JP2002189842A - ワークフロー管理制御システムとその方法並びにワークフロー管理制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ワークフロー管理制御システムとその方法並びにワークフロー管理制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002189842A JP2000386078A JP2000386078A JP2002189842A JP 2002189842 A JP2002189842 A JP 2002189842A JP 2000386078 A JP2000386078 A JP 2000386078A JP 2000386078 A JP2000386078 A JP 2000386078A JP 2002189842 A JP2002189842 A JP 2002189842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別にプロセス定義をしなくても、多様化す
るワークフローの自動的な管理と制御を可能にする手法
を確立する。 【解決手段】 ワークフローのデータ種別を状態変数と
し、データ種別毎の進捗状態を記録する手段と、オーダ
内容に従った目標となる状態を記録する手段と、状態を
目標の状態に近づける基本フローを選択する手段と、基
本フローを実行又は実行指示できる権限者に依頼する手
段と、状態が目標状態に到達したか否かを判断する手段
等を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータある
いはコンピュータネットワークを利用して、ワークフロ
ーを管理制御するための技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークフローとは一般に仕事の流れをい
い、会社内での決済や工場での製造などの複数の担当
(部門)をまたがる仕事の場合、資材調達や工事手配な
どの複数の会社をまたがる仕事の場合には必ず存在する
ものである。従来はこのような仕事の流れを伝票をまわ
すことで管理又は制御している。
【0003】例えば受注生産で商品を製造する工場で
は、営業部門がお客様から受注する際、工場に納品可能
な日時を問い合わせると、工場では部品の在庫調査、作
業者の手配などから納品できる日時を特定する必要があ
るが、備品の種類によって管理する担当やデータベース
が異なることがあったり、作業者の管理を別担当が行っ
ている場合もある。この場合に在庫調査、作業者の手配
をする担当が数カ所に分かれることとなり、すべての担
当からの結果が判明しなければ営業担当者はお客様に正
確な納品日を回答することができない。また、商品の種
類が増えると、必要な部品の種類が増えるだけではな
く、商品毎に組合せが異なったり、作業者のスキルを考
慮した手配も必要となってくる。別な例としては、通信
サービスをお客様が申し込む際に、通信事業者は所外の
ケーブル設備に空き設備はあるのか、装置に空きはある
のか等を確認する。しかし、通信関係の設備は膨大な量
があるため、所外ケーブルのデータベースと装置関係の
データベースとは別々に構築されており、一般的にはそ
れらのデータベースを維持管理する担当(部門)も異な
る。したがって、空きの確認をするためには複数の担当
(部門)へ問い合わせる必要がある。また、近年の通信
サービスや通信設備の多様化によって、確認する内容も
多様化が要求されている。
【0004】一方で、ワークフロー管理を目的としたシ
ステム、ソフトウェアの実用化も進められており、いく
つかの製品がある。代表的な製品では、ビジュアルなプ
ロセス定義機能などを有しており、ユーザインターフェ
ースの優しさなどが実現してきている。しかし、商品や
サービスが多様化し、部品の調査、作業者の手配、設備
の確認などの項目が多様化してくれば、プロセス定義の
数も増加せざるをえない。また、これらの製品ではプロ
セス定義のしやすさは実現してきているが、自動的なワ
ークフロー制御までを実現するには至っていない。特に
エラー処理までを考慮すると、分岐の数も膨大となり定
義を完成させることには多くの労力が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピュータやコンピュータネットワークによりワークフロ
ーを管理制御するにあたり、個別にプロセス定義をしな
くても多様化するワークフローの自動的な管理と制御を
可能とする技術を確立することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークフロー
を管理制御するにあたり、オーダを実行していく段階で
設計情報等が登録されていくデータ項目を、同時に登録
される複数のデータ項目は1つのデータ種別として扱
い、データ種別毎に進捗状況を管理することでワークフ
ローを管理する。また、データ種別はオーダの進捗を知
るための状態変数として扱い、データ種別毎の進捗を数
値化した状態によって全体の進捗を把握することを可能
にしている。さらに、特定のデータ種別の値を変更でき
る仕事の単位を基本フローとして登録しておくことと、
基本フローを実行又は実行指示できる権限を有する者を
権限種別やエリア種別から特定できるよう登録しておく
ことによって、把握された状態を目標の状態に近づけて
いくことを可能にしている。
【0007】現在の進捗を状態として把握し、オーダが
正常に終了した時の状態を目標の状態とすることで状態
を変えなければならないデータ種別が把握でき、当該デ
ータ種別を変更できる基本フローを選択することができ
る。この選択にあたって処理に順番がある場合等には、
基本フローを実行するために必要なデータが既知となっ
ているか否かの判断工程を加えることで処理の順番管理
も可能となる。また、基本フローの処理や選択のプロセ
スでエラーが生じることもあり、エラー発生原因を状態
から把握することで適切な権限を有する者にエラー発生
を通知することが可能となる。さらに、基本フローを実
行するためには実行できる権限者を見つける必要があ
り、権限はエリアによって異なる場合もある。そこで、
権限種別とエリア種別とを組み合わせて実行権限を有す
る者を選択し、基本フローの実行を依頼することでワー
クフローを進めることができる。
【0008】このように、進捗状態の把握、基本フロー
と実行権限の管理によって、ワークフロー制御を行う上
でエラー処理を含めた一連の流れを定義(プロセス定
義)する必要が無くなり、新たなワークフローが必要と
なった場合にも状態変数の追加、基本フローの追加、実
行種別の追加で対応できる点が従来技術と異なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面により説明する。図1は本発明によるワークフ
ロー管理制御システムの一実施例の全体システム構成を
示した図である。図中、10は本システムの主要部のワ
ークフロー制御サーバであり、制御モジュール11と権
限情報データベース(DB)12を具備している。21
は営業部門の操作端末であり、営業所等に設置される端
末や営業マン等が携帯する端末等を指している。30は
リソースA運用管理サーバで、リソースA処理モジュー
ル31とリソースA情報DB32を具備し、また、40
はリソースB運用管理サーバで、リソースB処理モジュ
ール41とリソースB情報DB42を具備している。5
1はリソース運用管理部門の操作端末、52はリソース
運用管理部門のリソースC情報管理システム(DB)又
は管理表である。なお、このリソースC情報管理DB又
は管理表は一例であり、管理対象が異なれば管理表等は
異なり、又、管理対象が増加すれば管理表等も増加す
る。60はリソースA工事管理サーバであり、リソース
A稼働手配モジュール61と作業者情報DB62を具備
している。71はリソース工事管理部門の操作端末であ
る。
【0010】ワークフロー制御サーバ10の制御モジュ
ール11、各管理サーバ30、40、60のリソース処
理モジュールやリソース稼働手配モジュール31、4
1、61及び各操作端末21、51、71は、通信ネッ
トワーク80で結ばれる。該通信ネットワーク80は、
ローカルなネットワークや広域のネットワークを含むだ
けでなく、システム構成によっては、同一コンピュータ
内でのプロセス間通信まで含む概念を指している。
【0011】ここで、リソースとは一般的な概念である
人・物・金を意味する。しかし、図1中では理解を容易
にするため、リソースAとは物(設備)に限定してお
り、人を指す表現としてリソースA稼働(リソースAの
工事をする人の稼働という意味)としている。このよう
にリソースを物(設備)に限らない表現としては、例え
ばリソースAの工事をする人をリソースDと表現するこ
ともできる。しかし、理解の容易さを考慮しリソースD
と表現するよりもリソースA稼働と表現している。図1
のシステム例では、リソースAとリソースBの運用管理
は自動化され、リソースCの運用管理は未自動化又は自
動化が不可能であることを示している。同様に、リソー
スA工事の管理も自動化され、それ以外のリソース工事
の管理は未自動化又は自動化が不可能であることを示し
ている。
【0012】図2はワークフロー制御サーバ10の一実
施例の機能ブロック図を示したものである。制御モジュ
ール11は、ワークフローの管理・制御を行う制御部1
10、記録部111及び通信部112を具備する。記録
部111は状態シート記録部1111、基本フロー記録
部1112、オーダー情報記録部1113を具備する。
権限情報DB12は権限情報テーブル121、エリア種
類テーブル122、実行権限テーブル123を具備す
る。
【0013】図3は制御部110の全体的処理フローを
示したものである。図3に示すように、制御部110の
処理は認証・オーダ登録処理301、基本フロー選択処
理302、手配処理303、判断処理304に大別され
る。また、基本フロー選択処理302は基本フロー選択
302−1とエラー処理302−2に大別される。図3
の処理フローについては、後で具体例でもって詳しく説
明する。
【0014】図4は状態シートの一例である。状態シー
ト400とは、オーダの進捗状態を示すものであり、現
実にはポインタによって指定される状態を格納するメモ
リの場合やデータベース内のファイルの場合を含んで、
情報を保持・変更できる記録・読み取り機能を有する媒
体を指している。ここでは、制御モジュール11の記録
部111中の状態シート記録部1111に格納されると
する。一般に状態シート記録部1111には、複数の状
態シートが格納され、同時に並列的処理が可能である。
図4において、状態シート400には、現在の状態を示
す状態の値(状態変数)が複数格納されている。また、
図4においては、目標値も格納されている例が示されて
いるが、目標値は、例えばオーダ情報記録部等に格納す
る方法もあり得る。
【0015】状態シート400はオーダの登録によって
生成され、オーダの削除(完了の場合や取消の場合があ
る)によって消滅する。状態シート中のデータ種別と
は、いくつかのデータ項目の総称である。たとえば、リ
ソースAを特定する場合に複数のデータ項目が必要な場
合が多く、これら複数のデータ項目の集合を示すもので
ある。具体的な例としては、光ファイバ心線を特定する
場合には、何番ケーブルの何番心線というように、少な
くとも2つのデータ項目(この場合はケーブル番号と心
線番号)が必要である。ここでは、状態変数は、「0」
は情報なし(未了状態)、「1」は情報登録(完了状
態)、「2」は情報仮登録(待機状態)、「3」はエラ
ー情報登録(エラー状態)とする。
【0016】図5は基本フローの一例である。基本フロ
ーは、原則として独立事象である処理毎のフローを示
し、実施例では、記録部111の基本フロー記録部11
12に保存されている。制御部110は、後述するよう
に、状態シート500の進捗状態に応じて、基本フロー
内から所望フローを選択し、状態値を目標値に近づける
処理を行う。独立事象とは他の処理とは無依存に処理を
すすめることができることを意味しており、複数のリソ
ース処理が関連し合う様な場合には複数のフローが一体
となって基本フローを構成する。例えば、リソースAの
設計は他のリソースの設計とは独立に行うことができる
とすれば、図5中のように、リソースAの設計のみで1
つの基本フローとなる。一方、リソースBとリソースC
の設計をするために相互に連携させながら設計する必要
がある場合には、図5中のリソースB、C設計フローの
ような基本フローが考えられる。後述の具体的処理例で
は、図1中のリソースAの設計は独立であり、リソース
BとリソースCの設計は相互に関連する前提で説明す
る。また、頻繁に使う定型のフローは、基本フローとし
て扱うことも可能である。
【0017】各基本フローには、対応する必須の入力項
目と出力項目を示す入出力項目テーブルが用意される。
図6に入出力項目テーブルの一例を示す。入出力項目テ
ーブルは、基本フローとともに記録部111の基本フロ
ー記録部1112に予め記録され、後述するように、制
御部110は該入出力項目テーブルを参照して実行すべ
き基本フローの順番を決定する。
【0018】図7は制御モジュール11の記録部111
のオーダ情報記録部1113に記録されるオーダ情報7
00の一例である。
【0019】図8は権限情報DB12内の権限種別テー
ブル121、エリア種別テーブル122、実行権限テー
ブル123の一例である。後述するように、制御部11
では、オーダの手配を行う際、権限種別テーブル121
及びエリア種別テーブル122の権限種別を組み合わせ
て、実行権限テーブル123から基本フローの実行権限
を有する者を選択する。
【0020】次に、制御モジュール11の制御部110
での処理について、図3の処理フローにもとづき具体例
により詳述する。なお、オーダ情報は図7の内容とす
る。
【0021】〔処理例1〕図1に示した構成例で、リソ
ースA、リソースB、リソースCの設計と工事を必要と
するオーダ(注文)があった場合の、状態シートの状態
遷移の例を図9に示す。以下に、図3の処理フローによ
り図9に示すような状態遷移となることを説明する。
【0022】制御モジュール11の制御部110の最初
の処理は、図3の認証・オーダ登録処理301である。
認証・オーダ登録処理301は、オーダを受けた者(例
えば、A太郎)が、例えば操作端末21などからシステ
ムにアクセスしてパスワードなどとともにオーダの内容
等を入力してきた場合、該オーダを受けた者の認証等の
セキュリティーチェックを行い、その後に、オーダの内
容に関する基本データを登録する処理である。ここで、
基本データとは図7のオーダ情報の例で示すと、受付日
時、お客様番号、お客様名、お客様住所、サービス名、
サービス開始予定日、投入者名とオーダ内容の対象リソ
ース欄、オーダ欄のデータが該当する。ただし、すべて
の基本データを投入する必要があるわけではない。受付
日時や投入者名もシステムで自動的に設定でき得る。さ
らに、オーダ内容の対象リソース欄、オーダ欄は、投入
者に分かりやすいHMI(ヒューマン・マシン・インタ
ーフェース)で投入した内容からシステムが自動的に設
定することもでき得る。このように基礎データ作成が終
了すると、オーダ情報が記録部111のオーダ情報記録
部1113に登録されると共に、状態シート番号が付与
され、状態シートが作成されて、状態シート記録部11
11に記録される。図9(a)はこの状態を示してい
る。
【0023】次に、制御部110は、図3の基本フロー
選択処理302に進む。基本フロー選択処理302は正
常時の基本フロー選択302−1とエラー発生時のエラ
ー処理302−2に分かれるが、ここでは、正常時の基
本フロー選択302−1について説明する。この処理で
は、図5に示した基本フローの中で状態の値を目標値に
近づける基本フローを選択する。具体的には、制御部1
10は、状態シートの状態の値と目標値とを確認し、1
つ又は複数の状態値を目標値に変更できる基本フローの
中から、図6に示したような基本フローに対応する必須
の入力項目と出力項目のテーブル(入出力項目テーブ
ル)にもとづき、入力項目が既知のデータで足りる基本
フローを選択する。ここで、既知のデータには制御モジ
ュール11が翻訳することができるため既知と同等のデ
ータも含まれる。例えば、サービス名によってリソース
の必要数が決まっており、予め記録されていたサービス
名とリソースの必要数とを対応させるテーブルから必要
数が分かるような場合である。また、2以上の基本フロ
ーが実行可能な場合には、どの基本フローを選定しても
かまわない。さらに、リソースBとリソースCの設計の
様に互いに関連している複数の状態を変更する場合に
は、関連する複数の状態を変更できる基本フローを選択
する。
【0024】図7のオーダ情報の例では、図9(a)の
段階で、リソースA設計フローの入力項目はすべて既知
であるのに対し、リソースB、C設計フロー、リソース
A工事フローではリソースA番号が未知であり、リソー
スB工事フローではリソースB番号が、リソースC工事
フローではリソースC番号が未知である。したがって、
まずリソースA設計フローを選択することとなる。
【0025】次に、制御部110は、エラーの発生がな
い場合、図3の手配処理303に進む。手配処理303
では、リソース処理モジュールやリソース運用管理部門
などへのオーダの手配を行う。この時、権限情報DB1
2を使用して、実行権限者を選択する。ここでは、図8
に示した権限種別情報DB12の各テーブルの場合を例
に説明する。
【0026】図8中の権限種別テーブル121の「R」
はリード(Read)を示し、データを読む権限を有す
る意味である。また、「RW」はリード・アンド・ライ
ト(Read and Write)を示し、データを
読む権限と書き込む権限を有する意味である。本例で
は、オーダの内容はリソースA設計であるから、データ
(設計の結果)を書き込む権限を有する必要があり、権
限種別が「ア」「イ」に相当する担当者が実行又は処理
モジュールに実行を指示できる。また、図8中のエリア
種別テーブル122は、エリアのグループ分けを行うテ
ーブルである。運用管理の対象となるリソースが広範囲
に渡る場合には、エリアを区切って運用管理することが
あるため、同じ担当者でもエリア毎に保有する権限が異
なることとなる。そこで、エリア種別テーブル122に
よって幾つかのエリアをグループ分けしている。エリア
種別テーブル中の「○○エリア」とは、支店名、営業所
名等の場合や市町村名のような住所の場合などがあり得
るが、特に地理的な表現方法を限定しない意味である。
図7のオーダ情報の例中のお客様住所である「東京都千
代田区・・・」が「○○エリア」に該当するとすれば、
エリア種別は「」が適用される。ここで、実行権限テ
ーブル123において、権限種別「ア」又は「イ」、適
用エリア種別「」の担当者はA太郎とB花子であり、
どちらかがリソースA設計を実施または実施指示でき
る。本例においては、A太郎が受付者であり、基本デー
タを投入したオーダ投入者でもあるため、A太郎を実行
権限者と選択する。A太郎が基本データ投入後にオーダ
の実施を指示することにより、図1の構成では、リソー
スA運用管理サーバ30がリソースA設計を自動的に行
い、その結果を制御モジュール11の制御部110が受
け取り、図7中のオーダ内容にリソースA情報の結果を
書き込む。このような処理によって、状態シートは、図
9(b)のリソースA設計結果登録後の状態に変化す
る。
【0027】図9(b)は、正常に基本フローが終了し
た場合であるが、リソースA設計フローが失敗する場合
は次のようになる。リソースA運用管理サーバ30はリ
ソースA設計のオーダを受けると、リソースA処理モジ
ュール31がリソースA情報DB32を参照してリソー
スAの在庫を調べる。この在庫情報が不足している場
合、設計を実行できない場合がある。このような場合に
は、制御部110は、リソースA運用管理サーバ30か
らエラー情報を受け取り、状態シートのリソースAデー
タの状態をエラー状態に変更する。
【0028】次に、制御部110は図3の判断処理30
4に進む。判断処理304では、状態シートの状態の値
が目標の値と比較し、一致する場合は終了となり、制御
部110は投入者に終了したことを送信する。状態シー
トの状態の値に目標の値と異なるものがあるときには、
基本フロー選択処理302へ戻る。図9(b)の状態遷
移の例では、リソースA設計結果登録後の状態なので、
基本フロー選択処理302へ戻ることとなる。
【0029】ここで、基本フロー選択処理302でのエ
ラー処理302−2について説明する。基本フロー選択
処理でエラーが発生する原因は、入力項目のすべてが既
知である基本フローが存在しない場合、選択できる基本
フローによって変更できるデータ種別の状態がすべてエ
ラー状態となっている場合があり得る。
【0030】まず、入力項目のすべてが既知である基本
フローが存在しない場合は、制御部110は投入者に対
してエラーメッセージを送信する。これは、投入者の入
力データが不足しているために発生するエラーだからで
ある。例えばお客様住所が入力されないまま、図7のオ
ーダを指示した場合には、リソースA設計を行うことが
できないため、A太郎に対してエラーメッセージが送信
されることになる。ここで、このような入力データ不足
に対応する方法として、オーダ入力時に入力データの不
足がないことを確認する方法もある。この確認のために
は、オーダ内容と入力データ項目とを対応付ける表を用
いることが考えられる。
【0031】次に、選択できる基本フローによって変更
できるデータ種別の状態がすべてエラー状態となってい
る場合には、制御部110は通信部112を介して管理
サーバ(ここでは、リソース運用管理サーバ)に実行指
示をした担当者にエラーメッセージを送信する。実行指
示をした担当者が操作端末から処理結果を入力し、状態
を完了状態に変更できれば、再度基本フロー選択処理3
02へ戻ることとなる。ここで、エラーメッセージが複
数の実行指示者に送信される場合もあるが、このような
状況はエラー状態となっているデータ種別の状態を変更
する処理が独立の場合に発生し得る。この場合には、複
数の実行指示者に同時にエラーメッセージを送信し、す
べての実行指示者からの入力を待って処理を進める方法
と、実行指示者へのエラーメッセージ送信、実行指示者
からの入力を1人づつ行う方法とがある。
【0032】ところが、実行指示をした担当者にも状態
を完了状態にできない場合や完了状態にするために時間
を要する場合もある。このような場合には、実行指示者
が操作端末からエラー情報を入力し、制御部110がエ
ラーメッセージを投入者に送信することでオーダが実行
不能であることを知らせる。例えば十分なリソースA情
報がリソースA情報DB32に登録されていないまま、
図7のオーダを指示した場合には、リソースA設計を行
うことができないため、A太郎に対してエラーメッセー
ジが送信されることになる。A太郎はリソースA情報の
登録を行う必要があるが、情報の登録作業に時間を要す
る場合にはエラー情報を操作端末から入力する。この場
合にはA太郎が投入者でもあるが、投入者としてのA太
郎へエラーメッセージが送信され、A太郎はオーダの取
消、保留等の判断をすることとなる。オーダの取消と
は、記録部111のオーダ情報記録部1113に記録さ
れているオーダ情報を取り消してしまい、生成した状態
シートを消滅させることを意味する。このような取消の
場合には、すでに完了状態となっているデータ種別の状
態を元に戻すため、関連したサーバに情報DBへの登録
の取消依頼や実行又は実行指示者に対して電子メール、
FAX等の通信手段又は本システムにログインしたとき
に取消を表示する手段によって通知する。このような処
理が終了すると、実際にオーダ情報と状態シートを消滅
させる。オーダの保留とは、オーダ情報や状態シートは
保持するが、ワークフロー制御を停止させることを意味
する。
【0033】図9の状態遷移の説明に戻る。状態シート
は図9(b)のリソースA設計結果登録後の状態となっ
ており、図3の処理フローでは基本フロー選択処理30
2に戻っている。この段階では、リソースA番号も既知
となっているので、入力項目がすべて既知のデータであ
るのは、リソースC設計フロー又はリソースB、C設計
フローの2つがある。状態シートの目標値と状態値の比
較をすると、リソースCデータのみでなくリソースBデ
ータも変更する必要があるので、リソースB、C設計フ
ローを優先して選択する。本説明の前提としているよう
に、リソースBとリソースCの設計が互いに関連するた
め、2種類のリソースを一連の処理で設計するためであ
る。また、リソースC設計フローやリソースB設計フロ
ーが存在する理由は、リソースCのみやリソースBのみ
の設計オーダもあり得るからである。このような場合
は、状態シートの状態値と目標値の違いが、リソースC
データのみ又はリソースBデータのみとなるため、容易
に基本フローの選択ができる。
【0034】次に、図3の手配処理302の2回目を実
行する。ここでは、図5のリソースB、C設計フローに
従って、まず、リソースC設計、仮登録の処理を行う。
前回と同様に、図8に示した権限情報DB12の各テー
ブル121、122、123を参照する処理から説明す
る。オーダの内容はリソースC設計であるから、データ
(設計の結果)を書き込む権限を有する必要があり、権
限種別テーブル121より、権限種別が「イ」に相当す
る担当者が実行又は処理モジュールに実行を指示でき
る。また、図7のオーダ情報の例中のお客様住所である
「東京都千代田区・・・」が「○○エリア」に該当する
前提で説明しているので、エリア種別テーブル122中
のエリア種別は「」が適用される。そこで、実行権限
テーブル123で、権限種別「イ」、適用エリア種別
「」の担当者であるB花子が実行又は実行指示するこ
ととなる。そこで、制御部110は、B花子に対して設
計、仮登録を電子メール、FAX等の通信手段又はB花
子が本システムにログインしたときに依頼を表示する手
段によって依頼する。ここでは、図1の構成例に従って
いるので、リソースCの設計等の処理をするリソースC
運用管理サーバは存在せず、リソースC情報管理システ
ム(DB)又は管理表52の情報からB花子が設計をす
る。設計結果は操作端末51から入力され、制御部11
0が、これを通信部112を介して受信し、記録部11
1に仮登録する。ここで、仮登録には1つの候補を仮登
録する方法と複数の候補を仮登録する方法がある。ま
た、複数の候補を仮登録する場合には優先順位を付加す
ることもあり得る。このような処理によって、状態シー
トは図9(c)に示すリソースC設計結果仮登録後の状
態に変化する。
【0035】上述の説明は正常にリソースC設計、仮登
録処理が終了した場合であるが、失敗した場合には、制
御部110は、エラー情報を通信部112を介して受信
することにより、状態シート20のリソースCデータの
状態をエラー状態に変更し、その後のリソースB、C設
計、仮登録フローは行わず、図3の判断処理304へ進
む。
【0036】正常にリソースC設計、仮登録処理が終了
した場合、図3の手配処理303が継続し、リソースB
設計、登録の処理に進む。ここで、オーダの内容はリソ
ースB設計であるから、データ(設計の結果)を書き込
む権限を有する必要がある。図8の権限種別テーブル1
21より、権限種別が「ア」又は「イ」に相当する担当
者が実行又は処理モジュールに実行を指示できる。ま
た、図7のオーダ情報の例中のお客様住所である「東京
都千代田区・・・」が「○○エリア」に該当する前提で
説明しているので、エリア種別テーブル122中のエリ
ア種別は「」が適用される。そこで、実行権限テーブ
ル123で、権限種別「ア」又は「イ」、適用エリア種
別「」の担当者であるA太郎又はB花子が実行又は実
行指示することとなる。
【0037】ここで、A太郎は投入者であり、B花子が
基本フローのリソースCの設計、登録も担当しているの
で、どちらが実行又は実行指示を行うのかが問題にな
る。今回の例では、リソースB運用管理サーバ40が存
在するので、A太郎が基本データ投入後にリソースB設
計の実行を指示していれば、リソースC設計結果が仮登
録されると、制御部110から自動的にリソースB運用
管理サーバ40に対して設計、登録の指示が送信され
る。
【0038】もし、A太郎が実行を指示していなかった
場合には、制御部110はA太郎及びB花子に対して設
計、仮登録を依頼する。依頼の方法には、前述のように
電子メール、FAX等の通信手段又は本システムにログ
インしたときに依頼を表示する手段がある。その他にB
花子に対しては、B花子がリソースCの設計、仮登録の
依頼を受けるときに同時に依頼をする手段又はB花子が
仮登録を終了させたときに操作端末51へ表示する手段
もある。そして、B花子が実行指示を行うこととなる。
【0039】リソースBの設計では大きく分けて2通り
の方法がある。1つ目は制御部110が記録部111に
仮登録されているリソースC番号を1つ選んだ上で、リ
ソースB処理モジュール41に設計を指示する方法であ
る。この場合に、リソースB運用管理サーバ40は与え
られたリソースA番号とリソースC番号の組合せを実現
できるリソースBが存在すれば、そのリソースBの中か
ら必要数を選びリソースBの設計結果とし、与えられた
リソースC番号をリソースCの設計結果とする。また、
与えられたリソースA番号とリソースC番号の組合せを
実現できるリソースBが存在しなければ、エラー情報を
制御部110に送信する。エラー情報を受けた制御部1
10は、記録部111に仮登録されている他のリソース
C番号を1つ選び、リソースB処理モジュール41に設
計を指示する。このように繰り返し、リソースA番号と
リソースC番号の組合せを実現できるリソースBが存在
すれば、そのリソースBの中から必要数を選びリソース
Bの設計結果とし、与えられたリソースC番号をリソー
スCの設計結果とする。仮登録されたリソースC番号の
すべてでエラーとなった場合には、制御部110はリソ
ースB設計は失敗したものと判断する。
【0040】2つ目は制御部110が記録部111に仮
登録されているすべてのリソースC番号を送信し、リソ
ースB処理モジュール41に設計を指示する方法であ
る。この方法ではリソースB運用管理サーバ40が、与
えられたリソースA番号と複数のリソースC番号の中か
ら組合せを実現できるリソースB番号とリソースC番号
を選び、リソースB、リソースCの設計結果とする。組
合せが存在しない場合には、リソースB運用管理サーバ
40は設計失敗と判断し、エラー情報を制御部110に
送信する。
【0041】正常に終了した場合には、リソースBの設
計結果は記録部111のオーダ情報記録部1113に登
録される。このような処理によって、状態シートは、図
9(d)に示すリソースB設計結果登録後の状態に変化
する。
【0042】また、制御部110はリソースC設計、確
定の処理に進み、リソースCの設計者であるB花子に選
ばれたリソースC番号を電子メール、FAX等の通信手
段又はB花子が本システムにログインしたときに依頼を
表示する手段によって知らせる。B花子がリソースCの
選定結果を確認することで、リソースC番号が記録部1
11のオーダ情報記録部1113に登録される。このよ
うな処理によって、状態シートは、図9(d)に示すリ
ソースC設計結果確定後の状態に変化する。
【0043】このようにして、図3の判断処理304に
再び進む。設計に失敗した場合には、状態シートのリソ
ースBデータ、リソースCデータの状態をエラー状態と
し、リソースCの仮登録を削除した上で、判断処理30
4へ進む。ここで、正常に進んでいる場合、図9(e)
の状態遷移の例ではリソースC設計結果確定後の状態な
ので、基本フロー選択処理302へ戻ることとなる。な
お、エラー状態が含まれる場合にも、状態シートの状態
の値が目標の値と一致しないため、基本フロー選択処理
302へ戻ることとなる。
【0044】再度、図3の基本フロー選択処理302に
ついて説明する。まず、制御部110は状態シートの状
態の値と目標値とを確認し、1つ又は複数の状態値を目
標値に変更できる基本フローの中から、入力項目が既知
のデータで足りる基本フローを選択する。また、2以上
の基本フローが実行可能な場合には、どの基本フローを
選定してもかまわない。図9(d)の状態では、リソー
スA番号、リソースB番号、リソースC番号共に既知で
あるから、リソースA工事フロー、リソースB工事フロ
ー、リソースC工事フローのいずれでも選択できる。こ
こでは、リソースA工事フローを選択したとする。な
お、リソースB工事フロー、リソースC工事フローを選
択したとしても、以下の説明の順序が変更されるだけで
ある。また、このようにどの基本フローが選択されても
良い場合には、並列に基本フローを進める方法もあり得
る。さらには、順番に行う場合にも優先順位を別データ
として設定できるようにする方法もあり得る。
【0045】次に、図3の手配処理303に進む。ここ
では、図5のリソースA工事フローに従って処理を行
う。オーダの内容はリソースA工事であるから、データ
(工事稼働手配の結果)を書き込む権限を有する必要が
あり、図8に示した権限種別テーブル121から権限種
別が「ウ」に相当する担当者が実行又は処理モジュール
に実行を指示できる。また、図7のオーダ情報の例中の
お客様住所である「東京都千代田区・・・」が「○○エ
リア」に該当する前提で説明しているので、エリア種別
テーブル122中のエリア種別は「」が適用される。
そこで、実行権限テーブル123で、権限種別「ウ」、
適用エリア種別「」の担当者であるC一郎が実行又は
実行指示することとなる。制御部110は、C一郎に対
してリソースA稼働手配を電子メール、FAX等の通信
手段又はC一郎が本システムにログインしたときに依頼
を表示する手段によって依頼する。ここでは図1の構成
例に従っているので、リソースA稼働の手配をするリソ
ースA工事管理サーバ60がC一郎の実行指示に従って
稼働手配をする。そして、リソースA工事管理サーバ6
0は、工事者の手配が正常に終了すれば結果を制御部1
10に送信し、記録部111のオーダ情報記録部111
3にリソースA稼働データが登録される。このような処
理によって、状態シートは、図9(f)に示すリソース
A工事手配完了後の状態に変化する。なお、工事者の手
配ができなかった場合には、リソースA工事管理サーバ
60はエラー情報を制御部110に送信し、状態シート
のリソースA稼働データの状態はエラー状態となる。
【0046】次に、再び図3の判断処理304に進む
が、正常・エラーのどちらの場合も再度基本フロー選択
処理302に戻ることになる。
【0047】基本フロー選択処理302では、上述の通
りリソースB工事フローとリソースC工事フローとが選
択可能である。ここでは、リソースB工事フローが選択
されたとする。
【0048】次に、再度、図3の手配処理303とな
り、リソースB稼働手配の処理を行う。ここで、権限種
別テーブル121から、権限種別が「エ」に相当する担
当者が実行又は処理モジュールに実行を指示できる。ま
た、前回同様にエリア種別テーブル122中のエリア種
別は「」が適用される。そこで、実行権限テーブル1
23で、権限種別「エ」、適用エリア種別「」の担当
者であるD次郎が実行又は実行指示することとなる。制
御部110は、D次郎に対してリソースB稼働手配を電
子メール、FAX等の通信手段又はD次郎が本システム
にログインしたときに依頼を表示する手段によって依頼
する。図1の構成例では、リソースB稼働手配をするリ
ソースB工事管理サーバは存在しないので、D次郎が稼
働手配をする。結果は操作端末71から入力され、制御
部110にて記録部111のオーダ情報記録部1113
に登録され、状態シートはリソースB工事手配完了後の
状態に変化する。
【0049】その後、図3の判断処理304、基本フロ
ー選択処理302を経て、手配処理303となり、同様
にリソースC稼働手配の処理がD次郎によって行われ、
正常に記録部111のオーダ情報記録部1113に登録
されると、状態シートは、図9(g)に示すリソース
B、C工事手配完了後の状態となる。この場合、図3の
判断処理304フローに進むと、状態シートは状態の値
と目標の値とがすべて一致しており、処理終了となる。
【0050】〔処理例2〕図1に示した構成例で、リソ
ースAの設計と工事を必要とするオーダ(注文)があっ
た場合の、状態シートの状態遷移の例を図10に示す。
以下に、図3の処理フローにより、図10に示すような
状態遷移となることを説明する。
【0051】制御モジュール11の税制御部110の最
初の処理は、認証・オーダ登録処理301であり、オー
ダを受けた者(例えば、A太郎)がシステムにアクセス
して、パスワードおよびオーダの内容等を入力してきた
場合、該オーダを受けた者の認証等のセキュリティーチ
ェックを行った後に、オーダの内容に関する基本データ
を記録部111のオーダ情報記録部1113に登録す
る。この処理は前述の図9の場合と基本的に同じである
が、異なるのは、オーダの内容がリソースAの設計と工
事のみであることである。このようにオーダが限定され
る場合には、図10(a)の基礎データ投入後に示すよ
うに、オーダ内容にあわせて目標値が設定された状態シ
ートが作成される。なお、状態シートは、本処理では関
与しないリソースBデータ以降のデータ種別部分を省略
したものを作成することでもよい。
【0052】次に、図3の基本フロー選択処理302に
進む。この処理では、前述の場合と同様に、図5に示し
ている基本フローの中でどのフローを行うのかを選択す
る。各基本フローには対応する必須の入力項目と出力項
目のテーブル(入出力項目テーブル)が図6のように用
意されている。まず、制御部110は状態シートの状態
の値と目標値とを確認し、1つ又は複数の状態値を目標
値に変更できる基本フローの中から、入力項目が既知の
データで足りる基本フローを選択する。ここで、オーダ
の無いデータ種別の目標値は「0」になっているため、
オーダと関係のない基本フローは選定されない。図10
(a)の状態では、リソースBやCの目標値は「0」で
あり、状態値と一致しているからリソースB、Cに関す
る基本フローは選定されない。また、リソースA設計フ
ローの入力項目はすべて既知であるのに対し、リソース
A工事フローではリソースA番号が未知であるため、ま
ず、リソースA設計フローを選択することとなる。
【0053】次に、図3の手配処理303に進む。この
処理では、リソース処理モジュールやリソース運用管理
部門などへのオーダの手配を行う。ここでも、図8に示
した権限情報DB12のテーブル121、122、12
3を用いて説明する。オーダの内容はリソースA設計で
あるから、データ(設計の結果)を書き込む権限を有す
る必要があり、権限種別テーブル121中の権限種別が
「ア」「イ」に相当する担当者が実行又は処理モジュー
ルに実行を指示できる。また、図7のオーダ情報の例中
のお客様住所である「東京都千代田区・・・」が「○○
エリア」に該当する前提で説明しているので、エリア種
別テーブル122中のエリア種別は「」が適用され
る。そこで、実行権限テーブル123で、権限種別
「ア」又は「イ」、適用エリア種別「」の担当者はA
太郎とB花子であり、どちらかがリソースA設計を実施
または実施指示できる。本説明においては、A太郎が受
付者であり、基本データを投入したオーダ投入者でもあ
るため、A太郎が基本データ投入後にオーダの実施を指
示することにより、リソースA運用管理サーバ30がリ
ソースA設計を自動的に行い、制御部110が、その結
果を通信部112を通して受信し、オーダ情報記録部1
113の図7中のオーダ内容にリソースA情報の結果を
書き込む。このような処理によって、状態シートは、1
0図(b)に示すリソースA設計結果登録後の状態に変
化する。
【0054】次に、図3の判断処理304に進む。正常
に進んでいる場合、図10の状態遷移の例では、状態シ
ートは図10(b)のリソースA設計結果登録後の状態
なので、基本フロー選択処理302へ戻ることとなる。
なお、エラー状態が含まれる場合にも、基本フロー選択
処理302へ戻ることとなる。
【0055】再度、図3の基本フロー選択処理302に
ついて説明する。まず、制御部110は状態シートの状
態の値と目標値とを確認し、1つ又は複数の状態値を目
標値に変更できる基本フローの中から、入力項目が既知
のデータで足りる基本フローを選択する。図10(b)
の状態は、リソースA稼働データのみが目標値と異なる
状態であるからリソースA工事フローが選択される。
【0056】次に、再び図3の手配処理303となる。
この処理では、図5のリソースA工事フローに従って処
理を行う。オーダの内容はリソースA工事であるから、
データ(工事稼働手配の結果)を書き込む権限を有する
必要があり、図8に示した権限種別テーブル121から
権限種別が「ウ」に相当する担当者が実行又は処理モジ
ュールに実行を指示できる。また、図7のオーダ情報の
例中のお客様住所である「東京都千代田区・・・」が
「○○エリア」に該当する前提で説明しているので、エ
リア種別テーブル122中のエリア種別は「」が適用
される。そこで、実行権限テーブル123で、権限種別
「ウ」、適用エリア種別「」の担当者であるC一郎が
実行又は実行指示することとなる。制御部110は、C
一郎に対してリソースA稼働手配を電子メール、FAX
等の通信手段又はC一郎が本システムにログインしたと
きに依頼を表示する手段によって依頼する。本説明では
図1の構成例に従っているので、リソースA稼働の手配
をするリソースA工事管理サーバ60がC一郎の実行指
示に従って稼働手配をする。リソースA工事管理サーバ
60は、工事者の手配が正常に終了すれば結果を制御部
110に送信し、制御部110は、記録部111のオー
ダ情報記録部1113にリソースA稼働データを登録す
る。このような処理によって、状態シートは、図10
(c)に示すリソースA工事手配完了後の状態に変化す
る。
【0057】次に、図3の判断処理304に進む。この
場合、状態シートは状態の値と目標の値とがすべて一致
しているため、処理終了となる。
【0058】〔処理例3〕図1に示した構成例で、リソ
ースA、B、Cの設計のみを必要とするオーダ(注文)
があった場合の、状態シートの状態遷移の例を図11に
示す。この処理例では、図9に従って説明した最初の処
理例1において、図9(e)のリソースC設計結果確定
後の状態になると、状態シートは目標値と状態値がすべ
て一致するため、処理終了となる。
【0059】〔処理例4〕図1に示した構成例で、リソ
ースA、B、Cのデータを参照するオーダの場合の、状
態シートの状態遷移の例を図12に示す。この処理例場
合、前述の処理例3と異なるのは、参照のみであるため
データを登録する必要はなく、図7の権限種別テーブル
で「R」の権限を有していれば可能なことである。
【0060】最初の処理は、図3の認証・オーダ登録処
理301であるが、参照したい者がシステムにアクセス
し、認証等のセキュリティーチェックの後に、参照にあ
たってのキー情報を入力する処理となる。キー情報と
は、図6の入出力項目テーブルの入力項目が該当する。
例えば、リソース代表番号やリソースA番号などであ
る。ここで、リソース代表番号とは、リソースの組合せ
に対して付与された番号の意味である。例えば、前述の
設計のオーダにおいてリソースA、B、Cの組合せが決
まったが、このような組合せに対して付与される番号で
ある。このリソース代表番号によって、関連するリソー
スの組合せの管理が容易になることが期待できる。参照
するためのキー情報の入力で十分であるため、図8の権
限種別テーブル121の例では、実施者として登録され
ている者は全員参照する権限を有している。参照する権
限を有する者がキー情報を入力すると、制御部110に
て、前述と例と同様にオーダ情報が記録部111のオー
ダ情報記録部1113に登録されると共に、状態シート
が作成される。この状態が図12のキー情報登録後であ
り、基本データは状態の値、目標の値とも「0」になっ
ている。その後の状態遷移は、前述の例と基本的に同様
である。
【0061】参照の場合には、リソースの運用管理サー
バへのアクセス権が多くの参照者に許可されるため、設
計にくらてべリアルタイム性の向上が得られる。
【0062】〔処理例5〕図1に示した構成例で、リソ
ースA、B、Cの廃止の設計と工事とを必要とするオー
ダ(注文)があった場合の、状態シートの状態遷移の例
を図13に示す。このようなオーダはお客様からサービ
スの停止を依頼された場合等に発生する。
【0063】この場合の最初の処理は、オーダを受けた
者(例えば、A太郎)がシステムにアクセスし、これを
受げて制御部110が認証等のセキュリティーチェック
の後にオーダの内容に関する基本データを記録部111
のオーダ情報記録部1113に登録する処理であり、前
述の図9、図10、図11の場合と同じである。廃止の
設計とは、実際には現在使用中のリソースを参照すると
いう点で図12の場合と似ている。しかし、設備の状態
を変更し、データベースの書き換えが必要なため、図7
の権限種別テーブルで「RW」の権限を有していなけれ
ばならない。次に、リソースA、B、Cの廃止の設計と
して参照を行うこととなるが、手順は図12と同じであ
る。また、リソースA、B、Cに対する工事手配の手順
は図9で説明した工事手配の手順と同じである。このよ
うな処理によって、図13に示す状態遷移となり、オー
ダは終了する。
【0064】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれに限られるものでないことは云う
までもない。また、図3に示したような処理手順は、ワ
ークフロー管理制御用プログラムとしてコンピュータで
実行可能な言語で記述し、コンピュータが読み取り可能
な記録媒体(FD、CD−ROM、MDなど)に記録し
て提供することが可能である。このワークフロー管理制
御用プログラムをワークフロー制御サーバにインストー
ルすることにより、所期の機能が実現する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
状態シートによってオーダ内容を目標状態として、現在
の進捗を状態として管理し、状態を変更する最小単位を
基本フローとして定義することで、各基本フローの入出
力テーブルから現在の状態から目標状態に近づける基本
フローを選定することを可能とし、権限情報DBによっ
て実行又は実行指示ができる権限者を探し、依頼をする
ことで、ワークフローの制御を自動的に行うことを可能
とする効果がある。また、ワークフロー制御の自動化に
より、複雑かつ膨大なワークフローのプロセス定義を不
要とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体的システム構成を示
す図である。
【図2】本発明の一実施形態のワークフロー制御サーバ
の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態の処理フローを示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態の状態シートを示す図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態で記録されている基本フロ
ーを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態で記録されている基本フロ
ーの入出力項目テーブルを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態で記録されているオーダ情
報の例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態で記録されている権限種別
テーブルの例を示す図である。
【図9】本発明のによる処理例1での状態シートの状態
遷移を示す図である。
【図10】本発明による処理例2での状態シートの状態
遷移を示す図である。
【図11】本発明による処理例3での状態シートの状態
遷移を示す図である。
【図12】本発明による処理例4での状態シートの状態
遷移を示す図である。
【図13】本発明による処理例5での状態シートの状態
遷移を示す図である。
【符号の説明】
10 ワークフロー制御サーバ 11 制御モジュール 12 権限情報DB 21、51、71 操作端末 30、40 リソース運用管理サーバ 60 リソース工事管理サーバ 110 制御部 111 記録部 1111 状態シート記録部 1112 基本フロー記録部 1113 オーダ情報記録部 112 通信部 121 権限種別テーブル 122 エリア種別テーブル 123 実行権限テーブル 400 状態シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 忠司 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 秋山 幸生 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークフローを管理制御するシステムで
    あって、ワークフローのデータ種別を状態変数とし、デ
    ータ種別毎の進捗状態を管理する機能と、オーダ内容に
    従った目標となる状態を管理する機能と、状態を目標の
    状態に近づける基本フローを選択する機能と、基本フロ
    ーを実行又は実行指示できる権限者に依頼する機能と、
    状態が目標状態に到達したか否かを判断する機能とを具
    備することを特徴とするワークフロー管理制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 既知のデータ項目を基本フローの入力項
    目と比較することによって基本フローを選択する機能を
    具備することを特徴とする請求項1記載のワークフロー
    管理制御システム。
  3. 【請求項3】 選択することができる基本フローがない
    場合に、基本フローの処理結果にエラーがないときには
    オーダ登録者に通知し、基本フロー処理結果にエラーが
    あるときには基本フローを実行又は実行指示できる権限
    者に通知するエラー処理機能を具備することを特徴とす
    る請求項1、2記載のワークフロー管理制御システム。
  4. 【請求項4】 権限種別、エリア種別を組み合わせて基
    本フローの実行権限を有する者を選択する機能を具備す
    ることを特徴とする請求項1、2、3記載のワークフロ
    ー管理制御システム。
  5. 【請求項5】 ワークフローを管理制御する方法であっ
    て、 ワークフローのデータ種別を状態変数とし、データ種別
    毎の進捗状態を記録する工程と、オーダ内容に従った目
    標となる状態を記録する工程と、状態を目標の状態に近
    づける基本フローを選択する工程と、基本フローを実行
    又は実行指示できる権限者に依頼する工程と、状態が目
    標状態に到達したか否かを判断する工程とを含むことを
    特徴とするワークフロー管理制御方法。
  6. 【請求項6】 既知のデータ項目を基本フローの入力項
    目と比較することによって基本フローを選択する工程を
    含むことを特徴とする請求項5記載のワークフロー管理
    制御方法。
  7. 【請求項7】 選択することができる基本フローがない
    場合に、基本フローの処理結果にエラーがないときには
    オーダ登録者に通知し、基本フロー処理結果にエラーが
    あるときには基本フローを実行又は実行指示できる権限
    者に通知するエラー処理工程を含むことを特徴とする請
    求項5、6記載のワークフロー管理制御方法。
  8. 【請求項8】 権限種別、エリア種別を組み合わせて基
    本フローの実行権限を有する者を選定する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項5、6、7記載のワークフロー管
    理制御方法。
  9. 【請求項9】 プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、請求項5〜8記載のワー
    クフロー管理制御方法をコンピュータで実行させるため
    のワークフロー管理制御プログラムを記録した記録媒
    体。
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