JP2002186630A - 義歯用磁性アタッチメント - Google Patents
義歯用磁性アタッチメントInfo
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C13/00—Dental prostheses; Making same
- A61C13/225—Fastening prostheses in the mouth
- A61C13/235—Magnetic fastening
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
- Magnetic Treatment Devices (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時にサンドブラスト処理等をする必要が
なく、口腔内で長期間使用しても永久磁石構造体と義歯
床との間に隙間を生じることがなく安定した接着性で義
歯床の顎堤側位置に接着固定することが可能な義歯用磁
性アタッチメントを開発する。 【解決手段】 予め、義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体１の外殻であるカバー５のキーパーと接する
面を除いた表面の８０〜１００％を化学的や機械的な方
法によって最大粗さ（Ｒmax）が５〜１５μｍ、十点平
均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μｍの表面粗さに加工して提供
する。
なく、口腔内で長期間使用しても永久磁石構造体と義歯
床との間に隙間を生じることがなく安定した接着性で義
歯床の顎堤側位置に接着固定することが可能な義歯用磁
性アタッチメントを開発する。 【解決手段】 予め、義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体１の外殻であるカバー５のキーパーと接する
面を除いた表面の８０〜１００％を化学的や機械的な方
法によって最大粗さ（Ｒmax）が５〜１５μｍ、十点平
均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μｍの表面粗さに加工して提供
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気吸引力を利用
した義歯用磁性アタッチメントに関するものであり、更
に詳しくは、義歯床の顎堤側に接着固定される永久磁石
構造体の外殻の表面を予め所定粗さに加工することによ
り、永久磁石構造体を義歯床内に安定した保持力で接着
固定させることを可能とした義歯用アタッチメントに関
するものである。
した義歯用磁性アタッチメントに関するものであり、更
に詳しくは、義歯床の顎堤側に接着固定される永久磁石
構造体の外殻の表面を予め所定粗さに加工することによ
り、永久磁石構造体を義歯床内に安定した保持力で接着
固定させることを可能とした義歯用アタッチメントに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】口腔内に部分床や全部床の義歯を装着す
る方法として、近年、永久磁石と軟磁性材料との間に作
用する磁気吸引力を利用する方法が採用されてきてい
る。即ちこの方法は、口腔内の顎堤部には軟磁性材料か
ら成るキーパーを固設し、義歯床の顎堤側でキーパーと
対向する位置には永久磁石構造体を接着固定すること
で、キーパーと永久磁石構造体との間に作用する磁気吸
引力を利用して義歯を装着する方法であり、義歯の機能
や審美性を何等損なうことなく義歯を口腔内に装着でき
ることや義歯の清掃等のために行う着脱が容易なことな
どからその適用例は急速に増加してきている。
る方法として、近年、永久磁石と軟磁性材料との間に作
用する磁気吸引力を利用する方法が採用されてきてい
る。即ちこの方法は、口腔内の顎堤部には軟磁性材料か
ら成るキーパーを固設し、義歯床の顎堤側でキーパーと
対向する位置には永久磁石構造体を接着固定すること
で、キーパーと永久磁石構造体との間に作用する磁気吸
引力を利用して義歯を装着する方法であり、義歯の機能
や審美性を何等損なうことなく義歯を口腔内に装着でき
ることや義歯の清掃等のために行う着脱が容易なことな
どからその適用例は急速に増加してきている。
【０００３】このような義歯用磁性アタッチメントを使
用した義歯の装着は、一般的には、口腔内の顎底部の残
存歯の歯根内又は人工歯根内に、口腔内側に位置する軟
磁性材料から成る平板の裏面に鋳接等により根面部材が
固定された縦断面形状が略Ｔ字型に形成されたキーパー
の該根面部材が埋設して固設され、また義歯床の顎堤側
に、このキーパーと対向する位置の義歯床に設けた穴に
永久磁石構造体が接着剤や即時重合レジンにより接着固
定され、口腔内に義歯をセットする際にはキーパーと永
久磁石との間に磁気的吸引力が作用して義歯が装着され
て容易に脱落することがなく、取り外す際には磁気的吸
引力より大きい力を作用させることで容易に取り外すこ
とが可能となるものである。
用した義歯の装着は、一般的には、口腔内の顎底部の残
存歯の歯根内又は人工歯根内に、口腔内側に位置する軟
磁性材料から成る平板の裏面に鋳接等により根面部材が
固定された縦断面形状が略Ｔ字型に形成されたキーパー
の該根面部材が埋設して固設され、また義歯床の顎堤側
に、このキーパーと対向する位置の義歯床に設けた穴に
永久磁石構造体が接着剤や即時重合レジンにより接着固
定され、口腔内に義歯をセットする際にはキーパーと永
久磁石との間に磁気的吸引力が作用して義歯が装着され
て容易に脱落することがなく、取り外す際には磁気的吸
引力より大きい力を作用させることで容易に取り外すこ
とが可能となるものである。
【０００４】このように使用される義歯用磁性アタッチ
メントの永久磁石構造体としては、内部に永久磁石を収
納しその周りを軟磁性体や非磁性体の耐蝕性金属から成
る外殻で覆ったものが一般的であり、外殻に使用される
金属材料としては、義歯を安定して装着するため高い磁
気特性は勿論、口腔内環境での腐食に耐える優れた耐蝕
性が要求されることから、一般的には耐蝕性の軟磁性材
料として16〜18Ｃｒ−balＦｅ（SUS430）、17〜20Ｃｒ
−1.75〜2.5Ｍｏ−balＦｅ（SUS444）、28.5〜32.0Ｃｒ
−1.5〜2.5Ｍｏ−balＦｅ（SUS447J1）等のフェライト
系ステンレス鋼やSUS316Lに代表されるようなオーステ
ナイト系ステンレス鋼等が用いられ、永久磁石構造体の
キーパーと接する面を除いた部分を覆ったものや、永久
磁石構造体とキーパーとの間の磁気吸引力に影響を与え
ない厚さで永久磁石構造体の面全体を覆ったものがあ
る。
メントの永久磁石構造体としては、内部に永久磁石を収
納しその周りを軟磁性体や非磁性体の耐蝕性金属から成
る外殻で覆ったものが一般的であり、外殻に使用される
金属材料としては、義歯を安定して装着するため高い磁
気特性は勿論、口腔内環境での腐食に耐える優れた耐蝕
性が要求されることから、一般的には耐蝕性の軟磁性材
料として16〜18Ｃｒ−balＦｅ（SUS430）、17〜20Ｃｒ
−1.75〜2.5Ｍｏ−balＦｅ（SUS444）、28.5〜32.0Ｃｒ
−1.5〜2.5Ｍｏ−balＦｅ（SUS447J1）等のフェライト
系ステンレス鋼やSUS316Lに代表されるようなオーステ
ナイト系ステンレス鋼等が用いられ、永久磁石構造体の
キーパーと接する面を除いた部分を覆ったものや、永久
磁石構造体とキーパーとの間の磁気吸引力に影響を与え
ない厚さで永久磁石構造体の面全体を覆ったものがあ
る。
【０００５】このような義歯用磁性アタッチメントの永
久磁石構造体は、義歯床内に接着されるため大きさが制
限されており、一般的に直径が３〜４mmで高さが１．５
〜２mm程度の円柱状や、一辺が２〜３mmで他辺が３〜４
mmで高さが１．５〜２mm程度の略四角柱状の形態を成
し、完成した義歯の義歯床の顎堤側に付設された穴に接
着固定されて使用されるものであるが、歯科臨床や技工
現場での作業は永久磁石構造体の表面に唾液や手指から
の皮脂の付着やその他接着性能を低下させる物質が付着
し易い環境下での作業が多く、異物が永久磁石構造体の
表面に付着したまま義歯床への接着作業を行った場合に
は、永久磁石構造体と義歯床の接着強度が著しく低下
し、使用中に永久磁石構造体と義歯床との間に隙間を生
じたり、隙間が大きい場合には唾液や食べかす等が侵入
して衛生的な問題を生じたり、場合によっては永久磁石
構造体に腐食を生じたり、更にひどくなると永久磁石構
造体が義歯床から脱落する等の問題点が生じている。
久磁石構造体は、義歯床内に接着されるため大きさが制
限されており、一般的に直径が３〜４mmで高さが１．５
〜２mm程度の円柱状や、一辺が２〜３mmで他辺が３〜４
mmで高さが１．５〜２mm程度の略四角柱状の形態を成
し、完成した義歯の義歯床の顎堤側に付設された穴に接
着固定されて使用されるものであるが、歯科臨床や技工
現場での作業は永久磁石構造体の表面に唾液や手指から
の皮脂の付着やその他接着性能を低下させる物質が付着
し易い環境下での作業が多く、異物が永久磁石構造体の
表面に付着したまま義歯床への接着作業を行った場合に
は、永久磁石構造体と義歯床の接着強度が著しく低下
し、使用中に永久磁石構造体と義歯床との間に隙間を生
じたり、隙間が大きい場合には唾液や食べかす等が侵入
して衛生的な問題を生じたり、場合によっては永久磁石
構造体に腐食を生じたり、更にひどくなると永久磁石構
造体が義歯床から脱落する等の問題点が生じている。
【０００６】これは義歯が、咀嚼によって義歯床の一部
に大きな応力を繰り返し負荷されることや飲食物に接す
ることにより直接温度差の影響を受けることなど過酷な
条件下で使用されため、長期間使用している間に徐々に
隙間を生じ、上記のような問題点を生じることは避けら
れないものと考えられていた。
に大きな応力を繰り返し負荷されることや飲食物に接す
ることにより直接温度差の影響を受けることなど過酷な
条件下で使用されため、長期間使用している間に徐々に
隙間を生じ、上記のような問題点を生じることは避けら
れないものと考えられていた。
【０００７】そこで、接着強度の向上の手段として、接
着時には永久磁石構造体の表面を確実に洗浄すること
や、外殻の表面に接着剤や即時重合レジンが付着し易い
ようにサンドブラスト処理を行った後にプライマー処理
を施してから接着剤や即時重合レジンで接着を行うこと
等の操作が製造メーカーから歯科医や技工士に指示さ
れ、脱落防止手段として永久磁石構造体については、特
開平４−５４９５８号公報，特開平８−１５０１５６号
公報に開示されているように外殻の側面に突起や溝等の
機械的な維持形態を付与した改良が加えられている。
着時には永久磁石構造体の表面を確実に洗浄すること
や、外殻の表面に接着剤や即時重合レジンが付着し易い
ようにサンドブラスト処理を行った後にプライマー処理
を施してから接着剤や即時重合レジンで接着を行うこと
等の操作が製造メーカーから歯科医や技工士に指示さ
れ、脱落防止手段として永久磁石構造体については、特
開平４−５４９５８号公報，特開平８−１５０１５６号
公報に開示されているように外殻の側面に突起や溝等の
機械的な維持形態を付与した改良が加えられている。
【０００８】これらの手段を講じることにより、永久磁
石構造体の義歯床への接着性の向上が図られると共に、
機械的な維持により永久磁石構造体が義歯床から脱落す
ることは少なくなってきている。しかし、前述のように
極めて小さな永久磁石構造体を歯科医や技工士が使用時
に均一にサンドブラスト処理することは、難しく且つ熟
練を要する煩雑な操作であり、サンドブラスト処理が不
充分な場合には接着性の向上効果が充分得られなかった
り、サンドブラスト処理が過度になった場合には外殻を
穿孔して永久磁石が露出してしまうといった問題点が生
じており、更にサンドブラスト処理装置を持っていない
歯科医や技工士はこのような処理を行うことができない
という問題点が生じている。
石構造体の義歯床への接着性の向上が図られると共に、
機械的な維持により永久磁石構造体が義歯床から脱落す
ることは少なくなってきている。しかし、前述のように
極めて小さな永久磁石構造体を歯科医や技工士が使用時
に均一にサンドブラスト処理することは、難しく且つ熟
練を要する煩雑な操作であり、サンドブラスト処理が不
充分な場合には接着性の向上効果が充分得られなかった
り、サンドブラスト処理が過度になった場合には外殻を
穿孔して永久磁石が露出してしまうといった問題点が生
じており、更にサンドブラスト処理装置を持っていない
歯科医や技工士はこのような処理を行うことができない
という問題点が生じている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、義歯
床の顎堤側に接着固定される永久磁石構造体の外殻の表
面を予め最も効果的に接着強度を向上させることができ
る粗さに加工しておくことによって、歯科医や技工士が
使用時にサンドブラスト処理する必要がなく、口腔内で
長期間使用しても永久磁石構造体と義歯床との間に隙間
を生じることがない安定した接着性能を有する義歯用磁
性アタッチメントを開発することを課題とする。
床の顎堤側に接着固定される永久磁石構造体の外殻の表
面を予め最も効果的に接着強度を向上させることができ
る粗さに加工しておくことによって、歯科医や技工士が
使用時にサンドブラスト処理する必要がなく、口腔内で
長期間使用しても永久磁石構造体と義歯床との間に隙間
を生じることがない安定した接着性能を有する義歯用磁
性アタッチメントを開発することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、予め永久磁石構造体の外
殻のキーパーと接する面を除いた表面を化学的や機械的
な方法によって最大粗さが５〜１５μｍ，十点平均粗さ
が３〜８μｍの表面粗さにした場合に、表面に形成され
た凹凸部内にプライマーが確実に侵入して金属表面が活
性化され、その後に塗布される接着剤と金属表面との間
の化学的結合を効果的にもたらすことによって安定した
接着力を付与させることが可能となると共に、表面に形
成された凹凸が機械的な維持力の向上にも効果的に作用
することを究明して本発明を完成したのである。
解決すべく鋭意検討した結果、予め永久磁石構造体の外
殻のキーパーと接する面を除いた表面を化学的や機械的
な方法によって最大粗さが５〜１５μｍ，十点平均粗さ
が３〜８μｍの表面粗さにした場合に、表面に形成され
た凹凸部内にプライマーが確実に侵入して金属表面が活
性化され、その後に塗布される接着剤と金属表面との間
の化学的結合を効果的にもたらすことによって安定した
接着力を付与させることが可能となると共に、表面に形
成された凹凸が機械的な維持力の向上にも効果的に作用
することを究明して本発明を完成したのである。
【００１１】
【発明の実施の形態】即ち本発明に係る義歯用磁性アタ
ッチメントは、口腔内の顎堤部に固設される軟磁性材料
から成るキーパーと、該キーパーと対向する義歯床の顎
堤側位置に接着固定される外殻の内部に永久磁石を配置
した永久磁石構造体とから成る義歯用磁性アタッチメン
トにおいて、該永久磁石構造体の外殻の該キーパーと接
する面を除いた表面の８０〜１００％が最大粗さ（Ｒma
x）が５〜１５μｍ、十点平均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μ
ｍの表面粗さを成していることを特徴とする義歯用磁性
アタッチメントである。
ッチメントは、口腔内の顎堤部に固設される軟磁性材料
から成るキーパーと、該キーパーと対向する義歯床の顎
堤側位置に接着固定される外殻の内部に永久磁石を配置
した永久磁石構造体とから成る義歯用磁性アタッチメン
トにおいて、該永久磁石構造体の外殻の該キーパーと接
する面を除いた表面の８０〜１００％が最大粗さ（Ｒma
x）が５〜１５μｍ、十点平均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μ
ｍの表面粗さを成していることを特徴とする義歯用磁性
アタッチメントである。
【００１２】以下、図面に基づき本発明に係る義歯用磁
性アタッチメントにおける永久磁石構造体について詳細
に説明する。図１は本発明に係る義歯用磁性アタッチメ
ントの永久磁石構造体の代表的なカップヨーク型の永久
磁石構造体を示す斜視図、図２は図１に示した義歯用磁
性アタッチメントの永久磁石構造体の断面説明図、図３
は本発明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久磁石構
造体の他の実施例の外殻形状を示す斜視図、図４は本発
明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久磁石構造体の
更に他の実施例の外殻形状を示す斜視図である。
性アタッチメントにおける永久磁石構造体について詳細
に説明する。図１は本発明に係る義歯用磁性アタッチメ
ントの永久磁石構造体の代表的なカップヨーク型の永久
磁石構造体を示す斜視図、図２は図１に示した義歯用磁
性アタッチメントの永久磁石構造体の断面説明図、図３
は本発明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久磁石構
造体の他の実施例の外殻形状を示す斜視図、図４は本発
明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久磁石構造体の
更に他の実施例の外殻形状を示す斜視図である。
【００１３】代表例である図１及び図２に示すカップヨ
ーク型の永久磁石構造体１は、図２に示すように上下方
向にＮ・Ｓ極を持つ永久磁石４（例えば、NdFeB）の下
側に、中央の軟磁性ステンレス鋼（例えば、SUS444）製
のディスク２を囲んでオーステナイト系ステンレス鋼
（例えば、SUS316L）製のスペーサー３を配置して磁気
回路を形成することにより吸着力を高めている。更に、
これら永久磁石４，ディスク２，スペーサー３のキーパ
ーと接する面を除いた外周面は、外殻として使用されて
いる軟磁性ステンレス鋼（例えば、SUS444）製の有底円
筒状に形成されたカバー５によって被冠されている。
ーク型の永久磁石構造体１は、図２に示すように上下方
向にＮ・Ｓ極を持つ永久磁石４（例えば、NdFeB）の下
側に、中央の軟磁性ステンレス鋼（例えば、SUS444）製
のディスク２を囲んでオーステナイト系ステンレス鋼
（例えば、SUS316L）製のスペーサー３を配置して磁気
回路を形成することにより吸着力を高めている。更に、
これら永久磁石４，ディスク２，スペーサー３のキーパ
ーと接する面を除いた外周面は、外殻として使用されて
いる軟磁性ステンレス鋼（例えば、SUS444）製の有底円
筒状に形成されたカバー５によって被冠されている。
【００１４】このような義歯用磁性アタッチメントの永
久磁石構造体１は、その外殻であるカバー５のキーパー
と接する面（ディスク２，スペーサー３の露出した面）
を除いた表面の８０〜１００％が最大粗さ（Ｒmax）が
５〜１５μｍ，十点平均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μｍの表
面粗さを成すよう加工されている。これは、最大粗さ
（Ｒmax）が５μｍ未満の場合には凹凸が小さすぎて機
械的維持力を負担する効果が小さく、１５μｍを超えた
場合にはプライマーや接着剤が凹部の最深部まで侵入し
にくくなる傾向があると共に外殻であるカバー５の厚み
を大きくする必要が生じるので適当でなく、また十点平
均粗さ（Ｒｚ）が３μｍ未満の場合には表面を粗くした
効果が少なく接着強度の向上効果が充分でなく、８μｍ
を超えた場合には凹部に侵入したプライマーが残留し易
くなるため接着強度が低下する傾向が生じ適当でないか
らである。上記のような表面加工は外殻であるカバー５
のキーパーと接する面を除いた表面の８０〜１００％に
対して施されるものであり、表面の８０％以上が加工さ
れていれば所定の効果を得ることができるが、側面部は
隙間を最も生じ易い箇所であるため優先的に加工してお
くことが好ましい。なお、キーパーと接する面は磁気的
吸着力が低下する虞があるため、上記のような表面加工
を行ってはいけない。
久磁石構造体１は、その外殻であるカバー５のキーパー
と接する面（ディスク２，スペーサー３の露出した面）
を除いた表面の８０〜１００％が最大粗さ（Ｒmax）が
５〜１５μｍ，十点平均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μｍの表
面粗さを成すよう加工されている。これは、最大粗さ
（Ｒmax）が５μｍ未満の場合には凹凸が小さすぎて機
械的維持力を負担する効果が小さく、１５μｍを超えた
場合にはプライマーや接着剤が凹部の最深部まで侵入し
にくくなる傾向があると共に外殻であるカバー５の厚み
を大きくする必要が生じるので適当でなく、また十点平
均粗さ（Ｒｚ）が３μｍ未満の場合には表面を粗くした
効果が少なく接着強度の向上効果が充分でなく、８μｍ
を超えた場合には凹部に侵入したプライマーが残留し易
くなるため接着強度が低下する傾向が生じ適当でないか
らである。上記のような表面加工は外殻であるカバー５
のキーパーと接する面を除いた表面の８０〜１００％に
対して施されるものであり、表面の８０％以上が加工さ
れていれば所定の効果を得ることができるが、側面部は
隙間を最も生じ易い箇所であるため優先的に加工してお
くことが好ましい。なお、キーパーと接する面は磁気的
吸着力が低下する虞があるため、上記のような表面加工
を行ってはいけない。
【００１５】本発明に係る義歯用磁性アタッチメントに
使用される永久磁石構造体は、その外殻表面が所定の表
面粗さに加工されていることを除いては、従来から一般
的に使用されている永久磁石構造体と構造・形状等が何
等変わるものではなく、具体的には、図１及び図２に代
表例として示したカップヨーク型の永久磁石構造体の
他、サンドイッチ型，スプリットポール型など何れの構
造の永久磁石構造体であっても良く、その外観形状につ
いても図１及び図２に示す円柱状のみならず角柱状であ
っても良く、また図３に示すように外殻の側面部に突起
部を設けたものや、図４に示すように外殻の側面部に凹
部を設けたもの等の何れの構造・形状を成すものであっ
ても良い。また、外殻表面を所定の表面粗さに加工する
方法としては、所定の粗さが得られるものであれば特に
制限されるものではなく、サンドブラスト処理，バレル
研磨処理，エンボス処理，化学的腐食処理等の公知の各
種処理方法の一者又は複数により加工することが可能で
ある。
使用される永久磁石構造体は、その外殻表面が所定の表
面粗さに加工されていることを除いては、従来から一般
的に使用されている永久磁石構造体と構造・形状等が何
等変わるものではなく、具体的には、図１及び図２に代
表例として示したカップヨーク型の永久磁石構造体の
他、サンドイッチ型，スプリットポール型など何れの構
造の永久磁石構造体であっても良く、その外観形状につ
いても図１及び図２に示す円柱状のみならず角柱状であ
っても良く、また図３に示すように外殻の側面部に突起
部を設けたものや、図４に示すように外殻の側面部に凹
部を設けたもの等の何れの構造・形状を成すものであっ
ても良い。また、外殻表面を所定の表面粗さに加工する
方法としては、所定の粗さが得られるものであれば特に
制限されるものではなく、サンドブラスト処理，バレル
研磨処理，エンボス処理，化学的腐食処理等の公知の各
種処理方法の一者又は複数により加工することが可能で
ある。
【００１６】このような表面性状を有する義歯用磁性ア
タッチメントに使用される永久磁石構造体は、従来の義
歯用磁性アタッチメントに使用される永久磁石構造体と
同様に義歯床の顎堤側に接着固定されて使用されるもの
であり、使用時は適度の大きさの永久磁石構造体を選択
し、必要に応じて表面を洗浄し、プライマー処理を行
い、接着剤又は即時重合レジン等で義歯床内に埋設して
接着固定されるものである。しかし、本発明に係る義歯
用磁性アタッチメントに使用される永久磁石構造体は、
予めその表面を接着に適した表面性状に加工されている
ため、歯科医や技工士が使用時に煩わしいサンドブラス
ト処理を行わなくても高い接着力で確実に義歯床内に接
着固定することができるものである。
タッチメントに使用される永久磁石構造体は、従来の義
歯用磁性アタッチメントに使用される永久磁石構造体と
同様に義歯床の顎堤側に接着固定されて使用されるもの
であり、使用時は適度の大きさの永久磁石構造体を選択
し、必要に応じて表面を洗浄し、プライマー処理を行
い、接着剤又は即時重合レジン等で義歯床内に埋設して
接着固定されるものである。しかし、本発明に係る義歯
用磁性アタッチメントに使用される永久磁石構造体は、
予めその表面を接着に適した表面性状に加工されている
ため、歯科医や技工士が使用時に煩わしいサンドブラス
ト処理を行わなくても高い接着力で確実に義歯床内に接
着固定することができるものである。
【００１７】
【実施例】このように義歯用磁性アタッチメントに使用
される永久磁石構造体の性能を評価するため、図１に示
した形状の義歯用アタッチメントの永久磁石構造体を用
い、キーパーと接する面を除いた面について表１に示し
た各種の表面加工を行い、接着強度の測定及び破断面の
観察と、熱疲労による隙間発生試験とを行った。
される永久磁石構造体の性能を評価するため、図１に示
した形状の義歯用アタッチメントの永久磁石構造体を用
い、キーパーと接する面を除いた面について表１に示し
た各種の表面加工を行い、接着強度の測定及び破断面の
観察と、熱疲労による隙間発生試験とを行った。
【００１８】＜接着強度の測定・破断面の観察＞義歯床
用レジン（商品名：ジーシー アクロン，ジーシー社
製）で作製したレジンブロック（１５mm×１５mm×３０
mm）の一端の中央部に、表１に示した各種の表面加工を
行った直径４mm×厚さ２mmの永久磁性構造体のキーパー
と当接する面と反対側の面を、金属表面処理剤（商品
名：ジーシー メタルプライマーII，ジーシー社製）で
処理し、即時重合レジン（商品名：ジーシー ユニファ
ストII，ジーシー社製）を用いて接着固定した。その
後、４℃の水と６０℃の水に交互に各１分間ずつ２００
０回浸漬し、永久磁石構造体のキーパー側の面に引張り
用試験治具を取り付けて引張り試験を行い接着強度を測
定した。また、破断面については顕微鏡観察を行い評価
した。なお、試験結果は表１中に纏めて示した。
用レジン（商品名：ジーシー アクロン，ジーシー社
製）で作製したレジンブロック（１５mm×１５mm×３０
mm）の一端の中央部に、表１に示した各種の表面加工を
行った直径４mm×厚さ２mmの永久磁性構造体のキーパー
と当接する面と反対側の面を、金属表面処理剤（商品
名：ジーシー メタルプライマーII，ジーシー社製）で
処理し、即時重合レジン（商品名：ジーシー ユニファ
ストII，ジーシー社製）を用いて接着固定した。その
後、４℃の水と６０℃の水に交互に各１分間ずつ２００
０回浸漬し、永久磁石構造体のキーパー側の面に引張り
用試験治具を取り付けて引張り試験を行い接着強度を測
定した。また、破断面については顕微鏡観察を行い評価
した。なお、試験結果は表１中に纏めて示した。
【００１９】＜熱疲労による隙間発生試験＞義歯床用レ
ジン（商品名：ジーシー アクロン，ジーシー社製）で
作製したレジンブロック（１５mm×１５mm×１０mm）の
中央部に直径４．５mm×深さ２．５mmの穴を設け、この
穴の中に、表１に示した各種の表面加工を行った直径４
mm×厚さ２mmの永久磁性構造体を、金属表面処理剤（商
品名：ジーシー メタルプライマーII，ジーシー社製）
で処理した後、即時重合レジン（商品名：ジーシーユニ
ファストII，ジーシー社製）を用いて接着固定した。こ
れを４℃の水と６０℃の水に交互に各１分間ずつ２万回
浸漬し、その後フクシン溶液中に浸漬して永久磁石構造
体の接着固定面における隙間発生の有無を確認した。な
お、試験はそれぞれ１０個の試料を作製して行い、隙間
の発生した個数を結果として表１に示した。
ジン（商品名：ジーシー アクロン，ジーシー社製）で
作製したレジンブロック（１５mm×１５mm×１０mm）の
中央部に直径４．５mm×深さ２．５mmの穴を設け、この
穴の中に、表１に示した各種の表面加工を行った直径４
mm×厚さ２mmの永久磁性構造体を、金属表面処理剤（商
品名：ジーシー メタルプライマーII，ジーシー社製）
で処理した後、即時重合レジン（商品名：ジーシーユニ
ファストII，ジーシー社製）を用いて接着固定した。こ
れを４℃の水と６０℃の水に交互に各１分間ずつ２万回
浸漬し、その後フクシン溶液中に浸漬して永久磁石構造
体の接着固定面における隙間発生の有無を確認した。な
お、試験はそれぞれ１０個の試料を作製して行い、隙間
の発生した個数を結果として表１に示した。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に係る義歯
用磁性アタッチメントの永久磁石構造体は、義歯床との
接着面が予め接着に適した表面性状に加工されているた
め歯科医や技工士が使用時に煩わしいサンドブラスト処
理を行わなくても高い接着力で確実に義歯床内に接着固
定することができ、口腔内で長期間使用しても永久磁石
構造体と義歯床との間に隙間を生じることがなく安定し
た接着性を維持できるものであり、その歯科医療に貢献
する価値の極めて大なるものである。
用磁性アタッチメントの永久磁石構造体は、義歯床との
接着面が予め接着に適した表面性状に加工されているた
め歯科医や技工士が使用時に煩わしいサンドブラスト処
理を行わなくても高い接着力で確実に義歯床内に接着固
定することができ、口腔内で長期間使用しても永久磁石
構造体と義歯床との間に隙間を生じることがなく安定し
た接着性を維持できるものであり、その歯科医療に貢献
する価値の極めて大なるものである。
【図１】本発明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体の代表的なカップヨーク型の永久磁石構造体
を示す斜視図である。
磁石構造体の代表的なカップヨーク型の永久磁石構造体
を示す斜視図である。
【図２】図１に示した義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体の断面説明図である。
磁石構造体の断面説明図である。
【図３】本発明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体の他の実施例の外殻形状を示す斜視図であ
る。
磁石構造体の他の実施例の外殻形状を示す斜視図であ
る。
【図４】本発明に係る義歯用磁性アタッチメントの永久
磁石構造体の更に他の実施例の外殻形状を示す斜視図で
ある。
磁石構造体の更に他の実施例の外殻形状を示す斜視図で
ある。
１ 永久磁石構造体 ２ ディスク ３ スペーサー ４ 永久磁石 ５ カバー
Claims (1)
- 【請求項１】 口腔内の顎堤部に固設される軟磁性材料
から成るキーパーと、該キーパーと対向する義歯床の顎
堤側位置に接着固定される外殻の内部に永久磁石を配置
した永久磁石構造体とから成る義歯用磁性アタッチメン
トにおいて、該永久磁石構造体の外殻の該キーパーと接
する面を除いた表面の８０〜１００％が最大粗さ（Ｒma
x）が５〜１５μｍ、十点平均粗さ（Ｒｚ）が３〜８μ
ｍの表面粗さを成していることを特徴とする義歯用磁性
アタッチメント。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000387635A JP2002186630A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 義歯用磁性アタッチメント |
| DE10159881A DE10159881A1 (de) | 2000-12-20 | 2001-12-06 | Magnetische Zahnprothesenhalterung |
| US10/004,887 US6561806B2 (en) | 2000-12-20 | 2001-12-07 | Dental magnetic attachment |
| AU97161/01A AU781635B2 (en) | 2000-12-20 | 2001-12-10 | Dental magnetic attachment |
| IT2001MI002601A ITMI20012601A1 (it) | 2000-12-20 | 2001-12-11 | Dispositivo di fissaggio magnetico dentale |
| GB0129918A GB2372452B (en) | 2000-12-20 | 2001-12-13 | Dental magnetic attachment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000387635A JP2002186630A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 義歯用磁性アタッチメント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002186630A true JP2002186630A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18854525
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000387635A Pending JP2002186630A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 義歯用磁性アタッチメント |
Country Status (6)
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|---|---|
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| JP (1) | JP2002186630A (ja) |
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| DE (1) | DE10159881A1 (ja) |
| GB (1) | GB2372452B (ja) |
| IT (1) | ITMI20012601A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004082513A1 (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-30 | Aichi Steel Corporation | 義歯アタッチメント |
| JP2006081700A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Neomax Co Ltd | 磁性アタッチメント |
| WO2014024673A1 (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-13 | 株式会社ジーシー | 義歯用磁性アタッチメント |
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| US7182597B2 (en) | 2002-08-08 | 2007-02-27 | Kerr Corporation | Curing light instrument |
| JP2004298611A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-28 | Neomax Co Ltd | 歯科用磁性アタッチメント及びその製造方法 |
| US8113830B2 (en) | 2005-05-27 | 2012-02-14 | Kerr Corporation | Curing light instrument |
| US9066777B2 (en) | 2009-04-02 | 2015-06-30 | Kerr Corporation | Curing light device |
| US9072572B2 (en) | 2009-04-02 | 2015-07-07 | Kerr Corporation | Dental light device |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01303145A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-07 | Aichi Steel Works Ltd | 義歯アタッチメント |
| JPH0454958A (ja) * | 1990-06-25 | 1992-02-21 | Aichi Steel Works Ltd | 義歯アタッチメント |
| JPH11113929A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-04-27 | Hitachi Metals Ltd | 歯科用磁性アタッチメントおよびその製造方法 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387635A patent/JP2002186630A/ja active Pending
-
2001
- 2001-12-06 DE DE10159881A patent/DE10159881A1/de not_active Ceased
- 2001-12-07 US US10/004,887 patent/US6561806B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-12-10 AU AU97161/01A patent/AU781635B2/en not_active Ceased
- 2001-12-11 IT IT2001MI002601A patent/ITMI20012601A1/it unknown
- 2001-12-13 GB GB0129918A patent/GB2372452B/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH11113929A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-04-27 | Hitachi Metals Ltd | 歯科用磁性アタッチメントおよびその製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| WO2004082513A1 (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-30 | Aichi Steel Corporation | 義歯アタッチメント |
| US7748982B2 (en) | 2003-02-17 | 2010-07-06 | Aichi Steel Corporation | Denture attachment |
| JP2006081700A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Neomax Co Ltd | 磁性アタッチメント |
| JP4692873B2 (ja) * | 2004-09-16 | 2011-06-01 | 日立金属株式会社 | 磁性アタッチメント |
| WO2014024673A1 (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-13 | 株式会社ジーシー | 義歯用磁性アタッチメント |
| JP2014033872A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Gc Corp | 義歯用磁性アタッチメント |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2372452B (en) | 2004-11-10 |
| ITMI20012601A1 (it) | 2003-06-11 |
| DE10159881A1 (de) | 2002-10-02 |
| US20020115041A1 (en) | 2002-08-22 |
| GB0129918D0 (en) | 2002-02-06 |
| AU9716101A (en) | 2002-06-27 |
| US6561806B2 (en) | 2003-05-13 |
| AU781635B2 (en) | 2005-06-02 |
| GB2372452A (en) | 2002-08-28 |
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