosωtの搬送波を乗積する乗算器24およ
び−sinωtの搬送波を乗積する乗算器26により、
IF受信信号142に乗積され、最終的にI−CH受信
信号144およびQ−CH受信信号145に復調され
る。
【0030】一方、直交変調部50に入力されたI−C
H送信信号164およびQ−CH送信信号165は、第
1のVCO74から供給される760MHzの周波数の
搬送波用信号147を用いて直交変調される。搬送波用
信号147は第2の分周器63により1/2の周波数す
なわち380MHzに変換され、cosωtの搬送波を
乗積する乗算器54および−sinωtの搬送波を乗積
する乗算器56により、I−CH送信信号164および
Q−CH送信信号165に乗積され、最終的にIF送信
信号162に変調される。IF送信信号162は帯域3
80MHzの送信バンドパスフィルタ48を通過し、ア
ップコンバータ部45に入力される。
【0031】図4は、日欧共用型の無線送受信装置の構
成図である。日本仕様ではダウンリンク周波数とアップ
リンク周波数の差が固定であるため、図2に示したよう
に、第2のVCO72から生成される同一周波数のロー
カル周波数信号150、151をダウンコンバータ部1
5とアップコンバータ部45の両方に与えた。一方欧州
仕様ではダウンリンク周波数とアップリンク周波数の差
が可変であるため、図3に示したように、第2のVCO
88および第3のVCO90から生成される異なる周波
数のローカル周波数信号150、151をそれぞれダウ
ンコンバータ部15とアップコンバータ部45に与え
た。図4の日欧共用型の無線送受信装置では外部からセ
レクタにより仕向け地に応じて発振周波数を切り替える
ことの可能な第2のVCO106および第3のVCO1
08を設けて、日本向けにはその内一方の第2のVCO
106を用いて同一周波数のローカル周波数信号15
0、151Jをダウンコンバータ部15とアップコンバ
ータ部45の両方に用い、欧州向けには第2のVCO1
06および第3のVCO108の両方を用いて異なる二
つの周波数のローカル周波数信号150、151Eを生
成して、それぞれダウンコンバータ部15とアップコン
バータ部45に用いる。
【0032】同図を参照して具体的な構成を説明する。
日欧共用型の無線送受信装置は、無線受信部200と無
線送信部202を含み、それぞれが異なるICに実装さ
れる。第1、第2、第3のVCO74、106、10
8、および第1、第2、第3のPLL102、100、
104を含む信号供給部は、無線受信部200が実装さ
れたICと無線送信部202が実装されたICとにまた
がって実装される。
【0033】無線受信部200が実装されたICには、
ダウンコンバートに用いるローカル周波数信号150を
生成するための第2のPLL100と第2のVCO10
6が実装される。この第2のVCO106は仕向け地に
応じてセレクタにより内部コンデンサ等を切り替えて発
振周波数の範囲を切り替えることが可能に構成される。
日本向けの場合、2490MHz〜2550MHzの発
振周波数に設定され、欧州向けの場合、2300MHz
〜2360MHzの発振周波数に設定される。
【0034】無線送信部202が実装されたICには、
ローカル周波数信号151Eまたは搬送波用信号147
Jを生成するための第3のPLL104と第3のVCO
108が実装される。この第3のVCO108も仕向け
地に応じて発振周波数の範囲の切り替えが可能であり、
日本向けの場合、1140MHzの発振周波数に設定さ
れ、欧州向けの場合、1540MHz〜1600MHz
の発振周波数に設定される。この第3のVCO108か
ら生成される周波数信号は、後述のように第1のスイッ
チ120および第2のスイッチ122より切り替えられ
ることにより、欧州向けの場合はアップコンバート用に
用いられ、日本向けの場合は直交変調用に用いられる。
【0035】無線受信部200が実装されたICには、
さらに搬送波用信号146、147Eを生成するための
第1のPLL102と第1のVCO74が実装される。
第1のVCO74は760MHzの発振周波数の信号を
生成する。生成された搬送波用信号146は無線受信部
200における直交復調に用いられる。また後述のよう
に第2のスイッチ122により欧州向けに切り替えられ
た場合、無線送信部202にも搬送波用信号147Eを
供給し、無線送信部202における直交変調にも用いら
れる。
【0036】無線受信部200におけるIF受信信号1
42のフィルタリングに用いられる受信バンドパスフィ
ルタ18は、日本向けには380MHz、欧州向けには
190MHzの通過帯域となるように構成される。たと
えば、日本向けの380MHzの通過帯域のフィルタ
と、欧州向けの190MHzのフィルタとを並列接続
し、アイソレーションのためにトラップ回路を設けた構
成とする。また別の構成として、日本向けの380MH
zの通過帯域のフィルタと、欧州向けの190MHzの
フィルタとをスイッチで切り替えられるように構成して
もよい。無線送信部202におけるIF送信信号162
のフィルタリングに用いられる送信バンドパスフィルタ
48も、受信バンドパスフィルタ18と同様の構成によ
り、日本向けには570MHz、欧州向けには380M
Hzの通過帯域となるように設定可能に構成される。
【0037】次にセレクタにより日本向けまたは欧州向
けに設定された場合のそれぞれの信号処理の流れを説明
する。まず日本向けに設定された場合を説明する。図2
および図3の説明と重複する部分は適宜省略しながら説
明する。ダウンコンバータ部15に入力される高周波受
信信号140はミキサ16によりローカル周波数信号1
50とミキシングされ、IF受信信号142に周波数変
換される。ここでローカル周波数信号150は、日本向
けの発振周波数が設定された第2のVCO106から生
成され、2490MHz〜2550MHzの周波数をも
つ。
【0038】こうして得られたIF受信信号142はさ
らに日本向けの帯域380MHzに設定された受信バン
ドパスフィルタ18を通過後、直交復調部20で直交復
調される。直交復調部20において、IF受信信号14
2は搬送波用信号146を乗積されてI−CH受信信号
144およびQ−CH受信信号145に復調される。搬
送波用信号146は、760MHzの第1のVCO74
から生成され、第1の分周器35に入力される。第1の
分周器35はセレクタによる切り替えで入力された信号
を仕向け地に応じて2分周または4分周の周波数に分周
することができる。第1の分周器35はたとえば2分周
の分周回路を2段重ねる形で構成され、1段目の分周回
路から2分周の周波数の信号を取り出すか、2段目の分
周回路から4分周の周波数の信号を取り出すかを外部の
セレクタにより切り替え設定可能に構成される。日本向
けの場合は2分周に、欧州向けの場合は4分周に設定さ
れる。いま、第1の分周器35は日本向けに2分周に設
定されており、搬送波用信号146は1/2の周波数す
なわち380MHzに変換されて、IF受信信号142
に乗積される。
【0039】一方、送信信号については、I−CH送信
信号164およびQ−CH送信信号165が直交変調部
50に入力され、搬送波が乗積されて直交変調される
が、直交変調部50で用いられる搬送波用信号は第2の
スイッチ122により仕向け地に応じて切り替えられる
ように構成される。日本向けの場合、第2のスイッチ1
22は左側の端子Jに切り替えられており、日本向けに
1140MHzの発振周波数に設定された第3のVCO
108から生成される搬送波用信号147Jが直交変調
部50に入力され、第2の分周器63により1/2の周
波数すなわち570MHzに変換され、I−CH送信信
号164およびQ−CH送信信号165に乗積される。
その結果、これらの信号はIF送信信号162に変調さ
れ、日本向けに570MHzに設定された送信バンドパ
スフィルタ48を通過し、アップコンバータ部45に入
力される。IF送信信号162はミキサ46によりロー
カル周波数信号とミキシングされて高周波送信信号16
0に周波数変換される。このとき第1のスイッチ120
は日本向けに左側の端子Jに切り替えられており、日本
向けに発振周波数が2490MHz〜2550MHzに
設定された第2のVCO106が生成されるローカル周
波数信号151Jがミキサ46に与えられてIF送信信
号162にミキシングされる。
【0040】次に欧州向けに設定された場合の信号処理
の流れを説明する。高周波受信信号140はミキサ16
によりローカル周波数信号150とミキシングされ、I
F受信信号142に周波数変換される。このときのロー
カル周波数信号150は、欧州向けの発振周波数が設定
された第2のVCO106から生成され、2300MH
z〜2360MHzの周波数をもつ。
【0041】こうして得られたIF受信信号142はさ
らに欧州向けの帯域190MHzに設定された受信バン
ドパスフィルタ18を通過後、直交復調部20で直交復
調される。IF受信信号142に乗積される搬送波用信
号146は、760MHzの第1のVCO74から生成
され、第1の分周器35に入力される。今、第1の分周
器35は前述のセレクタによる切り替えで欧州向けに1
/4の周波数信号を取り出すように設定されており、搬
送波用信号146は190MHzに変換されて、IF受
信信号142に乗積される。
【0042】一方、送信信号については、I−CH送信
信号164およびQ−CH送信信号165が直交変調部
50に入力され、搬送波が乗積されて直交変調される
が、直交変調部50で用いられる搬送波用信号は前述の
ように第2のスイッチ122により切り替えられる。欧
州向けの場合、第2のスイッチ122は右側の端子Eに
切り替えられており、無線受信部200に実装された7
60MHzの発振周波数に設定された第1のVCO74
から生成される搬送波用信号147Eが直交変調部50
に入力され、第2の分周器63により1/2の周波数す
なわち380MHzに変換され、I−CH送信信号16
4およびQ−CH送信信号165に乗積される。その結
果、これらの信号はIF送信信号162に変調され、欧
州向けに380MHzに設定された送信バンドパスフィ
ルタ48を通過し、アップコンバータ部45に入力され
る。IF送信信号162はミキサ46によりローカル周
波数信号とミキシングされて高周波送信信号160に周
波数変換される。このとき第1のスイッチ120は欧州
向けに右側の端子Eに切り替えられており、欧州向けに
発振周波数が1540MHz〜1600MHzに設定さ
れた第3のVCO108から生成されるローカル周波数
信号151Eがミキサ46に与えられてIF送信信号1
62にミキシングされる。
【0043】以上述べたように、無線受信部200が実
装されたICと無線送信部202が実装されたICにそ
れぞれ仕向け地ごとの発振周波数の外部設定が可能な第
2のVCO106および第3のVCO108が実装さ
れ、さらに無線受信部200が実装されたICには固定
された発振周波数の第1のVCO74が実装される。周
波数変換部すなわちダウンコンバータ部15とアップコ
ンバータ部45に着目すると、第1のスイッチ120の
切り替えにより、日本向けの設定では、日本仕様に合わ
せて発振周波数の設定された第2のVCO106からの
同一周波数のローカル周波数信号150、151Jが周
波数変換に利用され、欧州向けの設定では、欧州仕様に
合わせて異なる発振周波数の設定された第2のVCO1
06および第3のVCO108からの異なる二つの周波
数のローカル周波数信号150、151Eが周波数変換
に利用される。
【0044】一方、直交復調部20と直交変調部50に
着目すると、第2のスイッチ122の切り替えおよび第
1の分周器35の分周比の切り替えにより仕向け地に応
じて以下の処理動作が行われる。すなわち日本向けの設
定の場合、直交復調部20では第1のVCO74からの
搬送波信号が第1の分周器35により1/2の周波数に
分周されて利用され、直交変調部50では第3のVCO
108からの搬送波信号が第2の分周器63により1/
2の周波数に分周されて利用される。欧州向けの設定の
場合、直交復調部20では第1のVCO74からの搬送
波信号が第1の分周器35により1/4の周波数に分周
されて利用され、直交変調部50でも第1のVCO74
からの搬送波信号が第2の分周器63により1/2の周
波数に分周されて利用される。
【0045】ここで、第1の分周器35と第2の分周器
63のいずれも入力信号を整数分の一の分周比で分周し
ている。さらにこの分周比は1/2と1/4であり、2
分周回路を多段構成することで容易に実現できる。図2
に示した日本向けの無線送受信装置では、直交変調部5
0において3/4の分周比の分周器を利用した。それに
比べて、日欧共用型の無線送受信装置では、直交復調部
20、直交変調部50ともに分周比がこのような簡単な
整数の逆数であるため、分周器の回路構成が簡易になる
という利点がある。
【0046】無線受信部200および無線送信部202
への電力供給について説明する。受信信号の処理におい
ては、無線受信部200が実装されたICに設けられた
第1、第2のVCO74、106、および第1、第2の
PLL102、100に電力を供給しなければならない
が、無線送信部202が実装されたICに設けられた第
3のVCO108および第3のPLL104については
電力を遮断してもよい。そこで後述の電源制御部240
は、待ち受け時および受信時には、無線送信部202が
実装されたICの電源をOFFにするように電源のON
/OFF制御を行う。なお、無線受信部200が実装さ
れたICについては、待ち受け状態のときは受信信号を
検知するために、ある一定間隔で電源をONにして電力
を供給し、受信時には電源をONにしたまま電力を維持
するように構成する。
【0047】一方、送信信号の処理においては、日本向
けの場合、無線受信部200に実装された第2のVCO
106からの信号を周波数変換のため必要とし、欧州向
けの場合、無線受信部200に実装された第1のVCO
74からの信号を直交復調のため必要とするため、無線
送信部202が実装されたICの電源をONにするだけ
でなく、無線受信部200が実装されたICの電源をO
Nにして、無線受信部200に実装された第1、第2の
VCO74、106および第1、第2のPLL102、
100にも電力を供給しなければならない。そこで電源
制御部240は送信の際、無線送信部202が実装され
たICの電源をONにする制御を行い、無線受信部20
0が実装されたICは受信時だけでなく送信時も電力が
供給されるように構成する。
【0048】このように無線受信部200と無線送信部
202が実装されたICを別構成にし、受信時には、無
線送信部202への電力供給を必要としない構成とした
ため、待ち受け時と受信時には無線送信部202が実装
されたICの電源をOFFにして、無線送信部202が
実装されたICに設けられた第3のVCO108、第3
のPLL104、およびアンプ17に与える電力を節約
することができる。
【0049】図5は、図4の無線受信部200および無
線送信部202を用いた携帯電話機の構成図である。電
源制御部240は、待ち受け時および受信時に無線送信
部202が実装されたICの電源242をOFFにし、
送信時にONにする電源制御を行う。無線受信部200
が実装されたICの電源241は受信時および送信時の
いずれにおいてもONになり、待ち受け時には受信信号
を感知するために一定間隔でONになるよう構成され
る。ベースバンド信号処理部210は、無線受信部20
0が出力するI−CH受信信号144、Q−CH受信信
号145を受け取り、それらのベースバンド信号に対し
て逆拡散処理を施し、復調されたデータを制御部220
へ出力する。制御部220は、復調データに所定の処理
を施してスピーカ230またはLCD232に出力す
る。入力部234はキーパッドなどによりユーザが入力
するデータを受けつけ、制御部220に供給する。マイ
ク236はユーザの音声を捉えて制御部220に供給す
る。制御部220に入力されたデータは所定の処理が施
されて送信データとしてベースバンド信号処理部210
に供給される。ベースバンド信号処理部210は送信デ
ータに対して拡散処理を行い、拡散変調された信号をス
プリッタにより2分してI−CH送信信号164および
Q−CH送信信号165として無線送信部202に供給
する。
【0050】以上述べたように、本実施形態では、外部
から日欧いずれかの仕向け地に合わせて発振器の発振周
波数を切り替え、発振器から供給される信号の入力経路
を切り替えることにより、日欧のいずれにも対応できる
共用型の無線送受信装置を提供し、開発、製造コストの
削減を図ることができる。またこのように仕向け地によ
り切り替え可能に構成された無線送受信装置を携帯電話
機に用いることにより、仕向け地ごとの携帯電話機を容
易に設計、製造することができる。
【0051】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可
能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあるこ
とは当業者に理解されるところである。
【0052】そのような変形例として、発振周波数、分
周比、入力経路等の仕向けに応じた切り替えは、回路基
板に設けられたセレクタを出荷時に手動で切り替えるこ
とによってなされてもよいが、この切り替えは外部から
の電気信号により電気的に行うことも可能である。たと
えば0の信号を与えたときは日本向けの設定に、1の信
号を与えたときは欧州向けの設定に切り替わるようにス
イッチ回路を構成し、0/1の信号を外部から、または
ソフトウエアの設定によって与えるようにしてもよい。
このような電気信号により切り替え可能な無線送受信装
置を携帯電話機に実装した場合、切り替えのための信号
はユーザのモード切り替え指示に基づいて与えられても
よい。これによりユーザは日本向け、欧州向けなどに携
帯電話機のモードを切り替えるだけで携帯電話機を海外
で使用することができるようになり、国際ローミングの
サービスを一つの携帯電話機で受けることが可能とな
る。
【0053】上記の説明では、日本および欧州を仕向け
地の例として挙げたが、仕向け地はこれに限定されな
い。また3以上の仕向け地に応じて切り替える構成にし
てもよい。また無線通信で利用される帯域は仕向け地の
他、通信方式の各種仕様や規格によっても異なることが
ある。このような場合、通信方式の仕様や規格に合わせ
て発振周波数や入力経路等を切り替える構成にしてもよ
い。
【0054】また、無線受信部200および無線送信部
202に設けられる発振器は、無線受信部200および
無線送信部202が実装されたICの基板に直接実装さ
れてもよく、これらのICの基板に対して外付けで提供
されてもよい。またPLLについてもこれらのICの基
板に実装する構成に限らず、発振器とPLLを別構成の
ICで構成し、無線受信部200および無線送信部20
2が実装されたICに信号を供給するように構成しても
よい。
【0055】また上記の説明では、本実施形態の無線受
信部200と無線送信部202を主に回路構成により説
明したが、これらの構成要素はハードウエアのみ、ソフ
トウエアのみ、またはそれらの組み合わせによって多種
多様の形で実現できることは当業者には理解されるとこ
ろである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、仕向け地に応じた仕様
に切り替え可能な無線送受信装置を提供し、製造コスト
を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)、(b)はそれぞれ日本仕様およ
び欧州仕様におけるアップリンク周波数およびダウンリ
ンク周波数の関係を示す図である。
【図2】 日本向けの無線送受信装置の構成図である。
【図3】 欧州向けの無線送受信装置の構成図である。
【図4】 日欧共用型の無線送受信装置の構成図であ
る。
【図5】 図4の無線送受信装置を用いた携帯電話機の
構成図である。
【符号の説明】
15 ダウンコンバータ部、 18 受信バンドパスフ
ィルタ、 20 直交復調部、 35 第1の分周器、
45 アップコンバータ部、 48 送信バンドパス
フィルタ、 50 直交変調部、 63 第2の分周
器、 74 第1のVCO、106 第2のVCO、
108 第3のVCO、 120 第1のスイッチ、
122 第2のスイッチ、 140 高周波受信信号、
142IF受信信号、 144 I−CH受信信号、
145 Q−CH受信信号、160 高周波送信信
号、 162 IF送信信号、 164 I−CH送信
信号、 165 Q−CH送信信号、 200 無線受
信部、 202 無線送信部、 210 ベースバンド
信号処理部、 220 制御部、 240 電源制御
部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波受信信号を中間周波数受信信号に
    変換する受信側周波数変換部と、 前記中間周波数受信信号を直交復調して受信データを出
    力する直交復調部とを含む無線受信部と、 送信データを直交変調して中間周波数送信信号を出力す
    る直交変調部と、 前記中間周波数送信信号を高周波送信信号に変換する送
    信側周波数変換部とを含む無線送信部と、 前記受信側周波数変換部および前記送信側周波数変換部
    に対して、周波数変換に用いられる所定の周波数のロー
    カル信号を供給し、前記直交復調部および直交変調部に
    対して、直交変復調に用いられる所定の周波数の搬送波
    信号を供給する信号供給部とを含み、 前記信号供給部は、仕向け地によって異なる発振周波数
    を外部から設定されることにより、仕向け地ごとに異な
    る周波数の前記ローカル信号および前記搬送波信号を供
    給すると共に、仕向け地によって外部から異なる発振周
    波数を設定可能な第1および第2の発振器を含み、第1
    の仕向け地に対しては第1の仕向け地用の発振周波数に
    設定された第1の発振器による周波数の前記ローカル信
    号を前記受信側周波数変換部および前記送信側周波数変
    換部に供給し、第2の仕向け地に対しては第2の仕向け
    地用の発振周波数に設定された第1および第2の発振器
    による周波数の前記ローカル信号をそれぞれ前記受信側
    周波数変換部および前記送信側周波数変換部に供給する
    ことを特徴とする無線送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記無線受信部と前記無線送信部はそれ
    ぞれ異なるICに実装され、前記信号供給部はこれら2
    つのICにまたがる形で実装されており、前記第1の発
    振器は前記無線受信部が実装されたICに設けられ、前
    記第2の発振器は前記無線送信部が実装されたICに設
    けられ、前記無線送信部が実装されたICに設けられた
    セレクタにより前記ローカル信号の周波数を仕向け地に
    応じて切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無
    線送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記信号供給部は、前記無線受信部が実
    装されたICに設けられた所定の発振周波数を発振する
    第3の発振器をさらに含み、前記第3の発振器による周
    波数の搬送波信号と、仕向け地に応じた発振周波数が設
    定された前記第2の発振器による周波数の搬送波信号と
    を、前記無線送信部が実装されたICに設けられたセレ
    クタにより仕向け地に応じて切り替えて前記直交復調部
    および前記直交変調部で利用することを特徴とする請求
    項2に記載の無線送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の発振器による周波数の搬送波
    信号および前記第2の発振器による周波数の搬送波信号
    は、仕向け地に応じて整数分の一の分周比の分周器によ
    り分周された上で、前記直交復調部および前記直交変調
    部において利用されることを特徴とする請求項3に記載
    の無線送受信装置。
  5. 【請求項5】 待ち受け時および受信時に、前記無線送
    信部が実装されたICへの電力供給を遮断する電源制御
    部をさらに含むことを特徴とする請求項2または3に記
    載の無線送受信装置。
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