JP2002186700A - 競技者管理システム及び競技者の管理方法 - Google Patents

競技者管理システム及び競技者の管理方法

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JP2002186700A
JP2002186700A JP2000388295A JP2000388295A JP2002186700A JP 2002186700 A JP2002186700 A JP 2002186700A JP 2000388295 A JP2000388295 A JP 2000388295A JP 2000388295 A JP2000388295 A JP 2000388295A JP 2002186700 A JP2002186700 A JP 2002186700A
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JP2000388295A
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Sadayuki Oki
節行 大木
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AKUTEIBU LIFE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】競技者の競技の妨げとはならず、しかも、競技
者がスタートしてからゴールするまでの中間ポイントに
て競技者の通過を検知することができるようにする。 【解決手段】競技者が携帯自在であると共に各競技者夫
々に固有の固有信号を発信可能である発信手段1と、競
技者の通過を検知する検知ポイントにおいて前記固有信
号を受信可能である受信手段2とを備える競技者管理シ
ステムであって、前記発信手段1を構成するに、その発
信手段1に備えられる電池3からの電力により、所定時
間毎に前記固有信号として電波を発信自在に設け、前記
受信手段2を構成するに、その発信手段より発信される
電波を受信するためのアンテナとして、指向性の受信用
アンテナ部6を備えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競技者管理システ
ム及び競技者の管理方法に関し、更に詳しくは、競技コ
ースに設定される検知ポイントにおいて、競技者の通過
を検知して、競技者の各種管理を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、選手に限らず一般市民までも、各
種競技(マラソン、クロスカントリー、トライアスロン
等)に競技者として参加することができる機会が増えた
ため、各種競技会に参加する競技者の人数は数百人〜数
千人、ときには1万人を超えることもある。そこで、各
競技者毎にゴールしたことの確認を正確にできるよう
に、競技者夫々に固有の固有信号を発信可能なIDタグ
(発信手段の一例)を携帯させ、そのIDタグから発信
される固有信号を受信することによる管理が行われてい
る。従来、かかるIDタグは、特定の呼び掛け信号を受
信することにより固有の固有信号を発信可能に構成され
ており、前記呼び掛け信号を発信自在かつ前記固有信号
を受信自在な受信手段としてのハンディアンテナやマッ
ト型アンテナと対として使用されている。
【0003】つまり、ハンディアンテナの場合には、例
えば、競技者のゼッケンにIDタグを取り付けておき、
競技者がゴールラインを通過したら、ハンディアンテナ
を持ったハンディアンテナ要員がそのハンディアンテナ
を競技者の背中(つまりIDタグが取り付けてあるゼッ
ケン付近)に近づける。すると、ハンディアンテナから
の呼び掛け信号をIDタグが受信して固有信号を発信
し、その固有信号をハンディアンテナで読み取り、適宜
固有信号のデータ処理を行うことで、機械的に確実にゴ
ールポイントを通過した競技者を確認することができる
(第一従来技術)。また、マット型アンテナの場合に
は、例えば、競技者の足元付近(靴紐や足首等)にID
タグを取り付けておき、一方、競技コース上のゴールラ
イン付近一帯にマット型アンテナを敷設しておく。する
と、競技者がゴールライン付近にて、競技コース上に敷
設されたマット型アンテナ上を通過する際に、競技者夫
々に取り付けておいたIDタグがマット型アンテナから
の呼び掛け信号を受信して固有信号を発信し、その固有
信号をマット型アンテナで読み取り、適宜固有信号のデ
ータ処理を行うことで、機械的に確実にゴールポイント
を通過した競技者を確認することができる(第二従来技
術)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来の技術では、IDタグと受信手段との間にて
呼び掛け信号や固有信号の送受信を行うためには、ID
タグと受信手段とをほとんど接触するぐらいに近接させ
る必要があることから種々の問題点があり、新たな競技
者の管理の技術が必要とされている。つまり、前記第一
従来技術によれば、ハンディアンテナを競技者の身体付
近に近接させる必要があるため、競技中の競技者の邪魔
とならないように、競技者が競技を終えた後、つまりゴ
ールラインを通過した後でないとかかる確認作業を行う
ことができない。このため、競技コース上のスタート地
点からゴール地点までの中間に検知ポイントを設けて、
競技者の通過を確認することはできないという問題があ
る。
【0005】前記第二従来技術によれば、競技コース上
のスタート地点からゴール地点までの中間における検知
ポイント付近にも、ゴール地点と同様にして、その一帯
にマット型アンテナを敷設しておけば、競技者の通過を
確認することも可能ではある。一方、かかるコース上に
敷設されたマット型アンテナはやはり競技者の障害物と
なるため、競技コースの途中にてそのような障害物があ
ると、競技者が競技だけに集中することができず、競技
の妨げとなる問題があった。しかも、マット型アンテナ
は、コース上の検知ポイント付近一帯に敷設可能なもの
であることから、その全体形はかなり大きなものであ
り、運搬や設置等の作業性からも問題があった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、競技者の競技の妨げとはなら
ず、しかも、競技者がスタートしてからゴールするまで
の中間ポイントにて競技者の通過を検知することができ
るようにするところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、図1に例示するごとく、競技者が携帯自在で
あると共に各競技者夫々に固有の固有信号を発信可能で
ある発信手段1と、競技者の通過を検知する検知ポイン
トにおいて前記固有信号を受信可能である受信手段2と
を備える競技者管理システムであって、前記発信手段1
を構成するに、その発信手段1に備えられる電池3から
の電力により、所定時間毎に前記固有信号として電波を
発信自在に設け、前記受信手段2を構成するに、その発
信手段2より発信される電波を受信するためのアンテナ
として、指向性の受信用アンテナ部6を備えさせてある
ところにある。
【0008】〔作用効果〕発信手段は、その発信手段に
備えられる電池からの電力により、所定時間毎に前記固
有信号として電波を発信自在に設けて構成されている。
よって、受信手段等からの呼び掛け信号を受信してから
応答して固有信号を発信したり、受信手段等からの電磁
波で供給される電力により固有信号を発信するものとは
異なり、固有信号を発信するにあたっては、発信手段に
備えられる電池からの電力により、所定時間毎に固有信
号として電波を自己発信する。このため、発信手段は、
固有信号の発信ミスを起こし難くなり、確実に固有信号
を発信可能となる。
【0009】そして、受信手段は、指向性の受信用アン
テナ部により、発信手段から発信される電波を受信でき
る。この為、受信用アンテナ部を競技空間コース外に設
置しながらも、その電波検知帯域が競技者の進行する競
技コース空間に存在するようにして、発信手段から発信
される電波すなわち固有信号を受信可能とすることがで
きる。つまり、固有信号の受信にあたっては、受信用ア
ンテナ部と発信手段とが離れていても、かかる電波検知
帯域にて発信手段から固有信号が発信されれば、その発
信された固有信号を受信して、競技者の通過を確認する
ことができるため、競技者の競技の妨げとなることはな
い。しかも、かかる受信用アンテナ部は、特定方向に対
する電波検知帯域が広域であればよいので、例えば八木
アンテナやケーブルアンテナや平面アンテナやパラボラ
アンテナ等の従来の指向性アンテナを用いることがで
き、コンパクトなものにすることができる。このため、
かかる受信用アンテナ部自体若しくは受信手段の運搬や
設置等の作業性も改善される。
【0010】従って、競技者の競技の妨げとはならず、
しかも、競技者がスタートしてからゴールするまでの中
間ポイントにて競技者の通過を検知することができる競
技者管理システムを提供することができるようになる。
更に、かかる競技者管理システムによれば、競技者の通
過を検知する確実性を向上させることができると共に、
その運搬や設置等の作業性を向上させることもできる。
【0011】請求項2記載の発明の特徴構成は、図1,
3に例示するごとく、競技者に、各競技者夫々固有の固
有信号を発信可能である発信手段1を備えさせ、競技者
の通過を検知する検知ポイントにおいて前記固有信号を
受信手段2により受信して、各競技者の検知ポイントに
おける通過を管理する競技者の管理方法であって、前記
発信手段1を構成するに、その発信手段1に備えられる
電池3からの電力により、所定時間毎に前記固有信号と
して電波を発信自在に設け、前記受信手段2を構成する
に、その発信手段1より発信される電波を受信するため
のアンテナとして、指向性の受信用アンテナ部6を備え
させて、前記受信用アンテナ部6を前記検知ポイントに
設置するにあたり、その設置箇所が競技者の進行する競
技コース空間外に設けると共に、その電波検知帯域9が
前記競技コース空間を横断するようにするところにあ
る。
【0012】〔作用効果〕上記特徴構成を備える競技者
の管理方法によれば、前述した請求項1の特徴構成によ
る作用効果と同様に、競技者の競技の妨げとはならず、
しかも、競技者がスタートしてからゴールするまでの中
間ポイントにて競技者の通過を検知することができるよ
うになる。更に、かかる競技者の管理方法によれば、競
技者の通過を検知する確実性を向上させることができる
と共に、その運搬や設置等の作業性を向上させることも
できる。しかも、受信用アンテナ部を設置するにあたっ
て、その電波検知帯域が競技者の進行する競技コース空
間を横断するようにすることで、検知ポイントにおいて
競技コース空間を進行する競技者を漏れなく、一層確実
に検知することができるようになる。
【0013】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記請
求項2記載の特徴構成に加えて、前記受信手段に、前記
固有信号が受信された時刻を記録する時刻記録部を備え
させるところにある。
【0014】〔作用効果〕前記受信手段は、時刻記録部
により固有信号を受信した時刻を記録することができ
る。よって、競技者が検知ポイントを通過した際の時刻
を知ることができるので、予め競技がスタートしたスタ
ート時刻をひかえておけば、かかる時刻記録部により記
録される時刻からスタート時刻を差し引き計算すること
で、競技者のスタート地点から検知ポイントまでのタイ
ムを正確に知ることができる。また、検知ポイントが複
数ある場合には、同様にして検知ポイント間でのタイム
を正確に知ることも可能となる。従って、競技者の検知
ポイントまでのタイムを正確に計時することができ、利
便である。
【0015】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記請
求項2又は3に記載の特徴構成に加えて、前記受信手段
は、前記受信用アンテナ部の電波検知帯域を調整自在で
あるところにある。
【0016】〔作用効果〕先述した如く、発信手段から
発信される電波は、受信手段に備えられる受信用アンテ
ナ部の電波検知帯域において発信されたときに受信され
る。このため、検知ポイントで競技者の通過を確認する
ためには、かかる電波検知帯域において、発信手段から
固有信号として電波が必ず発信される必要がある。とこ
ろが、競技の種類によって競技者の移動速度は種々様々
であり、競技者に携帯される発信手段から固有信号が発
信される所定時間当たりに、競技者が移動する距離は異
なることから、競技者が電波検知帯域を通過する間に発
信手段から固有信号が発信されない虞もある。そこで、
受信用アンテナ部がその電波検知帯域を調整自在であれ
ば、各種の競技に対応した電波検知帯域の大きさに設定
することで、競技者が電波検知帯域を通過中に必ず発信
手段から固有信号が発信され、その固有信号を受信手段
にて受信することができるようになる。(また、受信す
る固有信号のデータ処理等の用途に合わせて電波検知帯
域を適宜調整することもできる。) よって、競技者の通過検知の信頼性を向上させることが
でき、しかも、競技毎に複数のアンテナを準備しておく
必要がないので利便でもある。
【0017】請求項5記載の発明の特徴構成は、前記請
求項2〜4の何れか1項に記載の特徴構成に加えて、前
記発信手段は、前記電波を少なくとも1秒間に1回発信
自在であるところにある。
【0018】〔作用効果〕先述の如く、発信手段から発
信される電波は、受信手段に備えられる受信用アンテナ
部の電波検知帯域において発信されたときに受信される
ため、検知ポイントで競技者の通過を確認するには、か
かる電波検知帯域において、発信手段から固有信号とし
て電波が必ず発信される必要がある。そこで、発信手段
はかかる電波を少なくとも1秒間に1回発信するので、
競技者の移動速度が速い場合であっても、検知ポイント
で電波検知帯域において固有信号が受信され、漏れなく
確実に競技者の通過を確認することができるようにな
る。従って、かかる競技者の通過検知の信頼性を向上さ
せることができる。
【0019】請求項6記載の発明の特徴構成は、前記請
求項2〜5の何れか1項に記載の特徴構成に加えて、前
記電波は、周波数が10MHz〜900MHzの電波で
あるところにある。
【0020】〔作用効果〕発信手段から発信される電波
は、周波数が10MHz〜900MHzの電波であるか
ら、雨・雪・構造物等その他の送受信に障害となるもの
の影響を受け難く、また、消費電力を小さくすることが
でき、しかも、発信手段と受信手段との間で固有信号を
高速で送受信することができる。従って、発信手段はコ
ンパクトで軽量なものとすることができるため、競技者
が携帯してもさして気にならないものとなり、競技の妨
げとなることがなくなる。しかも、0.001秒単位で
時刻を記録することもできるようになり、競技者の移動
速度が速い場合であっても、必要十分な時間計測が可能
にもなる。
【0021】請求項7記載の発明の特徴構成は、前記請
求項2〜6の何れか1項に記載の特徴構成に加えて、競
技者のうち、所定時間が経過するまでに前記検知ポイン
トにおける通過が検知されない非通過競技者を特定する
第一判別手段を設け、前記非通過競技者に備えられる前
記固有信号を受信可能な、無指向性の広域検知アンテナ
部を備える探査手段を設けて、前記固有信号をたよりに
前記非通過競技者の位置を特定するところにある。
【0022】〔作用効果〕多数の競技者の中には、例え
ば、競技コースを間違って異なる方面を進行している競
技者、急病のため競技コース途中で倒れた競技者、途中
でリタイアして競技コースの途中や競技コースから外れ
た地点に取り残されてしまった競技者など、ゴール地点
(検知ポイントの一例)にまでたどり着かない人が発生
することもある。ところが、先述した如く従来の技術で
は、唯一設けられる検知ポイントとしてのゴール地点に
まで、スタートしてからたどり着かない人を確認するこ
とはできるものの、次のような問題があった。つまり、
先述の如く、IDタグと受信手段との間にて呼び掛け信
号や固有信号の送受信を行うためには、IDタグと受信
手段とをほとんど接触するぐらいに近接させる必要があ
ることから、そのようなたどり着かない人々の捜索を行
うに際し、IDタグと受信手段を有効活用するのは困難
であり、感などの不確定要素に頼り単に目視で行うしが
なかった。
【0023】一方、上記特徴構成によれば、第一判別手
段により、競技者のうち所定時間が経過するまでに検知
ポイントにおける通過が検知されない非通過競技者を特
定することができる。しかも、探査手段に備えられる無
指向性の広域検知アンテナ部により、かかる広域検知ア
ンテナ部の広域な電波受信帯域において、その非通過競
技者に備えられた発信手段から定期的に発信される固有
信号が発信されたときには、かかる固有信号を受信し、
非通過競技者の存在を確認することができる。よって、
ゴール地点にまでたどり着かない人が発生し、全く何処
にいるのか検討がつかない場合であっても、かかる探査
手段を用いて、非通過競技者から発信される固有信号を
もとに移動探索検知することで、合理的に非通過競技者
の位置を特定することができるようになる。結果とし
て、競技大会を運営する上での、安全性が確実に保証さ
れ、競技者も安心して競技に集中して、参加することが
できるようになる。
【0024】請求項8記載の発明の特徴構成は、前記請
求項7記載の特徴構成に加えて、前記検知ポイントが複
数であり、その複数の検知ポイントのうち、前記非通過
競技者が、最後に通過した最終通過ポイントと、最初に
非通過と特定された第一非通過ポイントとを判別する第
二判別手段を設け、前記最終通過ポイントと前記第一非
通過ポイントとの間において、前記非通過競技者の探索
を重点的に行うところにある。
【0025】〔作用効果〕第二判別手段により、複数の
検知ポイントのうち、非通過競技者が、最後に通過した
最終通過ポイントと、最初に非通過と特定された第一非
通過ポイントとが明らかになるので、最終通過ポイント
と第一非通過ポイントとの間において、非通過競技者の
探索を重点的に行うことで、一層効率的にかつ確実に非
通過競技者の位置を特定することができるようになる。
【0026】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4に、本発明に係る競技
者管理システム及び競技者の管理方法の一実施形態を示
す。
【0028】まず、本発明に係る競技管理システムの構
成について、図1に示した機能ブロック図を参照しなが
ら説明する。
【0029】かかる競技者管理システムは、図1に示す
如く、競技者が携帯自在であると共に各競技者夫々に固
有の固有信号を発信可能である発信手段1と、競技者の
通過を検知する検知ポイントにおいて前記固有信号を受
信可能である受信手段2とを備える競技者管理システム
であって、前記発信手段1を構成するに、その発信手段
1に備えられる電池3からの電力により、所定時間毎に
前記固有信号として電波を発信自在に設け、前記受信手
段2を構成するに、その発信手段1より発信される電波
を受信するためのアンテナとして、指向性の受信用アン
テナ部6を備えさせてある。
【0030】前記発信手段1は、その発信手段1に備え
られる電池3からの電力により、所定時間毎に前記固有
信号として電波を自己発信できるように構成してあるた
め、固有信号の発信ミスを起こし難くなり、確実に固有
信号を発信可能となる。尚、電波を発生するための構成
としては種々のものを採用可能であるが、例えば、各受
信手段1には夫々に唯一の固有データを割当ててROM
等に記憶させてあり、その固有データは所定周波数の高
周波信号に変換されて、夫々に固有の固有信号が、送信
部4に設けられる内部アンテナから、所定時間毎に電波
として発射される。また、かかる所定時間毎に発射され
る電波は、周波数が10MHz〜900MHzの電波に
て構成してあれば、発信手段1はよりコンパクトで軽量
なものとすることができると共に、必要十分な秒単位の
計時も行うことができるため好ましく、発信手段1の形
状をボタン型・筒型・シート型等のコンパクトなものと
し、競技者の身に取り付けても競技者の負担とはなら
ず、競技の妨げとはならない。当該実施形態では、この
ようなコンパクトな発信手段1を、各競技者に配布され
るゼッケンに予め装着してあり、各競技者からは、0.
2秒毎に夫々固有信号として周波数が303.825M
Hzの電波が発射されるように構成してある。しかも、
かかる電波は,無線局として郵政大臣の許可を得る必要
がなく利便な微弱電波からなる。
【0031】前記受信手段2は、図1に示す如く、指向
性の受信用アンテナ部6で発信手段1より発射される電
波(固有信号)を受信し、そして、かかる受信用アンテ
ナ部6にて受信された固有信号を収集すると共にその受
信された固有信号夫々に時刻を付加した収集情報を記録
する固有信号収集部7を設けて、構成される。前記受信
用アンテナ部6としては、例えば、八木アンテナやケー
ブルアンテナや平面アンテナやパラボラアンテナ等の指
向性アンテナを、適宜選択して用いることができる。前
記固有信号収集部7としては、例えば、固有信号を読み
取るリーダーと汎用コンピュターから構成され、かかる
汎用コンピューターにより固有信号が受信された時刻を
記録する時刻記録部を設け、上述のように受信された固
有信号夫々に時刻を付加した情報を記録できるようにし
てある。この為、後述する如く、適宜スタート時刻を差
し引き計算するなどして、競技者のスタート地点から検
知ポイントまでのタイムや、複数ある検知ポイント間で
のタイムを正確に計時することもできる。
【0032】以上のように構成される競技者管理システ
ムを用い、競技者の管理を行う方法について、一例とし
て、図2の概念図に示すような競技コース8にて行われ
るマラソン大会を例に取り、より具体的に説明する。
【0033】前記競技コース8は、図2に示す如く、ス
タート地点Sからゴール地点Gまで一本道のコースであ
り、ゴール地点Gにおいて競技者の通過を検知する検知
ポイントLを設けてあるだけでなく、スタート地点Sと
ゴール地点Gとの間にも、3ケ所の検知ポイントL1・
L2・L3を設けてある。
【0034】前記検知ポイントG・L1・L2・L3で
は競技者の通過を確認するために前記受信手段2が用い
られるのであるが、一例としてゴール地点G付近を取り
上げて、好適なかかる競技者の管理方法について説明す
る。
【0035】図3に示す如く、例えば受信用アンテナ部
6としての八木アンテナを、その設置箇所が競技者の進
行する競技コース空間外に設けると共に、その電波検知
帯域9が競技コース空間を横断するように配置する。つ
まり、当該実施形態では、八木アンテナ6を、その電波
検知帯域9がゴールライン10付近において競技コース
8に対して略直交する方向(つまりゴールライン10に
沿う方向)で競技コース8を横断するようにすると共
に、競技コース8の路上外の路傍に配置されるように設
けてある。よって、競技コース7において競技者が通過
するための競技コース空間には、競技者の競技の妨げと
なるものはないにもかかわらず、電波検知帯域9はかか
る競技コース空間を横断しているため、競技者がゴール
ライン10付近を通過する際には、その競技者のゼッケ
ンに装着される発信手段1からの電波(固有信号)を漏
れなく受信すると共に、かかる電波検知帯域9は必要十
分な範囲に限定されるので、かかる電波の受信を妨害す
る妨害電波は検知され難くなり、確実に競技者の通過を
確認することができるようになる。そして、前述したよ
うに固有信号収集部7により、受信された固有信号にそ
の受信された時刻を付加した収集情報が採取され、競技
者がゴールライン10を通過した時刻も正確に知ること
ができる。
【0036】因みに、当該実施形態において前記電波検
知帯域9は、八木アンテナ6の指向性から、競技コース
8に対して略直交する方向には最大100m、そして、
競技コース8に対して沿った方向には最大20mにおよ
ぶ範囲で発信手段からの電波を受信することができる。
また、かかる電波検知帯域9の受信帯域の範囲は、八木
アンテナ6に直接的に或いは間接的に備えられる調整手
段(図示せず)により調整自在に構成されている。この
為、適宜設定される種々の競技コース8における競技コ
ース空間の大小(例えば競技コース8としての一般道路
の路幅等)、また、競技大会の種類による競技者の移動
速度や発信手段1から固有信号が発信される設定時間を
考慮して、競技者がかかる電波検知帯域9を通過する際
に確実に発信手段1から固有信号が発射されるように、
電波検知帯域9の受信帯域の範囲を設定自在であり、利
便であると共にかかる通過の検知の確実性が保証され
る。当該実施形態では、電波検知帯域9は、競技コース
8が一般道路であること、また、競技大会がマラソン大
会であることや発信手段1からは0.2秒毎に固有信号
が発射されることを考慮して、競技コース8に対して略
直交する方向には最大50m、そして、競技コース8に
対して沿った方向には最大4〜8mに及ぶ範囲で、電波
を受信自在であるように設定してある。更に、先述した
如く周波数が10MHz〜900MHzである電波で構
成される固有信号を受信するに際しては、かかる八木ア
ンテナのサイズはコンパクトなものとなるため(例え
ば、303MHzの電波を受信するに際しては、縦80
cm・横50cmのサイズ)、運搬や設置等の作業性も
向上され、利便でもある。
【0037】以上説明したゴール地点Gと同様にして、
各検知ポイントL1・L2・L3にも受信手段2を設け
てあり、競技者が各検知ポイントL1・L2・L3を通
過する際に、発信手段1から発射される固有信号は受信
手段2で受信され、その受信された固有信号は夫々収集
されると共に、その受信された各固有信号にその受信さ
れた時刻を付加した収集情報が採取される。
【0038】以上のようにして各受信手段2により採取
される収集情報は、適宜各種通信手段により、各検知ポ
イントL1・L2・L3・Gからマラソン大会のデータ
を集計する集計センターまで送信されて集計処理され
る。かかる通信手段としては、例えば、PHS、携帯電
話、電話回線、有線・無線のローカルネットワークによ
る通信や、フロッピーデイスク・CD−ROM・MO等
の記録媒体の運搬が適宜採用される。因みに、当該実施
形態では、かかる集計センターは、ゴール地点Gに設け
てあり、図3に示す如く、ゴール地点Gに備えられる受
信手段2に設けられる記録集計部11にて構成される。
この記録集計部11は汎用コンピューターからなり、図
3に示す如く、ゴール地点からは、受信手段2とのLA
N通信により収集情報を送受信することができ、そし
て、その他の検知ポイントL1・L2・L3からは、受
信手段2との携帯電話網等の通線回線網を利用した通信
により収集情報を送受信することができる。
【0039】そして、記録集計部11のそのデータベー
スには、予め、各競技者に配布されるゼッケンのゼッケ
ン番号と、そのゼッケンに装着される発信手段1に割当
てられる固有データとを関連づけた対応テーブルが準備
してあり、また、各競技者の個人情報(氏名や住所等)
も準備してあり、各競技者の個人情報とゼッケン番号と
の関連づけも行われている。よって、各受信手段2から
受信した収集情報を各競技者毎に関連づけて、記録集計
できるように構成されている。
【0040】さらに、記録集計部11にはタイム計算部
が設けてあり、競技がスタートした時刻を入力すること
で、受信した収集情報から、各競技者毎に、スタートし
てからゴールするまでのゴールタイムは勿論のこと、各
検知ポイント・スタート地点・ゴール地点間のラップタ
イムも計算される。しかも、記録集計部には、この際、
計算されたゴールタイムやラップタイム異常に速い(例
えば世界記録よりも速い等)場合(例外ケース1)や、
スタート時刻よりも検知ポイントでの通過時刻が早い場
合(例外ケース2)には、不適切なデータとして自動的
にチェックし、排除する例外処理機能も備えてある。因
みに、かかる例外ケースに該当する場合を例示すると、
スタート時刻を間違えてスタートした競技者、エン
トリーした種目が始まる前に終了する種目に無断で参加
した競技者、複数種目にエントリーするなどして複数
のゼッケンを付けた競技者、ゼッケンを付けた後、競
技が開始するまでに無意識のうちに検知ポイントに近づ
いた競技者は、例外ケース1及び2の何れにも該当する
として例外処理され、更に、不正にスタート(例えば競
技コースの途中からスタート)した競技者は例外ケース
2に該当するとして例外処理される。
【0041】尚、記録集計部11には、かかる記録集計
の結果を出力する出力手段(図示せず)を汎用コンピュ
ーターやプリンター等から備えさせてあり、例えば、着
順リスト(図4(イ)参照)や完走証(図4(ロ)参
照)を印刷出力することができる。
【0042】以上のように、本発明に係る競技者管理シ
ステム及び競技者の管理方法によれば、競技コースの如
何なる地点においても競技者の競技の妨げとはならずに
競技者を漏れなく、確実に検知することができるように
なる。更に、このように検知の確実性が保証されるた
め、検知漏れが生じた際に目視で検知を行う補助要員を
多数準備しておく必要もなく、大会運営にあたって運営
費用を軽減でき、経済的でもある。また、競技者が、受
信手段等につまずいて、転倒し怪我をすることもなくな
り、そして、設置される受信手段は、通行人や車等公道
の障害物ともならない程度のものとでき、利便である。
【0043】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉先の実施形態で、競技者のうち、所定時間が経過
するまでに検知ポイントLにおける通過が検知されない
非通過競技者を特定する第一判別手段13を設け、かか
る非通過競技者のゼッケンに装着される発信手段1から
発信される電波(固有信号)を受信可能な、無指向性の
広域検知アンテナを備える探査手段15を設けておけ
ば、かかる固有信号をたよりに合理的に非通過競技者の
位置を特定することができる。
【0044】前記第一判別手段13は、例えば、記録集
計部11としての汎用コンピュータにて構成すれば、検
知ポイントにおいて非通過競技者とみなされるまでのス
タート開始からの時刻を適宜設定し、検知ポイントLの
受信手段2から送信される収集情報に基づいて、簡便に
競技者のうちの非通過競技者と認定される競技者を特定
すると共に、かかる非通過競技者に固有の固有信号を特
定することができる。尚、かかる第一判別手段では、各
検知ポイントで通過が確認されない競技者がいた場合で
あっても、次のような場合には例外ケースとして例外処
理される。つまり、スタート時刻を間違えてスタート
した競技者、エントリーした種目が始まる前に終了す
る種目に無断で参加した競技者、複数種目にエントリ
ーするなどして複数のゼッケンを付けた競技者、ゼッ
ケンを付けた後、競技が開始するまでに無意識のうちに
検知ポイントに近づいた競技者、不正にスタート(例
えば競技コースの途中からスタート)した競技者、競
技コースを間違えたため一部の検知ポイントでのみ非通
過競技者と特定された競技者は、例外ケースに該当する
として例外処理され、非通過競技者とは判別されない。
【0045】そして、前記探査手段は、例えば、無指向
性の広域検知アンテナ(ダイポールアンテナ等)16
と、そして固有信号を読み取るリーダーと携帯型コンピ
ュター(何れも図示せず)とを備える移動体(自動車、
バイク、人等)にて構成することができる。図5に示す
如く、かかる探査手段15では、広域検知アンテナ16
によるドーム型の電波検知帯域17(半径30〜60
m)内にて固有信号を受信でき、移動しながら固有信号
の検知を行うことで、固有信号の発信地点の方向を特定
することができる。よって、図5に示す如く、探査手段
15により複数の位置から固有信号の発信方向の探査を
行い、かかる発信方向を特定し、その固有信号の発信手
段を携帯する非通過競技者の探索を行い、位置特定をす
ることができる。
【0046】因みに、かかる探査手段15により固有信
号の発信方向の探査を行うにあたっては、無指向性の広
域検知アンテナ16と共に指向性アンテナを併用するこ
とにより、一層効率良く探索を行うことが可能となる。
例えば、図6(イ)に示す如く、ドーム型の電波検知帯
域17を有する広域検知アンテナ16と共に、特定の方
向に電波検知手帯域18を有する指向性アンテナ(例え
ば、八木アンテナ等)19を、探査手段15に設けてお
く。そして、まず、先述と同様にして、移動しながら広
域検知アンテナ16での受信により固有信号の探索を行
う。次に、固有信号が検知されたら、受信に用いるアン
テナを広域検知アンテナ16から指向性アンテナ19に
し、図6(ロ)に示す如く、指向性アンテナ19を水平
方向に回転させ、固有信号の検知を行い、その発信方向
をある程度特定する。そして引き続き固有信号の受信を
行って、固有信号の受信感度(強度)に注意しながら、
その特定された方向に移動しつつ、発信手段の位置を特
定し、非通過競技者の位置を特定することができる。
【0047】因みに、以上説明した非通過競技者の探索
において、例えば図2に示す如く、複数の検知ポイント
L1・L2・L3・Gのうち、非通過競技者が最後に通
過した最終通過ポイント(L2)と、最初に非通過と特
定された第一非通過ポイント(L3)とを判別する第二
判別手段14を設ければ、最終通過ポイントと第一非通
過ポイントとの間(区間P)において、非通過競技者の
探索を重点的に行えば良く、一層効率的にかつ確実に非
通過競技者の位置を特定することができるようになる。
尚、前記第二判別手段14は、例えば第一判別手段13
と共に記録集計部11としての汎用コンピュータにて構
成すれば良い。
【0048】〈2〉競技としてマラソンを例示して説明
したが、本発明に係る競技者管理システム及び競技者の
管理方法は、その他の各種競技、例えば、クロスカント
リー、駅伝、周回リレーマラソン、トライアスロン、ス
キーのクロスカントリ、スキーマラソン、自転車競技、
競歩、スケート、オリエンテーリング、山登りなどにお
いても、利用できる。尚、一度の競技大会において、年
齢別や距離別等により分類される複数の種目が開催され
るものでも、勿論利用できる。
【0049】〈3〉発信手段1は、競技者のゼッケンに
装着させることに限らず、競技者が存在する地点から固
有信号が発信されるように競技者に携帯さえてあれば良
く、例えば、その他の競技者が身に付ける物や競技用道
具(競技者の靴やタスキや自転車等)に取り付け自在に
構成してあっても良い。
【0050】〈4〉受信手段2に備えられる受信用アン
テナ部6は、例示した八木アンテナに限らず、その他の
指向性アンテナを用いれば良く、例えば、ケーブルアン
テナを競技コース空間上方にて競技コースを横断するよ
うに設ければ、競技者の競技の妨げとなることなく、そ
の電波検知帯域が競技コース空間を横断するようにでき
る。
【0051】〈5〉これまでの実施形態では、すべての
検知ポイントにて、本発明に係る方法により競技者の通
過を確認したが、ゴール地点Gだけや、スタート地点S
からゴール地点Gまでの途中の地点だけにて、本発明に
係る方法により競技者の通過を確認しても勿論良い。
【0052】〈6〉競技コース8は、図2に例示した一
本道のコースに限るものではなく、折り返しのあるコー
ス若しくは周回コース若しくは往復コース、又はこれら
各コースの複合コースでも良い。周回コース21の一例
を図7に示すが、かかる周回コース21において競技者
は、検知ポイントL12を何度も通過するので、先の実
施形態で説明した受信手段2若しくは記録集計部11
に、競技者のラップ数を計測できるラップ計測手段を設
け、競技者が周回コース部分を何周したか計測するよう
に構成してあれば、このような周回競技(所定時間内に
周回数を競争若しくは規定周回数での時間を競争)にお
いての、周回数や時間の計測が簡単にでき、利便であ
る。尚、折り返しコースや往復コースなどで、同一地点
を複数回通過する場合にも同様にラップ計測手段を設け
てあれば、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る競技者管理システム一実施形態の
機能ブロック図
【図2】競技コースの一例
【図3】本発明に係る競技者の通過の検知についての説
明図
【図4】本発明に係る実施形態の説明図
【図5】本発明に係る競技者の管理方法による競技者探
索についての説明図
【図6】本発明に係る競技者の管理方法による競技者探
索についての説明図
【図7】競技コースの別例
【符号の説明】
1 発信手段 2 受信手段 3 電池 6 受信用アンテナ部 9 電波検知帯域 13 第一判別手段 14 第二判別手段 15 探索手段 16 広域検知アンテナ S スタート地点 G ゴール地点 L(L1・L2・L3・G) 検知ポイント L2 最終通過ポイント L3 第一非通過ポイント

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技者が携帯自在であると共に各競技者
    夫々に固有の固有信号を発信可能である発信手段と、競
    技者の通過を検知する検知ポイントにおいて前記固有信
    号を受信可能である受信手段とを備える競技者管理シス
    テムであって、 前記発信手段を構成するに、その発信手段に備えられる
    電池からの電力により、所定時間毎に前記固有信号とし
    て電波を発信自在に設け、 前記受信手段を構成するに、その発信手段より発信され
    る電波を受信するためのアンテナとして、指向性の受信
    用アンテナ部を備えさせてある競技者管理システム。
  2. 【請求項2】 競技者に、各競技者夫々固有の固有信号
    を発信可能である発信手段を備えさせ、競技者の通過を
    検知する検知ポイントにおいて前記固有信号を受信手段
    により受信して、各競技者の検知ポイントにおける通過
    を管理する競技者の管理方法であって、 前記発信手段を構成するに、その発信手段に備えられる
    電池からの電力により、所定時間毎に前記固有信号とし
    て電波を発信自在に設け、 前記受信手段を構成するに、その発信手段より発信され
    る電波を受信するためのアンテナとして、指向性の受信
    用アンテナ部を備えさせて、 前記受信用アンテナ部を前記検知ポイントに設置するに
    あたり、その設置箇所が競技者の進行する競技コース空
    間外に設けると共に、その電波検知帯域が前記競技コー
    ス空間を横断するようにする競技者の管理方法。
  3. 【請求項3】 前記受信手段に、前記固有信号が受信さ
    れた時刻を記録する時刻記録部を備えさせる請求項2記
    載の競技者の管理方法。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、前記受信用アンテナ部
    の電波検知帯域を調整自在である請求項2又は3記載の
    競技者の管理方法。
  5. 【請求項5】 前記発信手段は、前記電波を少なくとも
    1秒間に1回発信自在である請求項2〜4の何れか1項
    に記載の競技者の管理方法。
  6. 【請求項6】 前記電波は、周波数が10MHz〜90
    0MHzの電波である請求項2〜5の何れか1項に記載
    の競技者の管理方法。
  7. 【請求項7】 競技者のうち、所定時間が経過するまで
    に前記検知ポイントにおける通過が検知されない非通過
    競技者を特定する第一判別手段を設け、 前記非通過競技者に備えられる前記固有信号を受信可能
    な、無指向性の広域検知アンテナを備える探査手段を設
    けて、 前記固有信号をたよりに前記非通過競技者の位置を特定
    する請求項2〜6の何れか1項記載の競技者の管理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記検知ポイントが複数であり、その複
    数の検知ポイントのうち、前記非通過競技者が、最後に
    通過した最終通過ポイントと、最初に非通過と特定され
    た第一非通過ポイントとを判別する第二判別手段を設
    け、 前記最終通過ポイントと前記第一非通過ポイントとの間
    において、前記非通過競技者の探索を重点的に行う請求
    項7記載の競技者の管理方法。
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