JP2002189413A

JP2002189413A - シート片及びその製造方法

Info

Publication number: JP2002189413A
Application number: JP2000388622A
Authority: JP
Inventors: Masanori Shimizu; 正憲清水
Original assignee: SHIMIZU SANGYO KK
Current assignee: SHIMIZU SANGYO KK
Priority date: 2000-12-21
Filing date: 2000-12-21
Publication date: 2002-07-05
Anticipated expiration: 2020-12-21
Also published as: JP3423933B2

Abstract

(57)【要約】【課題】低コストにて製造できるとともに、独自の面
白みを有するシート片を提供する。【解決手段】文字及び絵から成る情報３を印刷した塑
性変形にて伸長自在な細長状のシート片本体１を有す
る。情報３が、シート片本体１の伸長状態では解読可能
になるように長手方向へのみ圧縮状態で印刷される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シート片及びその
製造方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、当たり又は外れを表示するシート
片としては、紙に当たり又は外れを表示したあとに、表
示部を銀色のコーティング材にてコーティングしたもの
があり、硬貨や爪等でコーティングを削ることにより、
当たり又は外れの表示が目視可能となるように構成され
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷とは別の
工程としてコーティングを行わなければならず、製作コ
ストが高かった。そこで、本発明に係るシート片は、低
コストであって、独自の面白みを有するシート片及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るシート片は、文字及び／又は絵から
成る情報を印刷した塑性変形にて伸長自在な細長状のシ
ート片であって、上記情報が、伸長状態では解読可能に
なるように長手方向へのみ圧縮状態で印刷されたもので
ある。

【０００５】また、非印刷面が、粘着層を介して補強片
に貼着され、かつ、該補強片が幅方向の切れ目を有する
ものである。また、全体形状が長方形であって、幅寸法
Ｗが、15mm≦Ｗ≦30mmに設定されたものである。また、
情報が、当たり又は外れを表示しているものである。ま
た、情報が、占いを表示しているものである。

【０００６】また、本発明に係るシート片の製造方法
は、コンピュータにて、文字及び／又は絵から成る情報
を一次元方向へのみ圧縮して、該情報をフィルムに焼付
け、該フィルムを使用してオフセット印刷の版を作成
し、該版を使用して、塑性変形にて伸長自在な細長状の
シート片に上記情報を上記一次元方向が長手方向と一致
又は略一致するように、オフセット印刷にて印刷する方
法である。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。

【０００８】図１及び図２は、本発明の実施の一形態を
示す。このシート片は、塑性変形にて伸長自在であって
破損しにくいプラスチックフィルムから成るシート片本
体１と、（後述の）補強片２とから成る。シート片本体
１は、細長状であって、文字及び絵から成る情報３が印
刷されている。具体的には、情報３は、長手方向へのみ
圧縮状態で印刷されている。つまり、シート片本体１の
伸長前は、情報３は縦長状であり、情報３を解読するの
は不可能又は困難である。

【０００９】シート片の全体形状は長方形であって、幅
寸法Ｗが、15mm≦Ｗ≦30mmに設定される。Ｗ＜15mmの場
合は、幅が狭いので、伸長状態に於いても情報３が小さ
く、容易に解読することができなくなる虞れがある。幅
寸法Ｗが、30mm＜Ｗの場合は、シート片本体１を伸長さ
せるときに、指で引張るには幅が広すぎるので、把持・
伸長しにくく、幅方向の各位置を均一に伸ばすことが難
しくなり、伸長後の情報３の表示にひずみが生じ易い。

【００１０】図２に示すように、シート片本体１の非印
刷面４が、粘着層５を介して補強片２に貼着される。補
強片２によって、シート片本体１が折曲がったりねじれ
たりするのを防ぐことができる。

【００１１】図３に示すように、補強片２は幅方向の切
れ目６を有する。補強片２をシート片本体１（図１・図
２参照）から完全には剥がさないでも、シート片本体１
を伸長することができる。

【００１２】図４及び図５は、（図１・図２に示した）
シート片本体１の長手方向への伸長状態を示す。シート
片本体１の伸長状態では、情報３がシート片本体１の長
手方向に伸長されて、情報３（すなわち、「面白さだけ
じゃない。価格も注目！」という文字）が解読可能にな
る。

【００１３】次に、上述のシート片の製造方法について
説明する（図面は省略する）。まず、コンピュータに
て、情報３（図４参照）を一次元方向へのみ圧縮する。
次に、一次元方向に圧縮された情報３（図１参照）をフ
ィルムに焼付ける。そして、そのフィルムを使用してオ
フセット印刷の版を作成する。この版を使用して、塑性
変形にて伸長自在な細長状のシート片本体１（図１参
照）に情報３を、上述の一次元方向が長手方向と一致又
は略一致するように、オフセット印刷にて印刷する。

【００１４】なお、本発明は、設計変更可能であって、
情報３が、文字のみ、又は、絵のみのものとするも良
い。例えば、情報３が、「当たり」又は「外れ」を表示
するも良い。また、「ある図形・キャラクター・写真が
出たならば、大当たりとする」という前提の下に、図形
又はキャラクター又は写真等から成る情報３を印刷する
も良い。

【００１５】また、情報３が、占い（例えば、おみく
じ）を表示するも良い。また、情報３がメッセージを表
示するも良い。また、情報３を、ゲームに適応させる文
字及び絵とするも良い。また、情報３は、白黒であって
も、カラーであっても良い。

【００１６】また、全体形状は、長方形以外の形状であ
っても良い。例えば、長円状であるも良い。また、補強
片２及び粘着層５は、省略可能である。

【００１７】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。

【００１８】（請求項１によれば）低コストにて製造で
きて、かつ、伸長前は情報３の読解が至難乃至不可能で
あって、面白みを有する。（請求項２によれば）補強片２によって、シート片本体
１が折曲がったりねじれたりするのを防ぐことができ
る。また、補強片２を完全には剥がすことなく、シート
片本体１を伸長することができる。

【００１９】（請求項３によれば）シート片本体１を伸
長したときの情報３が適度な大きさであって読みやす
い。また、シート片の両端を把持しやすく、情報３にひ
ずみを与えずに、容易にシート片本体１を伸長すること
ができる。

【００２０】（請求項４によれば）くじとして使用する
ことができる。（請求項５によれば）占いシートとして使用することが
できる。（請求項６によれば）容易に製造することができるの
で、製造コストが安い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態を示す平面図である。

【図２】説明正面図である。

【図３】底面図である。

【図４】平面図である。

【図５】説明正面図である。

【符号の説明】

１シート片本体２補強片３情報４非印刷面５粘着層６切れ目Ｗ幅寸法

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文字及び／又は絵から成る情報３を印刷
した塑性変形にて伸長自在な細長状のシート片本体１を
有し、上記情報３が、シート片本体１の伸長状態では解
読可能になるように長手方向へのみ圧縮状態で印刷され
たことを特徴とするシート片。
【請求項２】シート片本体１の非印刷面４が、粘着層
５を介して補強片２に貼着され、かつ、該補強片２が幅
方向の切れ目６を有する請求項１記載のシート片。
【請求項３】全体形状が長方形であって、幅寸法Ｗ
が、15mm≦Ｗ≦30mmに設定された請求項１又は２記載の
シート片。
【請求項４】情報３が、当たり又は外れを表示してい
る請求項１，２又は３記載のシート片。
【請求項５】情報３が、占いを表示している請求項
１，２又は３記載のシート片。
【請求項６】コンピュータにて、文字及び／又は絵か
ら成る情報３を一次元方向へのみ圧縮して、該情報３を
フィルムに焼付け、該フィルムを使用してオフセット印
刷の版を作成し、該版を使用して、塑性変形にて伸長自
在な細長状のシート片本体１に上記情報３を上記一次元
方向が長手方向と一致又は略一致するように、オフセッ
ト印刷にて印刷することを特徴とするシート片の製造方
法。