JP2002186401A - 防草工法 - Google Patents

防草工法

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JP2002186401A
JP2002186401A JP2000391235A JP2000391235A JP2002186401A JP 2002186401 A JP2002186401 A JP 2002186401A JP 2000391235 A JP2000391235 A JP 2000391235A JP 2000391235 A JP2000391235 A JP 2000391235A JP 2002186401 A JP2002186401 A JP 2002186401A
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JP
Japan
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granules
binder
weed
laying
water
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JP2000391235A
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Daizo Kashiwabara
大三 柏原
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KASHIHARA BITUMEN
KASHIHARA REKISEI KK
URBAN REPAIR KK
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KASHIHARA BITUMEN
KASHIHARA REKISEI KK
URBAN REPAIR KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な透水性を確保するとともに、自然な景
観を確保し、しかも雑草の繁殖を大幅に抑制する。 【解決手段】 自然土に対して少量のセメント、および
骨材を添加して所定の粒径分布の粒体を製造し、粒体の
表面にバインダーをコーティングし、バインダーがコー
ティングされた粒体1を防草必要部に敷設し、粒体敷設
層の表面を転圧し、自然乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は防草工法に関し、
さらに詳細にいえば、十分な透水性を確保するととも
に、自然な景観を確保し、しかも雑草の繁殖を大幅に抑
制することができる新規な防草工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から防草が要求される用途に対して
は、防草剤の散布、防草シートの敷設、焼砂の敷設、撥
水処理砂の敷設などの工法、または定期的な草刈りが行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、防草剤の散布
を行う場合には、防草剤によって土壌、水質を汚染する
可能性があるとともに、防草効果を発揮できる期間がか
なり短い期間に限定され、永続的な防草効果を達成する
ことができない。
【0004】防草シートの敷設を行う場合には、景観を
大きく損なうとともに、雑草を覆い隠すだけであるから
本質的な防草処理とはなり得ない。
【0005】焼砂の敷設を行う場合には、敷設当初はか
なり高い防草効果を発揮することができるが、永続的な
防草効果を達成することができない。また、敷設当初で
あっても、焼砂の下層に雑草の種子などが既に存在して
いるような場合には、防草効果を達成することができな
い。
【0006】撥水処理砂の敷設を行う場合には、撥水処
理剤によって土壌、水質を汚染する可能性があるととも
に、防草効果を発揮できる期間がかなり短い期間に限定
され、永続的な防草効果を達成することができない。ま
た、撥水処理が施された砂を敷設することに起因して、
十分な透水性を確保することができない。
【0007】定期的な草刈を行う場合には、目立つよう
に繁殖した雑草を人手により除去するのであるから、作
業が著しく煩雑になるとともに、種子、根などが残留す
ることに起因する雑草の繁殖を防止することができな
い。
【0008】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、十分な透水性を確保するとともに、自然な
景観を確保し、しかも雑草の繁殖を大幅に抑制すること
ができる防草工程を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の防草工法は、
自然土に対して少量のセメント、および骨材を添加して
所定の粒径分布の粒体を製造し、粒体の表面にバインダ
ーをコーティングし、バインダーがコーティングされた
粒体を防草必要部に敷設し、粒体敷設層の表面を転圧
し、自然乾燥させる工法である。
【0010】請求項2の防草工法は、セメントを10〜
20重量%、骨材を10〜15重量%、残部を自然土と
して粒体を製造する方法である。
【0011】
【作用】請求項1の防草工法であれば、自然土に対して
少量のセメント、および骨材を添加して所定の粒径分布
の粒体を製造し、粒体の表面にバインダーをコーティン
グし、バインダーがコーティングされた粒体を防草必要
部に敷設し、粒体敷設層の表面を転圧し、自然乾燥させ
るのであるから、粒体自体は透水性がなくても、粒体敷
設層は透水性を有しており、しかも粒体敷設層の殆どが
自然土であるから、自然な景観を確保することができ
る。そして、粒体敷設層に雑草の種子が落下し、発芽、
発根した場合であっても、その根が粒体敷設層を貫通す
ることは殆ど不可能であり、また、粒体敷設層の下方に
根残しがあっても、雑草が粒体敷設層を貫通して成長す
ることも殆ど不可能である。換言すれば、粒体敷設層の
表面において雑草の発芽があっても、栄養分が殆どない
こと、および根を深くはることができないことに起因し
て、雑草が大きく成長することを未然に防止することが
できる。この結果、十分な防草効果を達成することがで
きる。さらに、粒体が自然土、セメント、および骨材か
らなるのであるから、バインダーとして水質汚染テスト
に合格したものを採用することによって、土壌汚染、水
質汚染を防止することができる。
【0012】請求項2の防草工法は、セメントを10〜
20重量%、骨材を10〜15重量%、残部を自然土と
して粒体を製造するのであるから、請求項1と同様の作
用を達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の防草工法の実施の態様を詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明の防草工法により製造され
た粒体敷設層を示す概略縦断面図である。
【0015】この粒体敷設層は、所定の粒径分布の粒体
の表面に、水質汚染テストに合格したバインダーをコー
ティングした状態で、所定の厚みになるように敷設し、
表面を転圧した後、自然乾燥させることにより製造する
ことができる。
【0016】さらに説明する。
【0017】セメント(例えば、10〜20重量%)、
骨材(例えば、10〜15重量%)、自然土(残部)、
および少量の水をセメントミキサーなどに投入し、所定
の粒径分布の粒体を製造する。
【0018】なお、粒径の最大値は、粒体敷設層の厚み
の約1/2に設定する。具体的には、例えば、粒体敷設
層の厚みを20mmtに設定する場合には、最大粒径の
粒体は約10mmφに設定される。そして、この場合に
おける粒径分布は、図1に示すように、最大粒径の粒体
が最も多く、粒径が小さくなるにつれて少なくなるよう
に設定される(最小粒径は微粉になる)。なお、図1の
縦軸は、例えば、全体を100%とした場合の重量%を
表す。
【0019】また、粒体の粒径を制御するためには、例
えば、投入される水分量とセメントミキサーなどによる
攪拌時間を制御すればよい。具体的には、水分を一気に
投入することにより最大粒径を大きくすることができ、
水分を徐々に投入すれば最大粒径を小さくすることがで
きる。そして、投入すべき水分量は、自然土の含水率に
より変動させることになるが、通常は、セメント、骨
材、自然土の合計重量に対して約3〜5%に設定する。
【0020】さらに、セメントミキサーなどによる攪拌
時間は10〜20分に設定すればよい。そして、粒径が
小さい粒体の割合を少なくしたい場合には、攪拌時間を
長く設定すればよい。
【0021】以上のようにして製造された粒体の粒径分
布が所望の粒径範囲をはみ出ている場合には、例えば、
ふるいを用いて所望の粒径範囲をはみ出ている粒体を排
除する。
【0022】次いで、得られた粒体(例えば、約95重
量%)とバインダー(例えば、約5重量%)とをセメン
トミキサーなどに投入し、粒体の表面にバインダーをコ
ーティングする。なお、水質汚染テストに合格したバイ
ンダーは従来公知であるから、詳細な説明を省略する。
【0023】そして、バインダーがコーティングされた
粒体1を防草必要部に必要量だけ敷設し、鏝、ヘラなど
を用いて表面に適度の転圧(表面に対する押圧および平
坦化)を施す。
【0024】その後、必要に応じて表面の柄付けなどを
行い、自然乾燥させることにより、図2に示す粒体敷設
層を完成させる。
【0025】上記の防草工法により製造された粒体敷設
層であれば、粒体どうしの間の水路を確保できるので、
良好な透水性を達成することができる。この結果、植樹
が存在するような場所であっても施工することができ
る。
【0026】また、粒体に含まれるセメント、骨材は無
機物であるとともに、バインダーも水質汚染テストに合
格したものであるから、土壌汚染、水質汚染を未然に防
止することができる。
【0027】さらに、粒体は自然土を主体とする関係
上、自然土の色調を有しているとともに、バインダーを
コーティングすることによりしっとりとした濡れ色とな
り、良好な景観を保つことができる。
【0028】さらにまた、粒体どうしが接点においてバ
インダーによって接着され、全体として透水性を保ちな
がら一体化されているので、上部に雑草の種子が落ち、
発芽、発根しても、その根が粒体敷設層を貫通すること
は殆ど不可能であり、また粒体敷設層の下方に根残しが
あっても上方に向かって成長することができない。そし
て、永年の間に粒体敷設層の上部に栄養分が溜まって
も、粒体敷設層は保水性が著しく悪く、たとえ雑草が発
芽、生育しても根が浅く、大きく成長することはない。
これらの結果、良好な防草効果を達成することができ
る。そして、防草効果の継続期間を著しく長くすること
ができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、粒体自体は透水性が
なくても、粒体敷設層は透水性を有しており、しかも粒
体敷設層の殆どが自然土であるから、自然な景観を確保
することができ、また、十分な防草効果を達成すること
ができ、しかも、土壌汚染、水質汚染を防止することが
できるという特有の効果を奏する。
【0030】請求項2の発明は、請求項1と同様の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造された粒体の粒径分布の一例を示す図であ
る。
【図2】この発明の防草工法により製造された粒体敷設
層を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 バインダーがコーティングされた粒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B024 DB10 2B121 AA19 BB30 BB32 EA25 FA12 FA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然土に対して少量のセメント、および
    骨材を添加して所定の粒径分布の粒体を製造し、 粒体の表面にバインダーをコーティングし、 バインダーがコーティングされた粒体(1)を防草必要
    部に敷設し、 粒体敷設層の表面を転圧し、 自然乾燥させることを特徴とする防草工法。
  2. 【請求項2】 粒体は、セメントが10〜20重量%、
    骨材が10〜15重量%、残部が自然土である請求項1
    に記載の防草工法。
JP2000391235A 2000-12-22 2000-12-22 防草工法 Pending JP2002186401A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240230A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Matsui Bunshoudo:Kk 防草材および防草固化材およびその施工方法
JP2014076001A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Matsui Bunshoudo:Kk 透水性3次元構造物およびその施工方法
JP2014110811A (ja) * 2014-03-13 2014-06-19 Sanyo Special Steel Co Ltd 製鋼スラグを用いた防草材料の施工方法
JPWO2017099188A1 (ja) * 2015-12-09 2018-09-27 デンカ株式会社 防草材及びその使用方法
JP7549561B2 (ja) 2021-03-31 2024-09-11 太平洋セメント株式会社 マルチング材

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