JP2002186905A - 加振機 - Google Patents

加振機

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JP2002186905A JP2000384055A JP2000384055A JP2002186905A JP 2002186905 A JP2002186905 A JP 2002186905A JP 2000384055 A JP2000384055 A JP 2000384055A JP 2000384055 A JP2000384055 A JP 2000384055A JP 2002186905 A JP2002186905 A JP 2002186905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大周波数を容易に引上げることの出来る加
振機を提供する。 【解決手段】 加振機1の振動部2を、凹部21aを有
する座体21と該座体21の凹部21aを閉塞する蓋体
22とを備えて構成する。これにより、振動部2は、駆
動コイル104、コイル枠103、蓋体22及び座体2
1の等価質量と、非剛体である駆動コイル104とコイ
ル枠103の間のバネ定数とにより決まる共振周波数に
加え、蓋体の一部の質量と、当該蓋体の撓みに起因する
バネ定数とにより決まる共振周波数を更に有することと
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業製品等の被試
験体について振動試験を行う為の加振機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工業製品等の振動試験に使用
する加振機としては、例えば図5に示すものがある。こ
の図5に示す様に加振機100は、加振部本体101に
よりその主要部が構成される。加振部本体101の内部
には、上下2段に配設された励磁コイル102,102
と、コイル枠103に装着された駆動コイル104を有
する振動部105とが備えられている。
【0003】以下、この加振機100の動作原理を説明
する。励磁コイル102,102には、電源(図示せ
ず)から直流電流が給電されており、その周囲に静磁場
が生じている。ここで、駆動コイル104に電源(図示
せず)から交流電流が給電されると、その交流電流が励
磁コイル102,102によって生じる磁場と作用し
て、支持バネ106にて加振部本体101に拘束された
振動部105が上下方向に振動する。これにより、振動
部105に載置される被試験体(図示せず)について振
動試験が行われる様になっている。
【0004】次に、この加振機100の振動特性につい
て説明する。図6は、加振機100における振動部10
5の振動特性を示す図であり、横軸は周波数(振動
数)、縦軸は加速度(振動レベル)を示す。この図6に
示す様に、振動部105は、周波数がその共振周波数f
に達したときに共振して振動レベルが最大となる。ここ
で、共振周波数fは、コイル枠103の質量及び駆動コ
イル104の質量を含めた等価質量mと、これらコイル
枠103及び駆動コイル104の間のバネ定数kとで決
まり、次の式(1)で表される。
【数1】
【0005】尚、等価質量mは、コイル枠103の質量
をma、駆動コイル104の質量をmbとすると、次の式
(2)で表される。
【数2】
【0006】一方、図6に示す様に、共振周波数fを若
干越える周波数fb以上の高周波領域では、振動部10
5の振動レベルが所定の値以下となる。そこで、加振機
100で試験可能な最大周波数をfbと設定している。
【0007】ところで、工業製品の信頼性確保などの理
由から、より高周波領域での振動試験を実施するための
試みが従来よりなされている。これを実現するために
は、振動部105の共振周波数fをより高周波領域に引
上げる必要があり、具体的には、式(1)及び式(2)
に示す関係に従って、コイル枠103の質量及び駆動コ
イル104の質量を小さくするか、又はこれらコイル枠
103及び駆動コイル104の間のバネ定数kを大きく
するといった試みがなされていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
枠103の質量及び駆動コイル104の質量を小さくす
るならば、加振機100の安定性及び剛性が低下し、一
方、コイル枠103及び駆動コイル104の間のバネ定
数kを大きくすることには物理的限界があるため、高周
波領域での試験が可能な加振機の設計は非常に困難なの
が現状である。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、最大周波数を容易に引上げることの出来る加
振機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すべく次の様な特徴を備える。尚、以下には発明特定
事項に対応する実施の形態の構成を、図面参照符号を付
して括弧書きにて記す。
【0011】請求項1記載の発明は、振動部(2)と、
該振動部を加振する加振手段(例えば、図1に示す励磁
コイル102,102)と、を備える加振機(1)にお
いて、前記振動部は、少なくとも3つの部材(例えば、
図1に示す座体21、蓋体22、及び駆動コイル10
4)により構成され、前記加振手段により前記振動部を
加振させた場合に、当該各部材に起因して少なくとも2
つの共振周波数を有する様に当該各部材同士が結合され
ていることを特徴としている。
【0012】請求項1記載の発明において、加振手段
は、少なくとも3つの部材により構成される振動部を加
振するが、この振動部を構成する各部材同士は、当該各
部材に起因して少なくとも2つの共振周波数を有する様
に結合されているので、振動部は少なくとも2つの共振
周波数を有することとなる。従って、振動部を加振する
過程で、最初の共振が終了した後に再び共振をむかえる
こととなり、最初の共振が終了した後に振動部の振動レ
ベルが低下するのを回避出来るので、最大周波数を容易
に引上げることが出来る。
【0013】請求項2記載の発明は、コイル(例えば、
図1に示す駆動コイル104)及び該コイルを装着する
為のコイル枠(103)を備えた振動部(2)と、該振
動部を加振する加振手段(例えば、図1に示す励磁コイ
ル102,102)と、を具備する加振機(1)におい
て、前記振動部は、前記コイル枠に取り付けられる座体
(21)と、前記座体に一部のみを拘束され、前記加振
手段による加振時には、前記座体に拘束されない部分が
自重により撓み得る少なくとも一つの蓋体(22)と、
を備え、前記加振手段により前記振動部を加振させた場
合に、前記蓋体における、前記座体に拘束されない部分
の質量と、当該蓋体の撓みに起因するバネ定数と、によ
り決まる第1の共振周波数、及び前記蓋体、前記座体、
前記コイル枠、及び前記コイルの等価質量と、前記コイ
ルと前記コイル枠との間のバネ定数と、により決まる第
2の共振周波数、の少なくとも2つの共振周波数を有す
ることを特徴としている。
【0014】ここで、前記等価質量Mは、前記蓋体の質
量をM1、前記座体の質量をM2、前記コイル枠の質量
をM3、前記コイルの質量をM4とすると、次の式
(3)で表される。
【数3】
【0015】請求項2記載の発明において、振動部は、
コイルと、そのコイルを装着する為のコイル枠と、その
コイル枠に取り付けられる座体と、その座体に一部のみ
を拘束される少なくとも一つの蓋体とを備える。加振手
段は、この振動部を加振するが、このとき蓋体における
座体に拘束されない部分が自重により撓むので、蓋体に
おいて1つの振動系が構成される。その振動系の共振周
波数、即ち第1の共振周波数は、蓋体における座体に拘
束されない部分の質量と、蓋体の撓みに起因するバネ定
数とにより決まる。
【0016】また、非剛体である前記コイルと剛体であ
る前記コイル枠との間は、あたかもバネが設けられてい
る様な構造となっているので、広い観点でみると、蓋体
と座体とコイル枠とコイルとにおいてもう一つの振動系
が構成される。その振動系の共振周波数、即ち第2の共
振周波数は、蓋体、座体、コイル枠、及びコイルの等価
質量Mと、コイルとコイル枠との間のバネ定数とにより
決まる。
【0017】従って、振動部は第1の共振周波数と第2
の共振周波数の少なくとも2つの共振周波数を有するこ
ととなる。これにより、振動部を加振する過程で、第2
の共振周波数における最初の共振が終了した後に再び第
1の共振周波数における共振をむかえることとなり、最
初の共振が終了した後に振動部の振動レベルが低下する
のを回避出来るので、最大周波数を確実かつ容易に引上
げることが出来る。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の加
振機において、前記蓋体(22)は、平面円形を成す板
状のものであって、平面視において半径方向周端部が前
記座体(21)に均等に支持され、且つ半径方向周端部
の一部のみが前記座体に固着されるものであることを特
徴とする。
【0019】請求項3記載の発明によれば、平面円形を
なす板状の蓋体は、平面視において半径方向周端部の一
部のみが座体に固着されるが、この周端部が座体に均等
に支持されているので、加振手段による振動時において
も蓋体の撓みに起因して蓋体と座体との固着部分に生じ
る応力集中を低減出来ると共に、振動部の剛性を確保出
来る。また、蓋体が座体に均等に支持されるので、振動
部の安定性を確保出来る。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の加振機において、前記座体(21)は、凹部(21
a)を有し、前記蓋体(22)は当該凹部を閉塞する様
に取り付けられていることを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明による効果に加え、蓋体が座体の凹部を
閉塞する様に取り付けられており、蓋体と座体との間に
は中空部分が形成されるので、その分だけ振動部全体と
しての質量を軽量化出来る。従って、剛性及び安定性を
確保しつつ、共振周波数を引上げることが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を参照して本
発明の実施の形態について詳細に説明する。先ず図1
は、本発明に係る加振機1の主要部構成を示す縦断面概
略図である。この加振機1は、振動部2、加振部本体1
01、一対の励磁コイル102,102、コイル枠10
3に装着された駆動コイル104、及び支持バネ106
から略構成されている。
【0023】尚、図1に示す加振機1おいて、図4と同
じ符号を付した各部は、図4に示す加振機100の構成
要素と同様である為それらについての詳細な説明は省略
する。
【0024】本発明に係る加振機1は、振動部2を、凹
部21aを有する座体21と、該座体21の凹部21a
を閉塞する蓋体22と、を備えて構成した点を最大の特
徴としている。座体21は、アルミ等からなる円柱状の
金属の内部をくりぬいて形成されたものである。蓋体2
2は、平面視において円形状を成す板状のものである。
また、この蓋体22は、高炭素鋼等の金属から成るもの
であり、当該振動部2の振動時には、微小ではあるが撓
む様になっている。
【0025】また、図1に示す如く蓋体22は、その周
縁部が座体21によって均等に支持されており、且つそ
の周縁部の一部のみが複数のテーブルインサート23…
によって座体21に固着されている。かくして、振動部
2の内部には、円柱状の中空部分が形成されている。
【0026】尚、テーブルインサート23…は、図2に
示す如く蓋体22の上面周縁部に均等間隔で配置されて
いる。これらテーブルインサート23…は、上述の様に
座体21と蓋体22とを固着する為のものであるが、更
にその頭部には、被試験体を取り付ける為の螺子溝23
aが形成されている。
【0027】図3は、被試験体の取付態様を示す図であ
る。図3において、符号30は被試験体、符号31は治
具、符号32はボルトを表している。被試験体30は、
振動試験の対象となるものであり、例えば工業製品とし
てのプリント基板や小型電子機器等がこれに相当する。
治具31には、種々の形状を有する被試験体30が直接
固定される様になっている。また、この治具31には、
ボルト32が貫通し得る貫通孔が設けられている。
【0028】被試験体30を振動部2に取り付ける際
は、治具31の貫通孔にボルト32を貫通させ、貫通さ
せたボルト32をテーブルインサート23の頭部に形成
された螺子溝23aに螺合させる。この様にして、治具
31に直接固定される被試験体30を、振動部2に取り
付けることが出来る。
【0029】次に、振動部2の振動態様について説明す
る。振動部2は、支持バネ106を介して上下方向に振
動するわけであるが、このとき、蓋体22におけるテー
ブルインサート23…で拘束されない中央部分は、自重
による慣性力で振動方向に微小ではあるが撓む。
【0030】従って、振動部2の振動時には、蓋体22
において1つの振動系が構成され、振動部2の振動周波
数が一定の値に達すると、当該蓋体22が共振する。こ
の共振周波数(以下、「fx」と表記する。)は、蓋体
22の一部(テーブルインサート23…で拘束されない
中央部分)の質量m1と、蓋体22の撓みに起因するバ
ネ定数k1とで決まり、次の式(4)で表される。
【数4】
【0031】また、非剛体の駆動コイル104は、剛体
のコイル枠103に装着されているので、これら駆動コ
イル104とコイル枠103とを合わせたものは剛体を
構成するものではない。一方、座体21と蓋体22とコ
イル枠103とは固着されており、これらにおいて剛体
が構成されている。
【0032】従って、広い観点でみると、座体21、蓋
体22、コイル枠103、及び駆動コイル104におい
て、もう一つの振動系が構成されている。そして、振動
部2の振動周波数が一定の値に達すると駆動コイル10
4が共振する。この共振周波数(以下、「fy」と表記
する。)は、座体21、蓋体22、コイル枠103、及
び駆動コイル104の等価質量Mと、コイル枠103と
駆動コイル104間のバネ定数k2とで決まり、次の式
(5)で表される。
【数5】
【0033】ここで、等価質量Mは、蓋体22の質量
(全質量)をM1、座体21の質量をM2、コイル枠1
03の質量をM3、駆動コイル104の質量をM4とす
ると、次の式(6)で表される。
【数6】
【0034】従って、当該加振機1は、振動時には、2
つの共振周波数fx及びfyを有することとなる。以
下、加振機1の振動特性について説明する。図4は、加
振機1における振動部2の振動特性を示す。図4におい
て、横軸は周波数(振動数)、縦軸は加速度(振動レベ
ル)を示している。上述の様に、当該加振機1は、2つ
の共振周波数fx及びfyを有するので、周波数がそれ
らfx及びfyに達したとき蓋体22又は駆動コイル1
04が共振して振動レベルが著しく増大する。
【0035】尚、振動部2は、式(4)、式(5)、及
び式(6)に従って、2つの共振周波数fxとfyとが
適度に近隣する様に設計するのが好ましい。この様にす
れば、図4に示す様に、共振周波数fyにおける最初の
共振を経た後も、共振周波数fxにおける次の共振まで
は、振動レベルが所定の値を下回ることを回避出来る。
【0036】一方、図4に示す様に、共振周波数fxを
若干越える周波数fmax以上の高周波領域では、振動部
2の振動レベルが所定の値以下となる。従って、当該加
振機1で試験可能な最大周波数をfmaxに予め設定して
おくとよい。
【0037】以上説明した様に、本実施の形態における
加振機1によれば、2つの共振周波数を有するので、周
波数が上昇する過程で振動部2は、最初の共振が終了し
た後に、再び共振をむかえる。これにより、最初の共振
が終了した直後に振動部2の振動レベルが所定の値を下
回るのを回避出来る。従って、加振機2で試験可能な最
大周波数を実質的に引上げることが出来る。即ち、振動
部2を上記の様に構成するだけで、加振機1の最大周波
数を容易に引上げることが出来る。
【0038】また、蓋体22は、平面視において半径方
向周端部の一部のみがテーブルインサート23…にて座
体21に固着されるが、この周端部が座体21に均等に
支持されているので、振動時においても蓋体22の撓み
に起因して蓋体22と座体21との固着部分に生じる応
力集中を低減出来ると共に、振動部2の剛性を確保出来
る。また、蓋体22が座体21に均等に支持されるの
で、振動部2の安定性を確保出来る。
【0039】更に、蓋体22が座体21の凹部21aを
塞ぐように取り付けられており、蓋体22と座体21と
の間には中空部分が形成されるので、その分だけ振動部
2全体としての質量を軽量化出来る。従って、剛性及び
安定性を確保しつつ、共振周波数を引上げることが出来
る。
【0040】更に、本実施の形態における加振機1は、
図5に示すような周知の一般的な加振機の振動部に相当
する部分のみを設計変更するだけで構成出来る。従っ
て、当該加振機1は比較的容易に実現出来る。
【0041】尚、本実施の形態における記述内容は、本
発明を適用した加振機の好適な一例であり、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0042】例えば、振動部2は共振周波数を2つ有す
る構成としたが、振動部2に複数の蓋体22を同時に備
えることで、2つ以上の共振周波数を有する加振機を構
成することも出来る。
【0043】また、振動部2は、質量やバネ定数が異な
る複数の蓋体22を、座体21に適宜取替え得る様に構
成してもよい。その様にすれば、様々な条件の振動試験
を容易に実施出来る。一方、振動部2の蓋体22と座体
21とを一体的に形成してもよい。この場合は、振動部
2の構成を簡素化出来る。
【0044】更に、加振機1は、振動部2の中空部分の
気圧を調節する機構を備る様にしてもよい。その場合は
蓋体22のバネ定数k1を可変に出来る。更に、中空部
分に弾性体などを充填してもよい。
【0045】更に、振動部2の加振方法は特に限定され
ない。例えば、励磁コイル102,102を永久磁石で
代用してもよい。また、ポンプ等の周知の圧力調節手段
を採用し、気圧や油圧により振動部2を加振する様にし
てもよい。
【0046】その他、ボルト32やテーブルインサート
23の数量といった加振機1の細部構成、及び動作に関
しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜
に変更可能であることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、振動部を
加振する過程で最初の共振が終了した後に再び共振をむ
かえる為、最初の共振が終了した後の振動部の振動レベ
ルの低下を阻止出来るので、最大周波数を容易に引上げ
ることが出来る。
【0048】請求項2記載の発明によれば、振動部を加
振する過程で、第2の共振周波数における最初の共振が
終了した後に再び第1の共振周波数における共振をむか
えることとなり、最初の共振が終了した後に振動部の振
動レベルが低下するのを阻止出来るので、最大周波数を
確実かつ容易に引上げることが出来る。
【0049】請求項3記載の発明によれば、蓋体が座体
に均等に支持されるので、加振手段による振動時におい
ても蓋体の撓みに起因して蓋体と座体との固着部分に生
じる応力集中を低減出来ると共に、振動部の剛性を確保
出来る。また、振動部の安定性も確保出来る。
【0050】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明による効果に加え、蓋体と座体との間に
は中空部分が形成されるので、その分だけ振動部全体と
しての質量を軽量化出来る。従って、剛性及び安定性を
確保したまま、共振周波数を引上げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による加振機を示す縦断面概略図。
【図2】実施の形態による加振機の平面概略図。
【図3】被試験体の加振機への取付態様を示す図。
【図4】実施の形態による加振機の周波数特性を示す
図。
【図5】従来技術に係る加振機の縦断概略図。
【図6】従来技術に係る加振機の周波数特性を示す図。
【符号の説明】
1 加振機 2 振動部 21 座体 21a 凹部 22 蓋体 23 テーブルインサート 23a 螺子溝 30 被試験体 31 治具 32 ボルト 100 加振機 101 加振部本体 102 励磁コイル 103 コイル枠 104 駆動コイル 105 振動部 106 支持バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動部と、該振動部を加振する加振手段
    と、を備える加振機において、 前記振動部は、少なくとも3つの部材により構成され、 前記加振手段により前記振動部を加振させた場合に、当
    該各部材に起因して少なくとも2つの共振周波数を有す
    る様に、当該各部材同士が結合されていることを特徴と
    する加振機。
  2. 【請求項2】コイル及び該コイルを装着する為のコイル
    枠を備えた振動部と、該振動部を加振する加振手段と、
    を具備する加振機において、 前記振動部は、 前記コイル枠に取り付けられる座体と、 前記座体に一部のみを拘束され、前記加振手段による加
    振時には、前記座体に拘束されない部分が自重により撓
    み得る少なくとも一つの蓋体と、を備え、 前記加振手段により前記振動部を加振させた場合に、 前記蓋体における、前記座体に拘束されない部分の質量
    と、当該蓋体の撓みに起因するバネ定数と、により決ま
    る第1の共振周波数、及び前記蓋体、前記座体、前記コ
    イル枠、及び前記コイルの等価質量と、前記コイルと前
    記コイル枠との間のバネ定数と、により決まる第2の共
    振周波数、の少なくとも2つの共振周波数を有すること
    を特徴とする加振機。
  3. 【請求項3】前記蓋体は、平面円形を成す板状のもので
    あって、平面視において半径方向周端部が前記座体に均
    等に支持され、且つ半径方向周端部の一部のみが前記座
    体に固着されるものであることを特徴とする請求項2記
    載の加振機。
  4. 【請求項4】前記座体は、凹部を有し、前記蓋体は当該
    凹部を閉塞する様に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項2又は3記載の加振機。
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