JP2002190725A - 電気接点の開閉検出方法、この方法を実行する入力装置、及びこの方法を記録した記憶媒体 - Google Patents

電気接点の開閉検出方法、この方法を実行する入力装置、及びこの方法を記録した記憶媒体

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JP2002190725A JP2000386877A JP2000386877A JP2002190725A JP 2002190725 A JP2002190725 A JP 2002190725A JP 2000386877 A JP2000386877 A JP 2000386877A JP 2000386877 A JP2000386877 A JP 2000386877A JP 2002190725 A JP2002190725 A JP 2002190725A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低速で安価な処理装置を用いてもユーザの操作
性に支障のないように、ボタン操作などで生じるチャタ
リングを判別するだけの待ち時間を挿入しなくてもボタ
ン操作後即座に以降の処理を行えることができる電気接
点の開閉検知方法、この方法を実行する入力装置、及び
この方法を実行するためのプログラムを記録した記憶媒
体を提供する。 【解決手段】入力装置1において、記憶部5は、入力部
2が有する電気接点を備えた押しボタンスイッチの当初
の開閉状態を記憶する。そして、入力部2から送られた
信号の変化を検知部3で検知した場合、ユーザによって
押しボタンスイッチが操作されたものとして、記憶部5
で記憶している押しボタンスイッチの電気接点の開閉状
態と逆の開閉状態の信号出力に対応した処理を制御部4
にて、即座に行うものである。これにより、チャタリン
グの発生による影響を受けることなく、入力部2から与
えられる信号の変化に即座に対応することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接点の開閉検知
方法、この方法を実行する入力装置、及びこの方法を実
行するためのプログラムを記録した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器の入力機器として、スイ
ッチや有接点リレーなどが利用される。これらの入力機
器は、機械的な動作により2つ以上の導体がお互いに接
触することで、電気的な変化を伝える電気接点を有して
いる。電気接点は、人の手や機械によって操作したり、
電磁力で駆動したりして、導体の接触により電気信号を
変化させるため、スイッチの操作後や有接点リレーの駆
動後に即座に信号は安定状態にはならない。つまり、し
ばらくの間、電気接点が接触したり離れたりして接点が
開閉を繰り返すため、複数のパルスが発生する。このよ
うな現象は、チャタリングと呼ばれている。
【0003】例えば、a接点を備えた押しボタンスイッ
チには、押しボタンが「押された」状態をON(接触状
態)、押しボタンが「離された」状態をOFF(開放状
態)の2つの状態がある。この「押された」状態または
「離された」状態に、それ以前の状態から遷移する場合
には、しばらくの間チャタリングが発生・収束し、新し
い状態に落ち着く。
【0004】このような押しボタンスイッチのONとO
FFを検知するためには、通常は電気回路で、ユーザが
押しボタンスイッチを操作してON状態にしようとした
ことを検知し、信号が安定したであろう一定時間後にも
う一度この信号を検知してONであることを確認するこ
とが必要であった。つまり、実際に信号ラインの状態を
決定するには、ユーザが操作を意図した時点からチャタ
リング発生・収束後に、再度安定した信号を検知するま
での時間だけ待つことが必要である。
【0005】ここで、チャタリングの具体例を説明する
ために、一例として電気接点を備えた押しボタンスイッ
チの動作について説明する。図6は、(A)が押しボタ
ンスイッチを備えた入力装置の回路図、(B)が押しボ
タンスイッチの操作に伴う信号波形図、(C)がノイズ
による信号波形図である。図6(A)に示した回路10
は、CPU13に信号を入力するために回路である。C
PU13の入力端子は、抵抗11を介して電源VDDに
接続されている。また、押しボタンスイッチ12を介し
てGNDに接続されている。さらに、CPU13の出力
端子とGNDとの間には、抵抗15とLED18、抵抗
16とLED19、及び抵抗17とLED20が、それ
ぞれ直列に接続されている。
【0006】CPU13は、押しボタンスイッチ12が
開放状態(OFF)の場合、抵抗11を介して電源VD
Dに接続されているため、図6(B)に示したように、
CPU13の入力信号はHレベルである(期間51)。
ユーザが押しボタンスイッチ12を押下げると、チャタ
リングが発生し、しばらくしてチャタリングは収束する
(期間52)。そして、CPU13には、安定した信号
が入力される(期間53)。この時、押しボタンスイッ
チが押下げられて電気接点は短絡しているので、CPU
13の入力端子にはGNDレベル、つまりLレベルの信
号が入力される。
【0007】また、ユーザが押しボタンスイッチから手
を離すと、押しボタンスイッチ押下げ状態から開放状態
となるが、チャタリングが発生し、しばらくしてチャタ
リングが収束する(期間54)。そして、CPU13に
入力される信号はHレベルに安定する(期間55)。な
お、期間52、期間54として示したチャタリングの継
続時間は回路構成や押しボタンスイッチの特性など様々
な要素によって変化するが、通常これを完全に除去する
ことは困難であり、このチャタリングが収束して信号が
安定するまで待たなくては、安定した信号を得ることが
できない。例えば、図6(B)に示した信号波形図で
は、押しボタンスイッチを押下げした場合はαms(A
A’間)、押しボタンスイッチを開放した場合はβms
(BB’間)の間、安定した信号を得ることができな
い。
【0008】また、図6(C)に示したように、押しボ
タンスイッチ12をユーザが押下げしない場合でも、安
定状態(期間61)において、ノイズによりチャタリン
グに類似したパルスが発生する(期間62)ことがあ
る。
【0009】このように、スイッチや有接点リレーなど
用いて信号の入力を行う装置では、電気接点の開閉状態
の変化後すぐに信号を読み取った場合には、チャタリン
グ現象のために安定していない信号が読み取られる。そ
のため、実際にユーザが意図した状態と異なった状態と
して認識されてしまうという問題があった。
【0010】この問題を解決するために、特開平9−6
511号公報には、キー(スイッチ)操作を検知して一
定時間の待ち処理を行った後、再度キーの開閉状態を確
認し、その時の開閉状態をキーの新規状態として中央演
算処理装置で使用することによりチャタリング吸収処理
ステップを低減するキースキャン処理方式に関する技術
が開示されている。
【0011】図7は、従来のチャタリング吸収処理を説
明するためのフローチャートである。図7に示したよう
に、キーが操作された際に発生するチャタリング信号の
入力を待ち(ステップ501)、チャタリング信号が入
力された場合は、そのチャタリングが収束し、信号が安
定するのを待つためのディレイルーチン(一定時間の待
ち処理)を行う(ステップ502)。そして、入力信号
が安定してから操作結果を取得し(ステップ503)、
その入力信号に応じた所定の処理を行う(ステップ50
4)。ステップ504が終了したら、再度ステップ50
1を行う。このように、ステップ501からステップ5
04の処理を繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法では、チャタリングを検知するために、電気信号
が変化した後に一定時間の遅延時間(図7におけるステ
ップ502)が必要となる。そのため、実際にキーが押
されたまたはキーが離されたことを検知して、それに応
じた処理が実施されるようになるまでには、実際の機能
に必要な時間以外の遅延が生じてしまい、ユーザが迅速
な反応を期待するようなシステムの場合には、問題とな
る。実際のシステムでは、この待ち時間に他の作業をす
ることが難しいことから、ユーザの操作感を高めるため
には、一定時間の待ち時間後にすばやく処理を完了する
ことが必要で、結果としてより価格の高い高速な処理装
置が必要となってしまう。
【0013】このようにチャタリングを除去するために
一定時間の遅延時間を挿入することは迅速な反応を妨
げ、ユーザの立場からすれば操作性の違和感を覚える要
因となる。またこれを感じさせないようにするために、
一定時間の待ち時間を挿入したあとの処理を高速化する
ことによって幾分操作性については改善できる可能性が
あるが、結果として高速なシステムが必要となり高価な
ものになってしまう。また、後の処理を高速に行ったと
してもチャタリングの発生時間はスイッチに依存するこ
とから、本質的な解決に至らない。
【0014】そこで、本発明は、上記の問題を解決する
ために創作したものであり、その目的は、低速で安価な
処理装置を用いてもユーザの操作性に支障のないよう
に、ボタン操作などで生じるチャタリングを判別するだ
けの待ち時間を挿入しなくてもボタン操作後即座に以降
の処理を行えることができる電気接点の開閉検知方法、
この方法を実行する入力装置、及びこの方法を実行する
ためのプログラムを記録した記憶媒体を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0016】(1) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の処理を行う入力装置における接点開閉検出方法であっ
て、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、
該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無
を検知する第2工程と、該第2工程でチャタリング信号
を検知すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆
の開閉状態を記憶する第3工程と、該第3工程で記憶し
た該電気接点の開閉状態における信号が入力された場合
の所定の処理を行う第4工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0017】この構成において、開閉自在な電気接点の
開閉状態に応じて異なる信号が入力され、入力信号に応
じて異なる所定の処理を行う入力装置における接点開閉
検出方法は、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1
工程と、該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信
号の有無を検知する第2工程と、該第2工程でチャタリ
ング信号を検知すると、記憶している該電気接点の開閉
状態と逆の開閉状態を記憶する第3工程と、該第3工程
で記憶した該電気接点の開閉状態における信号が入力さ
れた場合の所定の処理を行う第4工程と、を行う。した
がって、チャタリングの発生による影響を受けることな
く、入力手段から与えられる信号の変化に即座に対応す
ることが可能となり、迅速に処理を行うことが可能とな
る。
【0018】(2) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の処理を行う入力装置における接点開閉検出方法であっ
て、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、
該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無
を検知する第2工程と、該第2工程でチャタリング信号
を検知すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆
の開閉状態における信号が入力された場合に行う所定の
処理を行う第3工程と、入力された信号が記憶している
該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号であ
るか否かを判別する第4工程と、該第4工程において、
記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態にお
ける信号を検知すると、該第4工程における該電気接点
の開閉状態を記憶する第5工程と、を含むことを特徴と
する。
【0019】この構成において、開閉自在な電気接点の
開閉状態に応じて異なる信号が入力され、入力信号に応
じて異なる所定の処理を行う入力装置における接点開閉
検出方法は、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1
工程と、該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信
号の有無を検知する第2工程と、該第2工程でチャタリ
ング信号を検知すると、記憶している該電気接点の開閉
状態と逆の開閉状態における信号が入力された場合に行
う所定の処理を行う第3工程と、入力された信号が記憶
している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における
信号であるか否かを判別する第4工程と、該第4工程に
おいて、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態における信号を検知すると、該第4工程における該
電気接点の開閉状態を記憶する第5工程と、を行う。し
たがって、迅速に処理を行うことが可能となり、また、
一旦ノイズなどにより誤作動したとしても、記憶手段が
新状態を記憶する際には、入力に応じた必要な処理を行
った後に新状態を記憶するため、次回以降はまた正しく
動作させることが可能となる。
【0020】(3) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の準備処理及び実行処理を行う入力装置における接点開
閉検出方法であって、該電気接点の初期開閉状態を記憶
する第1工程と、該電気接点の開閉時に発生するチャタ
リング信号の有無を検知する第2工程と、該第2工程で
チャタリング信号を検知すると、記憶している該電気接
点の開閉状態と逆の開閉状態における信号が入力された
場合に行う所定の準備処理を行う第3工程と、入力され
た信号が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態における信号であるか否かを判定する第4工程と、
該第4工程において、記憶している該電気接点の開閉状
態と逆の開閉状態における信号と判定すると、該第4工
程における該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程
と、該第5工程で記憶した電気接点の開閉状態における
信号が入力された場合の所定の実行処理を行う第6工程
と、を含むことを特徴とする。
【0021】この構成において、開閉自在な電気接点の
開閉状態に応じて異なる信号が入力され、入力信号に応
じて異なる所定の準備処理及び実行処理を行う入力装置
における接点開閉検出方法は、該電気接点の初期開閉状
態を記憶する第1工程と、該電気接点の開閉時に発生す
るチャタリング信号の有無を検知する第2工程と、該第
2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶している
該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号が入
力された場合に行う所定の準備処理を行う第3工程と、
入力された信号が記憶している該電気接点の開閉状態と
逆の開閉状態における信号であるか否かを判定する第4
工程と、該第4工程において、記憶している該電気接点
の開閉状態と逆の開閉状態における信号と判定すると、
該第4工程における該電気接点の開閉状態を記憶する第
5工程と、該第5工程で記憶した電気接点の開閉状態に
おける信号が入力された場合の所定の実行処理を行う第
6工程と、を行う。したがって、動作速度が高速にな
り、かつノイズなどによりチャタリングと類似したパル
スが発生した場合にも誤動作の発生を抑制することが可
能となる。
【0022】なお、準備処理とは、所定の処理を行った
際に結果に影響を及ぼさない処理のことであり、実行処
理とは、準備処理に引き続いて行う処理であり、この処
理を行うことにより実行結果が生じる。
【0023】(4) 前記第2工程では、所定期間内のチャ
タリング信号のパルス数を計数し、該パルス数が所定回
数以上の場合にチャタリング信号有りとしてチャタリン
グ信号を検知することを特徴とする。
【0024】この構成において、電気接点の開閉時に発
生するチャタリング信号の有無を検知する第2工程で
は、所定期間内のチャタリング信号のパルス数を計数
し、該パルス数が所定回数以上の場合にチャタリング信
号有りとしてチャタリング信号を検知する。したがっ
て、電気接点からの伝達信号にノイズなどの影響により
チャタリングと似た信号が発生しても、ノイズが規定に
達しないものである場合は、処理を行わなくするので、
誤動作を抑制することが可能となり、動作速度が高速に
なり、かつノイズなどによる誤動作にも強くなる。
【0025】(5) 前記第3工程と前記第4工程との間
に、所定時間の計時を行う計時工程を備えたことを特徴
とする。
【0026】この構成において、電気接点開閉検知方法
では、第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶
している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における
信号が入力された場合に行う所定の準備処理を行う第3
工程と、入力された信号が記憶している該電気接点の開
閉状態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判定
する第4工程と、の間に、所定時間の計時を行う計時工
程を行う。したがって、所定時間をチャタリングが発生
してから収束するまでの時間とすることで、安定した信
号によって電気接点の開閉状態を判定することが可能と
なる。
【0027】(6) 前記第4工程において、記憶している
前記電気接点の開閉状態と同じ開閉状態における信号を
検知すると、前記第3工程で行った処理を解除し、再度
前記第2工程を行うことを特徴とする。
【0028】この構成において、電気接点開閉検知方法
では、入力された信号が記憶している該電気接点の開閉
状態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判定す
る第4工程において、記憶している前記電気接点の開閉
状態と同じ開閉状態における信号を検知すると、第3工
程で行った記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開
閉状態における信号が入力された場合に行う所定の準備
処理または所定の処理を解除し、再度該電気接点の開閉
時に発生するチャタリング信号の有無を検知する第2工
程を行う。したがって、入力信号にチャタリング信号に
基づいて行った処理が誤っている場合には、安定した入
力信号に基づき、直ちに解除することが可能となる。
【0029】(7) (1) に記載した電気接点開閉検知方法
を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気接
点と、前記第1工程及び前記第3工程を実行するための
記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
と、前記第4工程を実行するための制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0030】この構成において、入力装置は、電気接点
開閉検知方法を実行するために、開閉自在な電気接点
と、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程、及
び第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶して
いる該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態を記憶する第
3工程を実行するための記憶手段と、該電気接点の開閉
時に発生するチャタリング信号の有無を検知する第2工
程を実行するための検知手段と、該第3工程で記憶した
該電気接点の開閉状態における信号が入力された場合の
所定の処理を行う第4工程を実行するための制御手段
と、を備えている。したがって、チャタリングの発生に
よる影響を受けることなく、入力手段から与えられる信
号の変化に即座に対応することが可能となり、迅速に処
理を行うことが可能となる。
【0031】(8) (2) に記載した電気接点開閉検知方法
を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気接
点と、前記第1工程及び前記第5工程を実行するための
記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
と、前記第3工程及び前記第4工程を実行するための制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】この構成において、入力装置は、電気接点
開閉検知方法を実行するために、開閉自在な電気接点
と、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程及び
第4工程において、記憶している該電気接点の開閉状態
と逆の開閉状態における信号を検知すると、該第4工程
における該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程を実
行するための記憶手段と、該電気接点の開閉時に発生す
るチャタリング信号の有無を検知する第2工程を実行す
るための検知手段と、該第2工程でチャタリング信号を
検知すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の
開閉状態における信号が入力された場合に行う所定の処
理を行う第3工程及び入力された信号が記憶している該
電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号である
か否かを判別する第4工程を実行するための制御手段
と、を備えている。したがって、迅速に処理を行うこと
が可能となり、また、一旦ノイズなどにより誤作動した
としても、記憶手段が新状態を記憶する際には、入力に
応じた必要な処理を行った後に新状態を記憶するため、
次回以降は正しく動作させることが可能となる。
【0033】(9) (3) に記載した電気接点開閉検知方法
を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気接
点と、前記第1工程及び前記第5工程を実行するための
記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
と、前記第3工程、前記第4工程、及び前記第6工程を
実行するための制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0034】この構成においては、入力装置は、電気接
点開閉検知方法を実行するために、開閉自在な電気接点
と、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程及び
第4工程において、記憶している該電気接点の開閉状態
と逆の開閉状態における信号と判定すると、該第4工程
における該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程を実
行するための記憶手段と、該電気接点の開閉時に発生す
るチャタリング信号の有無を検知する第2工程を実行す
るための検知手段と、該第2工程でチャタリング信号を
検知すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の
開閉状態における信号が入力された場合に行う所定の準
備処理を行う第3工程、入力された信号が記憶している
該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号であ
るか否かを判定する第4工程及び該第5工程で記憶した
電気接点の開閉状態における信号が入力された場合の所
定の実行処理を行う第6工程を実行するための制御手段
と、を備えている。したがって、動作速度が高速にな
り、かつノイズなどによりチャタリングと類似したパル
スが発生した場合にも誤動作の発生を抑制することが可
能となる。
【0035】(10)前記検知手段は、前記第2工程を実行
する際に、所定期間内のチャタリング信号のパルス数を
計数し、該パルス数が所定回数以上の場合にチャタリン
グ信号有りとしてチャタリング信号を検知することを特
徴とする。
【0036】この構成において、入力装置は、検知手段
で、所定期間内のチャタリング信号のパルス数を計数
し、該パルス数が所定回数以上の場合に該電気接点の開
閉時に発生するチャタリング信号有りとしてチャタリン
グ信号を検知する。したがって、電気接点からの伝達信
号にノイズなどの影響によりチャタリングと似た信号が
発生しても、ノイズが規定に達しないものである場合
は、処理を行わなくするので、誤動作を抑制することが
可能となり、動作速度が高速になり、かつノイズなどに
よる誤動作にも強くなる。
【0037】(11)前記制御手段は、前記第3工程と前記
第4工程との間で、所定時間の計時を行うことを特徴と
する。
【0038】この構成において、入力装置の制御手段
は、第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶し
ている該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信
号が入力された場合に行う所定の準備処理を行う第3工
程と、入力された信号が記憶している該電気接点の開閉
状態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判定す
る第4工程と、の間に、所定時間の計時を行う。したが
って、所定時間をチャタリングが発生してから収束する
までの時間とすることで、安定した信号によって電気接
点の開閉状態を判定することが可能となる。
【0039】(12)前記制御手段は、前記第4工程におい
て、記憶している前記電気接点の開閉状態と同じ開閉状
態における信号を検知すると、前記第3工程で行った処
理を解除し、再度前記第2工程を行うことを特徴とす
る。
【0040】この構成において、入力装置の制御手段
は、入力された信号が記憶している該電気接点の開閉状
態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判定する
第4工程において、記憶している前記電気接点の開閉状
態と同じ開閉状態における信号を検知すると、第3工程
で行った記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態における信号が入力された場合に行う所定の準備処
理または所定の処理を解除し、再度該電気接点の開閉時
に発生するチャタリング信号の有無を検知する第2工程
を行う。したがって、入力信号にチャタリング信号に基
づいて行った処理が誤っている場合には、安定した入力
信号に基づき、直ちに解除することが可能となる。
【0041】(13)(1) 乃至(6) のいずれかに記載の接点
開閉検出方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0042】この構成において、コンピュータ読取り可
能な記録媒体は、(1) 乃至(6) のいずれかに記載の接点
開閉検出方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録している。したがって、接点開閉検出方法を
入力装置に実行させることが可能となる。例えば、入力
装置において、本発明と異なる電気接点の開閉検知方法
を行っていた場合、電気接点の開閉検知方法のバージョ
ンアップを実行できるので、ユーザは、新規に入力装置
を購入することなく、本発明の電気接点の開閉検知方法
を実施することが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電気接点の
開閉検知方法を実行する入力装置の概略構成を示したブ
ロック図である。図1に示したように、入力装置1は、
電気接点を有する押しボタンスイッチを備えた入力部2
と、入力部2から出力される入力信号の変化を検知する
検知手段である検知部3と、検知部3から送られた検知
信号に従い処理を行う制御手段である制御部4と、当
初、入力部の初期開閉状態が設定され、入力の信号の変
化に伴い、開閉状態を記憶しなおす記憶手段である記憶
部5と、制御部4から出力された信号に基づいて所定の
出力を行う出力部6と、を備えている。
【0044】〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態で
は、図1に示した入力装置1において、記憶部5は、入
力部2が有する電気接点を備えた押しボタンスイッチの
当初の開閉状態を記憶する。そして、入力部2から送ら
れた信号の変化を検知部3で検知した場合、ユーザによ
って押しボタンスイッチが操作されたものとして、記憶
部5で記憶している押しボタンスイッチの電気接点の開
閉状態と逆の開閉状態の信号出力に対応した処理を制御
部4にて、即座に行うものである。これにより、チャタ
リングの発生による影響を受けることなく、入力部2か
ら与えられる信号の変化に即座に対応することが可能と
なる。
【0045】以下、その詳細について、図2に基づいて
説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る電気接
点開閉検知方法を説明するためのフローチャートであ
る。図2に示したように、入力装置1の制御部4は、ま
ず、入力部2から出力される信号を検知部3で検知し
て、押しボタンスイッチの開閉状態、つまり電気接点の
開閉状態を特定する。そして、この入力部2の電気接点
の開閉状態(初期状態)を記憶部5は記憶する(第1工
程,ステップ101)。次に、制御部4は、入力部2の
押しボタンスイッチが操作された際に発生するチャタリ
ング信号を検知するまで待機する(第2工程,ステップ
102)。制御部4は、検知部3で入力部2から出力さ
れたチャタリング信号を検知した場合、記憶部5に記憶
させている入力部2の押しボタンスイッチの開閉状態と
逆の開閉状態を記憶部5に記憶させる。つまり、押しボ
タンスイッチの初期開閉状態が開放状態であった場合、
押しボタンスイッチは接触状態であるとして、記憶部5
は制御部4からの伝達信号を記憶する(第3工程,ステ
ップ103)。
【0046】そして、制御部4は、記憶部5が記憶した
押しボタンスイッチの開閉状態の場合に入力される信号
に対応した所定の処理を行う(第4工程,ステップ10
4)。ステップ104が終了したら、再度ステップ10
2を行う。
【0047】なお、ステップ104における所定の処理
とは、例えば、入力装置1が入力部2の押しボタンスイ
ッチの操作により入力される信号に応じて出力部6が備
えたLEDを明滅させるように設定されていた場合、押
しボタンスイッチの操作に対応してLEDを点灯または
消灯するような処理である。
【0048】このように、図6(B)に示した信号波形
図におけるタイミングAまたはタイミングBの時点で押
しボタンスイッチ変化の検知と実際の処理を行うので、
チャタリングの影響を受けずに、迅速に処理を行うこと
ができる。
【0049】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態で
は、図1に示した入力装置1において、記憶部5は、入
力部2が有する電気接点を備えた押しボタンスイッチの
当初の開閉状態を記憶する。そして、入力部2から送ら
れた信号の変化を検知部3で検知した場合、ユーザによ
って押しボタンスイッチが操作されたものとして、記憶
部5で記憶している電気接点の開閉状態と逆の開閉状態
の信号出力に対応した所定の処理を制御部にて、即座に
行う。また、チャタリングが収束する時間だけ経過して
から新状態を記憶部5に記憶する。これにより、一旦ノ
イズにより誤作動したとしても、記憶部への新状態を記
憶する際には、入力に応じた必要な処理を行った後にチ
ャタリングが収束する時間だけ経過してから新状態を記
憶するため、次回以降はまた正しく動作させることが可
能となる。
【0050】以下、その詳細について、図3に基づいて
説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る電気接
点開閉検知方法を説明するためのフローチャートであ
る。図3に示したように、入力装置1の制御部4は、ま
ず、入力部2から出力される信号を検知部3で検知し
て、押しボタンスイッチの開閉状態、つまり電気接点の
開閉状態を特定する。そして、この入力部2の電気接点
の開閉状態(初期状態)を記憶部5は記憶する(第1工
程,ステップ201)。次に、制御部4は、入力部2の
押しボタンスイッチが操作された際に発生するチャタリ
ング信号を検知するまで待機する(第2工程,ステップ
202)。制御部4は、検知部3で入力部2から出力さ
れたチャタリング信号を検知した場合、記憶部5に記憶
させている入力部2の押しボタンスイッチの開閉状態と
逆の開閉状態の時に入力される信号に対応する所定の処
理を行う(第3工程,ステップ203)。
【0051】続いて、制御部4は、ステップ203の処
理を行った際の経過時間だけではチャタリングが完全に
収束しない場合に予め決められた所定の時間だけ計時を
行う(計時工程,ステップ204)。但し、ステップ2
03の処理を行った際の経過時間が、チャタリングの収
束時間よりも長ければ、この処理は必要ない。
【0052】さらに、制御部4は、検知部3で入力部2
からの入力信号を検知し、入力部2の押しボタンスイッ
チの開閉状態を特定する。この場合、チャタリングは収
束しており入力信号は安定している。そして、特定した
押しボタンスイッチの開閉状態が記憶部5に記憶させた
押しボタンスイッチの開閉状態と異なっているか否かを
判別する(第4工程,ステップ205)。この時、判別
した押しボタンスイッチの開閉状態が、記憶部5が記憶
した押しボタンスイッチの開閉状態と同じ場合は、ノイ
ズで押しボタンスイッチ誤動作したものとして、ステッ
プ203で行った準備処理を解除する(ステップ20
6)。
【0053】一方、ステップ205において、判別した
押しボタンスイッチの開閉状態が、記憶部5が記憶した
押しボタンスイッチの開閉状態と異なっている場合、制
御部4は、記憶部5が記憶している入力部2の押しボタ
ンスイッチの開閉状態と逆の開閉状態である特定した押
しボタンスイッチの開閉状態を記憶部5に記憶させるた
めの信号を送る。つまり、押しボタンスイッチの初期開
閉状態が開放状態であった場合、押しボタンスイッチは
接触状態であるとして記憶部5は記憶する(第5工程,
ステップ207)。そして、制御部4は、ステップ20
7が終了したら、再度ステップ202を行う。
【0054】なお、ステップ203における所定の処理
とは、具体的には、例えば、入力装置1が入力部2の押
しボタンスイッチの操作により入力される信号に応じて
出力部6が備えたLEDを明滅させるように設定されて
いた場合、押しボタンスイッチの操作に対応してLED
を点灯または消灯するような処理である。この場合、例
えばLEDをステップ203で点灯させたが、ノイズな
どによる誤動作のためにステップ202での判断が間違
いであった場合は、ステップ205で間違いを判別でき
る。よって、ステップ206では記憶部5に記憶させた
押しボタンスイッチの開閉状態の記憶内容はそのまま保
ち、LEDを消灯させる。一方、本当に意図されて押し
ボタンスイッチの操作があった場合には、ステップ20
7においてステップ205で判定した開閉状態(押しボ
タンスイッチの初期値を反転させた開閉状態)を新規状
態として保存する。
【0055】このように、一度ノイズなどにより入力信
号の認識が誤作動した場合には、本発明の第1実施形態
では、記憶部5に記憶されている開閉状態から推察され
る開閉状態が本来求めるものとずれが生じてしまうた
め、問題が生じるおそれがある。しかし、図6(B)に
示した信号波形図におけるタイミングAまたはタイミン
グBの時点で押しボタンスイッチ変化の検知と所定の処
理を行うので、迅速に処理を行うことができる。また、
一旦ノイズなどにより誤作動したとしても、記憶部への
新状態を記憶する際には、入力に応じた所定の処理を行
った後に、チャタリング収束時間だけ待ってから新状態
を記憶するため、次回以降はまた正しく動作させること
が可能となる。したがって、この方法の利点は、ステッ
プ203で即座に処理を行うことができ、例えその判断
が正しくなくとも、LEDの明滅を間違いであった場合
には、直後に訂正が可能ということであり、ステップ2
03で行う処理が大きな問題とならない場合に有効であ
る。
【0056】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態で
は、図1に示した入力装置1において、記憶部5は、入
力部2が有する電気接点を備えた押しボタンスイッチの
当初の開閉状態を記憶する。そして、入力部2から送ら
れた信号の変化を検知部3で検知した場合、ユーザによ
って押しボタンスイッチが操作されたものとして、記憶
部5で記憶している電気接点の開閉状態と逆の開閉状態
の信号出力に対応した所定の処理のうち処理結果には影
響を及ぼさない準備処理を制御部4にて、即座に行う。
また、上記の処理のうち処理結果に影響を及ぼす実行処
理は、チャタリング収束時間経過後に行うこととする。
これにより、動作速度が高速になり、かつノイズなどに
よる誤動作にも強くなる。また、誤動作によりチャタリ
ングが発生した場合にも対応することが可能となる。
【0057】以下、その詳細について、図4に基づいて
説明する。図4は、本発明の第3実施形態に係る電気接
点開閉検知方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【0058】図4に示したように、入力装置1の制御部
4は、まず、入力部2から出力される信号を検知部3で
検知して、押しボタンスイッチの開閉状態、つまり電気
接点の開閉状態を特定する。そして、この入力部2の電
気接点の開閉状態(初期状態)を記憶部5に記憶させる
(第1工程,ステップ301)。次に、制御部4は、入
力部2の押しボタンスイッチが操作された際に発生する
チャタリング信号を検知するまで待機する(第2工程,
ステップ302)。制御部4は、検知部3で入力部2か
ら出力されたチャタリング信号を検知した場合、記憶部
5に記憶させている入力部2の押しボタンスイッチの開
閉状態と逆の開閉状態の時に入力される信号に対応する
所定の処理のうち準備処理を行う(第3工程,ステップ
303)。なお、準備処理とは、所定の処理を行った際
に結果に影響を及ぼさない処理のことである。例えば、
入力装置1は、例えば3つのLEDの明滅を2つの押し
ボタンスイッチによって制御する構成とする。この場合
に、押しボタンスイッチの操作によって明滅させるLE
Dが異なるとしたとき、3つのLEDのうちどのLED
を選択するか、LEDのアドレスの指定処理のみを実行
する。この場合、LEDのアドレスを選択するだけで、
LEDの明滅状態は変化させない。また、後述する実行
処理で、実際に明滅を許可する処理を行うようにする。
なお、実行処理とは、準備処理に引き続いて行う処理
で、この処理を行うことにより、実行結果が生じる。し
たがって、準備処理を行っただけでは、処理結果に影響
を及ぼさない。
【0059】続いて、制御部4は、ステップ303の処
理を行った際の経過時間だけではチャタリングが完全に
収束しない場合に所定の時間だけ計時を行う(計時工
程,ステップ304)。但し、ステップ303の処理を
行った際の経過時間が、チャタリングの収束時間よりも
長ければ、この処理は必要ない。
【0060】さらに、制御部4は、検知部3で入力部2
からの入力信号を検知し、入力部2の押しボタンスイッ
チの開閉状態を特定する。この場合、チャタリングは収
束しており入力信号は安定している。そして、特定した
押しボタンスイッチの開閉状態が記憶部5に記憶させた
押しボタンスイッチの開閉状態と異なっているか否かを
判定する(第4工程,ステップ305)。この時、特定
した押しボタンスイッチの開閉状態が記憶部5に記憶さ
せた押しボタンスイッチの開閉状態と同じ場合は、ノイ
ズで押しボタンスイッチ誤動作したものとして、ステッ
プ303で行った準備処理を解除する(ステップ30
6)。
【0061】一方、ステップ305において、特定した
押しボタンスイッチの開閉状態が記憶部5に記憶させた
押しボタンスイッチの開閉状態と異なっている場合、制
御部4は、記憶部5に記憶させている入力部2の押しボ
タンスイッチの開閉状態と逆の開閉状態である特定した
押しボタンスイッチの開閉状態を記憶部5に記憶させ
る。つまり、押しボタンスイッチの初期開閉状態が開放
状態であった場合、押しボタンスイッチは接触状態であ
るとして記憶部5に記憶させる(第5工程,ステップ3
07)。
【0062】そして、制御部4は、記憶部5に記憶させ
た押しボタンスイッチの開閉状態の場合に入力される信
号に対応した所定の実行処理を行う(第6工程,ステッ
プ308)。ステップ303で説明した例の場合は、ス
テップ303で準備処理である点灯させるアドレスの指
定が完了しているので、ステップ308では、実行処理
としてLEDの明滅を許可する処理を行い、LEDを点
灯させる。ステップ308が終了したら、再度ステップ
302を行う。
【0063】このように、図6(B)におけるタイミン
グAまたはタイミングBの時点で押しボタンスイッチ変
化の検知と準備処理を行い、タイミングAまたはタイミ
ングBの時点で実行処理を行うので、ノイズによるチャ
タリングの影響を受けずに、迅速に処理を行うことがで
きる。
【0064】〔第4実施形態〕本発明の第4実施形態
は、第1実施形態乃至第3実施形態における入力部2か
らの伝達信号の変化を検知部3で検知する際に適用可能
である。つまり、各実施形態においてチャタリング信号
を検知部3で検知する際に、所定期間内のチャタリング
信号のパルス数を計数し、該パルス数が所定回数以上の
場合に信号の変化有りとして入力部2から信号の変化を
検知部3で検知する。例えば、第3実施形態に適用した
場合、図1に示した入力装置1において、記憶部5で、
当初の入力部が有する電気接点を備えた押しボタンスイ
ッチの開閉状態を記憶しておく。そして、所定期間内の
チャタリング信号のパルス数を計数し、該パルス数が所
定回数以上の場合に信号の変化有りとして入力部2から
送られた信号の変化を検知部3で検知した場合、ユーザ
によって押しボタンスイッチが操作されたものとする。
例えば、1ms以内に3回未満の信号変化はノイズと判
断して無視し、1ms以内に3回以上の信号変化は信号
の変化有りとして検知部3で信号を検知する。そして、
記憶部5で記憶している電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態の信号出力に対応した所定の処理のうち処理結果に
は影響を及ぼさない準備処理を制御部にて、即座に行
う。また、上記の処理のうち処理結果に影響を及ぼす実
行処理は、チャタリング収束時間経過後に行うこととす
る。
【0065】図6(C)に基づいて説明したように、押
しボタンスイッチが操作されない場合でも、ノイズなど
によりパルスが発生することがある。このノイズなどに
よるパルスはチャタリングと比較して、信号の変化が少
ない。これを利用して、一定時間内に一定回数以上の信
号変化がないと、押しボタンスイッチの操作でないと判
断する。例えば前記のように、1ms以内に3回未満の
信号変化はノイズと判断して無視するというようなもの
である。
【0066】これにより、入力装置からの信号伝達にノ
イズなどの影響によりチャタリングと似た信号が発生し
ても、ノイズが規定に達しないものである場合は、処理
を行わなくすることで、誤動作を抑制することが可能と
なり、動作速度が高速になり、かつノイズなどによる誤
動作にも強くなる。
【0067】以下、その詳細について、図5に基づいて
説明する。図5は、本発明の第4実施形態に係る電気接
点開閉検知方法を説明するためのフローチャートであ
る。なお、図5に示したフローチャートは、図4に示し
たフローチャートのステップ302の処理をステップ3
12の処理に変えたものであり、他の同一部分には同一
符号を付している。
【0068】図5に示したように、入力装置1の制御部
4は、まず、入力部2から出力される信号を検知部3で
検知して、押しボタンスイッチの開閉状態、つまり電気
接点の開閉状態を特定する。そして、この入力部2の電
気接点の開閉状態(初期状態)を記憶部5に記憶させる
(第1工程,ステップ301)。次に、制御部4は、入
力部2の押しボタンスイッチが操作された際に発生する
チャタリング信号の入力があるまで待機する(第2工
程,ステップ312)。この時、チャタリング信号とし
ては、一定期間内にチャタリングの発生回数を計数して
基準値と比較する。そして、一定時間内に一定回数以上
の信号変化がないと押しボタンスイッチの操作でないと
判断して、チャタリング信号無しとする。また、一定時
間内に一定回数以上の信号変化が有ると、チャタリング
信号有りとして、信号を検知し、次にステップ203の
処理を行う。以下、図4に基づいて説明した処理と同様
の処理を行う。
【0069】なお、説明は省略するが、図2に示したフ
ローチャートのステップ102、及び図3に示したフロ
ーチャートのステップ202も、上記図5に示したフロ
ーチャートのステップ312に置き換えることで、ノイ
ズの影響を抑制することが可能となる。
【0070】また、本発明の電気接点の開閉検知方法を
利用可能な入力装置は、記録媒体の読み取り装置を備
え、記録媒体に記録されたプログラムを読み出して、そ
のプログラムを実施可能な構成とする。また、上記の方
法において、各手順を実行させるためにプログラムをパ
ッケージ化し、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録する。そして、上記の画像処理装置や画像形成装置
の読み取り装置に、上記の記録媒体を読み取らせること
で、上記の方法を実行させることが可能となる。つま
り、入力装置において、従来、本発明と異なる電気接点
の開閉検知方法を行っていた場合、電気接点の開閉検知
方法のバージョンアップを実行できるので、ユーザは、
新規に入力装置を購入することなく、本発明の電気接点
の開閉検知方法を実施することが可能となる。
【0071】また、本発明の電気接点の開閉検知方法を
利用可能な入力装置の構成として、入力装置は、記録媒
体の読み取り装置を備えたコンピュータとネットワーク
や通信回線を介して接続された構成であってもよい。こ
の場合、コンピュータの記録媒体読み取り装置で記録媒
体に記録されたプログラムを読み出して、そのプログラ
ムを上記のネットワークや通信回線を介して画像処理装
置または画像形成装置に転送する。そして、転送したプ
ログラムを入力装置で実行させることで、本発明の電気
接点の開閉検知方法を実施することが可能となる。
【0072】上記記録媒体としては、マイクロコンピュ
ータで処理が行われるために図示していないメモリ、例
えばROMのようなものそのものがプログラムメディア
で当ても良いし、磁気テープやカセットテープなどのテ
ープ系、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気
ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVDなどの光
ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクRO
M、EPROM(Erasable programmable Read Only Me
mory)、EEPROM(Electrically Erasable Progra
mmable Read OnlyMemory )、フラッシュROMなどに
よる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持す
る媒体であっても良い。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0074】(1) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の処理を行う入力装置における接点開閉検出方法は、該
電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、該電気
接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無を検知
する第2工程と、該第2工程でチャタリング信号を検知
すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態を記憶する第3工程と、該第3工程で記憶した該電
気接点の開閉状態における信号が入力された場合の所定
の処理を行う第4工程と、を行うので、チャタリングの
発生による影響を受けることなく、入力手段から与えら
れる信号の変化に即座に対応することが可能となり、迅
速に処理を行うことができる。
【0075】(2) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の処理を行う入力装置における接点開閉検出方法は、該
電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、該電気
接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無を検知
する第2工程と、該第2工程でチャタリング信号を検知
すると、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態における信号が入力された場合に行う所定の処理を
行う第3工程と、入力された信号が記憶している該電気
接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号であるか否
かを判別する第4工程と、該第4工程において、記憶し
ている該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信
号を検知すると、該第4工程における該電気接点の開閉
状態を記憶する第5工程と、を行うので、迅速に処理を
行うことが可能となり、また、一旦ノイズなどにより誤
作動したとしても、記憶手段が新状態を記憶する際に
は、入力に応じた必要な処理を行った後に新状態を記憶
するため、次回以降はまた正しく動作させることができ
る。
【0076】(3) 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じ
て異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定
の準備処理及び実行処理を行う入力装置における接点開
閉検出方法は、該電気接点の初期開閉状態を記憶する第
1工程と、該電気接点の開閉時に発生するチャタリング
信号の有無を検知する第2工程と、該第2工程でチャタ
リング信号を検知すると、記憶している該電気接点の開
閉状態と逆の開閉状態における信号が入力された場合に
行う所定の準備処理を行う第3工程と、入力された信号
が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態に
おける信号であるか否かを判定する第4工程と、該第4
工程において、記憶している該電気接点の開閉状態と逆
の開閉状態における信号と判定すると、該第4工程にお
ける該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程と、該第
5工程で記憶した電気接点の開閉状態における信号が入
力された場合の所定の実行処理を行う第6工程と、を行
うため、動作速度が高速になり、かつノイズなどにより
チャタリングと類似したパルスがが発生した場合にも誤
動作の発生を抑制することができる。
【0077】(4) 電気接点の開閉時に発生するチャタリ
ング信号の有無を検知する第2工程では、所定期間内の
チャタリング信号のパルス数を計数し、該パルス数が所
定回数以上の場合にチャタリング信号有りとしてチャタ
リング信号を検知するため、電気接点からの伝達信号に
ノイズなどの影響によりチャタリングと似た信号が発生
しても、ノイズが規定に達しないものである場合は、処
理を行わなくするので、誤動作を抑制することが可能と
なり、動作速度が高速になり、かつノイズなどによる誤
動作にも強くすることができる。
【0078】(5) 電気接点開閉検知方法では、第2工程
でチャタリング信号を検知すると、記憶している該電気
接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号が入力され
た場合に行う所定の準備処理を行う第3工程と、入力さ
れた信号が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開
閉状態における信号であるか否かを判定する第4工程
と、の間に、所定時間の計時を行う計時工程を行うた
め、所定時間をチャタリングが発生してから収束するま
での時間とすることで、安定した信号によって電気接点
の開閉状態を判定することができる。
【0079】(6) 電気接点開閉検知方法では、入力され
た信号が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉
状態における信号であるか否かを判定する第4工程にお
いて、記憶している前記電気接点の開閉状態と同じ開閉
状態における信号を検知すると、第3工程で行った記憶
している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における
信号が入力された場合に行う所定の準備処理または所定
の処理を解除し、再度該電気接点の開閉時に発生するチ
ャタリング信号の有無を検知する第2工程を行うので、
入力信号にチャタリング信号に基づいて行った処理が誤
っている場合には、安定した入力信号に基づき、直ちに
解除することができる。
【0080】(7) 入力装置は、電気接点開閉検知方法を
実行するために、開閉自在な電気接点と、該電気接点の
初期開閉状態を記憶する第1工程、及び第2工程でチャ
タリング信号を検知すると、記憶している該電気接点の
開閉状態と逆の開閉状態を記憶する第3工程を実行する
ための記憶手段と、該電気接点の開閉時に発生するチャ
タリング信号の有無を検知する第2工程を実行するため
の検知手段と、該第3工程で記憶した該電気接点の開閉
状態における信号が入力された場合の所定の処理を行う
第4工程を実行するための制御手段と、を備えているた
め、チャタリングの発生による影響を受けることなく、
入力手段から与えられる信号の変化に即座に対応するこ
とが可能となり、迅速に処理を行うことができる。
【0081】(8) 入力装置は、電気接点開閉検知方法を
実行するために、開閉自在な電気接点と、該電気接点の
初期開閉状態を記憶する第1工程及び第4工程におい
て、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態
における信号を検知すると、該第4工程における該電気
接点の開閉状態を記憶する第5工程を実行するための記
憶手段と、該電気接点の開閉時に発生するチャタリング
信号の有無を検知する第2工程を実行するための検知手
段と、該第2工程でチャタリング信号を検知すると、記
憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態におけ
る信号が入力された場合に行う所定の処理を行う第3工
程及び入力された信号が記憶している該電気接点の開閉
状態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判別す
る第4工程を実行するための制御手段と、を備えている
ため、迅速に処理を行うことができ、また、一旦ノイズ
などにより誤作動したとしても、記憶手段が新状態を記
憶する際には、入力に応じた必要な処理を行った後に新
状態を記憶するため、次回以降は正しく動作させること
ができる。
【0082】(9) 入力装置は、電気接点開閉検知方法を
実行するために、開閉自在な電気接点と、該電気接点の
初期開閉状態を記憶する第1工程及び第4工程におい
て、記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態
における信号と判定すると、該第4工程における該電気
接点の開閉状態を記憶する第5工程を実行するための記
憶手段と、該電気接点の開閉時に発生するチャタリング
信号の有無を検知する第2工程を実行するための検知手
段と、該第2工程でチャタリング信号を検知すると、記
憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態におけ
る信号が入力された場合に行う所定の準備処理を行う第
3工程、入力された信号が記憶している該電気接点の開
閉状態と逆の開閉状態における信号であるか否かを判定
する第4工程及び該第5工程で記憶した電気接点の開閉
状態における信号が入力された場合の所定の実行処理を
行う第6工程を実行するための制御手段と、を備えてい
るため、動作速度が高速になり、かつノイズなどにより
チャタリングと類似したパルスがが発生した場合にも誤
動作の発生を抑制することができる。
【0083】(10)入力装置は、検知手段で、所定期間内
のチャタリング信号のパルス数を計数し、該パルス数が
所定回数以上の場合に該電気接点の開閉時に発生するチ
ャタリング信号有りとしてチャタリング信号を検知する
ので、電気接点からの伝達信号にノイズなどの影響によ
りチャタリングと似た信号が発生しても、ノイズが規定
に達しないものである場合は、処理を行わなくするの
で、誤動作を抑制することが可能となり、動作速度が高
速になり、かつノイズなどによる誤動作にも強くするこ
とができる。
【0084】(11)入力装置の制御手段は、第2工程でチ
ャタリング信号を検知すると、記憶している該電気接点
の開閉状態と逆の開閉状態における信号が入力された場
合に行う所定の準備処理を行う第3工程と、入力された
信号が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状
態における信号であるか否かを判定する第4工程と、の
間に、所定時間の計時を行うため、所定時間をチャタリ
ングが発生してから収束するまでの時間とすることで、
安定した信号によって電気接点の開閉状態を判定するこ
とができる。
【0085】(12)入力装置の制御手段は、入力された信
号が記憶している該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態
における信号であるか否かを判定する第4工程におい
て、記憶している前記電気接点の開閉状態と同じ開閉状
態における信号を検知すると、第3工程で行った記憶し
ている該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信
号が入力された場合に行う所定の準備処理または所定の
処理を解除し、再度該電気接点の開閉時に発生するチャ
タリング信号の有無を検知する第2工程を行うことによ
り、入力信号にチャタリング信号に基づいて行った処理
が誤っている場合には、安定した入力信号に基づき、直
ちに解除することができる。
【0086】(13)コンピュータ読取り可能な記録媒体
は、(1) 乃至(6) のいずれかに記載の接点開閉検出方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
ているので、接点開閉検出方法を入力装置に実行させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電気接点の開閉検知方
法を実行する入力装置の概略構成を示したブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電気接点開閉検知
方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電気接点開閉検知
方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態に係る電気接点開閉検知
方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第4実施形態に係る電気接点開閉検知
方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】(A)が押しボタンスイッチを備えた入力装置
の回路図、(B)が押しボタンスイッチの操作に伴う信
号波形図、(C)がノイズによる信号波形図である。
【図7】従来のチャタリング吸収処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1−入力装置 2−入力部 3−検知部 4−制御部 5−記憶部 6−出力部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じて
    異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定の
    処理を行う入力装置における接点開閉検出方法であっ
    て、 該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、 該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無
    を検知する第2工程と、 該第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶して
    いる該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態を記憶する第
    3工程と、 該第3工程で記憶した該電気接点の開閉状態における信
    号が入力された場合の所定の処理を行う第4工程と、を
    含むことを特徴とする電気接点の開閉検出方法。
  2. 【請求項2】 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じて
    異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定の
    処理を行う入力装置における接点開閉検出方法であっ
    て、 該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、 該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無
    を検知する第2工程と、 該第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶して
    いる該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号
    が入力された場合に行う所定の処理を行う第3工程と、 入力された信号が記憶している該電気接点の開閉状態と
    逆の開閉状態における信号であるか否かを判別する第4
    工程と、 該第4工程において、記憶している該電気接点の開閉状
    態と逆の開閉状態における信号を検知すると、該第4工
    程における該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程
    と、を含むことを特徴とする接点開閉検知方法。
  3. 【請求項3】 開閉自在な電気接点の開閉状態に応じて
    異なる信号が入力され、入力信号に応じて異なる所定の
    準備処理及び実行処理を行う入力装置における接点開閉
    検出方法であって、 該電気接点の初期開閉状態を記憶する第1工程と、 該電気接点の開閉時に発生するチャタリング信号の有無
    を検知する第2工程と、 該第2工程でチャタリング信号を検知すると、記憶して
    いる該電気接点の開閉状態と逆の開閉状態における信号
    が入力された場合に行う所定の準備処理を行う第3工程
    と、 入力された信号が記憶している該電気接点の開閉状態と
    逆の開閉状態における信号であるか否かを判定する第4
    工程と、 該第4工程において、記憶している該電気接点の開閉状
    態と逆の開閉状態における信号と判定すると、該第4工
    程における該電気接点の開閉状態を記憶する第5工程
    と、 該第5工程で記憶した電気接点の開閉状態における信号
    が入力された場合の所定の実行処理を行う第6工程と、
    を含むことを特徴とする接点開閉検出方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程では、所定期間内のチャタ
    リング信号のパルス数を計数し、該パルス数が所定回数
    以上の場合にチャタリング信号有りとしてチャタリング
    信号を検知することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の電気接点開閉検出方法。
  5. 【請求項5】 前記第3工程と前記第4工程との間に、
    所定時間の計時を行う計時工程を備えたことを特徴とす
    る請求項2または3に記載の電気接点開閉検知方法。
  6. 【請求項6】 前記第4工程において、記憶している前
    記電気接点の開閉状態と同じ開閉状態における信号を検
    知すると、前記第3工程で行った処理を解除し、再度前
    記第2工程を行うことを特徴とする請求項2または3に
    記載の接点開閉検知方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載した電気接点開閉検知方
    法を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気
    接点と、前記第1工程及び前記第3工程を実行するため
    の記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
    と、前記第4工程を実行するための制御手段と、を備え
    たことを特徴とする入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載した電気接点開閉検知方
    法を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気
    接点と、前記第1工程及び前記第5工程を実行するため
    の記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
    と、前記第3工程及び前記第4工程を実行するための制
    御手段と、を備えたことを特徴とする入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載した電気接点開閉検知方
    法を実行するための入力装置であって、開閉自在な電気
    接点と、前記第1工程及び前記第5工程を実行するため
    の記憶手段と、前記第2工程を実行するための検知手段
    と、前記第3工程、前記第4工程及び前記第6工程を実
    行するための制御手段と、を備えたことを特徴とする入
    力装置。
  10. 【請求項10】 前記検知手段は、前記第2工程を実行
    する際に、所定期間内のチャタリング信号のパルス数を
    計数し、該パルス数が所定回数以上の場合にチャタリン
    グ信号有りとしてチャタリング信号を検知することを特
    徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の入力装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記第3工程と前記
    第4工程との間で、所定時間の計時を行うことを特徴と
    する請求項8または9に記載の入力装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記第4工程におい
    て、記憶している前記電気接点の開閉状態と同じ開閉状
    態における信号を検知すると、前記第3工程で行った処
    理を解除し、再度前記第2工程を行うことを特徴とする
    請求項8または9に記載の入力装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至6のいずれかに記載の接
    点開閉検出方法をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り
    可能な記憶媒体。
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