JP3922301B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像密度(印字率)の低い画像形成を連続して行う場合、現像装置中の現像剤が停滞してきて画像への吸着性が悪くなり画像劣化を起こす現象を防止する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置にあっては静電潜像を現像し、画像形成材料としての転写材上に転写する工程を有するが、この現像性や転写性が低下すると画像欠陥を生じ画質の安定性が阻害される。その原因の一つに、形成すべき画像におけるページ当たりのトナー消費量が少ない画像出力要求が連続した場合があり、その場合には、現像装置内にトナーが長時間滞留して撹拌され、そのため滞留して撹拌されたトナーは静電吸着力が変化し、像担持体との適切な吸着が得られなくなる。特に、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を有する現像方式においては、現像装置が作動している割合いに対しトナーの消費量が少なくなる結果、長時間に亘って滞留したトナーが必要以上に磁性キャリアと攪拌され、予め表面に外添された物質に変化が生じ、転写不良やカブリといった画質不良が生じてしまう。
そこで、これらの問題点を解決するものとして、特許文献1では発光回数等の画像信号から画像で消費されるであろうトナー量を割り出し、それが所定の定常消費量に比べて少ない場合には、余分のトナー量を画像領域外であらかじめ消費させるという提案をしている。
このような現像及び転写において不良画像の問題となるのは、文字や写真やグラフィックの内、特に画質として目立つ写真やグラフィックの領域等に限られるといって良い。この領域では、使用環境の違いやプリント枚数の違いによってトナー劣化の具合や帯電量が異なる。また、感光体の電位の違いや転写材の抵抗値の違いにより転写性や現像性の不良となる範囲も微妙に変化するものである。
従って前記提案のように一律に、画像のトナー消費量を決めて、強制的に消費させる方式では、必要以上にトナーを浪費させてしまうことになり、クリーナの負荷も大きくなる。
更に特許文献2では感光体上の基準パッチ濃度を検出してトナー量を割り出して、現像剤を強制的に消費して現像剤を現像器から除去する事で、感光体上に現像濃度の安定した画像を形成する技術が提案されている。しかしながら、その後の強制処理される現像剤の除去手段については記載されていない。また画像領域外におけるトナー消費に対しては原則として転写させないために、感光体でのクリーニングプロセスにかなりの負担がかかってしまい。後処理が十分に行われなければトナーが固着してしまい機械の故障となる危険が伴う。
特開2000−206744号公報 特開平3−54582号公報
本発明は、上述のような問題点を除去し、画像密度(印字率)の低い状態の画像形成が続いた後でも、現像剤劣化が発生するのを避けるため、現像装置中の現像剤を強制消費させるとき、その現像剤をクリーナで回収してトナーボックスに送り込んだり、一部は現像剤ホッパに送り返して循環使用させたり、また、感光体のクリーナだけでなく、中間転写体のクリーナにも強制消費現像剤の回収を分担させたりしてクリーナの負荷を軽減させ、後続して処理される画像、特に写真画像に対しても、それを現像する現像剤が劣化することなく、高画質の画像が常に安定して現像処理できるようにした画像形成装置を提供することを課題目的にする。あわせて、特に高温環境化においてもトナー固着等の機械不具合を発生させない処理のできる画像形成装置を提供する。
この目的は次の(1)又は(2)の技術手段によって達成される。
(1)静電潜像が形成担持される像担持体としての複数の感光体を設け、少なくとも帯電手段及び露光手段を有し静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像形成手段により形成された静電潜像に対し現像剤を用いて現像する現像装置と、一次転写手段と、一次転写後の残存トナーを除去するクリーニング手段とを前記感光体の各々に対応して設け、該感光体の各々に形成された現像剤像を前記一次転写手段の各々によって転写して保持する中間転写体と該中間転写体上に重ねられて転写された複数色の現像剤を一括して転写材に転写する二次転写手段と、二次転写後の残存トナーを除去するクリーニング手段とを有する画像形成装置であって、画像信号に基づき形成される出力画像領域以外の領域にて前記現像装置から現像剤を強制消費させる動作を行うモードを設け、該モードでは前記強制消費させる現像動作に対応して、複数の前記感光体の内まず2個の感光体について現像剤の強制消費を行い、その後残りの2個の感光体についての現像剤の強制消費を行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記現像剤を強制消費させる動作を行うモードでは、各感光体から中間転写体へ現像剤を転写する一次転写手段の出力を通常の画像形成時の出力の1/2以下とするようにしたことを特徴とする(1)項に記載の画像形成装置。
本発明は、ページ当たりのトナー消費量が少ない画像出力要求が連続した場合には、現像装置内にトナーが長時間滞留して撹拌され、そのため滞留して撹拌されたトナーの静電吸着力が変化し、像担持体との適切な吸着が得られなくなる現象が起こるが、これを解消させるために現像装置内の現像剤を強制消費させる手段を用いて次のような効果を得た。
(1)強制消費させる現像剤を各クリーニング手段に効率良く分配することにより特定のクリーニング手段に負荷が集中することがなくなり画像形成装置の安定性や耐久性が確保された。
(2)カラー画像形成に当たっては2色ずつ現像剤を強制消費させることによりクリーニング手段のブレード等の摩耗等に負荷が掛かるのを防止することも可能になった。また、クリーニング時に感光体表面に起こるすり傷等の発生も減少する。
(3)感光体上に形成する強制消費現像のパターンを連続的でなく特定の大きさと間隔を設けることによりクリーニング手段での効率が良くなり、クリーニング性能を向上させることができた。
従って、本発明により現像装置中の現像剤の変質による画像不良は解消された。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の実施の形態としてのカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段21及び定着手段としての定着装置24とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング手段6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング手段6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング手段6Kを有する。
中間転写体ユニットとしての無端ベルト状中間転写体ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体としての無端ベルト状中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kにより、回動する無端ベルト状中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体として用紙等の転写材Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、転写材P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された転写材Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、二次転写手段としての二次転写ローラ5Aにより転写材Pにカラー画像を転写した後、転写材Pを曲率分離した無端ベルト状中間転写体70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
二次転写ローラ5Aは、ここを転写材Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、無端ベルト状中間転写体70に圧接する。
また、装置本体Aから筐体8を支持レール82L,82Rを介して引き出し可能にしてある。
筐体8は、画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7とから成る。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y,1M,1C,1Kの図示左側方には無端ベルト状中間転写体ユニット7が配置されている。無端ベルト状中間転写体ユニット7は、ローラ71,72,73,74,76を巻回して回動可能な無端ベルト状中間転写体70、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5K及びクリーニング手段6Aとから成る。
筐体8の引き出し操作により、画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7とは、一体となって、本体Aから引き出される。
このように感光体1Y,1M,1C,1K上に帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、無端ベルト状中間転写体70上に各色のトナー像を一次転写して重ね合わせ、それを一括して転写材Pに二次転写し、定着装置24で加圧及び加熱により固定して定着する。トナー像を無端ベルト状中間転写体70に転移させた後の感光体1Y,1M,1C,1Kは、クリーニング手段6Y,6M,6C,6Kで転写時に各感光体上に残された残留トナーを清掃された後、上記の帯電、露光、現像のサイクルに入り、次の像形成が行われる。
このプロセススピードは220mm/sであり、中間転写体としては無端ベルト状中間転写体70を採用した、タンデム構成のフルカラー複写機であり、その一次転写ローラは直径20mmのスポンジローラであり、その抵抗値は1×107Ωであり、一次転写の転写制御は定電流制御を用いた。
次に、図1に示す画像形成装置を用いた強制トナー消費モードについての第1の実施の形態例について述べるが、その前に関連する実験例について述べる
実験
上記画像形成装置の強制トナー消費モードとしては、Y/M/C/Kの4色ベタ画像のための現像出力を各現像装置4Y,4M,4C,4Kで10秒ずつ合計40秒行い、その後消費トナーの各クリーニング手段6A,6Y,6M,6C,6Kを含めたクリーニング部での搬送処理時間を1分10秒続けた。
一次転写電流値制御は通常画像出力時には30μAに対して、強制トナー消費モード時の出力値を10μAに落として用いた。
即ち、この前記実験例においては、各現像装置4Y,4M,4C,4Kの強制現像直後のトナー量を100とすると通常画像形成時の転写出力で本モードを行うとドラム状の感光体1Y,1M,1C,1Kのクリーニング手段6Y,6M,6C,6Kには殆どトナーは行かないが、無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aには400%に近いトナーが到達し非常に大きな負荷がかかってしまう。これを回避するために一次転写電流値を上述のように最適化した。即ち、その出力値を30μAから10μAに落とすことにより、各現像装置4Y,4M,4C,4Kの強制現像直後のトナー量を100とすると感光体1Y,1M,1C,1Kの各クリーニング手段6Y,6M,6C,6Kの負荷は50ずつになり無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aの負荷は200となりかなりバランスがとれてくる。したがって耐久性が格段に向上する。ここで第1の実施の形態例について説明する。
の実施の形態例
強制トナー消費モードとしては、Y/M/C/Kの4色ベタ画像のための現像出力を行うが、最初の20秒は現像装置4Y,4M,でそれぞれ10秒ずつ行い、その後の20秒は現像装置4C,4Kでそれぞれ10秒ずつ行い、その後で消費トナーの各クリーニング手段6A,6Y,6M,6C,6Kを含めたクリーニング部での搬送処理時間を1分10秒又は1分20秒続けた。
第2の実施の形態例では第1の実施の形態に加えて、一次転写電流値制御通常画像出力時には30μAに対して、強制トナー消費モード時の出力値を10μAに落として用いた。
即ち、前記実験例においては、各現像装置4Y,4M,4C,4Kの強制現像直後のトナー量を100とすると通常画像形成時の転写出力で本モードを行うとドラム状の感光体1Y,1M,1C,1Kのクリーニング手段6Y,6M,6C,6Kには殆どトナーは行かないが、無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aには400%に近いトナーが到達し非常に大きな負荷がかかってしまう。これを回避するために、第1の実施の形態例では最初の20秒は現像装置4Y,4M,でそれぞれ10秒ずつ行い、その後の20秒は現像装置4C,4Kでそれぞれ10秒ずつ行い、その後で消費トナーの各クリーニング手段6A,6Y,6M,6C,6Kを含めたクリーニング部での搬送処理時間を分担して合計1分10秒続けた。それと共に、一次転写電流値を上述のように最適化したのが第2の実施の形態例である。即ち、その出力値を30μAから10μAに落とすことにより、各現像装置4Y,4M,4C,4Kの強制現像直後のトナー量を100とすると最初の感光体1Y,1M及びその後の感光体1C,1Kの各クリーニング手段6Y,6M及び6C,6Kの負荷は50ずつ最初に100その後に100の合計200となり、無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aの負荷は最初に100その後に100の合計200となり、かなりバランスがとれてくる。したがって耐久性が格段に向上する。特にクリーニングされる現像剤の総厚が、前後の集団に分けないで一次転写するものに較べて半減するので、クリーニングブレード等の摩擦負荷が大きく削減され、感光体の表面等に発生するすり傷等も無くなり両者の耐久性が増す。
強制現像を実施するときに用いるベタ画像の形態例
強制トナー消費モードとしては、Y/M/C/Kそれぞれの4色ベタ画像のための強制現像出力を行うが、図3の平面図に示すように、感光体回転方向の最大通紙可能紙長さは483mmであり、感光体回転方向のベタ画像長さLは最大通紙可能紙長さの1/4以下(即ち483/4以下)の70mmであり、これを40回作成した。そして前記ベタ画像間距離はL/10以上(即ち70/10以上以上)である10mmにした。
このベタ画像の形態例においては、ベタ画像を連続的に搬送するとドラム状の感光体表面及び無端ベルト状中間転写体表面のクリーニングに相当な負荷がかかってしまうことを避けるために行ったものである。ベタ画像を一定間隔で作成した方が連続的に作成したものよりも、著しくブレードの掛かり具合が的確に行われ、すり抜け現象が解消され、クリーニング性能や画像性能の耐久性を損なわないことが分かり、その複数のべた画像の長さ及び間隔の作成タイミングを最適化したものである。
また、これによって画像密度(印字率)の減少の程度に応じて上記ベタ画像の数を適宜選択することが可能である。そして適正な現像剤強制消費が行われ無駄がなくなる。
本発明と関連する参考例として、別の強制トナー消費モードを以下に説明する。
先ず参考例として1つ目の強制トナー消費モードとしては、Y/M/C/Kそれぞれの4色ベタ画像のための強制現像出力を行うが、前述の図3に示すように、最大通紙可能紙長さは483mmであり、感光体回転方向のベタ画像長さLは感光体回転方向の最大通紙可能紙長さの1/4以下(即ち483/4以下)の70mmであり、これを40回作成した。そして前記ベタ画像間距離はL/10以上(即ち70/10以上)である10mmにした。
この強制トナー消費モードにおいては、上述のようにベタ画像を40回作成後、1分10秒間は各感光体1Y,1M,1C,1K及び無端ベルト状中間転写体70の消費されたトナーを搬送するために回転させるが、一次転写終了後現像剤搬送動作終了までは、感光体1Y,1M,1C,1K及び無端ベルト状中間転写体70は図4、図5の概略構成図に示すように、お互いに一次転写する状態から、離間した状態にして駆動されるようにした。その変換は次のようにして行われる。
一次転写する状態では、図4に示すように、感光体1Y,1M,1C,1Kは、無端ベルト状中間転写体70を介して各一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kの基台5TがピンDによってガイド5G内をスライドして矢印Aの方向へ移動し、バネSが作用して、各一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kに押圧されているが、離間した状態にするには、図5に示すように、Y,M,C,Kについては、各一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kの基台5TをピンDにより矢印Bの方向に移動することによって、各感光体1Y,1M,1Cと無端ベルト状中間転写体70と各一次転写ローラ5Y,5M,5Cとの接触及び押圧が解除される。そして、この切り換えにおける無端ベルト状中間転写体70の張力切替は図4、図5に示す張力調節器9の±C方向へのスライドによって行われる。該張力調節器9は例えばローラ76,77を装着した基台9AがピンDによってガイド9B上をスライドして移動できるようにしたものである。
このように、ベタ画像を形成した後のトナー搬送動作に関して、感光体と中間転写体が圧着した状態では微妙なかぶりトナーも常に転写されることになるので無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aに特に負荷がかかることになる。これを回避したものである。
また、参考例として2つ目の強制トナー消費モードとしては、Y/M/C/Kの4色ベタ画像のための現像出力を各現像装置4Y,4M,4C,4Kで10秒ずつ合計40秒行い、その後消費トナーの各クリーニング手段6A,6Y,6M,6C,6Kを含めたクリーニング部で掻き落とされた強制消費トナーを廃トナーボックス又は現像剤ホッパに搬送する搬送動作時間を1分10秒続けた。
また、一次転写電流値制御は通常画像出力時には30μAに対して、強制トナー消費モード時の出力値を10μAに落として用いた。
これにより各現像装置4Y,4M,4C,4Kの強制現像直後のトナー量を100とすると感光体1Y,1M,1C,1Kの各クリーニング手段6Y,6M,6C,6Kの負荷は50ずつになり無端ベルト状中間転写体70のクリーニング手段6Aの負荷は200となりかなりバランスがとれてくる。それによって耐久性が格段に向上することが分かった。
しかしながら、この強制トナー消費モードとしては、このようなバランス関係も現像剤の温度が30℃以下で成り立つものであるが高温になるにしたがって現像剤強制消費1色当たり現像動作時間(s)と現像剤搬送動作時間(s)を変化させて最適時間が表1のようになることを見いだした。
Figure 0003922301
このように現像装置中の現像剤の温度に変化があってもそれに応じて現像動作時間(s)と現像剤搬送動作時間(s)をそれぞれ最適時間にすることができるのでトナーがクリーニング手段等へ固着して不具合を起こすようなことも回避される。
更に、本発明に関連する3つ目の参考例として、図2の概略構成図に示すモノクロ電子写真方式の画像形成装置について説明する。画像形成装置の本体Aの上部には原稿画像読取装置SCが配置されている。像担持体はドラム形状の感光体1であり、転写手段は前記感光体1上のトナー像を転写材(転写紙)Pに直接転写するようにしてある。即ち、図1の概略構成図に示すように感光体1の周りに帯電手段2、レーザ書き込み装置による露光手段3、現像装置4、転写手段としての放電ワイヤを用いたコロトロン5B、クリーニング手段6が配置され、前記コロトロン5Bの下流側には搬送ベルト7Aが設けられ、転写材Pを搬送する構成になっている。
ここに、給紙カセット20A,20B,20Cの何れかの内に収容され、サイズ別用途別に積載されているものの内、任意に選択された記録用シートとしての転写材Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A、レジストローラ23によって、各搬送路22を通って転写手段としての前記コロトロン5Bの位置に搬送される。そして該コロトロン5Bで、前記帯電手段2により帯電され前記露光手段3により露光され前記現像装置4により現像されて感光体1上に形成された現像剤像(トナー像)は転写材P上に転写して白黒画像が得られる。
トナー画像が転写された転写材Pは前記搬送ベルト7Aによって定着装置24へ搬送され、該定着装置24によって定着されて排紙ローラ25に挟持されて搬送され排紙トレイ26に載置される。
図2に示す画像形成装置は、本発明に関連する3つ目の参考例としての強制トナー消費モードを有し、その強制トナー消費モードについて以下に説明する。
図2に示す画像形成装置のプロセススピード210mm/sであり、感光体1の直径は60mmであり、放電方式の転写手段としてのコロトロン5Bは直径60μmのタングステンワイヤを使用したものであり、7kVを印加して使用する。
強制トナー消費モードとしては、トナー現像出力時間が40秒であり、該強制消費トナーのクリーニング後の強制消費トナーを廃トナーボックス又は現像剤ホッパに搬送する搬送時間が1分10秒であるように設定した。
トナーを実消費する現像出力時間に対して、その後のクリーニング処理を含めたトナー搬送時間を長くすることで、確実にトナーをクリーニング手段6を経て排トナーボックスに移動させるか、又はリサイクル機構がある場合にはフレキシブルな搬送スクリュー等を用いてトナーを現像装置4のトナーホッパまで移動させるようにしてある。
即ち、クリーニング手段6による負荷が掛かりすぎて、クリーニング手段6等が容量オーバするのを避けるため、強制消費トナーのクリーニング手段等によって掻き落とされた強制消費トナーを廃トナーボックス又は現像剤ホッパに搬送する搬送作動時間を2倍近く長くさせている。
このようにして強制トナー消費モードにおけるクリーニング手段や搬送スクリューやトナーホッパ等の容量を大きくして大型化することもなくなり、耐久性も阻害されることがなくなった。
本発明の画像形成装置の実施の形態としてのカラー画像形成装置を示す概略構成図である。 モノクロ電子写真方式の画像形成装置の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明の強制消費現像領域におけるベタ画像のパターンを示す平面図である。 本発明の画像形成装置の実施の形態としてのカラー画像形成装置における各感光体と無端ベルト状中間転写体が一次転写状態にあることを示す概略構成図である。 カラー画像形成装置における各感光体と無端ベルト状中間転写体が離間状態にあることを示す概略構成図である。
符号の説明
1,1Y,1M,1C,1K 感光体
4,4Y,4M,4C,4K 現像手段
5B 転写手段(コロトロン)
5Y,5M,5C,5K 一次転写手段としての一次転写ローラ
5A 二次転写手段としての二次転写ローラ
6,6Y,6M,6C,6K,6A クリーニング手段
7 無端ベルト状中間転写体ユニット
24 ベルト式定着装置
70 無端ベルト状中間転写体

Claims (2)

  1. 静電潜像が形成担持される像担持体としての複数の感光体を設け、少なくとも帯電手段及び露光手段を有し静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像形成手段により形成された静電潜像に対し現像剤を用いて現像する現像装置と、一次転写手段と、一次転写後の残存トナーを除去するクリーニング手段とを前記感光体の各々に対応して設け、該感光体の各々に形成された現像剤像を前記一次転写手段の各々によって転写して保持する中間転写体と該中間転写体上に重ねられて転写された複数色の現像剤を一括して転写材に転写する二次転写手段と、二次転写後の残存トナーを除去するクリーニング手段とを有する画像形成装置であって、画像信号に基づき形成される出力画像領域以外の領域にて前記現像装置から現像剤を強制消費させる動作を行うモードを設け、該モードでは前記強制消費させる現像動作に対応して、複数の前記感光体の内まず2個の感光体について現像剤の強制消費を行い、その後残りの2個の感光体についての現像剤の強制消費を行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤を強制消費させる動作を行うモードでは、各感光体から中間転写体へ現像剤を転写する一次転写手段の出力を通常の画像形成時の出力の1/2以下とするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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