JP2002185355A - 移動端末装置及び移動端末装置における省電力化方法 - Google Patents

移動端末装置及び移動端末装置における省電力化方法

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JP2002185355A
JP2002185355A JP2000382650A JP2000382650A JP2002185355A JP 2002185355 A JP2002185355 A JP 2002185355A JP 2000382650 A JP2000382650 A JP 2000382650A JP 2000382650 A JP2000382650 A JP 2000382650A JP 2002185355 A JP2002185355 A JP 2002185355A
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power
transmission
power supply
reception
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JP2000382650A
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Yasuhiro Amano
泰宏 天野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信時における省電力化が図れるとと
もに、送受信の高速切替えが可能な移動端末装置の省電
力化方法及び移動端末装置を提供する。 【解決手段】 送信部13と受信部15の双方に共通で
あって、受信信号の中間周波信号への周波数変換及び変
調された搬送波信号の無線チャネル周波数への周波数変
換に用いられる局部発振信号を発生し出力する発振部1
4を備え、送信時には発振部14を除く受信部15への
電力の供給を停止し、受信時には発振部14を除く送信
部13への電力の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局と複数の移
動局との間で通信を行う通信システムに用いて好適な移
動端末装置及び移動端末装置における省電力化方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時、移動体通信の通信方式は、周波数
の有効利用、デジタル機器等との接続などの点において
有利であるという理由から、アナログ方式からデジタル
方式へ移行しつつある。
【0003】デジタル方式の通信システムでは、送信側
は、送信すべきアナログ信号をサンプリングしてデジタ
ル信号に変換し、変換したデジタル信号によって搬送波
を変調して送信する。受信側は、受信した変調波信号か
らデジタル信号を復調してアナログ信号に変換する。こ
のようにデジタル方式による通信システムは、送信/受
信を行う信号がデジタル信号であることから、信号の蓄
積及び呼び出しが簡単になり、さらに信号の符号化、復
号化、スクランブル化が容易となるという利点を有して
いる。
【0004】デジタル方式の1つとしてTDD(時分割
多重)方式がある。このTDD方式の通信システムで
は、自局はある一定の期間で相手局に対して信号を送信
し、その後次の一定期間で相手局からの信号を受信す
る。相手局は自局と逆の動作を行う。このTDD方式の
通信においては、デジタル信号は、送信時に時間的に圧
縮して送信され、受信後に時間的に伸長される。すなわ
ち、各局が時分割により送信および受信を交互に繰り返
すことにより、単一の周波数で双方向の通信を行う。そ
して、各局における送信動作/受信動作の切換周期を充
分に短くすることにより、双方向通信を実現できる。
【0005】ところで、このような移動端末装置では、
バッテリ容量などの制約から電池寿命の長時間化や装置
自身の発熱による温度上昇を最小限に抑えるため、通
常、各回路に対して個別にパワーセービングを行うよう
にしている。また、TDD方式では、送信から受信及び
受信から送信への切替えを高速に行う必要がある。この
切替え制御方法として、例えば特開平5−136708
号公報で開示されたものがある。
【0006】図6は、同公報で開示された移動端末装置
の構成を示すブロック図である。この図に示す従来の移
動端末装置は、PLL制御回路(図ではPLL制御)1
3内の位相比較器(図示せず)とチャージポンプ14と
の間にスイッチ回路17が介挿されており、このスイッ
チ回路17は、送受信切換信号T/Rをインバータ35
で反転した信号により開閉制御される。すなわち、送信
動作時は閉状態、受信動作時は開状態に制御される。ま
た、この従来の移動端末装置には、発振周波数が148
MHzの水晶発振器37と、この水晶増幅器37で発振
された信号を増幅器21の出力信号に混合して増幅器2
3へ出力する混合器36が設けられている。
【0007】次に、この従来の移動端末装置の動作を説
明する。送信時は、CPU1によって送受信切換信号T
/Rがハイレベルにされる。これによりスイッチ回路1
7が閉じて、PLL制御回路13とチャージポンプ14
とが接続されてPLLが形成される。また、送受信切換
信号T/Rがハイレベルにされると、終段増幅器27が
オン状態にされるとともにアンテナスイッチ3が接点T
側に切り換えられる。さらにVCO11aにおいて共振
周波数が調整されてPLLがロックされる。PLLがロ
ックされると、VCO11aの無変調時の発振周波数が
送信チャネルの搬送周波数(この場合、866MHz)
と一致した値となる。
【0008】そして、この状態で送信データMODが供
給されると、VCO11aから送信データMODによっ
て周波数変調された出力信号OUT1と出力信号OUT
2とがそれぞれ出力される。そのうちの出力信号OUT
1は増幅器21と増幅器24によって増幅された後、B
PF(バンドパスフィルタ)25を通過して増幅器26
と終段増幅器27によって電力増幅されてアンテナ3a
より放出される。
【0009】一方、受信時は、CPU1によって送受信
切換信号T/Rがローレベルにされる。これによりスイ
ッチ回路17が開いてPLLが開かれる。また、終段増
幅器27がオフ状態にされるとともにアンテナスイッチ
3が接点R側に切り換えられる。スイッチ回路17が開
いてPLLが開かれると、チャージポンプ14で保持さ
れている電圧がLPF(ローパスフィルタ)15を介し
てVCO11aに印加される。これにより、VCO11
aから送信チャネルに対応した搬送波周波数(この場
合、866MHz)よりも僅かに高い周波数(この場
合、867MHz)を有する出力信号OUT1、OUT
2がそれぞれ出力される。
【0010】出力信号OUT1は、増幅器21によって
増幅された後、混合器36に入力され、水晶発振器37
から出力される周波数が148MHzの信号と混合され
る。そして、混合器36から周波数が1016MHzの
信号が出力され、それが増幅器23で増幅された後、混
合器30に入力される。そして、上述した双方向通信機
の場合と同様な動作が行われて受信データが復調され
る。この様な送信および受信動作が一定時間(例えば1
ms)毎に繰り返し行われ、双方向通信が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動端末装置においては、送受信時において終段増幅器
27をオン・オフさせているだけなので、充分な省電力
化が図れないという問題がある。
【0012】また、送信と受信の切替え時にVCO11
aの発振周波数を切り替えているため、VCO11aの
出力の周波数が安定するまでに一定の時間を要し、送受
信の高速切替えに制限があるという問題もあった。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、送受信時における省電力化が図れるとともに、送
受信の高速切替えが可能な移動端末装置の省電力化方法
及び移動端末装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の移動端末装置
は、少なくとも送信部と受信部の双方に共通であって、
受信信号の中間周波信号への周波数変換及び変調された
搬送波信号の無線チャネル周波数への周波数変換に用い
られる局部発振信号を発生し出力する発振手段と、送信
時には前記発振手段を除く前記受信部への電力の供給を
停止し、受信時には前記発振手段を除く前記送信部への
電力の供給を停止する電力供給制御手段と、を具備する
構成を採る。
【0015】この構成によれば、送信期間においては受
信部、受信期間においては送信部を動作させないので、
装置の省電力化が可能となる。また、送信時及び受信時
における干渉を無視することができるので、ステッププ
リアスの発生を軽減できる。また、発振手段を送信期間
および受信期間共に動作させるので、発振周波数を常に
安定に保つことができる。これにより、送受信の高速切
替えが可能となる。
【0016】また、本発明の移動端末装置は、上記移動
端末装置において、受信電界強度を測定する受信電界強
度測定手段を具備し、電力供給制御手段は、前記受信電
界強度測定手段の測定結果に基づいて受信電界強度が低
くなると、次回の送信時において送信部の最終段の電力
増幅手段に供給する電力量を増加させ、前記受信電界強
度が高くなると次回の送信時において前記送信部の最終
段の電力増幅手段に供給する電力量を減少させる構成を
採る。
【0017】この構成によれば、省電力化と送信性能の
向上を同時に図ることができる。
【0018】また、本発明の移動端末装置は、上記移動
端末装置において、電力供給制御手段は、受信電界強度
測定手段の測定結果に基づいて受信電界強度が低くなる
と受信部に供給する電力を増加させ、前記受信電界強度
が高くなると前記受信部に供給する電力を減少させる構
成を採る。
【0019】この構成によれば、省電力化と受信性能の
向上を同時に図ることができる。
【0020】また、本発明の移動端末装置は、上記移動
端末装置において、電力供給制御手段は、送信用周波数
変換手段及び電力増幅手段とこれらに電力を供給する電
源手段との間に介挿される第1のスイッチ手段と、受信
用周波数変換手段及び受信信号再生手段と前記電源手段
との間に介挿される第2のスイッチ手段と、送信期間に
は前記第1のスイッチをオンすると共に前記第2のスイ
ッチをオフし、受信期間には前記第1のスイッチをオフ
すると共に前記2のスイッチをオンする切替え制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0021】この構成によれば、送信期間においては受
信部、受信期間においては送信部を動作させないので、
装置の省電力化が可能となる。また、送信時及び受信時
における干渉を無視することができるので、ステッププ
リアスの発生を軽減できる。また、発振手段を送信期間
および受信期間共に動作さるので、発振周波数を安定に
保つことができる。これにより、送受信の高速切替えが
可能となる。
【0022】また、本発明の移動端末装置は、上記移動
端末装置において、受信電界強度を測定する受信電界強
度測定手段と、送信部に電力を供給する電源手段とは別
個で且つ電力供給量の大きな第2の電源手段と、前記最
終段の電力増幅手段に供給する電力を前記電源手段から
前記第2の電源手段又は前記第2の電源手段から前記電
源手段に切替える第3のスイッチ手段と、を具備し、切
替え制御手段は、前記受信電界強度測定手段の測定結果
に基づいて受信電界強度が低くなると、現時点での前記
第3のスイッチ手段の設定が前記電源手段側であれば、
次回の送信時において前記第3のスイッチ手段を前記第
2の電源手段側に切替え、前記受信電界強度が高くなる
と、現時点での前記第3のスイッチ手段の設定が前記第
2の電源手段側であれば、次回の送信時において前記第
3のスイッチ手段を前記電源手段側に切替える構成を採
る。
【0023】この構成によれば、省電力化と送信性能の
向上を同時に図ることができる。
【0024】本発明の通信システムは、上記移動端末装
置を具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、省電力化と送受信性能
の向上が同時に得られる。
【0026】本発明の移動端末装置における省電力化方
法は、少なくとも送信部と受信部の双方に共通であっ
て、受信信号の中間周波信号への周波数変換及び変調さ
れた搬送波信号の無線チャネル周波数への周波数変換に
用いられる局部発振信号を発生し出力する発振手段を具
備する移動端末装置における省電力化方法であって、送
信時には前記発振手段を除く前記受信部への電力の供給
を停止し、受信時には前記発振手段を除く前記送信部へ
の電力の供給を停止する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、周波数変換に用
いる局部発振信号を発生する発振部を常に動作させた状
態で、送信時には受信部への電力の供給を停止させ、受
信時には送信部への電力の供給を停止させることであ
る。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る移動端末装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、本実施の形態の移動端末装置は、
アンテナ1を備えた無線部10と、変復調部20と、T
DD(時分割多重)部30と、コーデック部40と、マ
イクロホン2と、スピーカ3と、キー入力部4と、制御
部50と、電源部5とを備えて構成される。
【0030】無線部10は、高周波スイッチ12と、送
信部13と、発振部14と、受信部15と、RSSI
(Received Signal Strength Indicator:受信電界強度
検出部)16とを備えて構成される。変復調部20は変
調部21と復調部22とから成り、TDD部30はTD
Dエンコード部31とTDDデコード部32とから成
る。コーデック部40は、CODEC(コーデック)4
1と、ADC(アナログ/デジタルコンバータ)42
と、DAC(デジタル/アナログコンバータ)43とか
ら成る。
【0031】図示せぬ基地局から送信された無線周波信
号は、アンテナ1で捉えられて、無線部10の高周波ス
イッチ12を介して受信部15に入力される。受信部1
5は、入力された無線周波信号を発振部14からの受信
局部発振信号と混合して受信中間周波信号に周波数変換
する。なお、発振部14で発生される局部発振周波数は
無線チャネル周波数に応じて制御部50より指示され
る。受信部15からの受信中間周波信号は、変復調部2
0の復調部22に入力されて受信中間周波信号の復調が
行われる。受信電界強度検出部16は、図示せぬ基地局
から到来した無線周波信号の受信電界強度を検出してそ
の結果を制御部50に通知する。
【0032】TDD部30のTDDデコード部32は、
制御部50の指示に従って受信中間周波信号からディジ
タル通話信号を抽出してコーデック部40へ出力する。
コーデック部40のコーデック41は、TDDデコード
部32からのディジタル通話信号を復号してデジタル/
アナログコンバータ43へ出力する。デジタル/アナロ
グコンバータ43は、ディジタル通話信号をアナログ通
話信号に変換する。デジタル/アナログコンバータ43
から出力されたアナログ通話信号は図示しない受話増幅
器で増幅された後、スピーカ3から拡声出力される。
【0033】一方、マイクロホン2に入力された送話音
声は、コーデック部40のアナログ/デジタルコンバー
タ42でディジタル変換された後、コーデック41で符
号化されてディジタル通話信号となる。TDDエンコー
ド部31は、コーデック41からのディジタル通話信号
を制御部50から指示されたタイムスロットに挿入して
変調部21へ出力する。変調部21は、ディジタル通話
信号により搬送波信号をディジタル変調してその搬送波
信号を送信部13へ出力する。
【0034】送信部13は、変調部21で変調された搬
送波信号を発振部14からの送信局部発振信号と混合し
て制御部50より指示された無線チャネル周波数に周波
数変換し、その後、周波数変換した無線周波信号を所定
の送信電力レベルまで増幅して出力する。送信部13か
ら出力された無線周波信号は高周波スイッチ12を介し
てアンテナ1から放出される。
【0035】無線部10には、図2のブロック図に示す
ように、送信用の分周器(もしくは逓倍器)144、周
波数変換器133、電力増幅器131、132及び13
4、直交変調器135それぞれに電力を供給するための
電力供給線路上にスイッチSW1が設けられている。ま
た、受信用の分周器(もしくは逓倍器)147、周波数
変換器152及び154、電力増幅器151、153及
び155それぞれに電力を供給するための電力供給線路
上にスイッチSW2が設けられている。
【0036】図1に戻り、制御部50は、図示せぬCP
U(中央処理装置)と、CPUを制御するためのプログ
ラムが書き込まれたROMと、CPUの動作において使
用されるRAMとを備えて構成されており、無線チャネ
ル接続制御やチャネル切替え制御、通話制御、受信電界
強度測定制御および送信電力制御等の制御機能を備えて
いる。
【0037】次に、上記のごとく構成された移動端末装
置の動作について説明する。制御部50は、通信の開始
に伴い図示せぬ基地局からのチャネルの割り当て情報即
ち自機が使用する周波数チャネル情報を受け取ると、タ
イミング判定により送信タイムおよび受信タイムで送信
動作と受信動作を開始し、その送受信動作に応じてスイ
ッチSW1とスイッチSW2のオン・オフ制御を行う。
【0038】すなわち、先ず送信時において、送信部1
3の動作開始タイミングに相当する値、つまり図3のタ
イムチャートに示す送信タイムスロットの開始時点より
も時間T1だけ前のタイミングに相当する値になると、
制御部50はスイッチSW1に対してスイッチオン信号
を出力する。これにより、スイッチSW1がオンとなっ
て電源部5の動作電圧が送信部13に供給されて、送信
部13は送信動作状態になる。
【0039】送信動作状態で送信タイムスロットの期間
になると、TDDエンコード部31から送信データが出
力されて変調部21に入力され、この送信データにより
変調された送信信号が送信部13に入力される。送信部
13に入力された送信信号は、周波数変換器133で発
振部14からの発振信号と混合されて無線周波信号に周
波数変換される。そして、周波数変換された無線周波信
号は最終段の電力増幅器131で所定の送信レベルまで
増幅された後、高周波スイッチ12を介してアンテナ1
1より放出される。
【0040】送信タイムスロット期間が終了すると、そ
の終了時点において制御部50から送信部13に対し
て、スイッチSW1に供給されていたスイッチオン信号
がオフとなるスイッチオフ信号が出力される。これによ
り、スイッチSW1はオフ状態に復帰して送信部13の
分周器144、周波数変換器133、電力増幅器13
1、132及び134、直交変調器135それぞれに対
する動作電圧の供給が停止して、バッテリセーブ状態に
なる。
【0041】一方、受信時において受信部15の動作開
始タイミングに相当する値、つまり図3のタイムチャー
トに示す受信タイムスロットの開始時点よりも時間T2
だけ前のタイミングに相当する値になると、制御部50
から受信部15のスイッチSW2に対してスイッチオン
信号が出力される。これにより、スイッチSW2がオン
となって電源部5の動作電圧が受信部15に供給され
て、受信動作状態になる。
【0042】受信動作状態で受信タイムスロットの期間
になると、図示せぬ基地局から送信された自機宛ての無
線周波信号がアンテナ1で捉えられて、高周波スイッチ
12を介して受信部15に入力される。受信部15に入
力された無線周波信号は、電力増幅器151で高周波増
幅された後、周波数変換器152で発振部14で発生し
た発振信号と混合されて中間周波に変換される。そし
て、周波数変換器152からの中間周波信号は電力増幅
器153で増幅された後、周波数変換器154で発振部
143からの発振信号と混合されてベースバンドの受信
信号に周波数変換される。そして、周波数変換器154
からのベースバンド受信信号は電力増幅器155で増幅
された後、変復調部20の復調部22に入力されて復調
される。
【0043】受信タイムスロット期間が終了すると、そ
の終了時点において制御部50からスイッチSW2に供
給されていたスイッチオン信号がオフとなるスイッチオ
フ信号が出力される。これにより、スイッチSW2はオ
フ状態に復帰して受信部15の周波数変換器152及び
154と電力増幅器151、153及び155それぞれ
に対する動作電圧の供給が停止してバッテリセーブ状態
になる。
【0044】以後同様に、送信タイムスロットおよび受
信タイムスロットを使用して基地局との間で通信を行っ
ている期間中、バッテリセービング動作が繰り返され
る。
【0045】このように、本実施の形態では、無線部1
0の送信部13と受信部15に給電制御用のスイッチS
W1、スイッチSW2を設けて、制御部50にてスイッ
チSW1、スイッチSW2のオン・オフタイミングを個
別に制御することで、タイムスロットの期間に先立ち、
送信部13、受信部15に給電を行って送信動作または
受信動作に備えるようにした。
【0046】したがって、従来の移動端末装置よりも増
幅器への無駄な給電時間が短くなるので、低消費電力化
が可能となる。また、発振部14においては、送信およ
び受信時ともに常に動作させ、発振部14の出力段には
増幅器145、146、148、149(いずれも図2
参照)を介しているので、周波数変換器152、154
および133の動作オン・オフに関わらず常に一定の負
荷がかかるので、発振周波数を安定に保つことができ
る。
【0047】すなわち、一般的に増幅器や周波数変換器
は、電源を制御することによる動作立ち上がり時間が発
振器よりも充分小さいので、発振部14の出力周波数を
変えずに送受信する構成とすることで、発振部14へ出
力周波数の切替や動作オン・オフ等の制御を行うことな
くバッテリセービング動作を行える。
【0048】また、送信時においては、受信部15の回
路ブロックが全てオフ状態にし、受信時においては送信
部13の回路ブロックを全てオフ状態にするので、送信
及び受信時における干渉を全く無視することができる。
これにより、スプリアスの発生を軽減することができ
る。
【0049】なお、本実施の形態において、直交検波器
等のように周波数変換機能と検波機能とを備えた検波回
路が設けられている場合には、この検波回路に対する給
電を制御するようにしてもよい。また、移動端末装置の
構成や無線部の構成、制御部およびスイッチの構成、制
御部による周波数変換器および各増幅器に対する給電開
始タイミング等についても、種々変形して実施可能であ
る。
【0050】また、上記実施の形態では、送信部13及
び受信部15の周波数構成を、発振部14の発振器14
1〜143で構成しているが、発振器142と143を
共通に構成しても構わない。この場合、分周器(または
逓倍器)144、147も送信部13および受信部15
と同様にそれぞれ動作制御を行うことができるので、上
記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0051】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る移動端末装置の送受信部の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図において上述した図2と共
通する部分には同一の符号を付けている。上述した実施
の形態1では、送信部13に設けたスイッチSW1と受
信部15に設けたスイッチSW2により電力供給のオン
・オフ制御を行っているが、本実施の形態ではスイッチ
によるオン・オフ制御に替わって、図4に示すように、
電源部5の出力電圧をそれぞれに変化させるようにした
ものであり、同様の効果が得られる。なお、言うまでも
ないが、変化させるタイミングは、実施の形態1のスイ
ッチSW1、SW2のオン・オフタイミングと同じであ
る。
【0052】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係る移動端末装置の送受信部の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図において上述した図2と共
通する部分には同一の符号を付けている。この図に示す
ように、本実施の形態では、最終段の電力増幅器131
に印加する電源電圧値を変化させるスイッチSW3を有
している。このスイッチSW3のB端子には電源部5よ
りも高い値の電圧値を出力する電源部53(第2の電源
手段)の電源電圧が印加される。スイッチSW3のB端
子を選択することで、電源部53からの電源電圧が電力
増幅器131に印加される。また、A端子を選択した場
合は、電源部5からの電源電圧が電力増幅器131に印
加される。スイッチSW3の切替え制御は制御部50に
よって行われる。
【0053】一般的に送信部13においては送信出力電
力が大きい場合に、受信部15においては入力電力が大
きい場合に、隣接チャネル漏洩電力やチャネル選択度等
の無線性能を確保することが難しくなる。本実施の形態
では、受信部15とRSSI部16の受信電界強度測定
により、スイッチSW3の切替えを行って電源電圧値を
変化させるようにしている。すなわち、受信電界強度が
低くなると、送信出力電力を大きくするために、スイッ
チSW3の接点がAからBに切替って送信部13の電源
電圧値が高く設定される。その後、受信電界強度が高く
なれば、送信出力電力を小さくするために、スイッチ5
3の接点がBからAに切替って送信部13の電源電圧値
が低く設定される。この場合、送信及び受信のフレーム
毎に設定することにより、無線性能を確保しつつ、バッ
テリセービングが可能となる。
【0054】なお、上記各実施の形態では、電源電圧値
のオン・オフ制御、電圧値の制御を行うようにしている
が、半導体集積回路で製作する場合、一般的に電流源に
より駆動する構成が多く用いられており、電圧源を電流
源に置き換えて制御するようにしても構わない。この場
合には、電源電圧は常に加えられている状態になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力増幅手段おける無駄な電力消費を極力抑えることが
できるとともに、電源投入時における発振手段の出力変
動の影響を除去できる、。これによって、効果的に省電
力化が図れる移動端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動端末装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る移動端末装置の送
受信部の詳細な構成を示すブロック図
【図3】TDD方式の通信方式のタイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態2に係る移動端末装置の送
受信部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る移動端末装置の送
受信部の構成を示すブロック図
【図6】従来の移動端末装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 マイクロホン 3 スピーカ 4 キー入力部 5 電源部 10 無線部 20 変復調部 30 TDD部 40 コーデック部 12 高周波スイッチ 13 送信部 14 発振部 15 受信部 16 RSSI 21 変調部 22 復調部 31 TDDエンコード部 32 TDDデコード部 41 CODEC 42 ADC 43 DAC 50 制御部 131、132、134、151、153、155 電
力増幅器 133、152、154 周波数変換器 141、142、143 発振器 144、147 分周器 145、146、148、149 増幅器 SW1、SW2、SW3 スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも送信部と受信部の双方に共通
    であって、受信信号の中間周波信号への周波数変換及び
    変調された搬送波信号の無線チャネル周波数への周波数
    変換に用いられる局部発振信号を発生し出力する発振手
    段と、 送信時には前記発振手段を除く前記受信部への電力の供
    給を停止し、受信時には前記発振手段を除く前記送信部
    への電力の供給を停止する電力供給制御手段と、 を具備することを特徴とする移動端末装置。
  2. 【請求項2】 受信電界強度を測定する受信電界強度測
    定手段を具備し、電力供給制御手段は、前記受信電界強
    度測定手段の測定結果に基づいて受信電界強度が低くな
    ると、次回の送信時において送信部の最終段の電力増幅
    手段に供給する電力量を増加させ、前記受信電界強度が
    高くなると次回の送信時において前記送信部の最終段の
    電力増幅手段に供給する電力量を減少させることを特徴
    とする請求項1記載の移動端末装置。
  3. 【請求項3】 電力供給制御手段は、受信電界強度測定
    手段の測定結果に基づいて受信電界強度が低くなると受
    信部に供給する電力を増加させ、前記受信電界強度が高
    くなると前記受信部に供給する電力を減少させることを
    特徴とする請求項2記載の移動端末装置。
  4. 【請求項4】 電力供給制御手段は、送信用周波数変換
    手段及び電力増幅手段とこれらに電力を供給する電源手
    段との間に介挿される第1のスイッチ手段と、受信用周
    波数変換手段及び受信信号再生手段と前記電源手段との
    間に介挿される第2のスイッチ手段と、送信期間には前
    記第1のスイッチをオンすると共に前記第2のスイッチ
    をオフし、受信期間には前記第1のスイッチをオフする
    と共に前記2のスイッチをオンする切替え制御手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の移動端末装
    置。
  5. 【請求項5】 受信電界強度を測定する受信電界強度測
    定手段と、送信部に電力を供給する電源手段とは別個で
    且つ電力供給量の大きな第2の電源手段と、前記最終段
    の電力増幅手段に供給する電力を前記電源手段から前記
    第2の電源手段又は前記第2の電源手段から前記電源手
    段に切替える第3のスイッチ手段と、を具備し、切替え
    制御手段は、前記受信電界強度測定手段の測定結果に基
    づいて受信電界強度が低くなると、現時点での前記第3
    のスイッチ手段の設定が前記電源手段側であれば、次回
    の送信時において前記第3のスイッチ手段を前記第2の
    電源手段側に切替え、前記受信電界強度が高くなると、
    現時点での前記第3のスイッチ手段の設定が前記第2の
    電源手段側であれば、次回の送信時において前記第3の
    スイッチ手段を前記電源手段側に切替えることを特徴と
    する請求項4記載の移動端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の移動端末装置を具備することを特徴とする通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 少なくとも送信部と受信部の双方に共通
    であって、受信信号の中間周波信号への周波数変換及び
    変調された搬送波信号の無線チャネル周波数への周波数
    変換に用いられる局部発振信号を発生し出力する発振手
    段を具備する移動端末装置における省電力化方法であっ
    て、送信時には前記発振手段を除く前記受信部への電力
    の供給を停止し、受信時には前記発振手段を除く前記送
    信部への電力の供給を停止することを特徴とする移動端
    末装置における省電力化方法。
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