JP2002189333A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2002189333A
JP2002189333A JP2000389241A JP2000389241A JP2002189333A JP 2002189333 A JP2002189333 A JP 2002189333A JP 2000389241 A JP2000389241 A JP 2000389241A JP 2000389241 A JP2000389241 A JP 2000389241A JP 2002189333 A JP2002189333 A JP 2002189333A
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Nobumasa Abe
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    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図ることのできて良好な転写状態が
得られるカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 駆動ローラ10と調整ローラ20に張架
されて循環駆動されるベルト30に対して単色トナー像
を順次転写する複数個のトナー像形成手段40を備え、
調整ローラ20をベルトの初期的な引っ張り方向と直交
しかつ調整ローラ20に最も近い転写手段54における
ベルトの部位を単色トナー像形成手段40から離間させ
る方向Y1に蛇行調整移動させてベルト30の蛇行調整
を行ない、調整ローラ20とこの調整ローラ20に最も
近い転写部T1Kとの間においてベルト30の裏面に当
接してベルト30の位置決めを行なう位置決め部材28
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関する。特に、小型化可能なベルト張架構造を用
い、そのベルトまたはベルトに保持された記録媒体に対
して、複数個の単色トナー像形成手段によるトナー像を
順次転写してカラー画像を形成する、いわゆるタンデム
式のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナー像形成手段は、外周面に
感光層を有する感光体と、この感光体の外周面を一様に
帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電
させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成す
る露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像
に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)と
する現像手段とを有している。また、カラー画像を形成
するタンデム式の画像形成装置としては、上記のような
トナー像形成手段を、中間転写ベルトに対して、複数個
(例えば4個)配置し、これら単色トナー像形成手段に
よる感光体上のトナー像を順次中間転写ベルトに転写し
て中間転写ベルト上で複数色(例えば、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラック)のトナー像を重ね合わせて中
間転写ベルト上でカラー画像を得る形式のものと、記録
媒体保持ベルトに記録媒体(例えば用紙)を保持し、複
数個の単色トナー像形成手段によるトナー像を順次記録
媒体に転写して記録媒体上で複数色のトナー像を重ね合
わせて記録媒体上にカラー画像を得る形式のものとが知
られている。いずれの形式のものも、ベルトが蛇行する
と、各色間でのずれが生じることから、蛇行調整(蛇行
防止)機構を備えている。
【0003】従来、蛇行調整機構を有するベルト張架構
造としては、図4に示すようなものが知られている(特
開平5−52244号公報)。同図において、1は駆動
ローラ、2は従動ローラ、3はこれらローラに張架され
て矢印A方向へ循環駆動されるベルトである。4は駆動
モータである。従動ローラ2は、蛇行を調整するための
調整ローラとして構成されており、少なくともその他端
2cは矢印C方向へ移動(蛇行調整移動)可能に支持さ
れている。従動ローラ(調整ローラ)2の他端2cに
は、軸2dに対し、ローラ本体2bとは独立して回転可
能な、テーパ付の(円錐台形状の)検出ローラ5が設け
られており、その検出ローラ5のボス部5bに巻き掛け
連結された紐部材7の他端がフレームSに固定されてい
る。そして、初期的に、従動ローラ(調整ローラ)2
は、駆動ローラ1との軸間距離が、固定端2a側L1に
比べて移動端2c側L2の方が多少短くなるように配置
されており、これによって初期的には、ベルト3が矢印
B方向へ移動するようになっているが、ベルト3が矢印
B方向へ移動してその縁部3aが検出ローラ5のテーパ
面5aに巻き掛けられると、検出ローラ5がベルト3に
従動して回動し、これによって、紐部材7が検出ローラ
5のボス部5bに巻き取られるようにして引っ張られ、
その反力によって、移動端2cが矢印C方向へ引っ張ら
れて移動端2c側の前記軸間距離L2が固定端側の軸間
距離L1よりも大きくなり、これによってベルト3が矢
印Bとは反対方向へ移動し、結果として、ベルト3の蛇
行が調整されるようになっている。
【0004】このようなベルト張架構造によると、ベル
ト張架構造体の小型化(従って画像形成装置の小型化)
を図ることが可能となる。すなわち、一般的なベルト張
架構造においてベルトの蛇行を調整するには、第3のロ
ーラを設け、その第3のローラを蛇行調整ローラとして
構成するのが普通であるため、少なくとも3本のローラ
が必要となるが、このベルト張架構造(図4)による
と、第3のローラが不要であり、2本のローラで済むた
め、ベルト張架構造体の小型化(従って画像形成装置の
小型化)を図ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置に使用さ
れるベルト(例えば中間転写ベルト)としては、画像の
位置ずれを防止すべく伸びの小さなベルトが用いられ
る。このため実際には、図4に示した従来のベルト張架
構造では、その上述した所望の作動を得ることは困難で
ある。例えば、上記所望の作動を得るためには、調整ロ
ーラ2の一端2aを移動不能に支持し、他端2cのみを
矢印C方向へ移動可能に支持することが考えられるが、
そうすると、ベルト3に所定の張力を付与することが困
難となる。ローラ1,2,およびベルト3、さらにロー
ラ1,2の支持部材にはそれぞれ寸法誤差があり、固定
端2a側の軸間距離等にも誤差が生じるからである。ベ
ルト3に所定の張力を付与することができるようにする
ためには、例えば図4において、調整ローラ2の両端2
a,2cをベルト3の張り方向へ初期的にバネ等で付勢
(F1,F2)し、かつ、一端2a側の付勢力F1に比
べて他端2c側の付勢力F2を多少小さく設定するれば
よいのであるが、上記所望の作動を得るためには、調整
ローラ2の他端2cが矢印C方向へ移動した後に、これ
を元位置方向(矢印Cと反対方向)へ付勢するための付
勢力F3が必要である。しかしながら、図4に示した従
来のベルト張架構造では、調整ローラ2の他端2cがベ
ルト3の初期的な張り方向(矢印C方向)において移動
する構造となっているため、付勢力F3を設定すること
ができない。付勢力F3が上記付勢力F2と相殺される
からである。したがって、図4に示した従来のベルト張
架構造では、実質上、上述した所望の作動を得ることが
困難である。
【0006】このような課題は、調整ローラの蛇行調整
移動方向を、当該調整ローラによるベルトの初期的な引
っ張り方向以外の方向に設定することによって解決する
ことが可能である。しかしながら、そのようにすると、
次のような別の課題が生じる。すなわち、タンデム式の
カラー画像形成装置においては、ベルトに対して単色ト
ナー像形成手段が複数個配置され、そのトナー像がベル
トまたはベルトに保持された記録媒体に転写されるよう
になっているが、上記調整ローラの蛇行調整移動方向
を、当該調整ローラによるベルトの初期的な引っ張り方
向以外の方向に設定すると、調整ローラの蛇行調整移動
に伴って、ベルトは、これが単色トナー像形成手段から
離間する方向またはその逆方向へ変位することとなる。
そして、ベルトが、単色トナー像形成手段から離間する
方向へ変位すると、転写部においてベルトとトナー像形
成手段(例えばその感光体)との接触状態が不安定とな
って転写不良が生じるおそれがある。また、その逆方向
へベルトが変位すると、調整ローラに最も近いトナー像
形成手段における例えば感光体に対するベルトの巻き掛
け角が増大し、転写バイアスに変動を来すことから、や
はり転写不良が生じるおそれがある。したがって、この
発明の目的は、以上のような課題を解決し、上記調整ロ
ーラの蛇行調整移動方向を、当該調整ローラによるベル
トの初期的な引っ張り方向以外の方向に設定したにもか
かわらず良好な転写状態が得られ、小型化を図ることの
できるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のカラー画像形成装置は、少なくとも2
本のローラに張架されて循環駆動されるベルトと、この
ベルトに対して複数個配置された単色トナー像形成手段
とを備え、前記ベルトまたは前記ベルトに保持された記
録媒体に対して、前記複数個の単色トナー像形成手段に
よるトナー像を順次転写するとともに、前記ベルトの蛇
行調整を、前記ローラの内の1本のローラをその軸線方
向と直交する方向へ蛇行調整移動する調整ローラとする
ことで行なう画像形成装置であって、前記調整ローラの
蛇行調整移動方向が、当該調整ローラによるベルトの初
期的な引っ張り方向以外の方向であって、この調整ロー
ラに最も近い転写部におけるベルトの部位を単色トナー
像形成手段から離間させる方向に設定されているととも
に、前記調整ローラとこの調整ローラに最も近い転写部
との間において、ベルトの裏面に当接してベルトの位置
決めを行なう位置決め部材が設けられていることを特徴
とする。請求項2記載のカラー画像形成装置は、請求項
1記載のカラー画像形成装置において、前記調整ローラ
の蛇行調整移動方向が、当該調整ローラによるベルトの
初期的な引っ張り方向に対して略直交する方向に設定さ
れていることを特徴とする。請求項3記載のカラー画像
形成装置は、請求項1または2記載のカラー画像形成装
置において、前記転写部を形成する転写手段が転写ブレ
ードまたはコロナ転写器で構成されていることを特徴と
する。
【0008】
【作用効果】請求項1記載のカラー画像形成装置は、少
なくとも2本のローラに張架されて循環駆動されるベル
トと、このベルトに対して複数個配置された単色トナー
像形成手段とを備え、前記ベルトまたは前記ベルトに保
持された記録媒体に対して、前記複数個の単色トナー像
形成手段によるトナー像を順次転写するとともに、前記
ベルトの蛇行調整を、前記ローラの内の1本のローラを
その軸線方向と直交する方向へ蛇行調整移動する調整ロ
ーラとすることで行なう画像形成装置であって、前記調
整ローラの蛇行調整移動方向が、当該調整ローラによる
ベルトの初期的な引っ張り方向以外の方向であって、こ
の調整ローラに最も近い転写部におけるベルトの部位を
単色トナー像形成手段から離間させる方向に設定されて
いるので、この画像形成装置によれば、調整ローラに最
も近いトナー像形成手段における例えば感光体に対する
ベルトの巻き掛け角が増大して転写不良が生じるという
ことがなくなる。一方、調整ローラの蛇行調整移動方向
が、この調整ローラに最も近い転写部におけるベルトの
部位を単色トナー像形成手段から離間させる方向に設定
されているため、仮に何らの方策も講ぜられないとした
ならば、前述したように転写部においてベルトとトナー
像形成手段(例えばその感光体)との接触状態が不安定
となって転写不良が生じるおそれがある。しかしなが
ら、この請求項1記載のカラー画像形成装置によれば、
前記調整ローラとこの調整ローラに最も近い転写部との
間において、ベルトの裏面に当接してベルトの位置決め
を行なう位置決め部材が設けられているので、上記調整
ローラが変位しても、転写部におけるベルトとトナー像
形成手段(例えばその感光体)との接触が安定し、転写
不良が生じなくなる。したがって、この請求項1記載の
カラー画像形成装置によれば、上記調整ローラの蛇行調
整移動方向を、当該調整ローラによるベルトの初期的な
引っ張り方向以外の方向に設定したにもかかわらず良好
な転写状態が得られ、小型化を図ることが可能となる。
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の
画像形成装置において、前記調整ローラの蛇行調整移動
方向が、当該調整ローラによるベルトの初期的な引っ張
り方向に対して略直交する方向に設定されているので、
ベルトのより効率的な蛇行調整がなされることとなる。
しかも微調整が可能となる。請求項3記載のカラー画像
形成装置によれば、請求項1または2記載のカラー画像
形成装置において、前記転写部を形成する転写手段が転
写ブレードまたはコロナ転写器で構成されているので、
転写手段を転写ローラで構成する場合に比べて、簡単な
構造で安価な画像形成装置を提供することが可能とな
る。別言すれば、請求項1または2の構成とすることに
よって、転写手段を転写ローラで構成する必要がなくな
り、転写ブレードまたはコロナ転写器で構成することが
可能となるので、簡単な構造で安価な画像形成装置を提
供することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係るカラー画像形
成装置の第1の実施の形態を示す概略正面図、図2
(a)はベルト張架構造を示す概略斜視図、(b)は作
用説明図である。
【0010】図1に示すように、この画像形成装置は、
2本のローラ10,20に張架されて図示矢印方向(反
時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト30と、こ
の中間転写ベルト30に対して複数個(4個)配置され
た単色トナー像形成手段40(Y、C、M、K)とを備
え、中間転写ベルト30に対して、複数個の単色トナー
像形成手段40によるトナー像が個別の転写手段51,
52,53,54で順次転写されるようになっている。
それぞれの転写部(一次転写部)をT1Y、T1C、T
1M、T1Kで示す。
【0011】単色トナー像形成手段は、イエロー用のも
の40(Y)と、マゼンタ用のもの40(M)と、シア
ン用のもの40(C)と、ブラック用のもの40(K)
とが配置されている。これら単色トナー像形成手段40
(Y、C、M、K)は、それぞれ、外周面に感光層を有
する感光体41と、この感光体41の外周面を一様に帯
電させる帯電手段としての帯電ローラ42と、この帯電
ローラ42により一様に帯電させられた外周面を選択的
に露光Lして静電潜像を形成する露光手段43と、この
露光手段43により形成された静電潜像に現像剤である
トナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と
しての現像ローラ44と、この現像ローラ44により現
像されたトナー像が一次転写対象である中間転写ベルト
30に転写された後に感光体41の表面に残留している
トナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニン
グブレード45とを有している。
【0012】中間転写ベルト30に順次一次転写され、
中間転写ベルト30上で順次重ね合わされてフルカラー
となったトナー像は、二次転写部T2において用紙等の
記録媒体Pに二次転写され、定着ローラ対61を通るこ
とで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によっ
て所定の場所(図示しない排紙トレイ上等)へ排出され
る。なお、63は記録媒体Pが積層保持されている給紙
カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一
枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写部
T2への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲート
ローラ対、66は中間転写ベルト30との間で二次転写
部T2を形成する二次転写手段としての二次転写ロー
ラ、67は二次転写後に中間転写ベルト30の表面に残
留しているトナーを除去するクリーニング手段としての
クリーニングブレードである。
【0013】図2(a)に示すように、この実施の形態
のベルト張架構造は、上記2本のローラ10,20と、
これらローラ10,20に張架されて循環駆動されるベ
ルト30とを備え、ベルト30の蛇行調整を、ローラ2
0をその軸線方向(矢印X1,X2方向)と直交する方
向(矢印Y1,Y2方向)へ蛇行調整移動する調整ロー
ラとすることで行なうようになっており、調整ローラ2
0の蛇行調整移動方向(矢印Y1,Y2方向)が、調整
ローラ20によるベルト30の初期的な引っ張り方向
(矢印F2参照)以外の方向(矢印Y1,Y2方向)に
設定されている。調整ローラ20の蛇行調整移動方向
は、調整ローラ20によるベルト30の初期的な引っ張
り方向(矢印F2参照)以外の方向に設定されさえすれ
ばよいが、この実施の形態では、調整ローラ20による
ベルト30の初期的な引っ張り方向(矢印F2参照)に
対して略直交する方向(矢印Y1,Y2方向)に設定し
てある。
【0014】より詳しく説明すると、ローラ10は駆動
ローラでありその両端が図示しない軸受け部で回転可能
に支持され、駆動モータ11によって回転駆動される。
ローラ20は従動ローラであり、調整ローラを構成す
る。中間転写ベルト30は、矢印A方向へ循環駆動され
る。したがって、図1に示すように、上記単色トナー像
形成手段40(Y、C、M、K)は、中間転写ベルト3
0の弛み側に配置されている。また、二次転写部T2は
位置変動しない駆動ローラ10と二次転写ローラ66と
で形成されている。二次転写後のクリーニングブレード
67は、中間転写ベルト30を介して、位置変動しない
駆動ローラ10に圧接されている。
【0015】図2(a)に示すように、従動ローラ(調
整ローラ)20は、両端21,22をベルト30の張り
方向へ初期的に図示しないバネ等の付勢手段で付勢(付
勢力F1,F2参照)されており、かつ、一端21側の
付勢力F1に比べて他端22側の付勢力F2が多少小さ
く設定されている。調整ローラ20の上記他端22に
は、可動部材70が設けられている。この可動部材70
には長穴71が設けられており、この長穴71に調整ロ
ーラ20の他端22が挿通されている。したがって、他
端22はこの長穴71にガイドされて長穴71の長手方
向(矢印Y1,Y2方向)に移動可能である。可動部材
70は中間転写ベルト30の張り方向(矢印F1方向お
よびその逆方向)にのみ移動可能に構成されており、こ
の可動部材70に対して上記付勢力F1が作用している
ことによって、調整ローラ20の他端22は可動部材7
0を介して上記付勢力F1によって中間転写ベルト30
の張り方向へ初期的に付勢されている。したがって、他
端22は矢印Y1,Y2方向と矢印F2方向(およびそ
の逆方向)とに移動可能である。なお、調整ローラ20
の一端21は図示しない軸受け部材を介してF1方向に
付勢されておりF1方向(およびその逆方向)にのみ移
動可能である。
【0016】調整ローラ20の他端22側には、軸23
に対し、ローラ本体24とは独立して回転可能な、テー
パ付の(円錐台形状の)検出ローラ25が設けられてお
り、この検出ローラ25のボス部25bに巻き掛け連結
された紐部材27の他端27aが固定フレーム80に固
定されている。また、調整ローラ20の他端22には、
固定フレーム80との間にバネ81が設けられており、
このバネ81によって、他端22は矢印Y2方向へ付勢
力F3で付勢されているが、中間転写ベルト30の停止
時においては、上記紐部材27の作用によって矢印Y2
方向への移動が規制されている。
【0017】以上のようなベルト張架構造によると、調
整ローラ20の両端21,22をベルト30の張り方向
へ初期的に付勢している付勢力F1,F2が、一端21
側の付勢力F1に比べて他端(移動端)22側の付勢力
F2が多少小さく設定されているので、初期的には、調
整ローラ20と駆動ローラ10との軸間距離が、固定端
21側L1に比べて移動端22側L2の方が多少短くな
る。したがって、中間転写ベルト30が循環駆動される
と、初期的には、ベルト30が矢印X1方向へ移動する
こととなるが、ベルト30が矢印X1方向へ移動してそ
の縁部31が検出ローラ25のテーパ面25aに巻き掛
けられると、検出ローラ25がベルト30に従動して回
動し、これによって、紐部材27が検出ローラ25のボ
ス部25bに巻き取られるようにして引っ張られ、その
反力によって、移動端22が矢印Y1方向へ引っ張られ
るようにして蛇行調整移動し、図(b)に示すように移
動端22側の前記軸間距離L2が固定端21側の軸間距
離L1よりも大きな距離L2’となり、これによってベ
ルト30が矢印X2方向へ移動し、結果として、ベルト
30の蛇行が調整されることとなる。
【0018】ところで、図1からも明らかであるよう
に、以上のようなベルト張架構造における、調整ローラ
20の蛇行調整移動方向Y1は、この調整ローラ20に
最も近い転写手段54(転写部T1K)におけるベルト
30の部位を単色トナー像形成手段40K等から離間さ
せる方向となっているため、仮に何らの方策も講ぜられ
ないとしたならば、前述したように転写部T1K等にお
いてベルト30とトナー像形成手段の感光体41との接
触状態が不安定となって転写不良が生じるおそれがあ
る。そこでこの実施の形態のカラー画像形成装置では、
調整ローラ20とこの調整ローラ20に最も近い転写部
T1Kとの間において、ベルト30の裏面に当接してベ
ルト30の位置決めを行なう位置決め部材28を設けて
ある。位置決め部材28は、ベルト30の幅方向全長に
亘って伸びる断面半円状の棒状体で構成され、その両端
は図示しない固定フレームに固定されている。位置決め
部材28における少なくともベルト30裏面との接触部
は、ベルト30裏面に対して滑り性の良い材料で構成す
る。また、この実施の形態の転写手段51,52,5
3,54は、それぞれ転写ブレードで構成してあるが、
コロナ転写器で構成してもよい。
【0019】以上のようなベルト張架構造ないしカラー
画像形成装置によれば次のような作用効果が得られる。 (a)この実施の形態のベルト張架構造は、2本のロー
ラ10,20と、これらローラ10,20に張架されて
循環駆動されるベルト30とを備え、ベルト30の蛇行
調整を、前記ローラ10,20の内の1本のローラ20
をその軸線方向(矢印X1,X2方向)と直交する方向
へ蛇行調整移動する調整ローラとすることで行なうベル
ト張架構造であって、調整ローラ20の蛇行調整移動方
向が、調整ローラ20によるベルト30の初期的な引っ
張り方向(F2方向)以外の方向に設定されているの
で、この構造によれば、調整ローラ20の両端21,2
2をベルト30の張り方向へ初期的に付勢し、かつ、一
端21側の付勢力F1に比べて他端22側の付勢力F2
を多少小さく設定することによって、ベルト30に所望
の張力を初期的に付与することができる。そして、調整
ローラ20の蛇行調整移動方向が、調整ローラ20によ
るベルト30の初期的な引っ張り方向以外の方向に設定
されているので、調整ローラ20の他端22が蛇行調整
移動した後にこれを元位置方向へ付勢するための付勢力
F3が上記初期的な付勢力F2によって相殺されてしま
うということがなくなる。したがって、この実施の形態
のベルト張架構造によれば、調整ローラ20による蛇行
調整作動が得られ、小型化を図ることが可能となる。 (b)この実施の形態のカラー画像形成装置は、少なく
とも2本のローラ10,20に張架されて循環駆動され
るベルト30と、このベルト30に対して複数個配置さ
れた単色トナー像形成手段40とを備え、ベルト30に
対して、複数個の単色トナー像形成手段40によるトナ
ー像を個別の転写手段51〜54で順次転写するととも
に、ベルト30の蛇行調整を、上記ローラの内の1本の
ローラ20をその軸線方向(矢印X1,X2方向)と直
交する方向へ蛇行調整移動する調整ローラとすることで
行なう画像形成装置であって、調整ローラ20の蛇行調
整移動方向が、調整ローラ20によるベルト30の初期
的な引っ張り方向F2以外の方向であって、この調整ロ
ーラ20に最も近い転写手段54におけるベルト30の
部位を単色トナー像形成手段40から離間させる方向Y
1に設定されているので、この画像形成装置によれば、
調整ローラ20に最も近いトナー像形成手段40(K)
における感光体41に対するベルト30の巻き掛け角が
増大して転写不良が生じるということがなくなる。一
方、調整ローラ20の蛇行調整移動方向Y1が、この調
整ローラ20に最も近い転写手段45におけるベルト3
0の部位を単色トナー像形成手段40(K)から離間さ
せる方向に設定されているため、仮に何らの方策も講ぜ
られないとしたならば、前述したように転写部T1K等
においてベルト30とトナー像形成手段40(K)等の
感光体41との接触状態が不安定となって転写不良が生
じるおそれがある。しかしながら、この実施の形態のカ
ラー画像形成装置によれば、調整ローラ20とこの調整
ローラ20に最も近い転写部T1Kとの間において、ベ
ルト30の裏面に当接してベルト30の位置決めを行な
う位置決め部材28が設けられているので、転写部T1
K等におけるベルト30とトナー像形成手段40(Y、
C、M、K)の感光体41との接触が安定し、転写不良
が生じなくなる。したがって、このカラー画像形成装置
によれば、調整ローラ20の蛇行調整移動方向を、調整
ローラ20によるベルト30の初期的な引っ張り方向F
2以外の方向(Y1,Y2)に設定したにもかかわら
ず、良好な転写状態が得られることとなる。 (c)調整ローラ20の蛇行調整移動方向(Y1,Y
2)が、調整ローラ20によるベルト30の初期的な引
っ張り方向F2に対して略直交する方向に設定されてい
るので、ベルト30のより効率的な蛇行調整がなされる
こととなる。しかも、調整ローラ20の蛇行調整移動方
向(Y1,Y2)が、調整ローラ20によるベルト30
の初期的な引っ張り方向F2に対して略直交する方向に
設定されていることによって、図2(b)から明らかな
ように、軸間距離の変化率(L2からL2’への変化
率)が緩やかとなり、ベルト蛇行の微調整が可能とな
る。 (d)上記転写手段51,52,53,54が転写ブレ
ードで構成されているので、転写手段を転写ローラで構
成する場合に比べて、簡単な構造で安価な画像形成装置
を提供することが可能となる。なお、転写手段をコロナ
転写器で構成した場合も同様である。別言すれば、この
実施の形態によると、転写手段を転写ローラで構成する
必要がなくなり、転写ブレードまたはコロナ転写器で構
成することが可能となるので、簡単な構造で安価な画像
形成装置を提供することが可能となる。
【0020】<第2の実施の形態>図3は本発明に係る
カラー画像形成装置の第2の実施の形態を示す概略正面
図である。図3において、上記第1の実施の形態と同一
部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が上記第1の実施の形態と異なる点は、
ベルトを、中間転写ベルト30に代えて、記録媒体Pを
保持する保持ベルト32とし、このベルト32に保持さ
れた記録媒体Pに対して、複数個の単色トナー像形成手
段40(Y、C、M、K)によるトナー像を個別の転写
手段51〜54で順次転写するようにした点にあり、そ
の他の点に変わりはない。図中、68は記録媒体Pをゲ
ートローラ対65に向けて搬送する搬送ローラ対、69
は、保持ベルト32に記録媒体Pを保持させるためのロ
ーラである。このような実施の形態によっても、前述し
た第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜3記載のいずれのカラー画像
形成装置によっても、調整ローラの蛇行調整移動方向
を、当該調整ローラによるベルトの初期的な引っ張り方
向以外の方向に設定したにもかかわらず良好な転写状態
が得られ、小型化を図ることが可能となる。さらに、請
求項2記載の画像形成装置によれば、ベルトのより効率
的な蛇行調整がなされることとなる。しかも微調整が可
能となる。請求項3記載のカラー画像形成装置によれ
ば、転写手段を転写ローラで構成する場合に比べて、簡
単な構造で安価な画像形成装置を提供することが可能と
なる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の第1の実施
の形態を示す概略正面図。
【図2】(a)はベルト張架構造を示す概略斜視図、
(b)は作用説明図。
【図3】本発明に係るカラー画像形成装置の第2の実施
の形態を示す概略正面図。
【図4】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 駆動ローラ 20 従動ローラ(調整ローラ) 28 位置決め部材 30 中間転写ベルト(ベルト) 32 記録媒体保持ベルト(ベルト) 40 単色トナー像形成手段 51〜54 転写手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2本のローラに張架されて循
    環駆動されるベルトと、このベルトに対して複数個配置
    された単色トナー像形成手段とを備え、前記ベルトまた
    は前記ベルトに保持された記録媒体に対して、前記複数
    個の単色トナー像形成手段によるトナー像を順次転写す
    るとともに、前記ベルトの蛇行調整を、前記ローラの内
    の1本のローラをその軸線方向と直交する方向へ蛇行調
    整移動する調整ローラとすることで行なう画像形成装置
    であって、 前記調整ローラの蛇行調整移動方向が、当該調整ローラ
    によるベルトの初期的な引っ張り方向以外の方向であっ
    て、この調整ローラに最も近い転写部におけるベルトの
    部位を単色トナー像形成手段から離間させる方向に設定
    されているとともに、前記調整ローラとこの調整ローラ
    に最も近い転写部との間において、ベルトの裏面に当接
    してベルトの位置決めを行なう位置決め部材が設けられ
    ていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記調整ローラの蛇行調整移動方向が、
    当該調整ローラによるベルトの初期的な引っ張り方向に
    対して略直交する方向に設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写部を形成する転写手段が転写ブ
    レードまたはコロナ転写器で構成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100654863B1 (ko) * 2003-08-29 2006-12-08 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치
JP2012091907A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Katsuragawa Electric Co Ltd ベルト駆動装置
US20140119782A1 (en) * 2012-10-30 2014-05-01 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus including transfer belt

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