JP2002182747A - 無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置 - Google Patents
無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置Info
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Abstract
ず、充電ができる走行ルート上の位置を利用し、そこに
位置しまたは通過するとき許容される充電を行い、待ち
時間少なく適正な充放電が確保できるようにする。 【解決手段】 二次電池を電源として走行する無人搬送
車1が、満充電および0充電の間の一部の狭い所定の充
電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたとき充放電を行わ
せる電池管理システムにより、走行ルート12外に設定
された充電位置3aに停止させて充電を行うのに加え、
走行ルート12上の無人搬送車1が搬送物の授受や待機
などのためにある時間停止する移載位置や長い走行経路
での途中位置、ホームポジションなどの停止位置を充電
位置3b、3cとして、二次電池の充電容量が前記所定
の充電容量範囲外にまで落ちていなくても充電を行うこ
とにより、上記の目的を達成する。
Description
を利用した無人搬送車の二次電池充電方法と充電装置に
関するものである。
て、それの放電、つまり電流の消費を伴って走行や搬
送、搬送物の授受といった動作を行いながら、電池を管
理して充放電を行わせる電池管理システムにより、予め
プログラムされたタイミングで充電器が設置された所定
の充電位置に停止して充電を受け動作を継続できるよう
にされる。前記充電のタイミングは主に過放電が生じな
いように設定され、充電は主に過充電が生じないように
条件設定される。具体的には、満充電および0充電の間
の一部の狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落
ちたとき充放電を行わせるようにしている。これによ
り、過放電、過充電による二次電池の破壊や有害物質の
発生が防止される。
わせる前記充電容量範囲は例えば75〜65%程度に設
定することが考えられるが、この範囲から充電容量が落
ちないと充電させないタイミング設定では、例えば放電
時間が5分、放電(走行)が1時間の12:1の充電で
あっても、一度充電を行うと5分間待たないと走行がで
きない。このため、走行ルートから外れた特定の充電位
置、および一律な充電のタイミング設定による充電であ
ると、充電が必要になるタイミングと無人搬送車の現在
位置との関係から、過放電を招かないできるだけ最寄り
の充電位置を選択するなどして充電を行うが、次の作業
との間で前記充電による待ち時間がロスタイムとなりや
すく、さらなる作業能率の向上の妨げになっている。し
かも、無人搬送車が遠く離れた2つの建物に分かれた装
置群同士の間で搬送物を搬送するような場合、無人搬送
車が一方の装置群から他方の装置群まで移動するのに多
くの電力を消費するが、充電容量が前記充電を行う充電
容量範囲下限近くまで落ちていても充電が行われないで
他方の装置群側に移動することになるので過放電を招き
やすく、二次電池の交換などにて、かえって充電および
それによる待ち時間を越える長い時間ロスが生じてしま
うようなことがある。
定の充電位置に限らず、充電ができる走行ルート上の位
置を利用し、そこに位置しまたは通過するとき許容され
る充電を行い、待ち時間少なく適正な充放電が確保でき
る無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置を提供
することにある。
に、本発明の無人搬送車の二次電池充電方法は、二次電
池を電源として走行する無人搬送車が、電池を管理して
満充電および0充電の間の一部の狭い所定の充電容量範
囲で使用し、範囲外に落ちたとき充放電を行わせる電池
管理システムにより、無人搬送車の走行ルート内外に設
定された充電位置に停止させて充電を行うことを前提と
し、走行ルート上の無人搬送車が搬送物の授受や待機な
どのためにある時間停止する停止位置を充電位置とし
て、二次電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外に
まで落ちていなくても充電を行うことを第1の特徴とし
ている。
ても、無人搬送車が装置など他と搬送物を授受したり、
各種作業や動作の関係から待機するためにある時間停止
する停止位置があれば、これを充電位置として、二次電
池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落ちて
いれば勿論、落ちていなくても充電に利用するので、過
充電や、充電による待機が全体での作業時間の延長を招
かない許容される充電によって、過放電、過充電を招か
ず、充電による待ち時間を短縮したり待ち時間がロス時
間になりにくくすることが多くの機会を利用して行うこ
とができる。また、次への走行距離が長い状況であって
もその途中など特定の充電位置以外の必要位置を充電位
置として充電を行い過放電になるようなことを防止する
ことができる。
次電池充電装置としては、二次電池を電源として走行す
る無人搬送車が、電池を管理して満充電および0充電の
間の一部の狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に
落ちたとき充放電を行わせる電池管理システムにより、
二次電池の充放電をモニタするモニタ手段からの充放電
情報をもとに、無人搬送車の走行ルート内外に設定され
た充電位置に停止させて充電を行うものを前提とし、走
行ルート上の無人搬送車が搬送物の授受や待機などのた
めにある時間停止する停止位置を充電位置として、二次
電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落ち
ていなくても無人搬送車を停止させて充電を行う制御手
段を備えたことを第1の特徴とするもので足り、上記の
方法を各種の充放電条件に対応して問題なく確実に達成
することができる。
は、また、無人搬送車の次への走行距離が長い走行ルー
ト上の途中を充電位置として、二次電池の充電容量が前
記所定の充電容量範囲外にまで落ちていなくても、無人
搬送車を停止させて充電を行うことを第2の特徴として
いる。
いと前記狭い所定の充電容量範囲外での充電では特に過
放電が生じやすいが、次への走行ルールの途中を充電位
置として、二次電池の充電容量が前記所定の充電容量範
囲外にまで落ちていれば勿論、落ちていなくても充電に
利用するので、次への走行距離が長いことにより過放電
を招いたり、それによってかえって長い時間ロスが生じ
るようなことを回避することができる。
電装置は、無人搬送車の次への走行距離が長い走行ルー
ト上の途中を充電位置として、二次電池の充電容量が前
記所定の充電容量範囲外にまで落ちていなくても、前記
充電位置に無人搬送車を停止させて充電を行うことを第
2の特徴とするもので足り、上記の方法を予め設定した
制御条件によって自動的に対応して確実に達成すること
ができる。
無人搬送車のホームポジションを充電位置として、ここ
に無人搬送車が停止しているとき、二次電池の充電容量
が前記所定の充電容量範囲外にまで落ちていなくても充
電を行うことを第3の特徴としている。
停止することの多いホームポジションを利用して、二次
電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落ち
ていれば勿論、落ちていなくても充電に利用するので、
充電や、充電による待機のための時間を十分に得やすい
ので、過放電、過充電を招かず、充電による待ち時間を
短縮し、また無くすのに好適である。
電装置としては、無人搬送車のホームポジションを充電
位置とし、ここに無人搬送車が停止しているとき、二次
電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落ち
ていなくても充電を行う制御手段を備えたことを第3の
特徴とするもので足り、上記の方法を予め設定した制御
条件によって自動的に対応して確実に達成することがで
きる。
よび充電装置において、さらに、無人搬送車がホームポ
ジションの充電位置に停止しているときの充電は、前回
の充電完了時から所定の時間が経過していることを条件
に行うようにすることができる。これにより、前回の充
電による温度上昇が収まっていなかったり、放電深度が
まだ浅いのに再充電を行って、さらなる温度上昇を招い
たり過充電に陥るのを防止することができる。
いて、さらに、充電位置での充電は、前記所定の充電容
量範囲の上限よりも下で完了充電容量の数%下の充電容
量であるときに行うことができ、これによって、放電深
度が浅いのに、充電を行って二次電池の温度上昇を招い
たり、メモリ効果が発生したりするのを防止することが
できる。
いて、さらに、二次電池の充電中は、無人搬送車に直
接、間接に関わる手動入力を不能にすることができ、こ
れにより、移載機構による搬送物の授受動作などのプロ
グラムなどにて安全が図られる自動動作でなく、人によ
る操作を禁止してひとによる安全を保証できない動作が
行われないようにすることができる。
充電装置において、さらに、前記電池管理システムにお
ける電池管理のために、二次電池の充放電をモニタする
モニタ手段の電源供給を、無人搬送車が電源投入状態で
あるときのみ行うことができ、これにより、無人搬送車
が電源投入状態で放電を伴いモニタ手段が必要になると
きだけ電源を投入し、それ以外は無駄に電源を投入しな
いことにより省エネを図ることができる。
動での充電時は、充電器側の電源により充放電モニタに
電源供給すると、充電器側の手動による独立した充電を
可能としながら無人搬送車側のモニタ手段による充放電
情報を利用して適正に行うことができる。
ついて説明し、本発明の理解に供する。なお、以下に示
す実施例は本発明を具体化した一例であって、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
池の充放電を管理する電池管理システムに本発明を適用
した場合の一例であり、図1にその全体構成を示すよう
に、予め設定された走行ルート12上を複数の図2に示
すような無人搬送車1が走行できるように構成され、各
無人搬送車1の走行は走行制御装置2によって予め設定
されたプログラムに従い制御される。無人搬送車1は二
次電池25を電源として走行し、二次電池25の走行や
動作のための放電を見込んで予めプログラムされた充電
時点、充電容量が所定範囲から外れた時点などで、前記
走行制御装置2の制御によって充電器3が配置された充
電位置3aに移動し、図2に示すように無人搬送車1の
下部から充電器3により二次電池25に対し給電し充電
がなされる。給電は充電器3側の給電端子41を図2に
示す収納位置から上方へ進出させて無人搬送車1側の受
電端子16に接続して行う。充電器3には充電電源装置
4の電源回路56から充電電力が供給される。充電器3
は給電端子41を上記のように進退させる図示しない駆
動機構を有し、充電器3またはおよび充電電源装置4に
は走行制御装置2との連携によって、あるいは単独に充
電、充電停止に必要な制御を行う制御手段50が設けら
れ、充電装置61を構成し、単独で、あるいは走行制御
装置2と連携して充電装置61を構成している。本実施
例では図2に示すように制御手段50は充電電源装置4
の側に操作パネル54とともに設けられ、操作パネル5
4には非常時に充電を停止させる非常スイッチ55が他
の必要な操作キーや表示部とともに設けられている。
た充電に専用の位置とされるが、必要に応じて無人搬送
車1が搬送物を図1に示す装置57のローディング部5
7aやアンローディング部57bなど他と授受し、ある
いは待機するといったことで停止する停止位置を充電位
置3bとし、また、無人搬送車1が長時間停止すること
の多いホームポジションを充電位置3cとして、それぞ
れにも充電器3を設置し、無人搬送車1が直接あるいは
走行制御装置2と連携して、あるいは走行制御装置2の
制御により、あるいは充電装置61ないし充電器3側単
独で、充電が行えるようにする。
cにおいて走行ルート12が設けられた床面下に図2に
示すように設置されており、充電器3上に移動してきた
無人搬送車1の受電端子16に給電端子41を接続し
て、走行制御装置2の制御により充電電源装置4から供
給される充電電力により二次電池25を充電する。充電
器3を走行ルート12が設けられた床面下に設置したこ
とにより、充電器3の設置エリアを節減できるし、上記
のように無人搬送車1の走行ルート12上に充電位置3
a〜3cを設定しても給電端子41を図2に示す収納位
置としておくことで、無人搬送車1の通常の走行に支障
を来さない利点がある。
7のローディング部57aやアンローディング部57b
にて、図5に示すように液晶基板を収納したカセットな
どの搬送物71を移載機構72により移載などして授受
するといった動作を行いながら、電池ユニット5におけ
る二次電池25の充放電をモニタするモニタ手段の1例
としての充放電モニタ6からの主として充放電情報に基
づき、過放電が生じないように予めプログラムされた、
満充電と0充電の間の限られた狭い所定の充電範囲外と
なる所定のタイミング毎に充電位置3aにて充電器3か
らの充電を受けて動作を継続する。
うに10個のニッケル・水素蓄電池を直列接続した電池
モジュール25aを2個さらに直列接続した二次電池2
5と、この電池モジュール25aを冷却する冷却ファン
26を設けた電池ユニット5を、図3に示すように電源
として走行モータ15a、冷却ファン26のファンモー
タ15b、移載機構等の動力源に供される。前記電池管
理システムによる所定の充電容量範囲外にて充電を行う
制御のほかに、電池ユニット5の充放電状態及び異常状
態、冷却ファン26の機能不全、など、充放電環境の適
正、不適正を評価する評価要素を充放電モニタ(モニタ
手段)6によって監視し対応できるようにされる。
によって2個の電池モジュール25aを直列状態にした
二次電池25の電池電圧と、電池モジュール25a毎の
モジュール電圧と、二次電池25の充放電電流と、二次
電池25の電池温度と、電池モジュール25a毎のモジ
ュール温度と、ファンモータ15bの動作状態とを検出
し、容量演算手段8により検出された充放電電流から二
次電池25の充電容量を演算する。
段9によって前記充電容量及び前記モジュール電圧から
充電が必要か否かを判定する。また、異常判定手段10
により各検出値や検出状態、演算された充電容量から二
次電池25の異常状態を判定する。
線により通信接続されており、前記充電判定手段9は演
算された充電容量が65%以下になったとき、要求信号
出力手段11に充電要求信号を出力する。要求信号出力
手段11は走行制御装置2に充電要求信号及びこれを受
けた無人搬送車1の識別信号を出力する。充電要求信号
を受信した走行制御装置2は、前記識別信号から充電要
求信号を出力した無人搬送車1を識別し、該当する無人
搬送車1を走行制御して、図1に示すように、走行ルー
ト12の資材搬送ルートから外れた任意位置に設定した
充電位置3aに向けて走行させる。通常は最寄りの充電
位置3aである。
充電容量が65%以下に設定した理由を図6及び図7に
示すグラフを用いて説明する。図6は、二次電池25の
充放電による充電容量及び電池電圧の推移を示し、矢印
52は放電時、矢印53は充電時の変化をそれぞれ表
す。ここではニッケル・水素蓄電池の放電限度とする放
電クリティカルラインS0に対応する電池電圧を24V
としている。この電池電圧以下になると、異常判定手段
10が過放電、即ち異常状態と判定する。この異常状態
となったとき、即座に充電することができればいいが、
充電するには無人搬送車1は充電位置3aまで走行する
必要があり、現在位置から充電位置3aまで移動する間
の充電容量の消耗による電池電圧の低下を考慮する必要
がある。
ルート12上のどの位置を走行中でも、その位置から最
寄の空いている充電位置3aまで移動したときにも、放
電クリティカルラインS0である電池電圧24Vになら
ないようにするため、走行時許容最低ラインS1を充電
容量65%としている。また、走行時許容最低ラインS
1は、上記した現在位置から充電位置3aまで移動する
間の充電容量の消耗による電池電圧の低下の他にも、検
出手段7の検出誤差や容量演算手段8の演算誤差、更に
温度変化による電池電圧の変動等やその他の条件をも考
慮して設定され充電容量65%としている。この走行時
許容最低ラインS1以下になると無人搬送車1は充電要
求信号を出力する。従って、充電容量65%を検出して
充電要求を出し、その時点から充電位置3aに移動して
も放電クリティカルラインS0以下になることはなく、
過放電となることがない。尚、この走行時許容最低ライ
ンS1は、走行ルート12の長さにより変更することが
可能であり、例えば、走行ルート12が長い場合は充電
容量65%より高い値に設定することができる。また、
放電クリティカルラインS0を電池電圧、走行時許容最
低ラインS1を充電容量とした理由を説明すると、図7
に示す充電容量と電池電圧との関係を示すグラフのよう
に、充電容量が65%〜75%の状態では電池電圧に大
きな変化はなく、放電クリティカルラインS0は電池電
圧で特定されるものであるが、電池電圧で走行時許容最
低ラインS1を検出しようとしても精度上問題があり、
正確には検出不可能である。従って、走行時許容最低ラ
インS1は充電容量で検出するものとした。
値、走行時許容最低ラインS1は充電容量に限定される
ものでなく、各々電圧値、電流値、充電容量もしくはそ
の他の充放電状態が特定されるものであれば何でもよ
い。
により電池電圧が設定上限電圧ラインS2(図6参照)
になったことが検出されたとき充放電モニタ6での充電
判定手段9により充電終了と判定される。このように二
次電池25は、その充電容量が65%〜75%の間で使
用されるので、過充電や過放電になることが防止でき
る。
素蓄電池は電池温度によって電池電圧が変化するので、
充電容量75%に対応する電池電圧に電池温度による変
化を加味した値とする。充電判定手段9により充電終了
と判定されたとき、要求信号出力手段11は走行制御装
置2に充電終了要求信号を出力するので、走行制御装置
2は充電電源装置4の充電電力の出力を停止して充電を
停止し、無人搬送車1を搬送動作に復帰させる。
よる充放電管理によれば、既述したように充電後の待ち
時間による時間ロスや、次への走行距離が長い場合に前
記のように狭い所定の充電容量範囲での充電によれば過
放電を招いてしまうなどの問題がある。
走行ルート12上の無人搬送車1が装置57などとの間
の搬送物71の授受や待機などのためにある時間停止す
る停止位置やホームポジションである停止位置を充電位
置3b、3cなどとして、二次電池25の充電容量が前
記所定の充電容量範囲の下限の65%以下にまで落ちて
いなくても充電を行う。これにより、走行ルート12上
であっても、無人搬送車1が装置57など他と搬送物7
1を授受したり、各種作業や動作の関係から待機するた
めにある時間停止する停止位置があれば、これを充電位
置3b、3cなどとして、二次電池25の充電容量が前
記所定の充電容量範囲外にまで落ちていれば勿論、落ち
ていなくても充電に利用することができる。
充電容量の変化を示している。図8から分かるように、
図6、図7に示す基本的な制御に加え、さらに、無人搬
送車1が充電位置3bや3cに停止したとき、または、
停止させたとき、所定の充電容量範囲下限の65%以下
に落ちることによる充電要求が立っていれば勿論、立っ
ていなくても、前記のような条件設定によって制御手段
73は充電完了である充電容量となるまで充電を行う。
図6、図7に示す基本的な制御では通常充電位置3b、
3cでは充電要求は立たない。
全体での作業時間の延長を招かない許容される例えば5
分以内の充電によって、過放電、過充電を招かず、充電
による待ち時間を短縮し、また、そのような待ち時間が
ロス時間になりにくくすることが、多くの機会を利用し
て行うことができる。さらに、図1に示すように無人搬
送車1が搬送物71を授受する装置57群を設置してあ
る建物Aから建物Bへ移動するので次への走行距離が長
い状況であってもその途中、例えば図1に示す建物A、
Bの間など、特定の充電位置以外の必要位置を充電位置
3b、3cとして充電器3を設置しておき充電を行い過
放電になったり、それによって二次電池25の交換など
かえって長い時間ロスが生じるようなことを回避するこ
とができる。
人搬送車1が搬送物の授受や待機などのためにある時間
停止する停止位置などを充電位置3bなどとして、二次
電池25の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで
落ちていなくても無人搬送車1を停止させて充電を行う
制御手段73を走行制御装置2に備えればよく、これに
よって上記の方法を各種の充放電条件に対応して問題な
く確実に達成することができる。制御手段73は電池管
理システムの全体の動作制御を司る走行制御装置2にお
ける動作制御用の制御手段の内部機能とすることができ
るし、専用の制御機器とすることもできる。
のホームポジションであると、ここには無人搬送車が長
時間停止することが多いのを利用して、ロス時間が生じ
にくいなど、より高い自由度で有利に対応することがで
きる。
cに到達したとき、常に充電を行うのでは、ホームポジ
ションの充電位置3cに停止しているときの充電は、前
回の充電完了時から所定の時間が経過していることを条
件に行うようにすることができる。これにより、前回の
充電による温度上昇が収まっていなかったり、放電深度
がまだ浅いのに再充電を行って、さらなる温度上昇を招
いたりメモリ効果が発生したりするのを充電後の時間条
件から防止することができる。このような制御は、他の
充電位置3bでの充電にも適用して有効である。
置3b、3cなどでの前記充電を、図6、図7に示す所
定の充電容量範囲の上限よりも下で完了充電容量の数%
下となる充電容量Q以下であるときに行うようにするこ
とができる。これによっても、放電深度が浅いのに、充
電を行って二次電池の温度上昇を招いたり、メモリ効果
が発生するようなことを防止することができる。
テムにおける電池管理のために、制御手段73は、二次
電池25の充放電をモニタする充放電モニタ6の電源供
給を、無人搬送車1が電源投入状態であるときのみ行う
ようにする。これにより、無人搬送車1が電源投入状態
で放電を伴い充放電モニタ6が必要になるときだけ電源
を投入し、それ以外は無駄に電源を投入しないことによ
り省エネを図ることができる。
らない充電装置61側での操作パネル54を用いた手動
での充電を行う時は、充電装置61の電源により充放電
モニタ6に電源供給する。これによると、充電装置61
側の手動による独立した充電を可能としながら無人搬送
車1側の充放電モニタ6による充放電情報を利用して適
正に行うことができる。
によれば、走行ルート上であっても、無人搬送車がある
時間停止する停止位置を充電位置として、二次電池の充
電容量が通常狭く設定される充電容量範囲下限以下まで
落ちていなくても許容される充電を行うことによって、
過放電、過充電を招かず、充電による待ち時間を短縮し
たり待ち時間がロス時間になりにくくすることが多くの
機会を利用して行うことができる。また、次への走行距
離が長い状況であってもその途中など特定の充電位置以
外の必要位置を充電位置として充電を行い過放電になる
ようなことを防止することができる。
の構成を示す模式図。
示すブロック図。
関係を示す構成図。
ラインS1、および充電クリティカルラインS2の設定
を説明するグラフ。
ラフ。
充電位置にて充電要求なしに充電を行う場合の充電容量
の変化を示すグラフ。
充電位置にて充電要求なしに充電を行う場合の充電制限
状態を示すグラフ。
Claims (16)
- 【請求項1】 二次電池を電源として走行する無人搬送
車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部の
狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたとき
充放電を行わせる電池管理システムにより、無人搬送車
の走行ルート内外に設定された充電位置に停止させて充
電を行う無人搬送車の二次電池充電方法において、 走行ルート上の無人搬送車が搬送物の授受や待機などの
ためにある時間停止する停止位置を充電位置として、二
次電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落
ちていなくても充電を行うことを特徴とする無人搬送車
の二次電池充電方法。 - 【請求項2】 二次電池を電源として走行する無人搬送
車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部の
狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたとき
充放電を行わせる電池管理システムにより、無人搬送車
の走行ルート内外に設定された充電位置に停止させて充
電を行う無人搬送車の二次電池充電方法において、 無人搬送車の次への走行距離が長い走行ルート上の途中
を充電位置として、二次電池の充電容量が前記所定の充
電容量範囲外にまで落ちていなくても、前記充電位置に
無人搬送車を停止させて充電を行うことを特徴とする無
人搬送車の二次電池充電方法。 - 【請求項3】 二次電池を電源として走行する無人搬送
車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部の
狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたとき
充放電を行わせる電池管理システムにより、無人搬送車
の走行ルート内外に設定された充電位置に停止させて充
電を行う無人搬送車の二次電池充電方法において、 無人搬送車のホームポジションを充電位置として、ここ
に無人搬送車が停止しているとき、二次電池の充電容量
が前記所定の充電容量範囲外にまで落ちていなくても充
電を行うことを特徴とする無人搬送車の二次電池充電方
法。 - 【請求項4】 無人搬送車がホームポジションの充電位
置に停止しているときの充電は、前回の充電完了時から
所定の時間が経過していることを条件に行う請求項3に
記載の無人搬送車の二次電池充電方法。 - 【請求項5】 充電位置での充電は、前記所定の充電容
量範囲の上限よりも下で完了充電容量の数%下の充電容
量であるときに行う請求項1〜4のいずれか1項に記載
の無人搬送車の二次電池充電方法。 - 【請求項6】 二次電池の充電中は、無人搬送車に直
接、間接に関わる手動入力を不能にする請求項1〜5の
いずれか1項に記載の無人搬送車の二次電池充電方法。 - 【請求項7】 前記電池管理システムにおける電池管理
のために二次電池の充放電をモニタするモニタ手段の電
源供給は、無人搬送車が電源投入状態であるときのみ行
う請求項1〜6のいずれか1項に記載の無人搬送車の二
次電池充電方法。 - 【請求項8】 電池管理システムによらない手動での充
電時は、充電器側の電源により充放電モニタに電源供給
する請求項7に記載の無人搬送車の二次電池充電方法。 - 【請求項9】 二次電池を電源として走行する無人搬送
車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部の
狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたとき
充放電を行わせる電池管理システムにより、二次電池の
充放電をモニタするモニタ手段からの充放電情報をもと
に、無人搬送車の走行ルート内外に設定された充電位置
に停止させて充電を行う無人搬送車の二次電池充放電装
置において、 走行ルート上の無人搬送車が搬送物の授受や待機などの
ためにある時間停止する停止位置を充電位置として、二
次電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲外にまで落
ちていなくても充電を行う制御手段を備えたことを特徴
とする無人搬送車の二次電池充電装置。 - 【請求項10】 二次電池を電源として走行する無人搬
送車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部
の狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたと
き充放電を行わせる電池管理システムにより、二次電池
の充放電をモニタするモニタ手段からの充放電情報をも
とに、無人搬送車の走行ルート内外に設定された充電位
置に停止させて充電を行う無人搬送車の二次電池充電装
置において、 無人搬送車の次への走行距離が長い走行ルート上の途中
を充電位置として、無人搬送車がこの充電位置を通過す
るとき、二次電池の充電容量が前記所定の充電容量範囲
外にまで落ちていなくても、前記充電位置に無人搬送車
を停止させて充電を行う制御手段を備えたことを特徴と
する無人搬送車の二次電池充電装置。 - 【請求項11】 二次電池を電源として走行する無人搬
送車が、電池を管理して満充電および0充電の間の一部
の狭い所定の充電容量範囲で使用し、範囲外に落ちたと
き充放電を行わせる電池管理システムにより、二次電池
の充放電をモニタするモニタ手段からの充放電情報をも
とに、無人搬送車の走行ルート内外に設定された充電位
置に停止させて充電を行う無人搬送車の二次電池充電装
置において、 無人搬送車のホームポジションを充電位置とし、ここに
無人搬送車が停止しているとき、二次電池の充電容量が
前記所定の充電容量範囲外にまで落ちていなくても充電
を行う制御手段を備えたことを特徴とする無人搬送車の
二次電池充電装置。 - 【請求項12】 制御手段は、無人搬送車がホームポジ
ションの充電位置に停止しているときの充電を、前回の
充電完了時から所定の時間が経過していることを条件に
行う請求項11に記載の無人搬送車の二次電池充電装
置。 - 【請求項13】 充電位置での充電は、前記所定の充電
容量範囲の上限よりも下で完了充電容量の数%下の充電
容量であるときに行う請求項9〜12のいずれか1項に
記載の無人搬送車の二次電池充電装置。 - 【請求項14】 制御手段は、二次電池の充電中、無人
搬送車に直接、間接に関わる手動入力を不能にする請求
項9〜13のいずれか1項に記載の無人搬送車の二次電
池充電装置。 - 【請求項15】 制御手段は、前記モニタ手段への電源
供給を、無人搬送車が電源投入状態であるときのみ行う
請求項9〜14のいずれか1項に記載の無人搬送車の二
次電池充電装置。 - 【請求項16】 制御手段は、電池管理システムによら
ない手動での充電時、充電器側の電源により充放電モニ
タに電源供給する請求項15に記載の無人搬送車の二次
電池充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385727A JP2002182747A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385727A JP2002182747A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002182747A true JP2002182747A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18852943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000385727A Pending JP2002182747A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 無人搬送車の二次電池充電方法および充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002182747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014150618A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Toyota Motor East Japan Inc | 搬送車における充放電制御システム |
JP2022058146A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 株式会社リコー | スケジューリングシステム、スケジューリング方法およびプログラム |
-
2000
- 2000-12-19 JP JP2000385727A patent/JP2002182747A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014150618A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Toyota Motor East Japan Inc | 搬送車における充放電制御システム |
JP2022058146A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 株式会社リコー | スケジューリングシステム、スケジューリング方法およびプログラム |
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