JP2002185236A - アンテナシステム - Google Patents

アンテナシステム

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JP2002185236A
JP2002185236A JP2001052659A JP2001052659A JP2002185236A JP 2002185236 A JP2002185236 A JP 2002185236A JP 2001052659 A JP2001052659 A JP 2001052659A JP 2001052659 A JP2001052659 A JP 2001052659A JP 2002185236 A JP2002185236 A JP 2002185236A
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narrow
antenna
angle
receiver
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JP2001052659A
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English (en)
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Makoto Yamaguchi
山口  良
Tsuneyoshi Terada
矩芳 寺田
Toshio Nojima
俊雄 野島
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Priority to US09/968,511 priority patent/US6907269B2/en
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信基地局で、簡単な構成、処理で電波
到来方向を決定し、かつその方向に狭角ビームを送信す
る。 【解決手段】 互いに接近して配された広角ビームアン
テナ21−1,21−2を方向探査用受信機22と通信
用受信機15で受信し、両受信信号の振幅が一致してい
ることを利用して位相差を検出し、位相差に応じて電波
到来方向を決定し(図1B参照)、ビーム切替手段12
を制御して、送信機13を到来方向に向いている狭角ビ
ームアンテナ(11−1〜11−4の1つ)に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動通信方式にお
ける基地局に用いられるアンテナシステムに関し、特に
簡単な構成で移動局と狭角指向性(狭角ビーム)で通信
可能にしようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信基地局アダプティブアレ
ーアンテナはそれぞれの通信チャネル毎に複数の受信機
を設置して、最適な受信信号を抽出し、そのときに用い
たアンテナウェイトを送信アンテナのウェイトとして用
いて送信していた。しかしながら、この方法では送受信
双方にチャネル毎の複数の送受信機が必要となり装置規
模が大きくなるという欠点があった。この問題を解決す
るために、図20に示すような複数の狭角指向性(狭角
ビーム)アンテナ11−1〜11−4に、送信用ビーム
切替手段12で送信機13を選択的に接続し、受信用ビ
ーム切替手段14で受信機15を選択的に接続し、送受
信系統数を最小限に構成する方法が考えられている。こ
の方法は、狭ビームアンテナ11−1〜11−4のそれ
ぞれの信号強度を受信機16−1〜16−4で測定し
て、ビーム選択制御回路17によりビーム切替手段1
2,14を切替制御して最も電力の大きいアンテナに送
信機13、受信機15を切替える方法である。この方法
では、方向探査のための受信機16−1〜16−4がア
ンテナブランチ数だけ必要となる。さらに、この方法を
多重波環境の移動通信に適用すると、各アンテナブラン
チ毎に独立した信号強度変動が生じるため、正確なビー
ムスイッチを実現することは難しい[文献Tadashi Mats
umoto,Seiji Nishioka,and David J.Hodder,“Beam-Sel
ection Performance Analysis of a Switched Multibea
m Antenna System in Mobile Communications Environm
ents,”IEEE Trans. VT,Vol. 46,No.1, (FEB.1997
)]。
【0003】一方、到来方向(DOA)推定法としては
MUSIC(ミュージック)などの高分解能信号処理技
術があるが、これは相関行列の演算など複雑な処理が必
要となるためにアンテナ数の増加とともに莫大な時間を
要することになる[文献R.O.Schmidt,“Multiple Emitt
er Location and Signal Parameter Estimation,”IEEE
Trans.AP,Vol-34,No.3,(Mar.1986)]。さらに、この方
法は異なる指向性を有する複数のアンテナを用いた場
合、処理が更に複雑になるため、図21に示すように通
信用とは別に方向探査用の同一素子指向性を有するアレ
ーアンテナ18−1〜18−4が必要となり、これらア
ンテナ18−1〜18−4の受信信号を受信機16−1
〜16−4で受信し、その受信出力を回路19でMUS
IC法による処理をして移動局の方向を求め、ビーム切
替手段12,14を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、方向探査
を行ないその結果をビームスイッチの制御に用いる方法
においては、方向探査精度、装置規模、演算量などの問
題があった。この発明の目的は、これらの点を鑑み、最
小限の装置規模と演算量で、より精度の高い方向探査を
行ない、移動局と狭角ビームで通信を可能とするアンテ
ナシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、複数
の狭角ビームが全体でカバーするサービス領域をほぼカ
バーする広角ビームのアンテナを接近させて2つ設け、
その一方を通信用受信機に接続し、他方を方向探査用受
信機に接続し、これら両受信機の両受信信号の位相よ
り、移動局の方向を測定する。上記広角ビームのアンテ
ナは狭角ビーム形成用の複数のアンテナ素子の1つを兼
用してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1Aにこの発明の実施例を示
し、図5と対応する部分に同一番号を付けてある。この
実施例では広角指向性を有する(広角ビーム)アンテナ
21−1と21−2が設けられる。これら広角ビームア
ンテナ21−1と21−2はそれぞれ、狭角ビームアン
テナ11−1〜11−4の全てでカバーするサービス領
域をほぼカバーすることができるものであり、かつ両ア
ンテナ21−1と21−2は使用電波の波長(λ)の2
分の1以下程度に互いに接近し、その広角ビームの中心
軸は互いにほぼ平行とされている。
【0007】一方の広角ビームアンテナ21−1に方向
探査用受信機22が接続され、また他方の広角ビームア
ンテナ21−2に通信用受信機15が接続される。通信
用受信機15の受信信号と、方向探査用受信機22の受
信信号とが方向測定手段23に入力されて、両受信信号
の位相差により移動局の方向が測定され、その測定結果
がビーム選択制御回路24に入力され、ビーム選択制御
回路24はビーム切替手段12を制御して、狭角アンテ
ナ11−1〜11−4中の測定した方向に、ビーム方向
が向いているアンテナに送信機13を接続する。
【0008】通信用受信機15で受信されるチャネル情
報、同期情報やチャネル推定情報等は方向探査用受信機
22でも通信用受信機15と同一の条件・状態で受信さ
れる。広角ビームアンテナ21−1と21−2は互いに
接近して設けられているため、広角ビームアンテナ21
−1と21−2の受信信号の相関は1に近い。よってこ
れら両受信信号の位相差を検知し、それぞれの信号が相
殺されるように位相を調整する(逆位相とする)と、信
号間の相関はほぼ1であり振幅の差は極めて小さいため
に位相差のみで到来方向を推定できる。つまりアンテナ
21−1と21−2の間隔がλ/2以下であるために、
図1Bに示すようにこの位相差と到来角度は1対1の対
応関係になる。位相差がπで電波到来方向真正面、つま
り角度0であり、位相差がπより小さくなるに従って到
来方向は左側方向に正面から離れ、逆に位相差がπより
大きくなるに従って到来方向は右側方向に正面から離れ
る。したがって、この位相差により推定された到来方向
に対応する狭角ビームにビーム切替手段12を切替えて
送信機13を接続することにより送信電力が狭ビームア
ンテナに供給される。このようにして移動局の移動に伴
い送信ビームを移動局に追尾させることができる。この
ように適応信号処理・逆行列演算などを行うことなく、
位相差を求めるだけで電波到来方向を検出することがで
きる。
【0009】通信チャネルが複数存在する場合は、図2
に、図1Aと対応する部分に同一番号を付けて示すよう
な構成となる。それぞれビーム切替手段12、送信機1
3及び受信機15を備える複数個の送受信機25−1〜
25−Lと合成分配器26が追加される点が異なる。送
受信装置25−1〜25−Lの各ビーム切替手段12の
対応する出力は合成分配器26で合成されて、狭角アン
テナ11−1〜11−4の対応するものへ給電され、広
角アンテナ21−2の受信信号は合成分配器26で分配
されて、送受信装置25−1〜25−Lの各通信用受信
機15へ供給される。方向探査用受信機22は時分割的
に任意のチャネルに設定され、送受信装置25−1〜2
5−L中の対応する受信機15と受信信号の位相差に基
く電波到来方向が推定され、それぞれのチャネルに応じ
た送信用狭角ビームを選択することができる。これによ
り、移動局の移動に伴い送信ビームはそれらを追尾する
ことができる。
【0010】次に複数の狭角ビームを構成するアンテナ
の一部を広角ビームアンテナに兼用する例を説明する。
図3Aにその構成例を示し、広角ビームのアンテナ素子
31−1〜31−4よりなるアレーアンテナ31と例え
ばバトラーマトリクスよりなるビームフォーマー32と
によりマルチビームアンテナ33が構成される。アンテ
ナ素子31−1〜31−4は使用電波の波長(λ)の2
分の1程度の間隔で配列され、それぞれ例えば図中破線
で示す広角指向性(広角ビーム)34を有し、マルチビ
ームアンテナ33は互いに方向が異なる複数の狭角指向
性(狭角ビーム)35−1〜35−4を有する。図3B
に示すように広角ビーム34のサービス領域を全ての狭
角ビーム35−1〜35−4でほぼカバーするようにさ
れている。
【0011】ビーム切替手段12の切替え出力はそれぞ
れデュプレクサ36−1〜36−4を介してビームフォ
ーマー32の4つのポートの何れかに供給することがで
き、例えばデュプレクサ36−1〜36−4からビーム
フォーマー32の4つのポートにそれぞれ、入力される
と、その各入力は狭角ビーム35−1〜35−4の1つ
の送信電波を形成する。つまり例えばデュプレクサ36
−1からの入力は例えば狭角ビーム35−1の送信電波
を形成する。マルチビームアンテナ33の受信出力(送
信時の入力ポートよりの信号)はデュプレクサ36−1
〜36−4を介して例えばバトラマトリクスで構成され
るビーム分解器37に供給され、例えば広角ビームアン
テナ素子31−1と31−2それぞれ自体の指向性、つ
まり広角ビーム34による受信信号に戻され、これらア
ンテナ素子31−1,31−2と対応する各受信信号の
一方は通信用受信機15に他方は方向探査用受信機22
へそれぞれ供給される。ここで通信用受信機15に受信
されるチャネル情報・同期情報やチャネル推定情報など
は同一の条件・状態で方向探査用受信機22に受信され
るように調整する。
【0012】アンテナ素子31−1と31−2の間隔は
1/2波長程度以下であり、図1Aに示した場合と同様
に、方向測定手段23により両受信信号の位相差を検出
することにより電波の到来方向を推定でき、その方向を
向いた狭角ビームに送信機13の出力を給電することが
できる。通信チャネルが複数存在する場合は、図4に示
すような構成となる。ビーム切替手段12、受信機1
3、受信機15を備えた複数個の送受信機25−1〜2
5−Lと合成分配器26が追加される点が異なる。各ビ
ーム切替手段12の対応出力は合成分配器26で合成さ
れてデュプレクサ36−1〜36−4の対応するものへ
それぞれ供給され、ビーム分解器37の出力中の通信用
受信機15へ供給されるべきものは各送受信装置25−
1〜25−Lの通信用受信機15に分配供給される。
【0013】方向探査用受信器22は時分割的に任意の
チャネルに設定され、そのチャネルの通信用受信機15
の受信信号との位相差を検出してそれぞれのチャネルに
応じた送信狭角ビームを選択することができる。これに
より、移動局の移動に伴い送信ビームはそれらを追尾す
ることができる。次に図1〜図4中の方向測定手段23
の好ましい例を説明する。その1つの動作原理を図5に
示す。方向測定手段23に入力される受信信号の受信電
力は例えば図5aの曲線41に示すようにフェージング
などにより変動している。i番目の信頼性のある測定方
向Φiは次のように求める。時間間隔T毎に複数回(図
ではM=5回)の瞬時受信電力ai1〜aiMの測定を行
い、その代表値としてai1〜aiMの平均電力Aiを取得
する。同時に両受信信号間の瞬時位相差を測定して瞬時
測定方向φi1〜φiMを求め、その代表値としてφi
1〜φiMの平均測定方向Φiを取得する。このように
して、平均電力と平均測定方向は時間間隔T毎にA1,
A2,…,Φ1,Φ2,…として取得される。これら平均
電力、平均測定方向は複数回分(図ではN=3回分)が
メモリに蓄積される。例えば時間t3において、メモリ
内の3回分の平均電力A1,A2,A3の中から最大の
平均電力A2が得られた時間t2(この図では時間t2
における平均電力A2が、残りのA1,A3より大き
い)の平均測定方向Φ2が信頼性のある測定方向として
決定される。このメモリはファーストイン・ファースト
アウト(FIFO)方式で順次新しいデータに更新され
ていく。例えば、時間t4においては、時間t1での平
均電力A1と平均方向Φ1は捨てられて新しい平均電力
A4と平均方向Φ4が蓄積される。この時点t4で、改
めてメモリ内の平均電力A2,A3,A4が比較され、
上述と同様のアルゴリズムにより新たな信頼性ある方向
を決定する(この図では信頼性ある方向はΦ2であ
る)。この時間間隔T及び最大値を求めるためデータ回
数Nは、それぞれの平均電力の相関ができるだけ小さく
なるように設定する。比較する複数の平均電力、この例
ではN=3個の平均電力により、フェージングの構造が
わかり、フェージングによる落ち込み部分の平均方向は
選択しないようにする。これらのパラメータT,Nを適
当に選ぶことにより、測定方向の大きな誤りが起こる受
信電力低下時の測定方向は信頼性のある方向としては採
用されない。図5に示す例では平均方向Φ5は受信平均
電力A5が低いので信頼性のある方向として採用されて
いない。これにより、T時間ごとの測定のたびに過去数
回(図ではN=3)の平均電力をもとにした信頼性ある
方向が更新されるか否かの決定が行われる。図5bは平
均測定方向、図5cは信頼性ある方向と決定された方向
をそれぞれ示す。
【0014】前述したように測定間隔Tは得られた平均
電力の相関が小さい方がよく、フェージング構造がある
程度とし、受信電力の落ち込みの部分のみを比較するよ
うなことがないようにする。この点でTは長い方がよい
が、長くするとそれだけ測定方向の更新が遅くなり、移
動局の移動が速い場合は移動局に対する追従性が悪くな
る。Tは移動局の移動速度つまりフェージングの周期に
応じて設定することが好ましい。また最大平均電力を検
出するため比較平均電力数Nも同様に受信電力の落ち込
み部分を選択しないように、これら比較平均電力により
フェージング構造がわかる程度の数が好ましく、例えば
3〜10程度にされる。T時間ごとの測定に複数回(M
回)測定するのは雑音の影響を小さくするためであり、
なるべく接近して複数回測定し、Mは例えば10〜20
程度とされる。
【0015】この信頼性ある方向を求めるための機能構
成例を図6に示す。方向測定手段23に入力された両受
信信号は端子42,43より瞬時方向測定部44に入力
され、両受信信号の瞬時位相差が複数回(M回)測定さ
れ、この瞬時位相差にもとづき、瞬時方向が求められ、
これらM個の瞬時測定方向は方向平均部45で平均化さ
れ、その平均方向が方向FIFOメモリ46に格納され
る。また端子42,43よりの受信信号は瞬時電力測定
部47に入力されて瞬時電力がM回測定され、これらM
個の瞬時電力は電力平均部48で平均化され、その平均
電力が電力FIFOメモリ49に格納される。この瞬時
電力の測定は端子42,43の受信信号の一方のみにつ
いて行ってもよく、両者について行ってその和又は平均
値を求めてもよい。制御部51により時間Tごとに瞬時
方向測定部44、瞬時電力測定部47が動作され、方向
平均部45、電力平均部48の各出力が方向FIFOメ
モリ46、電力FIFOメモリ49に格納され、電力F
IFOメモリ49内に格納されている平均電力中の最大
のものが得られた測定時点が最大電力時点検出部52で
検出され、その時点の平均方向が方向FIFOメモリ4
6から読み出され、信頼性ある方向として出力部53よ
り方向測定手段23の測定方向として出力される。
【0016】図6に示した処理の手順を図7に示す。ま
ず瞬時方向、瞬時電力を測定し(S1)、その各測定回
数が所定値Mになるまで繰り返し測定する(S2)。所
定回数測定すると、そのM個の測定瞬時方向の平均方向
を計算してメモリ46に記憶し(S3)、またM個の測
定瞬時電力の平均電力を計算してメモリ49に記憶する
(S4)。メモリ49中に存在するN個の平均電力中の
最大のものが得られた時点を検索し(S5)、その検索
した時点の平均方向をメモリ46から読み出して方向測
定手段23の信頼性のある測定方向として出力する(S
6)。次に時間Tが経過するのを待ち、経過するとステ
ップS1に戻る(S7)。
【0017】次に信頼性のある測定方向を得る他の手法
の動作原理を図8を参照して説明する。i番目の信頼性
のある測定方向Φiは次のように求める。時間間隔T毎
にM回(図ではM=5)の瞬時受信電力ai1〜aiMの測
定を行い、その代表値としてこれらai1〜aiMの平均電
力Aiを取得する(図8a)。同時に両受信信号間の位
相差より瞬時測定方向φi1〜φiMを測定し、その代
表値としてこれらのφi1〜φiMの平均測定方向Φi
を取得する(図8b)。このようにして、平均電力と平
均測定方向は時間間隔T毎に取得される。いま時間t3
において平均電力A3を取得し、このA3がしきい値T
A より大きい場合、平均測定方向Φ3を信頼性ある測
定方向として決定して出力測定方向を更新し、A3がし
きい値ThA より小さい場合は測定方向は更新しない。
この時間間隔T及びしきい値Th A を適当に選ぶことに
より、測定方向に大きな誤差が起こる受信電力低下時の
測定方向は信頼性ある測定方向としては採用されない。
図8ではΦ5は受信電力A5がしきい値ThAより低い
ので信頼性のある測定方向として採用されない。信頼性
ある測定方向として出力されるもの図8においては図8
cに示すものとなる。
【0018】この場合の方向測定手段23の機能構成例
を図9に図6と対応する部分に同一参照符号を付けて示
す。この場合瞬時方向測定部44でM回瞬時方向が測定
され、その平均方向が方向平均部45で計算される。ま
た瞬時電力測定部47で瞬時電力がM回測定され、その
平均電力が電力平均部48で計算され、その平均電力が
比較部55でしきい値設定部56よりのしきい値ThA
と比較され、しきい値ThA 以上であれば方向平均部4
5よりの平均方向により出力部53に保持されている測
定方向が更新され、信頼性ある測定方向として出力され
る。平均電力がしきい値ThA より小さければ出力部5
3に保持されている測定方向の更新は行われない。
【0019】この場合の処理手順の例を図10に示す。
瞬時方向、瞬時電力の測定を所定回数(M回)行い(S
1,S2)、これらM個の瞬時方向の平均方向、瞬時電
力の平均電力をそれぞれ計算し(S3,S4)、その平
均電力がしきい値ThA 以上か調べ(S5)、ThA
上であれば出力測定方向を更新して(S6)、ThA
上でなければ出力測定方向を更新することなく、時間T
の経過を待ち、時間Tが経過するとステップS1に戻る
(S7)。信頼性のある測定方向を得る更に他の手法の
動作原理を図11に示す。i番目の信頼性のある方向Φ
iは次のように求める。時間間隔T毎にM回(図ではM
=5)の瞬時測定方向φi1〜φiMを測定し、その代
表値としてφi1〜φiMの平均測定方向Φiを取得す
る(図11b)。この平均測定方向は複数回分(ここで
はN=2)がメモリに蓄積される。いま時間t3におい
て、平均測定方向Φ3が得られ、メモリに格納され、そ
の時のメモリ内の2回分の平均測定方向Φ2とΦ3の差
分|ΔΦ|=|Φi−Φi−1|を計算する。この差分
|ΔΦ|がしきい値Thφより小さい場合に、いま求め
た平均測定方向Φ3が信頼性のある測定方向として決定
される。このメモリはファーストイン・ファーストアウ
ト方式で順次新しいデータに更新されていく。例えば、
時間t4においては、メモリは時間t2での平均測定方
向Φ2は捨てられて新しい平均測定方向Φ4が蓄積され
る。この時点t4で、改めてメモリ内の2つの平均測定
方向の差分がとられ、しきい値Thφとが比較され上述
と同様のアルゴリズムにより、出力測定方向の更新が行
われるか否かの決定がされる。この図では出力測定方向
はΦ4に更新される。この時間間隔T及び平均測定方向
差分のしきい値Thφを適当に選ぶことにより、測定方
向に大きな誤差が起こる受信電力低下時の平均測定方向
は信頼性のある測定方向としては採用されない。図では
Φ5は受信レベルA5が低いので平均測定方向Φ4との
差が大きくなるため、|ΔΦ|はしきい値Thφを超
え、図11cに示すように信頼性ある測定方向としては
採用されない。
【0020】なお受信電力が小さい場合は、平均位相差
が大きくなり、あるいは雑音に埋もれて平均位相差が大
きくなる。この場合の方向測定手段23の機能構成例を
図12に図6と対応する部分に同一参照符号を付けて示
す。両受信信号の位相差より瞬時方向が瞬時方向測定部
44で時間TごとにM回測定され、これらM個の瞬時測
定方向が平均部45で平均化されてFIFOメモリ46
に格納される。FIFOメモリ46内の2個の平均測定
方向の差分|ΔΦ|が差分回路58で計算され、その差
分|ΔΦ|が比較部59で、しきい値設定器61よりの
しきい値Thφと比較され、|ΔΦ|≦Thφであれ
ば、その時、メモリ46に格納された平均測定方向Φi
により出力部53に保持されていた測定方向が更新され
る。|ΔΦ|>Thφであれば、出力部53に対する更
新は行わない。
【0021】この場合の処理手順の例を図13に示す。
両受信信号の位相差に基づく瞬時方向を所定回数(M
回)測定し(S1,S2)、このM個の瞬時測定方向を
平均化してメモリに格納し(S3)、今回の平均測定方
向と前回の平均測定方向との差分|ΔΦ|を計算し(S
4)、|ΔΦ|がしきい値Thφ以下であるかを調べ
(S5)、|ΔΦ|≦Thφであれば出力部53の測定
方向を最新の平均測定方向で更新して、|ΔΦ|≦Th
φでなければ更新することなく時間Tの経過を待ち、時
間Tが経過するとステップS1に戻る(S7)。
【0022】信頼性のある測定方向を得る方向測定手段
23の更に他の機能構成例を図14に図12と対応する
部分に同一参照符号を付けて示す。瞬時方向測定部44
で時間Tごとに瞬時方向をM回測定し、そのM個の測定
瞬時方向を平均部45で平均化してFIFOメモリ46
へ格納する。このFIFOメモリ46は例えば最新の4
個の平均測定方向Φi+1,Φi,Φi−1,Φi−2が
格納されている。つまり平均測定方向の最新の4個の時
系列が格納されている。この平均測定方向列系の隣接す
る平均測定方向の各差分を差分回路581 ,582 ,5
3 で計算する。これら差分|ΔΦ1 |=|(Φi+
1)−Φi|,|ΔΦ2 |=|Φi−(Φi−1)|,|
ΔΦ3 |=|(Φi−1)−(Φi−2|)中の最小の
ものが最小値検出部63で検出され、その最小値の差分
のもととなる2つの平均測定方向の新しい方のものを信
頼性のある測定方向としてFIFOメモリ46から読み
出して出力部53へ出力する。例えば|ΔΦ2 |が最小
であれば、その差分のもととなる平均測定方向Φi,Φ
i−1の一方、好ましくは新しいものΦiをメモリ46
から読み出して出力部53へ出力する。Φi−1を出力
してもよい。
【0023】この場合の処理手順の例を図15に示す。
瞬時測定方向をM回測定し(S1,S2)、これらM個
の瞬時方向を平均してFIFOメモリ46へ格納し(S
3)、FIFOメモリ46中の平均測定方向系列におけ
る隣接する平均測定方向間の差分をそれぞれ計算し(S
4)、これら差分中の最小のものを探し、その最小のも
のを求めた2つの平均測定方向Φi,Φi−1中の新し
い方Φiを測定方向として出力し(S6)、時間Tの経
過を待ち、時間Tを経過するとステップS1に戻る(S
7)。
【0024】以上各種例を述べたように方向測定手段2
3としては、図16に示すように制御部51により制御
され、瞬時方向測定部44で両受信信号の瞬時位相差を
測定し、その位相差に基づく瞬時方向を測定し、好まし
くはその瞬時方向を複数回行い、これら複数の瞬時方向
の平均を方向平均部45でとり、あるいは複数回瞬時位
相差を測定し、これらの瞬時位相差の平均を求め、その
瞬時位相差の平均に基づく方向を平均方向として求め、
信頼性有無判定部65において、瞬時方向測定部44又
は平均方向の信頼性の有無を図5乃至図15で示したよ
うな手法により判定し、信頼性があると判定された方向
を測定方向として出力部53へ出力する。また図5及び
図8に示す例では受信信号の瞬時電力を測定したが、受
信信号の瞬時振幅を測定してもよい。
【0025】所で瞬時方向測定部44の測定方向は、実
験によれば例えば図17に示すようになった。この場合
の実際の電波到来方向は45度である。このように測定
方向は可成変動している。その理由の一つは受信機雑音
の影響により測定方向が一定せず大きく変動していると
思われる。よって雑音の影響を抑圧するため、複数回の
瞬時測定方向を平均化した。この場合の平均測定方向、
つまり方向平均部45の出力の、図17の場合と同一条
件の受信信号に対する実験結果は図18に示すようにな
った。この図18より平均化することにより、測定方向
の変動を小さくすることができることが理解される。し
かし、平均化だけでは抑圧できない大きな変動が残って
いる。これは受信電力が著しく低下した時、つまり受信
電力の深い落ち込みがある場合や到来電波の空間的広が
りが大きく、フェージングにより落ち込みがある場合に
生じると考えられる。
【0026】これに対し、図7、図10、図13、図1
5に示した信頼性のある測定方向を求めて出力する場合
は、同一条件の受信信号に対する実験結果は何れも図1
9に示すようになり、急激な変動がなく、つまり大きな
誤差がなく、実際の到来方向45度が可成り安定して得
られることが理解される。尚M=10、N=8とした場
合これは図7、図10、図13、図15に示した各手法
によれば、何れも受信電力が著しく低下した時の平均測
定方向は信頼性のあるものとされる確率が小さく安定し
た測定方向が得られ、耐雑音性能のみならず、耐干渉性
能も有することが理解される。
【0027】上述において狭角ビームの数は4に限らず
任意の複数としてもよい。また方向測定手段23などを
コンピュータによりプログラムを実行させて機能させる
こともできる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば2つ
の広角ビームアンテナの一方を通信用受信機に接続し、
他方を方向探査用受信機に接続し、これらの受信機から
得られる信号の位相を測定することにより方向探査し、
送信機の出力を複数の狭角ビームの1つに給電するよう
にビームスイッチを制御することにより、送信電力の削
減(高利得による)および干渉低減(狭角ビーム)が可
能になり、しかも位相差の検出という頗る簡単な構成及
び処理により、電波到来方向を検出でき、移動局からの
受信信号の到来方向の変化に応じて、送信用狭角ビーム
(利得が高い)が切替るために実質的に追尾が可能とな
る。また方向探査用受信機は1個のみとし、他を通信用
受信機を兼用することにより図21に示した従来技術よ
りも構成が著しく簡単になる。特に図2、図4に示した
ように複数の通信チャネルの送受信装置に対し、1つの
方向探査用受信機を利用できる。
【0029】また信頼性のある測定方向を求めるように
した場合は、誤動作なく、常に正しく移動局の方向に狭
角ビームを向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の実施例を示すブロック図、Bは
位相差と電波到来角度の関係を示す図である。
【図2】図1Aの実施例を複数通信チャネルに適用した
例を示すブロック図。
【図3】Aは狭角ビームと広角ビームとでアンテナを兼
用する場合のこの発明の実施例を示すブロック図、Bは
その複数の狭角ビームと広角ビームとの関係を示す図で
ある。
【図4】図3Aの実施例を複数通信チャネルに適用した
例を示すブロック図。
【図5】信頼性のある測定方向を得る動作原理を説明す
るための図。
【図6】図5に示した原理に基づく方向測定手段23の
機能構成例を示す図。
【図7】図5に示した原理の処理手順の例を示す流れ
図。
【図8】信頼性のある測定方向を得る他の動作原理を説
明するための図。
【図9】図8に示した原理に基づく方向測定手段23の
機能構成例を示す図。
【図10】図8に示した原理の処理手順の例を示す流れ
図。
【図11】信頼性のある測定方向を得る更に他の動作原
理を説明するための図。
【図12】図11に示した原理に基づく方向測定手段2
3の機能構成例を示す図。
【図13】図11に示した原理の処理手順の例を示す流
れ図。
【図14】信頼性のある測定方向を得る更に他の例に基
づく方向測定手段23の機能構成例を示す図。
【図15】図14に示した手段23の処理手順の例を示
す流れ図。
【図16】信頼性のある測定方向を得るための方向測定
手段23の一般的機能構成を示す図。
【図17】瞬時方向の測定実験結果を示す図。
【図18】瞬時測定方向を平均化した方向の実験結果を
示す図。
【図19】信頼性のある方向を測定方向とした実験結果
を示す図。
【図20】従来のアンテナシステムを示すブロック図。
【図21】従来のアンテナシステムの他の例を示すブロ
ック図。
フロントページの続き (72)発明者 野島 俊雄 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5J021 AA06 AA13 CA06 DB03 DB04 EA04 FA17 FA20 FA24 FA26 FA29 FA31 FA32 GA02 HA05 5K059 CC04 DD37

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに指向方向を異にする複数の狭角指
    向性アンテナと、 これら狭角指向性アンテナに送信機を選択的に接続する
    ビーム切替手段と、 上記狭角指向性アンテナの全てによりカバーされる領域
    をほぼカバーする広角指向性を有し、互いに接近して設
    けられた2つの広角アンテナと、 上記2つの広角指向性アンテナの一方に接続された通信
    用受信機と、 上記2つの広角指向性アンテナの他方に接続された方向
    探査用受信機と、 上記通信用受信機と上記方向探査用受信機の両受信信号
    の位相差から移動局が存在する方向を測定する手段と、 上記測定した方向に応じて上記複数の狭角アンテナの1
    つに上記送信機を接続するように上記ビーム切替手段を
    制御するビーム選択制御回路と、 を具備するアンテナシステム。
  2. 【請求項2】 上記ビーム切替手段及び上記通信用受信
    機はN組(Nは2以上の整数)設けられ、 上記N個のビーム切替手段の出力を上記狭角指向性アン
    テナ対応ごとに合成し、そのアンテナに給電し、上記通
    信用受信機に接続されるべき一方の広角指向性アンテナ
    の受信信号を上記N個の通信用受信機に分配する合成分
    配器が設けられ、 上記方向を測定する手段は、上記N個の通信用受信機の
    受信信号を時分割的に入力して上記方向探査用受信機の
    受信信号との位相差から各移動局の存在する方向を測定
    する手段であり、 上記ビーム選択制御回路は、上記測定方向を、その測定
    した時に用いた通信用受信機と組をなすビーム切替手段
    をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1記載のア
    ンテナシステム。
  3. 【請求項3】 半波長程度の間隔を有するアレーアンテ
    ナ及びビームフォーマーからなるマルチビームアンテナ
    と、 上記マルチビームアンテナの複数の狭角指向性の放射ビ
    ームの1つを選択的に形成すべく、送信機の送信電力を
    選択的に上記マルチビームアンテナに給電するビーム切
    替手段と、 上記マルチビームアンテナの複数の狭角指向性で受信さ
    れた信号を、上記アレーアンテナの1つの素子の特性の
    受信信号に分解するビーム分解器と、 上記ビーム分解器により分解された1つの素子の特性の
    受信信号が供給される通信用受信機と、 上記ビーム分解器により分解された他の1つの素子の特
    性の受信信号が供給される方向探査用受信機と、 上記通信用受信機と上記方向探査用受信機の両受信信号
    の位相差から移動局が存在する方向を測定する手段と、 上記測定した方向に応じて上記ビーム切替手段を制御し
    て上記送信機の送信電力を上記移動局方向の上記狭角指
    向性に給電させるビーム選択制御回路と、 を具備するアンテナシステム。
  4. 【請求項4】 上記ビーム切替手段及び上記通信用受信
    機はN組(Nは2以上の整数)設けられ、 上記ビーム分解器の上記通信用受信機への受信信号は上
    記N個の通信用受信機に分配供給され、 上記N個のビーム切替手段の出力を上記狭角指向性の放
    射ビームごとに合成して、上記マルチビームアンナテへ
    給電する合成器が設けられ、 上記方向を測定する手段は、上記N個の通信用受信機の
    受信信号を時分割的に入力して、上記方向探査用受信機
    の受信信号との位相差から各移動局の存在する方向を測
    定する手段であり、 上記ビーム選択制御回路は、上記測定方向を、その測定
    した時に用いた通信用受信機と組をなすビーム切替手段
    をそれぞれ制御することを特徴とする請求項3記載のア
    ンテナシステム。
  5. 【請求項5】 上記方向を測定する手段は、上記両受信
    信号の位相差を測定して方向を測定する方向測定部と、
    測定した方向の信頼性の有無を判定する手段と、信頼性
    があると判定された方向を出力する出力部とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のアンテ
    ナシステム。
  6. 【請求項6】 上記信頼性有無判定手段は、上記両受信
    信号の少くとも一方の大きさを測定する大きさ測定部
    と、上記測定された方向及び上記測定された大きさをそ
    れぞれ記憶する手段と、上記測定された大きさの最新の
    複数個中の最大のものを検出する手段と、上記検出した
    最大のものを測定した時の測定方向を信頼性があると判
    定する手段とを具備することを特徴とする請求項5記載
    のアンテナシステム。
  7. 【請求項7】 上記信頼性有無判定手段は、上記受信信
    号の少くとも一方の大きさを測定する大きさ測定部と、
    上記測定された大きさがしきい値を超えるか否か判定す
    る手段と、しきい値を超えたと判定されると、その時の
    上記測定された方向を信頼性があると判定する手段とを
    具備することを特徴とする請求項5記載のアンテナシス
    テム。
  8. 【請求項8】 上記信頼性有無判定手段は、今回測定さ
    れた上記方向と前回測定された方向と差分を求める手段
    と、上記差分がしきい値以下か否かを判定する手段と、
    上記差分がしきい値以下と判定されると上記今回測定さ
    れた方向を信頼性があると判定する手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項5記載のアンテナシステム。
  9. 【請求項9】 上記信頼性有無判定手段は、上記測定さ
    れた方向を記憶する手段と、上記最新の測定された方向
    を含む過去の測定方向の系列における各隣接測定方向の
    差分を求める手段と、これら差分中の最も小さいものを
    検出する手段と、検出された最小差分を求めた2つの測
    定方向の一方を信頼性があると判定する手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項5記載のアンテナシステム。
  10. 【請求項10】 上記方向測定部はほぼ同時刻に上記両
    受信信号の瞬時位相差を複数回測定する測定部と、これ
    ら複数の瞬時位相差と対応する平均測定方向を求めて上
    記測定方向とする平均部とよりなることを特徴とする請
    求項5乃至9の何れかに記載のアンテナシステム。
  11. 【請求項11】 上記大きさ測定部はほぼ同時刻に上記
    受信信号の瞬時大きさを複数回測定する瞬時大きさ測定
    部と、これら複数瞬時大きさを平均して上記測定大きさ
    とする平均部とよりなることを特徴とする請求項6又は
    7記載のアンテナシステム。
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