JP2002187301A - 印刷装置の発熱体の角度調整方法及び角度調整構造 - Google Patents

印刷装置の発熱体の角度調整方法及び角度調整構造

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JP2002187301A
JP2002187301A JP2000390179A JP2000390179A JP2002187301A JP 2002187301 A JP2002187301 A JP 2002187301A JP 2000390179 A JP2000390179 A JP 2000390179A JP 2000390179 A JP2000390179 A JP 2000390179A JP 2002187301 A JP2002187301 A JP 2002187301A
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Toshiaki Kyoi
聡明 京井
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Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角度調整の煩雑さがなく、コスト上昇を抑え
うる印刷装置の発熱体の角度調整方法を提供すること。 【解決手段】 リボン装着軸(20)に取り付けたリボ
ン(22)がリボン巻き取り軸(24)へ移動する移動
経路(26)をはさんで、発熱体(28)を有するサー
マルヘッド(30)と、発熱体に対向して位置するよう
にプラテン(32)とを配置した印刷装置の発熱体の角
度を調整する方法である。発熱体(28)のリボン(2
2)との接触点(C)を中心としてサーマルヘッド(3
0)を円弧運動させ、発熱体(28)の角度を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は 、発熱体を有する
サーマルヘッドと、前記発熱体に対向するように配置し
たプラテンとを備える印刷装置の前記発熱体の角度を調
整する方法と、発熱体の角度を調整する構造とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ラベルにバーコードなどを印刷
する場合、テープ状のリボンを使用することがある。こ
のリボンには冷時剥離タイプと、熱時剥離タイプとがあ
る。冷時剥離タイプは、サーマルヘッドの発熱体によっ
て加熱され、ラベルに転写されたインクが固まったと
き、リボンをラベルから剥離する。一方、熱時剥離タイ
プは、サーマルヘッドの発熱体によって加熱され、ラベ
ルに転写されたインクが熱い溶融状態のとき、リボンを
ラベルから剥離する(特許第3032403号公報)。
【0003】熱時剥離タイプのリボンを使用する印刷装
置では、リボンの移動経路の下流側となるサーマルヘッ
ドのエッジに発熱体を配置する(前記特許公報)ことか
ら、印刷装置を組み立てたときとか、サーマルヘッドを
交換するときとかに、特に、前記発熱体の角度調整が必
要となる。
【0004】発熱体の角度調整には2つの方法があっ
た。1つの方法は、同一円周上の直径方向に位置する2
つの円弧状スリットをユニットフレームに設けると共
に、各円弧状スリットに差し込まれるピンによってサー
マルヘッドをユニットフレームに支持させてユニットと
し、このユニットをプリンタ本体に取り付けるものであ
る。別の方法は、サーマルヘッドの発熱体と取付部との
角度を変えたものをユニットとして作っておき、適切な
ユニットを選定してこのユニットをプリンタ本体に取り
付けるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2つの円弧状スリット
を使用する方法では、サーマルヘッドを2つの円弧状ス
リットに沿って動かすと、発熱体の水平面に対する角度
が変わり、同時に発熱体の水平方向の位置も変わってし
まう。このように、発熱体とプラテンとの位置関係が変
わるため、その位置関係を所定に保ちながら角度を調整
しなければならず、煩雑である。
【0006】一方、サーマルヘッドの発熱体と取付部と
の角度を変えたものを前もって作ったユニットを使用す
る方法では、煩雑さは少ないが、種々の角度のユニット
を作るため部品コストが高くなってしまう。また、印刷
装置の組立に先立ってユニット単品での調整が必要とな
る。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、煩雑さが少なく、コス
ト上昇を抑えうる印刷装置の発熱体の角度調整方法及び
角度調整構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、発熱体を有するサーマルヘッドと、前記発熱
体に対向するように配置したプラテンとの間に用紙を導
いて印刷する印刷装置の前記発熱体の角度を調整する方
法であって、前記発熱体の前記用紙との接触点を中心と
して前記サーマルヘッドを円弧運動させ、前記発熱体の
角度を調整することを特徴とする、印刷装置の発熱体の
角度調整方法に存する。請求項2記載の発明の要旨は、
発熱体を有し、この発熱体を用紙の移動方向の下流側エ
ッジに設けたサーマルヘッドと、前記発熱体に対向する
ように配置したプラテンとの間に前記用紙を導いて印刷
する装置の前記発熱体の角度を調整する方法であって、
前記発熱体の前記用紙との接触点を中心として前記サー
マルヘッドを円弧運動させ、前記発熱体の角度を調整す
ることを特徴とする、印刷装置の発熱体の角度調整方法
に存する。請求項3記載の発明の要旨は、前記発熱体を
実質的に水平方向へ移動し、前記発熱体の位置を調整す
ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の印刷装置
の発熱体の角度調整方法に存する。請求項4記載の発明
の要旨は、ユニットフレームを介してプリンタ本体に取
り付けられる、発熱体を有するサーマルヘッドと、前記
発熱体に対向するように配置したプラテンとを備え、前
記発熱体と前記プラテンとの間に用紙を導いて印刷する
印刷装置の前記発熱体の角度を調整する構造であって、
前記サーマルヘッドを固定的に取り付けたサブフレーム
を備え、このサブフレームは、前記発熱体の前記用紙と
の接触点を中心として前記サーマルヘッドを円弧運動さ
せるように前記ユニットフレームに支持された、印刷装
置の発熱体の角度調整構造に存する。請求項5記載の発
明の要旨は、第1のユニットフレームを介してプリンタ
本体に取り付けられる、発熱体を有するサーマルヘッド
と、前記発熱体に対向するように配置したプラテンとを
備え、前記発熱体と前記プラテンとの間に用紙を導いて
印刷する印刷装置の前記発熱体の角度を調整する構造で
あって、前記サーマルヘッドを固定的に取り付けたサブ
フレームと、前記発熱体の前記用紙との接触点を中心と
して前記サーマルヘッドを円弧運動させるように前記サ
ブフレームを支持する第2のユニットフレームとを備
え、この第2のユニットフレームは、実質的に水平方向
へ移動可能に前記第1のユニットフレームに支持され
た、印刷装置の発熱体の角度調整構造に存する。請求項
6記載の発明の要旨は、前記発熱体が前記用紙の移動方
向の下流側となる前記サーマルヘッドのエッジに設けら
れた、請求項4又は5に記載の印刷装置の発熱体の角度
調整構造に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】発熱体の角度調整方法は、印刷装
置を模式的に示す図11を参照すると、発熱体28を有
するサーマルヘッド30と、発熱体28に対向するよう
に配置したプラテン32との間に用紙34を導いて印刷
する印刷装置の発熱体28の角度を調整する方法であ
る。
【0010】図示の実施形態では、リボン装着軸20に
取り付けたリボン22がリボン巻き取り軸24へ移動す
る移動経路26と、用紙34の移動経路とをはさんでサ
ーマルヘッド30とプラテン32とを配置し、用紙34
を発熱体28とプラテン32との間に導いてリボン22
のインクをラベルに印刷する。
【0011】リボン22は熱時剥離タイプであり、発熱
体28は、移動経路26の下流側、つまり移動方向の下
流側となるサーマルヘッド30のエッジに配置されてい
る。これ自体は公知の部品によるもので公知である。
【0012】本発明では、発熱体28の用紙34との接
触点Cを中心としてサーマルヘッド30を、実線と仮想
線で示すように円弧運動させ、発熱体28の角度を調整
する。図示の実施形態のように、リボン22を使用する
場合、発熱体28のリボン22との接触点Cを中心とし
てサーマルヘッド30を円弧運動させ、発熱体28の角
度を調整する。この明細書で用紙との接触点とは、リボ
ンを使用する印刷の場合におけるリボンとの接触点を含
む意味である。
【0013】この調整方法によれば、サーマルヘッド3
0の円弧運動の中心は、常に発熱体28の用紙34との
接触点Cであり、固定点となるため、角度調整に付随し
て、発熱体28のプラテン32に対する水平方向位置が
変わることはない。
【0014】リボンが冷時剥離タイプである場合、一般
的には、移動経路26の上流側エッジ及び下流側エッジ
の中間となるサーマルヘッドの部位に発熱体を位置さ
せ、ほぼ水平に配置されたサーマルヘッドを使用する。
また、リボンが冷時剥離タイプである場合、特殊な態様
では、図11に示した下流側エッジに発熱体28を位置
させたサーマルヘッド30を使用すると共に、転向ロー
ラ31をサーマルヘッド30から水平方向へ間隔をおい
て配置することがあるが、これらの場合にも本発明によ
る発熱体の角度調整方法を実施できる。すなわち、使用
するリボンのタイプに関係なく、また発熱体の位置がエ
ッジであるか、中間部位であるかに関係なく、本発明に
よる発熱体の角度調整方法を実施することにより、発熱
体28のプラテン32に対する水平方向位置を変えるこ
となく、発熱体28の角度を調整できる。
【0015】発熱体の角度調整方法の別の発明は、再び
図11を参照すると、発熱体28を有し、この発熱体2
8を移動経路26の下流側エッジに設けたサーマルヘッ
ド30と、発熱体28に対向するようにプラテン32と
を配置し、発熱体28とプラテン32との間に用紙34
を導いてこの用紙34に印刷する装置の発熱体28の角
度を調整する方法である。
【0016】図示の実施形態では、用紙34はラベルを
上側に有する台紙の形態である。用紙34が発熱体28
とプラテン32との間に導かれ、リボン22のインクが
発熱体28によって溶融され、ラベルに転写される。
【0017】用紙34への印刷に先立って、発熱体28
のリボン22との接触点Cを中心としてサーマルヘッド
30を円弧運動させ、発熱体28の角度を調整する。
【0018】この印刷方法によれば、熱時剥離タイプの
リボンを使用することが可能であるから、作業性を高め
ることができる。また、発熱体28のプラテン32に対
する水平方向位置を変えることなく、発熱体28の角度
を調整し、リボン22及び用紙34に対する発熱体28
の姿勢を最適に調整することができる。
【0019】一般には、発熱体28の角度を調整するこ
とによって、発熱体28の用紙34に対する姿勢を最適
に保ちうる。しかし、発熱体28の角度を調整すると、
発熱体28のプラテン32に対する姿勢が変わることか
ら、発熱体28とプラテン32との接触関係を調整する
ことが好ましい場合もある。その場合、発熱体28を実
質的に水平方向へ移動し、発熱体28の位置を調整す
る。具体的には、発熱体28を有するサーマルヘッド3
0を水平方向へ移動し、発熱体28とプラテン32との
接触関係を最適にする。
【0020】発熱体28の水平方向位置を調整する場
合、発熱体28の角度調整をした後、発熱体28を水平
方向へ移動してもよく、逆に、まず水平方向へ移動して
位置調整をし、その後、発熱体28の角度調整をしても
よい。
【0021】次に、前述の角度調整方法を実施する、印
刷装置の発熱体の角度調整構造を説明する。この角度調
整構造は、再び図11を参照すると、ユニットフレーム
41を介してプリンタ本体36に取り付けられる、発熱
体28を有するサーマルヘッド30と、発熱体28に対
向するように配置されたプラテン32とを備え、発熱体
28とプラテン32との間に用紙34を導いてこの用紙
34に印刷する装置において発熱体28の角度を調整す
る。
【0022】図示の実施形態では、リボン装着軸20に
取り付けたリボン22がリボン巻き取り軸24へ移動す
る移動経路26と、用紙34の移動経路とをはさんでサ
ーマルヘッド30とプラテン32とを配置し、リボン装
着軸20とリボン巻き取り軸24とをプリンタ本体36
に取り付けた印刷装置において発熱体28の角度を調整
する。
【0023】印刷装置の要部を示す図1ないし図10に
おいて、いくつかの部材が重なって位置することとなる
ため、図1及び図2に示したサーマルヘッド30と、サ
ブフレーム40とを正投影法に基づいて記載し、その他
の部材は仮想線で示してある。
【0024】角度調整構造は、正面視の図1と、側面視
の図2とを参照すると、発熱体28を有するサーマルヘ
ッド30を固定的に取り付けたサブフレーム40を備え
る。このサブフレーム40は、発熱体28の用紙との接
触点Cを中心としてサーマルヘッド30を円弧運動させ
るようにユニットフレームに支持される。
【0025】図示の実施形態では、サーマルヘッド30
の発熱体28は、リボン22の移動経路26(図11)
の下流側となるサーマルヘッド30のエッジに設けられ
ている。
【0026】一方、サブフレーム40は、図1において
サーマルヘッド30の左右に配置される一対のフレーム
プレート42と(図1には右側のフレームプレート42
のみを示してある)、一対のフレームプレート42を結
合する連結ビーム43とを有する。サーマルヘッド30
を連結ビーム43にねじ止めし、連結ビーム43を一対
のフレームプレート42にねじ止めして、サーマルヘッ
ド30はサブフレーム40に固定的に取り付けられてい
る。
【0027】サブフレーム40のフレームプレート42
は、発熱体28のリボンとの接触点Cを中心にした円筒
状の支点軸44を有する。この支点軸44は外方へ向け
て、つまりサーマルヘッド30とは反対側へ向けて突出
されている。フレームプレート42は、更に、支点軸4
4を中心とした円弧状のスリット45を有する。
【0028】一方、ユニットフレーム41は、正面視の
図3と、側面視の図4とを参照すると、支点軸44を回
転可能に挿入する凹み46と、内方へ向けて突出され
た、スリット45を滑動可能なピン47とを有する。支
点軸44を凹み46に差し込み、ピン47をスリット4
5に差し込んで、サブフレーム40はユニットフレーム
41に支持される。その結果、サブフレーム40は、支
点軸44の周りを、スリット45とピン47とによって
規制された範囲で回動する。ユニットフレーム41は、
サブフレーム40を支持したユニットとして形成され、
それ自体公知の結合構造によってプリンタ本体36(図
11)に固定的に取り付けられる。
【0029】側面視の図5及び図6を参照すると、ユニ
ットフレーム41は支点軸44を中心とした円弧面48
を有する。この円弧面48に設けた穴をねじ49が貫通
してサブフレーム40に向けて伸び、サブフレーム40
のねじ穴にねじ込まれている。ねじ49を十分にねじ込
むと、ワッシャ50が円弧面48に押し付けられ、サブ
フレーム40はユニットフレーム41に固定される。さ
らに、調節ねじ51がユニットフレーム41にねじ込ま
れ、図5及び図6においてサブフレーム40の左側面に
つき当てられている。
【0030】ねじ49を緩め、調節ねじ51を緩めてサ
ブフレーム40を図において反時計方向Aへ動かすと、
スリット45とピン47とに相対動きが生じてサーマル
ヘッド30は反時計方向Aへ回動する(図5)。逆に、
調節ねじ51を締め込んでサブフレーム40を図におい
て時計方向Bへ動かすと、スリット45とピン47とに
相対動きが生じてサーマルヘッド30は時計方向Bへ回
動する(図6)。この回動の間、サブフレーム40は支
点軸44を中心として円弧運動するため、発熱体の用紙
との接触点Cは、図において左右方向の位置を変えるこ
となく、角度調整される。角度調整した後、ねじ49を
ねじ込んで締め付け、サブフレーム40をユニットフレ
ーム41に固定する。
【0031】印刷装置の発熱体の角度を調整するには、
前述の構造でよい。しかし、発熱体の角度を調整すると
共に、発熱体のプラテンに対する水平方向位置を調整す
ることが好ましい場合、次のようにする。
【0032】正面視の図7と、側面視の図8とを参照す
ると、印刷装置は、発熱体28を有するサーマルヘッド
30を、第1のユニットフレーム54を介してプリンタ
本体36(図11)に取り付けるように形成される。す
なわち、サーマルヘッド30を固定的に取り付けたサブ
フレーム40を、発熱体28の用紙との接触点Cを中心
としてサーマルヘッド30が円弧運動するように第2の
ユニットフレーム56に支持させる。そして、第2のユ
ニットフレーム56を実質的に水平方向へ移動可能に第
1のユニットフレーム54に支持させる。第1のユニッ
トフレーム54は、第2のユニットフレーム56を支持
したユニットとして形成され、それ自体公知の結合構造
によってプリンタ本体36(図11)に固定的に取り付
けられる。
【0033】サブフレーム40は前述の角度調整構造に
用いたものと同じである。また、第2のユニットフレー
ム56のサブフレーム40に対する構造は、前述のユニ
ットフレーム41と同じであるため、同じ符号を付け、
説明を省略する。
【0034】図示の実施形態では、第1のユニットフレ
ーム54は水平方向へ間隔をおいて一対の長穴58を、
図7における左右の側壁55に有する(図7には右側の
側壁のみを示してある)。長穴58は長軸が水平方向へ
伸びるように設けられている。一方、第2のユニットフ
レーム56は各長穴58に滑動可能に差し込まれるロー
ラ60を側壁に有する。したがって、ローラ60を各長
穴58に差し込んで第2のユニットフレーム56を第1
のユニットフレーム54に支持させると、第2のユニッ
トフレーム56は第1のユニットフレーム54に対して
水平方向へ移動可能である。
【0035】サブフレームを省略した側面視の図9と図
10とを参照すると、第2のユニットフレーム56が図
において左方Dへ移動したとき(図9)と、第2のユニ
ットフレーム56が右方Eへ移動したとき(図10)と
では、発熱体のリボンとの接触点Cがプラテン32に対
して水平方向へ位置を変えていることが分かる。
【0036】本発明は前述の実施形態に制限されるもの
ではない。例えば、サーマルヘッド30やプラテン3
2、サブフレーム40の形状及び配置は、印刷装置に応
じて任意に選定できる。また、ラベルを有する台紙を用
紙34として用いているが、用紙34はラベルのない紙
とすることもできる。さらに、リボン22を使用し、リ
ボンのインクを用紙34に転写する形態について説明し
たが、これに代えて、感熱紙を用紙34として使用する
ことにより、リボン装着軸20やリボン巻き取り軸24
を省略した印刷装置においても実施できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、発熱体の角度を調整し
ても、発熱体とプラテンとの位置関係が変わらないた
め、角度調整に煩雑さがない。また、サブフレームを従
来の印刷装置に加えただけであるため、部品コストが高
くなるのを抑えることができ、印刷装置を組み立てた後
に発熱体の角度調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の発熱体の角度調整構造
に使用する部品の正面図で、右側部分のみを示してあ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1に示した部品に別の部品を加えた状態の正
面図で、右側部分のみを示し、さらに新しく加えた部品
を仮想線で示してある。
【図4】図3の右側面図で、新しく加えた部品を仮想線
で示してある。
【図5】図1ないし図4に示した角度調整構造の作用を
示す、図3と同様な側面図である。
【図6】図1ないし図4に示した角度調整構造の作用を
示す、図3と同様な側面図である。
【図7】図3に示した部品に別の部品を加えた状態の正
面図で、右側部分のみを示し、さらに新しく加えた部品
を仮想線で示してある。
【図8】図7の右側面図で、新しく加えた部品を仮想線
で示してある。
【図9】図1ないし図4と、図7及び図8とに示した角
度調整構造の作用を示す、図8と同様な側面図である。
【図10】図1ないし図4と、図7及び図8とに示した
角度調整構造の作用を示す、図8と同様な側面図であ
る。
【図11】本発明に係る印刷装置の発熱体の角度調整方
法と、角度調整装置とを示す模式図である。
【符号の説明】
20 リボン装着軸 22 リボン 24 リボン巻き取り軸 26 移動経路 28 発熱体 30 サーマルヘッド 31 転向ローラ 32 プラテン 34 用紙 36 プリンタ本体 40 サブフレーム 41 ユニットフレーム 42 フレームプレート 43 連結ビーム 44 支点軸 45 スリット 46 凹み 47 ピン 48 円弧面 49 ねじ 50 ワッシャ 51 調節ねじ 54 第1のユニットフレーム 55 側壁 56 第2のユニットフレーム 58 長穴 60 ローラ A,B,D,E 方向 C 接触点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体を有するサーマルヘッドと、前記
    発熱体に対向するように配置したプラテンとの間に用紙
    を導いて印刷する印刷装置の前記発熱体の角度を調整す
    る方法であって、 前記発熱体の前記用紙との接触点を中心として前記サー
    マルヘッドを円弧運動させ、前記発熱体の角度を調整す
    ることを特徴とする、印刷装置の発熱体の角度調整方
    法。
  2. 【請求項2】 発熱体を有し、この発熱体を用紙の移動
    方向の下流側エッジに設けたサーマルヘッドと、前記発
    熱体に対向するように配置したプラテンとの間に前記用
    紙を導いて印刷する装置の前記発熱体の角度を調整する
    方法であって、 前記発熱体の前記用紙との接触点を中心として前記サー
    マルヘッドを円弧運動させ、前記発熱体の角度を調整す
    ることを特徴とする、印刷装置の発熱体の角度調整方
    法。
  3. 【請求項3】 前記発熱体を実質的に水平方向へ移動
    し、前記発熱体の位置を調整することを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の印刷装置の発熱体の角度調整方
    法。
  4. 【請求項4】 ユニットフレームを介してプリンタ本体
    に取り付けられる、発熱体を有するサーマルヘッドと、
    前記発熱体に対向するように配置したプラテンとを備
    え、前記発熱体と前記プラテンとの間に用紙を導いて印
    刷する印刷装置の前記発熱体の角度を調整する構造であ
    って、 前記サーマルヘッドを固定的に取り付けたサブフレーム
    を備え、 このサブフレームは、前記発熱体の前記用紙との接触点
    を中心として前記サーマルヘッドを円弧運動させるよう
    に前記ユニットフレームに支持された、印刷装置の発熱
    体の角度調整構造。
  5. 【請求項5】 第1のユニットフレームを介してプリン
    タ本体に取り付けられる、発熱体を有するサーマルヘッ
    ドと、前記発熱体に対向するように配置したプラテンと
    を備え、前記発熱体と前記プラテンとの間に用紙を導い
    て印刷する印刷装置の前記発熱体の角度を調整する構造
    であって、 前記サーマルヘッドを固定的に取り付けたサブフレーム
    と、 前記発熱体の前記用紙との接触点を中心として前記サー
    マルヘッドを円弧運動させるように前記サブフレームを
    支持する第2のユニットフレームとを備え、 この第2のユニットフレームは、実質的に水平方向へ移
    動可能に前記第1のユニットフレームに支持された、印
    刷装置の発熱体の角度調整構造。
  6. 【請求項6】 前記発熱体は、前記用紙の移動方向の下
    流側となる前記サーマルヘッドのエッジに設けられた、
    請求項4又は5に記載の印刷装置の発熱体の角度調整構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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