JP2002190132A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002190132A
JP2002190132A JP2000388541A JP2000388541A JP2002190132A JP 2002190132 A JP2002190132 A JP 2002190132A JP 2000388541 A JP2000388541 A JP 2000388541A JP 2000388541 A JP2000388541 A JP 2000388541A JP 2002190132 A JP2002190132 A JP 2002190132A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フォーカスサーボの安定性と多層光ディスク
での層間クロストークによるオフセットを解決し記録面
に対し光ビームの最適合焦位置を良好に追従させること
のできる光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光ビームの焦点誤差を検出する光ピック
アップ装置3であって、光検出光学系の戻り光の光路中
に配置されかつ戻り光を0次回折光及び±1次回折光を
出力するホログラムレンズと、光検出光学系の戻り光の
光路中におけるホログラムレンズの前又は後のいずれか
に配置され、かつ非点収差を付与する光学素子38と、
ホログラムレンズから出力される0次及び±1次回折光
をそれぞれ別個に受光する0次及び±1次回折光用の光
検出器400,401,402と、第1及び第2フォー
カスエラー信号を生成する0次及び±1次回折光用のサ
ーボ信号生成演算回路と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
光学式記録媒体の記録再生装置における光ピックアップ
装置に関し、特に、積層された複数の記録層を持つ光デ
ィスクなどの記録媒体の所定記録面に対し集光される光
ビームの最適集光位置の制御を行うことのできる光ピッ
クアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD(Digital Versatile Dis
c)と称される高記録密度及び大容量の情報記録媒体並
びにこれを用いたシステムがある。片面の1層の記録層
のDVDでは4.7Gバイトであるが、その記録層を複
数化することにより、DVDの規格において記録層を2
層とすることで倍の大容量化を実現している。また、更
なる光ディスクの大容量化のために、高NA及び短波長
の光学系及び光源を用い、3層、4層の記録層といった
次世代の多層光ディスクシステムも考えられている。こ
のような複数の記録面がスペーサ層を挟んで交互に積層
される多層光ディスクにおいて、一方の光ディスク表面
側から光学式ピックアップ装置によって情報を読み取る
には、所望のどちらか一方の層における記録面に対し光
ビームの焦点(合焦位置若しくは最適集光位置)合わ
せ、すなわち、集光された光スポットを所望の記録層に
照射することが必要となる。
【0003】所望の記録層に焦点を合わせるために、フ
ォーカスエラー検出光学系により検出したフォーカスエ
ラー信号FEによりサーボをかけてフォーカス引き込み
を行うことが一般的である。このフォーカスエラー信号
FEは、多層光ディスクでの再生を考えると、再生する
記録層以外への記録層からの反射光の影響例えば層間ク
ロストークによるフォーカスオフセットをできるだけ排
除するために、そのキャプチャーレンジ(FEのS字曲
線の最大ピーク振幅間距離に相当するフォーカスずれ量
すなわち変移距離)が、各層間距離のうちの、最小の層
間距離(中間層の厚み)よりも十分狭く、例えば層間距
離の1/10以下となとるように設定されている。キャ
プチャーレンジは検出光学系の光学素子及び受光素子の
寸法や特性などにより決定される。例えば、図1に示す
3層光ディスク1のフォーカス引き込みを考える。光デ
ィスク1の基板上には、1層目の第1の記録層が形成さ
れ、中間層を介して、2層目の第2の記録層が形成され
ており、さらに、3層目の第3の記録層が中間層を介し
て形成されている。この第3の記録層の表面は、カバー
層により保護されている。図2は光ディスク1の層間距
離とキャプチャーレンジの関係を変化させたときのフォ
ーカスエラー信号FEの変化を示している。図2(a)
は、キャプチャーレンジが層間距離の1/10の場合の
フォーカスエラー信号FEである。各記録層からのフォ
ーカスエラー信号FEの影響は殆どないため、合成され
て得られるフォーカスエラー信号FEにより、所望する
記録層に光スポットを集光できる。しかし、図2(b)
はキャプチャーレンジが層間距離の1/4の場合のフォ
ーカスエラー信号FEであるが、各記録層からのフォー
カスエラー信号FEが影響しあって、合成されて得られ
るフォーカスエラー信号FE(実線)は誤差を持ってし
まうため、所望する記録層に光スポットを集光できな
い。尚、フォーカスエラー検出光学系については非点収
差法、フーコ法、スポットサイズ法など種々の方法が提
案されているが、どの検出方法にとっても上記条件は多
層光ディスクの記録再生には必須条件である。記録層間
距離に対してキャプチャーレンジは十分狭くなければな
らない。
【0004】しかしながら、キャプチャーレンジを狭く
した場合はフォーカス引き込みが困難となり、さらに、
記録再生時に振動などの外乱によりフォーカスサーボが
外れ易くなってしまい、最悪の場合フォーカスサーボが
外れ対物レンズが光ディスク表面に衝突しこれを傷つけ
てしまうなど、プレアビリティが非常に悪くなる。ま
た、キャプチャーレンジをある程度確保して前述の条件
を満たそうとすると、記録層間距離が大きくなる。この
ことは、光ディスク表面から各記録層までの厚さが大き
く変化することになり、高NA対物レンズ使用下では球
面収差が増大するので、高NA対物レンズが多層光ディ
スクを使用することの妨げとなっている。
【0005】高NA対物レンズが発生するカバー層厚変
化による球面収差を減らすために、各層間距離は狭くな
くてはならない。層間距離とキャプチャーレンジの比を
大きくとる必要があるため、キャプチャーレンジは狭く
設定しなければならなくなる。例えば、NA0.85の
場合、第1層目と最も離れた層(n層光ディスクのn層
目)との許容できる距離は約20μm以下であり、キャ
プチャーレンジは2層光ディスクで2μm、3層光ディ
スクでは0.7μm、4層光ディスクでは0.5μm以
下と、多層化すればするほど、きわめて小さな値となっ
てしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、フォーカスサーボの安定
性と多層光ディスクでの層間クロストークによるオフセ
ットなどを同時に解決し、目標記録面に対し光ビームの
最適合焦位置を良好に追従させることのできる光ピック
アップ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による光ピックア
ップ装置は、光学式記録媒体の記録面上のトラックに光
ビームを集光してスポットを形成する照射光学系、及
び、前記スポットから反射されて戻った戻り光を光検出
器へ導く光検出光学系を有し、前記光ビームの焦点誤差
を検出する光ピックアップ装置であって、前記光検出光
学系の前記戻り光の光路中に配置されかつ前記戻り光を
0次回折光及び±1次回折光を出力するホログラムレン
ズと、前記光検出光学系の前記戻り光の光路中における
前記ホログラムレンズの前又は後のいずれかに配置さ
れ、かつ非点収差を付与する光学素子と、前記ホログラ
ムレンズから出力される0次回折光を受光する0次回折
光用の光検出器と、前記ホログラムレンズから出力され
る±1次回折光を受光する±1次回折光用の光検出器
と、前記0次回折光用の光検出器に接続されかつその出
力信号に基づいて第1のキャプチャーレンジを有する第
1フォーカスエラー信号を生成する0次回折光用のサー
ボ信号生成演算回路と、前記±1次回折光用の光検出器
に接続されかつその出力信号に基づいて前記第1のキャ
プチャーレンジと異なる第2のキャプチャーレンジを有
する第2フォーカスエラー信号を生成する±1次回折光
用のサーボ信号生成演算回路と、を備えたことを特徴と
する。
【0008】本発明による光ピックアップ装置において
は、前記ホログラムレンズは、前記0次回折光が前記±
1次回折光より光量比が大きくなるように設定されてい
ることを特徴とする。本発明による光ピックアップ装置
においては、前記0次回折光用の光検出器は、直交する
2本の分割線を境界線として各々近接配置されかつ互い
に独立した4個の受光部から構成され、一方の分割線が
トラック伸長方向に平行になるように配置され、前記0
次回折光用のサーボ信号生成演算回路に接続される正極
性となる受光部の面積と負極性となる受光部の面積が略
等しく設定されていることを特徴とする。
【0009】本発明による光ピックアップ装置において
は、前記非点収差を付与する光学素子はシリンドリカル
レンズであり、その中心軸が光ディスクのトラック伸長
方向に対して45度の角度で伸長するように、戻り光の
光路に配置されていることを特徴とする。本発明による
光ピックアップ装置においては、前記±1次回折光用の
光検出器は、トラック伸長方向に垂直な方向と略平行に
伸長する少なくとも2本の分割線を境界線として各々近
接配置されかつ互いに独立した少なくとも2個の受光部
から構成され、前記±1次回折光用のサーボ信号生成演
算回路に接続される正極性となる受光部の面積と負極性
となる受光部の面積が略等しく設定されていることを特
徴とする。
【0010】本発明による光ピックアップ装置において
は、前記第1のキャプチャーレンジは前記第2のキャプ
チャーレンジより小となるように構成されたことを特徴
とする。本発明による光ピックアップ装置においては、
前記0次回折光に基づいてトラッキングエラー信号を生
成するように構成されたことを特徴とする。
【0011】本発明による光ピックアップ装置において
は、前記第1フォーカスエラー信号は非点収差法で、前
記第2フォーカスエラー信号は差動スポットサイズ法
で、それぞれ生成するように構成されたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明による光ピックアッ
プ装置を含む記録再生装置の好適な実施形態について以
下に説明する。 (光ピックアップ装置)図3は、本発明の一実施形態で
あるの構成を示す図である。
【0013】光ピックアップ装置3は、光源である半導
体レーザ31と、グレーティング32と、偏光ビームス
プリッタ33と、コリメータレンズ34と、ミラー35
と、1/4波長板36と、対物レンズ37と、シリンド
リカルレンズなどの透光性材料からなる非点収差発生光
学素子38及びホログラムレンズなどの回折光学素子3
9と、0次回折光用の光検出器400及び±1次回折光
用の光検出器401、402を備えた光検出器40を備
えている。光ディスク1は、図示しないスピンドルモー
タのターンテーブル上に対物レンズ37から離間するよ
うに載置される。
【0014】また、ピックアップ3にはフォーカスアク
チュエータ301が内蔵され、これは供給される駆動信
号のレベル及び極性に応じて対物レンズ37を光ディス
ク1の表面に垂直な方向(光軸方向)に移動せめ、光源
から発射された光ビームを所定の記録層へ集光するフォ
ーカスサーボを実行する。図4に示すように、光検出器
40において、0次回折光用光検出器400は、直交す
る2本の分割線を境界線として各々近接配置されかつ互
いに独立した4個の等しい面積の受光部(B1,B2,
B3,B4)から構成され、一方の分割線がトラック伸
長方向に平行になるように構成されている。また、±1
次回折光用光検出器401、402は、各々がトラック
伸長方向に垂直な方向と略平行に伸長する少なくとも2
本の分割線を境界線として各々近接配置されかつ互いに
独立した3個の受光部(A1,A2,A3)(C1,C
2,C3)から構成される。光検出器40は、光ディス
ク上で光スポットが合焦となる場合に0次回折光が後述
の最小錯乱円となり、これが0次回折光用光検出器40
0の分割線の交点に位置するように、配置されている。
これら受光部は受光部(B1,B2,B3)の中心(分
割線の交点)に関して点対称に形成、配置され、すなわ
ち該中心からトラック方向の及び垂直な方向に伸長する
直線に関してそれぞれ対称である。
【0015】なお、±1次回折光用光検出器の受光部は
互いに独立した少なくとも2個の受光部から構成されれ
ばよく、図12に示すように、受光部A1とA3及び受
光部C1とC3が互いに独立しないように接続して構成
してもよい。 (光ピックアップ装置の光路)図3に示すように、半導
体レーザ31から射出された光ビームは、グレーティン
グ32を経て偏光ビームスプリッタ33に入射する。偏
光ビームスプリッタ33は偏光鏡を有しており、入射し
た光ビームは偏光ビームスプリッタ33を通過し、コリ
メータレンズ34を経て、ミラー35により光路を直角
に変えられ、1/4波長板36を通過し、対物レンズ3
7から光ディスク1の情報記録面へ照射される。このよ
うに、照射光学系は、対物レンズ37は光ディスク1上
に螺旋又は同心円状に形成されたピット列又はトラック
へ光ビームを集光して記録面上に光スポットを形成す
る。この照射光ビームスポットにより、光ディスクの情
報記録面に記録情報を書き込む、あるいは読み出すこと
ができる。
【0016】光ディスクの記録面上の光ビームスポット
にて反射された戻り光は光検出光学系により、光検出器
へ導かれる。すなわち、戻り光は対物レンズ37、1/
4波長板36、ミラー35及びコリーメータレンズ34
を経て、再び偏光ビームスプリッタ33に入射する。こ
の場合、戻り光は偏光ビームスプリッタ33により半導
体レーザ31への方向とは異なる方向へ光路を変えら
れ、非点収差発生光学素子38及び回折光学素子39へ
導かれる。非点収差発生光学素子38及び回折光学素子
39を通過した戻り光は、非点収差を付与されるととも
に回折され、光検出器40における0次回折光用光検出
器400及び±1次回折光用光検出器401、402へ
それぞれの回折光として入射する。なお、非点収差発生
光学素子38と回折光学素子39とを逆に配置して戻り
光が回折された後に非点収差を付与するようにしてもよ
い。光検出器40の各受光部は受光した光を光電変換し
て、光電変換により出力された光検出電気信号を、サー
ボ信号生成演算回路が所定の演算を行ってフォーカスエ
ラー信号を生成する。
【0017】(光検出光学系の作用)回折光学素子39
のホログラムレンズは、±1次回折光に対し元の光軸か
ら略対称に偏向させ集光せしめるように、偏芯したレン
ズ効果を有している。また、±1次回折光のいずれかに
凸レンズ又は凹レンズの作用をするように設定されてい
る。従って、図5に示すように、回折光学素子39は、
非点収差発生光学素子38を設けていないと仮定して光
ディスクのトラック上で光ビームが合焦したとき、0次
回折光が光軸上に焦点を結ぶように(図5(a))、同
時に、+1次回折光が光軸から離れ光検出器40の手前
に焦点f1を結び、かつ、−1次回折光が光軸から離れ
光検出器40の遠方に焦点f2を結ぶ。±1次回折光の
集光点間すなわち図5に示す(d)及び(e)間がフォ
ーカスエラー信号のキャプチャーレンジに対応する。
【0018】図5に示すように、非点収差発生光学素子
のシリンドリカルレンズ38により非点収差を持った戻
り光の±1次回折光は、±1次回折光用光検出器40
1、402の中心付近(図4のA2及びC2)に略同一
面積の光スポットを形成する。なお、ホログラムレンズ
の回折光学素子39は、0次回折光が±1次回折光より
光量比が大きくなるように設定されている。0次回折光
用光検出器400の出力を±1次回折光用光検出器40
1、402より高めるためである。
【0019】0次回折光は、回折光学素子39のホログ
ラムレンズの作用を受けないため、元の光軸からずれる
こと無く進む。この0次回折光の光ビームだけで考える
と従来の非点収差法を用いた検出光学系とまったく同様
の動作をする。すなわち、図6に示すように、非点収差
発生光学素子のシリンドリカルレンズ38により非点収
差を持った戻り光の0次回折光は、トラック伸長方向と
ディスク半径方向とで直交する2線分によって4分割さ
れた受光面を有する4分割された0次回折光用光検出器
400の中心付近に光スポット(後述の最小散乱円)を
形成する。
【0020】シリンドリカルレンズ38は、図6に示す
ように、その中心軸(レンズ面をなす円柱曲面の回転対
称軸)が光ディスクのトラック伸長方向に対して45度
の角度で伸長するように、戻り光の光路に配置されてい
る。この構成により、対物レンズ37により収束する戻
り光に非点収差を与え、光ディスク及び対物レンズ37
間距離に応じて線像M、最小散乱円B及び線像Sを形成
する。よって、検出光学系は、光ビームの合焦時に図6
(a)の最小散乱円Bを0次回折光用光検出器400に
照射し、デフォーカス時に図6(b)又は(c)のよう
に受光面の対角線方向に延びた線像及び楕円形の光スポ
ットを0次回折光用光検出器400に照射する。0次回
折光の集光した線像間すなわち図5に示す(b)及び
(c)間がフォーカスエラー信号のキャプチャーレンジ
に対応する。なお、この0次回折光用光検出器400で
得られるキャプチャーレンジを第1とし、上記の±1次
回折光用光検出器401、402で得られるものを第2
キャプチャーレンジと呼ぶ。
【0021】以下に、回折光学素子39のホログラムレ
ンズ及び非点収差発生光学素子のシリンドリカルレンズ
38からなる光検出光学系によって、上記の0及び±1
次回折光用光検出器400、401、402で第1及び
第2キャプチャーレンジを得られる動作を説明する。図
7(a)に示すように、合焦点状態の時には、0次回折
光は0次回折光用光検出器400上の最小散乱円として
集光され、同時に、±1次回折光はそれぞれ±1次回折
光用光検出器401、402上に異なる対角線方向に伸
長した略同一面積の楕円として集光される。
【0022】光ディスク1が合焦点状態よりも対物レン
ズ37に近づくと、図7(b)に示すように、0次回折
光は対角線上にて線像となり、+1次回折光は+1次回
折光用光検出器401上に縮小した楕円として集光さ
れ、−1次回折光は−1次回折光用光検出器402上に
拡大した楕円として集光される。一方、光ディスク1が
合焦点状態よりも対物レンズ37から遠ざかると、図7
(c)に示すように、0次回折光はもう一方の対角線に
て線像となり、+1次回折光は+1次回折光用光検出器
401上に拡大した楕円として集光され、−1次回折光
は−1次回折光用光検出器402上に縮小した楕円とし
て集光される。
【0023】そして、図7(d)、(e)に示すよう
に、光ディスクとの遠近が進むと0次回折光はそれぞれ
拡大した楕円として0次回折光用光検出器400上に集
光される。光ディスクが近づいた場合の+1次回折光
は、図7(d)に示すように、+1次回折光用光検出器
401上に対角線方向に伸長した最小面積の楕円として
集光され、同時に、−1次回折光は−1次回折光用光検
出器402上にさらに拡大した楕円として集光される。
光ディスクが遠ざかった場合の+1次回折光は、図7
(e)に示すように、+1次回折光用光検出器401上
にさらに拡大した楕円として集光され、同時に、−1次
回折光は−1次回折光用光検出器402上に対角線方向
に伸長した最小面積の楕円として集光される。
【0024】さらに、図7(f)、(g)に示すよう
に、光ディスクとの遠近がさらに進むと0次回折光はそ
れぞれさらに拡大した楕円として0次回折光用光検出器
400上にはみ出し始める。図7(f)に示すように、
+1次回折光は、光ディスクがさらに近くなると、もう
一方の対角線方向に伸長し拡大しつつある楕円として+
1次回折光用光検出器401上に集光され、同時に、−
1次回折光はさらに拡大した楕円として集光される。一
方、光ディスクがさらに遠くなると、図7(g)に示す
ように、+1次回折光はさらに拡大した楕円として集光
され、同時に、−1次回折光はもう一方の対角線方向に
伸長し拡大しつつある楕円として−1次回折光用光検出
器402上に集光される。
【0025】従って、0次回折光用光検出器400及び
±1次回折光用光検出器401、402の受光部の符号
をその出力として示すと、それぞれから得られるフォー
カスエラー信号すなわち第1及び第2キャプチャーレン
ジを有する第1及び第2フォーカスエラーFE1,FE
2は、以下の式(1)(非点収差法)及び(2)(スポ
ットサイズ法)によって示される。
【0026】
【数1】 FE1=(B1+B3)−(B2+B4)……(1) FE2=(A1+A3+C2)−(A2+C1+C3)……(2) 第1及び第2キャプチャーレンジが互いに異なるように
第1及び第2フォーカスエラー信号を生成することがで
きる。(サーボ信号生成演算回路)図4に示すように、
0次回折光用の光検出器400は0次回折光用のサーボ
信号生成演算回路411に接続され、0次回折光用のサ
ーボ信号生成演算回路411は0次回折光用の光検出器
400の出力信号に基づいて第1キャプチャーレンジを
有する第1フォーカスエラー信号FE1を生成する。ま
た、±1次回折光用の光検出器401,402は±1次
回折光用のサーボ信号生成演算回路412に接続され、
±1次回折光用のサーボ信号生成演算回路412は±1
次回折光用のサーボ信号生成演算回路401,402の
出力信号に基づいて第2キャプチャーレンジを有する第
2フォーカスエラー信号FE2を生成する。
【0027】0次回折光用のサーボ信号生成演算回路4
11は、加算回路436、437及び438並びに減算
回路439を含む。加算回路436及び437の各出力
信号を減算する減算回路439の出力((B1+B3)
−(B2+B4))をもって第1フォーカスエラー信号
FE1が生成される。なお、光検出器400の受光面に
おける当該受光中心に関し点対称に位置する受光部(B
1+B3)(B2+B4)の光電変換信号同士を加算す
る加算回路436及び437の両出力が加算回路438
にてさらに加算されてフォーカスサム信号SUMが生成
される。なお、フォーカスサム信号SUMはRF信号
(Radio Frequency )としてRFアンプ(図示せず)や
イコライザ(図示せず)を経て読取信号処理系(図示せ
ず)に伝送される。読取信号処理系は、RF信号から最
終的な音声若しくは映像信号またはコンピュータデータ
信号を再生し、このような再生信号を例えば装置外部へ
と導出する。また、接線方向分割線で分けた受光部(B
1+B2)及び(B3+B4)の光電変換信号はトラッ
キングエラー信号として生成され、用いられる。
【0028】図4に示すように、±1次回折光用のサー
ボ信号生成演算回路412は、加算回路446及び44
7並びに減算回路449を含む。加算回路446及び4
47の各出力信号を減算する減算回路449の出力
((A1+A3+C2)−(A2+C1+C3))をも
って第2フォーカスエラー信号FE2が生成される。上
記した図7に示すような光検出器上に集光するスポット
の大きさに応じた出力を演算することによって、非点収
差法による第1フォーカスエラー信号FE1を作動スポ
ットサイズ法による第2フォーカスエラー信号FE2を
得ることができる。±1次回折光用光検出器401,4
02はこの第2フォーカスエラー信号FE2の検出のみ
に用い、トラッキングエラー信号検出やRF信号検出に
は用いない。この第2フォーカスエラー信号FE2の第
2キャプチャーレンジはホログラムレンズの焦点距離を
設定することで第1フォーカスエラー信号FE1とほぼ
独立に設定できる。この第2キャプチャーレンジは第1
フォーカスエラー信号FE1のものよりも大きなキャプ
チャーレンジに設定することができるためフォーカスサ
ーボの引き込み特性を改善したフォーカスエラー信号と
して用いることができる。
【0029】0次回折光と±1次回折光の光量配分は広
帯域で信号S/Nが必要な0次回折光に大きく配分す
る。そのために、ホログラムレンズ39は、0次回折光
が±1次回折光より光量比が大きくなるように設定され
ている。±1次回折光はフォーカスエラー信号生成にの
み使用するため信号S/Nも帯域もそれほど必要でない
からである。
【0030】(フォーカスサーボループ制御)図8に示
すように、ピックアップ3の出力段たる減算回路439
から導出される第1フォーカスエラー信号FE1は、図
示しないアンプにより増幅されゼロクロス検出回路57
及びイコライザ58へと供給される。ゼロクロス検出回
路57は、第1フォーカスエラー信号FE1のレベルが
所定レベル、本例ではゼロレベルを通過したことを検出
し、その検出結果に応じたゼロクロス検出信号FZを発
生し、制御部59へ供給する。制御部59は、プロセッ
サ、ROM,RAMを含むマイクロコンピュータであ
り、システムコントローラからのコマンドを受けるとと
もに所定閾値を格納している。イコライザ58は、供給
されたフォーカスエラー信号FE1に波形等化の処理を
施し、その等化された第1フォーカスエラー信号FE1
をスイッチ回路510の1つの入力端子(A)に供給す
る。
【0031】ピックアップ3の他の出力段たる減算回路
449から導出される第2フォーカスエラー信号FE2
は、図示しないアンプにより増幅されイコライザ60へ
と供給される。イコライザ60は、供給された信号FE
2に波形等化の処理を施し、その等化された第2フォー
カスエラー信号FE2をスイッチ回路510の1つの入
力端子(B)に供給する。
【0032】スイッチ回路510の入力端子(C)に
は、システム制御部59からの強制信号FP及び制御信
号が供給され、制御信号に応じて(A)〜(C)のいず
れかを選択的に出力するよう切り換え制御される。制御
信号がフォーカスサーボループを閉成すべきことを示し
ているときにはイコライザからのいずれかのフォーカス
エラー信号を選択してドライバアンプ513に出力す
る。一方、制御信号が該ループを開放しかつフォーカス
アクチュエータ301を強制的に駆動させるべきことを
示しているときには制御部59からの強制信号FPを選
択してドライバアンプ513に出力する。
【0033】制御部59は、プレーヤにおける種々の制
御及び処理を行う。例えばフォーカスセットアップ動作
モードに対応する処理を実行する。このセットアップ動
作モードの処理は、比較器101にてSUM信号のレベ
ルと制御部59から与えられる閾レベルTHとを比較し
て、超えた場合に有意となるフォーカスサーボ起動許可
信号FOKを制御部59へ出力する。制御部59は、フ
ォーカスサーボ起動許可信号FOKの受信によって読取
信号系及びフォーカスサーボ系のセットアップが完了し
たことを検知し、そのときのフォーカスサーボループの
設定を持続して当該サーボを開始させる。
【0034】スイッチ回路510の出力信号は、ドライ
バアンプ513に供給される。ドライバアンプ513
は、スイッチ回路510の出力に応じた駆動信号を発生
し、フォーカスアクチュエータ301に供給する。これ
により、スイッチ回路510が1つの入力を選択しイコ
ライザ58又はイコライザ60の出力信号をドライバア
ンプ513へ中継するフォーカスサーボループの閉成時
には、フォーカスエラー信号のレベルがゼロになるよう
に、すなわち光ビームの合焦位置が記録面に追従するよ
うにフォーカスアクチュエータ301が駆動される。他
方、スイッチ回路510が他方の入力を選択し強制信号
FPのみがドライバアンプ513へ中継供給されるフォ
ーカスサーボループの開放時には、強制信号FPに応じ
て強制的に目標の記録面へと光ビームの合焦位置が移動
したり該目標記録面から離れたりするようフォーカスア
クチュエータ301が駆動される。
【0035】次に、制御部59により実行される多層光
ディスクでの動作例のフォーカスセットアップ動作の処
理を詳しく説明する。ステップ1では、制御部59より
出力されるフォーカスサーチ信号によりスイッチ回路5
10を入力端子Cに選択し、制御部59で生成された三
角波をドライバアンプ513に入力する。各光検出器に
より検出された信号をサーボ信号生成演算回路にて演算
し、第1及び第2フォーカスエラー信号FE1、FE2
をフォーカスサーボ制御回路に入力する。
【0036】ステップ2では、第1フォーカスエラー信
号FE1を用いて単層光ディスク、多層光ディスクの判
定を行う。光ディスクの判定は例えば、ゼロクロス検出
回路57による第1フォーカスエラー信号FE1のゼロ
クロスポイントの数によって行う。第1フォーカスエラ
ー信号に複数のゼロクロスポイントがある場合には多層
光ディスクと制御部59が判定する。
【0037】ステップ3では、スイッチ回路510を入
力端子Bとし第2フォーカスエラー信号FE2をドライ
バアンプ513に入力する。ステップ4では、ロックイ
ンを確認後、スイッチ回路510を入力端子Aに切り替
え第1フォーカスエラー信号FE1をドライバアンプ5
13に入力する。ステップ5では、ステップ2の判定が
多層光ディスクの場合、スイッチ回路510を入力端子
Cとしフォーカスジャンプ信号をドライバアンプ513
に入力する。単層光ディスクの場合はそのまま次の動作
に移行する。
【0038】ステップ6では、スイッチ回路510を入
力端子Bとし第2フォーカスエラー信号をドライバアン
プ513に入力する。最寄りの記録層へのフォーカスジ
ャンプが完了し次の動作に移行する。 (他の実施形態)上述の実施形態では、0次回折光用光
検出器400において0次回折光用のサーボ信号生成演
算回路411に接続される正極性となる受光部(B1,
B3)の面積と負極性となる受光部(B2,B4)の面
積が略等しく設定されて、±1次回折光用光検出器40
1,402において中央の受光部(A2)(C2)に対
し受光部(A1,A3)(C1,C3)がそれぞれ対称
に配置されている。
【0039】他の実施形態においては、図9に示すよう
に、±1次回折光用光検出器401,402においてサ
ーボ信号生成演算回路に接続される正極性となる受光部
(A1,A3)(C2)の面積と負極性となる受光部
(A2)(C1,C3)の面積がおおよそ等しくなるよ
うに形成される。すなわち、+1次回折光用光検出器4
01の受光部(A1,A3)の面積を、+1次回折光の
楕円スポットの長軸(対角線方向)に沿った分割線Lで
分割して補助部A4だけ減少して、両補助部A4を受光
部A2に結線し受光部A2の面積を増加して、正極性及
び負極性となる受光部の面積を略等しくする。同様に、
−1次回折光用光検出器402の受光部(C1,C3)
の面積を、−1次回折光の楕円スポットの長軸(対角線
方向)に沿った分割線Lで分割して補助部C4だけ減少
して、両補助部C4を受光部C2に結線し受光部C2の
面積を増加して、正極性及び負極性となる受光部の面積
を略等しくする。
【0040】これによってデフォーカスの場合でのフォ
ーカスエラー信号のオフセットを低減できる。すなわ
ち、図10に示すように、この実施形態においては、0
次回折光用光検出器400については図7に示す構成と
同一の動作を行う。また、±1次回折光用光検出器40
1,402については、図10(d)、(e)から明ら
かなように、図7(d)、(e)に示す挙動までは同一
の動作を行う。
【0041】図10(d)、(e)に示す後に、±1次
回折光スポットが±1次回折光用光検出器401、40
2からはみ出し始めると、第2フォーカスエラー信号F
E2の絶対値は減少し始めるが、図10(f)に示すよ
うに、光ディスクが近づき大きくデフォーカス状態にな
った場合は、受光部(C1,C3)からはみ出した−1
次回折光は、隣接する両補助部C4に入射する。これに
よって逆極性成分が増加するので、上記(2)式で演算
される第2フォーカスエラー信号FE2は、隣接する両
補助部C4がない場合の第2フォーカスエラー信号FE
2のカーブに比べて、第2キャプチャーレンジを越えた
直後に急激に0に減少する。
【0042】また、図10(g)に示すように、光ディ
スク1が対物レンズ37から遠ざかる方向に大きくデフ
ォーカス状態になった場合は、受光部(A1,A3)か
らはみ出した+1次回折光は、隣接する両補助部A4に
入射する。これによって逆極性成分が増加するので、光
ディスクが近づく場合と同様に上記(2)式で演算され
る第2フォーカスエラー信号FE2は、隣接する両補助
部A4がない場合の第2フォーカスエラー信号FE2の
カーブに比べて、第2キャプチャーレンジを越えた直後
に急激に0に減少する。
【0043】受光部の補助部A4、C4の形状やその距
離を変化させることによって、第2キャプチャーレンジ
を越えた領域で0への収束の仕方が変化するので、これ
らを最適化することで、上記実施形態では緩やかに0に
収束していた第2フォーカスエラー信号特性を急激に0
に収束させることができる。よって、層間距離の小さな
多層ディスクを再生した場合でも、各層でのフォーカス
エラー信号のオフセットは十分小さくなり、検出感度も
ほとんど変化しないため、正常なフォーカスサーボを行
うことができる。
【0044】なお、±1次回折光用光検出器の受光部は
互いに独立した少なくとも2個の受光部から構成されれ
ばよく、図13に示すように、受光部A1とA3及び受
光部C1とC3が互いに独立しないように接続して構成
してもよい。図11に、実施形態におけるピックアップ
による、光ディスク及び対物レンズ間距離に応じて変化
する第1及び第2フォーカスエラー信号特性並びにSU
M信号を示す。
【0045】一方、DPPやCTCなど3ビーム仕様の
ピックアップに本発明を適用する場合、サイドビームに
も±1次回折光が発生するがサイドビームの±1次回折
光はかなり少ない光量となるためこの光を受光する光検
出器はあえて設ける必要はなくなる。3ビーム用光検出
器は前記回折光学素子による0次回折光のみを受光する
ようにできる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、非点収差法による第1
フォーカスエラー信号と差動スポットサイズ法による第
2フォーカスエラー信号を得ることができる。第2フォ
ーカスエラー信号のキャプチャーレンジは第1フォーカ
スエラー信号のキャプチャーレンジよりも大きく設定で
きるため、例えば多層光ディスクなどにおいて広いキャ
プチャーレンジを持った第2フォーカスエラーで安定性
の高い引き込み動作を行い、層間クロストークの影響を
受け難い狭いキャプチャーレンジをもつ第1フォーカス
エラーで層間ジャンプやそれぞれの層でのフォーカスサ
ーボに使用することができる。
【0047】また、ランド/グループ光ディスクを再生
する場合は第2フォーカスエラーのみを用いることで、
トラッククロスノイズの影響のない安定したフォーカス
サーボを実現することができる。この場合、第1フォー
カスエラー信号は用いないので光検出器の大きさにそれ
ほどの余裕を考慮する必要が無いため小さなサイズの光
検出器にすることができる。光検出器を小さくすること
で広帯域化などが容易に実施できる。さらに、多層光デ
ィスクにおいて再生用に用いる光検出器が小さいために
再生信号の層間クロストークを小さく抑えることができ
る。
【0048】±1次回折光用光検出器においてサーボ信
号生成演算回路に接続される正極性となる受光部の面積
と負極性となる受光部の面積がおおよそ等しくなるよう
にしたので、デフォーカスの場合のフォーカスエラー信
号のオフセットを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3層光ディスクの概略断面図。
【図2】3層光ディスクの層間距離とキャプチャーレン
ジの関係を変化させたときのフォーカスエラー信号の変
化を示すグラフ。
【図3】本発明による光ピックアップ装置の一実施形態
の構成を示す概略斜視図
【図4】本発明による光ピックアップ装置の光検出器の
構成を示す概略平面ブロック図。
【図5】本発明による光ピックアップ装置の光検出光学
系の構成を示す概略斜視図。
【図6】本発明による光ピックアップ装置の光検出光学
系の構成を示す概略斜視図。
【図7】本発明による実施形態の光ピックアップ装置の
光検出器を示す概略平面図。
【図8】本発明による光ピックアップ装置の概略ブロッ
ク図。
【図9】本発明による他の実施形態の光ピックアップ装
置の光検出器の構成を示す概略平面ブロック図。
【図10】本発明による他の実施形態の光ピックアップ
装置の光検出器を示す概略平面図。
【図11】本発明による光ピックアップ装置における光
ディスク及び対物レンズ間距離に応じて変化する第1及
び第2フォーカスエラー信号特性並びにSUM信号を示
すグラフ。
【図12】本発明による他の実施形態の光ピックアップ
装置の光検出器の構成を示す概略平面ブロック図。
【図13】本発明による他の実施形態の光ピックアップ
装置の光検出器の構成を示す概略平面ブロック図。
【符号の説明】
B1,B2,B3,A1,A2,A3,C1,C2,C
3 受光部 1 光ディスク 3 ピックアップ 31 半導体レーザ 32 グレーティング 33 偏光ビームスプリッタ 34 コリメータレンズ 35 ミラー 36 1/4波長板 37 対物レンズ 38 非点収差発生光学素子 39 回折光学素子 40 光検出器 57 ゼロクロス検出回路 58 イコライザ 59 制御部 101 比較器 301 フォーカスアクチュエータ 400 0次回折光用光検出器 401 +1次回折光用光検出器 402 −1次回折光用光検出器 436、437、438、446、447 加算回路 439、449 減算回路 510 スイッチ回路 513 ドライバアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/09 G11B 7/09 B Fターム(参考) 2H049 CA01 CA09 CA17 CA20 5D118 AA18 BA01 BB08 BF02 BF03 CD02 CD08 CF06 CF08 CG02 DA03 DA20 DC03 5D119 AA29 BA01 BB13 EA03 FA05 JA08 JA12 JA24 KA02 KA18 KA19 KA20 KA24 KA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式記録媒体の記録面上のトラックに
    光ビームを集光してスポットを形成する照射光学系、及
    び、前記スポットから反射されて戻った戻り光を光検出
    器へ導く光検出光学系を有し、前記光ビームの焦点誤差
    を検出する光ピックアップ装置であって、 前記光検出光学系の前記戻り光の光路中に配置されかつ
    前記戻り光を0次回折光及び±1次回折光を出力するホ
    ログラムレンズと、 前記光検出光学系の前記戻り光の光路中における前記ホ
    ログラムレンズの前又は後のいずれかに配置され、かつ
    非点収差を付与する光学素子と、 前記ホログラムレンズから出力される0次回折光を受光
    する0次回折光用の光検出器と、 前記ホログラムレンズから出力される±1次回折光を受
    光する±1次回折光用の光検出器と、 前記0次回折光用の光検出器に接続されかつその出力信
    号に基づいて第1のキャプチャーレンジを有する第1フ
    ォーカスエラー信号を生成する0次回折光用のサーボ信
    号生成演算回路と、 前記±1次回折光用の光検出器に接続されかつその出力
    信号に基づいて前記第1のキャプチャーレンジと異なる
    第2のキャプチャーレンジを有する第2フォーカスエラ
    ー信号を生成する±1次回折光用のサーボ信号生成演算
    回路と、を備えたことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ホログラムレンズは、前記0次回折
    光が前記±1次回折光より光量比が大きくなるように設
    定されていることを特徴とする請求項1記載の光ピック
    アップ装置。
  3. 【請求項3】 前記0次回折光用の光検出器は、直交す
    る2本の分割線を境界線として各々近接配置されかつ互
    いに独立した4個の受光部から構成され、一方の分割線
    がトラック伸長方向に平行になるように配置され、前記
    0次回折光用のサーボ信号生成演算回路に接続される正
    極性となる受光部の面積と負極性となる受光部の面積が
    略等しく設定されていることを特徴とする請求項1〜2
    のいずれか1記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記非点収差を付与する光学素子はシリ
    ンドリカルレンズであり、その中心軸が光ディスクのト
    ラック伸長方向に対して45度の角度で伸長するよう
    に、戻り光の光路に配置されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記±1次回折光用の光検出器は、トラ
    ック伸長方向に垂直な方向と略平行に伸長する少なくと
    も2本の分割線を境界線として各々近接配置されかつ互
    いに独立した少なくとも2個の受光部から構成され、前
    記±1次回折光用のサーボ信号生成演算回路に接続され
    る正極性となる受光部の面積と負極性となる受光部の面
    積が略等しく設定されていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のキャプチャーレンジは前記第
    2のキャプチャーレンジより小となるように構成された
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1記載の光ピ
    ックアップ装置。
  7. 【請求項7】 前記0次回折光に基づいてトラッキング
    エラー信号を生成するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1記載の光ピックアップ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1フォーカスエラー信号は非点収
    差法で、前記第2フォーカスエラー信号は差動スポット
    サイズ法で、それぞれ生成するように構成されたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか1記載の光ピックア
    ップ装置。
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