JP2002189589A - 分布乱数生成方法及び回路 - Google Patents

分布乱数生成方法及び回路

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JP2002189589A
JP2002189589A JP2000390280A JP2000390280A JP2002189589A JP 2002189589 A JP2002189589 A JP 2002189589A JP 2000390280 A JP2000390280 A JP 2000390280A JP 2000390280 A JP2000390280 A JP 2000390280A JP 2002189589 A JP2002189589 A JP 2002189589A
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Masanori Korogi
政則 興梠
Kozo Kashiwabara
孝造 柏原
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AIZAKKU KK
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AIZAKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイム処理によって連続的に分布乱数
を得ることが出来る分布乱数生成方法及び回路を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係る分布乱数生成回路は、所望
の分布における乱数の最小値と最大値の間で一様に分布
する第1の一様乱数R1を生成する回路2と、所望の分
布における出現頻度の最小値と最大値の間で一様に分布
する第2の一様乱数R2を生成する回路5と、所望の分
布における第1の一様乱数R1の出現頻度y1を導出す
るための変換テーブル7及び乱数変換回路8と、出現頻
度y1と第2の一様乱数R2とを比較する比較回路9
と、出現頻度y1が第2の一様乱数R2を上回っている
ときは第1の一様乱数R1を出力乱数として採用し、出
現頻度y1が第2の一様乱数R2を下回っているときは
第1の一様乱数R1を棄却するバッファ10とを具えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出現頻度が所望の
分布に従った分布乱数を生成する方法及び回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、出現頻度が一様な乱数を生成する
方法として、混合合同法やM系列乱数生成法等が知られ
ている。これに対し、出現頻度が所望の分布に従う乱数
を生成する方法として、逆関数法、二者択一法、棄却法
等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分布乱数生成方法は何れも、バッチ処理であって、予め
メモリに格納しておいた複数の一様乱数を対象として、
各乱数の発生頻度を制御することにより、分布乱数を生
成している。従って、メモリに格納されている複数の一
様乱数が全て分布乱数として使用されてしまうと、その
時点で分布乱数の生成は終了し、更に分布乱数を生成す
るためには、再び複数の一様乱数を生成してメモリに格
納する必要がある。この結果、連続的に分布乱数を得る
ことが出来ない問題があった。
【0004】そこで本発明の目的は、リアルタイム処理
によって連続的に分布乱数を得ることが出来る分布乱数
生成方法及び回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る分布乱数生成
方法は、所望の分布における乱数の最小値Rminと最大
値Rmaxの間で一様に分布する第1の一様乱数R1と、
前記所望の分布における出現頻度の最小値yminと最大
値ymaxの間で一様に分布する第2の一様乱数R2とか
らなる一対の乱数を生成する第1ステップと、前記所望
の分布における第1の一様乱数R1の出現頻度y1を導
出する第2ステップと、導出された出現頻度y1と第2
の一様乱数R2とを比較して、該出現頻度y1が第2の
一様乱数R2を上回っているときは第1の一様乱数R1
を出力乱数として採用し、該出現頻度y1が第2の一様
乱数R2を下回っているときは第1の一様乱数R1を棄
却する第3ステップとを有している。
【0006】図5は、上記本発明の分布乱数生成方法が
採用している単項比例棄却法の原理を表わしている。出
現頻度が所望の分布y=f(x)に従う乱数を生成する場
合、第1ステップによって一対の一様乱数R1、R2を
生成した後、第2ステップでは、該分布における第1の
一様乱数R1に対応する出現頻度y1を導出する。ここ
で、出現頻度がy1となる様に第1の一様乱数R1の採
用/棄却を制御すれば、結果的に第1の一様乱数R1の
出現頻度は分布y=f(x)に従うことになる。そこで、
第3ステップでは、前記導出された出現頻度y1と第2
の一様乱数R2とを比較して、出現頻度y1が第2の一
様乱数R2′を上回っているときは第1の一様乱数R1
を出力乱数として採用し、出現頻度y1が第2の一様乱
数R2″を下回っているときは第1の一様乱数R1を棄
却する。ここで、出現頻度y1よりも第2の一様乱数R
2′が小さくなる確率(q)と、出現頻度y1よりも第2
の一様乱数R2″が大きくなる確率(1−q)は、分布y
=f(x)によって決まる。この結果、第1の一様乱数R
1の採用頻度、即ち出力乱数の出現頻度は、所望の分布
y=f(x)に従ったものとなる。
【0007】又、本発明に係る分布乱数生成回路は、上
記本発明の単項比例棄却法を実現するための回路であっ
て、所望の分布における乱数の最小値と最大値の間で一
様に分布する第1の一様乱数R1と、前記所望の分布に
おける出現頻度の最小値と最大値の間で一様に分布する
第2の一様乱数R2とからなる一対の乱数を生成する乱
数生成手段と、前記所望の分布における第1の一様乱数
R1の出現頻度y1を導出する第1の演算処理手段と、
導出された出現頻度y1と第2の一様乱数R2とを比較
する比較手段と、前記導出された出現頻度y1が第2の
一様乱数R2を上回っているときは第1の一様乱数R1
を出力乱数として採用し、該出現頻度y1が第2の一様
乱数R2を下回っているときは第1の一様乱数R1を棄
却する第2の演算処理手段とを具えている。
【0008】これによって、第2の演算処理手段から
は、所望の分布y=f(x)に従った乱数が出力されるこ
とになる。
【0009】具体的構成において、第1の演算処理手段
は、前記所望の分布に従った乱数と出現頻度の関係を示
すテーブル手段と、該テーブル手段に基づいて第1の一
様乱数R1を出現頻度y1に変換する乱数変換手段とか
ら構成される。これによって、所望の分布における第1
の一様乱数R1の出現頻度y1を導出する処理が高速化
される。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る分布乱数生成方法及び回路
によれば、一対の一様乱数R1、R2から1つの分布乱
数が算出されるので、一様乱数の生成と分布乱数の生成
を同時進行させることが出来、このリアルタイム処理に
よって連続的に分布乱数を得ることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。図1は、本発明の
単項比例棄却法を実行するための分布乱数生成回路の構
成を表わしている。該回路は、一対の一様乱数R1、R
2を生成するための一対の一様乱数生成回路(2)(5)を
具え、これらの一様乱数生成回路(2)(5)には、それぞ
れ初期設定回路(1)(4)から、一様乱数生成に必要な初
期値が供給される。尚、一様乱数生成回路(2)(5)とし
ては、周知の一般的な乱数生成回路を採用することが出
来る。
【0012】第1の一様乱数生成回路(2)の出力端は、
第1バッファ(3)を介して、乱数変換回路(8)へ接続さ
れている。該乱数変換回路(8)には、所望の分布に従っ
た乱数と出現頻度の関係を規定する変換テーブル(7)が
接続されている。該変換テーブル(4)は、例えば図4に
示す如く、最小値0〜最大値99の範囲で分布する出力
乱数と、最小値0〜最大値1000の範囲で変動する出
現頻度との間の関係を表わしており、前記乱数変換回路
(8)は、該変換テーブル(4)を用いることによって、図
1に示す第1の一様乱数生成回路(2)から供給される一
様乱数R1をその乱数の出現頻度y1に変換する。
【0013】乱数変換回路(8)の出力端は、比較回路
(9)の一方の入力端へ接続されている。又、第2の一様
乱数生成回路(5)の出力端は、第2バッファ(6)を介し
て、比較回路(9)の他方の入力端へ接続されている。比
較回路(9)は、乱数変換回路(8)から供給される出現頻
度y1と、第2バッファ(6)から供給される第2の一様
乱数R2とを大小比較して、その結果に応じて採用/棄
却制御信号を出力する。
【0014】又、第1バッファ(3)から供給される第1
の一様乱数R1は、第3バッファ(10)へ入力され、第3
バッファ(10)にて、前記採用/棄却制御信号により、採
用/棄却が制御される。即ち、出現頻度y1が第2の一
様乱数R2を上回っているときは第1の一様乱数R1を
出力乱数として採用し、出現頻度y1が第2の一様乱数
R2を下回っているときは第1の一様乱数R1を棄却す
る。この結果、第3バッファ(10)からは、所望の分布に
従った乱数が出力されることになる。
【0015】尚、一様乱数生成回路(2)(5)、変換テー
ブル(7)、乱数変換回路(8)、比較回路(9)及び第3バ
ッファ(10)の動作は、マイクロコンピュータからなるコ
ントロール回路(11)によって制御されている。
【0016】図2は、上記分布乱数生成回路による分布
乱数生成の手続きを表わしている。先ずステップS1に
て、一様乱数R1、R2を得た後、ステップS2では、
所望の分布における第1の一様乱数R1の出現頻度指示
値y=f(R1)を算出する。次にステップS3では、出
現頻度指示値yと第2の一様乱数R2とを比較して、出
現頻度指示値yが第2の一様乱数R2以上のときは、ス
テップS4に移行して、第1の一様乱数R1を出力乱数
として採用する。これに対し、出現頻度指示値yが第2
の一様乱数R2に満たないときは、ステップS5に移行
して、第1の一様乱数R1を棄却する。以上のステップ
を繰り返すことによって、所望の分布に従った乱数列を
得る。
【0017】例えば、出力乱数をx(0〜99)、出現頻
度をy(0〜1000)として、所望の分布を表わす関数
が下記数1で規定されているものとする。
【数1】 y=−0.408×(x−49.5)+999.7
【0018】図3は、上記関数に基づいて、各出力乱数
x(0〜99)に対する出現頻度y(0〜1000)を算出
した結果を表わしている。ここで、例えば一対の一様乱
数(R1、R2)が(20、621)とすると、R1=20
に対して、出現頻度はy1=645となり、R2<y1
となる。そこで、該乱数R1を出力乱数として採用す
る。又、一対の一様乱数(R1、R2)が(75、835)
とすると、R1=75に対して、出現頻度はy1=73
4となり、R2>y1となる。そこで、該乱数R1は出
力乱数として採用せず、棄却する。この様にして、一対
の一様乱数(R1、R2)に対して乱数R1の採用/棄却
を繰り返すことにより、図4に示す如く、所望の分布に
従った出力乱数が得られることになる。
【0019】上述の如く、本発明に係る分布乱数生成回
路によれば、一対の一様乱数R1、R2から1つの分布
乱数が算出されるので、一様乱数の生成と分布乱数の生
成を同時進行させることが出来、このリアルタイム処理
によって連続的に分布乱数を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分布乱数生成回路の構成を表わす
ブロック図である。
【図2】本発明に係る分布乱数生成方法の手続きを表わ
すフローチャートである。
【図3】出力乱数に対する出現頻度の算出結果を表わす
図表である。
【図4】出力乱数に対する出現頻度の分布を表わすグラ
フである。
【図5】本発明の分布乱数生成方法の原理を説明するグ
ラフである。
【符号の説明】
(2) 一様乱数生成回路 (5) 一様乱数生成回路 (7) 変換テーブル (8) 乱数変換回路 (9) 比較回路 (10) バッファ (11) コントロール回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出現頻度が所望の分布に従う乱数を生成
    する方法であって、 前記所望の分布における乱数の最小値と最大値の間で一
    様に分布する第1の一様乱数R1と、前記所望の分布に
    おける出現頻度の最小値と最大値の間で一様に分布する
    第2の一様乱数R2とからなる一対の乱数を生成するス
    テップと、 前記所望の分布における第1の一様乱数R1の出現頻度
    y1を導出するステップと、 導出された出現頻度y1と第2の一様乱数R2とを比較
    して、該出現頻度y1が第2の一様乱数R2を上回って
    いるときは第1の一様乱数R1を出力乱数として採用
    し、該出現頻度y1が第2の一様乱数R2を下回ってい
    るときは第1の一様乱数R1を棄却するステップとを有
    することを特徴とする分布乱数生成方法。
  2. 【請求項2】 出現頻度が所望の分布に従う乱数を生成
    する回路であって、 前記所望の分布における乱数の最小値と最大値の間で一
    様に分布する第1の一様乱数R1と、前記所望の分布に
    おける出現頻度の最小値と最大値の間で一様に分布する
    第2の一様乱数R2とからなる一対の乱数を生成する乱
    数生成手段と、 前記所望の分布における第1の一様乱数R1の出現頻度
    y1を導出する第1の演算処理手段と、 導出された出現頻度y1と第2の一様乱数R2とを比較
    する比較手段と、 前記導出された出現頻度y1が第2の一様乱数R2を上
    回っているときは第1の一様乱数R1を出力乱数として
    採用し、該出現頻度y1が第2の一様乱数R2を下回っ
    ているときは第1の一様乱数R1を棄却する第2の演算
    処理手段とを具えていることを特徴とする分布乱数生成
    回路。
  3. 【請求項3】 第1の演算処理手段は、前記所望の分布
    に従った乱数と出現頻度の関係を示すテーブル手段と、
    該テーブル手段に基づいて第1の一様乱数R1を出現頻
    度y1に変換する乱数変換手段とから構成される請求項
    2に記載の乱数生成回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012094040A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Mizuho Dl Financial Technology Co Ltd Gpuを用いた乱数生成処理の並列化
WO2018135601A1 (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 日本電信電話株式会社 乱数生成装置、方法及びプログラム
CN116225372A (zh) * 2023-02-28 2023-06-06 成都电科星拓科技有限公司 一种均匀分布的抖动伪随机数生成方法、设备及存储介质

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