JP2002182934A - システムに形成された論理パーティションの容量制限を強化するための方法及び装置 - Google Patents
システムに形成された論理パーティションの容量制限を強化するための方法及び装置Info
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Abstract
報処理システムにおいてソフトウェア・ライセンス契約
によって課されたような容量制限を強化するための方法
及び装置を提供する。 【解決手段】パーティションで実行される仕事負荷管理
プログラムは、所定の加算平均時間間隔にわたって論理
パーティションによるプロセッサ・リソースの実消費を
測定し、それを最大許容消費と比較する。もし実消費が
最大許容消費を上回るならば、仕事負荷管理プログラム
はキャッピング・パターンを計算し、論理パーティショ
ン管理プログラムと相互作用して、計算されたキャッピ
ング・パターンに基づいてパーティションによるプロセ
ッサ・リソースの実消費をキャップする。さらにパーテ
ィションに疑似重みを割り当てる。論理パーティション
管理プログラムは全パーティション重みに疑似重みを加
えて、プロセッサ・リソースの許容共有レベルを上回る
かどうかを判断する。
Description
システムにおける容量制限を強化するための方法及び装
置、特にソフトウェア・プログラム・ライセンス契約に
よって課された容量制限にもとづいたそのような容量制
限を強化するための方法及び装置に関する。
・ライセンス契約によって課されたような容量制限を強
化することに関する。本発明で扱う問題についての議論
の前提として、論理的に分割されたシステムとリソース
及び作業負荷管理に関する既存の方法とについて順次簡
単に説明する。
M製S/390コンピュータ・ハードウェア・プラット
ホームの先行モデルに対して作られたコンセプトであ
る。今日、多くのS/390ハードウェア・マシンが論
理的パーティション形成(LPAR)モードとして知ら
れるモードで動作する。この際、マシンの物理的リソー
スが分割されて論理パーティションと呼ばれる複数の論
理マシンが形成される。特に、各論理パーティション
は、実際の物理的マシンと動作の点で類似している論理
マシンとしてパーティションで実行されるプログラミン
グのように見える。
体(CPC)とも呼ばれる1つの物理的な中央エレクト
ロニクス複合体(CEC)の中に複数のシステム・イメ
ージを設定することが可能となる。すなわち、各論理パ
ーティションを個別にリセットしたり、各論理パーティ
ション毎に異なったオペレーティング・システムによっ
て初期化したり、異なる入出力(I/O)装置を用いて
異なるソフトウェア・プログラムによって動作させたり
することができる。論理的パーティション形成は、今日
一般的に使用されている。なぜなら、それによって、使
用中の論理パーティションの数及び各パーティションに
割り当てられた物理的システム・リソースの量を変化さ
せる柔軟性がそのユーザに対して与えられ、ある場合に
おいては、一方で中央処理装置複合体全体が動作を続け
る。
ステムが従来技術においてよく知られており、さらに米
国特許第4,564,903号(Guyette他)、米国特
許第4,843,541号(Bean他)、及び米国特許第
5,564,040号(Kubala)に開示されている。本
明細書ではこれらの特許文献を発明の詳細な説明の一部
をなすものとして援用する。論理的パーティション形成
システムの市販の実施形態として、例えば本明細書にお
いて援用されるIBMの出版物であるProcessor Resour
ce/Systems Manager Planning Guide, GA22-7236-06
(2000年6月発行)に記載され、かつ特徴付けられ
たProcessor Resource/Systems Manager(登録商標)
(PR/SM(登録商標))が挙げられる。
テムによって管理される作業の単位(プロセス、スレッ
ド等)が所定の目標をどれぐらい十分に満たしているか
にもとづいてシステム・リソースが提供されるクラス
(サービス・クラス又は目標クラス)の中に組織化され
るコンセプトである。もし再割り当てによって生ずるレ
シーバ・クラスのパフォーマンスの向上がドナー・クラ
スのパフォーマンスの低下を上回る、すなわち所定のパ
フォーマンス基準によって定められるような正味の効果
がパフォーマンスにあるとするならば、リソースはドナ
ー・クラスからレシーバ・クラスに再度割り当てられ
る。この種の作業負荷管理は、リソースの割り当てが、
リソースが再割り当てされる作業単位上のその効果のみ
ならず、リソースが取られる作業単位に対するその効果
によっても決定される点で、ほとんどのオペレーティン
グ・システムで実行された従来のリソース管理とは異な
るものである。
示すような一般に所有された特許、係属中の特許出願、
及び特許以外の出版物に開示されており、これらの文献
を本明細書では援用する。
ション・クラス応答時間目標を達成するための作業負荷
管理プログラム」と題されたD.F. Ferguson他の米国特
許第5,504,894号、「2つ以上の異なる処理目
標にもとづいてデータ処理システム作業負荷を管理する
ための装置及び方法と題されたJ. D. Aman他の米国特許
第5,473,773号、「クライアント/サーバ・デ
ータ処理システムにおけるクライアント・パフォーマン
ス目標にもとづくサーバ仕事負荷を管理するための装置
及び方法」と題されたC. K. Eilert他の米国特許第5,
537,542号、「基準が目標指向であり、容量情報
が入手可能である資格のあるクラスへ分類することに基
づいた仕事要求を割り当てるシステム」と題されたJ.
D. Aman他の米国特許第5,603,029号、「複数
の異なる処理目標形式に基づく分散データ処理システム
仕事負荷を管理するための装置及び方法」と題されたC.
K. Eilert他の1995年2月3日出願の米国特許出願
一連番号08/383,168号、「マルチシステム・
リソース・キャッピング」と題されたC. K. Eilert他の
1995年2月3日出願の米国特許出願一連番号08/
383,042、「マルチサーバ・シスプレックス環境
におけるセッション要求割り当てのための装置及び付随
する方法」と題されたJ. D. Aman他の1995年7月7
日出願の米国特許出願一連番号08/488,374、 MSVプラニング:仕事負荷管理、IBM出版物GC2
8−1761−00(1996年)、及び MSVプログラミング:仕事負荷管理サービス、IBM
出版物GC28−1773−00(1996年)。
許第5,504,894号及び第5,473,773号
は基本的な仕事負荷管理システムを開示、米国特許第
5,537,542号はクライアント/サーバ・システ
ムに対する米国特許第5,473,773号の仕事負荷
管理システムの特定用途を開示、米国特許出願一連番号
08/383,168及び08/383,042は多重
相互接続したシステムに対する米国特許第5,473,
773号の仕事負荷管理システムの特定用途を開示、米
国特許第5,603,029号はマルチシステム複合体
(シスプレックス)における仕事要求の割り当てに関
し、さらに米国特許出願一連番号08/488,374
はそのような複合体におけるセッション要求の割り当て
に関する。特許とは関係ない2つの出版物は、IBM
(登録商標)のOS/390(商標)(旧MVS(登録
商標))オペレーティング・システムにおける作業管理
のインプリメンテーションについて説明している。
近の技術は、論理パーティション管理及び仕事負荷管理
の複数の態様を組み合わせるものである。本明細書で援
用する同時係属出願である出願人J. P. Kubala他の米国
特許出願一連番号09/407,391(1999年9
月28日出願)は、動作の1つのモードにおいてLP管
理プログラム106が論理パーティション180をLP
クラスタ(LPC)又は単にクラスタとここでは呼ぶ群
として管理する。クラスタは、特定のマシン102上の
論理パーティション180の全て、特定のマシン102
上のパーティション108のサブセット、又は異なるマ
シン102のパーティション108からなるものであっ
てもよい。LP管理プログラム106は、全体として所
定量のマシン・リソース(本発明の場合、共用CPU容
量)をクラスタに割り当ててもよい。クラスタはリソー
ス競合が存在するとその所定量に制限されるが、競合が
存在しない場合は潜在的にそのリソースをさらに多く使
うことができる。
ン・リソースの共有を割り当てることに加えて、この動
作モードでLP管理プログラム106は、それぞれのパ
ーティションに割り当てられた論理パーティションの重
みに基づいてクラスタを構成している論理パーティショ
ン108間でリソースを割り当てることができる。この
重みの一例として、4つの論理パーティション(LP1
〜LP4)からなり、かつ400MIPS(毎秒400
万命令)全CPU容量を利用可能とするLPクラスタを
考慮する。LP1〜L4は、クラスタ全体の重みを10
0とすると、それぞれ20、30、40、及び10の重
みが割り当てられていと想定する。この例では、もしC
PU競合があるならば、パーティションLP1〜LP4
は、クラスタ容量400MIPSと同等の容量全体に対
して、それぞれ80MIPS、120MIPS、160
MIPS、及び40MIPSの容量で動作することが可
能となる。このような背景によって、本発明によって扱
われた問題を論ずることができる。第1に、それはS/
390等のサーバ・プラットホーム用のソフトウェアが
ライセンスされる方法に関係している。今日、S/39
0ソフトウェア、すなわちIBMソフトウェア及びベン
ダ・ソフトウェアの両方の多くが該ソフトウェアが実行
される物理的マシンの大きさに基づいて価格が設定され
ている。1つの中央処理装置(CPU)を持つマシン
(ここで「マシン」と呼ぶものは物理的マシン)は、1
0個のCPUを有するマシン上で実行される同一アプリ
ケーションよりも低価格である。価格は、アプリケーシ
ョンによって実際に行われる仕事量とは無関係である。
に対してソフトウェアの経費をより低くするために、最
適な構成よりも少なく構築させることができる。例え
ば、もし新しいソフトウェア・プロダクトによって小規
模の実験を開始したいならば、ユーザはソフトウェアの
価格を低く抑えておくために、既存の大型のマシンで実
行される代わりに、小さなマシンで新しいプロダクトを
実行させる。このことは、もう1つのマシンを扱うこと
についての追加の管理を必要とし、既に言及した論理パ
ーティションのクラスタ形成技術を利用するインストレ
ーションを許さない。これらの問題は、S/390マシ
ンの大きさが多くのカスタマ作業負荷よりも早く成長し
ているという事実によって悪化されている。
に、今日、S/390プラットホーム・ソフトウェア
は、全マシンに対して最もよくライセンスされる。ソフ
トウェアが実行されるマシンの全容量(一般に、1秒間
あたり数百万の命令、又はMIPSとして発現される)
に基づいているほとんどのソフトウェアの価格設定によ
って、マシンの容量増加によってユーザのソフトウェア
ライセンス費用が跳ね上がる。もし、所定のプログラム
製品がマシンの容量全体で使用されるならば、エンド・
ユーザ又はベンダに対して、これは必ずしも良くない事
柄又はモデルではない。しかし、もしプログラム製品が
マシンの一部で使用されることを意図しているならば、
論理パーティション内で、マシンの容量全体に対してそ
の製品をライセンスすることは高価な仕事である。
は、ハードウェア・リソースを効率的に利用するため
に、多数の論理パーティションで多数かつ多様な作業負
荷を実行する能力である。S/390上で新しい作業負
荷(例えば、UNIX(R)系アプリケーション及びWe
bサーバ)を動かす試みは、既存のアプリケーションに
並行し、かつ既にS/390に備わっているデータベー
スと協同して、それらの新しい作業負荷を既存のマシン
に負荷することが可能であることが求められる。しか
し、マシンに基づいたソフトウェア価格設定では、それ
らの作業負荷に対するS/390ワールドへのエントリ
・コストは、代わりのプラットホームと競合するコスト
ではない。
を解決し、論理的に分割された情報処理システムにおけ
る容量制限を強化するための方法及び装置、特にソフト
ウェア・プログラム・ライセンス契約によって課された
容量制限にもとづいたそのような容量制限を強化するた
めの方法及び装置を提供することを目的とする。
が複数の論理パーティションに分割され、論理パーティ
ション管理プログラムによってプロセッサ・リソースの
所定部分が各パーティションに割り当てられている情報
処理システムにおけるソフトウェア・ライセンス契約管
理プログラムによって課された容量制限等の容量制限を
強化するための方法及び装置を検討する。各論理パーテ
ィションに対してプロセッサ・リソース制限を与えるこ
とができる。ソフトウェア・ライセンス契約管理プログ
ラムは、各論理パーティションで実行されているプログ
ラムが該パーティションの少なくとも容量制限でライセ
ンスされていることを確かめる。パーティションでも実
行されている作業負荷管理プログラムは、プロセッサ・
リソースの実際の消費を所定の平均間隔で測定し、それ
を最大許容消費と比較する。もし実際の消費が最大許容
消費を超えると、作業負荷管理プログラムはキャッピン
グ・パターンを計算し、論理パーティション管理プログ
ラムと相互作用し、計算されたキャッピング・パターン
に基づくパーティションに基づいて、プロセッサ・リソ
ースの実際の消費をキャップする。さらにキャッピング
のフレキシビリティを与えるために、論理パーティショ
ン管理プログラムが全パーティション重みに加算する見
かけの重みがパーティションに対して割り当てられ、パ
ーティションがキャッピングを目的としたプロセッサ・
リソースの許容共有レベルを超えたかどうかが判断され
る。したがって、論理パーティションは、マシン全体の
容量よりも少ない強化された処理能力(それにもとづい
てソフトウェアの価格が設定される)によってライセン
スされたプログラムのための「コンテナ」となる。
理パーティションに基づいた価格設定スキームによっ
て、S/390上での仕事負荷に対するソフトウェアの
初期投入コストが反映させるべきものはマシン全体では
なく該マシンの能力のサブセットのみである。このこと
によって、特に論理パーティション・クラスタが伝える
ことができる作業負荷平衡及び管理の利益を考慮する場
合に、最小のコストでS/390マシンに対して作業負
荷を加えることが可能となる。正味の結果によって、さ
もなければ未使用の容量をかなり有する外部ボックス上
にある作業負荷を以前よりはより多くの総購入容量を持
つS/390マシンに負荷することが今や可能となる。
ログラム(WLM)コンポーネントの能力を利用し、論
理パーティションのためのCPUリソースの消費をモニ
タする。WLMは、論理パーティションに対するいくら
かの所定容量制限に対して実際のCPUリソース消費を
比較する。論理パーティションがその容量制限を越える
場合、WLMは論理パーティションをその容量制限まで
削減する。
モニタリングによって、ライセンスされた容量を超えて
仕事負荷のピークを生じさせることが可能となる。この
ことは、適当な時間間隔を超えてなだらかに起伏した平
均利用率を計算することによって好ましくは行われる。
例えば、4時間間隔は、一時的な仕事負荷スパイクの間
での容量要求を提供するのには長く、一方でシフト変化
を超えて「ゲーミング」を防ぐには短すぎる。したがっ
て、ソフトウェアは瞬間的なピーク容量よりもむしろ平
均化されたピーク容量に対してライセンスされる。
PUリソースの全消費をモニタするが、個々のプログラ
ム・プロダクトによるリソースの使用についてはモニタ
しない。したがって、論理パーティション内で実行され
るオペレーション・システム(例えば、OS/390)
はライセンス及び管理された容量の一定量に対する「コ
ンテナ」となる。ライセンスされたプログラムはそのサ
イズのコンテナ(少なくとも)のためにライセンスさ
れ、さらにWLMは該コンテナ・サイズが保たれるのを
保証する。例えば、カスタマは各ソフトウェア・アプリ
ケーション用にプロセッサ容量のいくらかに対するライ
センス証(すなわち、証明機関によってデジタル署名さ
れた書類を買っても良い。好ましくは、ライセンス契約
管理プログラムとしてここで言及される新規アプリケー
ションは、WLM及びライセンスされたプログラムと通
信し、何を実行させて何を実行させないかを決定する。
ライセンス契約管理プログラムは、例外だと見なさなけ
ればならないようなどのような作用に対しても責任を負
う。
プログラムと関連してWLMによって行われる。抑制機
構は、もし論理パーティションが起伏平均期間をそのラ
イセンスされた容量が超えるならば、又は超えた場合に
論理パーティションにおいてキャッピングをオン及びオ
フするために、既に言及した同時係属出願であるJ. P.
Kubala他の米国特許出願一連番号09/407,391
に記載された論理パーティション・クラスタ形成技術を
利用する。論理パーティションにおける作業がアンチロ
ック・ブレーキにかなり似たような気味悪い高い音を出
して停止しないように、キャッピングは別の様式で適用
及び除去される。
重みは、キャッピングをインプリメントするために使用
されるものである。論理パーティション重みの主要な目
的は、CPUリソースに対する競合がある場合に論理パ
ーティションのディスパッチを確立することである。キ
ャッピングをオンにすることで、論理パーティションが
そのようなパーティション重みによって生ずるリソース
の部分を超えるのを防ぐ。
処理システム100の模式図である。システム100
は、中央エレクトロニクス複合体(CEC)又は物理的
マシン102を有する。また、物理的マシン102は複
数の中央処理装置(単にプロセッサ、CP、物理的CP
ともいう)104を備えるもので、図1では模範的に4
つのCP1〜CP4が示されている。一方、図1には示
されていないが、物理的マシン102は従来のコンピュ
ータ・システムの他の構成要素も有するもので、該構成
要素としてメモリ、直接アクセス記憶装置(DASD)
等の入出力(I/O)周辺機器、その他が含まれる。論
理パーティション(LP)管理プログラム106は、物
理的マシン102を論理パーティション(LP)108
と呼ばれる複数の論理マシンに分割する。図1中、4つ
の論理パーティション(LP)108、すなわちLP1
〜LP4が模範的に示されている。各論理パーティショ
ン108で実行されるものはオペレーティング・システ
ム(OS)110であり、仕事負荷管理プログラム(W
LM)と呼ばれる構成要素112と1つ以上のアプリケ
ーション(APP)114とが含まれる。各オペレーテ
ィング・システム110は、システム・サービスを提供
し、かつそこで実行されるアプリケーション114のた
めのリソースを管理する通常の機能を実行する。各WL
M112は、パーティション108内のリソースを種々
の所定のサービス・クラス内の仕事負荷に対して割り当
てることを管理する。
08は個々の物理的マシンとしてオペレーティング・シ
ステム110及びそこで実行されるアプリケーション1
14として見られる(一般に、ここで「マシン」とは特
に指定されない限り物理的マシン102を意味する)。
各論理パーティション108上のオペレーティング・シ
ステム100は、個々のシステム・イメージを表すの
で、パーティションはここではシステム又はイメージと
も言う。各論理パーティション108は、以下に説明す
るように、論理パーティション管理プログラム106に
よって特定されたマシンの物理的リソースの共有を有す
る。したがって、各論理パーティション108は、1つ
以上の論理プロセッサ(個々に示してはいない)を有
し、各論理プロセッサは物理的プロセッサ104の共有
(もし該物理プロセッサがパーティション間で共有され
ているならば)又は物理的プロセッサ全体(もし物理プ
ロセッサがそのパーティション専用であるならば)のい
ずれか一方に対応する。
されるものではないが、マシン102はIBMのS/3
90サーバ又は後続のマシンを含むものであってもよ
い。一方、論理パーティション管理プログラム106は
マシン102のリソース/システム管理プログラム(P
R/SM)機能を有するものであってもよい。OS11
0はIBMのOS/390オペレーティング・システム
又は後続のオペレーティング・システムを有するもので
あってもよい。
ィション108のうちの1つ又は別のパーティション又
はマシンで実行可能なソフトウェア・アプリケーション
であるライセンス契約管理プログラム116を有する。
LM112と通信して任意のパーティション108で利
用可能な容量を理解する。ライセンスが管理されている
ソフトウェア・プロダクト(例えば、アプリケーション
114)が1つのパーティション108で開始すると、
ライセンス契約管理プログラム116はパーティション
の容量(本発明によって管理されたように)に該プロダ
クトが既に開始されている同一マシン102上の任意の
他の論理パーティション108の容量を加えたのと少な
くとも同じだけの容量に対してプロダクトがライセンス
されているかどうかを調べる。もしプロダクトがそのラ
イセンスの範囲外であるならば、ライセンス契約管理プ
ログラム116は、プログラムの開始を停止させるか例
外レコードを書き込むかのいずれかを行う。ライセンス
契約管理プログラム116は、WLM112から変更容
量の通知に対しても聞き耳を立てる。ライセンス契約管
理プログラム116がそのような通知を受け取ると、実
行中のプログラムがまだライセンスされた容量の範囲内
であることを確認する。もしそうでなければ、ライセン
ス契約管理プログラム116は例外レコードを書き込
む。
る1999年9月28日出願の米国特許出願一連番号0
9/407,391(本明細書の発明の詳細な説明の一
部として援用する)に記載されているように、ある動作
モードにおいてLP管理プログラム106はLPクラス
タ(LPC)又は単にクラスタとここで呼ぶグループと
して論理パーティション108を管理する。1つのクラ
スタは、ある特定のマシン102上の全ての論理パーテ
ィション102、ある特定のマシン102の複数のパー
ティション108からなるサブセット、又は複数の異な
るマシン102のパーティション108から構成される
ものであってもよい。クラスタは、リソース競合存在下
でその所定量に制限されるだろうが、競合がない状態で
は潜在的にそのようなリソースの追加量を使用する可能
性があると思われる。
タに割り当てることに加えて、LP管理プログラムはこ
の動作モードで各々のパーティションに割り当てられた
論理パーティション重みに基づいてクラスタを構成して
いる論理パーティション108間でリソースを割り当て
ることができる。重みの付けの一例として、4つの論理
パーティション(LP1〜LP4)からなり、かつそれ
に対して400MIPS(百万命令/秒)を使用可能と
するLPクラスタを考える。クラスタ全体の重み100
に対してLP1〜LP4がそれぞれ20、30、40、
及び10の重みが割り当てられていると仮定する。この
例では、もしCPU競合があるとすると、パーティショ
ンLP1〜LP4は、400MIPSのクラスタ容量と
同等の全容量に対して、それぞれ80MIPS、120
MIPS、160MIPS、及び40MIPSの容量で
稼働することが可能となる。
それ自体によって競合存在下で特定のパーティション1
08で利用可能なリソースのみが制限される。競合がな
い場合でもパーティションによるリソースの使用を制限
するために、LP管理プログラム106はキャッピング
として知られている付加機能を有する。以下に説明する
ように、LP管理プログラムはキャッピングをパーティ
ション108へ適用するもので、たとえ競合がない場合
でもパーティション108のCPU使用量はパーティシ
ョン重みによって定まる量に制限される。
御するために本発明の論理パーティション管理プログラ
ム106によって使用された論理パーティション・パラ
メータ400のいくつかを示す。これらのパラメータ
は、各パーティション108に対する一組のエントリ4
02からなり、論理パーティション重み404、後述す
る「疑似重み」406、同じく後述する「ソフト・キャ
ップ」408、及びキャッピング・フラグ410を含
む。論理パーティション重み404は、論理パーティシ
ョン108がリソース競合存在下で資格があるマシン・
リソース(この場合、CPUリソース)の相対量を特定
する。ここで相対量とは、マシン102を構成する複数
のパーティション108のパーティション重み全体に対
するパーティション重み404の比に等しい。疑似重み
406は、後述するように、本発明にもとづくキャッピ
ング計算で使用される付加的な重みを定める。
ン108に対する最大容量を定める。ソフト・キャップ
408の値は、論理パーティション108の定義の一部
として定められる。ソフト・キャップ408の単位は、
1時間あたり数百万の重みがかかっていないCPUサー
ビス単位(MSU)である(ここでCPUサービス単位
は重みのかかっていないCPUサービス単位のことを言
う)。共有CPを有し、はっきりとキャップされていな
いパーティション108に対してソフト・キャップ40
8を指定することができる。
上の物理的CP104の数に対するMP因子を用いて計
算されたCPUサービス単位に準拠する。このことは、
現在のパーティション108に対する論理CPの数に準
拠するMP因子を用いるWLM112が行うCPUサー
ビス計算とは異なる。WLM112はそれが計算するサ
ービス単位をソフト・キャップに関連した判断のための
物理的CP104の数に準拠したサービス単位に変換す
る。
ション108についてキャッピングがオンであるかどう
かを判断する。
態)でどのようにしてキャッピングが動作するかについ
ての例として、4つの論理パーティション108(LP
1〜LP4)を有し、かつ全CPU容量が1000MI
PSであるマシン102を検討する。各パーティション
108は重みが25であり、この重みによって競合存在
下で各パーティションに対して250MIPSが保証さ
れる。パーティションLP1が400MIPSの容量を
ライセンスされたを仮定すると、もし利用可能であるな
らば(すなわち、他のパーティション108からの競合
がなければ)LP1上の作業付加は450MIPSを使
用し、またパーティションLP1はキャップが外され
る。もし450MIPSがマシン102で利用可能であ
るならば(すなわち、他のパーティション108がそれ
自身の重み全体を使用していない)、LP1は400M
IPSのライセンス制限内でパーティションに対して平
均使用を生ずるその重み相当量(250MIPS)での
時間の25%がキャップされなければならない。この2
5%キャッピングを達成するためにこの例でWLM11
2が確立したキャッピング・パターンは、30秒キャッ
プした状態が続いた後、90秒キャップが外された状態
が続くパターンである。
PU使用の結果として生じるキャッピング・パターン2
00を示す。図に示すように、CPU使用は、キャップ
された区間202と、該区間202と交互に現れるキャ
ップが外された区間204とから構成される。この例で
は、各々のキャップされた区間202は30秒の長さで
あり、一方各々のキャップが外された区間204は90
秒の長さである。各キャップされた区間202では、L
P1は250MIPSのキャップされた容量(Ccappe
d)206で稼働し、一方各キャップが外された区間2
04ではLP1は450MIPSのキャップが外された
容量(Cuncapped)で稼働する。この例では、キャップ
された区間202が時間間隔全体の25%を構成し、一
方キャップが外された区間204は時間間隔全体の75
%を構成することから、時間間隔全体にわたる平均CP
U消費(Cavg)210は以下のように計算される。
apped =400MIPS
いて計算されたキャッピング・パターン(例えばパター
ン200)を適用するためにWLM122が実行する手
順250を示す。WLMは、キャッピング・フラグ20
4をセットしてキャッピングを開始するためにLP管理
プログラム106に命令を発することで、キャップがさ
れている時間間隔202に対してキャッピングを適用す
る(ステップ252)。続いて、キャッピング・フラグ
410をリセットしてキャッピングを終わらせるために
LP管理プログラム106に対して命令を発することで
キャップされていない時間間隔204に対してキャッピ
ングを取り除く(ステップ254)。この手順250
は、パターンに基づいてキャッピングが適用される限り
繰り返される。
基づいた価格設定をサポートするという点でWLM11
2は2つの基本的な役割を持つ。
的CPU容量がライセンス契約管理プログラム116に
報告されるように、パーティション108で利用可能な
潜在的CPU容量を定期的に計算する。また、WLM1
12はその容量が変化した場合にもライセンス契約管理
プログラム116に知らせる。
がパーティション108に関して設定又は変更されてい
るかどうかを判断するために、LP管理プログラム10
6に対してポーリングを行う(対応のゼロ以外のソフト
・キャップ・エントリ408によって示されるよう
に)。ソフト・キャップがパーティション108に対し
て設定され、かつその4時間平均CPU使用量がソフト
・キャップを上回る場合、WLM112はキャップ・パ
ターンを計算し、パーティション108のキャッピング
を開始する(以下に説明するように)。
構成に依存するもので、以下の3通りの場合がある。
ップを有する。復帰した潜在的容量の値はソフト・キャ
ップ408の値である。
しくはキャップが外された論理パーティション108に
あるかのいずれか一方である。復帰した潜在的容量の値
は、個々のCP速度、イメージ時間に利用可能なCPの
数である。
ィションである。復帰した潜在的容量の値は上記2の場
合よりも小さく、またパーティションの現在の論理パー
ティション重みによって表されるCPU容量よりも小さ
い。
理パーティション重みがマシン102上の他のパーティ
ション108の重みに関連した意味のみを有することで
ある(この議論の目的のために、LPクラスタがマシン
102全体から構成されると仮定する)。このことは、
LP管理プログラム106からの付加機能をパーティシ
ョンの重み及びマシン102上の他のパーティション1
08の重みに基づいて制限することなく、ソフト・キャ
ップ値の範囲WLM112が任意のパーティション10
8に対してサポートすることができることを意味する。
もしソフト・キャップがパーティション重みが示す容量
よりも少ない容量を示すならば、パーティション・ソフ
ト・キャップを強化することはできない。
ィション108を持つマシン102である。そのパーテ
ィションの重みはマシンの容量の100%を示すので、
ソフト・キャップを使用してパーティションの容量を制
限することはできない。この制限を受け入れることがで
きないと考えられる。なぜなら、それによって論理パー
ティションに基づいた価格設定を用いることの複雑さが
著しく増大するからである。ユーザが任意のパーティシ
ョン重みを変更又は該ユーザのマシン102に容量を加
えるたびに、パーティションの重みごとに表される容量
が変化する。このことは、潜在的に、WLM112及び
LP管理プログラム106によって強化することができ
ないあるパーティション108に対してソフト・キャッ
プを作り、それによってライセンス契約管理プログラム
容量チェックが欠けたユーザのソフトウェア・プロダク
トが得られる。
の問題を定量化するために、単一論理パーティション1
08が400MIPSマシン102上に定められ、さら
に400MIPSのライセンスされた容量を持つと仮定
する。論理パーティション108は、共有プロセッサ及
び100の重みによって定められる。パーティション1
08は、加えられている将来の仕事負荷を予期する方向
に定められる。この構成では、すべてが洗練されてい
る。しかし、また将来に付加される新規の仕事負荷を予
期してエンド・ユーザが自己のマシン102を500M
IPSマシンに更新することを望むと仮定する。既存の
論理パーティション108における仕事負荷は増加せ
ず、そしてまたエンド・ユーザは増加したライセンス容
量に対しての支払いを望まない。しかし、付加容量がマ
シン102に加えられるとすぐに、WLMは論理パーテ
ィションを400MIPSに管理することができない。
なぜなら、論理パーティション108に対してキャップ
するものがないからである。キャッピングは、効率的に
するために全ての重みの合計よりも低いものとなる論理
パーティション重みを要求する。この場合、論理パーテ
ィションは、指定されたコンテナの大きさ400MIP
Sを実施することができないことから、例外モードであ
るとしてライセンス契約管理プログラム116に報告さ
れなければならないと思われる。
在のパーティション重みによって表される容量よりも低
くパーティション108をキャプするための方法を必要
とする。より詳しくは、WLM112は、マシン102
の残りの部分に関連した論理パーティションの重みが変
化しないか(LPクラスタには存在しない)、十分に変
化することができないか(最小又は最大規格によって結
合又はLPクラスタ合計によって)、又は共有CPを使
用している他の論理パーティションがないことから心配
いらないかのいずれかである状況下で、キャッピング/
重み付け計算における分母を調整することができる何か
を必要とする。
ティション「疑似重み」又は価格設定管理プログラム調
整重み(PMAW)と呼ばれるLP管理プログラム10
6のための新規の制御を熟考する。各パーティション1
08は、ハードウェア命令の使用を介してWLM112
を設定することができるそれ自身の疑似重み(図5のエ
ントリ408)を有する。ある意味では、パーティショ
ンの疑似重量はそれをLP管理プログラム106のよう
に見せる。ダミー(又は疑似)パーティション108は
このパーティションのためにキャッピングがオンとなっ
た時に存在する。それによって、パーティションの重み
がマシンの重み全体よりも比率が小さくなる。この疑似
重量は、WLM112によってキャッピングされている
パーティション108の優先順位を算定する場合のみ、
論理パーティション重み全体に対する加算器として作用
する。このことによって、WLM112に対する最も高
いフレキシビリティが可能となり、共有プロセッサを有
する全てのWLM管理パーティション108がライセン
スされた容量に管理されることができることを保証す
る。
するかを理解するために、従来、どのようにLP管理プ
ログラム106がキャッピングを強制するかを見てみる
ことが役立つ。図4は、かなり高いレベルでLP管理プ
ログラム106によって実行されたキャッピングの手順
300を示す。この図に関して、LP管理プログラム1
06は以下のように所定のパーティション108のため
のキャッピングを強化する。
のアクティブなパーティション108の重みの合計に対
するパーティションの重みの比を計算する(ステップ3
02)。
に、LP管理プログラム106はこの比をパーティショ
ン108が使用したマシン容量の実際の割合と比較する
(ステップ304)。
がこの比を超えるならば(ステップ306)、パーティ
ション108はディスパッチ区間の残りの部分でディス
パッチされない(ステップ308)。
みによって表される容量よりも少なくキャッピングさせ
るために、WLM112がパーティション108をキャ
ッピングした場合、ステップ1で述べた比の計算におい
てLP管理プログラム106はパーティションの疑似重
みをアクティブなパーティション108の重み全体に加
える。例えば、重みが100の単一パーティションを有
する500MSUマシンを考えた場合、もしユーザがこ
のパーティション108に対して400MSUのソフト
・キャップを設定するならば、WLM112はパーティ
ションの疑似重みを25に設定する。設定された疑似重
みを有するWLM112によってキャップされたパーテ
ィション108の重みによって表される容量を計算する
ための式は以下の通りである。
ティブ・パーティション重み+疑似重み)×容量 即ち、Ccapped=[Partition_weight/(ΣAll_active
_partition_weights+Phantom_weight)]×Capacity と表す。
プ化容量、容量はキャップされていない場合のパーティ
ション108によって潜在的に利用可能な全容量(MS
U又は他の適当な単位で)。
MSUs=400MSUs,
ビス単位を示す。
・キャップは、パーティションの現在の重みよりも少な
い容量が少ない場合、パーティション108に対して疑
似重みのみを設定する。そのような場合、WLM112
は以下の式(この式の導出について付録Aを見よ)によ
ってパーティションの疑似重みを計算する。
キャップ)x容量]−Σ全パーティション重み 即ち、Phantom_weight=[(Partition_weight/Soft_c
ap)×Capacity]−ΣAll_partition_weights と表す。
計算に対する入力すべてをポーリングする。もしそれら
の入力のいずれかが変化するならば、WLM112はパ
ーティションの疑似重みを再計算し、LM管理プログラ
ム106に対して新規の疑似重みを供給する。
ンすることを必要とするわずかな時間を以下の式で計算
することができる(この式の導出について付録Bを見
よ)。
d−Ccapped)
ピングを必要とする時間の端数、Cuncappedはキャップ
されていない時のパーティション108によって使用さ
れた平均容量、Csoftcapはパーティション108に対
するソフト・キャップの値、さらにCcappedはキャップ
されている場合のパーティション108によって使用さ
れた平均容量である。もしパーティション108がキャ
ッピングされたばかりであるならあ、現在の重みによっ
て表された容量をこの最新の値に対して使用してもよ
い。
ャッピングをオン及びオフするかを判断するために、上
記のように計算されたパーティション108をキャッピ
ングすべき時間の割合を与える。WLM112は、「キ
ャップ・パターン」を生成する(図2)。好ましくは、
WLM112は、平均して1分間に1回よりも頻繁にパ
ーティション108に対してキャッピングする論理パー
ティションの状態を変更すべきではない。すなわち、キ
ャッピング状態は、10分間に10回よりも多く変更す
べきではない。パターンは、2つの値によって表すこと
ができる。すなわち、キャッピングをオンにすべき期間
とキャッピングをオフにすべき期間である。以下の表1
は、好ましい実施形態例でパーティションがキャップさ
れるべき時間の割合全体に基づいてキャップがついてい
る時間(Cap on time)及びキャップがはずされている
時間(Cap off time)についての値を与える。値は、平
均して1分間に1回を上回ることなくキャッピング状態
での移行の数を保つために選択される。なお、表中、P
はパーティションがキャップされている時間の割合を示
す。
Uサービス率に基づいたソフト・キャップを実行する。
パーティション108がキャップされるべきである時間
の割合を計算するために、キャップされている間の平均
CPUサービス率とキャップされていない間の平均CP
Uサービス率とが必要である。ここで図9を参照する。
これらの平均を計算するために、WLM112は項目6
02が48個の配列を保持する(4時間のうちの5分間
のインタバル数)。各項目は4つの値が含まれている。
なかった場合の5分間のインタバル内で蓄積されたCP
Uサービス。
なかった5分間のインタバルにおける10秒間のインタ
バル数。このインタバル数は0から30までの範囲内で
あると考えられる。
た場合の5分間のインタバル内で蓄積されたCPUサー
ビス。
た5分間のインタバル内での10秒間のインタバル数。
このインタバル数は0から30までの範囲内であると考
えられる。
分毎にWLM112が手順500を開始させる(図6乃
至図8)。それによって、パーティション108がキャ
ップされていなかった間の先行する5分間のインタバル
中に蓄積されたCPUサービス604(ステップ50
2)、パーティション108がキャップされていなかっ
た間の先行する5分間のインタバルにおける10秒間の
インタバル数606(ステップ504)、パーティショ
ン108がキャップされていた間の先行する5分間のイ
ンタバル中に集積されたCPUサービス608(ステッ
プ506)、及びパーティションがキャップされていた
間の先行する5分間のインタバルにおける10秒間のイ
ンタバル数610(ステップ508)を決定する。これ
らの値604〜610が配列600の次に利用可能な列
602に格納される。
れたCPU時間のLP管理プログラム106のビューに
基づいている。したがって、10秒毎にWLM112は
LP管理プログラム106に対して命令を送出する。こ
の命令は各パーティションに対してデータ・テーブルを
復帰させる。各パーティション108について、確定し
た論理CPUの各々に対してデータが復帰される。WL
M112は、WLMの特定のインスタンスが存在する論
理パーティション108の各々の論理CPUに対する有
効ディスパッチ時間を総計する。有効ディスパッチ時間
の変更はCPUサービス計算に対する入力として使用さ
れる。
サービス・ユニットは、最初の5分間、第1の配列項目
602に蓄積される。配列600がひとたび満たされる
と、蓄積が折り返して最初の項目602に戻る。このよ
うにして、アレイ600は最後の4時間にわたって使用
されたサービスを常に含む。
ンタバルに対して値604〜610を決定した後、WL
M112は、パーティションがキャップされていない場
合の平均CPUサービス率(ステップ510)、キャッ
プされている場合の平均CPUサービス率(ステップ5
12)、及び全平均CPUサービス率(ステップ51
4)を計算する。パーティションがキャップされていな
かった場合の平均CPUサービス率(Cuncapped)を計
算するために、WLM112はパーティションがキャッ
プされなかった場合(アレイにおける全ての値610の
合計)の10秒間のインタバル数で、キャップされてい
る間に使用したサービス全体(配列600における全て
の値604の合計)を割る。全平均CPUサービス率を
計算するために、WLMは全体の加算平均インタバルを
通して使用した全サービス(配列600における全ての
値604及び606の合計)を加算平均インタバルにお
ける10秒間のインタバル数(4時間加算平均インタバ
ルで1440)で割る。システムが実際に4時間稼働す
るまで、データを有する配列項目のみが平均サービス率
の計算に使用される。このことは、配列項目が4時間相
当のデータを持っていない場合に計算される平均があま
りにも低い値とならないようにするためである。
場合、計算されたサービスを調整して、ローカル・パー
ティションにある論理CPの数に基づいたMP(マルチ
プロセッシング)ファクタの代わりにマシン全体のMP
ファクタを反映させる。この調整は、マシン全体のFM
ファクタをパーティションのMPファクタに掛ける。マ
シン全体に対するMPファクタは、OS/390イメー
ジに利用可能な潜在的CPU容量の計算の一部として得
られる。
づいて、パーティション108に対するキャッピング状
態で次の遷移が起こる。
ップされていないで(ステップ516)、またその全平
均CPUサービス率がソフト・キャップ(ステップ51
8)よりも高ければ、手順500は図2に示すようなキ
ャップ・パターンを計算し(ステップ520)、該パタ
ーンに基づいて図3に示す手順に従ってキャッピングを
開始し(ステップ522)、さらに次の5分間のインタ
バルの終わりで繰り返されるように復帰する(ステップ
524)。もし全平均CPUサービス率がソフト・キャ
ップよりも高くなければ(ステップ518)、手順50
0はキャップ・パターンを計算することなく、又はキャ
ッピングを開始することなく復帰する(ステップ52
4)。
ップされており(ステップ516)、またその非キャッ
プ状態の平均CPUサービス率がソフト・キャップより
も低く(ステップ526)、手順500は復帰(ステッ
プ524)前にキャッピングを止める(ステップ52
8)。
パーティション108がその時間の100%キャップさ
れており(ステップ530)、またその全CPUサービ
スがソフト・キャップよりも低ければ(ステップ53
2)、手順500は同じく復帰(ステップ524)前に
キャッピングを止める(ステップ534)。
ップされており、また上記2つの条件のいずれでもな
く、しかしキャップ状態の平均CPUサービス率608
又はそのキャップされていない状態の平均サービス率6
04が閾値によって変化するならば(ステップ53
6)、手順500は復帰(ステップ524)前にキャッ
プ・パターンを再計算する(ステップ538)。
順500はキャッピングを停止することなく、又はキャ
ッピング・パターンを再計算することなく、単に復帰す
る(ステップ524)。
ならば、以下のイベントのためにキャップ・パターンも
再計算される。
み404を変える(図5)。
(1分間に1回ポーリングされる)。
及び疑似重み406によって表された容量が変化する
(1分間に1回計算される)。
ション108の動作を促進しようとする場合、パーティ
ションのソフト・キャップ408よりも高くパーティシ
ョン108の重み404を高めない。
ョン108に利用可能な全容量を計算する。もし値がそ
の前の分から変化しているならば、ライセンス契約管理
プログラム116に対して知らされる。論理パーティシ
ョン・モードでは、上記したキャップ・パターン計算に
対する入力としてWLM112もまた全マシン容量を計
算する。
は基本モード(マシンがパーティション形成されていな
い)又は論理パーティション・モード(マシンが複数の
論理パーティション108に分割されている)。基本モ
ードでは、WLM112はライセンス契約管理プログラ
ム116に復帰できるように全マシン容量を計算する。
全マシン容量を計算するために、最初にサービス・ユニ
ット/秒/CPUが計算される。この値に対して利用可
能なCPの総量を掛け、最終結果をMSUに変換する。
ここで、全マシン容量が作業の実行に対して潜在的に利
用可能な全CPに基づいているということである点に注
意する。このことは、オンラインCP及びオンラインで
もたらされるCPが含まれる。
ラインで変動するスタンドバイCPのカウント。これら
2つのカウントの合計は利用可能なCPU全体のカウン
トである。
現在のオンラインCPの数よりも多ければ、CPU調整
ファクタは利用可能な全CPUカウントに基づいて計算
される。このCPU調整ファクタは、現在のMPファク
タによって現在のCPU調整ファクタを乗じ、さらにそ
れを全CPUカウントのMPファクタによって割ること
で計算される。
のプロセッサの速度に対して正規化されたプロセッサ容
量の共通ユニットを表す。CPU時間と異なり、CPU
サービス・ユニットは、物理的プロセッサ速度に関係な
くほぼ同一プロセッサ容量を示す。CPU調整ファクタ
は、CPU時間をCPUサービス・ユニットに変換する
ための正規化値である。
ファクタによって割ることでCPU調整ファクタをサー
ビス・ユニット/秒/CPUに変換する(これはサービ
ス・ユニット/秒を計算するための一般式である。
ユニットを得るために、サービス・ユニット/秒/CP
Uを利用可能なCPU全体のカウントで乗じる。この結
果をさらに3600秒/時間で乗じ、続いて1,00
0,000で割ることで、全マシンMSU容量を得る。
ンMSU容量及びパーティションの潜在的MSU容量の
値が必要である。以下は全マシン容量を計算するための
ステップである。
インで変動するCPのカウントとを得る。利用可能なC
P全体を得るために、構成及びスタンドバイCPのカウ
ントを一緒に加える。
Pファクタに対する論理MPファクタの比によって乗じ
ることで、物理的CPU調整ファクタを計算する。
PUを計算するために、16,000,000を物理的
CPU調整因子によって割る(このことはCPU調整フ
ァクタからサービス・ユニット/秒への一般的変換法で
ある)。CPUサービス・ユニット/秒の値を保存す
る。
ビス・ユニット/秒/CPUの値を上記計算した物理的
CPUの数で乗ずる。得られたサービス・ユニット/秒
の値を3600秒/時間で乗じ、続いて1,000,0
00で割ることでMSUに変換する。
を計算するために、WLM112を以下のようにして行
う。
ティション:パーティションの容量はソフト・キャップ
に等しい。
にキャップされていない論理パーティション:構成論理
CPUのカウントをスタンドバイ論理CPUのカウント
に加えることによってパーティションで利用可能な論理
CPUの数を計算する。上記計算したサービス・ユニッ
ト/秒をこのパーティションで利用可能なPUの数で乗
ずる。この結果を3600秒/時間で乗じ、続いて1,
000,000で割ることでMSUに変換する。最大は
1となる
ション。パーティションの容量は上記2の計算のもの及
びパーティションの重みによって表された容量よりも小
さい。
を説明したが、特許請求の範囲によって限定される範囲
内において種々の変更が可能であることを当業者は容易
に理解するであろう。
パーティションの重みが表す容量を計算するための式か
ら開始する。我々は、パーティションの重みによって表
されるようようがソフト・キャップと等しくなることを
望む。
(Σ全パーティション重み+疑似重み)]×容量 即ち、Soft_cap=[Partition_weight/(ΣAll_partit
ion_weights+Phantom_weight)]×Capacity と表す。
ィション重み/ソフト・キャップ)X容量 即ち、ΣAll_partition_weights+Phantom_weight=(Pa
rtition_weight/Soft_cap)×Capacity と表す。
ャップ)×容量−Σ全パーティション重み 即ち、Phantom_weight=(Partition_weight/Soft_ca
p)×Capacity−ΣAll_partition_weights と表す。
らない時間の割合を計算するための式を導き出すため
に、時間の割合Pでキャップされているパーティション
によって使用された平均CPU容量を計算するための式
から開始する。
−Ccapped)
い時のPを計算したいため、CavgをCsoftcapで置き換
える。
ped−Ccapped)
の事項を開示する。 (1)論理パーティションにある所定のシステム・リソ
ースの実消費を決定するステップと、前記実消費を、前
記論理パーティションにある前記リソースに対する所定
の許容消費と比較するステップと、前記実消費が前記許
容消費を上回る場合、前記リソースの前記実消費を前記
許容消費まで減少させるステップと、を有することを特
徴とする方法。 (2)前記所定のシステム・リソースはプロセッサ・リ
ソースであることを特徴とする上記(1)に記載の方
法。 (3)複数の時間間隔にわたって前記消費を加算平均す
ることで前記実消費を決定することを特徴とする上記
(1)に記載の方法。 (4)物理的マシンが1つ以上の論理パーティションを
有し、かつ前記論理パーティションの各々がマシン・リ
ソースの所定の一部分を割り当てられている情報処理シ
ステムで、容量制限を強化するための方法であって、前
記1つ以上の論理パーティションによる前記リソースの
最大許容容量を特定するステップと、前記論理パーティ
ションによる前記リソースの実消費を測定するステップ
と、前記実消費と前記最大許容消費とを比較して前記実
消費が前記最大許容消費を上回るかを決定するステップ
と、もし前記実消費が前記最大許容消費を上回るなら
ば、前記リソースの前記実消費を前記最大許容消費まで
減少させるステップと、を有することを特徴とする方
法。 (5)前記論理パーティションは複数の論理パーティシ
ョンからなる群から選択される1つであり、前記最大許
容消費は前記複数の論理パーティションからなる群に利
用可能なリソースの割合を特定することを特徴とする上
記(4)に記載の方法。 (6)前記複数の論理パーティションからなる群は、前
記物理的マシン上にある全ての論理パーティションから
構成されることを特徴とする上記(4)に記載の方法。 (7)前記複数の論理パーティションからなる群に含ま
れる論理パーティションの各々は重みが割り当てられて
おり、前記割合は前記群の前記複数のパーティションの
重みの合計に対する前記論理パーティションの重みの比
として定められていることを特徴とする上記(5)に記
載の方法。 (8)前記論理パーティションは疑似重みも割り当てら
れており、該疑似重みは前記比を決定するステップで前
記論理パーティションの重みの前記合計に加えられるこ
とを特徴とする上記(7)に記載の方法。 (9)前記所定のシステム・リソースはプロセッサ・リ
ソースであることを特徴とする上記(4)に記載の方
法。 (10)前記実消費は所定の時間間隔における前記消費
の回転平均として決定されることを特徴とする上記
(4)に記載の方法。 (11)マシンによって読み取り可能なプログラム記憶
装置であって、上記(1)にもとづく方法のステップを
実行するために前記マシンによって実行可能な複数の命
令からなるプログラムを実質的に包含することを特徴と
するプログラム記憶装置。 (12)物理的マシンが1つ以上の論理パーティション
を有し、かつ前記論理パーティションの各々がマシン・
リソースの所定の一部分を割り当てられている情報処理
システムで、容量制限を強化するための装置であって、
前記1つ以上の論理パーティションによる前記リソース
の最大許容容量を特定する手段と、前記論理パーティシ
ョンによる前記リソースの実消費を測定する手段と、前
記実消費と前記最大許容消費とを比較して前記実消費が
前記最大許容消費を上回るかを決定する手段と、もし前
記実消費が前記最大許容消費を上回るならば、前記リソ
ースの前記実消費を前記最大許容消費まで減少させる手
段と、を有することを特徴とする装置。 (13)前記論理パーティションは複数の論理パーティ
ションからなる群から選択される1つであり、前記最大
許容消費は前記複数の論理パーティションからなる群に
利用可能なリソースの割合として特定することを特徴と
する上記(12)に記載の装置。 (14)前記複数の論理パーティションからなる群に含
まれる論理パーティションの各々は重みが割り当てられ
ており、前記割合は前記群の前記複数のパーティション
の重みの合計に対する前記論理パーティションの重みの
比として定められていることを特徴とする上記(13)
に記載の装置。 (15)前記論理パーティションは疑似重みも割り当て
られており、該疑似重みは前記比を決定するステップで
前記論理パーティションの重みの前記合計に加えられる
ことを特徴とする上記(14)に記載の方法。
構成を説明するための模式図である。
型的なキャッピング・パターンを説明するための図であ
る。
負荷管理プログラムによって実行される手順を説明する
ためのフローチャートである。
よて実行されるキャッピング手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
よって使用される論理パーティション・パラメータを示
すブロック図である。
ために本発明の仕事負荷管理プログラムによって実行さ
れる手順を説明するためのフローチャートである。
ために本発明の仕事負荷管理プログラムによって実行さ
れる手順を説明するためのフローチャートである。
ために本発明の仕事負荷管理プログラムによって実行さ
れる手順を説明するためのフローチャートである。
れた手順を実行するために仕事負荷管理プログラムによ
って使用される配列を説明するための配列表である。
装置) 106 論理パーティション(LP)管理プログラ
ム 108 論理パーティション(LP1〜LP4) 110 オペレーティング・システム(OS) 112 仕事負荷管理プログラム(WLM) 114 アプリケーション 116 ライセンス契約管理プログラム 400 論理パーティション・パラメータ 402 エントリ 404 論理パーティション重み 406 疑似重み 408 ソフト・キャップ 410 キャッピング・フラグ
Claims (15)
- 【請求項1】論理パーティションにある所定のシステム
・リソースの実消費を決定するステップと、 前記実消費を、前記論理パーティションにある前記リソ
ースに対する所定の許容消費と比較するステップと、 前記実消費が前記許容消費を上回る場合、前記リソース
の前記実消費を前記許容消費まで減少させるステップ
と、 を有することを特徴とする方法。 - 【請求項2】前記所定のシステム・リソースはプロセッ
サ・リソースであることを特徴とする請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】複数の時間間隔にわたって前記消費を加算
平均することで前記実消費を決定することを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】物理的マシンが1つ以上の論理パーティシ
ョンを有し、かつ前記論理パーティションの各々がマシ
ン・リソースの所定の一部分を割り当てられている情報
処理システムで、容量制限を強化するための方法であっ
て、 前記1つ以上の論理パーティションによる前記リソース
の最大許容容量を特定するステップと、 前記論理パーティションによる前記リソースの実消費を
測定するステップと、前記実消費と前記最大許容消費と
を比較して前記実消費が前記最大許容消費を上回るかを
決定するステップと、 もし前記実消費が前記最大許容消費を上回るならば、前
記リソースの前記実消費を前記最大許容消費まで減少さ
せるステップと、 を有することを特徴とする方法。 - 【請求項5】前記論理パーティションは複数の論理パー
ティションからなる群から選択される1つであり、前記
最大許容消費は前記複数の論理パーティションからなる
群に利用可能なリソースの割合を特定することを特徴と
する請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】前記複数の論理パーティションからなる群
は、前記物理的マシン上にある全ての論理パーティショ
ンから構成されることを特徴とする請求項4に記載の方
法。 - 【請求項7】前記複数の論理パーティションからなる群
に含まれる論理パーティションの各々は重みが割り当て
られており、前記割合は前記群の前記複数のパーティシ
ョンの重みの合計に対する前記論理パーティションの重
みの比として定められていることを特徴とする請求項5
に記載の方法。 - 【請求項8】前記論理パーティションは疑似重みも割り
当てられており、該疑似重みは前記比を決定するステッ
プで前記論理パーティションの重みの前記合計に加えら
れることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】前記所定のシステム・リソースはプロセッ
サ・リソースであることを特徴とする請求項4に記載の
方法。 - 【請求項10】前記実消費は所定の時間間隔における前
記消費の回転平均として決定されることを特徴とする請
求項4に記載の方法。 - 【請求項11】マシンによって読み取り可能なプログラ
ム記憶装置であって、請求項1にもとづく方法のステッ
プを実行するために前記マシンによって実行可能な複数
の命令からなるプログラムを実質的に包含することを特
徴とするプログラム記憶装置。 - 【請求項12】物理的マシンが1つ以上の論理パーティ
ションを有し、かつ前記論理パーティションの各々がマ
シン・リソースの所定の一部分を割り当てられている情
報処理システムで、容量制限を強化するための装置であ
って、 前記1つ以上の論理パーティションによる前記リソース
の最大許容容量を特定する手段と、 前記論理パーティションによる前記リソースの実消費を
測定する手段と、 前記実消費と前記最大許容消費とを比較して前記実消費
が前記最大許容消費を上回るかを決定する手段と、 もし前記実消費が前記最大許容消費を上回るならば、前
記リソースの前記実消費を前記最大許容消費まで減少さ
せる手段と、 を有することを特徴とする装置。 - 【請求項13】前記論理パーティションは複数の論理パ
ーティションからなる群から選択される1つであり、前
記最大許容消費は前記複数の論理パーティションからな
る群に利用可能なリソースの割合として特定することを
特徴とする請求項12に記載の装置。 - 【請求項14】前記複数の論理パーティションからなる
群に含まれる論理パーティションの各々は重みが割り当
てられており、前記割合は前記群の前記複数のパーティ
ションの重みの合計に対する前記論理パーティションの
重みの比として定められていることを特徴とする請求項
13に記載の装置。 - 【請求項15】前記論理パーティションは疑似重みも割
り当てられており、該疑似重みは前記比を決定するステ
ップで前記論理パーティションの重みの前記合計に加え
られることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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