JP2002185925A - 記録方法 - Google Patents

記録方法

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JP2002185925A
JP2002185925A JP2000383328A JP2000383328A JP2002185925A JP 2002185925 A JP2002185925 A JP 2002185925A JP 2000383328 A JP2000383328 A JP 2000383328A JP 2000383328 A JP2000383328 A JP 2000383328A JP 2002185925 A JP2002185925 A JP 2002185925A
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JP2000383328A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yoshida
勝彦 吉田
Masao Okabe
雅夫 岡部
Hidemi Oka
秀美 岡
Shinjiro Mizuno
慎二郎 水野
Tadashi Yoshino
正 吉野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動き補償予測を用いた高能率符号化を行って
も記録容量をオーバーする場合でも、高画質な再生画を
容易に実現することができる記録方法を提供すること。 【解決手段】 ブロック記録回路119はiフレームに
ついてN個の圧縮ブロックを作成し、M個のトラック中
に構成したN個の記録ブロックと対応させて各々記録す
る。記録回路120はM個のトラック以外にiフレーム
のあふれた符号化データとp又はbフレームの動きベク
トルデータを、p又はbフレームの差分データよりも先
に記録する。これによりデータ量がオーバーした場合で
も高画質な再生画を容易に実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される映像信
号を動き補償予測を利用してKフレーム単位で高能率符
号化を行い、L個のトラックに記録する記録方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルビデオ機器等の映像のデ
ジタル信号処理では、限られた伝送レートでの記録/再
生を実現するため、高能率符号化の技術開発が盛んに行
われている。高能率符号化とは、映像信号の持つ冗長度
を利用して、データ量を圧縮する符号化方法であり、例
えばフレーム内の空間的相関やフレーム間の時間的相関
を利用したデータ圧縮等がある。
【0003】フレーム内の空間的相関、つまり任意の画
素とその近隣の他画素とは近い値をもつことが多いとい
う特徴を利用したデータ圧縮方法としては、フレーム内
を例えば8画素×8画素のブロック(以下、直交変換ブ
ロック)に分割し、直交変換ブロック単位で直交変換を
行い圧縮する方法等が用いられることが多い。直交変換
により算出された直交変換係数は、統計的に定められた
可変長符号化を行い、圧縮効率を向上して記録される。
【0004】又、フレーム間の時間的相関、つまりフレ
ーム中のある画素ブロックは近隣フレーム中にも存在す
ることが多いという特徴を利用したデータ圧縮方法とし
ては、動き補償予測方式が用いられることが多い。動き
補償予測方式とは、処理フレーム内を例えば16画素×
16画素のブロック(以下、マクロブロック)に分割
し、各マクロブロックについて近隣の他フレーム(以
下、参照画像)の16画素×16画素のブロックとの差
分が小さくなる位置を検索し、その位置への動き量を動
きベクトルとして算出するものである。又、参照画像を
算出した動きベクトルで補償した画像を処理フレームの
予測画像とし、予測画像と参照画像から差分データを生
成する。つまり、処理フレームはマクロブロック毎に動
きベクトルとデータ量の小さい差分データとで表現さ
れ、高効率な圧縮が可能となる。差分データはそのまま
記録媒体に記録してもよいが、通常は直交変換及び可変
長符号化処理されて記録媒体に記録される。ここで入力
される映像信号は、動き補償予測を用いずにフレーム内
で符号化するiフレーム、過去のフレームを参照画像と
して予測するpフレーム、過去のフレームを参照画像と
する予測、又は未来のフレームを参照画像とする予測、
又はその両方を用いる予測のうち一番圧縮効率のよい予
測を適用するbフレームの中から選択し、高能率符号化
されることになる。
【0005】以上のような高能率符号化を用いて圧縮し
た符号化データを記録再生する場合、可変長符号化を用
いるため、誤りが発生した時には復号できなくなり、再
生不可能になるというデメリットが発生する。又、記録
位置と画面上の位置とが不定となるため、VTR等にお
ける高速再生の画質が著しく劣化していまう。
【0006】これらを解決する技術が特開平6−268
964に開示されている。この発明によると、入力され
る映像信号をKフレーム単位で高能率符号化を行いL個
のトラックに記録する場合、L個のトラックの前半のト
ラックに固定長であるN個の記録ブロックを構成し、さ
らに第1フレーム(iフレームに相当)をN個に分割し
たブロックを高能率符号化し、N個の圧縮ブロックを生
成した後に、N個の記録ブロックとN個の圧縮ブロック
を対応づけて記録する。残りのトラックには、記録ブロ
ックに記録できなかった第1フレームの符号化データ、
第2フレーム(pフレーム又はbフレームに相当)の差
分データ及び動きベクトル、第3フレーム(pフレーム
又はbフレームに相当)の差分データ及び動きベクト
ル、という順で記録されている。これにより、伝送路誤
りが発生しても、N個の固定長の記録ブロックでは可変
長符号化がリセットされるため、影響を最小限に抑える
ことができる。又、N個の圧縮ブロックのデータが固定
長のN個の記録ブロックに記録されているので、高速再
生時には、記録ブロック単位で独立に、順次再生するこ
とが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の記
録方法では、入力された映像信号によってはiフレーム
の符号化データが大きかったり、pフレームやbフレー
ムにおいて動き補償予測により求められた差分データが
小さなデータ量にならなかったりした場合、K個のフレ
ームのうち最後の方に記録するフレームの一部あるいは
全ての差分データや動きベクトルが全く記録不可能にな
ってしまい、再生時には画像データを復元することがで
きず、著しく画質が劣化してしまうことになる。
【0008】又、K個のフレームの符号化データをL個
のトラックに必ず記録できるようにデータ量制御を行う
方法を用いる場合には、データ量がオーバーしたときに
何度も高能率符号化をやり直す必要があるため、回路の
高速化あるいは回路の大規模化が必須となり実現が困難
になってしまう。
【0009】本発明は上記課題を解決し、伝送路誤りの
影響を最小限に抑え、かつ高画質な高速再生を実現する
と共に、データ量がオーバーした場合でも高画質な再生
画を容易に実現することができる記録方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の記録方法は、入力される映像信号をKフレ
ーム単位で高能率符号化を行いL個のトラックに記録す
る場合、Kフレーム単位の映像信号のうち、フレーム内
のみで高能率符号化が行われるiフレームにおいては1
フレームをN個の画像ブロックに分割し、高能率符号化
を行ってN個の圧縮ブロックを作成し、iフレーム以外
においては他フレームとの動き補償予測による差分デー
タと動きベクトルデータにより高能率符号化を行い、L
個のトラックに記録する場合には、M(0<M<L、M
は実数)個のトラック中にN個の記録ブロックを構成し
て、iフレームのN個の圧縮ブロックと対応させて各々
記録し、M個のトラック以外に記録ブロックからあふれ
た符号化データと動きベクトルデータと差分データを記
録するときに、あふれた符号化データと動きベクトルデ
ータを差分データよりも先に記録するように構成したも
のである。
【0011】本発明の請求項1記載の発明は、入力され
る映像信号をKフレーム(Kは整数)単位で高能率符号
化を行いL個のトラックに記録する記録方法であって、
Kフレーム単位の映像信号のうち、フレーム内のみで高
能率符号化が行われるiフレームにおいては1フレーム
をN個の画像ブロックに分割し、高能率符号化を行って
N個の圧縮ブロックを作成し、iフレーム以外において
は他フレームとの動き補償予測による差分データと動き
ベクトルデータにより高能率符号化を行い、L個のトラ
ックに記録する場合には、M(0<M<L、Mは実数)
個のトラック中にN個の記録ブロックを構成して、iフ
レームのN個の圧縮ブロックと対応させて各々記録し、
M個のトラック以外に記録ブロックからあふれた符号化
データと動きベクトルデータと差分データを記録すると
きに、あふれた符号化データと動きベクトルデータを差
分データよりも先に記録するように構成したものであ
る。この発明によると、Kフレームにおける符号化デー
タ量が多くL個のトラックの記録容量をオーバーする場
合でも、最後の方に記録した差分データは欠落するが、
優先的に記録された動きベクトルデータは保護できると
いう作用を有する。
【0012】又本発明の請求項2記載の発明は、入力さ
れる映像信号をKフレーム(Kは整数)単位で高能率符
号化を行いL個のトラックに記録する記録方法であっ
て、Kフレーム単位の映像信号のうち、フレーム内のみ
で高能率符号化が行われるiフレームにおいては1フレ
ームをN個の画像ブロックに分割し、高能率符号化を行
ってN個の圧縮ブロックを作成し、iフレーム以外にお
いては他フレームとの動き補償予測による差分データと
動きベクトルデータにより高能率符号化を行い、L個の
トラックに記録する場合には、M(0<M<L、Mは実
数)個のトラック中にN個の記録ブロックを構成して、
iフレームのN個の圧縮ブロックと対応させて各々記録
し、記録動作の後にまだ空き領域がある記録ブロックと
M個のトラック以外に、他の記録ブロックからあふれた
符号化データと動きベクトルデータと差分データを記録
するときに、あふれた符号化データと動きベクトルデー
タを差分データよりも先に記録するように構成したもの
である。この発明によると、Kフレームにおける符号化
データ量が多くL個のトラックの記録容量をオーバーす
る場合でも、最後の方に記録した差分データは欠落する
が、優先的に記録された動きベクトルデータは保護でき
ると共に、記録ブロックの空き領域にまで無駄なくデー
タを記録するため、よりデータの欠落を削減できるとい
う作用を有する。
【0013】又本発明の請求項3記載の発明は、請求項
1及び請求項2記載の記録方法において、動き補償予測
を行う場合に参照されるフレームの動きベクトルデータ
を、参照されないフレームの動きベクトルデータよりも
先に記録するように構成したものであり、参照されるフ
レームの動きベクトルデータを参照されないフレームの
動きベクトルデータよりも優先的に記録し、保護すると
いう作用を有する。
【0014】又本発明の請求項4記載の発明は、請求項
1〜3のいずれかの記録方法において、動き補償予測を
行う場合に参照されるフレームの差分データを、参照さ
れないフレームの差分データよりも先に記録するように
構成したものであり、参照されるフレームの差分データ
を参照されないフレームの差分データよりも優先的に記
録し、保護するという作用を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の記録方法を用いた
第1の実施の形態である記録装置の構成を示すブロック
図である。図1において、並び替えメモリ101は入力
端子100より入力した映像信号の順番を入れ替えて出
力するメモリ、減算器102はフレーム間差分を得る減
算器、直交変換回路103は直交変換を行う回路、量子
化回路104、逆量子化回路105、及び逆直交変換回
路106は夫々量子化、逆量子化、逆直交変換を行う回
路、加算器107はフレーム間差分の逆処理をする加算
器、メモリ108は加算器107の出力を記憶しておく
ためのメモリ、動き補償回路110は2つのフレーム間
の動きベクトルを検出し動き補償を行う回路、スイッチ
111は動き補償回路110の出力をオンオフし、減算
器102に出力するスイッチである。又可変長符号化回
路112は量子化回路104の出力を可変長符号化する
ものであり、スイッチ113は入力をiフレーム用メモ
リ114と差分用メモリ115のいずれかに出力するス
イッチ、iフレーム用メモリ114はフレーム内の情報
でのみ符号化されたデータを記憶するメモリ、差分用メ
モリ115はフレーム間差分の符号化データを記憶する
メモリ、ベクトル用メモリ116は動きベクトルデータ
を記憶するメモリ、スイッチ117はiフレーム用メモ
リ114と差分用メモリ115とベクトル用メモリ11
6の中から1つを出力するスイッチ、スイッチ118は
スイッチ117からの入力をブロック記録回路119と
記録回路120のいずれかに出力するスイッチ、ブロッ
ク記録回路119は入力を記録ヘッド121を介して磁
気テープ(図示せず)の記録ブロックに記録する回路、
記録回路120は入力を記録ヘッド121を介して磁気
テープの記録ブロック以外に記録する回路、記録ヘッド
121は入力を磁気テープに記録するヘッドである。
【0016】ここでこの構成において、記録媒体は磁気
テープとしたがディスク記録媒体や半導体記録媒体を用
いても良い。又、スイッチ111、113、117及び
118における切換動作は、例えば動作管理手段を設け
ることにより、容易に実現可能となる。
【0017】上記の構成の記録装置について、以下に動
作説明を行う。以下においては525/60方式で伝送
され、1フレームの輝度信号が水平720画素、垂直4
80ラインで構成される映像信号に本実施の形態を適用
した場合について説明する。ここで、直交変換ブロック
を水平8画素、垂直8ラインの64画素のデータで構成
する。つまり、1フレーム当たりの直交変換ブロック数
は5400個になる。又、2つの色差信号(R−Y信号
とB−Y信号)は、隣接する4個の輝度信号の直交変換
ブロックと同範囲に含まれる画素で各々1個の直交変換
ブロックを構成する。又、同範囲にある4個の輝度信号
の直交変換ブロックとR−Y信号、B−Y信号の各1個
の直交変換ブロックの合計6個の直交変換ブロックを1
マクロブロックと呼ぶ。つまり、1フレームは1350
マクロブロックで構成される。又、説明の便宜上、高能
率符号化を行うフレーム単位(以下、GOPという)は
K=4とし、フレーム内の情報のみで符号化される第1
フレーム(以下、iフレーム)、時間軸で前方向のiフ
レームとの動き補償予測、あるいは後方向のpフレーム
との動き補償予測、あるいはその両フレームとの動き補
償予測によるフレーム間差分データと動きベクトルデー
タとして符号化される第2、第3フレーム(以下、各々
b1、b2フレーム、総称する場合はbフレームとい
う)、前方向のiフレームとの動き補償予測によるフレ
ーム間差分データと動きベクトルデータとして符号化さ
れる第4フレーム(以下、pフレームという)が順に入
力端子100から入力されるものとする。ただし、整数
KはK>1を満足すればこの限りではない。又、高能率
符号化を4フレーム単位で行って生成された符号化デー
タを、磁気テープ上のL=20個のトラックに記録し、
その前半M=10個のトラックに記録ブロックを構成す
るものとする。ただし、整数L、実数Mは0<M<Lを
満足すればこの限りではない。
【0018】入力端子100はiフレーム、b1フレー
ム、b2フレーム、pフレームの順に入力し、並び替え
メモリ101へ出力する。並び替えメモリ101は入力
フレームをGOP単位で、iフレーム、pフレーム、b
1フレーム、b2フレームの順に並び替えて順次出力す
る。
【0019】まず、iフレーム(第1フレーム)が減算
器102に入力された後の処理について説明する。iフ
レームはフレーム内の情報のみで処理されるため、スイ
ッチ111はオフに設定される。よって、減算器102
は並び替えメモリ101からの映像信号をそのまま出力
し、直交変換回路103で直交変換ブロック単位で直交
変換を行った後に、量子化回路104であらかじめ定め
られた符号量に量子化される。ここで、直交変換には通
常離散コサイン変換(DCT)が用いられるが、その他
の方式でも構わない。量子化回路104の出力は可変長
符号化回路112と逆量子化回路105へ出力される。
【0020】可変長符号化回路112においては入力が
直交変換ブロック単位で可変長符号化され、スイッチ1
13を介してiフレーム用メモリ114へ記憶される。
これによって、直交変換ブロック毎に異なるデータ量に
変換されることになる。又、可変長符号化回路112は
GOPの記録データがほぼ20トラックに記録できるよ
うに制御する。例えば、可変長符号化回路112が出力
した符号化データがあらかじめ設定された目標符号量よ
りも多かったなら、量子化回路104の量子化のステッ
プ幅(圧縮率)を大きくし、目標符号量よりも少なかっ
たなら、量子化のステップ幅を小さくする。これにより
GOPの記録データはほぼ20トラック分のデータ量に
制御されるが、実際には20トラックよりも記録データ
量は多くなったり少なくなったりする。
【0021】一方、量子化回路104の出力は逆量子化
回路105、逆直交変換回路106を介し復号された信
号として加算器107へ出力される。スイッチ111は
オフであるため、加算器107は入力をそのまま出力
し、メモリ108に記憶されて遅延を受ける。
【0022】次に、pフレーム(第4フレーム)が減算
器102に入力されるが、pフレームはフレーム間差分
で処理されるため、スイッチ111はオンに設定され
る。よって、動き補償回路110はpフレームを入力す
ると、メモリ108からiフレームの復号信号を動き補
償予測のための参照画像として入力し、pフレームと参
照画像とを比較して動きベクトルデータを検出し、ベク
トル用メモリ116に記憶する。又、動き補償回路11
0は参照画像を動きベクトルデータに対応する分だけ動
きを補償し、pフレームの予測画像として出力する。こ
こで、動き補償予測方式はMPEG2等で採用されてい
る方式を使用したが、その他の方式でも構わない。動き
補償回路110の出力はスイッチ111を介して減算器
102へ入力される。減算器102は入力された予測画
像ともう一方の入力であるpフレームとの差分データを
生成する。差分データは、直交変換回路103、量子化
回路104を介し可変長符号化回路112と逆量子化回
路105へ出力される。可変長符号化回路112では、
入力を可変長符号化し、スイッチ113を介して差分用
メモリ115へ記憶する。又、可変長符号化回路112
は、iフレームの時と同様に目標符号量と実際の符号量
を比較して量子化回路104の量子化のステップ幅を制
御する。一方、量子化回路104で量子化された差分デ
ータは、逆量子化回路105、逆直交変換回路106を
介し加算器107へ出力される。スイッチ111はオン
に設定されているため、加算器107では、動き補償回
路110から出力されているpフレームの予測画像と復
号された差分データとを加算することでpフレームの復
元画像を生成し、メモリ108に記憶し遅延を受ける。
【0023】更にb1フレーム(第2フレーム)が減算
器102に入力されるが、pフレームの時と同様に処理
され、差分用メモリ115に符号化されたb1フレーム
の差分データが、ベクトル用メモリ116にb1フレー
ムの動きベクトルデータが記憶される。ここで、b1フ
レームの動き補償予測を行う時には、メモリ108には
以前に処理したiフレームとpフレームの復元画像が記
憶されており、動き補償回路110は、メモリ108か
らiフレームとpフレームを参照画像として入力し、各
々の参照画像とb1フレームとを比較して動きベクトル
データを検出し、前方向予測、後方向予測、両方向予測
のうち差分データが一番小さくなると予測される予測方
式を選択し、b1フレームの予測画像を生成する。又、
選択された予測方式における動きベクトルデータをベク
トル用メモリ116に出力することになる。
【0024】最後にb2フレーム(第3フレーム)が減
算器102に入力されるが、b1フレームと同様に処理
され、差分用メモリ115に符号化されたb2フレーム
の差分データが、ベクトル用メモリ116にb2フレー
ムの動きベクトルデータが記憶される。
【0025】符号化データは特定の記録フォーマットに
基づいて記録されるが、図2に本実施の形態におけるG
OP単位で記録されるトラックフォーマットを示してい
る。図2において、領域201は1フレームの画面位置
と対応づけられた固定長の記録ブロックが記録される領
域であり、領域202〜206は記録ブロックに記録さ
れない符号化データを記録する領域である。又図3に領
域201の記録ブロックに記録されるマクロブロック記
録データの構成を示している。ここで、図3(a)はマ
クロブロック記録データにおける直交変換ブロックの記
録領域を示している。記録ブロックは4個の輝度信号の
直交変換ブロック(Y0、Y1、Y2、Y3)と2個の
色差信号の直交変換ブロック(R−Y、B−Y)の記録
領域を含んでいる。つまり、領域201には画面と対応
付けられた記録位置に直交変換ブロックが記録されるこ
とになり、伝送路誤りの影響が小さく、高速再生にも適
した記録が可能になる。
【0026】磁気テープへの記録は、まずiフレーム用
メモリ114に記憶された各直交変換ブロックの符号化
データのうち、より重要度の高いデータから記録するこ
とになる。ここで重要度の高いデータとは順に、各直交
変換ブロックの復号に必要な補助データ、直交変換で得
られた低域データ、より高域データ、最後に一番高域デ
ータとなる。一般に、視覚上低域を表す成分の歪は検知
され易いが、高域成分の歪は検知されにくい。このた
め、重要度の低いデータを復元できない場合でも画質劣
化は目立たなくすることが可能になる。
【0027】まず、領域201への記録時にはスイッチ
117はiフレーム用メモリ114へ接続され、スイッ
チ118はブロック記録回路119へ接続される。ブロ
ック記録回路119にはiフレーム用メモリ114に記
憶されている直交変換ブロック毎の符号化データを重要
度の高いデータから入力し、図3(a)のフォーマット
に従いマクロブロック記録データを構成する。このとき
のマクロブロック記録データの記録状態の一例を図3
(b)に示す。Y0及びY3の直交変換ブロックのデー
タ量が少ないため、全てのデータを直交変換ブロックの
記録領域に記録してもまだ空き領域310,311が発
生している。これに対して、Y1、Y2、R−Y、B−
Yの直交変換ブロックのデータ量は、各々直交変換ブロ
ックの記録領域より大きいため記録できないデータが発
生したことになる。ブロック記録回路119は記録でき
なかったデータを同じマクロブロック記録データ内の空
き領域の先頭から記録する。このときのマクロブロック
記録データの記録状態の一例を図3(c)に示す。図3
(c)ではY1、Y2の記録できなかったデータの全て
と、R−Yの記録できなかったデータの一部とが空き領
域310,311に記録されたことになる。従って、伝
送路誤りや高速再生等でこのマクロブロック記録データ
内のデータのみで再生する際には、このマクロブロック
記録データに含まれる輝度信号の全データと色差信号の
重要度の高いデータを再生することが可能になる。又、
上記動作において、まだ記録されていないR−Yの一部
とB−Yの一部のデータがiフレーム用メモリ114に
残っていることになる。
【0028】以上の動作をiフレーム用メモリ114に
記憶された他の直交変換ブロックについても同様に行
う。これによりブロック記録回路119では1350個
のマクロブロック記録データが作成される。作成された
各マクロブロック記録データは磁気ヘッド121を介し
て磁気テープ上の領域201の対応する記録ブロックに
記録される。
【0029】次に図2の領域202〜206への記録動
作について説明する。領域202は領域201に記録で
きなかったiフレームの残余データを、領域203は
p、b1、b2フレームの動きベクトルデータを、領域
204はpフレームの差分データを、領域205はb1
フレームの差分データを、領域206はb2フレームの
差分データを記録する領域である。領域202〜206
への記録時には各フレームのマクロブロック45個分に
対応する各データでデータ群を構成する。図4に領域2
02〜206へ記録されるデータ群の構成の一例を示し
ている。図4において領域400にはデータ群識別用の
ヘッダが記録され、領域401〜領域445には45個
のマクロブロック毎に復号のための補助データと前記各
データを記録する。つまり、1フレームには1350個
のマクロブロックで構成されているため、1フレームあ
たり30個のデータ群が存在することになる。又残余デ
ータ、動きベクトルデータ、差分データは可変長である
ため、データ量はマクロブロック毎に異なる。各データ
群はヘッダ400が付与されているため、データ群単位
で検出可能となる。つまり、伝送路誤りが発生した場合
でも次のデータ群以降は何ら問題なく検出できる。ここ
で、データ群は45個のマクロブロックに対応する各デ
ータを記録するとしたが、それ以外の個数のマクロブロ
ックのデータを記録するようにしても構わない。例え
ば、より少ないマクロブロック数でデータ群を構成した
場合には、伝送路誤りに強くなる反面、ヘッダ総数が増
えるため記録できるデータ量が減ってしまうことにな
る。
【0030】領域202への記録時には、スイッチ11
7はiフレーム用メモリ114へ接続され、スイッチ1
18は記録回路120へ接続される。記録回路120で
はiフレーム用メモリ114に残っている残余データを
マクロブロック毎に順次入力し、先頭に補助データを付
加した後に、図4のフォーマットに従ってデータ群を構
成する。これを繰り返して作成された30個のiフレー
ムの残余データ群は、磁気ヘッド121を介して磁気テ
ープ上の領域202へ記録される。
【0031】又、領域203への記録時には、スイッチ
117はベクトル用メモリ116へ接続され、スイッチ
118は記録回路120へ接続される。記録回路120
では、まずベクトル用メモリ116に記憶したpフレー
ムの動きベクトルデータをマクロブロック毎に順次入力
し、先頭に補助データを付加した後に、図4のフォーマ
ットに従ってデータ群を構成する。これを繰り返して3
0個のデータ群を作成する。その後b1、b2フレーム
の動きベクトルデータについても同様に各々30個のデ
ータ群を作成する。以上のように作成された90個の動
きベクトルデータ群は、磁気ヘッド121を介して磁気
テープ上の領域203へ記録される。
【0032】又、領域204への記録時には、スイッチ
117は差分用メモリ115へ接続され、スイッチ11
8は記録回路120へ接続される。記録回路120では
差分用メモリ115に記憶したpフレームの差分データ
をマクロブロック毎に順次入力し、先頭に補助データを
付加した後に、図4のフォーマットに従ってデータ群を
構成する。これを繰り返して作成された30個のpフレ
ームの差分データ群は、磁気ヘッド121を介して記録
テープ上の領域204へ記録される。又、領域204へ
の記録時と同様に領域205へb1フレームの差分デー
タ群が記録され、領域206へb2フレームの差分デー
タ群が記録される。
【0033】以上のように、領域204〜206の差分
データよりも領域203の動きベクトルデータを先に記
録したことにより、GOP内の符号化データ量が多く、
20トラックに記録できずに、最後の方に記録する差分
データの一部が欠落した場合でも、対応する動きベクト
ルは記録されているため、欠落した部分の補完が可能に
なる。又、b1、b2フレームの差分データよりもpフ
レームの差分データを先に記録するようにした。これに
より、b1、b2フレームの復号時に参照するpフレー
ムが欠落する可能性が極めて低くなり、誤って復号する
ことがなくなる。よって、記録するデータ量が記録可能
なデータ量をオーバーした場合でも高画質な再生画を得
ることができる。
【0034】次に本発明の記録方法を用いた第2の実施
の形態である記録装置について説明する。本実施の形態
は領域201にiフレームの符号化データを全て記録完
了してもなお、一部の記録ブロックに空き領域が存在す
る場合に、その空き領域が満たされるまで動きベクトル
データと差分データを記録するようにしたものである。
本実施の形態である記録装置の構成は第1の実施の形態
と同じ構成であり、図1のスイッチ117、118、ブ
ロック記録回路119、記録回路120の動作が異な
る。以下、異なる動作について説明する。
【0035】第1の実施の形態と同様に領域201への
記録時にはスイッチ117はiフレーム用メモリ114
へ接続され、スイッチ118はブロック記録回路119
へ接続され、ブロック記録回路119はiフレーム用メ
モリ114の符号化データを重要度の高いデータから入
力し、マクロブロック記録データを構成する。このとき
のマクロブロック記録データの記録状態は図3(b)と
する。ブロック記録回路119は記録できなかったY
1、Y2、R−Y、B−Yのデータを同じマクロブロッ
ク記録データ内の空き領域の先頭から記録する。このと
きのマクロブロック記録データの記録状態の一例を図5
に示す。図5では全ての直交変換ブロックのデータを記
録できており、しかも領域501にまだ空き領域が存在
している。以上の動作をiフレーム用メモリ114に記
憶された他の直交変換ブロックについても同様に行う。
このとき、マクロブロック記録データによっては、図5
の領域501のように空き領域があるマクロブロック記
録データもあれば、全てのデータを記録できず、残余デ
ータがあるマクロブロック記録データもある。
【0036】次に、ブロック記録回路119はiフレー
ム用メモリから残余データを入力し、領域501のよう
な空き領域に記録する。このとき、第1の実施の形態と
同様に図4のフォーマットに従って記録する。全ての残
余データを記録完了しても、さらに空き領域が存在する
場合は、スイッチ117をベクトル用メモリ116へ接
続し、図4のフォーマットに従って動きベクトルデータ
を記録する。
【0037】上記のように残余データあるいは動きベク
トルデータの記録中に空き領域がなくなくなると、第1
の実施の形態と同様に作成された1350個のマクロブ
ロック記録データは磁気ヘッド121を介して磁気テー
プ上の領域201の対応する記録ブロックに記録され
る。又、記録ブロックに記録できなかったデータは第1
の実施の形態と同様にして、記録回路120により領域
202以降の領域に記録される。
【0038】以上のように、領域204〜206の差分
データよりも領域203の動きベクトルデータを先に記
録したことにより、GOP内の符号化データ量が多く、
20トラックに記録できずに、最後の方に記録する差分
データの一部が欠落した場合でも、対応する動きベクト
ルは記録されているため、欠落した部分の補完が可能に
なる。又、b1、b2フレームの差分データよりもpフ
レームの差分データを先に記録するようにした。これに
より、b1、b2フレームの復号時に参照するpフレー
ムが欠落する可能性が極めて低くなり、誤って復号され
ることがなくなる。又、領域201に記録するマクロブ
ロック記録データの空き領域には残余データや動きベク
トルデータを記録することにより、欠落するデータ量を
減少することが可能になる。よって、記録するデータ量
が記録可能なデータ量をオーバーした場合でも高画質な
再生画を得ることができる。
【0039】尚、第1及び第2の実施の形態において、
入力端子100から入力される映像信号は順にiフレー
ム、b1フレーム、b2フレーム、pフレームとした
が、その他のGOP構成を適用してもよい。例えば、順
にiフレーム、pフレーム、pフレーム、pフレームと
すると、符号化効率は悪くなるが、並び替えメモリ10
1が不要になる、動き補償回路110が小さな規模で構
成できる等のメリットがでる。ここで、pフレームの動
きベクトルデータ数はbフレームの両方向予測時の動き
ベクトルデータ数の半分となるが、本記録装置において
は何ら問題なく記録することができる。
【0040】又、第1及び第2の実施の形態において、
領域202〜206へ記録する順番は残余データ、動き
ベクトルデータ、差分データという順番にしたが、b
1、b2、pフレームを復元するために重要な動きベク
トルデータを残余データよりも先に記録するようにして
もよい。又、それ以外の順番でもよく、要はマクロブロ
ック単位で作成される動きベクトルデータと差分データ
とを分離し、差分データよりも動きベクトルデータを先
に記録することにより、動きベクトルデータを優先的に
保護することを特徴とするものである。又、同一フレー
ムの全ての動きベクトルデータを同一フレームの全ての
差分データよりも先に記録するように説明しているが、
例えばデータ群単位内又はマクロブロック単位内で動き
ベクトルデータを差分データよりも先に記録するように
構成しても十分な効果が得られる。
【0041】又、第1及び第2の実施の形態において、
記録ブロックを構成するM個のトラックは20トラック
中の先頭から10トラックとしたが、別の方法として2
0トラック中の任意の場所に構成しても何ら問題ない。
【0042】又、第1及び第2の実施の形態において、
特定の映像信号に対する記録フォーマットを示したが、
本発明はこれ以外の任意の映像信号、記録フォーマット
に適用可能である。又説明では輝度信号と色差信号で構
成された映像信号について説明しているが、コンポジッ
ト信号、RGB信号、その他の画像信号や音声信号にも
適用可能である。
【0043】又、第1及び第2の実施の形態において、
実現する構成は図1に示したが、それ以外にも様々な構
成が可能であり、計算機上でソフトウエアで実現するこ
とも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、フレーム内のみで高能率符号化が行われるiフレ
ームにおいてはN個に分割した圧縮ブロックをL個中の
M個のトラックに構成したN個の記録ブロックに対応さ
せて記録し、又他フレームとの動き補償予測による高能
率符号化が行われるiフレーム以外のフレームにおいて
はM個のトラック以外の領域に規定数の圧縮ブロック単
位でデータ群を構成し記録するため、伝送路誤りの影響
を最小限に抑え、かつ高画質な高速再生を実現すること
ができる。又、M個のトラック以外の領域への記録は、
記録ブロックからあふれた符号化データと動きベクトル
データを差分データよりも先に記録するため、Kフレー
ムにおける符号化データ量が多くL個のトラックの記録
容量をオーバーする場合でも、最後の方に記録した差分
データは欠落するが、優先的に記録された動きベクトル
データで補完することができるため、高画質な再生画を
容易に実現することができるという効果が得られる。
【0045】又、請求項2記載の本発明によれば、フレ
ーム内のみで高能率符号化が行われるiフレームにおい
てはN個に分割した圧縮ブロックをL個中のM個のトラ
ックに構成したN個の記録ブロックに対応させて記録
し、又他フレームとの動き補償予測による高能率符号化
が行われるiフレーム以外のフレームにおいてはM個の
トラック以外の領域に規定数の圧縮ブロック単位でデー
タ群を構成し記録するため、伝送路誤りの影響を最小限
に抑え、かつ高画質な高速再生を実現することができ
る。又、M個のトラックの空き領域とM個のトラック以
外の領域への記録は、記録ブロックからあふれた符号化
データと動きベクトルデータを差分データよりも先に記
録するため、Kフレームにおける符号化データ量が多く
L個のトラックの記録容量をオーバーする場合でも、最
後の方に記録した差分データは欠落するが、優先的に記
録された動きベクトルデータで補完することができるた
め、高画質な再生画を容易に実現することができる。
又、M個のトラックの空き領域にまで無駄なくデータを
記録するように構成したため、データの欠落を削減で
き、更なる高画質化を実現することができるという効果
が得られる。
【0046】又、請求項3記載の本発明によれば、請求
項1及び請求項2記載の記録方法において、動き補償予
測を行う場合に参照されるフレームの動きベクトルデー
タを、参照されないフレームの動きベクトルデータより
も先に記録するように構成したため、Kフレームにおけ
る符号化データ量が多くL個のトラックの記録容量をオ
ーバーする場合でも、参照されるフレームを動きベクト
ルデータによって確実に補完でき、このフレームを参照
する他フレームへの影響を最小限に抑えることができる
という効果が得られる。
【0047】又、請求項4記載の本発明によれば、請求
項1及び請求項2及び請求項3記載の記録方法におい
て、動き補償予測を行う場合に参照されるフレームの差
分データを、参照されないフレームの差分データよりも
先に記録するように構成したため、Kフレームにおける
符号化データ量が多くL個のトラックの記録容量をオー
バーする場合でも、参照されるフレームを動きベクトル
データと差分データで優先的に復元でき、このフレーム
を参照する他フレームへ悪影響を及ぼさないという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録方法を用いた第1及び第2の実施
の形態における記録装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】本発明の記録方法を用いた第1及び第2の実施
の形態におけるGOP単位のトラックフォーマットを示
す概念図である。
【図3】本発明の記録方法を用いた第1及び第2の実施
の形態におけるマクロブロック記録データの状態の一例
を示す概念図である。
【図4】本発明の記録方法を用いた第1及び第2の実施
の形態におけるデータ群の状態の一例を示す概念図であ
る。
【図5】本発明の記録方法を用いた第2の実施の形態に
おけるマクロブロック記録データの状態の一例を示す概
念図である。
【符号の説明】
100 入力端子 101 並び替えメモリ 102 減算器 103 直交変換回路 104 量子化回路 105 逆量子化回路 106 逆直交変換回路 107 加算器 108 メモリ 110 動き補償回路 111 スイッチ 112 可変長符号化回路 113 スイッチ 114 iフレーム用メモリ 115 差分用メモリ 116 ベクトル用メモリ 117 スイッチ 118 スイッチ 119 ブロック記録回路 120 記録回路 121 記録ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 岡 秀美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 水野 慎二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉野 正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA21 FA30 GB01 GB05 GB22 GB26 GB29 GB32 KA04 KA24 KA26 5C059 KK00 LA09 MA04 MA05 NN01 PP05 PP06 PP07 PP14 SS11 TA11 TA23 TA25 TB03 TC24 TD12 UA02 UA33 UA34 UA38 5J064 AA01 AA02 BA09 BA13 BA15 BA16 BB01 BB03 BC01 BC02 BC08 BC16 BC25 BD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される映像信号をKフレーム(Kは
    整数)単位で高能率符号化を行いL個のトラックに記録
    する記録方法であって、 前記Kフレーム単位の映像信号のうち、フレーム内のみ
    で高能率符号化が行われるiフレームにおいては1フレ
    ームをN個の画像ブロックに分割し、高能率符号化を行
    ってN個の圧縮ブロックを作成し、 前記iフレーム以外においては他フレームとの動き補償
    予測による差分データと動きベクトルデータにより高能
    率符号化を行い、 前記L個のトラックに記録する場合には、M(0<M<
    L、Mは実数)個のトラック中にN個の記録ブロックを
    構成して、前記iフレームのN個の圧縮ブロックと対応
    させて各々記録し、 前記M個のトラック以外に前記記録ブロックからあふれ
    た符号化データと前記動きベクトルデータと前記差分デ
    ータを記録するときに、前記あふれた符号化データと前
    記動きベクトルデータを前記差分データよりも先に記録
    することを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 入力される映像信号をKフレーム(Kは
    整数)単位で高能率符号化を行いL個のトラックに記録
    する記録方法であって、 前記Kフレーム単位の映像信号のうち、フレーム内のみ
    で高能率符号化が行われるiフレームにおいては1フレ
    ームをN個の画像ブロックに分割し、高能率符号化を行
    ってN個の圧縮ブロックを作成し、 前記iフレーム以外においては他フレームとの動き補償
    予測による差分データと動きベクトルデータにより高能
    率符号化を行い、 前記L個のトラックに記録する場合には、M(0<M<
    L、Mは実数)個のトラック中にN個の記録ブロックを
    構成して、前記iフレームのN個の圧縮ブロックと対応
    させて各々記録し、 前記記録動作の後にまだ空き領域がある前記記録ブロッ
    クと前記M個のトラック以外に、他の記録ブロックから
    あふれた符号化データと前記動きベクトルデータと前記
    差分データを記録するときに、前記あふれた符号化デー
    タと前記動きベクトルデータを前記差分データよりも先
    に記録することを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】 動き補償予測を行う場合に参照されるフ
    レームの動きベクトルデータを、参照されないフレーム
    の動きベクトルデータよりも先に記録することを特徴と
    する請求項1又は2記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 動き補償予測を行う場合に参照されるフ
    レームの差分データを、参照されないフレームの差分デ
    ータよりも先に記録することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載の記録方法。
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