JP2002183477A - 意味情報ネットワークを用いた売買方法およびシステム - Google Patents

意味情報ネットワークを用いた売買方法およびシステム

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JP2002183477A
JP2002183477A JP2000380082A JP2000380082A JP2002183477A JP 2002183477 A JP2002183477 A JP 2002183477A JP 2000380082 A JP2000380082 A JP 2000380082A JP 2000380082 A JP2000380082 A JP 2000380082A JP 2002183477 A JP2002183477 A JP 2002183477A
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Application number
JP2000380082A
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Hiroshi Shibata
弘 柴田
Takanari Hoshiai
隆成 星合
Takamichi Sakai
隆道 酒井
Keiichi Koyanagi
恵一 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 売買要求情報配送のリアルタイム性、購入希
望者および販売者の機密情報に関する安全性を向上する
こと。 【解決手段】 データを送信する送信端末と、前記デー
タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
味情報ネットワークを用いた売買方法であって、前記送
信端末が、所定の条件が付与された購入要求を前記デー
タとして送信する第1のステップと、前記データとして
送信された前記購入要求を受信した受信端末が、所定の
条件が付与された販売要求を返信する第2のステップ
と、前記第2のステップにて返信された販売要求を受信
した送信端末が、受信した販売要求を表示する第3のス
テップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
分散するコンテンツの中からエンドユーザの興味に合致
するコンテンツを特定する、あるいは、コンテンツプロ
バイダがコンテンツを配布すべき最適なコンシューマを
特定する意味情報ネットワークを用いた売買情報の配送
および検出方法とそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図37は、従来の売買サービスの一例で
ある逆オークションサービスの仕組みを示すブロック図
である。図中の括弧内の番号は、伝送される情報につい
て、生起順に付されている。また、取引される品目は同
じものである。
【0003】端末201〜204はインターネットなど
のネットワークおよび逆オークションサービスを主催す
る仲介者が利用するサーバ205を介して相互に接続さ
れるもので、以下の説明においては、端末201を逆オ
ークションサービスを利用する購入希望者が利用し、端
末202〜端末204は逆オークションサービスを利用
する販売希望者が利用するものとして説明する。
【0004】購入希望者は、逆オークションサービスを
主催する仲介者に対して、購入希望品と希望価格、図示
する例では$2500以内、等の条件を登録する旨の情
報S210を端末201からサーバ205へ送信する。
情報S210を受け付けたサーバ205では、不特定多
数の販売希望者に対して情報S211として発信する。
この発信は、具体的には逆オークションサービスのホー
ムページ上に表示するなどのブロードキャスト的な手法
により行われる。
【0005】情報S211を受信した端末202〜端末
204を利用する販売希望者がその内容を確認し、販売
希望価格を記した販売要求を示す情報S212〜S21
4をサーバ205に送信する。図示する例では、情報S
212〜S214はそれぞれ$2050、$1980、
$2030の販売希望価格を示している。
【0006】情報S212〜S214を受け付けたサー
バ205では、各情報の中で購入希望者にとって最も都
合の良い(最も安い)価格が付けられた情報、本従来例
の場合には情報S213の内容を情報S215として端
末201へ送信する。この後、購入を了承した購入希望
者の操作により、端末201から購入を了承する旨の情
報とともに支払いを行う旨の情報S216がサーバ20
5へ送信される。該情報S216を受け付けたサーバ2
05は、販売価格から仲介料を差し引いた額の支払を行
う旨の情報S217を端末203へ送信する。
【0007】金銭のやり取りは、購入希望者、販売希望
者および逆オークションサービスを主催する仲介者がそ
れぞれ利用する金融機関を介して行われるが、このよう
な技術は従来公知であり、本発明では特に重要でないた
め、詳細な説明は省略する。
【0008】図38は、従来の売買サービスの一例であ
るオークションサービスの仕組みを示すブロック図であ
る。図中の括弧内の番号は、伝送される情報について、
生起順に付されている。また、取引される品目は同じも
のである。
【0009】端末301〜304はインターネットなど
のネットワークおよびオークションサービスを主催する
仲介者が利用するサーバ305を介して相互に接続され
るもので、以下の説明においては、端末301をオーク
ションサービスを利用する販売希望者が利用し、端末3
02〜端末304はオークションサービスを利用する購
入希望者が利用するものとして説明する。
【0010】販売希望者は、オークションサービスを主
催する仲介者に対して、販売希望品、その詳細等の条件
を登録する旨の情報S310を端末301からサーバ3
05へ送信する。情報S310を受け付けたサーバ30
5では、不特定多数の購入希望者に対して情報S311
として発信する。この発信は、具体的にはオークション
サービスのホームページ上に表示するなどのブロードキ
ャスト的な手法により行われる。
【0011】情報S311を受信した端末302〜端末
304を利用する購入希望者がその内容を確認し、購入
希望価格を記した購入要求を示す情報S312〜S31
4をサーバ305に送信する。図示する例では、情報S
212〜S214はそれぞれ$2000、$1930、
$1950の購入希望価格を示している。
【0012】情報S312〜S314を受け付けたサー
バ205では、各情報の中で販売希望者にとって最も都
合の良い(最も高い)価格が付けられた情報、本従来例
の場合には情報S312の内容を情報S315として端
末301へ送信する。この後、販売を了承した販売希望
者の操作により、端末201から販売を了承する旨の情
報S316がサーバ305へ送信される。該情報S31
5を受け付けたサーバ305は、その旨を示す情報S3
17を端末302へ送信する。情報S317の内容を確
認した購入希望者が購入および支払を行う旨の情報S3
18をサーバ305へ送信し、サーバ305は販売価格
から仲介料を差し引いた額の支払を行う旨の情報S31
9を端末301へ送信する。
【0013】金銭のやり取りは、購入希望者、販売希望
者および逆オークションサービスを主催する仲介者がそ
れぞれ利用する金融機関を介して行われるが、このよう
な技術は従来公知であり、本発明では特に重要でないた
め、詳細な説明は省略する。
【0014】図39は、従来の売買サービスの一例であ
り、購入希望者および販売希望者が複数となるオークシ
ョンサービスの仕組みを示すブロック図である。図中の
括弧内の番号は、伝送される情報について、生起順に付
されている。また、取引される品目は同じものである。
【0015】端末401〜406はインターネットなど
のネットワークおよびオークションサービスを主催する
仲介者が利用するサーバ407を介して相互に接続され
るもので、以下の説明においては、端末401〜403
をオークションサービスを利用する購入希望者が利用
し、端末404〜端末406はオークションサービスを
利用する販売希望者が利用するものとして説明する。ま
た、取引される品目はは同じものである。
【0016】複数の購入希望者のそれぞれは、オークシ
ョンサービスを主催する仲介者に対して、購入希望品お
よび購入価格、等の条件、図示する例では販売価格は$
2500、$2000、$2200以内を登録する旨の
情報S411〜S413を端末401〜403のそれぞ
れ310をサーバ407へ送信する。情報S411〜S
413を受け付けたサーバ407では、これらのうちの
最も価格の高い$2500以内で購入する旨を示す不特
定多数の販売希望者に対して情報S414として発信す
る。この発信は、具体的にはオークションサービスのホ
ームページ上に表示するなどのブロードキャスト的な手
法により行われる。
【0017】情報S414を受信した端末404〜端末
406を利用する販売希望者がその内容を確認し、販売
希望価格を記した販売要求を示す情報S415〜S41
7をサーバ407へ送信する。図示する例では、情報S
415〜S417はそれぞれ$2500以内、$220
0以内、$2300以内の販売希望価格を示している。
【0018】情報S415〜S417を受け付けたサー
バ407では、各情報の中で各購入希望者の端末401
〜403に対して条件の合う価格が付けられた情報、本
従来例の場合には情報S415〜S417の内容を情報
S418として端末401へ送信し、情報S416の内
容を情報S419として端末403へ送信する。この
後、最初に購入を了承した購入希望者、本従来例の場合
には端末401を利用する購入希望者の操作により、端
末401からいずれの販売者、本従来例の場合には端末
405を利用する販売希望者からの購入を了承し、支払
を行う旨の情報S419がサーバ407へ送信される。
該情報S419を受け付けたサーバ407は、その旨を
示す情報と販売価格から仲介料を差し引いた額の支払を
行う旨の情報S420を端末405へ送信する。
【0019】金銭のやり取りは、購入希望者、販売希望
者および逆オークションサービスを主催する仲介者がそ
れぞれ利用する金融機関を介して行われるが、このよう
な技術は従来公知であり、本発明では特に重要でないた
め、詳細な説明は省略する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来行われて
いる逆オークションサービスでは、販売に際して仲介者
が介在することから以下の問題点がある。 1.仲介者が存在することにより、売買要求情報配送の
リアルタイム性が低下する。 2.仲介料が発生するために、販売額が高くなる。 3.仲介者の運営するサーバにおいて負荷が集中し、売
買要求情報配送のリアルタイム性がさらに低下する。 4.購入希望者、販売希望者ともに仲介者の存在を知
り、仲介者が主催する逆オークションサービスに加入し
て初めてオークションへ参加することができるが、ネッ
トワーク上に分散するコンテンツの数は、インターネッ
トの普及に伴って増加する一方であり、自分にとって最
適な仲介者を探すことは困難であり、手間がかかる。 5.購入希望者、販売希望者に関する情報は、プライバ
シーに関わる機密情報を含めて仲介者に一元管理され、
仲介者が利用するサーバに侵入が図られたときの危険分
散が行われていない。
【0021】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、仲介者を介す
ることなくネットワークを用いた売買を可能とすること
により上記の各問題点を解決し、特には、売買要求情報
配送のリアルタイム性が向上され、購入希望者および販
売者の機密情報に関する安全性を向上することのできる
売買情報の配送および検出方法とそのシステムを実現す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の意味情報ネットワークを用いた売買方法は、
データを送信する送信端末と、前記データを選択的に受
信するためにそのタイプと取得条件とからなるフィルタ
が設定される受信端末から構成される意味情報ネットワ
ークを用いた売買方法であって、前記送信端末が、所定
の条件が付与された購入要求を前記データとして送信す
る第1のステップと、前記データとして送信された前記
購入要求を受信した受信端末が、所定の条件が付与され
た販売要求を返信する第2のステップと、前記第2のス
テップにて返信された販売要求を受信した送信端末が、
受信した販売要求を表示する第3のステップとを有する
ことを特徴とする。
【0023】本発明の他の形態による意味情報ネットワ
ークを用いた売買方法は、データを送信する送信端末
と、前記データを選択的に受信するためにそのタイプと
取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末から
構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法であ
って、前記送信端末が、所定の条件が付与された購入要
求を前記データとして送信する第1のステップと、前記
データとして送信された前記購入要求を受信した受信端
末が、所定の条件が付与された販売要求を返信する第2
のステップと、前記第2のステップにて返信された販売
要求を受信した送信端末が、受信端末に対して購入する
旨を送信する第3のステップとを有することを特徴とす
る。
【0024】上記のいずれにおいても、前記受信端末
は、前記送信端末からの購入要求が所定時間受信されな
い場合に、前記フィルタを変更するステップを有するこ
ととしてもよい。
【0025】また、前記送信端末は、前記受信端末から
の販売要求が所定時間返信されない場合に、前記データ
を変更するステップを有することとしてもよい。
【0026】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末が、所定の条件が付与された販
売要求を前記データとして送信する第1のステップと、
前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
信端末が、所定の条件が付与された購入要求を返信する
第2のステップと、前記第2のステップにて返信された
購入要求を受信した送信端末が、受信した購入要求を表
示する第3のステップとを有することを特徴とする。
【0027】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末が、所定の条件が付与された販
売要求を前記データとして送信する第1のステップと、
前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
信端末が、所定の条件が付与された購入要求を返信する
第2のステップと、前記第2のステップにて返信された
購入要求を受信した送信端末が、受信端末に対して販売
する旨を送信する第3のステップとを有することを特徴
とする。
【0028】上記のいずれにおいても、前記受信端末
は、前記送信端末からの販売要求が所定時間受信されな
い場合に、前記フィルタを変更するステップを有するこ
ととしてもよい。
【0029】また、前記送信端末は、前記受信端末から
の購入要求が所定時間返信されない場合に、前記データ
を変更するステップを有することとしてもよい。
【0030】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記受信端末は、前記送信端末から前記デー
タとして送信された前記購入要求を受信すると、所定の
条件が付与された販売要求を返信することを特徴とす
る。
【0031】この場合、前記受信端末は、前記購入要求
が所定時間受信されない場合に、前記フィルタを変更す
ることとしてもよい。
【0032】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記受信端末は、前記送信端末から前記デー
タとして送信された前記販売要求を受信すると、所定の
条件が付与された購入要求を返信することを特徴とす
る。
【0033】この場合、前記受信端末は、前記送信端末
からの販売要求が所定時間受信されない場合に、前記フ
ィルタを変更するステップを有することとしてもよい。
【0034】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末は、所定の条件が付与された購
入要求を前記データとして送信するとともに、前記受信
端末から返信された販売要求を受信すると、受信した販
売要求を表示することを特徴とする。
【0035】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末は、所定の条件が付与された購
入要求を前記データとして送信するとともに、前記受信
端末から返信された販売要求を受信すると、受信端末に
対して購入する旨を送信することを特徴とする。
【0036】上記のいずれにおいても、前記送信端末
は、前記受信端末からの販売要求が所定時間返信されな
い場合に、前記データを変更することとしてもよい。
【0037】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末は、所定の条件が付与された販
売要求を前記データとして送信するとともに、前記受信
端末から返信された購入要求を受信すると、受信した購
入要求を表示することを特徴とする。
【0038】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買方法は、データを送信する送信
端末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイ
プと取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末
から構成される意味情報ネットワークを用いた売買方法
であって、前記送信端末は、所定の条件が付与された販
売要求を前記データとして送信するとともに、前記受信
端末から返信された購入要求を受信すると、受信端末に
対して販売する旨を送信することを特徴とする。
【0039】上記のいずれにおいても、前記送信端末
は、前記受信端末からの購入要求が所定時間返信されな
い場合に、前記データを変更するステップを有すること
を特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買方法。
【0040】本発明による意味情報ネットワークを用い
た売買システムは、データを送信する送信端末と、前記
データを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件
とからなるフィルタが設定される受信端末から構成され
る意味情報ネットワークを用いた売買システムであっ
て、前記送信端末は、所定の条件が付与された購入要求
を前記データとして送信し、前記データとして送信され
た前記購入要求を受信した受信端末は、所定の条件が付
与された販売要求を返信し、前記販売要求を受信した送
信端末は、受信した販売要求を表示することを特徴とす
る。
【0041】本発明の他の形態による意味情報ネットワ
ークを用いた売買システムは、データを送信する送信端
末と、前記データを選択的に受信するためにそのタイプ
と取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末か
ら構成される意味情報ネットワークを用いた売買システ
ムであって、前記送信端末は、所定の条件が付与された
購入要求を前記データとして送信し、前記データとして
送信された前記購入要求を受信した受信端末は、所定の
条件が付与された販売要求を返信し、前記販売要求を受
信した送信端末は、受信端末に対して購入する旨を送信
することを特徴とする。
【0042】上記のいずれにおいても、前記受信端末
は、前記送信端末からの購入要求が所定時間受信されな
い場合に、前記フィルタを変更することとしてもよい。
【0043】また、前記送信端末は、前記受信端末から
の販売要求が所定時間返信されない場合に、前記データ
を変更するステップを有することとしてもよい。
【0044】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買システムは、データを送信する
送信端末と、前記データを選択的に受信するためにその
タイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信
端末から構成される意味情報ネットワークを用いた売買
システムであって、前記送信端末は、所定の条件が付与
された販売要求を前記データとして送信し、前記データ
として送信された前記販売要求を受信した受信端末は、
所定の条件が付与された購入要求を返信し、前記購入要
求を受信した送信端末は、受信した購入要求を表示する
ことを特徴とする。
【0045】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買システムは、データを送信する
送信端末と、前記データを選択的に受信するためにその
タイプと取得条件とからなるフィルタが設定される受信
端末から構成される意味情報ネットワークを用いた売買
システムであって、前記送信端末は、所定の条件が付与
された販売要求を前記データとして送信し、前記データ
として送信された前記販売要求を受信した受信端末は、
所定の条件が付与された購入要求を返信し、前記購入要
求を受信した送信端末は、受信端末に対して販売する旨
を送信することを特徴とする。
【0046】上記のいずれにおいても、前記受信端末
は、前記送信端末からの販売要求が所定時間受信されな
い場合に、前記フィルタを変更することとしてもよい。
【0047】また、前記送信端末は、前記受信端末から
の購入要求が所定時間返信されない場合に、前記データ
を変更することとしてもよい。
【0048】本発明の意味情報ネットワークを用いた売
買システムの受信端末は、データを送信する送信端末
と、前記データを選択的に受信するためにそのタイプと
取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末から
構成される意味情報ネットワークを用いた売買システム
の受信端末であって、前記送信端末から前記データとし
て送信された前記購入要求を受信すると、所定の条件が
付与された販売要求を返信することを特徴とする。
【0049】この場合、前記受信端末は、前記送信端末
からの購入要求が所定時間受信されない場合に、前記フ
ィルタを変更することとしてもよい。
【0050】本発明の他の形態による意味情報ネットワ
ークを用いた売買システムの受信端末は、データを送信
する送信端末と、前記データを選択的に受信するために
そのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される
受信端末から構成される意味情報ネットワークを用いた
売買システムの受信端末であって、前記送信端末から前
記データとして送信された前記販売要求を受信すると、
所定の条件が付与された購入要求を返信することを特徴
とする。
【0051】この場合、前記送信端末からの販売要求が
所定時間受信されない場合に、前記フィルタを変更する
こととしてもよい。
【0052】本発明の意味情報ネットワークを用いた売
買システムの送信端末は、データを送信する送信端末
と、前記データを選択的に受信するためにそのタイプと
取得条件とからなるフィルタが設定される受信端末から
構成される意味情報ネットワークを用いた売買システム
の送信端末であって、所定の条件が付与された購入要求
を前記データとして送信するとともに、前記受信端末か
ら返信された販売要求を受信すると、受信した販売要求
を表示することを特徴とする。
【0053】本発明の他の形態による意味情報ネットワ
ークを用いた売買システムの送信端末は、データを送信
する送信端末と、前記データを選択的に受信するために
そのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定される
受信端末から構成される意味情報ネットワークを用いた
売買システムの送信端末であって、所定の条件が付与さ
れた購入要求を前記データとして送信するとともに、前
記受信端末から返信された販売要求を受信すると、受信
端末に対して購入する旨を送信することを特徴とする。
【0054】上記のいずれにおいても、前記受信端末か
らの販売要求が所定時間返信されない場合に、前記デー
タを変更するステップを有することとしてもよい。
【0055】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買システムの送信端末は、データ
を送信する送信端末と、前記データを選択的に受信する
ためにそのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定
される受信端末から構成される意味情報ネットワークを
用いた売買システムの送信端末であって、所定の条件が
付与された販売要求を前記データとして送信するととも
に、前記受信端末から返信された購入要求を受信する
と、受信した購入要求を表示することを特徴とする。
【0056】本発明のさらに他の形態による意味情報ネ
ットワークを用いた売買システムの送信端末は、データ
を送信する送信端末と、前記データを選択的に受信する
ためにそのタイプと取得条件とからなるフィルタが設定
される受信端末から構成される意味情報ネットワークを
用いた売買システムの送信端末であって、所定の条件が
付与された販売要求を前記データとして送信するととも
に、前記受信端末から返信された購入要求を受信する
と、受信端末に対して販売する旨を送信することを特徴
とする。
【0057】上記のいずれにおいても、前記受信端末か
らの購入要求が所定時間返信されない場合に、前記デー
タを変更することとしてもよい。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明を説明する前に、本発明の
前提となる、発信する情報のメッセージ性を高めた分散
型ネットワークシステムについて説明する。
【0059】分散型指向のネットワークシステムとして
は、ナップスターを用いるものが知られ、さらに、分散
性を高めたネットワークシステムとしては、Gnute
llaを用いるものが知られている。
【0060】まず、ナップスターを用いるネットワーク
システムについて説明する。ナップスター利用者は、各
ナップスター利用者が公開するファイルの情報を格納し
たナップスター社のサーバに検索要求を送信し、ナップ
スター社のサーバは検索したファイルを所有するナップ
スター利用者に関するIPアドレス等の情報を返信す
る。実際のファイルのやり取りはナップスター社のサー
バを介することなく、IPアドレスを入手した利用者が
直接目的とするファイルを所有するナップスター利用者
にアクセスすることにより行われる。
【0061】Gnutellaを用いるネットワークシ
ステムの場合には、Gnutella利用者の端末は、
接続している相手端末の状態を定期的に確認し、メッセ
ージやファイルの検索要求を中継し合うことが行われ
る。検索結果は検索要求を行った相手に戻され、その後
のファイル転送はナップスターと同様に利用者間で直接
行われる。これにより、サーバを用いることなくネット
ワークが構築されることとなる。
【0062】これらの各ネットワークシステムのうち、
ナップスターを用いるものにおいては、本発明が問題点
とする仲介者に相当するサーバを必要とするため、本発
明の目的を達成するものではない。
【0063】Gnutellaを用いるネットワークシ
ステムにおいては、サーバを用いることなくメッセージ
やファイルの検索要求が行われるものの、発信する情報
が単なるファイルの検索要求であり、この応答を確認し
た利用者によるファイルの転送が利用者間で行われるも
のであるため、オークションや逆オークション等の1対
複数でのやり取りが必要となる形態にはそぐわない。
【0064】発信する情報のメッセージ性を高めた分散
型ネットワークシステムとして以下に説明する意味情報
ネットワークシステムがあり、本発明は、このような意
味情報ネットワークシステムを用いることを前提とす
る。
【0065】まず、意味情報ネットワーク(Semantic I
nformation-Oriented Network、以下、SIONと称す
る)について概要を説明する。SIONは、意味情報に
基づいて、イベントを目的地まで配送することが可能な
ネットワークである。図1に、SIONの概念モデルを
示す。図1において、各端末2は、意味情報(Semantic
Information:SI)をSION1に対して登録する。
一方、イベントを送信する端末2は、図2に示す意味情
報(Semantic information)とデータ(Data)から構成
されるイベントをSION1に送出する。ここでいう、
意味情報とは、イベントに含まれるデータの特性を記述
したものであり、データのメタ情報として位置づけられ
る。例えば、意味情報は、 ・データを“東京在住者”に配送する。 ・データを“クラシックに興味のある人”に配送する。 ・データを“1Mbps以上の通信環境を有する人”に
配送する。 ・データを“目白通りを通行中の人”に配送する。 ・データを“キーワード(例えば旅行)に合致するコン
テンツを有するコンテンツプロバイダ”に配送する。等
の表現が用いられる。
【0066】SIONは、上述したような意味情報に基
づいて、データを配送すべき対象(端末、人、ソフトウ
エアなど)を動的に決定し、特定された対象者に対し
て、データの配送および通知を行うことが可能な自律分
散型のメタネットワークである。このSIONを用いる
ことにより、ブローカを介することなく、情報提供者が
提供するに相応しいユーザに対してのみ、自身の情報を
直接提案することが可能になる。このような、ブローカ
非介在型(非ブローカモデル)でpeer-to-peerの情報提
案が可能なビジネスモデルを、ここでは、御用聞きモデ
ル(または、御用聞き型情報提案モデル、非ブローカモ
デル)と呼ぶ。同様に、検索サービス(ブローカ)を介
することなく、ユーザが希望する情報を直接探索可能
な、リアルタイム情報検索も可能である。なお、御用聞
き型情報提案サービスとして、以下のサービス等に適用
することが可能である。 (1)製造会社:自社製品に興味を持ってくれそうなお
客様を中心に製品案内を送りたい。 (2)広告主:お客様ごとにパーソナライズされた広告
を送りたい。 (3)物々交換:ユーザ間の合意に基づいて、製品を売
買したり、交換したい。
【0067】なお、イベントのデータ部にどのような情
報を設定するかは、サービス依存である。例えば情報の
実体、情報へのリファレンス(URL、分散オブジェク
ト識別子等)、プロキシ(Jiniプロキシ等)、モバ
イルエージェントなど様々な利用形態が可能である。
【0068】次に、SIONの詳細について説明する。
【0069】<SIONアーキテクチャ>まず、SIO
Nのネットワークアーキテクチャについて説明する。図
3にSIONのネットワークモデルを示す。ここで、説
明の便宜上、端末2を、イベント送信者の送信端末21
とイベント受信者の受信端末22とに区別して表記す
る。イベント受信者は、受信端末22を用いて自身が受
信することを希望するイベントの意味情報(受信するイ
ベントのタイプと取得条件)をメタデータとしてSIO
N1に登録する。これをフィルタ(Filter)と呼ぶ。一
方、イベント送信者は、送信端末21を用いてSION
1にイベントを送出することにより、SIONに刺激
(Incentive)を与える。このイベントは、図2に示す
ようにイベントの特性を記述した意味情報とデータから
構成される。意味情報の定義を図4に示す。意味情報
は、イベントのメタデータであり、かつ、意味情報タイ
プ(イベントタイプ)のインスタンスである。
【0070】SION1は、イベント受信者が登録した
フィルタに対して、イベント送信者が送出したイベント
を照合(フィルターリング)させるための自律分散型の
照合ネットワークである。照合の結果、イベントが通過
した(イベントに反応した)フィルタは発火(Ignitio
n)し、対応するイベント受信者の受信端末22が自律
起動する。この仕組みにより、不特定多数の端末2の中
から、対象となる端末2をスケーラブルかつリアルタイ
ムに探索・発見することが可能になる。
【0071】次に、イベントタイプについて説明する。
図5に、イベントのテンプレートであるイベントタイプ
の定義例を示す。図5に示すように、イベントタイプ
は、イベントタイプ名(Event type name)と条件名
(図5においては、”Service”や”CPU power”が相当
する)、およびそれぞれの条件名に対するデータ型(St
ringやLongが相当する)と条件式(==や>=が相当す
る)が定義されたものである。イベントタイプ名は、イ
ベントタイプを一意に識別するための名称である。
【0072】なお、イベントタイプの親タイプを継承可
能である。
【0073】図6に示すように、イベントタイプのデー
タ構造に従って、イベントを作成する。イベントは、イ
ベントタイプ名、条件名と条件値の組み合せ、および、
データ部から構成される。イベントの中で定義された条
件名、条件式、条件値が、イベントタイプと一致しない
場合は、エラーになる。但し、イベントの中で使用され
る条件名は、イベントタイプのサブセットでも良い。
【0074】図7にフィルタの定義例を示す。フィルタ
は、受け付けるイベントタイプ名(Event type nam
e)、属性名(図7においては、”CPU power”や”Ag
e”が相当する)と属性値(図7においては、200や
25が相当する)のペアーから成る。受け付けるイベン
トタイプ名で定義されたイベントタイプに属するイベン
トのみが、フィルタリングの対象となる。ここには、複
数のイベントタイプ名を定義することができ、さらに、
ワイルドカード(*.*)を指定することにより、全て
のイベントを対象とすることも可能である。なお、フィ
ルタで定義された属性名が、受け付けるイベントタイプ
名で定義されたイベントタイプの条件名の中に存在しな
い場合には、エラーとなる。但し、イベントタイプのサ
ブセットでも良い。
【0075】次に、SION1の構成を説明する。図8
は、SION1の構成を示す図である。図8に示すよう
にSION1は、意味情報スイッチ(Semantic Informa
tion-Switch、図面ではSI−SWと図示する)、意味
情報ルータ(Semantic Information -Router、図面では
SI−Rと図示する)、意味情報ゲートウェイ(Semant
ic Information-Gateway、図面ではSI−GWと図示す
る)から構成される。
【0076】意味情報スイッチ(SI−SW)は、フィ
ルタとして登録された意味情報と、イベントに付与され
た意味情報を照合し、その結果、発火したイベント受信
者の端末2を起動するスイッチング機構を提供する。意
味情報スイッチ(SI−SW)と各端末2はスター型で
結合される。
【0077】意味情報ルータ(SI−R)は、意味情報
スイッチ間のイベント経路選択を行うとともに、端末2
から意味情報スイッチに対して送出されたイベントを他
の意味情報スイッチに転送する役割を担う。これは、意
味情報に基づく動的なイべントルーティングにより達成
される。
【0078】意味情報ゲートウェイ(SI−GW)は、
イベントプレース(Event place)間でのイベントの転
送を行う。ここで、イベントプレースは、共通の意味情
報空間を保証する最小単位(オントロジードメイン)で
ある。イベントプレース内では、イベントタイプの名
称、概念、語彙、意味、関連などのオントロジー体系の
一意性が保証され、共通のオントロジーに基づいて意味
情報が記述されることになる。基本的には、イベント送
信者の端末2から送出したイベントは、イベントプレー
ス内のみで流通するが、意味情報ゲートウェイ(SI−
GW)を介することにより、異なるオントロジー体系を
有するイベントプレース間でのイベントの相互流通が可
能になる。このとき、意味情報ゲートウェイ(SI−G
W)はイベントのオントロジー変換を行った後、異なる
イベントプレースヘイベントを転送する。
【0079】<動作メカニズムとインタフェース仕様>
SION1の実現方法の一例として、分散オブジェクト
技術を用いた実装方法を示す。ここで、SI−SWsS
I−R,SI−GWは、それぞれ、イベントプレースオ
ブジェクト(EPO)、シェアードリンクオブジェクト
(SLO)、フェデレーションエージェント(FA)と
呼ばれる分散オブジェクトとして実装される。図9を用
いて、SION1の動作メカニズムと制御インタフェー
スを詳述する。また、SION−MT(Managem
ent Tool)やSIONインタフェーサを用いる
ことにより、SION1のネットワークインタフェース
を使用することができる。また、MTを用いて、EPO
の撤収・増減設、物理リンク情報の動的変更、POマイ
グレーション(POのバインド先EPOの動的変更)、
発火率の収集、人気の高い惰報や流行している情報の統
計情報収集などを簡単に行うことができる。
【0080】・イべントプレースファクトリの起動&初
期化(図9(1)) まず、SION運営者は、任意のホスト上にイベントプ
レースファクトリ(EPF)を起動し、続いて、EPF
の初期化を行う。この時、EPFに対して、イべントプ
レース(EP)を生成可能なホスト名、およびEPの実
行ファイルの格納先を与える。これらを、EP生成情報
と呼ぶ。
【0081】・イべントプレースの生成要求(図9
(2)) 次に、EP運営者は、EPFに対して、EPの生成を要
求する。このとき、EP名、およびEP属性を与える。
ここで、EP属性とは、生成されたEPが、御用聞きモ
デルもしくは問い合せモデルのどちらの目的で使用され
るかを表したものであり、イべントの流れの方向性を表
すものである。
【0082】・イべントプレースの生成(図9(3)) 次に、EP生成要求を受け取ったEPFは、EPを生成
する。具体的には、このとき、EPの管理を司るイべン
トプレースマネージメントオブジェクト(EPMO)が
生成される。すなわち、EPへの処理要求は、EPMO
への処理要求と同義である。EPFは、生成要求元に生
成したEP(すなわち、EPMO)の識別子を返却す
る。なお、EPMOは、図9の(1)において指定され
た、EPを生成可能なホストの中から、動的に決定され
たホストに対して生成される。EPMOの起動先ホスト
の決定方法として、サイクリックに起動先を決定する、
トラヒックに応じて決定する、起動先ホストを明示的に
指定する、等の方法を選択できる。
【0083】・イべントプレースの初期化要求(図9
(4)) 次に、EP運営者は、EPの初期化をEPMOに依頼す
る。このとき、シングルイべントプレースオブジェクト
もしくは、マルチプルイべントプレースオブジェクトの
指定を行う。マルチプルイべントプレースオブジェクト
を指定した場合には、イべントプレースオブジェクト
(EPO)の物理リンク情報(トポロジ)も併せて与え
る必要がある。ここで、EPOの物理リンク情報は、任
意のEPOが他のどのEPOの存在を知っているかを表
現したものである。
【0084】例えば、図10に示すように、EPO2・
32は、EPO1・31、EPO3・33、EPO4・
34の存在を知っているが、EPO3・33はEPO2
・32の存在しか知らないことを表現している。このよ
うに、マルチプルEPOは、EP内でのイべント照合処
理の負荷分散によるスケラビリティ向上を目的としたも
のである。
【0085】EPMOは、図9の(1)において指定さ
れた、EPを生成可能なホストリストの中から、EPO
を生成するホストを動的に決定し、そこにEPOを生成
する。このとき、各EPOには、それぞれ一つのフィル
タファクトリ(FF)と統計情報収集オブジェクト(S
O)が常に付随して生成され、これらが、SI−SWに
相当する。さらに、物理リンク数に応じて、シェアード
リンクオブジェクト(SLO)が各EPOに付随して生
成される。例えば、EPO2・32に対しては3個のS
LOが生成され(図中のSLO2,1、SLO2,3、SLO
2,4に対応する)、これらが、SI−Rに相当する。E
POの起動先の決定方法は、EPMOのそれと同様であ
るが、イべントタイプ毎に使用するEPOを固定化する
ことも可能である。なお、EPMOは、EP内にイべン
トタイプファクトリ(ETF)を生成する。EP内では
一元的なイベントタイプの名前空間がETFにより保証
される。
【0086】・イべントプレースに対するイべント送信
のためのセッション確立要求(図9(5)) 次に、EPにセッションの確立を要求する。EPMO
は、セッション要求毎にプロキシオブジェクト(PO)
を生成する。要求元へは、POの識別子であるセッショ
ン識別子を返却する。
【0087】なお、EPMOは、POの生成時に、PO
に対して、どのEPOを使用する(どのEPOとバイン
ドする)かを指示する。この指示は、マルチプルEPO
において必要となるが、バインドするEPOの決定方法
は、EPMOのそれと同様である。EPへのセッション
確立要求時に、イべント送信のためのセッションである
か、イべント受信のためのセッションであるかを指定す
る必要がある。本例においては、イべント送信のための
セッションを指定する。
【0088】・イべントタイプの登録(図9(6)) 次に、POに対して、イべントタイプの登録を要求す
る。このとき、POは、ETFにイべントタイプオブジ
ェクト(ETO)の生成を要求する。さらに生成された
ETOにイべントタイプを格納する。一方、EPに、イ
べントタイプ登録を要求することができる。このとき、
EPMOは、ETFにETOの生成を要求し、生成され
たETOにイべントタイプを格納する。一般的に、イべ
ント送信者がイべントタイプを登録する場合は、PO経
由で行う。一方、EP運営者は、EPに、イべントタイ
プ登録を行う。なお、同じ名前のイベントタイプを登録
するとエラーになる。
【0089】・イべントプレースに対するイべント受信
のためのセッション確立要求(図9(7)) 次に、EPに対してイベント受信のためのセッションの
確立を要求する。このとき、セッション確立の要求者
(イべント受信オブジェクト)は、イべントの通知先で
あるイべント受信オブジェクトの識別子、および、イべ
ントの通知方法(発火型、ルックイン型)をパラメータ
として与える。
【0090】続いて、EPMOは、セッション要求毎に
POを生成する。要求元へは、セッション識別子を返却
する。なお、EPMOは、POの生成時に、POに対し
て、使用するEPOを指示する。この指示は、マルチプ
ルEPOにおいて必要となるが、バインドするEPOの
決定方法は、EPMOのそれと同様である。
【0091】・フィルタオブジェクトの生成要求(図9
(8)) 次に、POに対して、フィルタオブジェクト(FO)の
生成を依頼する。このとき、POは、FFにFOの生成
を要求する。このとき、POとバインドされたEPOに
付随したFFが使用される。なお、FOの生成要求元に
は、生成されたFOの識別子がPO経由で返却される。
【0092】・フィルタ値の設定(図9(9)) 次に、FO識別子をパラメータとして、FOへのフィル
タ値の設定を、POへ依頼する。なお、フィルタオブジ
ェクトの中に格納されているイべントタイプ名(すなわ
ち、フィルターリングの対象とするイべントタイプ名)
をキーに、FOのデータ構造(フィルタ値)が正しいか
どうかのチェックをETOに依頼することが選択的に可
能である。正しくない場合は、エラーとなる。但し、ワ
イルドカードが指定された場合には、このチェック処理
を一切行わない。
【0093】・フィルタ登録(図9(10)) 次に、FOにフィルタ値を設定した後、Fのフィルタ識
別子をパラメータとして、POに対しフィルタの登録を
依頼する。このとき、登録要求元にフィルタ識別子が返
却される。これを契機に、イべントの受信が可能にな
る。なお、一つのPOを介して、複数のフィルタ登録が
可能であるが(これには、一つのPOを介して異なる複
数のFOをフィルタとして登録する、もしくは、同一の
FOを複数回、フィルタとして登録する場合が考えられ
るが)、一つのPOに対して登録されたすべてのフィル
タは、“ORの関係”を持つ。
【0094】・イべント送信(図9(A)) 次に、イベント送信者は、POに対して、イべントを送
信する。このとき、POは、イべントの中に格納されて
いるイべントタイプ名をキーに、イべントのデータ構造
が正しいかどうかのチェックをETOに依頼することが
選択的に可能である。このチェック処理を選択したと
き、正しい場合は、次の処理(図9(B))へ、正しく
ない場合は、エラーとなる。
【0095】・イベントの照合依頼(図9(B)) 次に、POはイベントをEPOに転送する。このとき、
EPOがスレッドを生成する。なお、スレッドはイベン
ト毎に生成され、各スレッドはイベントの多重処理を行
う。
【0096】・フィルタとの照合(図9(C)) 次に、スレッド(EPO)は、イベントとフィルタを照
合することにより、フィルターリング処理を行う。これ
には、完全一致、部分一致、重みづけ一致などがあり、
フィルタ値の設定時に指定することができる。
【0097】・プロキシオブジェクトの起動(図9
(D)) 次に、フィルタとの照合の結果、イベントがフィルタを
通過すると、対応するPOが起動されこのイベントを受
け取る。このとき、POは、受信したイベントのタイ
プ、値、イベントID等をSOに登録することが選択的
に可能である。これらの情報から、SOはイベントの発
火率(イベントタイプ毎、イベント毎)や、EP内で流
行している評判の高いイベントを測定することが可能に
なる。
【0098】・イベント受信オブジェクトの起動(図9
(E)) 次に、POは、イベント受信オブジェクトを起動すると
ともに、イベント受信オブジェクトに対してこのイベン
トを渡す。これが、発火型(割り込み型)のイベント通
知に対応する。
【0099】・ルックイン型のイベント通知(図9
(F)) 一方、POがイベント受信オブジェクトを起動するので
はなく、イベント受信オブジェクト自身が、イベント受
信オブジェクトに対応するPOにスプールされているイ
ベントを、取り出すことも可能である。これがルックイ
ン型のイベント通知に対応する。イベント受信オブジェ
クトの起動契機は、サービス形態に依存して種々存在す
るが、典型的な例として、エンドユーザがイベント受信
オブジェクトにコンテンツの提案要求を行った場合が考
えられる。
【0100】<フィルタの管理方法>次に、各EPOに
おけるフィルタの管理方法を説明する。
【0101】まず、イベント受信のためのセッションを
確立する。このとき、セッション要求毎に一つのPOが
生成され、このPOは任意の一つのEPOにバインドさ
れる。このEPOには、それぞれ、一つのFFが付随し
ている。これにより、POが使用するEPOが一意に決
定され、以降の処理はすべて、PO(イベント受信用セ
ッション)を介して行われる。
【0102】次に、FOを生成し、FOに対してフィル
タ値(受信するイベントのタイプとその取得条件)を設
定する。続いて、FO識別子をパラメータとして、フィ
ルタの登録を行う。このとき、各フィルタには、FO識
別子が格納される。各EPOは、POを介して登録され
たフィルタを以下に示す規則に基づいて管理する。
【0103】まず、フィルタに格納されているFO識別
子を用いて、FOに設定されている“受信するイベント
のタイプ”を参照する。続いて、受信するイベントのタ
イプ毎にフィルタを分類し、イベントタイプ毎に分類さ
れたフィルタを、さらにPO毎に細分類し、管理する。
【0104】この管理規則について図11を参照して、
PO1を介して、フィルタを登録する場合について説明
する。ここでは、フィルタ登録時に指定するFOの中
に、受信するイベントのタイプとして、“イベントタイ
プX”が設定されているものとする。このとき、EPO
に登録されるフィルタは、図11のフィルタ1が相当
し、同様に、PO2を介して登録されたフィルタにはフ
ィルタ2が相当する。また、各POにおいて、複数のフ
ィルタを登録することが可能であるが、登録されたフィ
ルタは“OR関係”を有するものとする。
【0105】まず、イベントタイプXのイベントがEP
Oに到着したとき、フィルタ1との照合が行われる。そ
の結果、フィルタ1が発火するとPO1が起動される。
次に、フィルタ2との照合が行われ、その結果、フィル
タ2が発火するとPO2が起動される。このとき、フィ
ルタ2とフィルタ3は“OR関係”を有するため、フィ
ルタ3との照合は行われない。このようなフィルタ管理
方法を用いることにより、一つのイベントに対する各E
POでの照合処理回数を、基本的にPO数(受信用セッ
ション数)以下にすることができる。
【0106】<イベントルーティング方法>次に、イベ
ントルーティング方法について説明する。
【0107】EPO(SI−SW)は、イベントの送受
信者(端末などのエンティティ)をセッションを介して
スター型で収容する。さらに、EPO(SI−SW)
は、イベント受信者(イベント受信オブジェクト)が登
録したフィルタと、イベント送信者が送出したイベント
を照合し、その結果、発火したフィルタに対応するイベ
ント受信者のみにイベントを通知する(合致するイベン
ト受信者にのみイベントを配送する)照合スイッチであ
る。
【0108】そのため、イベントの送信者数(イベント
数)やイベントの受信者数(フィルタ数)が増加する
と、それに比例してEPOの処理能力が飽和する。そこ
で、SIONアーキテクチャでは、スケラビリティの高
いEPを実現する手段として、マルチプルEPOを提供
する。マルチプルEPOとは、EPO数に比して、EP
のトータル処理能力をスケーラブルに向上させることを
目的とし、具体的には、以下の2つの観点からEPの高
いスケラビリティを達成する。
【0109】第一点は、負荷分散と自律分散である。こ
れは、複数のEPOに、イベントの送受信者を分散させ
ることにより、イベントのフィルターリング処理の負荷
分散を行い、処理の集中に伴うボトルネック要因を作ら
ないようにするものである。。さらに、各EPOが他の
EPOの影響を受けることなく、自律的に動作可能な機
構による分散協調を達成する。
【0110】第二点は、ネットワークトラヒックの削減
とフィルターリング処理の最適化である。これは、EP
O間で不要なイベントを転送しないことによる通信量の
最小化と、それに伴う無駄なフィルタリング処理の削減
を行うものである。
【0111】図10において、EPO3・33に対し、
受信するイベントのタイプとして、イベントタイプXの
フィルタが登録される場合を考える。ここで、イベント
タイプXのイベントがEPO4に対して送出されたと
き、EPO2経由でこのイベントをEPO3に転送する
必要がある。このとき、イベントタイプXのフィルタが
登録されていないEPO1に対して、当該イベントが転
送されてはならない。このようなEPO間のイベントの
ルーティング制御を行うものが、シェアードリンクオブ
ジェクト(SLO)であり、前述したSI−Rに相当す
る。
【0112】以下にSI−Rについて詳細を説明する。
【0113】まず、EPの初期化時に、物理リンク情報
(EPOのトポロジ)に基づいて、SLOが各EPOに
付随して生成される。例えば、図9において、EPO2
に対して3個のSLOが生成される。これらは、図中の
SLO2,1、SLO2,3、SLO2,4に対応する。このS
LOi,jは、EPOjからEPOjへのイベント転送を行
うシェアードリンク(SLi,j)を確立する。すなわ
ち、図9および図12に示すように、SLOi,jは、E
POjに対してイベント受信のセッションを確立し、一
方、EPOiに対してイベント送信のセッションを確立
することにより、イベント転送のための論理リンクであ
るシェアードリンクSLi,jを確立する(シェアードリ
ンクとは、EPの初期化時における、SLOによるセッ
ションの確立を意味し、フィルタ登録処理を含まな
い)。
【0114】EPの初期化後に、イベント受信者は、E
Pへのセッションを確立し、セッションを介してフィル
タを登録することが可能になる。このとき、確立済みの
シェアードリンクに従って、イベントパスが設定され
る。例えば、図12において、イベント受信者(Event
Receiver)3がPO3を介して、“イベントタイプXの
イベント受信を行うフィルタを、EPO3へ登録した場
合において、PO3は、EPO3ヘイベントタイプXの
フィルタを登録するとともに、その旨をSLO3,j(こ
こでは、SLO3,2)に通知する。SLO3,2はSL3,2
を用いて、EPO2に対してイベントタイプXのフィル
タを登録する。これは、前述したように、SLO3,2に
対して割り当てられた受信用セッションのPOを介して
行われる。同様に、このPOは、その旨を、SLO2,3
を除くその他のSLO2,jに対して通知する。SLO2,j
(j≠3)は、SL2,jを用いて、EPOヘフィルタを
登録する。順次同様に、すべてのEPOにイベントXに
対するパスが設定されるまで、繰り返される。
【0115】このように、イベントタイプXに対して確
立された一連のパスを、イベントパスと呼ぶ。これは、
PO3を介したフィルタ登録がトリガとなって、すべて
のEPOへ、イベントタイプ毎のイベントパス設定要求
が順次、自律的に波及していくものである。すなわち、
個々のEPOは隣接するEPOのみを認識すれば良い。
そのため、イベントパスの集中管理やブロードキャスト
によるイベントパスの設定・管理方法に比べて、簡単か
つ一元的な自律ロジックでイベントパスを確立すること
が可能になる。
【0116】この時点でのEPO1におけるフィルタの
登録状況を図13に示す。イベント受信者3がPO3を
介してフィルタを登録した結果、フィルタ1がEPO1
に登録されることになる。イベントパスの設定とは、シ
ェアードリンク情報に基づいて、一連のEPOにイベン
ト転送のためのフィルタを登録することを指す。また、
SLOが登録するフィルタには、受信するイベントタイ
プ名が設定されるのみであり、取得条件は設定されず、
イベントタイプ名のみのフィルターリングを行う。
【0117】この状況において、イベント受信者2がP
O2を介して、イベントタイプXのフィルタを、EPO
2へ登録したとき、前述と同様に新たなイベントパスの
設定がすべてのEPOへ波及し、その結果として、フィ
ルタ2がEPO1へ登録されることになり、イベントパ
ス設定の要求毎にフィルタが登録されることになる。
【0118】このとき、EPO1にイベントタイプXの
イベントが送出されると、フィルタ1が発火し、SLO
2,1が起動される。SLO2,1が、このイベントをEPO
2へ送出することにより、SLO3,2が起動される。さ
らに、SLO3,2を介して、当該イベントがEPO3へ
も転送されることになる。また、SL2,3とSL3,2間で
のイベントの無限転送を防止するために、イベントは、
制御情報の一つとして、通過したEPOの識別子を、最
新順に最大2つ保持する。
【0119】なお、前述したように、フィルタ1とフィ
ルタ2は、OR関係を有するため、フィルタ1が発火し
た場合にはフィルタ2との照合は行われない。そのた
め、フィルタ1が存在するにも関わらず、新たにフィル
タ2を登録したことに伴う、フィルターリング処理の冗
長オーバヘッドを全く生じないようにすることができ
る。これは、イベントパスを設定したときに、既設のイ
ベントパスを含めた全イベントパスの再構築を全く必要
としないことを意味し、簡単かつ一元的なイベントパス
の自律的な設定が可能になる。
【0120】また、EPO1内に、イベント受信者が確
立したセッションおよびそれを介したフィルタ登録があ
る場合には(POnのフィルタ3に対応)、SLO対応
のフィルタリング処理がすべて完了した後に、POn対
応のフィルターリング処理が行われる。すなわち、他の
EPOへのイベント転送処理を優先して行い、その後、
自EPOでの照合処理が開始される。
【0121】以上説明した、イベントルーチング方法の
更なる効果として、フィルタ登録解除時に、イベントパ
スの再構築が必要ない点が挙げられる。例えば、イベン
ト受信者3がPO3を介して、登録したフィルタの登録
解除を行った場合、登録の場合と同様に、解除要求が順
次、自律的に波及する。その結果、EPO1において、
フィルタ1の登録のみが解除されることになるが、フィ
ルタ2は存命する(これ以降は、フィルタ2がフィルタ
1の代わりにイベントを転送する)ため、イベントパス
の再構築なしに、すべての既設イベントパスの一貫性が
保証される。
【0122】このような自律分散型のルーティング制御
方法を用いることによって、EPOの相互接続と分散協
調を容易に実現することが可能になる。これに伴い、小
規模なネットワークから大規模なネットワークヘの移
行、ローカルなネットワークからグローバルなネットワ
ークヘの移行等をスムーズに行うことができる。また、
ボトムアップアプローチによるグローバルネットワーク
化を、共通のロジックで容易に達成することができる。
【0123】図14ないし図17はリング型結合を持つ
物理リンクにおけるSI−Rについて説明するために図
である。
【0124】例えば、図15に示すように、リング型結
合を持つ物理リンクにおいて、EPO2は、EPO1、
EPO3の存在を知っていることを表現している。この
ように、マルチプルEPOは、EP内でのイべント照合
処理の負荷分散によるスケラビリティ向上を目的とした
ものである。
【0125】EPMOは、図14の(1)において指定
された、EPを生成可能なホストリストの中から、EP
Oを生成するホストを動的に決定し、そこにEPOを生
成する。このとき、各EPOには、それぞれ一つのフィ
ルタファクトリ(FF)と統計情報収集オブジェクト
(SO)が常に付随して生成され、これらが、SI−S
Wに相当する。さらに、物理リンクに応じて、シェアー
ドリンクオブジェクト(SLO)が各EPOに付随して
一つ生成される。たとえば、EPO2に対しては、図中
のSLO2,3が生成される。これが、SI−Rに相当
する。EPOの起動先の決定方法は、EPMOのそれと
同様であるが、イベントタイプ毎に使用するEPOを固
定化することも可能である。なお、EPMOは、EP内
にイベントタイプファクトリ(ETF)を生成する。E
P内では一元的なイベントタイプの名前空間がETFに
より保証される。
【0126】以下にSI−Rについて詳細を説明する。
【0127】まず、EPの初期化時に、物理リンク情報
(EPOのトポロジ)に基づいて、SLOが各EPOに
付随して生成される。たとえば、図14において、EP
O2に対してSLO2,3が生成される。このSLOi,j
は、EPOjからEPOiへのイベント転送を行うシェア
ードリンク(SLi,j)を確立する。すなわち、図14
および図16に示すように、SLOi,jは、EPOjに対
してイベント受信のセッションを確立し、一方、EPO
iに対してイベント送信のセッションを確立することに
より、イベント転送のための論理リンクであるシェアー
ドリンクSLi,jを確立する(シェアードリンクとは、
EPの初期化時における、SLOによるセッションの確
立を意味し、フィルタ登録処理を含まない)。これによ
って、片方向のリング状のシェアードリンクSLi,jが
確立される。
【0128】EPの初期化後に、イベント受信者は、E
Pへのセッションを確立し、セッションを介してフィル
タを登録することが可能になる。このとき、確立済みの
シェアードリンクに従って、イベントパスが設定され
る。例えば、図16において、イベント受信者(Event
Receiver)3がPO3を介して、イベントタイプXのイ
ベント受信を行うフィルタを、EPO3へ登録した場合
を考える。このとき、PO3は、EPO3ヘイベントタ
イプXのフィルタを登録するとともに、その旨をSLO
3,1に通知する。このとき、SLO3,1には、フィルタ登
録の要求発生元がEPO3である旨がパラメータとして
与えられる。SLO3,1はSL3,1を用いて、EPO1に
対してイベントタイプXのフィルタを登録する。これ
は、前述したように、SLO3,1に対して割り当てられ
た受信用セッションのPOを介して行われる。同様に、
このPOは、その旨を、SLO1,2に対して通知する。
SLO1,2は、SL1,2を用いて、EPO2ヘフィルタを
登録する。順次同様に、すべてのEPOにイベントXに
対するパスが設定されるまで、繰り返される。なお、こ
の処理は、フィルタ登録の要求発生元(ここでは、EP
O3)の直前まで繰り返される。すなわち、SLO2,3
は、EPO3にフィルタを登録しない。
【0129】この時点でのEPO1におけるフィルタの
登録状況を図17に示す。イベント受信者3がPO3を
介してフィルタを登録した結果、フィルタ1がEPO1
に登録されることになる。イベントパスの設定とは、シ
ェアードリンク情報に基づいて、一連のEPOにイベン
ト転送のためのフィルタを登録することを指す。なお、
SLOが登録するフィルタには、受信するイベントタイ
プ名が設定されるのみであり、取得条件は設定されず、
イベントタイプ名のみのフィルターリングを行う。
【0130】この状況において、イベント受信者2がP
O2を介して、イベントタイプXのフィルタを、EPO
2へ登録したとき、前述と同様に新たなイベントパスの
設定がすべてのEPOへ波及し、その結果として、フィ
ルタ2がEPO1へ登録されることになり、イベントパ
ス設定の要求毎にフィルタが登録されることになる。
【0131】このとき、EPO1にイベントタイプXの
イベントが送出されると、フィルタ1が発火し、SLO
3,1が起動される。SLO3,1が、当該イベントをEPO
3へ送出することにより、SLO2,3が起動される。さ
らに、SLO2,3を介して、当該イベントがEPO2へ
も転送されることになる。なお、イベントの無限巡回を
防止するために、イベントは、制御情報の一つとして、
イベントが生起したEPOの識別子を保持し、イベント
の生起元EPO(SLO)に当該イベントが巡回して戻
って来たときに、当該イベントを破棄する。
【0132】次に、前述したイベントルーティング方法
とは異なるイベントルーティング方法を説明する。この
ルーティング方法は、シェアードリンク(論理リンク)
を確立するまでの手順は、前述した方法と同様である。
このイベントルーティング方法が前述した方法と異なる
のは、イベントパスを確立しない点であり、SLOi,j
がシェアードリンクSLi,jを確立する時に同時に、唯
一のフィルタを登録するようにするものである。このと
き、登録されるフィルタには、受信するイベントのタイ
プとしてワイルドカードを指定する。これによって、す
べてのイベントを転送の対象とし、イベントタイプ毎の
イベントパスを確立しないようにする。
【0133】このように意味情報にワイルドカードを指
定することによって、リング状のシェアードリンクSL
i,j内をイベントが巡回するため、全てのEPOに対し
てイベントを配送することが可能となる。
【0134】<フェデレーション方法>次に、図18を
参照してフェデレーション方法について説明する。フェ
デレーションエージェント(FA)とは、イベントプレ
ース間のフェデレーションを確立するエージェントであ
り、前述したSI−GWに相当する。例えば、イベント
プレース(Event Place)Aがイベントプレース(Event
Place)Bに対してフェデレーションを確立する場合を
考える。まず、イベントプレースAに属するFAが、イ
ベントプレースBに対して、フィルタを登録する。この
とき、イベントプレースBに属するイベント送信者がイ
ベントを送出し、その結果、このフィルタが発火する
と、FAが自律起動する。これは、FAをイベントプレ
ースBに属する一つのイベント受信者として見なすこと
ができる。次に、FAは取得したイベントを、自身が属
するイベントプレースAに対して再送出する。これは、
FAを、イベントプレースAに属する一つのイベント送
信者として見なすことができる。
【0135】このように両者の役割を併せ持つFAを用
いて、イベントプレース間のフェデレーションを容易に
実現できる。すなわち、単一イべントプレースと同じ制
御論理で、イベントプレース間のフェデレーションを実
現することが可能である。この機構を用いて、SION
1の基本構成単位であるイベントプレースを相互接続す
ることにより、グローバルな照合ネットワークをボトム
アップアプローチで構築することが可能となり、イベン
トプレース間に跨るイベントの共有を実現することがで
きる。なお、イベントプレースAとイベントプレースB
がそれぞれ異なるオントロジーを持つ場合、イベントプ
レースAに属するFAは、イベントプレースBから取得
したイベントを、イベントプレースAのオントロジーに
変換した後、イベントプレースAに送出する。
【0136】異なるオントロジー体系に跨ってイベント
転送を行う場合には、オントロジー変換が必要になる。
この変換を行う従来技術として、標準オントロジーを規
定し、他のイベントプレースにイベントを転送する場合
には、一旦、標準オントロジーに準拠した形式に変換し
た後に、イベントの転送を行う方法や、イベントプレー
スの組み合わせの数だけオントロジー変換テーブルを事
前に用意しておくなどの方法がある。
【0137】しかしながら、イベントプレースの動的な
フェデレーション(フェデレーションの動的な開始、開
始解除)に対応するためには、従来の方法は柔軟性に欠
ける。そこで、本発明では、図18に示すように、FA
が隣接するイベントプレースのオントロジー情報との差
分(変換情報)のみを、オントロジー変換テーブルに保
持するようにしている。すなわち、これは、各FAが変
換情報をそれぞれ分散して保有し、全体でオントロジー
体系の一貫性を保証する方法である。これは、イベント
プレース間の動的なフェデレーションに容易に対応する
ことが可能になるが、その反面、イベントがイベントプ
レースを跨る毎に、オントロジー変換処理が発生するた
め、従来方法に比べて、変換処理オーバヘッドが増大す
るという特徴を有している。
【0138】<コミュニティと進化型ネットワーク>次
に、SION1のキラーサービスの一つであるコミュニ
ティサービスについて説明する。コミュニティサービス
におけるエンティティは、自身のポリシに基づいて、学
習・進化・退化・消滅等を繰り返すことにより、その活
動様式を動的に決定することが可能な自律分散型の動作
主体である。コミュニティは、このようなエンティティ
に対して効率的なコミュニケーションの場を提供するも
のである。すなわち、コミュニティ内のエンティティ
は、自身とコミュニケートすべきエンティティや、自身
の振る舞いに影響を与えるエンティティを動的に探索・
発見・特定し、特定されたエンティティとインタラクシ
ョンを行うことが可能である。
【0139】このコミュニティは、特に以下の特徴を持
つエンティティを取り扱うことができる。
【0140】(1)極小粒度で、膨大な数のエンティテ
ィがコミュニティに存在する(不特定多数のエンティテ
ィ)。
【0141】(2)エンティティの属性がリアルタイム
に変化する。典型的なエンティティの属性として、位置
情報、時刻等がある。
【0142】(3)コミュニティ内のエンティティの振
る舞いに規則性がなく、行動予測が困難である。
【0143】(4)コミュニティヘの参加、コミュニテ
ィからの退去、消滅、複製等が頻繁かつ不規則に発生す
る。
【0144】(5)コミュニティ内のエンティティは、
ポリシ、属性、シナリオ等に基づいて相互にリアルタイ
ムに出会う必要がある。
【0145】このような特性を持つエンティティをサー
バやメディエータ(ブローカ)で管理し、相互にリアル
タイムに探索・発見することは性能上、容易でない。S
ION1のEPは、このような特徴を持つコミュニティ
の実行環境として位置づけられる。すなわち、コミュニ
ティはEPのメタ実行環境であり、EPを直接用いるこ
とに比して、抽象度の高いコミュニケーションの場を提
供するものである。コミュニティの実行環境にEPを用
いることにより、コミュニティ内のすべてのエンティテ
ィは、ブローカを介することなく、コミュニケーション
すべきエンティティを直接発見することができる。これ
は、コミュニティ内のエンティティのコミュニケーショ
ンは、EP内のイベントの送受信として実装されるため
である。
【0146】図19にコミュニティの概念モデルを示
す。ユーザエージェント(UA)、情報・サービス提供
エージェント(ISA)がコミュニティ内のエンティテ
ィに相当する。UAはユーザの代理人として自律的に振
る舞うエージェントであり、ユーザの嗜好、動作環境、
位置情報、状況、傾向などに応じて、自身の振る舞いを
動的に決定し、インタラクションすべきISAや他のU
Aを探索し、それらとインタラクションする。ISAは
情報提供者やサービス提供者の代理人として自律的に振
る舞うエージェントであり、提供者の意図に基づいて、
インタラクションすべきUAや他のISAを探索する。
すなわち、自身の情報を提供するのに相応しいユーザを
探索して特定する。
【0147】一方、コミュニティエージェント(Com
A)は、コミュニティの運営を司るエージェントであ
る。EP運営者は、運営ポリシに基づいて、SION−
MTを介したSIONの制御・運営を行う。従って、C
omAは、EP運営者をエージェント化したものと見な
すことができる。基本的に、コミュニティの運営ポリシ
はComAによって規定される。例えば、UA、ISA
などのエンティティに対するコミュニティヘの参加、退
去、消滅、複製などの認可、コミュニティ内に流通させ
る情報の把握と統制(相応しくないイベントの削除な
ど)、コミュニティ内の統計情報(トレンド情報、評判
の高い情報など)の管理などを自身の運営ポリシに基づ
いて司る。
【0148】また、コミュニティの高いスケーラビリテ
ィやリライアビリティの保証を達成するため、負荷状況
や障害状況に応じて、EPおよびEPOの増減設、撤
収、マイグレーション等のSION制御を実行する。す
なわち、SION1とComAを組み合わせることによ
り、SION1は自律分散型ネットワークから、学習、
成長、進化が可能な進化型ネットワークヘと発展する。
このように、ComAはコミュニティ内のエンティティ
の振る舞いを統制するとともに、SION1を自己組織
化するための役割を担う。さらに、コミュニティ間のコ
ラボレーションにより、コミュニティ間での情報の共有
が可能である。例えば、コミュニティAにおいて流通し
ている情報の中で、人気が高いトップ10のみを、コミ
ュニティBに流通させることができる。以下に処理の流
れを示す。
【0149】まず、コミュニティBのComAが、イベ
ントプレースBのFAに対して、“コミュニティAにお
いて流通している情報の中で、人気が高いトップ10の
みを、コミュニティBに流通させる”旨を指示する。
【0150】次にFAは、イベントプレースAに対し
て、トップ10のイベントタイプを問い合わせる。これ
を受けて、イベントプレースAは、配下の統計情報収集
オブジェクト(SO)に問い合わせ、その結果を、FA
に返却する。
【0151】次に、FAは取得したイベントタイプを基
に、オントロジー変換テーブルを作成するとともに、イ
ベントプレースAに対しフィルタを設定する。以降、F
Aは、イベントプレースAから、当該イベントを受信可
能になる。
【0152】次にFAは、イベントプレースAから取得
したイベントを、オントロジー変換テーブルに基づいて
オントロジー変換し、それをイベントプレースBへと送
出する。
【0153】以上説明したような形態によれば、以下の
2点の効果を得ることができる。
【0154】第1に、分散オブジェクト環境上にSIO
Nのネットワーク環境を容易に構築できる。
【0155】第2に、サービスアプリケーションをエン
ティティとしてコミュニティに参加させることにより、
簡単にイベントを送出したり、必要なイベントをピック
アップすることが可能になり、相互にコミュニケション
を図ることが可能になる。
【0156】以上説明したように、SIONでは、以下
の効果を得ることができる。
【0157】FAを介したイベントプレース間のフェデ
レーション機構により、他のイベントプレースのみで流
通していたイベントを、自イベントプレース内に取り込
むことができる。逆に、他のイベントプレースにイベン
トを送出することにより、自イベントプレース内で流通
しているイベントをアドバタイズできる。このように、
異なるイベントプレース間で、イベントの共有が可能に
なるとともに、オントロジーを考慮したイベントプレー
ス間の相互運用により、ボトムアップアプローチによる
グローバルな自律分散型の照合ネットワークを構築する
ことが可能になる。
【0158】マルチプルEPOの機構により、フィルタ
リング処理を複数のEPOに負荷分散させることが可能
になるとともに、自律的に動作するEPO間のイベント
ルーチング機構により、ネットワークトラヒックを最小
限に抑えることが可能になる。これにより、結果的にE
Pのトータルスループットをスケーラブルに向上させる
ことが可能となる。
【0159】ブローカを介することなく、自身に相応し
いエンティティを直接探索・発見することが可能とな
る。例えば、情報提供者は、ユーザの存在を知ることな
く、自身が提供する情報に相応しいユーザを特定するこ
とができる。同様に、ユーザは情報提供者の存在を知る
ことなく、自身の嗜好に相応しい情報提供者を探索・発
見することができる。すなわち、ユーザと情報提供者は
互いに等価的である。これにより、特定のブローカに頼
ることなく、自身のポリシに従って、リアルタイムに情
報を発信することが可能になる。また、探索対象となる
エンティティの数が膨大な場合やエンティティが探索対
象ドメインに頻繁に出入りする場合において、非ブロー
カモデルに基づく探索技術が特に有効となる。
【0160】SIONにおいては、意味情報の終端点が
ネットワークとなる。一方、端末間でpeer-to-peer接続
を行う方法においては、意味情報の終端点が端末になる
ため、端末の中身を外部に公開することになる。従っ
て、SIONは後者の方法と比べて、高いセキュリティ
とプライバシ保護を実現することが可能である。
【0161】次に、上記のような内容を備える意味情報
ネットワークシステムを用いた本発明の実施形態につい
て説明する。
【0162】図20は本発明による売買サービスの一例
としての逆オークションサービスの仕組みを示すブロッ
ク図である。取引される品目は、航空チケットである。
【0163】本実施例は航空チケット購入希望者と航空
チケット販売者間の情報交換により実現される。また、
この実施例では、図における意味情報ネットワークを、
特願2000−062447号に記載されるイベントプ
レースを用いて実現しているが、意味情報ネットワーク
の実現方法はこの限りではない。
【0164】航空チケット購入希望者および航空チケッ
ト販売希望者のそれぞれが使用するパーソナルコンピュ
ータ等の端末1101〜1104は、CORBA準拠の
ORB等のネットワークOSと、特願2000−062
447号に記載されるイベントプレースファクトリ生成
機構がインストールされ、意味情報ネットワークに接続
されている。
【0165】以下の説明においては、端末1101を航
空チケットの購入希望者が利用し、端末1102〜端末
1104を航空チケットの販売希望者が利用するものと
して説明する。図示する状態では、各端末1101〜1
104の間にイベントプレース1105が発生してい
る。図中の括弧内の番号は、伝送される情報について、
生起順に付されており、以下、この番号順に本実施例の
動作について説明する。
【0166】(1)航空チケットの販売希望者は、予
め、販売用アプリケーションプログラム等を使用し、図
21に示すようなアプリケーション画面に販売する航空
チケットの情報を入力し、販売受付を開始している。本
実施例では、端末1102〜1104を利用する各販売
希望者は、$2050、$1980、$2030の価格
をそれぞれ設定している。図21に示す例は、端末11
03を利用する販売希望者の入力例を示すものであり、
年齢制限として20歳以上、対象地域として東京都であ
ることが付与されている。
【0167】このとき販売用アプリケーションは、イベ
ントプレースに対して、情報S1111〜S1113を
送信し、図25に示すようなイベントタイプを登録し、
イベント受信のためのセッションを確立するとともに、
フィルタオブジェクトの生成を行い、このフィルタオブ
ジェクトに図26に示すようなフィルタ値を設定する。
図17に示される入力内容は、端末1103の販売用ア
プリケーションが設定した例を示すものである。
【0168】(2)端末1101を利用する購入希望者
は、購入用アプリケーション等を使用し、図22に示す
ような端末上のアプリケーション画面から、東京−ニュ
ーヨーク間の航空チケットを$2500以内で買いたい
という情報を入力する。ここでは、さらに、探索期限を
12時間とする制限が付与されている。このとき、端末
1101の利用者が使用した購入用アプリケーションプ
ログラムは、図36に示すようなイベントを示す情報S
1114を生成し、イベントプレースに送信する。この
イベントには、端末1101利用者の年齢、住所、返信
先等の情報が付与されている。
【0169】イベントプレースにおいて、前記イベント
とフィルタとの照合が行われ、フィルタ値に示される条
件に合致したイベントが、当該フィルタを設定した端末
へ転送される。航空チケット販売用アプリケーションが
使用したイベントプレースと、航空チケット購入用アプ
リケーションが使用したイベントプレース間は、特願2
000−062447号に記載されるイベントプレース
のフェデレーション機能により、情報の相互流通が可能
である。図20に示す例ではイベントプレース1105
が示されているが、実際には、前記イベントはいくつか
のイベントプレースを経由して、目的の航空チケット販
売用アプリケーションが使用しているイベントプレース
へ最終的に転送される。
【0170】(3)端末1102〜1104を利用する
航空チケットの販売希望者が前記イベント群を情報S1
115〜S1117として受信する。上述したようなフ
ィルタ値が設定されていることにより、端末1102〜
1104を利用する航空チケットの販売希望者は、端末
1101を利用する航空チケット購入希望者により発生
した前記イベント群を情報S1115〜S1117とし
て受信する。
【0171】(4)前記購入要求イベントを情報S11
15〜S1117として受信した航空チケット等の販売
者端末1102〜1104では、販売希望者が図23に
示すような航空チケット販売用アプリケーション画面を
確認する。ここでの空欄(白抜きで示される)には、販
売希望価格の変更や購入応答期限等の返答内容を入力し
て返信する。
【0172】本実施例では、各販売希望者とも販売希望
価格を変更することなく応答し、端末1102〜110
4のそれぞれから端末1101に対して$2050、$
1980、$2030の価格にて販売する旨の情報S1
118〜S11120が送信されている。
【0173】(5)購入用アプリケーションは、予め定
められた期間(本実施例の場合には12時間)情報の返
信を待ち、その期間に受信した情報から最も都合の良い
価格が最も安い端末1103からの情報S1119の受
信内容を端末1101のディスプレイ上に表示する。図
22はその表示例であり、端末1101の利用者は図2
2に示す画面により購入できる航空チケットの情報を確
認し、航空チケットの購入を決定する旨の入力を行う。
なお、購入の決定は端末が自動的に行うものとしてもよ
い。これに応じて、端末1101から端末1103へは
購入する旨の情報S1121が送られ、端末1101を
利用する航空チケット購入希望者と端末1103を利用
する航空チケット販売希望者と売買契約を交わす。これ
により、航空チケットを買いたい人(購入者)の条件付
購入要求をリアルタイムに航空チケットを売りたい人
(販売者)に送信することができ、応答した販売希望者
のうち最も購入者に都合の良い販売希望者から購入でき
る。
【0174】以上説明した実施例は取引する物品の販売
額を販売者が定める逆オークションの形態であったが、
同様に通常行われる購入額を購入者がさだめるオークシ
ョンの形態とすることもできる。この場合の手順は以下
の通りである。
【0175】(1)購入希望者は、購入用アプリケーシ
ョンを使用し、所定の物品および購入額を定めたフィル
タ値を設定する。
【0176】(2)販売希望者は、販売用アプリケーシ
ョンを使用し、所定の物品およびその販売額を示すイベ
ントを生成し、イベントプレースに送信する。
【0177】イベントプレースにおいて、前記イベント
とフィルタとの照合が行われ、フィルタ値に示される条
件に合致したイベントが、当該フィルタを設定した端末
へ転送される。
【0178】(3)購入希望者が前記イベント群を受信
する。
【0179】(4)購入希望者が購入用アプリケーショ
ン画面を確認し、返答内容を入力して返信する。
【0180】(5)販売用アプリケーションは、予め定
められた期間情報の返信を待ち、その期間に受信した情
報から最も都合の良い受信内容を端末のディスプレイ上
に表示する。該端末の利用者は表示画面により販売でき
る物品の情報を確認し、販売を決定する旨の入力を行
う。なお、販売の決定は端末が自動的に行うものとして
もよい。これに応じて、販売希望者の端末から購入希望
者の端末へは販売する旨の情報が送られ、販売希望者と
購入希望者とが売買契約を交わす。これにより、これに
より、物品を売りたい人(販売者)の条件付販売要求を
リアルタイムに物品を買いたい人(購入者)に送信する
ことができ、応答した購入希望者のうち最も販売者に都
合の良い購入希望者へ販売できる。
【0181】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0182】本実施例は、特殊なデジタルコンテンツ
(以下、激レアデジタルコンテンツと称する)について
の両方向同時オークションを、仲介者なしで実現する形
態であり、激レアデジタルコンテンツ購入希望者と激レ
アデジタルコンテンツ販売者間の情報交換により実現さ
れる。また、本実施例においても、意味情報ネットワー
クを特願2000−062447号に記載されるイベン
トプレースを用いて実現しているが、意味情報ネットワ
ークの実現方法はこの限りではない。
【0183】本実施例が第1の実施例と異なる点は、購
入希望者および販売希望者がそれぞれ複数であり、設定
されている条件が折り合わない場合にそれを調停する機
能を設けた点にある。
【0184】激レアデジタルコンテンツ購入希望者およ
び激レアデジタルコンテンツ販売希望者のそれぞれが使
用するパーソナルコンピュータ等の端末1901〜19
06は、CORBA準拠のORB等のネットワークOS
と、特願2000−062447号に記載されるイベン
トプレースファクトリ生成機構がインストールされ、意
味情報ネットワークに接続されている。また、イベント
プレースには、図25に示したようなイベントタイプが
登録されている。
【0185】以下の説明においては、端末1901〜1
903を激レアデジタルコンテンツの購入希望者が利用
し、端末1904〜端末1906を激レアデジタルコン
テンツの販売希望者が利用するものとして説明する。図
示する状態では、各端末1901〜1906の間にイベ
ントプレース1907が発生している。図中の括弧内の
番号は、伝送される情報について、生起順に付されてお
り、以下、この番号順に本実施例の動作について説明す
る。
【0186】(1)激レアデジタルコンテンツの販売希
望者は、予め、激レアデジタルコンテンツ販売用アプリ
ケーションプログラム等を使用し、図29に示すような
アプリケーション画面に販売する激レアデジタルコンテ
ンツの情報を入力し、販売受付を開始している。
【0187】図29に示す例では、激レアデジタルコン
テンツの在庫が10であり、希望販売価格が$250
0、状況に応じて値下げを行う場合、下限値を$200
0、販売期間を30日と設定している。
【0188】このとき販売用アプリケーションは、イベ
ントプレースに対して、情報S1901〜S1903を
送信し、イベントタイプを登録し、イベント受信のため
のセッションを確立するとともに、フィルタオブジェク
トの生成を行い、このフィルタオブジェクトに図32に
示すようなフィルタ値を設定する。図32(a)に示す
フィルタ値は、希望販売価格が$2500であり、図2
3(b)に示すフィルタ値は、希望販売価格が$240
0である。
【0189】本実施例では、端末1904〜1906を
利用する各販売希望者は、$2500、$2200、$
2300をそれぞれ下限価格として設定している。
【0190】(2)端末1901〜1903を利用する
購入希望者は、購入用アプリケーションプログラム等を
使用し、図29に示すような端末上のアプリケーション
画面から、激レアデジタルコンテンツを所定の条件で買
いたいという情報を入力する。図30に示す例は、端末
1901を利用する購入希望者によるものであり、激レ
アデジタルコンテンツを$2000以内で買いたいと
し、さらに他の条件として、$2000で買えない場
合、購入金額を上あげて再度購入を自動処理させ、その
場合の上限値として$3000とし、また20日間で購
入先が見つからない場合は中断する等期限を設定してい
る。
【0191】本実施例において、端末1902を利用す
る購入希望者は激レアデジタルコンテンツを$2000
程度で買いたいという情報を入力し、端末1903を利
用する購入希望者は激レアデジタルコンテンツを$22
00程度で買いたいという情報を入力する。
【0192】このとき、それぞれの購入希望者の使用し
た購入用アプリケーションプログラムは、図33に示す
ようなイベントを示す情報S1904〜S1906を生
成し、イベントプレースに送信する。図33(a)に示
す例は購入希望価格が$2000であり、図33(b)
に示す例は購入希望価格が$2100である。このイベ
ントには、端末利用者への返信先等の情報が付与されて
いる。
【0193】イベントプレースにおいて、前記イベント
とフィルタとの照合が行われ、フィルタ値に示される条
件に合致したイベントが、当該フィルタを設定した端末
へ転送される。激レアデジタルコンテンツ販売用アプリ
ケーションが使用したイベントプレースと、激レアデジ
タルコンテンツ購入用アプリケーションが使用したイベ
ントプレース間は、特願2000−062447号に記
載されるイベントプレースのフェデレーション機能によ
り、情報の相互流通が可能である。図28にはイベント
プレース1907が示されているが、実際には、前記イ
ベントはいくつかのイベントプレースを経由して、目的
の激レアデジタルコンテンツ販売用アプリケーションが
使用しているイベントプレースへ最終的に転送される。
【0194】本実施例では、端末1904は、端末19
01からの情報S1904を示す情報S1907を受信
し、端末1905は端末1901,1903からの情報
S1904、S1906を示す情報S1908を受信
し、端末1906は、端末1901からの情報S190
4を示す情報S1909を受信している。
【0195】(3)前記購入要求イベントを受信した端
末1904〜1906では、販売用アプリケーションに
より自動的に応答が返される。本実施例では、端末19
04からは$2500、端末1905からは$220
0、端末1906からは$2300等の価格情報等が設
定され、応答が返される。この応答における販売希望価
格はその上限価格とされ、端末1904〜1906のそ
れぞれから端末1901に対して$2500、$220
0、$2300の価格にて販売する旨の情報S1911
〜S1913が送信される。
【0196】(4)端末1901の購入用アプリケーシ
ョンは、予め定められた期間、情報の返信を待ち、その
期間に受信した情報から最も都合の良い価格の情報、本
実施例の場合には端末1905からの情報S1911の
受信内容を端末1901のディスプレイ上に表示する。
図31(a)はその表示例であり、端末1901の利用
者は図31(a)に示す画面により、購入した激レアデ
ジタルコンテンツの情報を確認し、激レアデジタルコン
テンツの購入を決定し、端末1905に対して売買契約
を交わす旨の情報S1913を送出する。
【0197】以上までの手順は、予め販売利用者が設定
した販売希望価格と、購入希望者の設定した購入希望価
格とが折り合っているときの手順である。販売希望価格
と購入希望価格とが折り合わず、売買が成立しない場合
には、購入希望者が利用する端末には図31(b)に示
すような画面が表示される。
【0198】また、本実施例では、販売希望価格と購入
希望価格とが折り合わず、売買が成立しない場合には以
下の手順が続行して行われる。
【0199】(5)手順(1)では図32(a)のよう
なフィルタ値を設定した(購入要求の応答として$25
00を提示する)販売希望者の端末における販売用アプ
リケーションは、前記の手順(1)〜(4)で販売でき
なかった場合には、自動的に、販売価格を下げる等条件
を変更する、例えば、図32(b)に示すようなフィル
タ値(購入要求の応答として$2400を提示する)に
設定変更し、購入要求の受付を継続する。
【0200】(6)一方、手順(2)で図33(a)に
示すようなイベントを送信した(購入希望価格として$
2000を提示)購入希望者の端末における購入用アプ
リケーションは、前記の手順(1)〜(4)で購入でき
なかった場合には、自動的に、希望価格の上限を上げる
等条件を変更する、例えば、図33(b)に示すような
イベント(購入希望価格として$2100を提示)を送
信する。
【0201】図34は、上記の購入希望者が利用する端
末の動作を示すフローチャートであり、図35は販売希
望者が利用する端末の動作を示すフローチャートであ
る。
【0202】まず、購入希望者が利用する端末の動作に
ついて図34を参照して説明する。
【0203】購入用アプリケーションによる表示画面に
応じて入力された、希望購入価格、上限価格、探索期間
を設定し、所定の品物に対する購入要求イベントを発信
する要求を行う(ステップS2501)。具体例とし
て、$2000〜$3000、20日間で「激レアデジ
タルコンテンツ」を購入希望とする。ここで、希望購入
価格の初期値は、設定範囲内で最も安い$2000とし
て「激レアデジタルコンテンツ」の購入を要求するイベ
ントを発信する(ステップS2502)。この後、所定
期間(例えば1日)販売者から応答があるかを待つ(ス
テップS2503)。販売者からの応答が確認された場
合には、応答の中で条件の良い(例えば、価格が安い
等)売買契約を行う相手を選択し、「激レアデジタルコ
ンテンツ」を購入し(ステップS2505)、「激レア
デジタルコンテンツ」の購入を完了した旨を端末に表示
させる(ステップS2506)。
【0204】一方、ステップS2503において、所定
期間販売者からの応答がないことが確認された場合に
は、20日経過したかが確認される(ステップS250
4)。20日経過した場合には、「激レアデジタルコン
テンツ」を購入できなかった旨を端末に表示させる(ス
テップS2507)、20日経過していない場合には、
上限価格を超えない範囲で、希望購入価格を所定の額
(例えば$50)上げ、ステップS2502に戻って
「激レアデジタルコンテンツ」の購入を要求するイベン
トを再度発信する。
【0205】上記の構成とすることにより、販売者の応
答がない場合、希望購入価格は、ステップS2503で
定められる所定期間毎に、ステップS2504で定めら
れる所定額分、徐々に上げられることとなる。
【0206】次に、販売希望者が利用する端末の動作に
ついて図35を参照して説明する。
【0207】販売用アプリケーションによる表示画面に
応じて入力された、希望販売価格、下限価格、購入要求
受付期間、在庫量を設定し、所定の品物に対する購入要
求を受け付けるフィルタを設定する要求を行う(ステッ
プS2601)。具体例として、希望販売価格が$25
00、下限価格が$2000、10人分の「激レアデジ
タルコンテンツ」を30日間販売とする。ここで、希望
販売価格の初期値は、設定範囲内で最も高い$2500
としたフィルタを設定する(ステップS2602)。こ
の後、所定期間(例えば1日)購入要求イベントを受信
したかを確認する(ステップS2603)。
【0208】ステップS2603にて購入要求イベント
を受信したことが確認された場合には、購入希望者に販
売価格を付与した応答を返信する(ステップS260
4)。この後、購入希望者から購入する旨の応答がある
かの確認を行い(ステップS2605)、応答があった
ことが確認された場合には応答のあった購入希望者に
「激レアデジタルコンテンツ」を売却する(ステップS
2606)。
【0209】売却後は、在庫があるかの確認を行う(ス
テップS2607)。ここで、在庫があることが確認さ
れた場合には、希望販売価格を所定の額(例えば$5
0)上げ、ステップS2602に戻って「激レアデジタ
ルコンテンツ」の購入要求を受け付けるフィルタを再度
設定する。
【0210】ステップS2603において、所定期間購
入要求イベントが受信されなかったこと、ステップS2
605において購入希望者からの購入する旨の応答がな
かったことが確認された場合には、30日経過したかが
確認される(ステップS2608)。30日経過してい
ない場合には、下限価格を下回らない範囲で、希望購入
価格を所定の額(例えば$50)下げ、ステップS26
02に戻って「激レアデジタルコンテンツ」の購入要求
を受け付けるフィルタを再度設定する。
【0211】ステップS2607にて在庫がないことが
確認された場合、ステップS2608にて30日経過し
たことが確認された場合にはフィルタを解除し、図27
に示すような「激レアデジタルコンテンツ」の販売数、
売り上げ内容を表示させる(ステップS2609)。
【0212】上記の構成とすることにより、購入要求イ
ベントが受信されない場合、希望販売価格は、ステップ
S2603で定められる所定期間毎に、ステップS26
08で定められる所定額分、徐々に下げられる。また、
売却があった場合にはステップS2607で定められる
所定額分、徐々に上げられることとなる。
【0213】上記(5)および(6)の処理が図34お
よび図35に示されるフローで繰り返される。これによ
り、激レアデジタルコンテンツを売りたい人と、激レア
デジタルコンテンツを買いたい人が、お互いの希望価格
を変更させるなどによりお互い歩み寄って、売買を行う
ことができる。
【0214】なお、本発明は、上記実施形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体を
システムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶
媒体に格納されたプログラムを読み出し実行するように
しても構成することが可能である。この場合の記憶媒体
としては、例えば、CD−ROM、CD−R、フロッピ
ー(登録商標)ディスクなどを用いることができる。
【0215】
【発明の効果】以上に説明したように構成される本発明
は以下に記載するような効果を奏する。 ・販売者にとっても購入者にとっても都合の良い売買を
行うことが可能となる。 ・売買要求情報配送のリアルタイム性が向上する。 ・仲介料の発生がなくなる。 ・負荷が仲介者に分散することがなくなる。 ・仲介者の存在を知らなくても、不特定多数の購入希望
者あるいは販売希望者と売買を行うことができる。 ・購入希望者・販売者のプライバシ・機密情報の安全性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】イベントの構成を示す説明図である。
【図3】意味情報ネットワークのモデルを示す図であ
る。
【図4】意味情報の定義を示す説明図である。
【図5】イベントタイプの定義例を示す説明図である。
【図6】イベントの一例を示す説明図である。
【図7】フィルタの定義例を示す説明図である。
【図8】意味情報ネットワークの構成を示す図である。
【図9】意味情報ネットワークの動作メカニズムと制御
インタフェースを示す説明図である。
【図10】物理リンクを示す説明図である。
【図11】フィルタの管理方法を示す説明図である。
【図12】イベントルーティング方法を示す説明図であ
る。
【図13】フィルタの登録状況を示す説明図である。
【図14】意味情報ネットワークの動作メカニズムと制
御インタフェースを示す説明図である。
【図15】物理リンクを示す説明図である。
【図16】イベントルーティング方法を示す説明図であ
る。
【図17】フィルタの登録状況を示す説明図である。
【図18】フェデレーション方法を示す説明図である。
【図19】コミュニティモデル示す説明図である。
【図20】本発明の仲介者なしでリアルタイムに売買者
検出を実現する方法を示す図である。
【図21】航空チケット販売者の航空チケット販売受付
開始を行う際の、端末におけるアプリケーション画面を
示す図である。
【図22】航空チケット購入希望者の航空チケット購入
要求を発信する際の、端末におけるアプリケーション画
面を示す図である。
【図23】航空チケット販売者の航空チケット購入要求
に対する返信を行う際の、端末におけるアプリケーショ
ン画面を示す図である。
【図24】航空チケット購入希望者の航空チケット購入
を決定する際の、端末におけるアプリケーション画面を
示す図である。
【図25】航空チケット売買を行うため、意味情報ネッ
トワークにおいて定義されるイベントタイプの一例を示
す図である。
【図26】航空チケット販売者が航空チケット購入要求
を受け付けるため、意味情報ネットワークに設定される
フィルタ条件の一例を示す図である。
【図27】航空チケット購入希望者が航空チケット購入
要求を航空チケット販売者に送信するため、意味情報ネ
ットワークに発信するイベントの一例を示す図である。
【図28】本発明の両方向同時オークションを、仲介者
なしでリアルタイムに売買者特定を実現する方法を示す
図である。
【図29】激レアデジタルコンテンツ販売者の激レアデ
ジタルコンテンツ販売受付開始を行う際の、端末におけ
るアプリケーション画面を示す図である。
【図30】激レアデジタルコンテンツ購入希望者の激レ
アデジタルコンテンツ購入要求を発信する際の、端末に
おけるアプリケーション画面を示す図である。
【図31】激レアデジタルコンテンツ販売者の激レアデ
ジタルコンテンツ購入要求に対する返信を行う際の、端
末におけるアプリケーション画面を示す図である。
【図32】激レアデジタルコンテンツ販売者が激レアデ
ジタルコンテンツ購入要求を受け付けるため、意味情報
ネットワークに設定されるフィルタ条件の一例を示す図
である。
【図33】激レアデジタルコンテンツ購入希望者が激レ
アデジタルコンテンツ購入要求を激レアデジタルコンテ
ンツ販売者に送信するため、意味情報ネットワークに発
信するイベントの一例を示す図である。
【図34】激レアデジタルコンテンツ購入用アプリケー
ションが、激レアデジタルコンテンツ販売者が検出でき
るまで激レアデジタルコンテンツ購入価格等の条件を変
更しながら探索を繰り返すフローチャートである。
【図35】激レアデジタルコンテンツ販売用アプリケー
ションが、激レアデジタルコンテンツの価格を需要と供
給等の関係から自動的に変動しながら、購入希望者から
の購入要求を受け付けるフローチャートである。
【図36】激レアデジタルコンテンツ購入希望者の激レ
アデジタルコンテンツ販売が終了した際の、端末におけ
るアプリケーション画面を示す図である。
【図37】従来の売買サービスの一例である逆オークシ
ョンサービスの概要を示す図である。
【図38】従来の売買サービスの一例であるオークショ
ンサービスの概要を示す図である。
【図39】従来の複数の購入希望者と販売希望者間の仲
介を行うサービスの概要を示す図である。
【符号の説明】
1 意味情報ネットワーク(SION) 2 端末 SI−SW 意味情報スイッチ SI−R 意味情報ルータ SI−GW 意味情報ゲートウェイ EPO イベントプレースオブジェクト SLO シェアードリンクオブジェクト FA フェデレーションエージェント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 隆道 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小柳 恵一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK02 PQ02

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを送信する送信端末と、前記デー
    タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
    らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
    味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末が、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信する第1のステップと、 前記データとして送信された前記購入要求を受信した受
    信端末が、所定の条件が付与された販売要求を返信する
    第2のステップと、 前記第2のステップにて返信された販売要求を受信した
    送信端末が、受信した販売要求を表示する第3のステッ
    プとを有することを特徴とする意味情報ネットワークを
    用いた売買方法。
  2. 【請求項2】 データを送信する送信端末と、前記デー
    タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
    らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
    味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末が、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信する第1のステップと、 前記データとして送信された前記購入要求を受信した受
    信端末が、所定の条件が付与された販売要求を返信する
    第2のステップと、 前記第2のステップにて返信された販売要求を受信した
    送信端末が、受信端末に対して購入する旨を送信する第
    3のステップとを有することを特徴とする意味情報ネッ
    トワークを用いた売買方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の意味情報
    ネットワークを用いた売買方法において、 前記受信端末は、前記送信端末からの購入要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更するステッ
    プを有することを特徴とする意味情報ネットワークを用
    いた売買方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の意味情報ネットワークを用いた売買方法において、 前記送信端末は、前記受信端末からの販売要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更するステップ
    を有することを特徴とする意味情報ネットワークを用い
    た売買方法。
  5. 【請求項5】 データを送信する送信端末と、前記デー
    タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
    らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
    味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末が、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信する第1のステップと、 前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
    信端末が、所定の条件が付与された購入要求を返信する
    第2のステップと、 前記第2のステップにて返信された購入要求を受信した
    送信端末が、受信した購入要求を表示する第3のステッ
    プとを有することを特徴とする意味情報ネットワークを
    用いた売買方法。
  6. 【請求項6】 データを送信する送信端末と、前記デー
    タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
    らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
    味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末が、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信する第1のステップと、 前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
    信端末が、所定の条件が付与された購入要求を返信する
    第2のステップと、 前記第2のステップにて返信された購入要求を受信した
    送信端末が、受信端末に対して販売する旨を送信する第
    3のステップとを有することを特徴とする意味情報ネッ
    トワークを用いた売買方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載の意味情報
    ネットワークを用いた売買方法において、 前記受信端末は、前記送信端末からの販売要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更するステッ
    プを有することを特徴とする意味情報ネットワークを用
    いた売買方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の意味情報ネットワークを用いた売買方法において、 前記送信端末は、前記受信端末からの購入要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更するステップ
    を有することを特徴とする意味情報ネットワークを用い
    た売買方法。
  9. 【請求項9】 データを送信する送信端末と、前記デー
    タを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件とか
    らなるフィルタが設定される受信端末から構成される意
    味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記受信端末は、前記送信端末から前記データとして送
    信された前記購入要求を受信すると、所定の条件が付与
    された販売要求を返信することを特徴とする意味情報ネ
    ットワークを用いた売買方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の意味情報ネットワーク
    を用いた売買方法において、 前記受信端末は、前記購入要求が所定時間受信されない
    場合に、前記フィルタを変更することを特徴とする意味
    情報ネットワークを用いた売買方法。
  11. 【請求項11】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記受信端末は、前記送信端末から前記データとして送
    信された前記販売要求を受信すると、所定の条件が付与
    された購入要求を返信することを特徴とする意味情報ネ
    ットワークを用いた売買方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の意味情報ネットワー
    クを用いた売買方法において、 前記受信端末は、前記送信端末からの販売要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更するステッ
    プを有することを特徴とする意味情報ネットワークを用
    いた売買方法。
  13. 【請求項13】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信するとともに、前記受信端末から返
    信された販売要求を受信すると、受信した販売要求を表
    示することを特徴とする意味情報ネットワークを用いた
    売買方法。
  14. 【請求項14】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信するとともに、前記受信端末から返
    信された販売要求を受信すると、受信端末に対して購入
    する旨を送信することを特徴とする意味情報ネットワー
    クを用いた売買方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14に記載の
    意味情報ネットワークを用いた売買方法において、 前記送信端末は、前記受信端末からの販売要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更することを特
    徴とする意味情報ネットワークを用いた売買方法。
  16. 【請求項16】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信するとともに、前記受信端末から返
    信された購入要求を受信すると、受信した購入要求を表
    示することを特徴とする意味情報ネットワークを用いた
    売買方法。
  17. 【請求項17】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買方法であって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信するとともに、前記受信端末から返
    信された購入要求を受信すると、受信端末に対して販売
    する旨を送信することを特徴とする意味情報ネットワー
    クを用いた売買方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17記載の意
    味情報ネットワークを用いた売買方法において、 前記送信端末は、前記受信端末からの購入要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更するステップ
    を有することを特徴とする意味情報ネットワークを用い
    た売買方法。
  19. 【請求項19】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムであって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信し、 前記データとして送信された前記購入要求を受信した受
    信端末は、所定の条件が付与された販売要求を返信し、 前記販売要求を受信した送信端末は、受信した販売要求
    を表示することを特徴とする意味情報ネットワークを用
    いた売買システム。
  20. 【請求項20】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムであって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された購入要求を前
    記データとして送信し、 前記データとして送信された前記購入要求を受信した受
    信端末は、所定の条件が付与された販売要求を返信し、 前記販売要求を受信した送信端末は、受信端末に対して
    購入する旨を送信することを特徴とする意味情報ネット
    ワークを用いた売買システム。
  21. 【請求項21】 請求項19または請求項21記載の意
    味情報ネットワークを用いた売買システムにおいて、 前記受信端末は、前記送信端末からの購入要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更することを
    特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買システ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項19ないし請求項21のいずれ
    かに記載の意味情報ネットワークを用いた売買システム
    において、 前記送信端末は、前記受信端末からの販売要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更するステップ
    を有することを特徴とする意味情報ネットワークを用い
    た売買システム。
  23. 【請求項23】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムであって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信し、 前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
    信端末は、所定の条件が付与された購入要求を返信し、 前記購入要求を受信した送信端末は、受信した購入要求
    を表示することを特徴とする意味情報ネットワークを用
    いた売買システム。
  24. 【請求項24】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムであって、 前記送信端末は、所定の条件が付与された販売要求を前
    記データとして送信し、 前記データとして送信された前記販売要求を受信した受
    信端末は、所定の条件が付与された購入要求を返信し、 前記購入要求を受信した送信端末は、受信端末に対して
    販売する旨を送信することを特徴とする意味情報ネット
    ワークを用いた売買システム。
  25. 【請求項25】 請求項23または請求項24記載の意
    味情報ネットワークを用いた売買システムにおいて、 前記受信端末は、前記送信端末からの販売要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更することを
    特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買システ
    ム。
  26. 【請求項26】 請求項23ないし請求項25のいずれ
    かに記載の意味情報ネットワークを用いた売買システム
    において、 前記送信端末は、前記受信端末からの購入要求が所定時
    間返信されない場合に、前記データを変更することを特
    徴とする意味情報ネットワークを用いた売買システム。
  27. 【請求項27】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの受信端末
    であって、 前記送信端末から前記データとして送信された前記購入
    要求を受信すると、所定の条件が付与された販売要求を
    返信することを特徴とする意味情報ネットワークを用い
    た売買システムの受信端末。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の意味情報ネットワー
    クを用いた売買システムの受信端末において、 前記受信端末は、前記送信端末からの購入要求が所定時
    間受信されない場合に、前記フィルタを変更することを
    特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買システム
    の受信端末。
  29. 【請求項29】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの受信端末
    であって、 前記送信端末から前記データとして送信された前記販売
    要求を受信すると、所定の条件が付与された購入要求を
    返信することを特徴とする意味情報ネットワー クを用いた売買システムの受信端末。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の意味情報ネットワー
    クを用いた売買システムの受信端末において、 前記送信端末からの販売要求が所定時間受信されない場
    合に、前記フィルタを変更することを特徴とする意味情
    報ネットワークを用いた売買システムの受信端末。
  31. 【請求項31】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    であって、 所定の条件が付与された購入要求を前記データとして送
    信するとともに、前記受信端末から返信された販売要求
    を受信すると、受信した販売要求を表示することを特徴
    とする意味情報ネットワークを用いた売買システムの送
    信端末。
  32. 【請求項32】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    であって、 所定の条件が付与された購入要求を前記データとして送
    信するとともに、前記受信端末から返信された販売要求
    を受信すると、受信端末に対して購入する旨を送信する
    ことを特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買シ
    ステムの送信端末。
  33. 【請求項33】 請求項31または請求項32に記載の
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    において、 前記受信端末からの販売要求が所定時間返信されない場
    合に、前記データを変更するステップを有することを特
    徴とする意味情報ネットワークを用いた売買システムの
    送信端末。
  34. 【請求項34】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    であって、 所定の条件が付与された販売要求を前記データとして送
    信するとともに、前記受信端末から返信された購入要求
    を受信すると、受信した購入要求を表示することを特徴
    とする意味情報ネットワークを用いた売買システムの送
    信端末。
  35. 【請求項35】 データを送信する送信端末と、前記デ
    ータを選択的に受信するためにそのタイプと取得条件と
    からなるフィルタが設定される受信端末から構成される
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    であって、 所定の条件が付与された販売要求を前記データとして送
    信するとともに、前記受信端末から返信された購入要求
    を受信すると、受信端末に対して販売する旨を送信する
    ことを特徴とする意味情報ネットワークを用いた売買シ
    ステムの送信端末。
  36. 【請求項36】 請求項34または請求項35に記載の
    意味情報ネットワークを用いた売買システムの送信端末
    において、 前記受信端末からの購入要求が所定時間返信されない場
    合に、前記データを変更することを特徴とする意味情報
    ネットワークを用いた売買システムの送信端末。
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