JP2002189216A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置

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JP2002189216A
JP2002189216A JP2000387878A JP2000387878A JP2002189216A JP 2002189216 A JP2002189216 A JP 2002189216A JP 2000387878 A JP2000387878 A JP 2000387878A JP 2000387878 A JP2000387878 A JP 2000387878A JP 2002189216 A JP2002189216 A JP 2002189216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源から発せられる光の使用効率が高く、かつ
色純度の高いカラー表示が可能な電気光学装置を提供す
る。 【解決手段】表示装置1は、光源手段2と、ホログラム
カラーフィルタ6と、複数のマイクロレンズ32が配列
されたマイクロレンズアレイ31と、半透過半反射型の
液晶パネル4とを有する。光源手段2の開口(点光源の
投光部)25のピッチをPs、液晶ユニット490のピ
ッチをPa、マイクロレンズ32のピッチをPL、開口
25とマイクロレンズアレイ31との間の光学的距離を
Ls、マイクロレンズアレイ31と開口45との間の光
学的距離をLaとしたとき、下記式1および式2で示す
条件を満たすように構成されている。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
自然数) ・・・式1 La/Ls=Pa/Ps ・・・式2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュ―タや携帯機器等の
電子機器は、小型・薄型化が求められており、このよう
な電子機器の表示装置(電気光学装置)の光源として、
指向性の高い大がかりな光源を使用するのは非常に不利
である(実際には使用しない)。
【0003】このため、例えば、液晶表示装置では、光
源からの光を導光体によって液晶パネルの裏面に導き、
反射板、散乱板、プリズムシート等を用いて液晶パネル
を裏面から照明する方法を用いている。しかしながら、
従来の表示装置には、下記のような問題点がある。
【0004】例えば、透過型や半透過半反射型の液晶パ
ネルと、バックライト(光源)とを有する表示装置の場
合は、液晶パネルの駆動回路や反射板(反射電極)等で
光の透過しない部分が形成される。光源から発せられ、
前記光の透過しない部分で反射し、戻ってきた光は、何
れかの部位で吸収されてしまい、使用することができな
い。このため、光源からの光の使用効率が低い。
【0005】また、プリズムシートを使用することによ
り、光の指向性を向上させることができるが、指向性を
向上させたとしても高々±30°程度の範囲である。こ
のため、マイクロレンズアレイを用いても、光源からの
光を液晶パネルの透光窓部に効率良く集光させることは
できない。
【0006】特に、半透過半反射型の液晶パネルでは、
反射板に設けられたピンホール状の開口(透光窓部)を
透過する光で照明する場合があり、この場合には、入射
した外光のうち、反射板で反射する光の比率(以下、単
に「反射率」と言う)と、光源からの光のうち、開口を
透過する光の比率(以下、単に「透過率」と言う)と
は、それぞれ、反射板の面積とその開口の面積との比率
で決まる。このため、透過率を大きくするために開口の
面積を大きくすると、反射板の面積が小さくなり、反射
率が小さくなってしまい、逆に、反射率を大きくするた
めに開口の面積を小さくすると、透過率が小さくなって
しまう(トレードオフの関係になってしまう)。
【0007】このように、従来の表示装置(電気光学装
置)では、光源からの光を透光窓部に効率良く集光させ
ることができず、光源から発せられる光の使用効率が低
い。また、カラー表示において、色純度が低いという欠
点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光源
から発せられる光の使用効率が高く、かつ色純度の高い
カラー表示が可能な電気光学装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(20)の本発明により達成される。
【0010】(1) 赤色成分、緑色成分および青色成
分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑色
光および青色光に分光する分光手段と、複数のマイクロ
レンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の赤
色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複数の青色
光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の
透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気光学装置
であって、前記マイクロレンズアレイにより、前記複数
の点光源からの光より分光された赤色光が同一の前記赤
色光用の画素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源か
らの光より分光された緑色光が同一の前記緑色光用の画
素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より
分光された青色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓
部に集光するよう構成されていることを特徴とする電気
光学装置。
【0011】(2) 赤色成分、緑色成分および青色成
分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑色
光および青色光に分光する分光手段と、複数のマイクロ
レンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の赤
色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複数の青色
光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の
透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気光学装置
であって、前記マイクロレンズアレイにより、前記複数
の点光源からの光より分光された赤色光が同一の前記赤
色光用の画素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源か
らの光より分光された緑色光が同一の前記緑色光用の画
素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より
分光された青色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓
部に集光するように、前記点光源と、前記マイクロレン
ズアレイのマイクロレンズと、前記光変調素子の画素お
よび透光窓部とが配置されていることを特徴とする電気
光学装置。
【0012】(3) 赤色成分、緑色成分および青色成
分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑色
光および青色光に分光する分光手段と、複数のマイクロ
レンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の赤
色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複数の青色
光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の
透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気光学装置
であって、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズ
が、前記複数の点光源からの光より分光された赤色光を
複数の前記赤色光用の画素の透光窓部に集光させ、前記
複数の点光源からの光より分光された緑色光を複数の前
記緑色光用の画素の透光窓部に集光させ、前記複数の点
光源からの光より分光された青色光を複数の前記青色光
用の画素の透光窓部に集光させるように、前記点光源
と、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズと、前
記光変調素子の画素および透光窓部とが配置されている
ことを特徴とする電気光学装置。
【0013】(4) 前記光変調素子は、少なくとも1
つの赤色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部
と、少なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素に
対応する透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画素
およびその画素に対応する透光窓部とを備えた光変調ユ
ニットが複数配列された光変調ユニットアレイを有する
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の電気光学装
置。
【0014】(5) 前記点光源のピッチをPs、前記
光変調ユニットのピッチをPa、前記マイクロレンズア
レイのマイクロレンズのピッチをPL、前記点光源と前
記マイクロレンズアレイとの間の光学的距離をLs、前
記マイクロレンズアレイと前記透光窓部との間の光学的
距離をLaとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう
構成されている上記(4)に記載の電気光学装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
自然数) La/Ls=Pa/Ps
【0015】(6) 前記点光源のピッチPsは、前記
光変調ユニットのピッチPaより大きい上記(5)に記
載の電気光学装置。
【0016】(7) 前記点光源のピッチPsと、前記
光変調ユニットのピッチPaとが等しい上記(5)に記
載の電気光学装置。
【0017】(8) 前記マイクロレンズアレイは、マ
イクロフレネルレンズアレイである上記(1)ないし
(7)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0018】(9) 前記マイクロレンズアレイは、射
出成形または2P法により成形されたものである上記
(1)ないし(8)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0019】(10) 前記分光手段は、光を回折によ
って赤色光、緑色光および青色光に分光する回折格子で
ある上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の電気光
学装置。
【0020】(11) 赤色成分、緑色成分および青色
成分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑
色光および青色光に分光するとともに、該赤色光、緑色
光および青色光をそれぞれ集光する分光・集光部が複数
配列された分光・集光部アレイと、複数の赤色光用の画
素、複数の緑色光用の画素および複数の青色光用の画素
と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の透光窓部と
を備えた光変調素子とを有する電気光学装置であって、
前記分光・集光部アレイにより、前記複数の点光源から
の光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画素
の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より分
光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓部
に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された青
色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光する
よう構成されていることを特徴とする電気光学装置。
【0021】(12) 赤色成分、緑色成分および青色
成分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑
色光および青色光に分光するとともに、該赤色光、緑色
光および青色光をそれぞれ集光する分光・集光部が複数
配列された分光・集光部アレイと、複数の赤色光用の画
素、複数の緑色光用の画素および複数の青色光用の画素
と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の透光窓部と
を備えた光変調素子とを有する電気光学装置であって、
前記分光・集光部アレイにより、前記複数の点光源から
の光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画素
の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より分
光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓部
に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された青
色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光する
ように、前記点光源と、前記分光・集光部アレイの分光
・集光部と、前記光変調素子の画素および透光窓部とが
配置されていることを特徴とする電気光学装置。
【0022】(13) 赤色成分、緑色成分および青色
成分を含む光を発する複数の点光源と、光を赤色光、緑
色光および青色光に分光するとともに、該赤色光、緑色
光および青色光をそれぞれ集光する分光・集光部が複数
配列された分光・集光部アレイと、複数の赤色光用の画
素、複数の緑色光用の画素および複数の青色光用の画素
と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の透光窓部と
を備えた光変調素子とを有する電気光学装置であって、
前記分光・集光部アレイの分光・集光部が、前記複数の
点光源からの光より分光された赤色光を複数の前記赤色
光用の画素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光源か
らの光より分光された緑色光を複数の前記緑色光用の画
素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光源からの光よ
り分光された青色光を複数の前記青色光用の画素の透光
窓部に集光させるように、前記点光源と、前記分光・集
光部アレイの分光・集光部と、前記光変調素子の画素お
よび透光窓部とが配置されていることを特徴とする電気
光学装置。
【0023】(14) 前記光変調素子は、少なくとも
1つの赤色光用の画素およびその画素に対応する透光窓
部と、少なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素
に対応する透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画
素およびその画素に対応する透光窓部とを備えた光変調
ユニットが複数配列された光変調ユニットアレイを有す
る上記(11)ないし(13)のいずれかに記載の電気
光学装置。
【0024】(15) 前記点光源のピッチをPs、前
記光変調ユニットのピッチをPa、前記分光・集光部ア
レイの分光・集光部のピッチをPL、前記点光源と前記
分光・集光部アレイとの間の光学的距離をLs、前記分
光・集光部アレイと前記透光窓部との間の光学的距離を
Laとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成さ
れている上記(14)に記載の電気光学装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
自然数) La/Ls=Pa/Ps
【0025】(16) 前記点光源のピッチPsは、前
記光変調ユニットのピッチPaより大きい上記(15)
に記載の電気光学装置。
【0026】(17) 前記点光源のピッチPsと、前
記光変調ユニットのピッチPaとが等しい上記(15)
に記載の電気光学装置。
【0027】(18) 前記分光・集光部アレイの分光
・集光部は、前記分光を回折によって行うよう構成され
ている上記(11)ないし(17)のいずれかに記載の
電気光学装置。
【0028】(19) 前記光変調素子は、透過型液晶
パネルまたは半透過半反射型液晶パネルである上記
(1)ないし(18)のいずれかに記載の電気光学装
置。
【0029】(20) 前記光変調素子は、半透過半反
射型液晶パネルである上記(1)ないし(18)のいず
れかに記載の電気光学装置。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気光学装置を、
添付図面に示す好適な実施の形態に基づき詳細に説明す
る。
【0031】図1は、本発明の電気光学装置の第1実施
形態の構成を模式的に示す縦断面図である。なお、図が
煩雑になるのを避けるため、図1中、断面であることを
示す斜線は、省略されている。また、図1では、図が煩
雑になるのを避けるため、マイクロレンズ32の中心を
通過する光の主光軸のみを示すとともに、その主光軸の
一部を省略する。
【0032】同図に示す表示装置(電気光学装置)1
は、カラー(フルカラー)の半透過半反射型表示装置で
あり、バックライトである光源手段(点光源アレイ)2
と、透明な基板(中間板)11と、分光手段であるホロ
グラムカラーフィルタ(回折格子)6と、マイクロレン
ズアレイ31と、半透過半反射型の液晶パネル(光変調
素子)4とを有している。
【0033】液晶パネル4は、図1中上側に位置し、マ
イクロレンズアレイ31は、この液晶パネル4の図1中
下側に設けられている。
【0034】また、基板11は、マイクロレンズアレイ
31の図1中下側に配置されており、ホログラムカラー
フィルタ6は、この基板11の図1中上側に設けられて
いる。
【0035】また、光源手段2は、基板11の図1中下
側に配置され、この光源手段2と基板113とは、接着
剤層(接着剤)12で接着(接合)されている。
【0036】なお、基板11側と液晶パネル4側とは、
それらの外周部(表示の妨げにならない位置)におい
て、図示しない接着剤で接着されている。
【0037】図2は、光源手段2の構成例を模式的に示
す縦断面図である。同図に示すように、光源手段2は、
白色光(赤色成分、緑色成分および青色成分を含む光)
を発する光源部21と、ハウジング(鏡箱)22とで構
成されている。
【0038】ハウジング22内の底面(図2中下側の
面)には、複数の突起23が形成されている。この突起
23の縦断面での形状は、略三角形をなしている。
【0039】また、ハウジング22の図2中上側の壁部
221には、複数の開口(ピンホール)25が行列状
(図2中横方向と、図2の紙面に対して垂直な方向)に
形成されている。
【0040】また、ハウジング22内の表面(内面)の
上記複数の開口25を除いた領域および突起23の表面
には、すべて反射膜24が設けられている。この反射膜
24は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等で
構成されている。
【0041】光源部21から発せられた白色光は、ほぼ
すべて、例えば、図3、図4および図5に示すように、
反射膜24で1回または複数回反射し、各開口25から
出射する。
【0042】従って、この光源手段2では、開口25に
より、点光源の投光部(光を発する部分)が構成され
る。
【0043】この光源手段2に接着されている前記基板
11は、例えば、各種ガラス等で構成されている。
【0044】ホログラムカラーフィルタ6は、光を回折
によって赤色光(R光)、緑色光(G光)および青色光
(B光)に分光する光学素子である。
【0045】このホログラムカラーフィルタ6は、赤色
光については、1次の回折光、緑色光については、0次
光(非回折光)、青色光については、1次の回折光(但
し、赤色光と青色光とでは、図1中の左右方向が逆にな
っている)が、それぞれ、そのホログラムカラーフィル
タ6から出射され、それらを利用し得るように構成され
ている。
【0046】例えば、図1中の最も左側の開口25から
出射し、ホログラムカラーフィルタ6に対し、略垂直に
入射する白色光81Wについて着目すると、その白色光
81Wのうち、赤色成分については、1次の回折光が出
射、すなわち、赤色光81Rが図1中右上に向って出射
し、また、緑色成分については、0次光が出射、すなわ
ち、緑色光81Gが図1中上側に向って出射し、また、
青色成分については、1次の回折光が出射、すなわち、
青色光81Bが図1中左上に向って出射するようになっ
ている。
【0047】また、ホログラムカラーフィルタ6は、例
えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各
種ガラスで構成されている。
【0048】このホログラムカラーフィルタ6の成形方
法は、特に限定されない。例えば、フォトリソグラフィ
ー法によりスタンパを作成し、射出成形または2P法等
により、ホログラムカラーフィルタ6を作成することが
できる。
【0049】なお、ホログラムカラーフィルタ6の回折
角等の諸特性やホログラムカラーフィルタ6の位置等の
条件は、後述するマイクロレンズアレイ31のマイクロ
レンズ32の焦点距離f、マイクロレンズアレイ31と
液晶パネル4の開口45との間の光学的距離La、液晶
パネル4の画素(開口45)のピッチ等の条件に応じ
て、赤色光、緑色光および青色光が、それぞれ、液晶パ
ネル4の対応する画素(開口45)に集光するように適
宜設定される。
【0050】但し、ホログラムカラーフィルタ6の回折
角は、比較的小さく設定するのが好ましい。ホログラム
カラーフィルタ6の回折角が小さいと、そのホログラム
カラーフィルタ6の凹凸のピッチが大きくなり、製造が
容易になる。
【0051】なお、本実施形態では、ホログラムカラー
フィルタ6は、マイクロレンズアレイ31の図1中下側
に配置されているが、本発明では、ホログラムカラーフ
ィルタ6は、マイクロレンズアレイ31の図1中上側に
配置されていてもよい。
【0052】また、本実施形態では、ホログラムカラー
フィルタ6は、マイクロレンズアレイ31から所定距離
(微小距離)離間しているが、本発明では、ホログラム
カラーフィルタ6は、マイクロレンズアレイ31に密着
していてもよい。すなわち、マイクロレンズアレイ31
の表面にホログラムカラーフィルタ6を設けても良い。
【0053】ここで、ホログラムカラーフィルタ6とマ
イクロレンズアレイ31の位置関係については、ホログ
ラムカラーフィルタ6とマイクロレンズアレイ31とが
接近しているのが好ましく、ホログラムカラーフィルタ
6とマイクロレンズアレイ31とが密着、すなわち、マ
イクロレンズアレイ31の表面にホログラムカラーフィ
ルタ6を設けるのがより好ましい。
【0054】これにより、回折角を小さくすることがで
き、ホログラムカラーフィルタ6を容易に製造すること
ができる。
【0055】マイクロレンズアレイ31は、正のパワー
を有する複数のマイクロレンズ(集光レンズ)32を有
し、これらのマイクロレンズ32は、行列状(図1中横
方向と、図1の紙面に対して垂直な方向)に配置されて
いる。
【0056】このマイクロレンズ32としては、マイク
ロフレネルレンズ(回折レンズ)を用いるのが好まし
い。すなわち、マイクロレンズアレイ31としては、マ
イクロフレネルレンズアレイを用いるのが好ましい。
【0057】これにより、マイクロレンズアレイ31
(マイクロレンズ32)の厚さを薄くすることができ、
小型・薄型化に有利である。
【0058】マイクロレンズアレイ31(マイクロレン
ズ32)の構成材料の屈折率は、高いほど好ましい。な
お、一般的な光学材料の屈折率は、1.45〜1.65
程度である。
【0059】マイクロレンズアレイ31は、例えば、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各種ガラス
で構成されている。
【0060】マイクロレンズアレイ31の成形方法は、
特に限定されず、例えば、射出成形、2P法(フォトポ
リマゼーション)、ドライエッチング、ウエットエッチ
ング等が挙げられるが、これらのうちでは、射出成形ま
たは2P法が好ましい。
【0061】マイクロレンズアレイ31を射出成形また
は2P法により成形することにより、レンズの精度を高
くすることができ、また、製造を容易に行うことがで
き、量産性に優れ、また、コストを低減することができ
る。特に、射出成形の場合には、2P法よりもコストを
低減することができる。
【0062】また、2P法の場合、特に、ガラス基板に
2P法によりパターン形成する場合(ガラス2P法の場
合)には、射出成形よりも使用温度が広範囲となり、好
ましい。
【0063】液晶パネル4は、複数の赤色光用の画素4
9R、複数の緑色光用の画素49Gおよび複数の青色光
用の画素49Bと、各画素49R、49Gおよび49B
のそれぞれに対応する複数の開口(透光窓部)45とを
有している。
【0064】すなわち、液晶パネル4は、赤色光用の画
素49Rおよびその画素49に対応する開口45と、緑
色光用の画素49Gおよびその画素49Gに対応する開
口45と、青色光用の画素49Bおよびその画素49B
に対応する開口45とを備えた単位を液晶ユニット(光
学変調ユニット)490とし、該液晶ユニット490が
複数配列された液晶ユニットアレイ(光学変調ユニット
アレイ)を有している。
【0065】各液晶ユニット490における画素49
R、49Gおよび49Bは、それぞれ、図1中左側から
右側に向って、画素49B、画素49G、画素49Rの
順序に配置されている。
【0066】そして、これらの液晶ユニット490は、
行列状(図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方
向)に配置されている。
【0067】以下、液晶パネル4の構造を具体的に説明
する。液晶パネル4は、透明な基板41と、基板41の
図1中下側の表面に形成され、図1中横方向に沿って並
設された複数の帯状の透明電極42と、基板41の図1
中下側に所定距離離間するように配置された透明な基板
46と、基板46の図1中上側の表面に形成された反射
膜44および図1の紙面に対して垂直な方向に沿って並
設された複数の帯状の透明電極40と、基板41(透明
電極42)と基板46(透明電極40)との間に設けら
れ、液晶を含有する液晶層43とを有している。
【0068】透明電極40は、反射膜44の図1中上側
に形成されている。この透明電極40と透明電極42と
は、略直交しており、これらの各交差部(交差部の近傍
の部分も含む)が、それぞれ、1画素に相当する。
【0069】透明電極40と透明電極42との間で充放
電を行うことにより、液晶層43の液晶が駆動される。
【0070】この透明電極40および42は、それぞ
れ、例えば、インジウムティンオキサイド(ITO)等
で構成されている。
【0071】反射膜44には、複数の開口45が行列状
に形成されている。この開口45は、透明電極42と透
明電極40との交差部に位置し、1画素に対応してい
る。
【0072】この開口45により、液晶パネル4の透光
窓部(光が透過し得る部分)が構成される。
【0073】反射膜44は、例えば、アルミニウム、ア
ルミニウム合金等で構成されている。
【0074】また、透明電極40の図1中上側であっ
て、透明電極42と透明電極40との各交差部、すなわ
ち、各開口45の位置には、それぞれ、対応する吸収型
のカラーフィルタ51R、51Gまたは51Bが設けら
れている。すなわち、各赤色光用の画素49Rには、そ
れぞれ、赤色成分以外の色成分を吸収(赤色光のみを透
過)するカラーフィルタ51Rが設けられ、各緑色光用
の画素49Gには、それぞれ、緑色成分以外の色成分を
吸収(緑色光のみを透過)するカラーフィルタ51Gが
設けられ、各青色光用の画素49Bには、それぞれ、青
色成分以外の色成分を吸収(青色光のみを透過)するカ
ラーフィルタ51Rが設けられている。
【0075】また、基板41の図1中上側には、偏光板
47が接合され、また、基板46の図1中下側には、偏
光板48が接合されている。また、前記基板41、46
は、例えば、各種ガラス等で構成されている。
【0076】なお、一方の基板に1画素に対応してスイ
ッチング素子を設けることができる。スイッチング素子
は、図示しない制御回路に接続され、透明電極40また
は42へ供給する電流を制御する。これにより、透明電
極40または42の充放電が制御される。
【0077】液晶層43は液晶分子(図示せず)を含有
しており、前記透明電極40または42の充放電に対応
して、かかる液晶分子、すなわち液晶の配向が変化す
る。
【0078】これにより、各画素49R、49Gおよび
49Bにおいて、それぞれ、光の透過と遮断との切り替
えと、輝度の調節とを任意に行うことができる。
【0079】スイッチング素子としては、例えば、薄膜
ダイオード(TFD)、薄膜トランジスタ(TFT)等
を用いることができる。薄膜トランジスタを用いる場
合、該トランジスタが設けられる基板における透明電極
は、例えば、1画素に対応してドット状に設けられ、対
向する基板における透明電極は、基板全面に設けられ
る。
【0080】この表示装置1では、光源手段2の開口
(点光源の投光部)25のピッチをPs、液晶ユニット
490のピッチをPa、マイクロレンズアレイ31のマ
イクロレンズ32のピッチをPL、光源手段2の開口2
5とマイクロレンズアレイ31との間の光学的距離をL
s、マイクロレンズアレイ31と液晶パネル4の開口4
5との間の光学的距離をLaとしたとき、下記式1およ
び式2で示す条件を満たすように、光源手段2の開口2
5と、マイクロレンズアレイ31のマイクロレンズ32
と、液晶パネル4の画素49R、49G、49Bおよび
開口45とを配置する。
【0081】 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは自然数) ・・・式1 La/Ls=Pa/Ps ・・・式2
【0082】ここで、前記光学的距離は、環境を真空と
仮定したときの距離、すなわち、実際の距離を、光路を
構成する物質の屈折率で徐した値である。
【0083】なお、前記式1および式2で示す条件は、
図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方向とのそ
れぞれにおいて満たされているものとする。
【0084】また、マイクロレンズ32の焦点距離をf
としたとき、下記式3で示す条件を満たすように構成す
る。この式3は、光源手段2の開口25の形状に対応す
る像がマイクロレンズ32により液晶パネル4の開口4
5の位置に結像するための条件式である。
【0085】1/Ls+1/La=1/f ・・・式3
【0086】前記光源手段2の開口25のピッチPs、
液晶ユニット490のピッチPa、マイクロレンズ32
のピッチPL、光源手段2の開口25とマイクロレンズ
アレイ31との間の光学的距離Ls、マイクロレンズア
レイ31と液晶パネル4の開口45との間の光学的距離
La、マイクロレンズ32の焦点距離fは、例えば、用
途等に応じて、前記式1、式2および式3で示す条件を
満たすように適宜設定される。
【0087】例えば、携帯用電子装置の半透過半反射型
表示装置の場合には、例えば、下記のように設定するの
が好ましい。
【0088】光源手段2の開口(点光源の投光部)25
のピッチPsは、20〜500μm程度であるのが好ま
しい。
【0089】また、液晶ユニット490のピッチPa
は、10〜500μm程度であるのが好ましい。
【0090】また、マイクロレンズ32のピッチPL
は、10〜250μm程度であるのが好ましい。
【0091】また、光源手段2の開口25とマイクロレ
ンズアレイ31との間の光学的距離Lsは、0.1〜2
mm程度であるのが好ましい。
【0092】また、マイクロレンズアレイ31と液晶パ
ネル4の開口45との間の光学的距離Laは、0.1〜
2mm程度であるのが好ましい。
【0093】また、マイクロレンズ32の焦点距離f
は、0.1〜1mm程度であるのが好ましい。
【0094】なお、マイクロレンズ32の平面視での形
状(平面形状)および寸法等は、特に限定されず、例え
ば、液晶パネル4側の画素形状等に応じて適宜設定され
る。
【0095】マイクロレンズ32の平面視での形状とし
ては、液晶パネル4の画素形状の相似形状が好ましく、
例えば、長方形、正方形等の角形や、円形等が挙げられ
る。
【0096】また、表示装置1では、光学的距離Lsと
光学的距離Laとを等しくするか、または、光学的距離
Lsを光学的距離Laよりも大きくするのが好ましい。
すなわち、開口25のピッチPsと液晶ユニット490
のピッチPaとを等しくするか、または、開口25のピ
ッチPsを液晶ユニット490のピッチPaよりも大き
くするのが好ましい。
【0097】光学的距離Lsと光学的距離Laとを等し
く設定する場合には、マイクロレンズ32の焦点距離f
を最も長く(開口数NAを最も小さく)設定することが
できる。これにより、マイクロレンズアレイ31の製造
が容易となり、また、精度の向上、収差の減少を図るこ
とができる。
【0098】一方、光学的距離Lsを光学的距離Laよ
りも大きく設定する場合には、光源手段2の開口(点光
源の投光部)25のピッチPsを比較的大きく設定する
ことができるので(開口25の数を比較的少なくするこ
とができるので)、製造が容易になる。
【0099】前記光学的距離LsおよびLaは、それぞ
れ、例えば、基板11、46等の厚みを所望の値に設定
することで調節することができる。
【0100】図1は、前記式1において、n=1の場合
を示す。ここで、マイクロレンズ32は、光源手段2の
開口25から出射するあらゆる成分の光(あらゆる光軸
の光)を液晶パネル4の開口45に結像する光学的特性
を有している。
【0101】図1に示すように、光源手段2の所定の開
口25から出射した光は、ほぼすべて、ホログラムカラ
ーフィルタ6および何れかのマイクロレンズ32の作用
により、何れかの開口45に集光する。
【0102】例えば、図1中最も左側の開口25から出
射した白色光のうち、図1中左から2番目のマイクロレ
ンズ32(この場合、図1中最も左側のマイクロレンズ
32は、半分だけ図示されている)に入射する白色光8
1Wは、ホログラムカラーフィルタ6により、赤色光
(R光)81R、緑色光(G光)81Gおよび青色光
(B光)81Bに分光される。この赤色光81Rは、前
記マイクロレンズ32により、図1中最も左側の液晶ユ
ニット490の画素49Rの開口45に集光し、緑色光
81Gは、前記マイクロレンズ32により、図1中最も
左側の液晶ユニット490の画素49Gの開口45に集
光し、青色光81Bは、前記マイクロレンズ32によ
り、図1中最も左側の液晶ユニット490の画素49B
の開口45に集光する。
【0103】同様に、図1中最も左側の開口25から出
射した白色光のうち、図1中左から3番目のマイクロレ
ンズ32に入射する白色光82Wは、ホログラムカラー
フィルタ6により、赤色光82R、緑色光82Gおよび
青色光82Bに分光される。この赤色光82Rは、前記
マイクロレンズ32により、図1中左から2番目の液晶
ユニット490の画素49Rの開口45に集光し、緑色
光82Gは、前記マイクロレンズ32により、図1中左
から2番目の液晶ユニット490の画素49Gの開口4
5に集光し、青色光82Bは、前記マイクロレンズ32
により、図1中左から2番目の液晶ユニット490の画
素49Bの開口45に集光する。
【0104】以下、同様に、図1中最も左側の開口25
から出射し、各マイクロレンズ32に入射する各白色光
は、それぞれ、ホログラムカラーフィルタ6により、赤
色光、緑色光および青色光に分光され、各赤色光、緑色
光および青色光は、それぞれ、対応するマイクロレンズ
32により、対応する液晶ユニット490の画素49
R、49Gおよび49Bの開口45に集光する。
【0105】また、図1中左から2番目の開口25から
出射した白色光のうち、図1中左から3番目のマイクロ
レンズ32に入射する白色光83Wは、ホログラムカラ
ーフィルタ6により、赤色光83R、緑色光83Gおよ
び青色光83Bに分光される。この赤色光83Rは、前
記マイクロレンズ32により、図1中最も左側の液晶ユ
ニット490の画素49Rの開口45に集光し、緑色光
83Gは、前記マイクロレンズ32により、図1中最も
左側の液晶ユニット490の画素49Gの開口45に集
光し、青色光83Bは、前記マイクロレンズ32によ
り、図1中最も左側の液晶ユニット490の画素49B
の開口45に集光する。
【0106】同様に、図1中左から2番目の開口25か
ら出射した白色光のうち、図1中左から4番目のマイク
ロレンズ32に入射する白色光84Wは、ホログラムカ
ラーフィルタ6により、赤色光84R、緑色光84Gお
よび青色光84Bに分光される。この赤色光84Rは、
前記マイクロレンズ32により、図1中左から2番目の
液晶ユニット490の画素49Rの開口45に集光し、
緑色光84Gは、前記マイクロレンズ32により、図1
中左から2番目の液晶ユニット490の画素49Gの開
口45に集光し、青色光84Bは、前記マイクロレンズ
32により、図1中左から2番目の液晶ユニット490
の画素49Bの開口45に集光する。
【0107】以下、同様に、図1中左から2番目の開口
25から出射し、各マイクロレンズ32に入射する各白
色光は、それぞれ、ホログラムカラーフィルタ6によ
り、赤色光、緑色光および青色光に分光され、各赤色
光、緑色光および青色光は、それぞれ、対応するマイク
ロレンズ32により、対応する液晶ユニット490の画
素49R、49Gおよび49Bの開口45に集光する。
【0108】以下、前記以外の開口25から出射した各
白色光についても、前記と同様に、それぞれ、ホログラ
ムカラーフィルタ6により、赤色光、緑色光および青色
光に分光され、各赤色光、緑色光および青色光は、それ
ぞれ、対応するマイクロレンズ32により、対応する液
晶ユニット490の画素49R、49Gおよび49Bの
開口45に集光する。
【0109】すなわち、所定の画素49Rの開口45に
着目すると、複数の開口25からの白色光より分光され
た赤色光は、マイクロレンズアレイ31により、その開
口45に集光し、所定の画素49Gの開口45に着目す
ると、複数の開口25からの白色光より分光された緑色
光は、マイクロレンズアレイ31により、その開口45
に集光し、所定の画素49Bの開口45に着目すると、
複数の開口25からの白色光より分光された青色光は、
マイクロレンズアレイ31により、その開口45に集光
する。
【0110】また、所定のマイクロレンズ32に着目す
ると、そのマイクロレンズ32は、複数の開口25から
の白色光より分光された赤色光を複数の画素49Rの開
口45に集光させ、複数の開口25からの白色光より分
光された緑色光を複数の画素49Gの開口45に集光さ
せ、複数の開口25からの白色光より分光された青色光
を複数の画素49Bの開口45に集光させる。
【0111】このように、この表示装置1では、光源手
段2(各開口25)から発せられる光を、赤色光、緑色
光および青色光に分光し、かつ、各赤色光、緑色光およ
び青色光を効率良く対応する開口45に集光させること
ができ、これにより、光源手段2から発せられる光の使
用効率を向上させることができる。
【0112】また、1つの開口45には、複数(多く)
の開口25からの光が集光するので、明るさが平均化さ
れる利点がある。すなわち、各開口25からの光の光
量、各開口25の位置等にばらつきがあったとしても、
開口45に集まる光は、複数の開口25からの光の平均
値となるので、画素49R、49Gおよび49Bのそれ
ぞれにおいて、画素間の光量差は、ほとんどなくなる。
これにより、均一性の高い表示を行うことができる。
【0113】また、この表示装置1では、製造(組み付
け)の際の位置調整において、調整工程を1回設ければ
よい。
【0114】特に、隣接点への出射角θ1、θ2が比較
的小さいので、前記平均化の効果が大きく、光源手段2
(各開口25)とマイクロレンズアレイ31との位置関
係を厳密に調整する必要がない。すなわち、位置調整の
際は、適当な位置関係にある光源手段2(各開口25)
と、マイクロレンズアレイ31とで決まる焦点位置に、
開口45を位置決めする。このような調整工程が1つあ
ればよい。
【0115】これにより、位置調整を容易、迅速かつ確
実に行うことができ、生産性が良く、量産に有利であ
る。
【0116】また、n=1とすることにより、n>1の
場合に比べ、マイクロレンズ32のピッチPLを小さく
設定することができ、これにより、マイクロレンズ32
の焦点距離fを長く、すなわち、マイクロレンズ32の
開口数NAを小さく設定することができる。これによ
り、マイクロレンズアレイ31の製造が容易となり、ま
た、精度の向上、収差の減少を図ることができる。
【0117】また、この表示装置1では、平面視におい
て(図1中上側から見たとき)、光源手段2の開口(点
光源の投光部)25の形状と、液晶パネル4の開口(透
光窓部)45の形状とが、相似形状となっているのが好
ましい。
【0118】そして、開口25の面積(大きさ)S25
と開口45の面積(大きさ)S45との比(S25/S
45)が、開口25のピッチPsと液晶ユニット490
のピッチPaとの比(Ps/Pa)と等しく、すなわ
ち、光学的距離Lsと光学的距離Laとの比(Ls/L
a)と等しく設定されているのが好ましい。
【0119】これにより、光源手段2(各開口25)か
ら発せられる光をより効率良く開口45に集光させるこ
とができ、光源手段2から発せられる光の使用効率をさ
らに向上させることができる。
【0120】開口25の面積S25は、例えば、半透過
半反射型表示装置の場合には、1画素の面積の3〜50
%程度であるのが好ましい。
【0121】次に、表示装置1の作用を説明する。図1
に示すように、表示装置1の光源部21から発せられた
白色光は、各開口25から出射し、接着剤層12および
基板11を透過した後、ホログラムカラーフィルタ6に
より、赤色光、緑色光および青色光に分光される。
【0122】各赤色光、緑色光および青色光は、マイク
ロレンズアレイ31の各マイクロレンズ32に入射し、
前述したように、マイクロレンズ32の作用により、対
応する液晶ユニット490の画素49R、49Gおよび
49Bの開口45に集光するようにマイクロレンズ32
から出射する。
【0123】マイクロレンズ32から出射した各光は、
それぞれ、偏光板48で偏光され、基板46を透過した
後、対応する開口45に集光し、その開口45を透過
(通過)する。
【0124】開口45を透過した各光は、それぞれ、対
応するカラーフィルタ51R、51Gまたは51Bを透
過した後、透明電極42と透明電極40との間に印加さ
れている電圧により配向が制御された液晶層43の液晶
により強度変調され、これにより、カラー(フルカラ
ー)の画像が形成される。その光は、基板41を透過
し、偏光板47で偏光され、外部に出射する。
【0125】このようにして、表示装置1の画面に、所
定のフルカラーの画像(電子画像)が表示される。
【0126】また、この表示装置1の液晶パネル4は、
半透過半反射型であるので、外部が比較的明るい場合に
は、外部から入射した光(白色光)を反射膜44で反射
させて表示を行うことができる。
【0127】この場合、画素49Rにおいては、カラー
フィルタ51Rにより、赤色成分以外の色成分が吸収さ
れ、赤色光のみが出射し、画素49Gにおいては、カラ
ーフィルタ51Gにより、緑色成分以外の色成分が吸収
され、緑色光のみが出射し、画素49Bにおいては、カ
ラーフィルタ51Bにより、青色成分以外の色成分が吸
収され、青色光のみが出射する。このようにして、表示
装置1の画面に、フルカラーの画像が表示される。
【0128】一方、外部が比較的暗い場合には、前述し
たように、光源手段2を駆動させ、その光源手段2から
の光を反射膜44の開口45を透過させて表示を行うこ
とができる。
【0129】ここで、表示装置1は、液晶パネル(光変
調素子)4より出射側に、光散乱層(光散乱板)を有す
るのが好ましい。
【0130】これにより、白色表示が虹色になってしま
うのを防止することができ、画像をより鮮明に表示する
ことができる。また、表示装置1の所定の位置に位相差
板を設けてもよい。
【0131】以上述べたように、この表示装置1によれ
ば、光源手段2(各開口25)から発せられる光を効率
良く開口45に集光させることができ、これにより、光
源手段2から発せられる光の使用効率を向上させること
ができる。
【0132】すなわち、反射膜44の面積を大きくし、
その反射膜44に設けられた開口45の面積を小さくし
ても、光源手段2からの光を効率良く開口45に集光さ
せることができるので、開口45を透過する光の光量を
大きくすることができ、これにより、外光の反射率、光
源手段2からの光の透過率がともに高い半透過半反射型
の液晶表示装置(直視型液晶表示装置)を実現すること
ができる。
【0133】また、光源として、点光源(点光源アレ
イ)を用いるので、指向性が高く、それにより色純度を
高く(良く)することができる。
【0134】また、カラーフィルタ51R、51Gおよ
び51Bが設けられているので、色純度を向上させるこ
とができ、また、ホログラムカラーフィルタ6により光
源手段2からの光を分光して赤色光、緑色光および青色
光を生成するので、前記カラーフィルタ51R、51G
および51Bでの損失がない。
【0135】また、ホログラムカラーフィルタ6により
光源手段2からの光を分光して赤色光、緑色光および青
色光を生成するので、吸収型のカラーフィルタを用いて
白色光から赤色光、緑色光および青色光を生成する場合
に比べ、光の使用効率が各段に高い。
【0136】また、この表示装置1では、高価なプリズ
ムシートを用いる必要がないので、部品点数を削減する
ことができ、また、コストを低減することができる。
【0137】なお、本発明では、点光源は、前述した構
成に限らず、例えば、発光ダイオード(LED)、有機
EL(Electro Luminescence)素子、無機EL素子等で
あってもよい。また、例えば、導光手段として、光ファ
イバアレイ等を用いたものであってもよい。
【0138】次に、本発明の電気光学装置の第2実施形
態について説明する。図6は、本発明の電気光学装置の
第2実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。な
お、図が煩雑になるのを避けるため、図6中、断面であ
ることを示す斜線は、省略されている。また、図6で
は、図が煩雑になるのを避けるため、集光性ホログラム
カラーフィルタ部72の中心を通過する光の主光軸のみ
を示すとともに、その主光軸の一部を省略する。
【0139】以下、第2実施形態の表示装置(電気光学
装置)1について、前述した第1実施形態との相違点を
中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略
する。
【0140】同図に示す表示装置1は、前述した第1実
施形態の表示装置1のマイクロレンズアレイ31および
ホログラムカラーフィルタ6を集光性ホログラムアレイ
(分光・集光部アレイ)71に代えたものであり、この
他は、その第1実施形態と同様である。
【0141】集光性ホログラムアレイ71は、光を回折
によって赤色光、緑色光および青色光に分光するととも
に、その赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ集光す
る集光性ホログラムカラーフィルタ部(分光・集光部)
72が複数配列されたものである。
【0142】この集光性ホログラムアレイ71の集光性
ホログラムカラーフィルタ部72は、前述した第1実施
形態におけるマイクロレンズアレイ31のマイクロレン
ズ32と同様に、行列状(図6中横方向と、図6の紙面
に対して垂直な方向)に配置されている。
【0143】また、集光性ホログラムアレイ71は、例
えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各
種ガラスで構成されている。
【0144】また、集光性ホログラムアレイ71は、例
えば、前述した第1実施形態におけるホログラムカラー
フィルタ6と同様の方法で作成することができる。
【0145】この表示装置1では、光源手段2の開口
(点光源の投光部)25のピッチをPs、液晶ユニット
490のピッチをPa、集光性ホログラムアレイ71の
集光性ホログラムカラーフィルタ部72のピッチをP
L、光源手段2の開口25と集光性ホログラムアレイ7
1との間の光学的距離をLs、集光性ホログラムアレイ
71と液晶パネル4の開口45との間の光学的距離をL
a、集光性ホログラムカラーフィルタ部72の焦点距離
をfとしたとき、前述した第1実施形態と同様に、前記
式1、式2および式3で示す条件等を満たすように構成
されている。
【0146】この第2実施形態の表示装置1によれば、
前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0147】そして、この表示装置1は、集光性ホログ
ラムアレイ71、すなわち、ホログラムカラーフィルタ
に集光性を持たせた多機能ホログラムを有するので、マ
イクロレンズアレイ31を設ける必要がなく、部品点数
を削減することができ、小型・薄型化に有利である。
【0148】次に、本発明の電気光学装置の第3実施形
態について説明する。図7は、本発明の電気光学装置の
第3実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。な
お、図が煩雑になるのを避けるため、図7中、断面であ
ることを示す斜線は、省略されている。また、図7で
は、図が煩雑になるのを避けるため、マイクロレンズ3
2の中心を通過する光の主光軸のみを示すとともに、そ
の主光軸の一部を省略する。
【0149】以下、第3実施形態の表示装置(電気光学
装置)1について、前述した第1実施形態との相違点を
中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略
する。
【0150】同図に示す表示装置1は、カラー(フルカ
ラー)の透過型表示装置であって、前述した第1実施形
態の表示装置1の半透過半反射型の液晶パネル4を、透
過型の液晶パネル4aに代えたものであり、この他の構
成は、第1実施形態と同様である。
【0151】液晶パネル4aは、前述した第1実施形態
における液晶パネル4の反射膜44の代わりに、行列状
に配列された複数の開口(透光窓部)53が設けられた
ブラックマトリックス52を有している。
【0152】透明電極40は、図7中横方向に沿って並
設され、また、透明電極42は、図7の紙面に対して垂
直な方向に沿って並設されている。
【0153】また、ブラックマトリックス52は、画素
間、すなわち、隣り合う透明電極40の間および隣り合
う透明電極42の間をそれぞれ遮光するように設けられ
ている。
【0154】この第3実施形態の表示装置1によれば、
前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0155】すなわち、この表示装置1では、光源手段
2の光の使用効率が極めて高い、透過型の液晶表示装置
(直視型液晶表示装置)を実現することができる。
【0156】また、この表示装置1は、透過型表示装置
であり、このため、前述した第1実施形態や第2実施形
態のような吸収型のカラーフィルタを設ける必要がない
ので、コストを低減することができる。
【0157】次に、本発明の電気光学装置の第4実施形
態について説明する。図8は、本発明の電気光学装置の
第4実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。な
お、図が煩雑になるのを避けるため、図8中、断面であ
ることを示す斜線は、省略されている。また、図8で
は、図が煩雑になるのを避けるため、集光性ホログラム
カラーフィルタ部72の中心を通過する光の主光軸のみ
を示すとともに、その主光軸の一部を省略する。
【0158】以下、第4実施形態の表示装置(電気光学
装置)1について、前述した第3実施形態との相違点を
中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略
する。
【0159】同図に示す表示装置1は、前述した第3実
施形態の表示装置1のマイクロレンズアレイ31および
ホログラムカラーフィルタ6を集光性ホログラムアレイ
(分光・集光部アレイ)71に代えたものであり、この
他は、その第3実施形態と同様である。
【0160】集光性ホログラムアレイ71は、光を回折
によって赤色光、緑色光および青色光に分光するととも
に、その赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ集光す
る集光性ホログラムカラーフィルタ部(分光・集光部)
72が複数配列されたものである。
【0161】この集光性ホログラムアレイ71の集光性
ホログラムカラーフィルタ部72は、前述した第3実施
形態におけるマイクロレンズアレイ31のマイクロレン
ズ32と同様に、行列状(図8中横方向と、図8の紙面
に対して垂直な方向)に配置されている。
【0162】また、集光性ホログラムアレイ71は、例
えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各
種ガラスで構成されている。
【0163】また、集光性ホログラムアレイ71は、例
えば、前述した第3実施形態におけるホログラムカラー
フィルタ6と同様の方法で作成することができる。
【0164】この表示装置1では、光源手段2の開口
(点光源の投光部)25のピッチをPs、液晶ユニット
490のピッチをPa、集光性ホログラムアレイ71の
集光性ホログラムカラーフィルタ部72のピッチをP
L、光源手段2の開口25と集光性ホログラムアレイ7
1との間の光学的距離をLs、集光性ホログラムアレイ
71と液晶パネル4の開口45との間の光学的距離をL
a、集光性ホログラムカラーフィルタ部72の焦点距離
をfとしたとき、前述した第1実施形態と同様に、前記
式1、式2および式3で示す条件等を満たすように構成
されている。
【0165】この第4実施形態の表示装置1によれば、
前述した第3実施形態と同様の効果が得られる。
【0166】そして、この表示装置1は、集光性ホログ
ラムアレイ71、すなわち、ホログラムカラーフィルタ
に集光性を持たせた多機能ホログラムを有するので、マ
イクロレンズアレイ31を設ける必要がなく、部品点数
を削減することができ、小型・薄型化に有利である。
【0167】以上、本発明の電気光学装置を、図示の各
実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定
されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有す
る任意の構成のものに置換することができる。
【0168】例えば、本発明では、前記各実施形態の任
意の2以上の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0169】また、前記実施形態では、光変調素子とし
て、透過型の液晶パネルまたは半透過半反射型の液晶パ
ネルを用いているが、本発明では、光変調素子は、液晶
パネルには限定されない。
【0170】また、本発明は、例えば、ラップトップ型
パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュ
ータ等のパーソナルコンピュータのモニタ(ディスプレ
イ)、テレビジョンのモニタ、テレビ電話のモニタ、携
帯電話(PHSを含む)、電子手帳、電子辞書、電子カ
メラ(デジタルカメラ)、ビデオカメラ等の携帯用電子
装置のモニタ等の各種電子装置の直視型表示装置や、プ
ロジェクター等の投射型表示装置等に適用することがで
きる。
【0171】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、色
純度の高い、フルカラー表示を行うことができる。
【0172】また、光源から発せられる光を効率良く透
光窓部に集光させることができ、これにより、光源から
発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0173】特に、光源からの光の使用効率が極めて高
い、バックライト方式の表示装置(直視型表示装置)を
実現することができる。
【0174】また、光変調素子を半透過半反射型液晶パ
ネルで構成した場合には、反射膜(反射板)の面積を大
きくし、その反射膜に設けられた開口(透光窓部)の面
積を小さくしても、光源からの光を効率良く前記開口に
集光させることができるので、前記開口を透過する光の
光量を大きくすることができ、これにより、外光の反射
率、光源からの光の透過率がともに高い、半透過半反射
型の液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気光学装置の第1実施形態の構成を
模式的に示す縦断面図である。
【図2】図1に示す表示装置の光源手段の構成例を模式
的に示す縦断面図である。
【図3】図1に示す表示装置において、光源部から発せ
られた光が、ハウジングの開口から出射するまでの経路
(1回反射で出射)を模式的に示す図である。
【図4】図1に示す表示装置において、光源部から発せ
られた光が、ハウジングの開口から出射するまでの経路
(3回反射で出射)を模式的に示す図である。
【図5】図1に示す表示装置において、光源部から発せ
られた光が、ハウジングの開口から出射するまでの経路
(4回反射で出射)を模式的に示す図である。
【図6】本発明の電気光学装置の第2実施形態の構成を
模式的に示す縦断面図である。
【図7】本発明の電気光学装置の第3実施形態の構成を
模式的に示す縦断面図である。
【図8】本発明の電気光学装置の第4実施形態の構成を
模式的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 表示装置(電気光学装置) 2 光源手段 21 光源部 22 ハウジング 221 壁部 23 突起 24 反射膜 25 開口 31 マイクロレンズアレイ 32 マイクロレンズ 4、4a 液晶パネル 40 透明電極 41 基板 42 透明電極 43 液晶層 44 反射膜 45 開口 46 基板 47、48 偏光板 490 液晶ユニット 49R、49G、49B 画素 51R、51G、51B カラーフィルタ 52 ブラックマトリックス 53 開口 6 ホログラムカラーフィルタ 71 集光性ホログラム 72 集光性ホログラムカラーフィルタ部 81W〜84W 白色光 81R〜84R 赤色光 81G〜84G 緑色光 81B〜84B 青色光 11 基板 12 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 324 G09F 9/00 324 336 336F Fターム(参考) 2H048 BA01 BB08 BB42 2H049 CA01 CA05 CA09 CA15 CA17 CA22 2H091 FA19Z FA29Z FA41Z FC26 FD04 FD06 FD12 FD24 KA10 LA15 5G435 AA03 AA04 BB12 BB15 BB16 CC09 CC12 EE26 FF02 FF03 FF05 FF08 FF11 GG02 GG05 GG12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色成分、緑色成分および青色成分を含
    む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光する分光手段
    と、 複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレ
    イと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記マイクロレンズアレイにより、前記複数の点光源か
    らの光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画
    素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より
    分光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓
    部に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された
    青色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光す
    るよう構成されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 赤色成分、緑色成分および青色成分を含
    む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光する分光手段
    と、 複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレ
    イと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記マイクロレンズアレイにより、前記複数の点光源か
    らの光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画
    素の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より
    分光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓
    部に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された
    青色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光す
    るように、前記点光源と、前記マイクロレンズアレイの
    マイクロレンズと、前記光変調素子の画素および透光窓
    部とが配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 【請求項3】 赤色成分、緑色成分および青色成分を含
    む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光する分光手段
    と、 複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレ
    イと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズが、前記複
    数の点光源からの光より分光された赤色光を複数の前記
    赤色光用の画素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光
    源からの光より分光された緑色光を複数の前記緑色光用
    の画素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光源からの
    光より分光された青色光を複数の前記青色光用の画素の
    透光窓部に集光させるように、前記点光源と、前記マイ
    クロレンズアレイのマイクロレンズと、前記光変調素子
    の画素および透光窓部とが配置されていることを特徴と
    する電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記光変調素子は、少なくとも1つの赤
    色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、少
    なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素に対応す
    る透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画素および
    その画素に対応する透光窓部とを備えた光変調ユニット
    が複数配列された光変調ユニットアレイを有する請求項
    1ないし3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記点光源のピッチをPs、前記光変調
    ユニットのピッチをPa、前記マイクロレンズアレイの
    マイクロレンズのピッチをPL、前記点光源と前記マイ
    クロレンズアレイとの間の光学的距離をLs、前記マイ
    クロレンズアレイと前記透光窓部との間の光学的距離を
    Laとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成さ
    れている請求項4に記載の電気光学装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
    自然数) La/Ls=Pa/Ps
  6. 【請求項6】 前記点光源のピッチPsは、前記光変調
    ユニットのピッチPaより大きい請求項5に記載の電気
    光学装置。
  7. 【請求項7】 前記点光源のピッチPsと、前記光変調
    ユニットのピッチPaとが等しい請求項5に記載の電気
    光学装置。
  8. 【請求項8】 前記マイクロレンズアレイは、マイクロ
    フレネルレンズアレイである請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の電気光学装置。
  9. 【請求項9】 前記マイクロレンズアレイは、射出成形
    または2P法により成形されたものである請求項1ない
    し8のいずれかに記載の電気光学装置。
  10. 【請求項10】 前記分光手段は、光を回折によって赤
    色光、緑色光および青色光に分光する回折格子である請
    求項1ないし9のいずれかに記載の電気光学装置。
  11. 【請求項11】 赤色成分、緑色成分および青色成分を
    含む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光するとともに、
    該赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ集光する分光
    ・集光部が複数配列された分光・集光部アレイと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記分光・集光部アレイにより、前記複数の点光源から
    の光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画素
    の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より分
    光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓部
    に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された青
    色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光する
    よう構成されていることを特徴とする電気光学装置。
  12. 【請求項12】 赤色成分、緑色成分および青色成分を
    含む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光するとともに、
    該赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ集光する分光
    ・集光部が複数配列された分光・集光部アレイと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記分光・集光部アレイにより、前記複数の点光源から
    の光より分光された赤色光が同一の前記赤色光用の画素
    の透光窓部に集光し、前記複数の点光源からの光より分
    光された緑色光が同一の前記緑色光用の画素の透光窓部
    に集光し、前記複数の点光源からの光より分光された青
    色光が同一の前記青色光用の画素の透光窓部に集光する
    ように、前記点光源と、前記分光・集光部アレイの分光
    ・集光部と、前記光変調素子の画素および透光窓部とが
    配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  13. 【請求項13】 赤色成分、緑色成分および青色成分を
    含む光を発する複数の点光源と、 光を赤色光、緑色光および青色光に分光するとともに、
    該赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ集光する分光
    ・集光部が複数配列された分光・集光部アレイと、 複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複
    数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応す
    る複数の透光窓部とを備えた光変調素子とを有する電気
    光学装置であって、 前記分光・集光部アレイの分光・集光部が、前記複数の
    点光源からの光より分光された赤色光を複数の前記赤色
    光用の画素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光源か
    らの光より分光された緑色光を複数の前記緑色光用の画
    素の透光窓部に集光させ、前記複数の点光源からの光よ
    り分光された青色光を複数の前記青色光用の画素の透光
    窓部に集光させるように、前記点光源と、前記分光・集
    光部アレイの分光・集光部と、前記光変調素子の画素お
    よび透光窓部とが配置されていることを特徴とする電気
    光学装置。
  14. 【請求項14】 前記光変調素子は、少なくとも1つの
    赤色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、
    少なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素に対応
    する透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画素およ
    びその画素に対応する透光窓部とを備えた光変調ユニッ
    トが複数配列された光変調ユニットアレイを有する請求
    項11ないし13のいずれかに記載の電気光学装置。
  15. 【請求項15】 前記点光源のピッチをPs、前記光変
    調ユニットのピッチをPa、前記分光・集光部アレイの
    分光・集光部のピッチをPL、前記点光源と前記分光・
    集光部アレイとの間の光学的距離をLs、前記分光・集
    光部アレイと前記透光窓部との間の光学的距離をLaと
    したとき、下記式で示す条件を満たすよう構成されてい
    る請求項14に記載の電気光学装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
    自然数) La/Ls=Pa/Ps
  16. 【請求項16】 前記点光源のピッチPsは、前記光変
    調ユニットのピッチPaより大きい請求項15に記載の
    電気光学装置。
  17. 【請求項17】 前記点光源のピッチPsと、前記光変
    調ユニットのピッチPaとが等しい請求項15に記載の
    電気光学装置。
  18. 【請求項18】 前記分光・集光部アレイの分光・集光
    部は、前記分光を回折によって行うよう構成されている
    請求項11ないし17のいずれかに記載の電気光学装
    置。
  19. 【請求項19】 前記光変調素子は、透過型液晶パネル
    または半透過半反射型液晶パネルである請求項1ないし
    18のいずれかに記載の電気光学装置。
  20. 【請求項20】 前記光変調素子は、半透過半反射型液
    晶パネルである請求項1ないし18のいずれかに記載の
    電気光学装置。
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