JP2002187942A - ポリエステルの製造方法及びそれに用いるポリエステル用触媒 - Google Patents

ポリエステルの製造方法及びそれに用いるポリエステル用触媒

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JP2002187942A JP2000388484A JP2000388484A JP2002187942A JP 2002187942 A JP2002187942 A JP 2002187942A JP 2000388484 A JP2000388484 A JP 2000388484A JP 2000388484 A JP2000388484 A JP 2000388484A JP 2002187942 A JP2002187942 A JP 2002187942A
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実 内田
Misa Osaki
美沙 尾▲さき▼
Masatoshi Aoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のポリトリメチレンテレフタレートに比べ
て、エステル化、エステル交換、および重縮合反応性に
優れ、色調が良好でジプロピレングリコール含有量、カ
ルボキシル末端基量および不溶性異物の少ないポリエス
テル用触媒を提供する。 【解決手段】テレフタル酸を主成分とする芳香族ジカル
ボン酸又はそのエステル形成性誘導体とプロピレングリ
コール主成分とのエステル化反応又はエステル交換反応
により得られた生成物を重縮合せしめて、ポリエステル
を製造するに際し、エステル化又はエステル交換、およ
び/又は重縮合触媒として、アルカリ化合物を含有する
水、有機溶媒、又は水および有機溶媒の混合物でチタン
化合物を処理し、得られた該処理液を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主たる繰り返し単
位がプロピレンテレフタレートからなるポリエステルを
製造する方法及びそれに用いるポリエステル用触媒に関
する。さらに詳しくは、エステル化、又はエステル交
換、および/又は重縮合反応性に優れると共に、ポリマ
ー色調が良好であり、ジプロピレングリコール(以下D
PGという)含有量、末端カルボキシル基(以下COO
Hという)及び不溶性異物の少ないポリエステルの製造
方法及びそれに用いるポリエステル用触媒に関するもの
である。
【0002】なお、ここでいうDPGとは下記の構造式
を示すものである。
【0003】 HO−CH2CH2CH2−O−CH2CH2CH2−OH
【0004】
【従来の技術】ポリプロピレンテレフタレート(慣用名
ポリトリメチレンテレフタレート、以下PTTという)
は結晶化速度が高く、成形性に優れていることからエン
ジニアリングプラスチックとしてポリブチレンテレフタ
レートと同様に有用であり、大きな市場が期待されてい
る。
【0005】近年、安価な1,3−プロパンジオール
(以下PGという)の製造法が開発されるにつれて、P
TTは安価に製造される可能性が高くなってきたが、P
TTはその分子構造上、ポリエチレンテレフタレートに
比べて、重合反応速度が遅いため高分子量の重合体を製
造することが困難であり、重合触媒としては従来から低
温活性のあるチタン化合物が主に使用されてきた(例え
ば、特開昭51−140992号公報、特開平8−12
0521号公報、特開平11−172525公報等)。
【0006】しかしながら、触媒としてチタン化合物を
用いると、ポリマーが黄味に着色するだけでなく、重合
反応時に副反応が生成し易く、分解反応も促進(溶融熱
安定性の悪化)されるため、DPG量の増加やCOOH
量が増加し、耐加水分解性が低下する等の問題があっ
た。また、上記のチタン化合物は、PG等のグリコール
やポリエステルの反応系への溶解性が劣るため、単純に
これを触媒として添加した場合には、十分な重合活性を
得ることができないばかりでなく、不溶性異物としてポ
リマー中に残存するため、成形加工時のフィルターのろ
圧上昇、紡糸時の糸切れ、あるいは製膜時のフィルム破
れの原因になる等の好ましくない特性を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の問題点を克服し、エステル化、又はエステル交
換、および/又は重縮合反応性に優れると共に、色調が
良好であり、DPG含有量、COOH量及び不溶性異物
の少ないPTTの製造方法及びそれに用いるポリエステ
ル用触媒を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、テレフタル酸(以下TPAという)を主成分と
する芳香族ジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体
およびPGを主成分とするジオールとのエステル化反応
又はエステル交換反応により得られた生成物を重縮合せ
しめて、主たる繰り返し単位がプロピレンテレフタレー
トからなるポリエステルを製造するに際し、エステル化
又はエステル交換、および/又は重縮合触媒として、ア
ルカリ化合物を含有する水、有機溶媒、又は水および有
機溶媒の混合物でチタン化合物を処理し、得られたチタ
ン化合物を含有する該処理液を添加することを特徴とす
る、ポリエステルの製造方法により達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の主たる繰り返し単位がプ
ロピレンテレフタレートからなるポリエステルは、酸成
分としてTPAを主成分とする芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル形成性誘導体であり、グリコール成分とし
ては、PGを主成分とするジオールから構成される。
【0010】また、本発明のポリエステルには、本発明
の目的とする効果を損なわない範囲で、共重合成分とし
てアジピン酸、イソフタル酸、セバシン酸、フタル酸、
4,4’−ジフェニルジカルボン酸、スルホイソフタル
酸のアルカリ金属塩、スルホイソフタル酸のホスホニウ
ム塩等のジカルボン酸およびそのエステル形成性誘導
体、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、
エチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール等のジオキシ化合物、p−(β−オ
キシエトキシ)安息香酸等のオキシカルボン酸およびそ
のエステル形成性誘導体等を共重合してもよい。
【0011】本発明のチタン化合物は、アルカリ化合物
を含有する水、有機溶媒、又は水および有機溶媒の混合
物でチタン化合物を処理し、得られたチタン化合物を含
有する該処理液を添加することが必要である。
【0012】本発明におけるチタン化合物は、特に限定
されない。チタンアルコキシド、チタンアシレートおよ
びチタンキレートからなる群から選ばれる少なくとも1
種の有機チタン化合物が好ましく、具体的には、テトラ
−n−プロピルチタネート(以下TnPTという)、テ
トライソプロピルチタネート(以下TPTという)、テ
トラ−n−ブチルチタネート(以下TBTという)、テ
トラ−t−ブチルチタネート、テトラフェニルチタネー
ト、テトラシクロヘキシルチタネート、テトラベンジル
チタネート、テトラステアロキシチタネート、テトラ−
n−プロピルチタネートポリマー、テトライソプロピル
チタネートポリマー、テトラ−n−ブチルチタネートポ
リマー、テトラ−t−ブチルチタネートポリマー等のチ
タンアルコキシド、あるいはこれらの混合チタネート、
トリ−n−ブトキシチタンステアレート、イソプロポキ
システアレート等のチタンアシレート、あるいはこれら
の混合チタネート、ジイソプロポキシチタンビスアセチ
ルアセトネート、ジヒドロキシ・ビスラクタトチタン等
のチタンキレート、あるいはこれらの混合チタネートが
挙げられる。
【0013】これらのうち比較的安価で、分子量が低く
チタン原子の含有比率の高いTnPT、TPT、TBT
が好ましく、TBTが最も好ましい。また、これらのチ
タン化合物の2種以上を併用してもよい。
【0014】本発明のアルカリ化合物とは広義のアルカ
リ化合物であって、例えば理化学辞典(第3版増補版、
岩波書店、1982)等で示されるように水溶液で塩基
性を示すものの総称であり、アルカリ金属、アルカリ土
類金属の水酸化物、それ以外にアルカリ金属炭酸塩、ア
ンモニア、アミン及びその誘導体からなる群等を含めた
もの全体をいう。
【0015】本発明においては、これらアルカリ化合物
のうち、含窒素化合物を用いると、得られるポリマーの
色調が特に良好となり、好ましい。
【0016】本発明の好ましい含窒素化合物は、例えば
次の式1または式2で表される化合物を挙げることがで
きる。
【0017】
【式1】 (但し、式1中、R1 、R2 およびR3 は水素原子、ア
ルキル基、アリール基、アリル基から選ばれる基を表
す。)
【0018】
【式2】 (但し、式2中、R1 、R2 、R3 およびR4 は水素原
子、アルキル基、アリール基、アリル基から選ばれる基
を表す。) より具体的には、式1の化合物としては、アンモニア
や、ジエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン(以下TEAという)、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、等が挙げられる下。式2の化合物として
は、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエ
チルアンモニウム(以下EAHという)、水酸化テトラ
プロピルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウ
ム、水酸化トリメチルベンジルアンモニウム、等を挙げ
ることができる。
【0019】また、式1又は式2以外の化合物として、
式1又は式2の化合物の誘導体や、エチレンジアミン、
テトラエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピ
リジン、キノリン、ピロリン、ピロリドン、ピペリジン
等を用いてもよい。
【0020】本発明の含窒素化合物としては、上記した
化合物の中でも、第3級アミン化合物または第4級アン
モニウム化合物が、得られるポリエステル中での異物生
成が少なく好ましい。さらに好ましくは、280℃以下
の温度で揮発する化合物であると、最終的に得られるポ
リエステル中の残留量が少なくなり、該ポリエステルの
色調がより良好となり好ましい。このような化合物とし
てはトリメチルアミン、TEA、トリプロピルアミン、
トリブチルアミン等の第3級アミン化合物や、水酸化テ
トラメチルアンモニウム、EAH、水酸化テトラプロピ
ルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、水
酸化トリメチルベンジルアンモニウム、等の第4級アン
モニウム化合物が挙げられる。
【0021】本発明のアルカリ化合物を含有する水、有
機溶媒、又は水および有機溶媒の混合物でチタン化合物
を混合処理した処理液を添加することが必要であるが、
特にアルカリ化合物を水と混合し、水溶液とした後、該
水溶液にチタン化合物を混合処理すると、チタン化合物
が水溶液に均一に分散あるいは溶解し、ポリエステル中
での異物生成が抑制されるため好ましい。また、このチ
タン化合物を含有する処理液をPG等のポリエステルを
形成するジオール成分で希釈した後、反応系に添加する
と、急激な温度変化による局部的な濃縮等が起こりにく
くなるため、不溶性異物の生成がなく、さらに好まし
い。
【0022】このようにチタン化合物を予めアルカリ化
合物を含有する水、有機溶媒又は水及び有機溶媒の混合
物に対してアルカリ化合物の濃度が、0.05〜20重
量%、より好ましくは0.1〜10重量%にすると、そ
の後に添加するチタン化合物が分散あるいは溶解がより
容易に進行するため、好ましい。
【0023】また、ポリエステルの反応系、すなわちエ
ステル化、又はエステル交換反応、及び/又は重縮合反
応系に添加する上記の処理液としては、チタン化合物を
チタン原子換算で0.02〜10重量%、アルカリ化合
物を0.05〜20重量%の濃度にすると、得られるポ
リマー中の不溶性異物が少なくなり、好ましい。また、
アルカリ化合物が含窒素化合物の場合には窒素原子換算
で0.005〜10重量%の濃度にすると、得られるポ
リマー中の不溶性異物が少なく好ましい。
【0024】本発明におけるアルカリ化合物で処理した
チタン化合物を含有した処理液の反応系への添加時期
は、エステル化反応開始前、エステル化反応中、エステ
ル化反応後、又はエステル交換反応開始前、エステル交
換反応中、エステル交換反応後、および/又は重縮合開
始前等であるが、特に限定されるものではない。
【0025】本発明におけるポリエステルは、以下のよ
うな方法によって得られる。例えば、(1)ジメチルテ
レフタレートとPGを原料とし、エステル交換反応によ
って低重合量体を得、さらにその後の重縮合反応によっ
て製造する、(2)TPAとPGを原料とし、直接エス
テル化反応によって低分子量のPTTまたはそのオリゴ
マーを得、さらにその後の重縮合反応によって製造する
等、によって得ることができる。ここでエステル化、又
はエステル交換、および/又は重縮合触媒として、アル
カリ化合物で処理したチタン化合物を含有した処理液を
使用するが、少量のアンチモン化合物、スズ化合物やゲ
ルマニウム化合物、あるいはマンガン、コバルト、亜鉛
等の化合物を触媒に用いて進行させてもよく、また、エ
ステル化又はエステル交換反応が実質的に完結した後
に、該反応に用いた触媒を不活性化する目的で、リン化
合物を添加してもよい。また、重縮合反応はエステル
化、又はエステル交換反応に用いたチタン化合物の活性
をそのまま利用して重縮合せしめるか、新たにチタン化
合物を添加、あるいは各種触媒化合物を添加して進行さ
せてもよい。
【0026】本発明の製造方法は、(1)又は(2)の
一連のエステル化、又はエステル交換反応の初期から反
応終了後、および/又は重縮合反応の初期に、本発明の
特定のアルカリ化合物で処理したチタン化合物を含有す
る処理液を添加し、エステル化、又はエステル交換反応
を行い、さらに重縮合反応を進行させて、PTTを得る
ものである。
【0027】また、上記の反応は回分式、半回分式ある
いは連続式等の形式で実施されるが、本発明の製造方法
はそのいずれの形式にも適用し得る。
【0028】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。なお、実施例中の各特性値は次の方法によって
求めた。 (1)ポリマーの極限粘度(以下IVという) オルソクロロフェノールを溶媒として25℃で測定し
た。 (2)ポリマー中の金属含有量 蛍光X線により求めた。 (3)ポリマーの色調 スガ試験機(株)社製の色差計(SMカラーコンピュー
タ型式SM−3)を用いて、ハンター値(L,a,b
値)として測定した。 (4)ポリマーのDPG量 VARIAN社UNITYINOVA600型を用い
て、1H−NMRを測定し、得られたシグナルの積分比
から定量した。 (5)ポリマーのCOOH量 Mauriceらの方法[Anal.Chim.Act
a,22,p363(1960)]によった。 (6)不溶性異物(透明性)の有無 重合操作終了後、ガラス重合管中の溶融ポリマーを観察
して、不溶性異物の有無を判定した。
【0029】○ :不溶性異物は認められない。
【0030】× :不溶性異物がみられる。
【0031】実施例1 予めPG80部に、EAHを20重量%含有する水溶液
10部を添加、撹拌し均一混合液を得た。さらに該混合
液にTBT10部を添加・混合し、EAH、水及びTB
Tを含有する均一な処理液を調整した。
【0032】一方、高純度TPA98重量部、PG61
重量部を反応器に仕込み、エステル化反応触媒として、
先に調整したPG、EAH、水及びTBTを含有する均
一な処理液を添加(TBT0.01重量部)し、140
〜240℃まで撹拌しながら4時間かけて昇温、撹拌
し、その後、水の留出が認められなくなるまで、さらに
240℃で撹拌を行い、エステル化反応を進行させた。
エステル化反応終了後、先に調整した処理液(TBT
0.075重量部)を追添加した。
【0033】その後、低重合体を30rpmで撹拌しな
がら、反応系を240から260℃まで徐々に昇温する
と共に、圧力を40Paまで下げた。最終温度、最終圧
力到達までの時間は60分とした。所定のトルクとなっ
た時点で反応系を窒素パージし、常圧に戻し重縮合反応
を停止し、冷水にストランド状に吐出、直ちにカッテン
グしてポリエステルのペレットを得た。なお、減圧開始
から所定の撹拌トルクまでの時間は3時間05分であっ
た。
【0034】得られたポリマーの固有粘度は0.88、
DPG量1.1モル%、COOH量は18当量/トン、
ポリマーの色調は、L値61.6、a値0.4、b値
6.4であり、不溶性異物は認められなかった。重合反
応性、ポリマー特性とも良好なポリエステルのペレット
を得た。
【0035】実施例2〜7、比較例1〜2 金属化合物又はアルカリ化合物の種類、量を変更して調
整した処理液を用い、実施例1と同様にしてエステル化
および重合した。結果を表1に示した。
【0036】本発明の特許請求の範囲にあるものは、い
ずれも良好なポリマー特性を有するものが得られたが、
チタン化合物をアルカリ化合物で処理せず、そのまま用
いたもの(比較例1)や、三酸化アンチモンを用いて重
合したもの(比較例2)は、実施例1〜7に比べてエス
テル化および重合反応性が劣るばかりでなく、ポリマー
色調の悪化、DPG量、COOH量の増加や不溶性異物
が認められた。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明のポリエステルの製造方法及びポ
リエステル用触媒によって、エステル化、又はエステル
交換、および/又は重縮合反応性に優れ、色調が良好で
あり、DPG含有量、COOH量および不溶性異物の少
ないポリマを得ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA03 AB04 AB07 AC01 BA04 CB06A JB131 JB171 JC021 JC091 JC751 JF321 KE02 KE05 KE09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレフタル酸を主成分とする芳香族ジカル
    ボン酸又はそのエステル形成性誘導体および1,3−プ
    ロパンジオールを主成分とするジオールとのエステル化
    反応又はエステル交換反応により得られた生成物を重縮
    合せしめて、主たる繰り返し単位がプロピレンテレフタ
    レートからなるポリエステルを製造するに際し、エステ
    ル化又はエステル交換、および/又は重縮合触媒とし
    て、アルカリ化合物を含有する水、有機溶媒、又は水お
    よび有機溶媒の混合物でチタン化合物を処理し、得られ
    たチタン化合物を含む処理液を添加することを特徴とす
    るポリエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】チタン化合物がチタンアルコキシド、チタ
    ンアシレートおよびチタンキレートからなる群から選ば
    れる少なくとも1種の有機チタン化合物であることを特
    徴とする請求項1記載のポリエステルの製造方法。
  3. 【請求項3】アルカリ化合物が、含窒素化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のポリエステルの製
    造方法。
  4. 【請求項4】含窒素化合物が第3級アミン化合物又は第
    4級アンモニウム化合物であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項記載のポリエステルの製造方法。
  5. 【請求項5】チタン化合物およびアルカリ化合物を含有
    してなる処理液であって、媒体が水、有機溶媒、又は水
    および有機溶媒の混合物からなるポリエステル用触媒。
  6. 【請求項6】チタン化合物をチタン原子換算で0.02
    〜10重量%、アルカリ化合物を0.05〜20重量
    %、それぞれ含有することを特徴とする請求項5記載の
    ポリエステル用触媒。
  7. 【請求項7】予めアルカリ化合物を含有する水、有機溶
    媒、又は水および有機溶媒の混合物とし、その後チタン
    化合物を添加することを特徴とする請求項5又は6記載
    のポリエステル用触媒の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008266660A (ja) * 2008-08-11 2008-11-06 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリトリメチレンテレフタレート樹脂及びその製造方法
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CN115521587A (zh) * 2022-09-26 2022-12-27 无锡市兴盛新材料科技有限公司 一种聚对苯二甲酸丁二醇酯树脂颗粒及其生产方法

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