JP2002184409A - ニッケル水素電池用の負極集電体とその製造方法、およびニッケル水素電池用の負極 - Google Patents

ニッケル水素電池用の負極集電体とその製造方法、およびニッケル水素電池用の負極

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JP2002184409A
JP2002184409A JP2000382424A JP2000382424A JP2002184409A JP 2002184409 A JP2002184409 A JP 2002184409A JP 2000382424 A JP2000382424 A JP 2000382424A JP 2000382424 A JP2000382424 A JP 2000382424A JP 2002184409 A JP2002184409 A JP 2002184409A
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nickel
electrode current
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Masatoshi Mashima
正利 真嶋
Shinji Inasawa
信二 稲澤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体が高純度のニッケルにて形成されるた
め、電池の充放電特性の低下を生じない上、リサイクル
が容易であり、また高強度で寸法安定性にすぐれるため
変形したり破断したりせず、しかも薄肉化が容易で電池
の高容量化にも適したニッケル水素電池用の負極集電
体、その製造方法、および負極を提供する。 【解決手段】 負極集電体10は、ビッカース硬さHv
が350〜450、炭素含有量が0.01〜0.1%の
ニッケルにより、多数の孔101を有する薄板状に形成
した。製造方法は、負極集電体10に対応する電極領域
と、孔101に対応する絶縁領域とをパターン形成した
めっき金型を使用して、電気めっきにより、電極領域に
選択的にニッケルの薄膜を析出させたのち、薄膜をめっ
き金型からはく離する。負極は、負極集電体10に水素
吸蔵合金を担持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ニッケル水素電
池用の負極集電体と、それを用いた負極とに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】正極活物質として水酸化ニッケル、負極
活物質として、水素吸蔵合金に吸蔵した水素を利用する
ニッケル水素電池は、ニッケルカドミウム電池よりも容
量が大きく、また充放電を繰り返すうちに容量が減少す
るいわゆるメモリー効果が小さい上、リチウムイオン電
池に比べて安価であるため、種々の分野で広く使用され
ている。
【0003】ニッケル水素電池においては、正極で、水
酸化ニッケルを酸化してオキシ水酸化ニッケルに変化さ
せるとともに、負極で、水素を水素吸蔵合金に吸蔵させ
ることで充電が行われる。また逆に正極で、オキシ水酸
化ニッケルを還元して水酸化ニッケルに変化させるとと
もに、負極で、水素を水素吸蔵合金から脱離させること
で放電が行われる。近年、例えば電気自動車やハイブリ
ッド自動車、あるいは電動工具などの電源として、これ
までよりも高出力の二次電池が求められている。また携
帯電話や携帯型パソコン、デジタルカメラなどの電源と
しては、これまでよりもさらに急速な充放電が可能で、
しかも高容量化された二次電池が求められている。そし
て、これらの要求に対処すべく、種々の構造を有する電
極が開発されている。
【0004】例えばニッケル水素電池の負極としては、
下記の負極集電体に、水素吸蔵合金を担持させたものが
提案されている。 (1) ニッケル製の線材を編み込んで形成した金網(特
開昭61−185863号公報)。 (2) ニッケルを圧延して形成した圧延ニッケル箔に、
所定長の切り込みまたは長孔を多数、形成し、当該切り
込みもしくは長孔の長手方向と交差する方向に薄板を延
伸させて、切り込みや長孔を延伸方向に引き伸ばすこと
で、菱形もしくはそれに類似した形状の多数の通孔を形
成したエキスパンドメタル(特開平4−357670号
公報)、 (3) 鉄を圧延し、その両面にニッケルめっきを施した
3層構造の基材に、打ち抜きにより多数の通孔を形成し
たパンチングメタル(特開昭64−67868号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の負極集電体のう
ち(1)の金網は、その構造上、線材の直径の2倍以上の
厚みを必要とするため薄型化が困難であること、孔形状
が限られること、などの問題がある。また(2)のエキス
パンドメタルは、引張力が加わると大きく伸び変形しや
すいという問題がある。例えば負極の製造時や、あるい
は製造した負極の電池への組み込み時などに、エキスパ
ンドメタルの長手方向(先に述べた切り込みや長孔の長
手方向とは必ずしも一致しない、むしろ直交する場合が
殆どである)に引張力が加わると、それによって同方向
に大きく伸び変形しやすい。またエキスパンドメタル
は、かかる長手方向への伸び変形によって幅方向には大
きく縮む傾向を示す。このためエキスパンドメタルは寸
法安定性が悪い。しかもその変形によって、担持した水
素吸蔵合金が剥落するといった問題を生じるおそれもあ
る。
【0006】また、エキスパンドメタルのうち長孔を打
ち抜いて形成するものは、抜きカスが多量に発生するた
め省資源および製造コストの点で問題がある。また長孔
を打ち抜いたあとのエキスパンドメタルにはバリが発生
し、このバリを除去する工程を加えるとさらに製造コス
トが高くつくという問題もある。一方、バリを除去しな
い場合には電池の組み立て時に短絡を生じやすくなる。
このため、例えば厚み50μm程度の薄型の隔膜と組み
合わせることができず、電池の高容量化に適さないとい
う別の問題を生じる。
【0007】さらに(3)のパンチングメタルは、例えば
鉄のホットコイルを繰り返し圧延して厚みを50〜60
μm程度とした基材の両面に、それぞれ厚み5μm程度
のニッケルめっきを施したのち、打ち抜きによって多数
の通孔を形成することで製造される。このためエキスパ
ンドメタルと同様に、抜きカスの問題、およびバリの問
題を生じる。また、ホットコイルの圧延を繰り返して、
その厚みを現在よりも薄くすることは、主に製造コスト
上の制約から困難であり、しかも現状の厚みでは電池の
高容量化に適さないという問題がある。
【0008】また充放電を繰り返した際に基材を形成す
る鉄が溶出して、そのイオンが電池反応系中に不純物と
して混入することで、電池の充放電特性が低下するとい
う問題も生じる。また近時、環境問題、資源問題等の観
点から、使用済みの電池を回収し、分解して部品ごとに
リサイクルすることの必要性が、広く一般にも認知され
つつある。ところが、前記(3)のパンチングメタルは、
鉄基材とニッケルめっき層の複合構造を有するためリサ
イクルが難しいという問題がある。とくに、高価で生産
量も少ないニッケルを回収することは重要であるが、鉄
の混入による純度の低下が避けられず、高純度のニッケ
ルとして再利用できないという問題がある。
【0009】(3)のパンチングメタルに代えて、例えば
ニッケルを薄板状に圧延した圧延ニッケル箔に、打ち抜
きにより多数の通孔を形成したパンチングメタルを使用
することも考えられる。しかし、上記パンチングメタル
のもとになる圧延ニッケル箔は、ビッカース硬さHvが
およそ300程度と柔らかく、塑性変形しやすいため、
例えば負極の製造時や、あるいは製造した負極の電池へ
の組み込み時などに引張力が加わると変形したり破断し
たりしやすいという問題がある。
【0010】また圧延ニッケル箔を用いたパンチングメ
タルでも、抜きカスの問題、およびバリの問題は依然と
して解消されない。この発明の主たる目的は、全体が高
純度のニッケルにて形成されるため、電池反応系への不
純物の混入による充放電特性の低下等を生じることがな
い上、リサイクルが容易であり、なおかつ高強度で寸法
安定性にもすぐれるため、負極の製造時や、製造した負
極の電池への組み込み時などに引張力が加わっても変形
したり破断したりするおそれがなく、しかも薄肉化が容
易で電池の高容量化にも適した新規なニッケル水素電池
用の負極集電体を提供することにある。
【0011】また本発明の他の目的は、かかる負極集電
体を、抜きカスやバリの問題を生じることなく、低コス
トで安価に、しかも生産性よく製造できる、負極集電体
の製造方法を提供することにある。また本発明のさらに
他の目的は、高容量でかつ充放電特性にすぐれたニッケ
ル水素電池を製造しうるニッケル水素電池用の負極を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、ビッカース硬さHvが350〜450
で、かつ炭素含有量が0.01〜0.1%のニッケルに
より、多数の孔を有する薄板状に形成されたことを特徴
とするニッケル水素電池用の負極集電体である。請求項
1の構成によれば、負極集電体は、0.01〜0.1%
という微量の炭素を含むものの、その全体が高純度のニ
ッケルにて形成される。このため前記(3)のパンチング
メタルのように、電池反応系への不純物の混入による充
放電特性の低下等を生じることがない上、リサイクルも
容易である。
【0013】また負極集電体は、エキスパンドメタルに
比べて変形しにくい、多数の孔を有する薄板状に形成さ
れている。それとともに負極集電体は、0.01〜0.
1%の炭素を含むために、ビッカース硬さHvが350
〜450という、圧延ニッケル箔に比べて塑性変形しに
くい適度の硬さを有している。したがって負極の製造時
や、製造した負極の電池への組み込み時などに引張力が
加わっても、変形したり破断したりするおそれがない。
【0014】しかも負極集電体は、上記のようにその全
体がニッケルにて単層構造に形成され、かつ引張力が加
わっても変形したり破断したりしにくい硬さと構造とを
有しているため薄肉化が容易であり、電池の高容量化に
も適している。請求項1の構成において、ビッカース硬
さHvが350〜450に限定されるのは、下記の理由
による。すなわちビッカース硬さHvが350未満では
硬さが十分でなく、塑性変形しやすいため、引張力が加
わった際に変形したり破断したりしやすい。逆にビッカ
ース硬さHvが450を超えるものは硬すぎて、例えば
電池製造のためにロール状に巻くなどの加工をした際に
破断しやすいため、これらの加工を行うことができな
い。これに対し、ビッカース硬さHvが350〜450
の範囲内であれば、負極集電体は、加工に適し、なおか
つ十分な強度を発揮しうる適度の硬さを有するものとな
る。すなわち、電池製造のためにロール状に巻くなどの
加工をしても破断するおそれがなく、しかも負極の製造
時や、製造した負極の電池への組み込み時などに引張力
が加わっても変形したり破断したりしないものとなる。
したがってビッカース硬さHvは350〜450に限定
される。
【0015】また負極集電体のビッカース硬さHvを上
記の範囲内とするためには、請求項1に記載したよう
に、ニッケルの炭素含有量を0.01〜0.1%の範囲
に調整する必要がある。すなわちニッケルの炭素含有量
は、負極集電体のビッカース硬さHvと対応関係にあ
り、炭素含有量を0.01〜0.1%の範囲内に調整す
ることで、負極集電体のビッカース硬さHvを350〜
450の範囲内とすることができる。
【0016】なお加工性にすぐれる上、引張力が加わっ
た際に変形したり破断したりしにくい高強度の負極集電
体を得ることを考慮すると、そのビッカース硬さHv
は、上記の範囲内でもとくに370〜420であるのが
好ましい。また、ビッカース硬さHvをこの範囲とする
ためには、ニッケルの炭素含有量は、0.02〜0.08
%であるのが好ましい。請求項2記載の発明は、厚みが
2〜60μm、孔の孔径が10〜5000μm、開口率
が20〜90%である請求項1記載のニッケル水素電池
用の負極集電体である。
【0017】負極集電体は、その厚みが薄いほど電池を
高容量化できる。そして請求項1の負極集電体は、薄肉
化が可能な強度と構造とを有しており、薄肉化して電池
を高容量化するのに適したものである。しかしその厚み
が2μm未満では、薄すぎて引張強度が低下するため、
引張力が加わった際に破断するおそれがある。一方、厚
みが60μmを超える場合には、電池の容量が低下する
おそれがある。したがって負極集電体の厚みは、請求項
2に記載したように2〜60μmであるのが好ましい。
【0018】なお電池の高容量化と、負極集電体の強度
とを併せ考慮すると、その厚みは、上記の範囲内でもと
くに10〜30μmであるのがさらに好ましい。また負
極集電体は、孔の孔径が10〜5000μmであるのが
好ましい。孔は、(a) その内部に水素吸蔵合金を充て
んすることで、負極集電体への水素吸蔵合金の担持量を
増加させるためと、(b) かかる充てんにより、負極集
電体の少なくとも片面に担持させる水素吸蔵合金の層を
負極集電体にしっかりと固着させるためと、そして(c)
電解液中のイオンを通過させるために設けられる。
【0019】しかし孔の孔径が10μm未満では、孔を
設けたことによるこれらの効果が十分に発揮されないお
それがある。一方、孔の孔径が5000μmを超える場
合には、水素吸蔵合金の、負極集電体への固着性が却っ
て低下するおそれがある。したがって孔の孔径は10〜
5000μmであるのが好ましい。なおこれらの機能を
併せ考慮すると、孔の孔径は、上記の範囲内でもとくに
300〜700μmであるのがさらに好ましい。
【0020】負極集電体上の孔が形成された領域におけ
る、当該領域の全面積に対する、孔の開口面積の百分率
で表される開口率は、20〜90%であるのが好まし
い。開口率が20%未満では、前記(a)〜(c)の効果が十
分に発揮されないおそれがある。一方、開口率が90%
を超える場合には負極集電体の引張強度が低下して、引
張力が加わった際に破断するおそれがある。また水素吸
蔵合金に対する集電性能が低下するおそれもある。した
がって開口率は20〜90%であるのが好ましい。
【0021】なおこれらの機能を併せ考慮すると、開口
率は、上記の範囲内でもとくに40〜50%であるのが
さらに好ましい。請求項3記載の発明は、孔の断面形状
が正六角形であり、孔がハニカム状に配列されている請
求項1記載のニッケル水素電池用の負極集電体である。
孔の断面形状は、円形、矩形その他、種々の形状に形成
できる。しかし、例えば図1(a)(b)に示すように、負極
集電体10に形成される孔101の形状が、孔径φの等
しい正六角形であり、また各孔101…がハニカム状で
かつ等間隔に配列されている場合には、隣り合う孔10
1、101間の距離dが、いずれの方向にも等しくな
る。このため負極の製造時や、製造した負極の電池への
組み込み時などに、負極集電体に加えられる引張力が均
等に分散されるため、当該負極集電体の変形をさらに確
実に防止できる。
【0022】請求項4記載の発明は、電極の集電タブと
なる領域を一体に形成した請求項1記載のニッケル水素
電池用の負極集電体である。かかる請求項4の構成によ
れば、例えば図2に示すように集電タブとなる領域11
0が、負極集電体10と一体に形成されるため、集電タ
ブを後付けする工程を省略できる。請求項5記載の発明
は、ロール状に巻くことで使用され、その最外周に相当
する位置に、孔のない領域を有している請求項1記載の
ニッケル水素電池用の負極集電体である。
【0023】例えば図3(a)に示すように、負極1を、
セパレータ2、正極3、およびセパレータ4と重ね合わ
せた状態で、ロール状に巻いて形成される電池において
は、当該負極1の、最外周に相当する位置(図中の一点
鎖線より右側の位置1a)に水素吸蔵合金を担持させて
も負極として機能しない。そしてこの機能しない水素吸
蔵合金が、電池の高容量化の妨げとなる。そこで図3
(b)に示すように、負極集電体10の、上記位置1aに
相当する位置に孔のない領域10aを設けて、水素吸蔵
合金を担持させないようにすると、電池のさらなる高容
量化が可能となる。
【0024】請求項6記載の発明は、負極集電体の形状
に対応する電極領域と、孔の形状に対応する絶縁領域と
をパターン形成しためっき金型を使用して、電極領域を
陰極とする電気めっきにより、当該電極領域に選択的
に、その形状に対応したニッケルの薄膜を析出させたの
ち、この薄膜をめっき金型からはく離することによって
製造される請求項1記載のニッケル水素電池用の負極集
電体である。また請求項7記載の発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の負極集電体を製造する方法であっ
て、負極集電体の形状に対応する電極領域と、孔の形状
に対応する絶縁領域とをパターン形成しためっき金型を
使用して、電極領域を陰極とする電気めっきにより、当
該電極領域に選択的に、その形状に対応したニッケルの
薄膜を析出させたのち、この薄膜をめっき金型からはく
離することを特徴とする負極集電体の製造方法である。
【0025】上記の製造方法によって電極領域に析出、
形成されるニッケルの薄膜は、電気めっきに使用するめ
っき液の組成を調整することで、自動的に、0.01〜
0.1%の炭素を含むものとすることができる。また、
それによって形成されるニッケルの薄膜は、ビッカース
硬さHvが350〜450という硬い膜となるため、従
来のニッケル箔のように圧延加工やパンチング加工が容
易でない。しかしこの製造方法によれば、圧延加工やパ
ンチング加工などを経ることなく、めっき金型の電極領
域上に直接に、多数の孔を有する薄板状に、上記の硬い
ニッケルの薄膜を形成できる。
【0026】しかもこの製造方法によれば、パンチング
メタルのように抜きカスやバリなどを生じることもな
い。したがって負極集電体を、抜きカスやバリの問題を
生じることなく、低コストで安価に、しかも生産性よく
製造することが可能となる。また上記の製造方法では、
例えば電極領域に、電極の集電タブとなる領域を追加す
るだけで、外形の加工工程などを加えることなしに、請
求項4に記載した形状の負極集電体を製造できる。また
電極領域のうち、ロール状に巻いた際に最外周に相当す
る位置に、孔に対応する絶縁領域を形成しないことによ
り、請求項5に記載した形状の負極集電体を製造するこ
ともできる。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の負極集電体の少なくとも片面に、水素吸
蔵合金を担持させたことを特徴とするニッケル水素電池
用の負極である。請求項8の構成によれば、負極集電体
が、前記のようにこれまでよりも薄肉化に適したもので
ある上、バリを有しない。このため請求項8の負極を用
いれば、例えば厚み50μm程度の薄型の隔膜と組み合
わせても、電池の組み立て時に短絡を生じることがない
ので、これまでよりも高容量のニッケル水素電池を製造
できる。また負極集電体は、その全体が高純度のニッケ
ルにて形成される。このため請求項8の負極を用いれ
ば、充放電特性にすぐれたニッケル水素電池を製造でき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を説明する。 〔負極集電体〕図1(a)は、この発明の負極集電体10
の一実施形態を拡大して示す部分切り欠き斜視図であ
る。また図1(b)は、上記負極集電体10の一部を拡大
した平面図である。
【0029】負極集電体10は、多数の孔101…を有
する薄板状に形成されている。負極集電体を形成する薄
板100は、ビッカース硬さHvが350〜450で、
かつ炭素含有量が0.01〜0.1%のニッケルにより
形成される。各孔101…は、それぞれ孔径φの等しい
正六角形に形成されている。また、各孔101…は、隣
り合うもの同時の距離dが、いずれの方向にも等しくな
る用に、ハニカム状でかつ等間隔に配列されている。
【0030】薄板100の厚みtは2〜60μmである
のが好ましい。また孔径φは10〜5000μm、開口
率は20〜90%であるのが好ましい。これらの理由
は、いずれも前述したとおりである。負極集電体10
は、図2に示すように、多数の孔101…を形成した領
域10bから外方に膨出するように、電極の集電タブと
なる領域110を一体に形成してもよい。
【0031】また図3(a)に示すように負極1を、セパ
レータ2、正極3、およびセパレータ4と重ね合わせた
状態で、ロール状に巻いて電池を形成する際に使用する
負極用の負極集電体10としては、図3(b)に示すよう
に、負極1の、最外周に相当する位置1aに対応する位
置に孔のない領域10aを設けてもよい。図中符号10
bは、図2の場合と同様に、多数の孔101…を形成し
た領域である。これらの理由も先に述べたとおりであ
る。
【0032】上記負極集電体10は、以下に述べる製造
方法によって製造される。 〔負極集電体の製造方法〕図4(a)は、この発明の負極
集電体の製造方法に使用されるめっき金型2の一部を拡
大した平面図である。めっき金型2は、負極集電体10
の形状に対応する電極領域20と、多数の孔101…の
形状に対応する絶縁領域21…とをパターン形成したも
のである。かかるめっき金型2は、例えば電極領域20
となる金属板の表面に、フォトリソグラフ法、スクリー
ン印刷法等によって、絶縁領域21…のもとになる絶縁
材料をパターン形成することで得られる。
【0033】パターン形成する絶縁材料としては、めっ
き液や電気めっき工程に対して安定であること、パター
ン形成の方法に応じて、そのパターン形成方法に好適に
使用できること、などの要件を満たすものが好ましい。
例えばスクリーン印刷法の場合は、パターン形成する絶
縁材料の一例としてエポキシ樹脂などがあげられる。ま
た電極領域20を形成する金属板としても、めっき液や
電気めっき工程に対して安定であることが好ましく、そ
の一例としてはステンレス鋼板やチタニウム板、ニッケ
ル板などがあげられる。
【0034】金属板の表面には、薄膜をはく離しやすく
する離型層を設けてもよい。離型層としては、例えば酸
化膜、金属化合物膜、黒鉛粉塗布被膜などがあげられ
る。また、例えば金属を圧延、熱処理などした際に形成
される不働態被膜を利用することもできる。また、必要
に応じて化学的あるいは電気化学的に不働態被膜を形成
して離型層としてもよい。かかる不働態被膜の例として
は、電鋳用として形成用の薬剤が市販されているチアゾ
ール系化合物の被膜などが挙げられる。
【0035】次に、このめっき金型2のうち金属板を電
源の陰極に接続するとともに、電源の陽極にはニッケル
製の対極を接続する。そしてめっき金型2と対極とを、
ニッケルめっき液に浸漬して電気めっきを行う。ニッケ
ルめっき液としては、スルファミン酸ニッケル浴やワッ
ト浴を使用する。ニッケルめっき液は、めっき金型2の
電極領域20に析出、形成されるニッケルの薄膜が0.
01〜0.1%の炭素を含むものとなるように、その組
成を調整しておく。
【0036】そうするとめっき金型2の電極領域20
に、当該電極領域20の形状に対応して選択的に、絶縁
領域21…の形状に対応する多数の孔101…を有する
ニッケルの薄膜100が形成される。そしてこの薄膜1
00をめっき金型2の表面からはく離することによっ
て、図1(a)(b)に示した形状を有する負極集電体10が
製造される。図4(b)は、上記のめっき金型2を円筒状
に巻いてドラムDを形成し、このドラムDを、円周上の
一定範囲がめっき液Lと接触するように浸漬した状態
で、中心軸D1を回転軸として、図中実線の矢印で示す
ように円周方向に一定速度で回転させながら負極集電体
10を製造する装置を示す概略断面図である。図におい
て符号Bは電源、Cは対極、Rは、形成された負極集電
体10を、図中二点鎖線の矢印で示すようにドラムDの
周面からはく離したのち、装置外へ搬送するためのロー
ラである。また符号Tは、対極Cを収容するとともに、
ドラムDを回転できるように支持した状態で、めっき液
Lを内部に充てんしてめっきを行うためのめっき槽であ
る。
【0037】上記の製造装置によれば、多数の孔を有す
る薄板状の負極集電体10を長尺の帯状として連続的に
製造することができる。かくして製造される負極集電体
10は、例えば水素吸蔵合金を担持させたのち、適当な
長さにカットして使用される。また、たとえばドラムD
の円周長を、図3(a)に示す、ロール状に巻いて形成さ
れる電池の、負極1の1本分、ないしは数本分に相当す
る長さ、もしくはそれより少し長めに設定するととも
に、ドラムDの円周上に、前述した孔のない領域10a
と、多数の孔101…を形成した領域10bとを形成す
る。そうするとドラムDが1周するごとに、周方向に1
本分〜数本分ずつの、図3(b)に示す負極集電体10
を、図中破線で示すように多数が長さ方向に連続した状
態で連続的に製造することができる。またこの際には、
ドラムDの幅を、負極集電体10の複数本分の幅に設定
すると、さらに多数の負極集電体10を連続的に製造で
きる。
【0038】またこの際、ドラムDの表面の電極領域
に、電極の集電タブとなる領域を追加すると、負極集電
体10に、集電タブとなる領域110をも同時に形成で
きる。 〔ニッケル水素電池用の負極〕ニッケル水素電池用の負
極は、上記負極集電体に、従来同様に水素吸蔵合金を担
持させることで製造される。水素吸蔵合金としては、電
池の通常の使用温度範囲(およそ5〜50℃程度)で、
可逆的に水素を吸蔵、脱離し得る、従来公知の種々の合
金があげられる。
【0039】かかる水素吸蔵合金の代表例としては、F
e−Ti系合金、La−Ni系合金、Mm−Ni系合金
〔Mmはミッシュメタル(希土類金属混合物)〕、Mg
−Ni系合金、Ti−Mn系合金等があげられる。上記
水素吸蔵合金は、例えば粉末状にしたものを単独で、あ
るいはアルミニウム、銅、グラファイト等の粉末と混合
して使用される。水素吸蔵合金を負極集電体に担持させ
るには、例えば上記のような粉末を、ポリビニルアルコ
ールやカルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子の
水溶液に加えてペーストを作製し、それを負極集電体の
少なくとも片面に積層するとともに、孔内に圧入するな
どして充てんした後、乾燥して水分を除去すればよい。
その他、乾式プロセスでも担持させることができる。
【0040】かくして製造される負極を、活物質として
水酸化ニッケルを担持させた正極、および多孔性樹脂フ
ィルムなどのセパレータと組み合わせることで、ニッケ
ル水素電池が形成される。本発明の負極集電体、負極お
よびその製造方法の構成は、以上で示した各図の例には
限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設
計変更を施すことができる。
【0041】
【実施例】以下にこの発明を、実施例、比較例に基づい
て説明する。 実施例1 ステンレス鋼板(SUS304製)の片面に、絶縁領域
のもとになるエポキシ樹脂を用いて、スクリーン印刷法
によって、図4(a)に示す正六角形の絶縁領域21…を
等間隔のハニカム状にパターン形成して、めっき金型2
を作製した。なお各絶縁領域21の径φは500μm、
隣り合う絶縁領域21、21間の距離dは200μmと
した。
【0042】次にこのめっき金型を、対極としてのニッ
ケルとともに、下記組成のスルファミン酸ニッケルめっ
き液中に浸漬した状態で電気めっきを行って、各絶縁領
域21…間の電極領域20上に選択的に、ニッケルの薄
膜を形成した。pHは4、液温は50℃であった。 めっき液組成 (成 分) (濃 度) 60%スルファミン酸ニッケル液 600g/リットル 臭化ニッケル 5g/リットル ホウ酸 30g/リットル 応力調整剤 1ミリリットル/リットル ピット防止剤 2ミリリットル/リットル そしてこのニッケルの薄膜をめっき金型の表面からはく
離して、図1(a)(b)に示すようにニッケルの薄板100
上に、各絶縁領域21…に対応した正六角形の多数の孔
101が等間隔のハニカム状にパターン形成された負極
集電体10を製造した。
【0043】製造した負極集電体10の厚みは20μm
であった。また負極集電体10を顕微鏡で観察したとこ
ろ、孔101の孔径φは500μm、隣り合う孔10
1、101間の距離dは200μmであり、めっき金型
上に形成したパターンが忠実に再現されていることがわ
かった。さらにこの顕微鏡観察で求めた、孔101の開
口率は40%であった。また上記負極集電体10のビッ
カース硬さHvを測定したところ380であった。また
負極集電体10を形成するニッケルの炭素含有量をトー
タルカーボン測定法によって測定したところ0.05%
であった。
【0044】実施例2 〈負極集電体〉上記実施例1と同じパターンを、エポキ
シ樹脂を用いて、スクリーン印刷法によって、厚み0.
5mmのステンレス鋼板(SUS304製)の表面に形
成して、めっき金型を作製した。次にこのめっき金型
を、直径50cm、幅100cmの胴の周囲に円筒状に
巻き付けてドラムDを形成した。そしてこのドラムD
を、ニッケル製の対極C、めっき槽T、電源B、および
ゴムローラRと組み合わせて、図4(b)に示す装置を構
成した。
【0045】そして実施例1で使用したのと同じめっき
液Lをめっき槽Tに充てんし、めっき液Lの液温、電流
密度、ドラムDの回転速度などを、ドラムDの表面に形
成されるニッケルの薄膜の厚みが20μmとなるように
調整した状態で装置を運転して、連続的に、長尺の負極
集電体10を製造した。負極集電体10の各部の寸法、
形状、組成およびビッカース硬さHvは、先の実施例1
と同じであった。
【0046】〈負極〉上記で製造した負極集電体の両面
に、平均粒径40μmの水素吸蔵合金〔中央電気工業社
製のAB5型〕を含むペーストを塗布し、また孔に充て
んして乾燥させた後、プレスすることで、総厚み250
μmの負極を製造した。 〈ニッケル水素電池〉上記負極を所定の寸法に切り出し
て、同じく所定の寸法に切り出した下記の正極、および
2枚のセパレータ(厚み100μmのスルフォン化ポリ
プロピレン不織布)とともに、図3(a)に示すようにロ
ール状に巻いて、単三型電池用の容器に収容した。そし
てこの容器に、電解液としての6Mの水酸化カリウム水
溶液3ccを加え、封口してニッケル水素電池を作製し
た。
【0047】(正極の作製)前々項で製造した負極集電
体を利用して正極を作製した。すなわちまず、上記負極
集電体の両面にニッケルの微粉末を焼結して、多孔度約
85%の焼結式ニッケル基板を作製した。次にこのニッ
ケル基板に対し、硝酸ニッケル水溶液を減圧含浸させた
のち水酸化ナトリウム水溶液に浸漬して水洗、乾燥させ
る含浸・中和工程を10回、繰り返し行って、正極活物
質としての水酸化ニッケルを担持させた。
【0048】そしてプレスすることで、総厚み250μ
mの正極を製造した。 比較例1 負極集電体として、ビッカース硬さHvが300、厚み
が20μmの圧延ニッケル箔に、通孔が長径1000μ
m、短径500μmの菱形となるようにエキスパンド加
工をしたエキスパンドメタルを使用したこと以外は実施
例2と同様にして負極を作製し、ニッケル水素電池を作
製した。
【0049】比較例2 負極集電体として、ビッカース硬さHvが300、厚み
が20μmの圧延ニッケル箔に、通孔が直径500μm
の円形となるように打ち抜き加工をしたパンチングメタ
ルを使用したこと以外は実施例2と同様にして負極を作
製し、ニッケル水素電池を作製した。 比較例3 負極集電体として、厚み50μmの圧延鉄箔の両面に、
それぞれ厚み5μmのニッケルめっき層を形成した3層
構造の基材に、通孔が直径500μmの円形となるよう
に打ち抜き加工をしたパンチングメタル(ビッカース硬
さHvが310、厚みが60μm)を使用したこと以外
は実施例2と同様にして負極を作製し、ニッケル水素電
池を作製した。
【0050】上記実施例2、および比較例1〜3で作製
したニッケル水素電池について、それぞれ0.2Cの充
放電レートで充放電を繰り返し行い、充放電10サイク
ル目に、その容量を測定した。また、さらに充放電を繰
り返して、容量が70%まで低下したサイクル数をもっ
て電池寿命とした。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表より、実施例2で作製したニッケル水素
電池は、比較例1〜3のものよりも高容量で、しかも長
寿命であることが確認された。また、比較例2のものは
負極および電池の製造時に、パンチングメタルの変形や
破断が多発し、その不良率は70%に達した。これに対
し実施例2では、負極集電体の変形や破断はほとんど発
生せず、その不良率は5%未満であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は、この発明の負極集電体の、一実施
形態を拡大して示す部分切り欠き斜視図、同(b)は、上
記負極集電体の一部を拡大した平面図である。
【図2】負極集電体の、他の例の要部を示す平面図であ
る。
【図3】同図(a)は、この発明の負極を正極、およびセ
パレータとともにロール状に巻いて電池を形成する状態
を説明する斜視図、同図(b)は、上記負極に使用する負
極集電体の例の部分切り欠き平面図である。
【図4】同図(a)は、この発明の製造方法に使用するめ
っき金型の一部を拡大した平面図、同図(b)は、この発
明の製造方法により負極集電体を連続的に製造する装置
の概略を説明する図である。
【符号の説明】
1 負極 10 負極集電体 100 薄板 101 孔 2 めっき金型 20 電極領域 21 絶縁領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA03 AB01 BA04 BA08 BB09 BC01 CB06 EA06 EA12 FA05 GA16 5H017 AA02 AS02 AS08 BB14 BB16 CC05 CC10 DD08 EE04 HH00 HH01 HH03 5H050 AA08 AA14 AA17 BA14 CB16 DA06 FA10 GA12 GA20 GA23 GA24 GA30 HA00 HA01 HA04 HA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビッカース硬さHvが350〜450で、
    かつ炭素含有量が0.01〜0.1%のニッケルによ
    り、多数の孔を有する薄板状に形成されたことを特徴と
    するニッケル水素電池用の負極集電体。
  2. 【請求項2】厚みが2〜60μm、孔の孔径が10〜5
    000μm、開口率が20〜90%である請求項1記載
    のニッケル水素電池用の負極集電体。
  3. 【請求項3】孔の断面形状が正六角形であり、孔がハニ
    カム状に配列されている請求項1記載のニッケル水素電
    池用の負極集電体。
  4. 【請求項4】電極の集電タブとなる領域を一体に形成し
    た請求項1記載のニッケル水素電池用の負極集電体。
  5. 【請求項5】ロール状に巻くことで使用され、その最外
    周に相当する位置に、孔のない領域を有している請求項
    1記載のニッケル水素電池用の負極集電体。
  6. 【請求項6】負極集電体の形状に対応する電極領域と、
    孔の形状に対応する絶縁領域とをパターン形成しためっ
    き金型を使用して、電極領域を陰極とする電気めっきに
    より、当該電極領域に選択的に、その形状に対応したニ
    ッケルの薄膜を析出させたのち、この薄膜をめっき金型
    からはく離することによって製造される請求項1記載の
    ニッケル水素電池用の負極集電体。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の負極集電
    体を製造する方法であって、負極集電体の形状に対応す
    る電極領域と、孔の形状に対応する絶縁領域とをパター
    ン形成しためっき金型を使用して、電極領域を陰極とす
    る電気めっきにより、当該電極領域に選択的に、その形
    状に対応したニッケルの薄膜を析出させたのち、この薄
    膜をめっき金型からはく離することを特徴とする負極集
    電体の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の負極集電
    体の少なくとも片面に、水素吸蔵合金を担持させたこと
    を特徴とするニッケル水素電池用の負極。
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