JP2002182885A - 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク - Google Patents

画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク

Info

Publication number
JP2002182885A
JP2002182885A JP2000378189A JP2000378189A JP2002182885A JP 2002182885 A JP2002182885 A JP 2002182885A JP 2000378189 A JP2000378189 A JP 2000378189A JP 2000378189 A JP2000378189 A JP 2000378189A JP 2002182885 A JP2002182885 A JP 2002182885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
terminal device
network
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000378189A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Suzuki
雅和 鈴木
Yoshinori Shiraishi
嘉儀 白石
Naoyuki Kamei
直幸 亀井
Michiaki Nishimura
道明 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000378189A priority Critical patent/JP2002182885A/ja
Publication of JP2002182885A publication Critical patent/JP2002182885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種印字条件の設定を行う前に画像形成装置
の起動動作を開始させて、省電力モードからのファース
トプリント時間を短縮する。 【解決手段】 ユーザーが端末装置2の操作パネルを介
して画像形成装置4を選択して任意のデータを印字させ
る印字要求モードにおいて、各種の印字条件を入力する
前に、選択された画像形成装置の状態を判断して起動動
作を開始するように、端末装置2から画像形成装置4に
起動要求コマンドを送信して、選択された画像形成装置
4の起動動作を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・アナロ
グ複写機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成
装置と、それに接続された複数のコンピューター端末等
の端末装置との間でデータの授受を行う機能を有する画
像形成装置と端末装置を備えたネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル・アナログ複写機、プリンタお
よびファクシミリなどの画像形成装置の中には、端末装
置であるホストコンピューターに接続され、双方向通信
によりデータの授受を行うことができるものがある。
【0003】また、電子写真プロセスを用いたプリンタ
の一種にレーザープリンタがある。この種のプリンタに
は通常、熱定着方式が採用されており、この熱源として
は電熱ヒーターが用いられているため、この種の画像形
成装置には消費電力の大部分はヒーターによるものにな
っている。よって、印字要求が一定時間発生しなかった
場合に、定着部の温度を通常よりも低い温度で制御した
り、ヒーターランプを完全にOFFするなど、省電力化
機能が設けられている。
【0004】なお、省電力化機能を有する画像形成装置
とそれに接続された各種端末装置との通信方法におい
て、省電力モードを識別するための技術が、特開平8−
212029号公報に開示されている。この技術は、上
記画像形成装置が省電力モードであるときに、印字要求
を行った使用者(ユーザー)に対してヒーターの復帰時
間等の情報を伝達し、印字効率の向上を図るものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、上記画像形成装置の状態を把握できる
のみであり、印字要求送信後、省電力モードにある画像
形成装置が印字可能な状態に復帰するまでの時間、使用
者(ユーザー)が待たされることになる。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するべくなされたものであり、ユーザーが印字を行お
うとする画像形成装置が省電力モードにあっても、ユー
ザーが各種印字条件の設定を行う前に画像形成装置の起
動動作を開始させて、各種印字条件の設定と復帰動作を
並行して行い、省電力モードからのファーストプリント
時間を短縮することができる画像形成装置と端末装置を
備えたネットワークを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置と
端末装置を備えたネットワークは、複数のコンピュータ
ーを含む端末装置と、該端末装置から送信される印字デ
ータを印字する複数の画像形成装置とが接続されたネッ
トワークであって、ユーザーが端末装置の操作パネルを
介して画像形成装置を選択して任意のデータを印字させ
る印字要求モードにおいて、各種の印字条件を入力する
前に、選択された画像形成装置の状態を判断して起動動
作を開始するように、該端末装置から該画像形成装置に
起動要求を送信し、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0008】前記画像形成装置の起動動作は、印字要求
モードで選択された画像形成装置が省電力モードである
場合には復帰させ、または、各種メンテナンスが必要で
ある場合にはその状態から印字可能な状態へ復帰させる
動作であってもよい。
【0009】前記画像形成装置の起動動作は、印字要求
モードで選択された画像形成装置の主電源がOFF状態
である場合にはON状態にしてウォームアップさせる動
作であってもよい。
【0010】前記端末装置が起動要求を行った後は、該
画像形成装置の起動動作と該端末装置の印字条件入力と
を並列処理する構成としてもよい。
【0011】選択された画像形成装置の主電源がOFF
状態であるか、エラー停止状態であるか、または他の端
末装置から要求された印字を実行中である場合に、該画
像形成装置が、選択を行った端末装置に対してそれらの
状態情報を送信する構成としてもよい。
【0012】前記端末装置が、前記画像形成装置から受
信した印字不可情報または印字中情報を元に、ネットワ
ークに接続された全画像形成装置の状態一覧を各端末装
置の表示部に表示させる構成としてもよい。
【0013】前記画像形成装置から印字不可情報または
印字中情報を受信した端末装置が、該画像形成装置を再
び選択するか、または、他の印字可能な画像形成装置を
検索して選択するネットワーク上に接続された複数台の
画像形成装置に対して、印字を行う優先順位を前記端末
装置から指定可能な構成としてもよい。
【0014】以下に、本発明の作用について説明する。
【0015】本発明にあっては、複数のコンピューター
を含む端末装置とのデータ通信を行う機能および一定期
間印字要求が無かった場合に省電力モードに移行する機
能を有する画像形成装置において、省電力モードからの
復帰コマンドを各種端末装置から送信できるようにして
いる。また、その送信タイミングは、ユーザーが最終印
字要求をおこなった後ではなく、印字対象となる画像形
成装置が選択されたタイミングにて送信する。
【0016】あるコンピューター端末装置のユーザーが
任意の画像形成装置から印字を行おうとする場合、通
常、印字枚数、印字解像度、出力用紙サイズ等の条件を
設定する。また、その設定後、一旦画面上に出力後のデ
ータイメージを確認するためのプレビュー画面を表示さ
せて余白部分の調整等を行い、最終確認後に印字を行う
のが一般的である。このような一連の印字条件設定処理
には少なからず時間がかかるものである。さらに、出力
先の画像形成装置が省電力化機能を有している場合、頻
繁に使用されない画像形成装置は省電力モードに移行し
ている場合が多いと考えられる。そこで、このような設
定処理にかかる時間、およびその後に画像形成装置が印
字可能な状態に移行するまでの復帰時間を考慮すると、
ユーザーが印字を決定してから目的のデータが出力され
るまでの時間は少なくないと考えられる。そこで、請求
項1〜請求項3の本発明の構成によれば、省電力モード
を有する画像形成装置の復帰時間が、ユーザーの印字条
件設定時間の中に吸収され、印字時間の短縮化を図るこ
とが可能である。これは、一般的な画像形成装置が有す
る複数段階の省電力モードに対応することが可能であ
る。
【0017】また、省電力機能を有する一般的な画像形
成装置においては、省電力モードからの復帰中にネット
ワーク上に接続された端末装置のユーザーが印字要求を
送信しても、そのコンピューター端末装置のディスプレ
イ上には「一時停止中」等の表示が現れ、印字条件設定
および出力を行うことができない。そこで、請求項4の
本発明の構成によれば、印字対象となる画像形成装置が
復帰動作を実行している間に、各種の印字条件設定を行
うことができ、さらなる印字時間の短縮化を図ることが
できる。
【0018】また、一般的な画像形成装置においては、
画像形成装置本体がエラーにより停止していた場合に、
すぐにその復帰が不可能である場合が多い。このような
場合に、ユーザーは他の印字可能な画像形成装置を探し
出して、自分のコンピューター端末装置に戻ってから印
字要求を送信し、再び画像形成装置の設置場所に出力さ
れたデータを取りに行くという煩わしさが伴う。そこ
で、請求項5〜請求項7の本発明の構成によれば、各端
末装置のユーザーはネットワーク上に接続された全画像
形成装置の状態を必要に応じて知ることができ、それに
より出力すべき画像形成装置の最適な選択が可能にな
り、印字要求を送信するだけで、上述したような不手際
のために必要な時間を大幅に短縮させることができる。
また、ネットワーク管理者および複数の画像形成装置の
管理を行うものにとっては、それらの状態を任意に検知
することができるため、不具合が生じた画像形成装置に
対して早急な対応を図ることが可能になる。
【0019】さらに、通常、ネットワーク上に接続され
た複数の画像形成装置において、その設置場所は様々で
あり、また、各画像形成装置が有する印字可能な用紙サ
イズや画質等に関する特徴も様々であり、その印字目的
が差別化されているものもある。そこで、請求項8の本
発明の構成によれば、そのような画像形成装置群を利用
する各端末装置のユーザーがそれらに対応する印字優先
順位を予め決定しておくことにより、目的の画像形成装
置が利用不可能な場合でも、その優先順位に基づいて、
次に印字可能な画像形成装置を自動的に選択し、印字要
求を送信してスムーズな印字を行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る画像形成装置と端末装置を備えたネットワークの構成
を説明するための図である。このネットワークは、ネッ
トワークサーバー1を中心として複数のネットワークコ
ンピューター端末装置2(端末1〜端末4)が接続さ
れ、さらに、その一端に接続されたプリンタサーバー3
に省電力機能を有する複数の画像形成装置4(画像形成
装置1〜4)が接続されている。各コンピューター端末
装置2は、ネットワーク上に配置された任意の画像形成
装置4に対して印字要求を送信し、データ出力を可能に
する。
【0021】図2Aおよび図2Bは、上記ネットワーク
上の任意のコンピューター端末装置において、印字設定
から印字開始までの間に、ディスプレイ上に表示される
ウィンドウ画面のステップを示すものである。
【0022】まず、画面1のドキュメント編集画面にお
いて、ファイルメニューから印刷ボタンが選択される
と、ネットワーク上の全画像形成装置の状態を示した画
面3が表示される。この画面3には、ネットワークに接
続されている全画像形成装置の名称(プリンタ名)が表
示され、その右側には各画像形成装置の状態が表示され
る。この状態表示は、画像形成装置から自分の状態を判
断して端末装置に送信した情報に基づいて表示される。
さらにその右側には出力先選択ボタンが表示され、現在
選択されている画像形成装置部分が反転表示される。
【0023】この画面3において、画像形成装置の優先
印字順位は端末装置の各ユーザーが指定した順位で表示
される。また、この順位の設定は変更することが可能で
あり、印字順位切り替えボタンを選択すると、図2Bの
画面6が表示される。画面6には、中央にネットワーク
上に接続されている全画像形成装置の名称が表示され、
その右側には現在の状態が表示されている。さらに、左
側には現在設定されている各画像形成装置の順位が表示
されており、この枠内の数字を変更することにより、優
先順位の変更が可能となる。優先順位の設定後はOKボ
タン(設定有効の場合)またはキャンセルボタン(設定
無効の場合)を選択すると、再び画面3が表示される。
【0024】画面3には、各画像形成装置名の右側にそ
の状態が表示され、さらにその右側には画像形成装置の
選択ボタンが表示され、画面6でユーザーが指定した印
字優先順位に基づく画像形成装置が印字可能な順位で選
択される。画面3において、出力したい画像形成装置の
選択を完了したユーザーがOKボタンを選択すると、印
刷実行画面である画面2が表示される。このとき、選択
された画像形成装置の状態がプレヒートまたはシャット
オフモード等の省電力モードである場合には、この時点
で端末装置から画像形成装置に対して復帰要求コマンド
が送信され、画像形成装置は復帰動作を開始する。ま
た、選択された画像形成装置の状態表示が使用中(他の
端末装置からの印字要求を実行中)であるか、またはエ
ラー表示中(エラーで停止中)である場合には、図2B
の画面7が表示される。画面7には、その画像形成装置
の状態情報が表示されている。選択された画像形成装置
が印字可能な状態になるまで待つ場合には、「待つ」と
表示されたボタンを選択すると、画面2が表示される。
また、他の画像形成装置を選択する場合には、「別のプ
リンタ」と表示されたボタンを選択すると、画面3が表
示され、印字可能な状態の他の画像形成装置を検索して
選択を切り替えられるようになっている。
【0025】選択された画像形成装置は、復帰要求コマ
ンドを受信すると、印字可能な状態である場合にはその
まま端末装置からの印字要求コマンドを待つ。また、省
電力モードである場合には復帰動作を開始し、各種メン
テナンスが必要である場合にはその状態から印字可能な
状態への復帰動作を開始し、主電源がOFF状態である
場合にはON状態にしてウォームアップ動作を開始す
る。
【0026】対象となる画像形成装置が復帰中の間、コ
ンピューター端末装置のディスプレイ画面では、画面2
の中に示される印刷範囲、印刷部数および出力トレイ等
の各種条件を設定することができる。また、プレビュー
ボタンが選択された場合には、プレビュー画面である画
面5が表示され、印字出力結果を確認することができ
る。さらに、プロパティボタンにより、詳細設定画面で
ある画面4が表示され、印字出力解像度、ハーフトーン
の出力設定、出力用紙サイズおよびフィットページ等の
詳細な設定を行うことができる。設定完了後、画面4の
OKボタンが選択されると上記設定を有効にし、キャン
セルボタンが選択された場合はこれを無効にして印刷実
行画面である画面2に戻る。画面2では、OKボタンを
選択することにより画像形成装置に印字要求コマンドが
送信され、印字実行である図2Bの画面8が表示され
る。
【0027】このように、印字する画像形成装置の選択
および数段階にわたる印字条件設定を完了し、画面2に
おいてOKボタンを選択することにより最終印字要求コ
マンドを送信する際に、すでに印字対象となる画像形成
装置の復帰動作が完了している場合には即印字すること
が可能である。そうでない場合でも、従来では画面2に
おいて最終印字コマンドが送信されてから復帰動作を開
始していたのに対して、復帰タイミングを早めたことに
よりユーザーが待たされる時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0028】次に、図3および図4のフローチャートを
用いて、本実施形態の画像形成装置と端末装置を備えた
ネットワークと、従来のネットワークについて、画像形
成装置の復帰タイミングに関わる動作を説明する。
【0029】図3は本実施形態の画像形成装置と端末装
置を備えたネットワークにおける画像形成装置の復帰タ
イミングに関わる動作を説明するためのフローチャート
である。待機状態(ステップS312)にある画像形成
装置は、復帰要求コマンドを受信するまではその状態を
維持する。一方、端末装置では、図2Aの画面1におい
てユーザーが印刷ボタンを選択すると画面3が表示さ
れ、画面3において任意の画像形成装置を選択すると、
その情報が印字対象となる画像形成装置に復帰要求コマ
ンドとして送信される。それを受信した画像形成装置
(ステップS313)は、現在省電力モードであるか否
かを判断し(ステップS314)、印字可能状態であれ
ば印字要求コマンドを待つ(ステップS320)。省電
力モードの場合には、このタイミングから印字可能状態
までの復帰動作を開始する。まず、省電力モードを解除
し(ステップS315)、定着ランプ(ヒーターラン
プ)をONにして(ステップS317)、定着温度が設
定温度に達したと判断されるまで(ステップS31
6)、定着部の温度を上昇させる。これと同時に、プロ
セスイニシャル動作(初期化動作)を行って(ステップ
S319)、画像形成装置の本体プロセスが印字可能で
あると判断される状態まで(ステップS318)移行さ
せる。全ての初期化動作が完了した後、印字要求コマン
ドが送信されているか否かを確認し(ステップS32
0)、すでに印字要求コマンドが送信されている場合に
は、印字動作を開始する(ステップS321)。印字要
求コマンドを待つ段階(ステップS320)において、
所定の時間が経過しても(ステップS322)、印字要
求コマンドが送信されない場合には、画像形成装置本体
を再び待機状態へと移行させる(ステップS324)。
これは、コンピューター端末装置の不具合等によりデー
タが送信されなくなった場合のためのものである。印字
完了後は、次の印字要求の有無を確認してから(ステッ
プS323)、待機状態へと戻る(ステップS32
4)。
【0030】図4は比較のために、従来のネットワーク
における画像形成装置の復帰タイミングに関わる動作を
説明するためのフローチャートである。待機状態(ステ
ップS301)にある画像形成装置は、印字要求コマン
ドを受信するまではその状態を維持する。そして、印字
要求コマンドを受信後(ステップS302)、本体が省
電力モードである場合には(ステップS303)、ここ
から印字可能状態までの復帰動作を開始する。まず、省
電力モードを解除し(ステップS303)、定着ランプ
(ヒーターランプ)をONにして(ステップS30
6)、定着温度が設定温度に達したと判断されるまで
(ステップS305)、定着部の温度を上昇させる。こ
れと同時に、プロセスイニシャル動作(初期化動作)を
行って(ステップS308)、画像形成装置の本体プロ
セスが印字可能であると判断される状態まで(ステップ
S307)移行させる。全ての初期化動作が完了した
後、印字動作を開始する(ステップS309)。印字完
了後は、次の印字要求の有無を確認してから(ステップ
S310)、待機状態へと戻る(ステップS311)。
【0031】次に、図5のコマンドシーケンス図を用い
て、本実施形態の画像形成装置と端末装置を備えたネッ
トワークと、従来のネットワークについて、コマンド送
受信に関わるタイミングと、省電力モードからの復帰に
関わる動作の違いを詳細に説明する。なお、ここでは図
1に示した端末装置1によりプリンタ(画像形成装置)
1が選択された場合を示しているが、他の端末装置と画
像形成装置の組み合わせでも同様である。
【0032】図5(a)は、本実施形態におけるコマン
ド送受信タイミングを示す図である。ネットワーク上の
任意の端末装置があるドキュメントを編集中であると
き、後に印字対象となる画像形成装置はスリーブまたは
省電力モードに移行しているものとする。端末装置のユ
ーザーが編集したドキュメントを印字するために、図2
Aの画面1に示した印刷ボタンを選択すると、画面3に
示した画像形成装置選択画面が表示される。任意の出力
先を選択したユーザーがOKボタンを選択すると、それ
を検知した端末装置が印字対象の画像形成装置に対して
復帰動作を開始するように復帰コマンドを送信する。復
帰コマンドを受信した画像形成装置が復帰動作を開始し
て実行している間に、端末装置ではユーザーにより印字
のための各種条件設定(図2Aの画面2、画面4)が行
われる。
【0033】復帰動作が完了すると、画像形成装置が印
字可能状態に移行したことを端末装置に通知し、それを
受信した端末装置が画像形成装置に印字要求コマンドを
送信する。その後、データの送受信が開始し、全データ
の送受信が完了するまで、端末装置と画像形成装置との
間で通信を続ける。画像形成装置は、印字データを受け
取り、全てのデータを印字完了した後は、印字完了情報
を端末装置に送信し、この印字処理を終了する。
【0034】図5(b)は、比較のために、従来技術に
おけるコマンド送受信タイミングを示す図である。図5
(a)と同様に、ネットワーク上の任意の端末装置があ
るドキュメントを編集中であるとき、後に印字対象とな
る画像形成装置はスリーブまたは省電力モードに移行し
ているものとする。端末装置のユーザーが編集したドキ
ュメントを印字するために、印字設定等を開始する(図
2Aの画面2、画面4)。しかし、この段階では、また
対象となる画像形成装置と端末装置との通信は開始され
ない。印字設定を完了し、プレビューボタンを選択して
最終出力イメージを確認した後、印字開始ボタンを選択
して、端末装置から画像形成装置に印字要求コマンドを
送信する。
【0035】従来では、このタイミングから印字対象の
画像形成装置と端末装置との間で通信が開始され、印字
要求コマンドを受信した画像形成装置は省電力モードに
移行しているために復帰動作を開始する。復帰動作が完
了すると、画像形成装置が印字可能状態に移行したこと
を端末装置に通知し、データの送受信が開始して全デー
タの送受信が完了するまで、端末装置と画像形成装置と
の間で通信を続ける。画像形成装置は、印字データを受
け取り、全てのデータを印字完了した後は、印字完了情
報を端末装置に送信し、この印字処理を終了する。
【0036】図5(a)に示した本実施形態において、
復帰動作にかかる時間とユーザーによる印字設定にかか
る時間は各々不定であるが、印字条件の設定にかかる時
間が画像形成装置の復帰にかかる時間よりも長い場合に
は、図5(b)に示した従来技術と比較して復帰にかか
る時間分が全て短縮されることになる。また、画像形成
装置の復帰にかかる時間が印字条件の設定にかかる時間
よりも長い場合でも、印字の設定にかかる時間分だ短縮
されることになり、いずれの場合でも従来技術と比較す
ると、大幅な時間短縮を実現することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の本発明によれば、複数のコンピューターを含
む端末装置とのデータ通信を行う機能および一定期間印
字要求が無かった場合に省電力モードに移行する機能を
有する画像形成装置において、省電力モードからの復帰
コマンドを各種端末装置から送信できるようにしてい
る。また、その送信タイミングは、ユーザーが最終印字
要求をおこなった後ではなく、印字対象となる画像形成
装置が選択されたタイミングにて送信する。よって、省
電力モードを有する画像形成装置の復帰時間を、ユーザ
ーの印字条件設定時間の中に吸収し、印字時間の短縮化
を図ることができる。
【0038】また、請求項4に記載の本発明によれば、
対象となる画像形成装置が復帰動作を実行している間
に、各種の印字条件設定を並列処理することにより、さ
らに印字時間の短縮化を図ることができる。
【0039】さらに、請求項5〜請求項7に記載の本発
明によれば、各端末装置のユーザーがネットワーク上に
接続された全画像形成装置の状態を必要に応じて知るこ
とができる。それにより出力すべき画像形成装置の最適
な選択が可能になり、印字要求を送信するだけで、上述
したような不手際のために必要な時間を大幅に短縮させ
ることができる。また、ネットワーク管理者および複数
の画像形成装置の管理を行うものにとっては、それらの
状態を任意に検知することができるため、不具合が生じ
た画像形成装置に対して早急な対応を図ることができ
る。
【0040】さらに、請求項8に記載の本発明によれ
ば、各端末装置のユーザーがそれらに対応する画像形成
装置の印字優先順位を予め決定しておくことにより、目
的の画像形成装置が利用不可能な場合でも、その優先順
位に基づいて、次に印字可能な画像形成装置を自動的に
選択し、印字要求を送信してスムーズな印字を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像形成装置と端末
装置を備えたネットワークの構成を説明するための図で
ある。
【図2A】ネットワーク上の任意のコンピューター端末
装置において、印字設定から印字開始までの間に、ディ
スプレイ上に表示されるウィンドウ画面のステップを示
す図である。
【図2B】ネットワーク上の任意のコンピューター端末
装置において、印字設定から印字開始までの間に、ディ
スプレイ上に表示されるウィンドウ画面のステップを示
す図である。
【図3】実施形態の画像形成装置と端末装置を備えたネ
ットワークにおける画像形成装置の復帰タイミングに関
わる動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】従来のネットワークにおける画像形成装置の復
帰タイミングに関わる動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】(a)は実施形態における端末装置と画像形成
装置のコマンド送受信タイミングを示すコマンドシーケ
ンス図であり、(b)は従来技術におけるコマンド送受
信タイミングを示すコマンドシーケンス図である。
【符号の説明】
1 ネットワークサーバー 2 端末装置 3 プリンタサーバー 4 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/32 H04N 1/00 C 1/26 107Z H04N 1/00 G06F 1/00 332Z 107 334B (72)発明者 亀井 直幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西村 道明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 HH05 HH11 HJ08 HQ12 HQ17 HT09 2H027 EF16 EF18 EJ13 EJ15 EJ17 GB05 ZA01 ZA07 5B011 EA02 EB08 FF01 KK12 LL14 MA05 5B021 AA01 BB01 EE01 MM01 MM02 NN00 5C062 AA05 AA13 AA35 AB38 AB49 AB51 AC58 AE16 BA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピューターを含む端末装置
    と、 該端末装置から送信される印字データを印字する複数の
    画像形成装置とが接続されたネットワークであって、 ユーザーが端末装置の操作パネルを介して画像形成装置
    を選択して任意のデータを印字させる印字要求モードに
    おいて、各種の印字条件を入力する前に、選択された画
    像形成装置の状態を判断して起動動作を開始するよう
    に、該端末装置から該画像形成装置に起動要求を送信す
    る画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置の起動動作は、印字要
    求モードで選択された画像形成装置が省電力モードであ
    る場合には復帰させ、または、各種メンテナンスが必要
    である場合にはその状態から印字可能な状態へ復帰させ
    る動作である請求項1に記載の画像形成装置と端末装置
    を備えたネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置の起動動作は、印字要
    求モードで選択された画像形成装置の主電源がOFF状
    態である場合にはON状態にしてウォームアップさせる
    動作である請求項1または請求項2に記載の画像形成装
    置と端末装置を備えたネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記端末装置が起動要求を行った後は、
    該画像形成装置の起動動作と該端末装置の印字条件入力
    とを並列処理する請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク。
  5. 【請求項5】 選択された画像形成装置の主電源がOF
    F状態であるか、エラー停止状態であるか、または他の
    端末装置から要求された印字を実行中である場合に、該
    画像形成装置が、選択を行った端末装置に対してそれら
    の状態情報を送信する請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の画像形成装置と端末装置を備えたネットワー
    ク。
  6. 【請求項6】 前記端末装置が、前記画像形成装置から
    受信した印字不可情報または印字中情報を元に、ネット
    ワークに接続された全画像形成装置の状態一覧を各端末
    装置の表示部に表示させる請求項5に記載の画像形成装
    置と端末装置を備えたネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置から印字不可情報また
    は印字中情報を受信した端末装置が、該画像形成装置を
    再び選択するか、または、他の印字可能な画像形成装置
    を検索して選択するかを切り替え可能である請求項5ま
    たは請求項6に記載の画像形成装置と端末装置を備えた
    ネットワーク。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上に接続された複数台の画
    像形成装置に対して、印字を行う優先順位を前記端末装
    置から指定可能である請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の画像形成装置と端末装置を備えたネットワー
    ク。
JP2000378189A 2000-12-12 2000-12-12 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク Pending JP2002182885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000378189A JP2002182885A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000378189A JP2002182885A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002182885A true JP2002182885A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18846802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000378189A Pending JP2002182885A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002182885A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036318A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム
JP2010105284A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの同期処理制御方法及び制御プログラム
US7984120B2 (en) 2004-07-27 2011-07-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting setting options method, device and computer program product
US8634096B2 (en) 2010-12-28 2014-01-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Apparatus, system, method, and medium for data control which enable power saving based on power-on information
US8634095B2 (en) 2010-12-28 2014-01-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Apparatus, system, method, and medium for data administering which enable power saving based on power-off information
CN104123107A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 精工爱普生株式会社 打印控制装置、打印系统以及打印控制方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7984120B2 (en) 2004-07-27 2011-07-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting setting options method, device and computer program product
JP2007036318A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム
JP2010105284A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの同期処理制御方法及び制御プログラム
US8634096B2 (en) 2010-12-28 2014-01-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Apparatus, system, method, and medium for data control which enable power saving based on power-on information
US8634095B2 (en) 2010-12-28 2014-01-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Apparatus, system, method, and medium for data administering which enable power saving based on power-off information
CN104123107A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 精工爱普生株式会社 打印控制装置、打印系统以及打印控制方法
CN104123107B (zh) * 2013-04-23 2017-05-10 精工爱普生株式会社 打印控制装置、打印系统以及打印控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009239870A (ja) 通信装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US10194044B2 (en) System and method for shifting electric power modes in an image forming system
JP2009039938A (ja) 印刷システム及び印刷システムの制御方法、印刷装置、記憶媒体及びプログラム
JP2009296357A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、動作モード制御方法およびプログラム
JP5701041B2 (ja) サーバ装置、画像処理システム、サーバ装置の制御方法、及びプログラム
US8682196B2 (en) Image processing apparatus
JP5683781B2 (ja) 省電力モードの制御方法及びシステム
JP2010066908A (ja) 画像形成処理システム、画像形成処理システムの制御方法及びこれに用いられる遠隔操作プログラム
JP2004355197A (ja) ネットワーク印刷システム
JP6711576B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム。
JP2002182885A (ja) 画像形成装置と端末装置を備えたネットワーク
JP2000218894A (ja) 画像形成システム
JP4820278B2 (ja) コンピュータプログラム、制御コンピュータ、画像形成装置、画像形成システム
JP2007334094A (ja) 画像形成装置
JP4360058B2 (ja) 画像形成装置及びそれに用いられる電力管理方法
JP2010197632A (ja) 画像形成装置
JP2006256116A (ja) プリンタ
JP2008258895A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP6456150B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム
JP6479230B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラム
JP2004284280A (ja) 印刷装置、印刷指示装置およびプログラム
JP3697538B2 (ja) 通信端末装置
JP5562388B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
JP2002178604A (ja) 印刷システム
JP6824707B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040621