JP2002188545A - 筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置 - Google Patents

筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置

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JP2002188545A
JP2002188545A JP2000387306A JP2000387306A JP2002188545A JP 2002188545 A JP2002188545 A JP 2002188545A JP 2000387306 A JP2000387306 A JP 2000387306A JP 2000387306 A JP2000387306 A JP 2000387306A JP 2002188545 A JP2002188545 A JP 2002188545A
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pressure
fuel
fuel pump
actuator
control device
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JP2000387306A
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Takashi Okamoto
多加志 岡本
Kosaku Shimada
耕作 嶋田
Koji Matsufuji
弘二 松藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧燃料ポンプの制御有効範囲においてアク
チュエータを駆動することにより、燃料圧力を迅速かつ
最適にし、制御安定性の向上を図ることができる筒内噴
射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置を提供する。 【解決手段】 気筒に備えられた燃料噴射弁と、該燃料
噴射弁に燃料を圧送させる高圧燃料ポンプとを有する筒
内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置であって、前
記高圧燃料ポンプは、加圧室と、該加圧室内に設けた吸
入弁及び吐出弁と、前記加圧室内の燃料を加圧するプラ
ンジャと、前記吸入弁を操作するアクチュエータとを有
し、前記制御装置は、前記高圧燃料ポンプの吐出量又は
圧力を可変とするべく、前記アクチュエータの駆動信号
を算出する手段を有し、該駆動信号を算出する手段は、
前記アクチュエータの駆動信号の出力タイミングを所定
の位相の範囲内に制限する手段を有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内噴射エンジン
の高圧燃料ポンプ制御装置に係り、特に、内燃機関の燃
料噴射弁に圧送される高圧燃料の吐出し量・時期を可変
に調節できる筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車は、環境保全の観点から自
動車の排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水
素(HC)、窒素酸化物(NOx)等の排気ガス物質の
削減が要求されており、これらの削減を目的として、ダ
イレクトインジェクションエンジン(筒内噴射エンジ
ン)の開発が行われている。該筒内噴射エンジンは、燃
料噴射弁による燃料噴射を気筒の燃焼室内に直接行うも
のであり、該燃料噴射弁から噴射される燃料の粒径を小
さくさせることによって前記噴射燃料の燃焼を促進し、
排気ガス物質の削減及びエンジン出力の向上等を図って
いる。
【0003】ここで、前記燃料噴射弁から噴射される燃
料の粒径を小さくするには、前記燃料の高圧化を図る手
段が必要になり、このため前記燃料噴射弁に高圧の燃料
を圧送する高圧燃料ポンプの技術が各種提案されている
(例えば、特開平10−153157号公報、特開20
00−8997号公報、特開平11−336638号公
報、特開平11−324860号公報、特開平11−3
24757号公報、特開2000−18130号公報等
参照)。
【0004】前記特開平10−153157号公報所載
の技術は、内燃機関の高圧燃料供給装置における燃料供
給能力の向上を図るものであり、該装置の可変吐出量高
圧ポンプは、ポンプ室に3つの通路、すなわち、前記ポ
ンプ室に低圧燃料を流入させる流入通路と、コモンレー
ルに高圧燃料を送る供給通路と、スピル通路とが連通さ
れており、該スピル通路にはスピル弁が接続され、該ス
ピル弁の開閉動作によって燃料タンクへのスピル量を制
御することにより吐出量を調整している。
【0005】また、前記特開2000−8997号公報
所載の技術は、燃料噴射弁の燃料噴射量に応じて供給さ
れる高圧燃料の流量制御を行うことにより、高圧燃料ポ
ンプの駆動力の低減及び流量制御用の弁が作動しない場
合にも燃料の供給を行うものであり、吸入弁の下流側
(加圧室側)の圧力が上流側(吸入口側)の圧力に対し
て同等又はそれ以上のときに前記吸入弁に閉弁力が発生
するものであって、前記吸入弁が閉弁方向に移動した際
に係合するように付勢力を与えられた係合部材、外部入
力により前記付勢力と逆方向の付勢力を係合部材に作用
させるアクチュエータが設けられており、前記吸入弁の
開閉動作により燃料吐出量を調節している。
【0006】さらに、前記特開平11−336638号
公報所載の技術は、エンジン運転状態にかかわらず精度
良く燃料調量を行うものであり、3筒式ポンプにおいて
燃料吐出量のサイクル変動を防止するため、ポンプの圧
送に同期させて電磁弁の開閉を制御している。
【0007】さらにまた、前記特開平11−32486
0号公報所載の技術は、可変吐出量高圧ポンプにおいて
流量制御の高精度化、装置の小型化及びコスト低減を図
るものであり、前記特開平11−324757号公報所
載の技術は、燃料噴射圧力を可変制御する装置において
目標圧力が変化した場合の応答性の向上を図るものであ
り、前記特開2000−18130号公報所載の技術
は、燃料ポンプから吐出される燃料を常閉の電磁弁を用
いて吸込み側にリリーフさせ、燃料噴射弁側の燃圧制御
を行い、信頼性の向上を図るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記可変吐
出量高圧ポンプによる従来の燃料圧力制御の動作タイミ
ングチャートは、図19に示すように、カム角信号とク
ランク角信号とからREF信号1801が生成され、R
EF信号1801を基準にして、角度又は時間制御でア
クチュエータ駆動信号であるソレノイド制御信号(パル
ス)1802が出力される。回転数及び負荷に基づいて
算出された目標燃料圧力1803が大きく上昇する。こ
の場合に、実際の燃料圧力である計測燃料圧力1804
を目標燃料圧力1803に追従させるため、できる限り
多くの燃料を吐出しようとし、F/B量が大きくなるの
で、本来の吐出すべき領域ではない領域にてソレノイド
制御信号1802が出力され、これが続くと、図示のよ
うに、基準点である前記REF信号1801からソレノ
イド制御信号1802が出力され得ることが分かる。
【0009】ここで、例えば、前記REF信号1801
が、吐出通路に燃料圧送を可能とする位相上にない場合
には、前記高圧ポンプは吐出通路に燃料圧送不能になる
一方で、燃料噴射弁は燃料噴射を行うことから、計測燃
料圧力1804は目標燃料圧力に追従することができな
くなる。つまり、燃料噴射弁による噴霧粒径の微粒化を
も遅らせてHCの排出量に大きな影響を与え、また、ピ
ストン表面に燃料が付着する等によって安定した燃焼が
得られず、さらに、エンジン始動時には、その始動時間
に長時間を要するという問題がある。
【0010】すなわち、本発明者は、可変吐出量高圧ポ
ンプの制御は、前記ソレノイド制御信号を出力するタイ
ミングとその幅が重要であり、高圧燃料ポンプ制御装置
は、所定のアクチュエータ動作時間及び前記プランジャ
が下死点から上死点に達するまでの時間内に、前記ソレ
ノイド制御信号が出力されるように圧送させる位相の範
囲を制限する必要があるとの新たな知見を得ている。し
かし、前記従来の各技術は、例えば、コモンレールに送
る燃料圧送量を調節するスピル弁の開閉時期を制御装置
から送ること等については記載されているものの、アク
チュエータであるソレノイドの制御信号を高圧燃料ポン
プの吐出しに有効な範囲に制限する点についてはいずれ
も格別の配慮がなされていない。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、高圧燃料ポン
プの制御有効範囲においてアクチュエータを駆動するこ
とにより、燃料圧力を迅速かつ最適にし、制御安定性の
向上を図ることができる筒内噴射エンジンの高圧燃料ポ
ンプ制御装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装
置は、基本的には、気筒に備えられた燃料噴射弁と、該
燃料噴射弁に燃料を圧送させる高圧燃料ポンプとを有す
る筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置であっ
て、前記高圧燃料ポンプは、加圧室と、該加圧室内に設
けた吸入弁及び吐出弁と、前記加圧室内の燃料を加圧す
るプランジャと、前記吸入弁を操作するアクチュエータ
とを有し、前記制御装置は、前記高圧燃料ポンプの吐出
量又は圧力を可変とするべく、前記アクチュエータの駆
動信号を算出する手段を有し、該駆動信号を算出する手
段は、前記アクチュエータの駆動信号の出力タイミング
を所定の位相の範囲内に制限する手段を有することを特
徴としている。
【0013】前記の如く構成された本発明の筒内噴射エ
ンジンの高圧燃料ポンプ制御装置は、燃料の吸入通路を
閉じさせるアクチュエータの駆動信号の出力時期が、燃
焼圧力の上昇を確実に図ることができる位相の範囲内に
制限されているので、燃料圧力を最適かつ迅速に制御す
ることができ、燃焼の安定化及び排出ガス性能の改善に
貢献することができる。
【0014】また、本発明に係る筒内噴射エンジンの高
圧燃料ポンプ制御装置の具体的態様は、前記所定の位相
の範囲内に制限する手段は、前記アクチュエータの駆動
信号の出力タイミングを、前記プランジャの下死点から
前記アクチュエータ動作時間分遡った時点以降に制限す
ること、若しくは前記アクチュエータの駆動信号の出力
タイミングを、前記プランジャが上死点に到達する時点
以内に制限すること、又は前記アクチュエータの駆動信
号の出力タイミングを、前記プランジャの下死点から上
死点に達するまでの間、及び前記プランジャの下死点前
であって前記アクチュエータ動作時間以内に制限するこ
とを特徴としている。
【0015】さらに、本発明に係る筒内噴射エンジンの
高圧燃料ポンプ制御装置の他の具体的態様は、前記アク
チュエータの駆動信号を算出する手段は、前記アクチュ
エータの基本角度、目標となる燃料圧力及び実際の燃料
圧力に基づいて、前記アクチュエータの基準角度を演算
する手段と、前記アクチュエータの作動遅れを補正する
手段とを有し、これらの出力信号に基づいて前記アクチ
ュエータの動作開始時間を算出すること、又は前記所定
の位相の範囲内に制限する手段は、前記アクチュエータ
の基準角度を演算する手段からの出力信号に対して制限
を行うこと、若しくは前記アクチュエータの基準角度を
演算する手段及び前記アクチュエータの作動遅れを補正
する手段からの出力信号に対して制限を行うこと、若し
くはエンジンの運転状態に応じて前記位相の範囲を検索
すること、若しくは前記実際の燃料圧力と前記目標とな
る燃料圧力との差から算出されるフィードバック制御量
に対して制限を行うこと、若しくは前記実際の燃料圧力
を前記目標となる燃料圧力に一致させる制御量に対して
制限を行うこと、若しくは前記所定の位相の範囲内に制
限する手段が電子回路であること、又は前記アクチュエ
ータの駆動信号を算出する手段は、前記アクチュエータ
の駆動信号の幅をエンジン回転数又は及びバッテリ電圧
によって可変させることを特徴としている。
【0016】また、本発明に係る筒内噴射エンジンの高
圧燃料ポンプ制御装置のさらに他の具体的態様は、前記
制御装置は、実際の燃料圧力と目標となる燃料圧力とを
比較し、その圧力差が所定値以上であって所定時間以上
続いた場合には、前記高圧燃料ポンプに加圧を禁止させ
ること、若しくは実際の燃料圧力と目標となる燃料圧力
とを比較し、その圧力差が所定値以上であって前記実際
の燃料圧力が前記目標となる燃料圧力よりも小さい場合
には、前記高圧燃料ポンプに全吐出させること、若しく
は実際の燃料圧力と目標となる燃料圧力とを比較し、そ
の圧力差が所定値以上であって前記実際の燃料圧力が前
記目標となる燃料圧力よりも大きい場合には、前記高圧
燃料ポンプに加圧を禁止させること、又は前記所定値若
しくは前記所定時間は、エンジン状態に応じて検索され
ることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の筒内
噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置の一実施形態に
ついて説明する。図1は、本実施形態の筒内噴射エンジ
ン507の制御システムの全体構成を示したものであ
る。筒内噴射エンジン507は4気筒からなり、各シリ
ンダ507bに導入される空気は、エアクリーナ502
の入口部502aから取り入れられ、空気流量計(エア
フロセンサ)503を通り、吸気流量を制御する電制ス
ロットル弁505aが収容されたスロットルボディ50
5を通ってコレクタ506に入る。前記コレクタ506
に吸入された空気は、エンジン507の各シリンダ50
7bに接続された各吸気管501に分配された後、ピス
トン507a、前記シリンダ507b等によって形成さ
れる燃焼室507cに導かれる。
【0018】また、前記エアフロセンサ503からは、
前記吸気流量を表わす信号が本実施形態の高圧燃料ポン
プ制御装置を有するエンジン制御装置(コントロールユ
ニット)515に出力されている。さらに、前記スロッ
トルボディ505には、電制スロットル弁505aの開
度を検出するスロットルセンサ504が取り付けられて
おり、その信号もコントロールユニット515に出力さ
れるようになっている。
【0019】一方、ガソリン等の燃料は、燃料タンク5
0から燃料ポンプ51により一次加圧されて燃圧レギュ
レータ52により一定の圧力(例えば3kg/cm)に調
圧されるとともに、後述する高圧燃料ポンプ1でより高
い圧力(例えば50kg/cm)に2次加圧され、コモン
レール53を介して各シリンダ507bに設けられてい
る燃料噴射弁(インジェクタ)54から燃焼室507c
に噴射される。該燃焼室507cに噴射された燃料は、
点火コイル522で高電圧化された点火信号により点火
プラグ508で着火される。
【0020】エンジン507のクランク軸507dに取
り付けられたクランク角センサ516は、クランク軸5
07dの回転位置を表わす信号をコントロールユニット
515に出力され、また、排気弁526のカム軸(図示
省略)に取り付けられたカム角センサ511は、前記カ
ム軸の回転位置を表わす基準角信号をコントロールユニ
ット515に出力されるとともに、高圧燃料ポンプ1の
ポンプ駆動カム100の回転位置を表わす基準角信号を
もコントロールユニット515に出力され、さらに、排
気管519中の触媒520の上流に設けられたA/Fセ
ンサ518は、排気ガスを検出し、その検出信号がコン
トロールユニット515に出力されている。
【0021】該コントロールユニット515の主要部
は、図2に示すように、MPU603、EP−ROM6
02、RAM604及びA/D変換器を含むI/OLS
I601等で構成され、クランク角センサ516、カム
角センサ511、エンジン冷却水温センサ517、並び
に燃圧センサ56を含む各種のセンサ等からの信号を入
力として取り込み、所定の演算処理を実行し、この演算
結果として算定された各種の制御信号を出力し、アクチ
ュエータであるソレノイド200、前記各インジェクタ
54及び点火コイル522等に所定の制御信号を供給し
て、燃料吐出量制御、燃料供給量制御及び点火時期制御
等を実行するものである。
【0022】図3及び図4は、前記高圧燃料ポンプ1に
ついて示しており、図3は、該高圧燃料ポンプ1を備え
た燃料系システムの全体構成図を示し、図4は、該高圧
燃料ポンプ1の縦断面図を示している。前記高圧燃料ポ
ンプ1は、燃料タンク50からの燃料を加圧してコモン
レール53に高圧の燃料を圧送するものであり、シリン
ダ室7と、ポンプ室8と、ソレノイド室9とからなり、
前記シリンダ室7は前記ポンプ室8の下方に配置され、
前記ソレノイド室9は前記ポンプ室8の右方に配置され
ている。
【0023】前記シリンダ室7は、プランジャ2、リフ
タ3、プランジャ下降ばね4を有し、前記プランジャ2
は、エンジン507における排気弁526の前記カム軸
の回転に伴って回転するポンプ駆動カム100に圧接さ
れたリフタ3を介して往復動し、ポンプ室8内の加圧室
12の容積を変化させている。
【0024】前記ポンプ室8は、低圧燃料の吸入通路1
0、加圧室12、高圧燃料の吐出通路11から構成さ
れ、吸入通路10と加圧室12との間には吸入弁5が設
けられており、該吸入弁5は、ポンプ室8からソレノイ
ド室9に向かって吸入弁5の閉弁方向に付勢する閉弁ば
ね5aを介して、燃料の流通方向を制限する逆止弁であ
る。前記加圧室12と吐出通路11との間には吐出弁6
が設けられており、該吐出弁6もまた、ポンプ室8から
ソレノイド室9に向かって吐出弁6の閉弁方向に付勢す
る閉弁ばね6aを介して、燃料の流通方向を制限する逆
止弁である。なお、閉弁ばね5aは、プランジャ2によ
る加圧室12内の容積変化により、吸入弁5を挟んで、
加圧室12側の圧力が流入通路10側の圧力に対して同
等、又はそれ以上になった場合には、前記吸入弁5を閉
弁させるように付勢するものである。
【0025】前記ソレノイド室9は、アクチュエータで
あるソレノイド200、吸入弁係合部材201、開弁ば
ね202から構成されており、前記吸入弁係合部材20
1は、その先端が前記吸入弁5に接離自在に当接されて
いるとともに、該吸入弁5に相対する位置に配設され、
ソレノイド200の通電によって前記吸入弁5を閉弁さ
せる方向に移動する。一方、ソレノイド200の通電が
解かれている状態では、前記吸入弁係合部材201の後
端に係合する開弁ばね202を介して前記吸入弁5を開
弁させる方向に移動し、前記吸入弁5を開弁状態にす
る。
【0026】燃料タンク50から燃料ポンプ51及び燃
圧レギュレータ52を介して一定圧力に調圧された燃料
は、前記ポンプ室8の吸入通路10に導かれ、その後、
前記ポンプ室8内の加圧室12で前記プランジャ2の往
復動により加圧され、前記ポンプ室8の吐出通路11か
らコモンレール53に圧送される。
【0027】該コモンレール53には、エンジン507
の気筒数にあわせて設けられた各インジェクタ54のほ
か、リリーフ弁55、燃圧センサ56が備えられてお
り、コントロールユニット515は、クランク角センサ
516、カム角センサ511、並びに燃圧センサ56の
各検出信号に基づいてソレノイド200の駆動信号を出
力して燃料吐出の制御を行っているとともに、各インジ
ェクタ54の駆動信号を出力して燃料噴射の制御を行っ
ている。なお、リリーフ弁55は、前記コモンレール5
3内の圧力が所定値を超えた場合に開弁され、配管系破
損の防止を図っている。
【0028】図5は、前記高圧燃料ポンプ1の動作タイ
ミングチャートを示している。なお、ポンプ駆動カム1
00で駆動するプランジャ2の実際のストローク(実位
置)は、図6に示すような曲線になるが、上死点と下死
点の位置を分かり易くするために、以下、プランジャ2
のストロークを直線的に表わすこととする。
【0029】プランジャ2は、前記カム100の回転に
よりプランジャ下降ばね4の付勢力に応じて上死点側か
ら下死点側に移動すると、前記ポンプ室8の吸入行程が
行われる。該吸入行程では、前記吸入弁係合部材201
であるロッドの位置が開弁ばね202の付勢力に応じて
吸入弁5と係合して該吸入弁5を開弁方向に移動させ、
加圧室12内の圧力が低下する。
【0030】次に、プランジャ2が、前記カム100の
回転によりプランジャ下降ばね4の付勢力に抗して下死
点側から上死点側に移動すると、前記ポンプ室8の圧縮
行程が行われる。該圧縮行程では、コントロールユニッ
ト515からアクチュエータであるソレノイド200の
駆動信号(ON信号)が出力されてソレノイド200が
通電(ON状態)されると、前記吸入弁係合部材201
であるロッドの位置が開弁ばね202の付勢力に抗して
吸入弁5を閉弁方向に移動されるとともに、その先端が
前記吸入弁5との係合を解かれ、該吸入弁5が閉弁ばね
5aの付勢力に応じて閉弁方向に移動することにより、
加圧室12内の圧力が上昇する。よって、吸入弁5は、
ソレノイド200の応答性と無関係に最大吐出を行うこ
とができる。
【0031】そして、前記吸入弁係合部材201がソレ
ノイド200側に最も吸引され、プランジャ2の往復動
に同期する吸入弁5が閉弁して加圧室12内の圧力が最
高点に達すると、加圧室12内の燃料が吐出弁6を押圧
し、該吐出弁6は、閉弁ばね6aの付勢力に抗して自動
的に開弁し、加圧室12の容積減少分の高圧の燃料がコ
モンレール53側に吐出される。なお、ソレノイド20
0の駆動信号は、前記吸入弁係合部材201がソレノイ
ド200側に最も吸引されると、その通電が停止(OF
F状態)されるが、上記のように、前記加圧室12内の
圧力が高いため、吸入弁5は閉弁状態で維持されてコモ
ンレール53側への燃料の吐出が行われる。よって、O
N/OFFの高応答性等を必要としない。
【0032】また、プランジャ2が、前記カム100の
回転によりプランジャ下降ばね4の付勢力に応じて上死
点側から下死点側に移動すると、前記ポンプ室8の吸入
行程が行われ、前記加圧室12内の圧力低下に伴って、
前記吸入弁係合部材201が開弁ばね202の付勢力に
応じて吸入弁5と係合されて開弁方向に移動するととも
に、吸入弁5がプランジャ2の往復動に同期して自動的
に開弁し、該吸入弁5の開弁状態が保持される。そし
て、加圧室12内は圧力の低下が生じていることにより
吐出弁6の開弁が行われない。以後前記動作を繰り返
す。
【0033】なお、加圧室12内の圧力が最高点に達す
る前の圧縮工程の途中で、ソレノイド200がON状態
にされる場合には、このときから、コモンレール53へ
の燃料圧送が行われ、また、燃料圧送が一度始まれば、
加圧室12内の圧力は上昇しているので、その後に、ソ
レノイド200をOFF状態にしても、吸入弁5は閉塞
状態を維持する一方で、吸入工程の始まりに同期して自
動開弁することができ、ソレノイド200のON信号の
出力タイミングにより、コモンレール53側への燃料の
吐出量を調節することができる。さらに、圧力センサ5
6の信号に基づき、コントロールユニット515にて適
切な吐出タイミングを演算し、ソレノイド200をコン
トロールすることにより、コモンレール53の圧力を目
標値にフィードバック制御させることもできる。
【0034】図7は、前記高圧燃料ポンプ制御装置を有
するコントロールユニット515のMPU603が行う
高圧燃料ポンプ1の制御ブロック図である。前記高圧燃
料ポンプ制御装置は、基本角度算出手段701、目標燃
料圧力算出手段702、燃料圧力入力処理手段703、
圧力差既定値算出手段1501、前記ソレノイド200
の駆動信号を算出する手段の一態様であるポンプ制御信
号算出手段1502から構成される。
【0035】基本角度算出手段701は、運転状態に基
づいてソレノイド200をON状態にするソレノイド制
御信号の基本角度BASANGを演算してポンプ制御信
号算出手段1502に出力する。目標燃料圧力算出手段
702は、同じく運転状態に基づきその動作点に最適な
目標燃料圧力Ptargetを算出してポンプ制御信号算出手
段1502に出力する。燃料圧力入力処理手段703
は、燃料圧力センサ56の信号をフィルタ処理し、実燃
料圧力である計測燃料圧力Prealを検出してポンプ制御
信号算出手段1502に出力する。
【0036】また、圧力差既定値算出手段1501で
は、後述するように、前記高圧燃料ポンプ1の運転を判
定するために運転状態に応じて既定圧力差αを演算して
ポンプ制御信号算出手段1502に出力する。そして、
ポンプ制御信号算出手段1502は、後述するように、
前記各信号に基づいてアクチュエータ駆動信号である前
記ソレノイド制御信号を演算してソレノイド駆動手段7
07に出力する。
【0037】図8は、ポンプ制御信号算出手段1502
による基本処理を説明するブロック図である。ポンプ制
御信号算出手段1502は、ソレノイド200のON信
号のタイミングを演算する基準角度演算手段704と、
そのON信号の幅を算出するポンプ信号通電時間算出手
段706とを基本的な構成とし、基準角度演算手段70
4は、基本角度算出手段701の基本角度BASAN
G、目標燃料圧力算出手段702の目標燃圧Ptarget、
燃料圧力入力処理手段703の計測燃料圧力Prealに基
づいて、前記ON信号の出力開始の基準となる基準角度
REFANGを演算する。そして、該基準角度REFA
NGに、ソレノイド作動遅れ補正手段705による作動
遅れ補正分PUMREを加えてソレノイド200のON
信号の出力開始角度STANGを計算し、ソレノイド2
00のON信号のタイミングとしてソレノイド駆動手段
707に出力する。
【0038】また、ポンプ信号通電時間算出手段706
は、運転条件に基づいて高圧燃料ポンプ1のソレノイド
200の通電時間TPUMKEを演算してソレノイド2
00のON信号の幅を算出し、ソレノイド駆動手段70
7に出力する。そして、前記出力開始角度STANGと
前記通電時間TPUMKEからソレノイド200の駆動
を行う。ここで、ソレノイド作動遅れ補正手段705
は、ソレノイド200の電磁力、ひいては作動遅れ時間
がバッテリ電圧によって変わることから、バッテリ電圧
に基づいてソレノイド作動遅れ補正を算出している。
【0039】そして、本実施形態の高圧燃料ポンプ制御
装置では、前記ポンプ制御信号算出手段1502を基本
として前記各処理を行い、後述するように、ソレノイド
200のON信号の出力タイミングを所定の位相内に限
定させている。
【0040】図9は、前記コントロールユニット515
の動作タイミングチャートである。コントロールユニッ
ト515は、カム角センサ511からの検出信号(CA
M信号)とクランク角センサ516からの検出信号(C
RANK信号)に基づいて各ピストン507aの上死点
位置を検出し、燃料噴射制御及び点火時期制御を行うと
ともに、前記カム角センサ511からの検出信号(CA
M信号)と前記クランク角センサ516からの検出信号
(CRANK信号)に基づいてプランジャ2のストローク
を検出し、高圧燃料ポンプ1の燃料吐出制御であるソレ
ノイド制御を行っている。なお、REF信号であるプラ
ンジャ2のストロークは、上記CRANK信号とCAM
信号とに基づいて生成される。
【0041】ここで、図9のCRANK信号の信号が欠
けた部分(点線で示す)は、基準位置となるものであ
り、CYL#1の上死点、又はCYL#4の上死点から
所定の位相分ずれた位置にある。そして、コントロール
ユニット515は、前記CRANK信号の信号が欠けた
ときに、前記CAM信号がHi又はLoであるかによっ
て、CYL#1側又はCYL#4側であるかを判別す
る。そして、高圧燃料ポンプ1からの燃料の吐出しは、
ソレノイド制御信号の立ち上がりからソレノイド200
の作動遅れ分の所定時間経過後に開始される一方で、こ
の吐出しは、ソレノイド信号が立下がっても、加圧室1
2からの圧力によって吸入弁5が押されているので、プ
ランジャストロークが上死点に達するまで続けられる。
【0042】図10は、前記コントロールユニット51
5による燃圧の制御に対する前記ソレノイド制御信号の
出力開始角度STANG、及び通電時間TPUMKE等
のパラメータを示したものであり、前記図9を具体的に
説明する図である。前記ソレノイド200のON信号の
出力タイミングである出力開始角度STANGは、式1
のように求めることができる。
【0043】
【数1】 STANG=REFANG−PUMRE (1)
【0044】ここで、REFANGは、エンジン507
の運転状態に基づいて基準角度算出手段704(図8)
で算出される。PUMREはポンプ遅れ角度であり、ソ
レノイド作動遅れ補正手段705(図8)で算出され、
例えば、バッテリ電圧により変化するアクチュエータ駆
動時間、すなわちソレノイド通電に基づいた吸入弁係合
部材201の作動遅れを表している。
【0045】次に、ソレノイド200のON信号の幅で
あるポンプ位相制御信号通電時間TPUMKEは、ポン
プ位相制御信号通電時間算出手段706で運転状態に基
づいて算出する(図8)。このように、ソレノイド20
0のON信号を運転状態に基づいて算出された既定時間
分通電する目的は、ソレノイド200の電磁力が切れて
吸入弁係合部材201が吸入弁5に係合しても、ポンプ
室2の圧力で吸入弁5を閉じられるようになるまで吸入
弁係合部材201を保持しておくためである。また、適
切な時間通電することにより、ポンプ消費電力を減らし
ソレノイド200の耐久信頼性を向上させる効果もあ
る。
【0046】そして、出力開始角度STANGによっ
て、前記REF信号の立ち上がりである基本点からどれ
くらいで吸入弁5を閉じさせるソレノイド200のON
信号を出力するか、すなわちソレノイド制御信号の出力
時期を求め、一方、ポンプ位相制御信号通電時間TPU
MKEによって、前記ソレノイド制御信号をどれくらい
の時間で出力し続けるか、すなわちソレノイド制御信号
の幅を求めている。
【0047】つまり、本実施形態の高圧燃料ポンプ制御
装置は、ポンプ位相制御信号通電時間TPUMKEと、
プランジャ2のストロークが下死点から上死点に達する
までに要する時間とによって定義される位相を燃料圧送
可能位相とし、この範囲内にソレノイド200のON信
号を出力して燃料の圧送を行っている。言い換えれば、
ON信号を打って吸入弁5を閉じる信号を出力する範囲
は、プランジャ2のストロークが下死点から上死点に達
するまでの時間のほか、プランジャ2の下死点から前記
アクチュエータ動作時間分であるポンプ位相制御信号通
電時間TPUMKE分遡った時点(REF信号の基本点
から出力開始角度STANGに達した時点)を下限値と
し、プランジャ2が上死点に達した時点を上限値とする
リミッタ処理を行い、この範囲外では、前記ON信号を
打たないようにしている。
【0048】図11は、本実施形態の高圧燃料ポンプ制
御装置における制御信号算出手段1502の制御ブロッ
ク図である。つまり、前記制御信号算出手段1502
は、図8を基本構成とし、さらに基準角度REFANG
を算出する前において、すなわち、基準角度演算手段7
04で演算された位相を位相制限手段1101にて上記
制限を行い、これを基準角度REFANGとしている。
なお、位相制限手段1101は、可変容量機構を持つポ
ンプ制御に適用することが可能である。
【0049】図12は、前記高圧燃料ポンプ制御装置に
よる高圧燃料ポンプ1の制御のフローチャートである。
ステップ1001では、例えば10ms毎のように時間に
同期した割込み処理が行われる。なお、該割込み処理
は、クランク角度180°毎のように回転に同期したも
のでも良い。
【0050】ステップ1002では、基準角度演算手段
704にて位相を演算し、ステップ1003では、位相
制限手段1101にて上下限のリミッタ処理をして基準
角度REFANGとし、ステップ1004では、ソレノ
イド作動遅れ補正手段705によるソレノイド作動遅れ
補正分PUMREが考慮され、ステップ1005では、
出力開始角度STANGを計算し、ステップ1006で
は、ソレノイド駆動手段707でソレノイド駆動処理を
行い、ソレノイド制御信号のパルスを出力する。なお、
出力開始角度STANGの算出方法は、以上のように割
り込み毎に計算する方法のほか、エンジン状態において
検索する方法でも良い。そして、ステップ1007に進
んで一連の動作を終了する。
【0051】図13は、前記ポンプ制御信号算出手段1
502における高圧燃料システムの安定性を増加させる
処理のフローチャートである。なお、このときの高圧燃
料システムに使用される高圧ポンプは、高圧の燃料を吐
出できるポンプという思想で本実施形態の単筒ポンプの
ほか、例えば、いわゆる3筒ポンプでも良い。ステップ
1601では、例えば10ms毎のように時間に同期した
割込み処理が行われる。なお、該割込み処理は、クラン
ク角度180°毎のように回転に同期したものでも良
い。
【0052】ステップ1602では、燃圧入力処理手段
703にて計測燃料圧力Prealを読み込み、ステップ1
603では、目標燃圧算出手段702にてシステム上の
目標燃料圧力Ptargetを読み込み、ステップ1604で
は、目標燃料圧力Ptargetと計測燃料圧力Prealとの圧
力差の絶対値が圧力差既定値算出手段1501によるエ
ンジン状態に応じて検索された既定値α以上であるか否
かを判定する。そして、前記2つの圧力差が既定値α以
上である場合、すなわちYESのときには、ステップ1
606に進む。一方、2つの圧力差が既定値α未満のと
きには、ステップ1605に進み、計測燃料圧力Preal
を目標燃料圧力Ptargetに追従させるべく通常のように
F/B制御を行う。
【0053】ステップ1606では、目標燃料圧力Pta
rgetが計測燃料圧力Prealよりも大きいか否かを判定
し、目標燃料圧力Ptargetの方が大きい場合、すなわち
YESのときには、ステップ1607に進んでプランジ
ャ2の下死点からの全吐出制御を行ってステップ160
9に進んで一連の動作を終了する。つまり、この場合に
は、高圧燃料ポンプ1に全吐出を行わせることにより、
計測燃料圧力Prealを迅速に目標燃料圧力Ptargetに近
付けることができる。
【0054】一方、ステップ1606で計測燃料圧力P
realの方が大きい場合には、ステップ1608に進んで
高圧燃料ポンプ1による加圧禁止制御を行う。つまり、
この場合には、OFF信号を出力、若しくはプランジャ
2の上死点にてON信号を出力し、高圧燃料ポンプ1に
よる加圧を禁止にすることにより、計測燃料圧力を迅速
に目標燃料圧力に近付けることができる。また、高圧配
管系に異常が起き、燃料圧力が既定値以上に上昇した場
合に高圧燃料ポンプ1は加圧禁止になり、燃料圧力上昇
を抑制するのでシステムの安全性の向上にも貢献する。
【0055】以上のように、本発明の前記実施形態は、
上記の構成によって次の機能を奏するものである。前記
実施形態のコントロールユニット515は、シリンダ5
07bに備えられた燃料噴射弁54と、該燃料噴射弁5
4に燃料を圧送させる高圧燃料ポンプ1とを有する筒内
噴射エンジン507の高圧燃料ポンプ制御装置であっ
て、前記高圧燃料ポンプ1は、該高圧燃料ポンプ1内の
燃料を加圧するプランジャ2と、前記高圧燃料ポンプ1
の吐出量又は圧力を可変にするために位相制御されるソ
レノイド200と、該ソレノイド200のON信号にて
燃料の吸入通路10を閉弁させる吸入弁5とを有し、前
記制御装置は、ポンプ制御信号算出手段1502を有
し、該ポンプ制御信号算出手段1502は、前記ソレノ
イド200のON信号の出力タイミングを所定の位相の
範囲内に制限する位相制限手段1101を有しており、
該位相制限手段1101は、前記ソレノイド200のO
N信号の出力タイミングを、プランジャ2の下死点から
ソレノイド200の動作時間分遡った時点以降であっ
て、プランジャ2が上死点に到達するまでの時間以内に
制限しているので、制御できない位相にてソレノイド制
御信号が出力されることを防ぎ、燃焼圧力の上昇を確実
に行って燃焼の安定化及び排出ガス性能の改善を図るこ
とができる。
【0056】図14は、前記コントロールユニット51
5による前記高圧ポンプ1の動作タイミングチャートで
あり、カム角信号とクランク角信号とから生成されたR
EF信号1801が出力され、該REF信号1801を
基準にして位相制限手段1101による制限間隔190
4の後、ポンプ圧送可能位相範囲内の角度又は時間制御
でソレノイド制御信号1903が出力されるのが分か
る。よって、目標燃料圧力1901が大きく上昇するも
のの、プランジャ2の下死点における燃料吐出量を確保
することができるので、実燃料圧力である計測燃料圧力
1902が目標燃料圧力1901に迅速に追従し、従来
に比して燃圧の上昇が促進され、各インジェクタ54か
らの噴霧粒径の微粒化を促進させることができるととも
に、HCの排出量の低減も達成することができる。ま
た、エンジン始動時には、その始動時間の短時間化を図
ることができる。
【0057】また、本実施形態のポンプ制御信号算出手
段1502は、圧力差既定値算出手段1501による既
定値αに基づいて高圧燃料システムの安定化を図ってい
るので、筒内噴射エンジン507の信頼性の更なる向上
を図ることができる。
【0058】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱するこ
となく設計において種々の変更ができるものである。
【0059】例えば、前記実施形態では、高圧燃料ポン
プ1が排気弁526のカム軸上に配置されているが、吸
入弁514のカム軸上に配置、又はシリンダ507bの
クランク軸507dに同期させたものであっても良い。
【0060】さらに、前記実施形態のポンプ制御信号算
出手段1502は、基準角度演算手段704で算出した
位相を位相制限手段1101にて制限して基準角度RE
FANGをしているが、本発明はこれに限られることな
く、例えば、図15に示すように、基準角度演算手段7
04の基準角度REFANGにソレノイド作動遅れ補正
手段705を考慮して求めた出力開始角度STANGに
対して、すなわち、計算の最後に位相制限手段1101
による制限を行うもの、若しくは図16に示すように、
基準角度演算手段704のF/B制御量をF/B制限手
段1401にて制限を行って基準角度REFANGとす
るもの、又は図17に示すように、基準角度演算手段7
04のF/B制御量をF/B制限手段1401にて制限
するとともに、この値に対して位相制限手段1101に
て制限を行って基準角度REFANGとするものであっ
ても良い。なお、F/B制御は、コモンレール53の実
燃料圧力を目標燃料圧力に追従させるフィードバック制
御であり、このF/B制御量は、目標燃料圧力Ptarget
と実燃料圧力Prealの偏差により変化する。また、前記
実際の燃料圧力を前記目標となる燃料圧力に一致させる
制御量に対して制限を行うものであっても良い。
【0061】また、前記実施形態の位相制限手段110
1は、前記下限値のみ、若しくは前記上限値及び前記下
限値によって位相を制限して圧送可能位相としている
が、これのほか、エンジン状態に応じて出力位相範囲を
検索・演算するものであっても良く、又は、電子回路を
使用するものであっても良く、この場合にも前記同様の
効果を得ることができる。
【0062】さらに、前記実施形態のポンプ制御信号算
出手段1502では、目標燃料圧力Ptargetと計測燃料
圧力Prealとから高圧燃料システムの安定性の増加を図
っているが、図18に示す処理のフローチャートのよう
に行っても良いものであるである。
【0063】すなわち、ステップ1701では、例えば
10ms毎のように時間に同期した割込み処理が行われ、
ステップ1702では、燃圧入力処理手段703にて計
測燃料圧力Prealを読み込み、ステップ1703では、
目標燃圧算出手段702にてシステム上の目標燃料圧力
Ptargetを読み込み、ステップ1704では、目標燃料
圧力Ptargetと計測燃料圧力Prealとの圧力差が圧力差
既定値算出手段1501による既定値α以上であるか否
かを判定する。ここまでは、前記ステップ1601乃至
ステップ1604と同様である。
【0064】そして、2つの圧力差が既定値α以上であ
る場合、すなわちYESのときには、ステップ1705
に進んでタイマカウントアップ処理を行い、ステップ1
706に進む。
【0065】ステップ1706では、この時間がエンジ
ン状態に応じて検索された既定時間T1を超えているか
否かを判定し、既定時間T1を超えている場合、すなわ
ちYESのときにはステップ1708に進んで高圧ポン
プ1による加圧禁止制御を行ってステップ1710に進
んで一連の動作を終了する。なお、ステップ1708
は、燃料圧力上昇抑制の思想を持ち、既定圧力差以上で
既定時間経過した場合は高圧配管系に異常が起きたと考
えられるので、燃料圧力上昇を抑制することによりシス
テムの安全性向上に貢献する。
【0066】一方、ステップ1704にて2つの圧力差
が既定値α未満のときには、ステップ1707に進んで
タイマリセット処理をしてステップ1709に進む。ま
た、ステップ1706で既定時間T1を超えていないと
きにもステップ1709に進む。そして、ステップ17
09では、通常ポンプ制御、すなわち前記F/B制御を
行ってステップ1710に進んで一連の動作を終了す
る。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置
は、ソレノイド制御信号の出力範囲を所定の位相範囲内
に制限しているので、高圧燃料システムの異常時を含め
て、燃料圧力を最適、かつ、迅速に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポン
プ制御装置を備えたエンジンの全体構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置の内部構成図。
【図3】図1の高圧燃料ポンプを備えた燃料系システム
の全体構成図。
【図4】図3の高圧燃料ポンプの縦断面図。
【図5】図3の高圧燃料ポンプの動作タイミングチャー
ト。
【図6】図5の動作タイミングチャートの補足説明図。
【図7】図1の高圧燃料ポンプ制御装置による基本制御
ブロック図。
【図8】図1の高圧燃料ポンプ制御装置による基本制御
ブロック図。
【図9】図1の高圧燃料ポンプ制御装置の基本動作タイ
ミングチャート。
【図10】図1の高圧燃料ポンプ制御装置の基本動作タ
イミングチャート。
【図11】図1の高圧燃料ポンプ制御装置における制御
ブロック図。
【図12】図1の高圧燃料ポンプ制御装置の動作フロー
チャート。
【図13】図1の高圧燃料ポンプ制御装置の動作フロー
チャート。
【図14】図1の高圧燃料ポンプ制御装置における燃圧
制御時の動作タイミングチャート。
【図15】他の実施形態の高圧燃料ポンプ制御装置の制
御ブロック図。
【図16】他の実施形態の高圧燃料ポンプ制御装置の制
御ブロック図。
【図17】他の実施形態の高圧燃料ポンプ制御装置の制
御ブロック図。
【図18】他の実施形態の高圧燃料ポンプ制御装置の動
作フローチャート。
【図19】従来の高圧燃料ポンプ制御装置における燃圧
制御時の動作タイミングチャート。
【符号の説明】
1 高圧燃料ポンプ 2 プランジャ 5 吸入弁 11 吸入通路 54 燃料噴射弁 200 アクチュエータ(ソレノイド) 507 筒内噴射エンジン 507b 気筒 515 高圧燃料ポンプ制御装置(コントロールユニッ
ト) 701 アクチュエータの基本角度を算出する手段 702 目標となる燃料圧力を算出する手段 703 実際の燃料圧力を算出する手段 704 アクチュエータの基準角度を演算する手段 705 アクチュエータの作動遅れを補正する手段 706 アクチュエータの駆動信号の幅を算出する手段 1101 所定の位相の範囲内に制限する手段 1301 所定の位相の範囲内に制限する手段 1401 フィードバック制御量を制限する手段 1502 アクチュエータの駆動信号を算出する手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松藤 弘二 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD02 BA03 BA19 BA23 CA04U CD03 CE02 CE22 CE34 DA01 DA04 DC04 DC05 DC11 DC14 DC18

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒に備えられた燃料噴射弁と、該燃料
    噴射弁に燃料を圧送させる高圧燃料ポンプとを有する筒
    内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置において、 前記高圧燃料ポンプは、加圧室と、該加圧室内に設けた
    吸入弁及び吐出弁と、前記加圧室内の燃料を加圧するプ
    ランジャと、前記吸入弁を操作するアクチュエータとを
    有し、 前記制御装置は、前記高圧燃料ポンプの吐出量又は圧力
    を可変とするべく、前記アクチュエータの駆動信号を算
    出する手段を有し、該駆動信号を算出する手段は、前記
    アクチュエータの駆動信号の出力タイミングを所定の位
    相の範囲内に制限する手段を有することを特徴とする筒
    内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記アクチュエータの駆動信号の出力タイミング
    を、前記プランジャの下死点から前記アクチュエータ動
    作時間分遡った時点以降に制限することを特徴とする請
    求項1記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記アクチュエータの駆動信号の出力タイミング
    を、前記プランジャが上死点に到達する時点以内に制限
    することを特徴とする請求項2記載の筒内噴射エンジン
    の高圧燃料ポンプ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記アクチュエータの駆動信号の出力タイミング
    を、前記プランジャの下死点から上死点に達するまでの
    間、及び前記プランジャの下死点前であって前記アクチ
    ュエータ動作時間以内に制限することを特徴とする請求
    項1記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータの駆動信号を算出す
    る手段は、前記アクチュエータの基本角度、目標となる
    燃料圧力及び実際の燃料圧力に基づいて、前記アクチュ
    エータの基準角度を演算する手段と、前記アクチュエー
    タの作動遅れを補正する手段とを有し、これらの出力信
    号に基づいて前記アクチュエータの動作開始時間を算出
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記アクチュエータの基準角度を演算する手段から
    の出力信号に対して制限を行うことを特徴とする請求項
    5記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記アクチュエータの基準角度を演算する手段及び
    前記アクチュエータの作動遅れを補正する手段からの出
    力信号に対して制限を行うことを特徴とする請求項5記
    載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、エンジンの運転状態に応じて前記位相の範囲を検索
    することを特徴とする請求項6又は7記載の筒内噴射エ
    ンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の位相の範囲内に制限する手段
    は、前記実際の燃料圧力と前記目標となる燃料圧力との
    差から算出されるフィードバック制御量に対して制限を
    行うことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に
    記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の位相の範囲内に制限する手
    段は、前記実際の燃料圧力を前記目標となる燃料圧力に
    一致させる制御量に対して制限を行うことを特徴とする
    請求項5乃至8のいずれか一項に記載の筒内噴射エンジ
    ンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の位相の範囲内に制限する手
    段は、電子回路であることを特徴とする請求項1乃至1
    0のいずれか一項に記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料
    ポンプ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記アクチュエータの駆動信号を算出
    する手段は、前記アクチュエータの駆動信号の幅をエン
    ジン回転数又は及びバッテリ電圧によって可変させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載
    の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、実際の燃料圧力と目
    標となる燃料圧力とを比較し、その圧力差が所定値以上
    であって所定時間以上続いた場合には、前記高圧燃料ポ
    ンプに加圧を禁止させることを特徴とする請求項1乃至
    12のいずれか一項に記載の筒内噴射エンジンの高圧燃
    料ポンプ制御装置。
  14. 【請求項14】 前記制御装置は、実際の燃料圧力と目
    標となる燃料圧力とを比較し、その圧力差が所定値以上
    であって前記実際の燃料圧力が前記目標となる燃料圧力
    よりも小さい場合には、前記高圧燃料ポンプに全吐出さ
    せることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項
    に記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装置。
  15. 【請求項15】 前記制御装置は、実際の燃料圧力と目
    標となる燃料圧力とを比較し、その圧力差が所定値以上
    であって前記実際の燃料圧力が前記目標となる燃料圧力
    よりも大きい場合には、前記高圧燃料ポンプに加圧を禁
    止させることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか
    一項に記載の筒内噴射エンジンの高圧燃料ポンプ制御装
    置。
  16. 【請求項16】 前記所定値又は前記所定時間は、エン
    ジン状態に応じて検索されることを特徴とする請求項1
    3乃至15のいずれか一項に記載の筒内噴射エンジンの
    高圧燃料ポンプ制御装置。
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