JP2002182629A - 画像表示装置、画像形成付加装置および表示制御装置 - Google Patents

画像表示装置、画像形成付加装置および表示制御装置

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JP2002182629A
JP2002182629A JP2000384805A JP2000384805A JP2002182629A JP 2002182629 A JP2002182629 A JP 2002182629A JP 2000384805 A JP2000384805 A JP 2000384805A JP 2000384805 A JP2000384805 A JP 2000384805A JP 2002182629 A JP2002182629 A JP 2002182629A
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JP2000384805A
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Takeshi Sato
剛 佐藤
Tadashi Sakamoto
直史 坂本
Hitoshi Fujii
仁司 藤井
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RYOKO COMP SYSTEM KK
RYOKO COMPUTER SYSTEM KK
Mitsubishi Electric Corp
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RYOKO COMP SYSTEM KK
RYOKO COMPUTER SYSTEM KK
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速な画像表示を実現する。 【解決手段】 画像表示装置は、形式の異なる複数の画
像データを受け、画像データを構成する各画素データに
形式を示すアトリビュート領域を付加する付加部4と、
付加部4に接続され、付加部4より出力される画素デー
タを記憶するフレームメモリ5と、フレームメモリ5に
接続され、フレームメモリ5に記憶された画素データを
表示するための制御を行なう表示制御装置6と、表示制
御装置6に接続され、画像を表示するための表示装置7
とを含む。表示制御装置6は、画素データの形式を判定
する判定部8と、判定部8に接続され、判定部8により
判定された画素データの形式に従って画素データの出力
を行なう出力部9とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に関
し、特に、画素データの画像形式に応じて動的に描画方
法を変えることのできる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ等の画面表示に採
用されているラスタスキャンディスプレイ方式では、フ
レームメモリと呼ばれるメモリに1画面分の画素データ
を書込むことにより、画像データが表示装置に表示され
る。画素データの画像形式(フォーマット)には複数の
種類があり、それぞれ描画方法も異なる。このため、1
画面内に異なる形式の画像データが複数ある場合には、
画素データの形式をいずれか1つに統一する変換処理を
行なってから画素データをフレームメモリに書込んでい
た。
【0003】図14を参照して、従来の画像表示装置
は、形式の異なる複数の画像データを受け、ある形式に
統一する変換処理を行なう形式変換処理装置43と、形
式変換処理装置43に接続され、形式変換処理装置43
の出力する画像データを記憶するフレームメモリ44
と、フレームメモリ44に接続され、フレームメモリ4
4に記憶された画像データを表示するための制御を行な
う表示制御装置45と、表示制御装置45に接続され、
画像を表示するための表示装置46とを含む。
【0004】表示装置46に形式1画像41から形式n
画像42までのn種類の形式の画像データを表示する場
合には、形式変換処理装置43は、n種類の形式の画像
データを予め定められた形式の画像データに変換し、フ
レームメモリ44に書込む。このようにして1つの形式
に統一された画像データがフレームメモリ44に書込ま
れると、表示制御装置45によって画像が表示装置46
に表示される。
【0005】なお、形式変換処理装置43は、計算機上
で実行されるソフトウェアプログラムにより実現され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画素データの形式を統
一する変換処理は、一般的にソフトウェアにより行なわ
れる。このため、画素データをフレームメモリ44に書
込むまでに処理時間がかかり、またソフトウェアのアプ
リケーションサイズが大きくなるといった問題があっ
た。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、高速な画像表示を実現する
ことができる画像表示装置、画像形式付加装置および表
示制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従う
画像表示装置は、画素データに、画素データの画像形式
を示す値を有するアトリビュート領域を付加するための
付加手段と、付加手段に接続され、アトリビュート領域
が付加された画素データを記憶するフレームメモリと、
フレームメモリに接続され、フレームメモリに格納され
た各画素データのアトリビュート領域の値に基づいて、
画素データの画像形式を判定するための判定手段と、判
定手段に接続され、判定手段の出力に基づいて、画素デ
ータの描画方法を決定し、描画方法に従って表示装置に
画像を表示するためのデータを出力するための出力手段
とを含む。
【0009】画素データにアトリビュート領域が付加さ
れている。このため、予め画素データの形式を統一する
変換処理が不必要になる。これにより、画素データをフ
レームメモリに書込むまでの処理時間を削減することが
でき、またソフトウェアのアプリケーションサイズが大
きくなるという問題が解消される。よって、高速な画像
表示を実現することが可能になる。
【0010】好ましくは、画素データの画像形式は、R
GB形式とGIF形式とを含み、付加手段は、GIF形
式の画素データのブランク部分でかつRGB形式の画素
データのR,G,Bいずれかの領域の最下位ビットをア
トリビュート領域とし、画素データの画像形式をアトリ
ビュート領域に格納するための手段を含む。
【0011】さらに好ましくは、出力手段は、GIF形
式の値とRGB値との対応関係を示すカラーパレットを
記憶するためのカラーパレット記憶手段と、判定手段に
より画素データがRGB形式であると判断された場合に
は、当該画素データを出力装置に出力するためのRGB
出力制御手段と、判定手段により画素データがGIF形
式であると判断された場合には、カラーパレットを参照
し、当該画素データに基づいてRGB値を求め、出力装
置に出力するためのGIF出力制御手段とを含む。
【0012】特にインターネット上で多く用いられるR
GB形式およびGIF形式の画素データを高速に画像表
示することができるようになる。
【0013】さらに好ましくは、付加手段は、さらに、
GIF形式の画素データのブランク部分でかつアトリビ
ュート領域とは異なる領域に、使用するカラーパレット
の種類を格納するための手段を含み、カラーパレット記
憶手段は、複数種類のカラーパレットを記憶し、GIF
出力制御手段は、判定手段により画素データがGIF形
式であると判断された場合には、当該画素データに記憶
されたカラーパレットの種類に基づいて、カラーパレッ
ト記憶手段からカラーパレットを選択し、当該カラーパ
レットを参照し、当該画素データに基づいてRGB値を
求め、出力手段に出力するための手段を含む。
【0014】カラーパレットがそれぞれ異なる複数のG
IF形式の画素データが混在する場合であっても、カラ
ーパレットの選択が行なわれた後、GIF形式の画素デ
ータの出力制御が行なわれる。このため、高速に画像表
示をすることができるようになる。
【0015】さらに好ましくは、複数のカラーパレット
は、それぞれ使用される対応関係のみがカラーパレット
記憶手段に記憶されている。
【0016】カラーパレットを有効にカラーパレット記
憶手段に配置し、より多くのカラーパレットを配置でき
るようになる。
【0017】本発明の他の局面に従う画像形式付加装置
は、画素データの画像形式を判定するための画像形式判
定手段と、画像形式判定手段の判定結果に基づいて、画
素データに、画素データの画像形式を示す値を有するア
トリビュート領域を付加するためのアトリビュート領域
付加手段とを含む。
【0018】画素データにアトリビュート領域が付加さ
れる。このため、後続する画像表示制御において、予め
画素データの形式を統一する変換処理が不必要になる。
これにより、画素データをフレームメモリに書込むまで
の処理時間を削減することができ、またソフトウェアの
アプリケーションサイズが大きくなるという問題が解消
される。よって、高速な画像表示を実現することが可能
になる。
【0019】好ましくは、画素データの画像形式は、R
GB形式とGIF形式とを含み、アトリビュート領域付
加手段は、画像形式判定手段の出力に基づいて、GIF
形式の画素データのブランク部分でかつRGB形式の画
素データのR,G,Bいずれかの領域の最下位ビットを
アトリビュート領域とし、画素データの画像形式をアト
リビュート領域に格納するための手段を含む。
【0020】特にインターネット上で多く用いられるR
GB形式およびGIF形式の画素データを高速に画像表
示することができるようになる。
【0021】さらに好ましくは、アトリビュート領域付
加手段は、さらに、GIF形式の画素データのブランク
部分でかつアトリビュート領域とは異なる領域に、GI
F形式の画素データをRGB値に変換する際に使用する
カラーパレットの種類を格納するための手段を含む。
【0022】カラーパレットがそれぞれ異なる複数のG
IF形式の画素データが混在する場合であっても、カラ
ーパレットの種類を格納しておくことにより、その後の
画像表示制御において、カラーパレットの選択が行なわ
れた後、GIF形式の画素データの出力制御が行なわれ
る。このため、高速に画像表示をすることができるよう
になる。
【0023】本発明のさらに他の局面に従う表示制御装
置は、画素データの画像形式を示すアトリビュート領域
が付加された画素データにもとづいて、表示装置へのデ
ータ出力制御をするためのものである。表示制御装置
は、フレームメモリに格納された各画素データのアトリ
ビュート領域の値に基づいて、画素データの画像形式を
判定するための判定手段と、判定手段に接続され、判定
手段の出力に基づいて、画素データの描画方法を決定
し、表示装置に画像を表示するためのデータを出力する
ための出力手段とを含む。
【0024】画素データにアトリビュート領域が付加さ
れている。このため、予め画素データの形式を統一する
変換処理が不必要になる。これにより、画素データをフ
レームメモリに書込むまでの処理時間を削減することが
でき、またソフトウェアのアプリケーションサイズが大
きくなるという問題が解消される。よって、高速な画像
表示を実現することが可能になる。
【0025】好ましくは、画素データの画像形式は、R
GB形式とGIF形式とを有し、出力手段は、GIF形
式の値とRGB値との対応関係を示すカラーパレットを
記憶するためのカラーパレット記憶手段と、判定手段に
より画素データがRGB形式であると判断された場合に
は、当該画素データを出力装置に出力するためのRGB
出力制御手段と、判定手段により画素データがGIF形
式であると判断された場合には、カラーパレットを参照
し、当該画素データに基づいてRGB値を求め、出力装
置に出力するためのGIF出力制御手段とを含む。
【0026】特にインターネット上で多く用いられるR
GB形式およびGIF形式の画素データを高速に画像表
示することができるようになる。
【0027】さらに好ましくは、GIF形式の画素デー
タのブランク部分であってかつアトリビュート領域とは
異なる領域に、使用するカラーパレットの種類が格納さ
れており、カラーパレット記憶手段は、複数種類のカラ
ーパレットを記憶し、GIF出力制御手段は、判定手段
により画素データがGIF形式であると判断された場合
には、当該画素データに記憶されたカラーパレットの種
類に基づいて、カラーパレット記憶手段からカラーパレ
ットを選択し、当該カラーパレットを参照し、当該画素
データに基づいてRGB値を求め、出力手段に出力する
ための手段を含む。
【0028】カラーパレットがそれぞれ異なる複数のG
IF形式の画素データが混在する場合であっても、カラ
ーパレットの選択が行なわれた後、GIF形式の画素デ
ータの出力制御が行なわれる。このため、高速に画像表
示をすることができるようになる。
【0029】さらに好ましくは、複数のカラーパレット
は、それぞれ使用される対応関係のみがカラーパレット
記憶手段に記憶されている。
【0030】カラーパレットを有効にカラーパレット記
憶手段に配置し、より多くのカラーパレットを配置でき
るようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1を参照し
て、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置は、形式
の異なる複数の画像データを受け、画像データを構成す
る各画素データに画像形式を示すアトリビュート領域を
付加する付加部4と、付加部4に接続され、アトリビュ
ート領域が付加された画素データを記憶するフレームメ
モリ5と、フレームメモリ5に接続され、フレームメモ
リ5に記憶された画素データを表示するための制御を行
なう表示制御装置6と、表示制御装置6に接続され、画
像を表示するための表示装置7とを含む。
【0032】表示制御装置6は、フレームメモリに格納
された画素データのアトリビュート領域の値に基づい
て、画素データの形式を判定する判定部8と、判定部8
に接続され、判定部8により判定された画素データの形
式に従って、当該画素データの描画方法を決定し、その
描画方法に従って表示装置7に画像を表示するためのデ
ータの出力を行なう出力部9とを含む。
【0033】図2を参照して、付加部4は、画素データ
の画像形式を判定するための画像形式判定部72と、画
像形式判定部72に接続され、画像形式判定部72の出
力に基づいて、各画素データに画像形式を示すアトリビ
ュート領域を付加するアトリビュート領域付加部74と
を含む。
【0034】付加部4は、本実施の形態ではCPU(Ce
ntral Processing Unit)とCPU上で動作するソフト
ウェアプログラムとの組合わせで実現される。ただし、
ハードワイヤードロジックで実現してもよい。
【0035】表示制御装置6は、本実施の形態ではハー
ドワイヤードロジックにより実現される。ただし、CP
UとCPU上で動作するソフトウェアプログラムとの組
合わせで実現してもよい。
【0036】付加部4および表示制御装置6は、同一の
チップ上に構成されていてもよいし、異なるチップ上に
構成されていてもよい。
【0037】表示装置7に形式1画像2から形式n画像
3までのn種類の形式の画像データを表示する場合に
は、図3を参照して、付加部4は、元の画素データ11
にアトリビュート領域10を付加し、アトリビュート領
域10にその画素データ11の形式の情報を格納する。
【0038】画像表示装置1に入力された画素データ1
1には、付加部4によりアトリビュート領域10が付加
され、画素データ11の形式がアトリビュート領域10
に格納される。そのデータがフレームメモリ5に格納さ
れると、表示制御装置6に含まれる判定部8において、
アトリビュート領域に格納されている値により画素デー
タの形式が判定され、出力部9において判定された形式
に従って画素データの描画方法が決定され、表示装置7
に画像を表示するためのデータが表示装置7に出力され
る。
【0039】以上説明したように、本実施の形態におけ
る画像表示装置1によれば、異なる形式の画像が混在す
る場合でも、付加部4によりアトリビュート領域を付加
するだけで直接フレームメモリ5に画素データを書込む
ことができる。このため、ソフトウェアによる画像形式
の変換処理が不要になる。したがって、アプリケーショ
ンサイズを低減でき、また高速な画像表示が可能にな
る。
【0040】[実施の形態2]図4を参照して、本発明
の実施の形態2に係る画像表示装置は、図1を参照して
説明した実施の形態1に係る画像表示装置において、付
加部4の代わりに付加部54を用い、表示制御装置6の
代わりに表示制御装置25を用いたものである。それ以
外の構成部分は、実施の形態1と同様である。このた
め、その詳細な説明はここでは繰返さない。
【0041】本実施の形態では、画素データの形式をイ
ンターネットで多く用いられる画像形式である、RGB
とGIFとに限定する。RGB形式およびGIF形式に
ついては、一般的に広く知られている。このため、その
説明はここでは繰返さない。
【0042】図5を参照して、付加部54は、画素デー
タの画像形式を判定するための画像形式判定部72と、
画像形式判定部72に接続され、画像形式判定部72の
出力に基づいて、GIF形式の画素データのブランク部
分でかつRGB形式の画素データのR,G,Bいずれか
の領域の最下位ビットをアトリビュート領域とし、画素
データの画像形式をアトリビュート領域に格納するアト
リビュート領域付加部84とを含む。
【0043】図6を参照して、表示制御装置25は、フ
レームメモリ5より読出した画素データのアトリビュー
トビットに基づいて、画素データの形式を判定する判定
部26と、判定部28により判定された画素データの形
式にしたがって画素データの描画方法を決定し、表示装
置7に画像を表示するためのデータの出力を行なう出力
部27とを含む。
【0044】出力部27は、判定部26に接続され、判
定結果がGIF形式であった場合には、GIF形式の画
素データを受け、GIF形式の画素データからRGB値
を求めるためのカラーパレット28と、判定部26およ
びカラーパレット28に接続され、判定部26の出力に
したがって、表示制御装置25がRGB形式の画素デー
タを受取った場合には、その画素データを判定部26よ
り受け、そのまま出力し、表示制御装置25がGIF形
式の画素データを受取った場合には、カラーパレット2
8よりRGB形式の画素データを受け、表示装置7に出
力するセレクタ29とを含む。
【0045】図4の付加部54において付加されるアト
リビュート領域は、RGBおよびGIFの2種類の形式
を区別できればよい。このため、1ビットとする。ま
た、GIFの画素データのブランク部分でかつRGBの
R,G,Bいずれかの領域の最下位ビットにアトリビュ
ートビットを付加する。R,G,Bいずれかの領域の最
下位ビットに限定しているのは、当該ビットの値が変化
した場合に表示を行なったとしても、画素値が変化した
ことが人間の目に最もわかりにくいビットだからであ
る。
【0046】アトリビュートビットを付加した画素デー
タの一例を図7に示す。図7(A)のRGB画素データ
20において、Gの領域の最下位ビットをアトリビュー
トビット21とすると、図7(B)のGIF画素データ
22においては同じビット位置23がブランク領域にあ
たるため、上記のアトリビュートビットの条件を満たす
ことになる。
【0047】図8に、このようにしてアトリビュートビ
ットを付加した画素データを書込んだときのフレームメ
モリ5の様子を示す。このようにフレームメモリ5内に
RGBおよびGIF両方の形式の画素データが存在する
ことになる。
【0048】表示制御装置25の判定部26でアトリビ
ュートビットにより判定された画素データの形式に従っ
て、出力部27においてRGBならばそのまま表示装置
7に画素データが出力され、GIFならばカラーパレッ
ト28を参照して表示装置7に画素データが出力され
る。
【0049】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、インターネットで多く用いられるGIFおよびRG
Bの混在した画像を表示する場合に、ソフトウェアによ
る変換処理が不要になる。したがって、アプリケーショ
ンサイズを低減でき、また高速な画像表示が可能にな
る。
【0050】[実施の形態3]図9を参照して、本発明
の実施の形態3に係る画像表示装置は、図4を参照して
説明した実施の形態2に係る画像表示装置において、付
加部54の代わりに付加部64を用いたものである。
【0051】本実施の形態では、実施の形態2と同様に
画素データの形式をRGBとGIFとに限定している。
なお、複数のGIF画像が存在する場合には、カラーパ
レットもその数だけ確保するものとする。
【0052】図10を参照して、付加部64は、画素デ
ータの画像形式を判定する画像形式判定部72と、画像
形式判定部72に接続され、GIF形式の画素データの
ブランク部分でかつRGB形式の画素データのR,G,
Bいずれかの領域の最下位ビットをアトリビュート領域
とし、画素データの画像形式をアトリビュート領域に格
納し、また、GIF形式の画素データのブランク部分で
かつアトリビュート領域とは異なる領域に、GIF形式
の画素データをRGB値に変換する際に使用するカラー
パレットの種類を格納するアトリビュート領域付加部9
4とを含む。
【0053】実施の形態2においては、図4の付加部5
4においてアトリビュートビットが付加されたGIFデ
ータは、図7(B)に示すような形式であったが、複数
のカラーパレットが存在する場合には、図11を参照し
て、付加部64は、GIFデータのブランク部分にカラ
ーパレットの番号を示す領域30をさらに付加する。
【0054】また、判定部26は、画素データの形式を
判定すると同時に、判定結果がGIFであった場合はさ
らにカラーパレットの番号も判定する。
【0055】図12に実施の形態3におけるカラーパレ
ット28の一例を示す。それぞれのカラーパレットに、
GIFの規格である256色のエントリが割当てられ
る。判定部26において判定されたカラーパレット番号
に従い、出力部27は使用するカラーパレットを選択す
る。図12ではカラーパレットが2つの場合を示してい
るが、これを3つ以上用いることももちろん可能であ
る。
【0056】これにより、複数のGIF画像が存在する
場合においても、実施の形態2の方法が可能になる。
【0057】[実施の形態4]実施の形態4に係る画像
表示装置は、実施の形態3に係る画像表示装置と同様の
構成を有する。このため、その詳細な説明はここでは繰
返さない。
【0058】本実施の形態における画像表示装置は、実
施の形態3の画像表示装置よりも、カラーパレットの領
域をより効率的に利用できるようにしたものである。
【0059】図13に実施の形態4におけるカラーパレ
ット28の一例を示す。実施の形態3における図12で
は、すべてのカラーパレット28に固定サイズ256色
の領域を割当てていた。しかし、特にインターネットで
用いられるGIF画像は、小数の色のみを用いることが
多いため、ブランク領域が存在する。このため、本実施
の形態では、そのような場合にブランク部分を削除し、
使用している色数のみの領域を用いるようにした。これ
により、カラーパレット28の領域を有効に利用するこ
とができる。
【0060】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0061】
【発明の効果】本発明によると、高速な画像表示を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 付加部の構成を示すブロック図である。
【図3】 アトリビュート領域が付加された画素データ
の一例を示す図である。
【図4】 実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】 付加部の構成を示すブロック図である。
【図6】 表示制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 アトリビュートビットを付加した画素データ
の一例を示すブロック図である。
【図8】 画素データが書込まれたフレームメモリの様
子を示す図である。
【図9】 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】 付加部の構成を示すブロック図である。
【図11】 アトリビュート領域およびカラーパレット
の番号を示す領域が付加されたGIF形式の画素データ
の一例を示す図である。
【図12】 カラーパレットの一例を示す図である。
【図13】 カラーパレットの一例を示す図である。
【図14】 従来の画像表示装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 画像表示装置、4,54,64 付加部、5 フレ
ームメモリ、6,25,45 表示制御装置、7,46
表示装置、8,26 判定部、9,27 出力部、2
8 カラーパレット、43 形式変換処理装置、44
フレームメモリ、72 画像形式判定部、74,84,
94 アトリビュート領域付加部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 直史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤井 仁司 兵庫県尼崎市塚口本町6丁目11番40号 菱 光コンピュータシステム株式会社内 Fターム(参考) 5C082 AA01 BA12 BA27 BA34 BB15 BB53 CA81 CA84 CB01 DA54 DA55 DA73 MM02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素データに、画素データの画像形式を
    示す値を有するアトリビュート領域を付加するための付
    加手段と、 前記付加手段に接続され、前記アトリビュート領域が付
    加された前記画素データを記憶するフレームメモリと、 前記フレームメモリに接続され、前記フレームメモリに
    格納された各画素データのアトリビュート領域の値に基
    づいて、画素データの画像形式を判定するための判定手
    段と、 前記判定手段に接続され、前記判定手段の出力に基づい
    て、前記画素データの描画方法を決定し、当該描画方法
    に従って表示装置に画像を表示するためのデータを出力
    するための出力手段とを含む、画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画素データの画像形式は、RGB
    (Red:Green:Blue)形式とGIF(Graphics Interchan
    ge Format)形式とを含み、 前記付加手段は、GIF形式の画素データのブランク部
    分でかつRGB形式の画素データのR,G,Bいずれか
    の領域の最下位ビットをアトリビュート領域とし、前記
    画素データの画像形式を前記アトリビュート領域に格納
    するための手段を含む、請求項1に記載の画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、 GIF形式の値とRGB値との対応関係を示すカラーパ
    レットを記憶するためのカラーパレット記憶手段と、 前記判定手段により前記画素データがRGB形式である
    と判断された場合には、当該画素データを前記出力装置
    に出力するためのRGB出力制御手段と、 前記判定手段により前記画素データがGIF形式である
    と判断された場合には、前記カラーパレットを参照し、
    当該画素データに基づいてRGB値を求め、前記出力装
    置に出力するためのGIF出力制御手段とを含む、請求
    項2に記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記付加手段は、さらに、GIF形式の
    画素データのブランク部分でかつ前記アトリビュート領
    域とは異なる領域に、使用するカラーパレットの種類を
    格納するための手段を含み、 前記カラーパレット記憶手段は、複数種類のカラーパレ
    ットを記憶し、 前記GIF出力制御手段は、前記判定手段により前記画
    素データがGIF形式であると判断された場合には、当
    該画素データに記憶されたカラーパレットの種類に基づ
    いて、カラーパレット記憶手段からカラーパレットを選
    択し、当該カラーパレットを参照し、当該画素データに
    基づいてRGB値を求め、前記出力手段に出力するため
    の手段を含む、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のカラーパレットは、それぞれ
    使用される対応関係のみが前記カラーパレット記憶手段
    に記憶されている、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 画素データの画像形式を判定するための
    画像形式判定手段と、 前記画像形式判定手段の判定結果に基づいて、前記画素
    データに、前記画素データの画像形式を示す値を有する
    アトリビュート領域を付加するためのアトリビュート領
    域付加手段とを含む、画像形式付加装置。
  7. 【請求項7】 前記画素データの画像形式は、RGB形
    式とGIF形式とを含み、 前記アトリビュート領域付加手段は、前記画像形式判定
    手段の出力に基づいて、GIF形式の画素データのブラ
    ンク部分でかつRGB形式の画素データのR,G,Bい
    ずれかの領域の最下位ビットをアトリビュート領域と
    し、前記画素データの画像形式を前記アトリビュート領
    域に格納するための手段を含む、請求項6に記載の画像
    形式付加装置。
  8. 【請求項8】 前記アトリビュート領域付加手段は、さ
    らに、GIF形式の画素データのブランク部分でかつ前
    記アトリビュート領域とは異なる領域に、GIF形式の
    画素データをRGB値に変換する際に使用するカラーパ
    レットの種類を格納するための手段を含む、請求項7に
    記載の画像形式付加装置。
  9. 【請求項9】 画素データの画像形式を示すアトリビュ
    ート領域が付加された画素データにもとづいて、表示装
    置へのデータ出力制御をするための表示制御装置であっ
    て、 フレームメモリに格納された各画素データのアトリビュ
    ート領域の値に基づいて、画素データの画像形式を判定
    するための判定手段と、 前記判定手段に接続され、前記判定手段の出力に基づい
    て、前記画素データの描画方法を決定し、表示装置に画
    像を表示するためのデータを出力するための出力手段と
    を含む、表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記画素データの画像形式は、RGB
    形式とGIF形式とを有し、 前記出力手段は、 GIF形式の値とRGB値との対応関係を示すカラーパ
    レットを記憶するためのカラーパレット記憶手段と、 前記判定手段により前記画素データがRGB形式である
    と判断された場合には、当該画素データを前記出力装置
    に出力するためのRGB出力制御手段と、 前記判定手段により前記画素データがGIF形式である
    と判断された場合には、前記カラーパレットを参照し、
    当該画素データに基づいてRGB値を求め、前記出力装
    置に出力するためのGIF出力制御手段とを含む、請求
    項9に記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 GIF形式の画素データのブランク部
    分であってかつ前記アトリビュート領域とは異なる領域
    に、使用するカラーパレットの種類が格納されており、 前記カラーパレット記憶手段は、複数種類のカラーパレ
    ットを記憶し、 前記GIF出力制御手段は、前記判定手段により前記画
    素データがGIF形式であると判断された場合には、当
    該画素データに記憶されたカラーパレットの種類に基づ
    いて、カラーパレット記憶手段からカラーパレットを選
    択し、当該カラーパレットを参照し、当該画素データに
    基づいてRGB値を求め、前記出力手段に出力するため
    の手段を含む、請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のカラーパレットは、それぞ
    れ使用される対応関係のみが前記カラーパレット記憶手
    段に記憶されている、請求項11に記載の表示制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136196A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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JP2010136196A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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