JP2002176377A - 移動通信装置及び通信方法 - Google Patents
移動通信装置及び通信方法Info
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- JP2002176377A JP2002176377A JP2000370042A JP2000370042A JP2002176377A JP 2002176377 A JP2002176377 A JP 2002176377A JP 2000370042 A JP2000370042 A JP 2000370042A JP 2000370042 A JP2000370042 A JP 2000370042A JP 2002176377 A JP2002176377 A JP 2002176377A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源投入時や圏外待受時の処理を簡単化す
る。 【解決手段】 第2のBPF6は、移動通信装置100
が適用される移動体通信システムにおいて1つのチャネ
ルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通過帯域幅
を有している。復調器8は、第2のBPF6を通過して
自動利得制御回路7により増幅された中間周波数帯の受
信信号からベースバンド信号を復調する。第3のBPF
11は、第2のBPF6の通過帯域幅よりも狭い帯域幅
を有し、選択切換器5を介してミキサ3から受けた信号
をフィルタリング処理することにより、中間周波数帯の
受信信号を抽出する。信号強度測定器12は、第3のB
PF11を通過した信号の電力を検出するなどして、受
信信号の強度分布を特定する。
る。 【解決手段】 第2のBPF6は、移動通信装置100
が適用される移動体通信システムにおいて1つのチャネ
ルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通過帯域幅
を有している。復調器8は、第2のBPF6を通過して
自動利得制御回路7により増幅された中間周波数帯の受
信信号からベースバンド信号を復調する。第3のBPF
11は、第2のBPF6の通過帯域幅よりも狭い帯域幅
を有し、選択切換器5を介してミキサ3から受けた信号
をフィルタリング処理することにより、中間周波数帯の
受信信号を抽出する。信号強度測定器12は、第3のB
PF11を通過した信号の電力を検出するなどして、受
信信号の強度分布を特定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の周波数範
囲でチューニングすることにより、通信サービス圏内に
おいて提供されるチャネルを検出して通信を可能とする
移動通信装置に係り、特に、電源投入時や通信サービス
圏外に所在する時(圏外待受時)の処理を簡単化した移
動通信装置に関する。
囲でチューニングすることにより、通信サービス圏内に
おいて提供されるチャネルを検出して通信を可能とする
移動通信装置に係り、特に、電源投入時や通信サービス
圏外に所在する時(圏外待受時)の処理を簡単化した移
動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話機といった、無線信号を
送受信して通信を行う移動通信装置には、相手先との間
で通信を可能とするために、所定の周波数範囲でチュー
ニングして、予め定められた周波数に配置された制御チ
ャネル(止まり木チャネル)を受信できるか否かを判別
するものがある。
送受信して通信を行う移動通信装置には、相手先との間
で通信を可能とするために、所定の周波数範囲でチュー
ニングして、予め定められた周波数に配置された制御チ
ャネル(止まり木チャネル)を受信できるか否かを判別
するものがある。
【0003】例えば、図4に示すような構成を有する従
来の移動通信装置は、シンセサイザー15によって生成
されたローカル発振信号を利用して、ミキサ16及びB
PF(Band Pass Filter)17により受信信号をIF
(Intermediate Frequency)帯にダウンコンバートす
る。こののち、BPF17を通過したIF信号の電力、
あるいは、直交検波器等から構成される復調器19によ
り復調されたベースバンド信号の電力等に基づいて、所
定の周波数に配置された制御チャネルを受信できるか否
かを判別する。
来の移動通信装置は、シンセサイザー15によって生成
されたローカル発振信号を利用して、ミキサ16及びB
PF(Band Pass Filter)17により受信信号をIF
(Intermediate Frequency)帯にダウンコンバートす
る。こののち、BPF17を通過したIF信号の電力、
あるいは、直交検波器等から構成される復調器19によ
り復調されたベースバンド信号の電力等に基づいて、所
定の周波数に配置された制御チャネルを受信できるか否
かを判別する。
【0004】ここで、例えばPDC(Personal Digital
Cellular)やGSM(Global System for Mobile comm
unications)といった、いわゆる第2世代以前の移動体
通信システムでは、制御チャネルが配置される周波数は
数十種類規定されている。従って、第2世代以前の移動
体通信システムに適用される移動通信装置は、電源投入
時や圏外待受時に、シンセサイザー15によって生成さ
れるローカル発振信号の周波数を制御して、制御チャネ
ルが存在する可能性のある全ての周波数を探索する。こ
れにより、移動通信装置は、基地局との間で通信が可能
か否かを判別することができる。
Cellular)やGSM(Global System for Mobile comm
unications)といった、いわゆる第2世代以前の移動体
通信システムでは、制御チャネルが配置される周波数は
数十種類規定されている。従って、第2世代以前の移動
体通信システムに適用される移動通信装置は、電源投入
時や圏外待受時に、シンセサイザー15によって生成さ
れるローカル発振信号の周波数を制御して、制御チャネ
ルが存在する可能性のある全ての周波数を探索する。こ
れにより、移動通信装置は、基地局との間で通信が可能
か否かを判別することができる。
【0005】こうした従来の移動体通信システムでは、
通信方式として周波数分割多元接続方式(FDMA;Fr
equency Division Multiple Access)を採用していたこ
となどから、チャネルが存在しうる周波数の間隔は、1
つのチャネルが占める帯域幅と大きく異なることはなか
った。
通信方式として周波数分割多元接続方式(FDMA;Fr
equency Division Multiple Access)を採用していたこ
となどから、チャネルが存在しうる周波数の間隔は、1
つのチャネルが占める帯域幅と大きく異なることはなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いわゆる第3
世代の移動体通信システムであるIMT−2000(In
ternational Mobile Telecommunication-2000)では、
通信方式として符号分割多元接続方式(CDMA;Code
Division Multiple Access)が採用され、チャネルを
配置可能な周波数の間隔と、1つのチャネルに割り当て
られる帯域幅とが大きく異なることがある。
世代の移動体通信システムであるIMT−2000(In
ternational Mobile Telecommunication-2000)では、
通信方式として符号分割多元接続方式(CDMA;Code
Division Multiple Access)が採用され、チャネルを
配置可能な周波数の間隔と、1つのチャネルに割り当て
られる帯域幅とが大きく異なることがある。
【0007】すなわち、IMT−2000のシステムで
は、チャネルの中心周波数として設定される可能性のあ
る周波数位置が200kHzのステップで存在する一方
で、1つのチャネルに対しては5MHzの帯域幅を持つ
周波数範囲が割り当てられる。従って、IMT−200
0のシステムに適用される移動通信装置は、チャネルを
検出して初期同期を確立できるか否かを判別する際に、
通信実行時と同じ帯域幅で受信信号の強度を測定する
と、大まかな包絡線情報しか得ることができない。この
ため、チャネルの中心周波数として設定されうる周波数
の間隔に合わせた細かなステップ、例えば200kHz
のステップ、でチューニングして、それぞれの周波数に
て初期同期を確立するための処理を実行しなければなら
ず、電源投入時や圏外待受時の処理に多くの時間を要
し、消費電力が増大するという問題があった。
は、チャネルの中心周波数として設定される可能性のあ
る周波数位置が200kHzのステップで存在する一方
で、1つのチャネルに対しては5MHzの帯域幅を持つ
周波数範囲が割り当てられる。従って、IMT−200
0のシステムに適用される移動通信装置は、チャネルを
検出して初期同期を確立できるか否かを判別する際に、
通信実行時と同じ帯域幅で受信信号の強度を測定する
と、大まかな包絡線情報しか得ることができない。この
ため、チャネルの中心周波数として設定されうる周波数
の間隔に合わせた細かなステップ、例えば200kHz
のステップ、でチューニングして、それぞれの周波数に
て初期同期を確立するための処理を実行しなければなら
ず、電源投入時や圏外待受時の処理に多くの時間を要
し、消費電力が増大するという問題があった。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、電源投入時や圏外待受時の処理を簡単化し、
消費電力を低減することができる移動通信装置を、提供
することを目的とする。
のであり、電源投入時や圏外待受時の処理を簡単化し、
消費電力を低減することができる移動通信装置を、提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る移動通信装置は、スペ
クトラム拡散が施された信号を受信して、受信信号の強
度分布を特定し、特定した強度分布に基づいてチャネル
を検出して通信を実行するものであって、1つのチャネ
ルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通過帯域幅
を有し、受信信号をフィルタリングする第1のフィルタ
リング手段と、前記第1のフィルタリング手段よりも狭
い通過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第
2のフィルタリング手段と、前記第1のフィルタリング
手段を通過した信号からベースバンド信号を復調する復
調手段と、前記第2のフィルタリング手段を通過した信
号に基づいて受信信号の強度分布を特定する信号強度測
定手段とを備える、ことを特徴とする。
め、この発明の第1の観点に係る移動通信装置は、スペ
クトラム拡散が施された信号を受信して、受信信号の強
度分布を特定し、特定した強度分布に基づいてチャネル
を検出して通信を実行するものであって、1つのチャネ
ルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通過帯域幅
を有し、受信信号をフィルタリングする第1のフィルタ
リング手段と、前記第1のフィルタリング手段よりも狭
い通過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第
2のフィルタリング手段と、前記第1のフィルタリング
手段を通過した信号からベースバンド信号を復調する復
調手段と、前記第2のフィルタリング手段を通過した信
号に基づいて受信信号の強度分布を特定する信号強度測
定手段とを備える、ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、信号強度測定手段は、
ベースバンド信号を復調するために使用される第1のフ
ィルタリング手段よりも狭い通過帯域幅を有する第2の
フィルタリング手段を通過した信号に基づいて、受信信
号の強度分布を特定する。これにより、受信信号の詳細
な強度分布を特定することができ、電源投入時や圏外待
受時の処理を簡単化することができる。
ベースバンド信号を復調するために使用される第1のフ
ィルタリング手段よりも狭い通過帯域幅を有する第2の
フィルタリング手段を通過した信号に基づいて、受信信
号の強度分布を特定する。これにより、受信信号の詳細
な強度分布を特定することができ、電源投入時や圏外待
受時の処理を簡単化することができる。
【0011】例えば、無線周波数帯の受信信号を中間周
波数帯にダウンコンバートする周波数変換手段を備え、
前記第1及び第2のフィルタリング手段は、前記周波数
変換手段により中間周波数帯にダウンコンバートされた
受信信号をフィルタリングすることが望ましい。
波数帯にダウンコンバートする周波数変換手段を備え、
前記第1及び第2のフィルタリング手段は、前記周波数
変換手段により中間周波数帯にダウンコンバートされた
受信信号をフィルタリングすることが望ましい。
【0012】また、前記第1のフィルタリング手段と前
記第2のフィルタリング手段のうちのいずれか一方を選
択して、前記周波数変換手段により中間周波数帯にダウ
ンコンバートされた受信信号を供給する選択手段を備え
てもよい。
記第2のフィルタリング手段のうちのいずれか一方を選
択して、前記周波数変換手段により中間周波数帯にダウ
ンコンバートされた受信信号を供給する選択手段を備え
てもよい。
【0013】より具体的には、前記周波数変換手段は、
チャネルの中心周波数が設定されうる周波数の間隔で発
振周波数を切換可能なローカル発振信号を生成する発振
信号生成手段を備え、前記第2のフィルタリング手段
は、前記発振信号生成手段における発振周波数の切換ス
テップと同程度の通過帯域幅を有することが望ましい。
チャネルの中心周波数が設定されうる周波数の間隔で発
振周波数を切換可能なローカル発振信号を生成する発振
信号生成手段を備え、前記第2のフィルタリング手段
は、前記発振信号生成手段における発振周波数の切換ス
テップと同程度の通過帯域幅を有することが望ましい。
【0014】この発明の第2の観点に係る移動通信装置
は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受信
信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づいて
チャネルを検出して通信を実行するものであって、1つ
のチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通
過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第1の
フィルタリング手段と、前記第1のフィルタリング手段
を通過した信号からベースバンド信号を復調する復調手
段と、前記第1のフィルタリング手段よりも狭い通過帯
域幅を有し、前記復調手段により復調されたベースバン
ド信号をフィルタリングする第2のフィルタリング手段
と、前記第2のフィルタリング手段を通過した信号に基
づいて受信信号の強度分布を特定する信号強度測定手段
とを備える、ことを特徴とする。
は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受信
信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づいて
チャネルを検出して通信を実行するものであって、1つ
のチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一の通
過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第1の
フィルタリング手段と、前記第1のフィルタリング手段
を通過した信号からベースバンド信号を復調する復調手
段と、前記第1のフィルタリング手段よりも狭い通過帯
域幅を有し、前記復調手段により復調されたベースバン
ド信号をフィルタリングする第2のフィルタリング手段
と、前記第2のフィルタリング手段を通過した信号に基
づいて受信信号の強度分布を特定する信号強度測定手段
とを備える、ことを特徴とする。
【0015】また、この発明の第3の観点に係る通信方
法は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受
信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づい
てチャネルを検出して通信を実行するための方法であっ
て、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に
同一の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1
のフィルタリングステップと、前記第1のフィルタリン
グステップにおける通過帯域幅よりも狭い通過帯域幅で
受信信号をフィルタリングする第2のフィルタリングス
テップと、前記第1のフィルタリングステップにてフィ
ルタリングした信号からベースバンド信号を復調する復
調ステップと、前記第2のフィルタリングステップにて
フィルタリングした信号に基づいて受信信号の強度分布
を特定する信号強度測定ステップとを備える、ことを特
徴とする。
法は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受
信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づい
てチャネルを検出して通信を実行するための方法であっ
て、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に
同一の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1
のフィルタリングステップと、前記第1のフィルタリン
グステップにおける通過帯域幅よりも狭い通過帯域幅で
受信信号をフィルタリングする第2のフィルタリングス
テップと、前記第1のフィルタリングステップにてフィ
ルタリングした信号からベースバンド信号を復調する復
調ステップと、前記第2のフィルタリングステップにて
フィルタリングした信号に基づいて受信信号の強度分布
を特定する信号強度測定ステップとを備える、ことを特
徴とする。
【0016】また、この発明の第4の観点に係る通信方
法は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受
信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づい
てチャネルを検出して通信を実行するための方法であっ
て、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に
同一の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1
のフィルタリングステップと、前記第1のフィルタリン
グステップにてフィルタリングした信号からベースバン
ド信号を復調する復調ステップと、前記第1のフィルタ
リングステップにおける通過帯域幅よりも狭い通過帯域
幅で、前記復調ステップにて復調したベースバンド信号
をフィルタリングする第2のフィルタリングステップ
と、前記第2のフィルタリングステップにてフィルタリ
ングした信号に基づいて受信信号の強度分布を特定する
信号強度測定ステップとを備える、ことを特徴とする。
法は、スペクトラム拡散が施された信号を受信して、受
信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に基づい
てチャネルを検出して通信を実行するための方法であっ
て、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に
同一の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1
のフィルタリングステップと、前記第1のフィルタリン
グステップにてフィルタリングした信号からベースバン
ド信号を復調する復調ステップと、前記第1のフィルタ
リングステップにおける通過帯域幅よりも狭い通過帯域
幅で、前記復調ステップにて復調したベースバンド信号
をフィルタリングする第2のフィルタリングステップ
と、前記第2のフィルタリングステップにてフィルタリ
ングした信号に基づいて受信信号の強度分布を特定する
信号強度測定ステップとを備える、ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動通信装置について詳細に説明
する。図1は、この発明の実施の形態に係る移動通信装
置100の構成を示す図である。この移動通信装置10
0は、例えばIMT−2000(International Mobile
Telecommunication-2000)のシステムといった、移動体
通信システムに適用され、スペクトラム拡散が施された
信号を受信する。
明の実施の形態に係る移動通信装置について詳細に説明
する。図1は、この発明の実施の形態に係る移動通信装
置100の構成を示す図である。この移動通信装置10
0は、例えばIMT−2000(International Mobile
Telecommunication-2000)のシステムといった、移動体
通信システムに適用され、スペクトラム拡散が施された
信号を受信する。
【0018】移動通信装置100は、図1に示すよう
に、LNA(Low Noise Amplifier)1と、第1のBP
F(Band Pass Filter)2と、ミキサ3と、シンセサイ
ザー4と、選択切換器5と、第2のBPF6と、自動利
得制御回路7と、復調器8と、ローカル発振器9と、受
信処理回路10と、第3のBPF11と、信号強度測定
器12とを備えて構成される。
に、LNA(Low Noise Amplifier)1と、第1のBP
F(Band Pass Filter)2と、ミキサ3と、シンセサイ
ザー4と、選択切換器5と、第2のBPF6と、自動利
得制御回路7と、復調器8と、ローカル発振器9と、受
信処理回路10と、第3のBPF11と、信号強度測定
器12とを備えて構成される。
【0019】LNA1は、無線周波数帯の受信信号を増
幅するための増幅回路である。例えば、LNA1は、ア
ンテナスイッチの切換動作などにより、送信系統と共用
するアンテナにて得られた受信信号を所定の利得で増幅
して、第1のBPF2に送る。
幅するための増幅回路である。例えば、LNA1は、ア
ンテナスイッチの切換動作などにより、送信系統と共用
するアンテナにて得られた受信信号を所定の利得で増幅
して、第1のBPF2に送る。
【0020】第1のBPF2は、無線周波数帯の受信信
号をフィルタリング処理するためのものである。例え
ば、第1のBPF2は、IMT−2000の規格に準拠
して無線信号を受信可能とするため、2110MHz〜
2170MHzの60MHzを通過帯域として、受信信
号をフィルタリングする。
号をフィルタリング処理するためのものである。例え
ば、第1のBPF2は、IMT−2000の規格に準拠
して無線信号を受信可能とするため、2110MHz〜
2170MHzの60MHzを通過帯域として、受信信
号をフィルタリングする。
【0021】ミキサ3は、第1のBPF2によりフィル
タリングされた受信信号と、シンセサイザー4により生
成されたローカル発振信号とを乗積するためのものであ
る。
タリングされた受信信号と、シンセサイザー4により生
成されたローカル発振信号とを乗積するためのものであ
る。
【0022】シンセサイザー4は、所定の周波数範囲内
で発振周波数を切換可能な発振回路であり、無線周波数
帯の受信信号を中間周波数(IF;Intermediate Frequ
ency)帯に変換するためのローカル発振信号を生成す
る。例えば、シンセサイザー4は、200kHzステッ
プで発振周波数を切換可能であり、1チャネル分の周波
数範囲にて伝送された信号が第2のBPF6を通過する
ように、受信信号の周波数を変換するためのローカル発
振信号を生成する。
で発振周波数を切換可能な発振回路であり、無線周波数
帯の受信信号を中間周波数(IF;Intermediate Frequ
ency)帯に変換するためのローカル発振信号を生成す
る。例えば、シンセサイザー4は、200kHzステッ
プで発振周波数を切換可能であり、1チャネル分の周波
数範囲にて伝送された信号が第2のBPF6を通過する
ように、受信信号の周波数を変換するためのローカル発
振信号を生成する。
【0023】選択切換器5は、例えば半導体スイッチ等
から構成され、第2のBPF6と第3のBPF11のい
ずれかを選択して、ミキサ3から送られた信号を供給す
るためのものである。
から構成され、第2のBPF6と第3のBPF11のい
ずれかを選択して、ミキサ3から送られた信号を供給す
るためのものである。
【0024】第2のBPF6は、選択切換器5を介して
ミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理すること
により、中間周波数帯に変換された受信信号を得るため
のものである。ここで、第2のBPF6は、この移動通
信装置100が適用される移動体通信システムにて1つ
のチャネルに割り当てられる帯域幅と同一の通過帯域
幅、例えば、5MHzの通過帯域幅、を有している。な
お、ここでの通過帯域幅は、1つのチャネルに割り当て
られる帯域幅と厳密な意味で同一である必要はなく、こ
の移動通信装置100が通信を実行するに際して支障が
ない程度に、実質的に同一であればよい。
ミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理すること
により、中間周波数帯に変換された受信信号を得るため
のものである。ここで、第2のBPF6は、この移動通
信装置100が適用される移動体通信システムにて1つ
のチャネルに割り当てられる帯域幅と同一の通過帯域
幅、例えば、5MHzの通過帯域幅、を有している。な
お、ここでの通過帯域幅は、1つのチャネルに割り当て
られる帯域幅と厳密な意味で同一である必要はなく、こ
の移動通信装置100が通信を実行するに際して支障が
ない程度に、実質的に同一であればよい。
【0025】自動利得制御回路7は、第2のBPF6を
通過した信号を利得可変で増幅し、所定の振幅を有する
信号とするためのものである。
通過した信号を利得可変で増幅し、所定の振幅を有する
信号とするためのものである。
【0026】復調器8は、例えば1/2移相器やミキサ
を含んだ直交検波器等から構成され、ローカル発振器9
から受けたローカル発振信号を利用して、自動利得制御
回路7により増幅された中間周波数帯の受信信号からベ
ースバンド信号を復調するためのものである。
を含んだ直交検波器等から構成され、ローカル発振器9
から受けたローカル発振信号を利用して、自動利得制御
回路7により増幅された中間周波数帯の受信信号からベ
ースバンド信号を復調するためのものである。
【0027】ローカル発振器9は、復調器8が中間周波
数帯の受信信号からベースバンド信号を復調するための
ローカル発振信号を生成する。
数帯の受信信号からベースバンド信号を復調するための
ローカル発振信号を生成する。
【0028】受信処理回路10は、複数のフィンガ受信
機、RAKE合成器等から構成され、復調器8により復
調されたベースバンド信号を逆拡散して、情報シンボル
を復号するためのものである。受信処理回路10は、復
号した情報シンボルをマイクロプロセッサに送るなどし
て出力する。
機、RAKE合成器等から構成され、復調器8により復
調されたベースバンド信号を逆拡散して、情報シンボル
を復号するためのものである。受信処理回路10は、復
号した情報シンボルをマイクロプロセッサに送るなどし
て出力する。
【0029】第3のBPF11は、選択切換器5を介し
てミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理するこ
とにより、中間周波数帯に変換された受信信号を得るた
めのものである。ここで、第3のBPF11は、第2の
BPF6の通過帯域幅よりも狭い通過帯域幅、例えば、
200kHzの通過帯域幅、を有している。すなわち、
第3のBPF11は、シンセサイザー4における発振周
波数の切換ステップと同程度の通過帯域幅を有すること
で、受信信号の強度分布を詳細に特定可能とする。
てミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理するこ
とにより、中間周波数帯に変換された受信信号を得るた
めのものである。ここで、第3のBPF11は、第2の
BPF6の通過帯域幅よりも狭い通過帯域幅、例えば、
200kHzの通過帯域幅、を有している。すなわち、
第3のBPF11は、シンセサイザー4における発振周
波数の切換ステップと同程度の通過帯域幅を有すること
で、受信信号の強度分布を詳細に特定可能とする。
【0030】信号強度測定器12は、第3のBPF11
を通過した信号に基づいて、受信信号の強度を測定する
ためのものである。信号強度測定器12は、例えば第3
のBPF11を通過した中間周波数帯の受信信号の電界
強度を検出することにより、受信信号の強度を測定す
る。
を通過した信号に基づいて、受信信号の強度を測定する
ためのものである。信号強度測定器12は、例えば第3
のBPF11を通過した中間周波数帯の受信信号の電界
強度を検出することにより、受信信号の強度を測定す
る。
【0031】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
通信装置100の動作を説明する。この移動通信装置1
00は、通信を可能とするチャネルの有無を判別する際
に、通信実行時に使用するフィルタよりも狭い通過帯域
幅のフィルタを使用して受信信号の強度分布を特定する
ことで、詳細な強度分布を取得して電源投入時や圏外待
受時の処理を簡単化することができる装置である。
通信装置100の動作を説明する。この移動通信装置1
00は、通信を可能とするチャネルの有無を判別する際
に、通信実行時に使用するフィルタよりも狭い通過帯域
幅のフィルタを使用して受信信号の強度分布を特定する
ことで、詳細な強度分布を取得して電源投入時や圏外待
受時の処理を簡単化することができる装置である。
【0032】この移動通信装置100は、電源投入時や
通信サービス圏外に所在する時(圏外待受時)に、移動
体通信システムが使用する所定の周波数範囲でチューニ
ングして、通信を可能にするためのチャネルを検出す
る。
通信サービス圏外に所在する時(圏外待受時)に、移動
体通信システムが使用する所定の周波数範囲でチューニ
ングして、通信を可能にするためのチャネルを検出す
る。
【0033】すなわち、シンセサイザー4は、例えば2
00kHzステップで周波数を切換可能なローカル発振
信号を生成してミキサ3に供給し、LNA1により増幅
され第1のBPF2を通過した無線周波数帯の受信信号
と乗積させる。ミキサ3による乗積の結果得られた信号
は、選択切換器5に送られる。
00kHzステップで周波数を切換可能なローカル発振
信号を生成してミキサ3に供給し、LNA1により増幅
され第1のBPF2を通過した無線周波数帯の受信信号
と乗積させる。ミキサ3による乗積の結果得られた信号
は、選択切換器5に送られる。
【0034】ここで、選択切換器5は、チャネルの有無
を判別する際には、ミキサ3から受けた信号を第3のB
PF11に送るように選択を切り換えることで、受信信
号の強度分布を特定可能とする。
を判別する際には、ミキサ3から受けた信号を第3のB
PF11に送るように選択を切り換えることで、受信信
号の強度分布を特定可能とする。
【0035】第3のBPF11は、選択切換器5を介し
てミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理するこ
とにより、中間周波数帯にダウンコンバートされた受信
信号を抽出し、信号強度測定器12に送る。第3のBP
F11は、例えばシンセサイザー4における発振周波数
の切換ステップと同程度である200kHzの通過帯域
幅を有している。すなわち、移動体通信システムにおい
て、チャネルの中心周波数として設定可能な周波数の間
隔と同程度の通過帯域幅を有している。この通過帯域幅
は、初期同期確立後の通信実行時に使用する第2のBP
F6が有する通過帯域幅よりも狭い。これにより、受信
信号の詳細な強度分布を特定可能とする。
てミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理するこ
とにより、中間周波数帯にダウンコンバートされた受信
信号を抽出し、信号強度測定器12に送る。第3のBP
F11は、例えばシンセサイザー4における発振周波数
の切換ステップと同程度である200kHzの通過帯域
幅を有している。すなわち、移動体通信システムにおい
て、チャネルの中心周波数として設定可能な周波数の間
隔と同程度の通過帯域幅を有している。この通過帯域幅
は、初期同期確立後の通信実行時に使用する第2のBP
F6が有する通過帯域幅よりも狭い。これにより、受信
信号の詳細な強度分布を特定可能とする。
【0036】信号強度測定器12は、シンセサイザー4
が生成するローカル発振信号の周波数が切り替わるごと
に第3のBPF11を通過した信号の電力を検出するな
どして、この移動通信装置100が適用される移動体通
信システムが使用する周波数範囲における受信信号の強
度を測定する。
が生成するローカル発振信号の周波数が切り替わるごと
に第3のBPF11を通過した信号の電力を検出するな
どして、この移動通信装置100が適用される移動体通
信システムが使用する周波数範囲における受信信号の強
度を測定する。
【0037】この際、シンセサイザー4が生成するロー
カル発振信号の発振周波数を切り換えるステップを、チ
ャネルの中心周波数として設定可能な周波数の間隔より
も大きくすることにより、受信信号の強度分布を特定す
るための処理量を低減させることができる。こうした場
合であっても、第3のBPF11の通過帯域幅が狭いこ
とから、チャネルの有無を判別するには十分詳細な受信
信号の強度分布を特定することができる。
カル発振信号の発振周波数を切り換えるステップを、チ
ャネルの中心周波数として設定可能な周波数の間隔より
も大きくすることにより、受信信号の強度分布を特定す
るための処理量を低減させることができる。こうした場
合であっても、第3のBPF11の通過帯域幅が狭いこ
とから、チャネルの有無を判別するには十分詳細な受信
信号の強度分布を特定することができる。
【0038】信号強度測定器12が測定した受信信号の
強度分布により、通信を可能とするチャネルが検出され
ると、選択切換器5は、ミキサ3から受けた信号を第2
のBPF6に送るように選択を切り換える。また、シン
セサイザー4は、受信信号の強度分布を測定した結果か
らチャネルが存在すると推定される周波数位置に合わせ
て発振周波数を制御し、ローカル発振信号を生成する。
強度分布により、通信を可能とするチャネルが検出され
ると、選択切換器5は、ミキサ3から受けた信号を第2
のBPF6に送るように選択を切り換える。また、シン
セサイザー4は、受信信号の強度分布を測定した結果か
らチャネルが存在すると推定される周波数位置に合わせ
て発振周波数を制御し、ローカル発振信号を生成する。
【0039】第2のBPF6は、選択切換器5を介して
ミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理すること
により、中間周波数にダウンコンバートされた受信信号
を抽出し、自動利得制御回路7に送る。第2のBPF6
は、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅、例えば5
MHzの帯域幅、と同一の通過帯域幅を有しており、こ
の移動通信装置100が無線信号を送受信して通信を行
う際に、下り回線用のチャネルにて伝送された信号を受
信可能とする。
ミキサ3から受けた信号をフィルタリング処理すること
により、中間周波数にダウンコンバートされた受信信号
を抽出し、自動利得制御回路7に送る。第2のBPF6
は、1つのチャネルに割り当てられる帯域幅、例えば5
MHzの帯域幅、と同一の通過帯域幅を有しており、こ
の移動通信装置100が無線信号を送受信して通信を行
う際に、下り回線用のチャネルにて伝送された信号を受
信可能とする。
【0040】自動利得制御回路7は、第2のBPF6を
通過した信号を利得可変で増幅し、復調器8に送る。復
調器8は、自動利得制御回路7から受けた中間周波数帯
の受信信号からベースバンド信号を復調し、受信処理回
路10に送る。
通過した信号を利得可変で増幅し、復調器8に送る。復
調器8は、自動利得制御回路7から受けた中間周波数帯
の受信信号からベースバンド信号を復調し、受信処理回
路10に送る。
【0041】受信処理回路10は、復調器8により復調
されたベースバンド信号の逆拡散等の受信処理を実行し
て初期同期を確立し、情報シンボルを復号して出力す
る。
されたベースバンド信号の逆拡散等の受信処理を実行し
て初期同期を確立し、情報シンボルを復号して出力す
る。
【0042】以上説明したように、この発明によれば、
通信実行時に使用する第2のBPF6が有する通過帯域
幅よりも狭い通過帯域幅を有する第3のBPF11を設
け、第3のBPF11を通過した信号に基づいて、受信
信号の強度分布を特定する。これにより、例えばIMT
−2000のシステムのように、チャネルの中心周波数
が設定されうる周波数の間隔と、1つのチャネルに割り
当てられる帯域幅とが大きく異なる場合であっても、受
信信号の詳細な強度分布を特定することができ、チャネ
ルを適切に検出して、電源投入時や圏外待受時の処理を
簡単化することができる。
通信実行時に使用する第2のBPF6が有する通過帯域
幅よりも狭い通過帯域幅を有する第3のBPF11を設
け、第3のBPF11を通過した信号に基づいて、受信
信号の強度分布を特定する。これにより、例えばIMT
−2000のシステムのように、チャネルの中心周波数
が設定されうる周波数の間隔と、1つのチャネルに割り
当てられる帯域幅とが大きく異なる場合であっても、受
信信号の詳細な強度分布を特定することができ、チャネ
ルを適切に検出して、電源投入時や圏外待受時の処理を
簡単化することができる。
【0043】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、選択切換器5を設けてミキサ3から送ら
れた信号の供給先を切り換えるものとして説明したが、
これに限定されず、例えば図2に示すように、ミキサ3
から第2のBPF6と第3のBPF11とに、直接信号
を供給するようにしてもよい。この場合、第2のBPF
6、自動利得制御回路7、復調器8、ローカル発振器
9、受信処理回路10、第3のBPF11及び信号強度
測定器12について、その駆動と停止とを切り換えるこ
とにより、選択切換器5を設けたときと同様に動作する
ことができる。
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、選択切換器5を設けてミキサ3から送ら
れた信号の供給先を切り換えるものとして説明したが、
これに限定されず、例えば図2に示すように、ミキサ3
から第2のBPF6と第3のBPF11とに、直接信号
を供給するようにしてもよい。この場合、第2のBPF
6、自動利得制御回路7、復調器8、ローカル発振器
9、受信処理回路10、第3のBPF11及び信号強度
測定器12について、その駆動と停止とを切り換えるこ
とにより、選択切換器5を設けたときと同様に動作する
ことができる。
【0044】また、例えば図3に示すように、第3のB
PF11及び信号強度測定器12を復調器8の出力側に
設けて、ベースバンド信号から受信信号の強度分布を特
定してもよい。
PF11及び信号強度測定器12を復調器8の出力側に
設けて、ベースバンド信号から受信信号の強度分布を特
定してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、受信信号の詳細な強度分布を特定してチャネルの有
無を判別することができ、電源投入時や圏外待受時の処
理を簡単化することができる。
ば、受信信号の詳細な強度分布を特定してチャネルの有
無を判別することができ、電源投入時や圏外待受時の処
理を簡単化することができる。
【図1】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の変
形例を示す図である。
形例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の変
形例を示す図である。
形例を示す図である。
【図4】従来の移動通信装置の構成を示す図である。
1,13 LNA 2,6,11,14,17 BPF 3,16 ミキサ 4,15 シンセサイザー 5 選択切換器 7,18 自動利得制御回路 8,19 復調器 9,20 ローカル発振器 10 受信処理回路 12 信号強度測定器 100 移動通信装置
Claims (7)
- 【請求項1】スペクトラム拡散が施された信号を受信し
て、受信信号の強度分布を特定し、 特定した強度分布に基づいてチャネルを検出して通信を
実行する移動通信装置であって、 1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一
の通過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第
1のフィルタリング手段と、 前記第1のフィルタリング手段よりも狭い通過帯域幅を
有し、受信信号をフィルタリングする第2のフィルタリ
ング手段と、 前記第1のフィルタリング手段を通過した信号からベー
スバンド信号を復調する復調手段と、 前記第2のフィルタリング手段を通過した信号に基づい
て受信信号の強度分布を特定する信号強度測定手段とを
備える、 ことを特徴とする移動通信装置。 - 【請求項2】無線周波数帯の受信信号を中間周波数帯に
ダウンコンバートする周波数変換手段を備え、 前記第1及び第2のフィルタリング手段は、前記周波数
変換手段により中間周波数帯にダウンコンバートされた
受信信号をフィルタリングする、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 【請求項3】前記第1のフィルタリング手段と前記第2
のフィルタリング手段のうちのいずれか一方を選択し
て、前記周波数変換手段により中間周波数帯にダウンコ
ンバートされた受信信号を供給する選択手段を備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の移動通信装置。 - 【請求項4】前記周波数変換手段は、チャネルの中心周
波数が設定されうる周波数の間隔で発振周波数を切換可
能なローカル発振信号を生成する発振信号生成手段を備
え、 前記第2のフィルタリング手段は、前記発振信号生成手
段における発振周波数の切換ステップと同程度の通過帯
域幅を有する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載
の移動通信装置。 - 【請求項5】スペクトラム拡散が施された信号を受信し
て、受信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に
基づいてチャネルを検出して通信を実行する移動通信装
置であって、 1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一
の通過帯域幅を有し、受信信号をフィルタリングする第
1のフィルタリング手段と、 前記第1のフィルタリング手段を通過した信号からベー
スバンド信号を復調する復調手段と、 前記第1のフィルタリング手段よりも狭い通過帯域幅を
有し、前記復調手段により復調されたベースバンド信号
をフィルタリングする第2のフィルタリング手段と、 前記第2のフィルタリング手段を通過した信号に基づい
て受信信号の強度分布を特定する信号強度測定手段とを
備える、 ことを特徴とする移動通信装置。 - 【請求項6】スペクトラム拡散が施された信号を受信し
て、受信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に
基づいてチャネルを検出して通信を実行するための通信
方法であって、 1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一
の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1のフ
ィルタリングステップと、 前記第1のフィルタリングステップにおける通過帯域幅
よりも狭い通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする
第2のフィルタリングステップと、 前記第1のフィルタリングステップにてフィルタリング
した信号からベースバンド信号を復調する復調ステップ
と、 前記第2のフィルタリングステップにてフィルタリング
した信号に基づいて受信信号の強度分布を特定する信号
強度測定ステップとを備える、 ことを特徴とする通信方法。 - 【請求項7】スペクトラム拡散が施された信号を受信し
て、受信信号の強度分布を特定し、特定した強度分布に
基づいてチャネルを検出して通信を実行するための通信
方法であって、 1つのチャネルに割り当てられる帯域幅と実質的に同一
の通過帯域幅で受信信号をフィルタリングする第1のフ
ィルタリングステップと、 前記第1のフィルタリングステップにてフィルタリング
した信号からベースバンド信号を復調する復調ステップ
と、 前記第1のフィルタリングステップにおける通過帯域幅
よりも狭い通過帯域幅で、前記復調ステップにて復調し
たベースバンド信号をフィルタリングする第2のフィル
タリングステップと、 前記第2のフィルタリングステップにてフィルタリング
した信号に基づいて受信信号の強度分布を特定する信号
強度測定ステップとを備える、 ことを特徴とする通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370042A JP2002176377A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 移動通信装置及び通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370042A JP2002176377A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 移動通信装置及び通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002176377A true JP2002176377A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18839985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000370042A Pending JP2002176377A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 移動通信装置及び通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002176377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004086805A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 移動端末及びcdma通信方法 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000370042A patent/JP2002176377A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004086805A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 移動端末及びcdma通信方法 |
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