JP2002182853A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2002182853A
JP2002182853A JP2000377239A JP2000377239A JP2002182853A JP 2002182853 A JP2002182853 A JP 2002182853A JP 2000377239 A JP2000377239 A JP 2000377239A JP 2000377239 A JP2000377239 A JP 2000377239A JP 2002182853 A JP2002182853 A JP 2002182853A
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ultrasonic wave
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touch panel
wave
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JP2000377239A
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English (en)
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Takashi Sarada
孝史 皿田
Fumio Kimura
文雄 木村
Hideki Kitajima
秀樹 北島
Masataka Araogi
正隆 新荻
Koji Toda
耕司 戸田
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波が伝搬基板端面で反射を起こすことを
防止することにより、出力信号を単純化し、接触有無の
検出精度が向上したタッチパネルの提供。 【解決手段】 超音波伝搬基板1端面をテーパー形状と
することにより、端面に進行した超音波を減衰し、反射
波を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯機器等や、
電子手帳または、各種表示装置に使用されている、超音
波反射波防止構造を設けたタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タッチパネルは超音波を用いる場
合、非圧電性の前記超音波伝搬基板と前記基板にとりつ
けられた送信用圧電体、受信用圧電体から成っている。
送信用圧電体と受信用圧電体にはすだれ状電極を形成し
ている。
【0003】送信用圧電体のすだれ状電極に電圧を印加
することにより、圧電効果を介在して送信用圧電体に超
音波が励振する。この圧電体を前記基板状に固着する
と、超音波が前記基板上を伝搬し、前記送信用圧電体と
対になる受信用圧電体で受信される。受信用圧電体に超
音波を受信することで、超音波が電気信号として出力さ
れる。前記基板に指で接触するなどして負荷がかかった
場合、前記送信用圧電体から送信した超音波の強度は負
荷箇所において減衰し、前記受信用圧電体で受信する超
音波の強度が小さくなるため、得られる電気信号の電圧
が小さくなる。前記電気信号の電圧の変化を測定するこ
とにより、タッチパネルへの接触の有無が判明する。
【0004】前記圧電体は、超音波の伝搬方向と垂直に
すだれ状電極が向くように配置される。配置方法の例と
して、送信用圧電体と受信用圧電体のそれぞれのすだれ
状電極が平行になるように対向して配置する方法、もし
くは、プリズムのような超音波反射装置を用いて所定の
超音波伝搬方向と垂直にすだれ状電極が向くように配置
する方法が挙げられる。この送受信機能を有した超音波
伝搬の構成は、電気的に見ればバンドバスフィルターと
しての機能を持っているので、すだれ状電極の周期長な
どで決定される特定の周波数で最も大きな出力電圧が得
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した通り
送信用圧電体から発振された超音波はすだれ状電極の長
手方向の向きと垂直方向に伝搬するため、超音波が伝搬
する向きは、受信用圧電体に向かう向き(以後、正側と
する)とそれとは反対に向かう向き(以後、逆側とす
る)となる。逆側に進行した超音波は、圧電体から前記
基板側面に到達し、側面で反射した後、正側に進行する
ようになる。この反射波は正側に伝搬する超音波に対し
て位相差を持つので、伝搬超音波と干渉し、振幅を小さ
くすることがある。また、更に側面での反射は、表面波
以外の振動を誘発し、寄生波を発生させることもある。
【0006】また、同様の超音波の反射は、受信側圧電
体の配置してある側の前記基板の側面でもおこる。つま
り、正側に伝搬した超音波は、側面において逆側に反射
される。
【0007】以上側面での反射が生じることによって、
伝搬超音波には、反射が関与しない超音波と反射波と寄
生波とが混在することになり、出力される電気信号は反
射波がない時と比較して複雑なものとなる。その結果、
前記基板への接触有無の検出を制御することが困難とな
り、検出精度が低下することにつながる。
【0008】本発明は、この問題を解決し、検出精度の
低下を防ぎ、誤動作の少ないタッチパネルを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明においては、非圧電性である超音波伝搬基板
(以後、基板とする)と、すだれ状電極を形成した圧電
体とから成り、前記基板の各辺に沿って前記圧電体が前
記基板上に配列されて成るタッチパネルにおいて、前記
基板の側面が上面に対して斜面となっていることを特徴
としている。
【0010】前記基板側面が上面に対して垂直の場合、
圧電体から発振された超音波は側面に達した時、反射を
起こす。しかし、本発明の構造にすることにより、超音
波は斜面状の側面を減衰しながら進行する。そのため側
面の先端部において、超音波は極小となり、反射波は極
力抑えられることとなる。
【0011】前記側面の形状は、凹状、もしくは、平面
状であることが好ましい。また斜面の向きは上向き、も
しくは、下向きでも良い。すなわち前記基板上面と前記
側面の角度が、鈍角、もしくは、鋭角でも良い。
【0012】さらに、前記基板側面と前記基板上面ある
いは下面との境界部の内、角度が鈍角となっている境界
部において、前記境界部の形状が円弧状であることが好
ましい。側面と上面あるいは下面との境界部がエッジに
なっている場合、前記境界部における超音波の反射は表
面波以外の振動を誘発し、寄生波が生じ得るが、本構造
により、超音波は反射を起こさずに側面に進行すること
が可能となる。従って、超音波の反射と寄生波の誘発を
抑制する効果がより一層高くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施例1]図1は本発明のタッチ
パネル断面図で、超音波伝搬基板1側面が平面状の斜面
となっており、斜面の向きが上向き、すなわち、基板1
上面と基板側面3a,3bとの成す角とがそれぞれ鈍角
である構造を示している。タッチパネルは矩形の非導電
性の基板1上に、表面にすだれ状電極が形成された矩形
の送信用圧電体2a、受信用圧電体2bとが、基板1の
辺に沿って、固着されている。
【0014】送信用圧電体2aから発振された超音波
は、受信用圧電体2bに向かう向きとその逆向きの2方
向に伝搬する。受信用圧電体2bに向かう向きに伝搬し
た超音波は、受信用圧電体2bを通過した後、受信用圧
電体側の基板側面3bを減衰しながら進行し、先端部に
おいて極小となる。従って、基板側面3bにおいて超音
波の反射が起きず、伝搬超音波には、基板側面3bでの
反射波は干渉しないこととなる。
【0015】また、受信用圧電体2bに向かう向きと逆
向きに伝搬した超音波は、送信用圧電体側の基板側面3
aを減衰しながら進行する。その結果、送信用圧電体側
の基板側面3aの先端部において超音波は極小となり、
基板側面3aにおいて反射は起きない。したがって、伝
搬超音波には、送信用圧電体側の基板側面3aでの反射
波は干渉しないこととなる。
【0016】図2、図3は他の実施例における本発明の
タッチパネル断面図である。図2は斜面形状が凹状であ
り、斜面の向きが上向き、すなわち、基板1上面と基板
側面3a及び3bとが鈍角である構造を示す図である。
また、図3は斜面形状が平面状であり、斜面の向きが下
向き、すなわち、基板1上面と基板側面3a及び3bと
が鋭角である構造を示す図である。いずれの場合におい
ても、先端部において超音波は極小となり、図1の場合
と同様の効果が得られた。
【0017】以上の通り、伝搬超音波に反射波が干渉し
ないため、受信用圧電体2bで出力される電気信号が単
純になった。従って、基板1への接触有無の検出を制御
することが容易となり、検出精度が向上した。
【0018】[実施例2]図4は他の実施例における本発
明のタッチパネル断面図であり、図3の実施例を更に改
善したものである。基板側面3a及び3bが平面状の斜
面となっており、斜面の向きは下向き、すなわち、基板
側面3a及び3bと基板1上面とが鋭角である。さら
に、基板側面3a及び3bと基板1下面との境界部4が
円弧状となっている。
【0019】送信用圧電体2aから発振された超音波
は、受信用圧電体2bに向かう向きとその逆向きの2方
向に伝搬する。
【0020】受信用圧電体2bに向かう向きに伝搬した
超音波は、受信用圧電体2bを通過した後、受信用圧電
体側の基板側面3bを減衰しながら進行する。その結
果、受信用圧電体側の基板側面3b先端部において極小
となり、基板側面3bにおいて超音波の反射が起きな
い。更に、基板側面3bと基板1下面との境界部4が円
弧状で、エッジになっていないため、境界部4で表面波
以外の振動が誘発せず、寄生波が発生しない。従って伝
搬超音波には、基板側面3bでの反射波、及び、寄生波
は干渉しないこととなる。
【0021】また、受信用圧電体2bに向かう向きと逆
向きに伝搬した超音波は、送信用圧電体側の基板側面3
aを減衰しながら進行する。その結果、送信用圧電体側
の基板側面3a先端部において超音波は極小となり、基
板側面3aにおいて反射は起きない。更に、基板側面3
bと基板1下面との境界部4が円弧状で、エッジになっ
ていないため、表面波以外の振動が誘発せず、境界部4
で寄生波が発生しない。従って伝搬超音波には、基板側
面3bでの反射波、及び、寄生波は干渉しないこととな
る。
【0022】以上の通り、伝搬超音波に反射波、寄生波
が干渉しないため、受信用圧電体2bで出力される電気
信号は、実施例1と比較してさらに単純になった。従っ
て、基板1への接触有無の検出を制御することが容易と
なり、検出精度が向上した。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、前記基板の側面を
上面に対して斜面とすることにより、前記側面に伝搬し
た超音波が減衰し、前記側面先端部において極小とな
る。これにより、前記側面での反射波の発生を防止する
ことが可能となる。
【0024】さらに、前記側面と前記基板の上面、もし
くは、下面との境界部の形状を円弧状とすることによ
り、境界部で超音波の反射、寄生波の発生を防止するこ
とが可能となる。
【0025】従って、伝搬超音波に前記側面での反射
波、寄生波が干渉しなくなるため、受信用圧電体で出力
される電気信号は単純になる。その結果、タッチパネル
への接触有無の検出に関する制御が容易となり、誤動作
の少ないタッチパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1のタッチパネルの断面図
である。
【図2】図1と異なる構造の、本発明による実施例1の
タッチパネルの断面図である。
【図3】図1及び図2と異なる構造の、本発明による実
施例1のタッチパネルの断面図である。
【図4】本発明による実施例2のタッチパネルの断面図
である。
【符号の説明】
1 超音波伝搬基板 2a 送信用圧電体 2b 受信用圧電体 3a 送信用圧電体側の基板側面 3b 受信用圧電体側の基板側面 4 側面と下面との境界部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 文雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内 (72)発明者 北島 秀樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内 (72)発明者 新荻 正隆 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内 (72)発明者 戸田 耕司 神奈川県横須賀市二葉1丁目49番18号 Fターム(参考) 5B068 BB23 BC08 5B087 AA02 CC47 5D107 BB20 CC01 CC12 CC13 FF07 FF09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非圧電性である超音波伝搬基板(以後、
    基板とする)と、すだれ状電極を形成した圧電体とから
    成り、前記基板の各辺に沿って前記圧電体が前記基板上
    に配列されて成るタッチパネルにおいて、前記基板の側
    面が上面に対して斜面となっていることを特徴とするタ
    ッチパネル。
  2. 【請求項2】 前記基板側面の形状が、凹状もしくは平
    面状であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記基板側面と前記基板上面あるいは下
    面との境界部の内、角度が鈍角となっている境界部にお
    いて、前記境界部の形状が円弧状であることを特徴とす
    る請求項2記載のタッチパネル。
JP2000377239A 2000-12-12 2000-12-12 タッチパネル Withdrawn JP2002182853A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019531201A (ja) * 2016-09-16 2019-10-31 エコーヴィスタ ゲーエムベーハーEchovista Gmbh 超音波流体除去システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019531201A (ja) * 2016-09-16 2019-10-31 エコーヴィスタ ゲーエムベーハーEchovista Gmbh 超音波流体除去システム
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