JP2002182485A - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト駆動装置及び画像形成装置

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JP2002182485A
JP2002182485A JP2000375449A JP2000375449A JP2002182485A JP 2002182485 A JP2002182485 A JP 2002182485A JP 2000375449 A JP2000375449 A JP 2000375449A JP 2000375449 A JP2000375449 A JP 2000375449A JP 2002182485 A JP2002182485 A JP 2002182485A
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roller
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meandering control
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JP2000375449A
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Tetsushi Kurokawa
哲史 黒川
Hiroshi Mihashi
浩 三橋
Masayuki Murao
雅之 村尾
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Bando Chemical Industries Ltd
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
各色の感光ドラム5にそれぞれ対応する転写ローラ6a
〜6dと、蛇行検出部39を有する蛇行制御ローラ28
及び駆動ローラ11との間に転写搬送ベルトをなす平ベ
ルトBを巻き掛け、ベルトBのレイアウトを、ベルトB
が4つの転写ローラ6a〜6dに接触するフルカラーモ
ードと、ブラックの感光ドラム5に対応する転写ローラ
6dのみに接触するモノクロモードとの各レイアウト間
で切り換える画像形成装置において、ベルトレイアウト
の変化により蛇行制御ローラ28へのベルト巻付き位置
が変化しても、そのベルトレイアウトの変化に伴い蛇行
検出部39が受ける回転トルクの変化を抑制してベルト
Bの片寄りの修正を正確に行えるようにし、ベルト走行
状態の安定化を図る。 【解決手段】 ベルトレイアウトの切換えにより蛇行制
御ローラ28へのベルト巻付き位置が変化したときに、そ
の切換えに応じて蛇行制御ローラ28におけるベルト巻付き
角度自体を変わらないようにする、用紙導入ローラ14及び
補助ローラ19からなる巻付き角維持手段20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平ベルトの蛇行を
調整する蛇行制御ローラを備えたベルト駆動装置及びそ
れを用いた画像形成装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば電子写真方式のフルカ
ラー画像形成装置として、画像形成速度の高速化、画像
品質の向上、記録用紙の多様化への対応等を目的とし
て、画像形成部をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)及びブラック(BK)の4色に分けて並設
し、記録用紙をこれら4つの画像形成部に順に通過する
ように搬送して、その記録用紙上に各画像形成部で順次
各色のトナー像を転写することにより、記録用紙の1パ
スでフルカラー画像を得るようにしたものが知られてい
る。
【0003】このものでは、記録用紙の搬送及びその記
録用紙上へのトナー像の転写を行うためにベルト駆動装
置(転写搬送ベルトユニット)が使用されており、この
ベルト駆動装置は、表面に誘電体層を有する平ベルトを
転写搬送ベルトとして、互いに略平行に配置した複数本
のローラに掛け渡した構成のものが用いられている。
【0004】ところで、この種のベルト駆動装置におい
ては、記録用紙へのトナー転写中に平ベルトが片寄る
と、このベルトにより搬送される記録用紙に対する画像
形成過程で記録画像の位置ずれが生じ、画像品質に著し
く影響を及ぼすという問題がある。従って、安定した高
品質のフルカラー画像を得るようにするためには、平ベ
ルトを蛇行させずに安定して走行させる必要がある。
【0005】このベルトの蛇行を防止する技術として、
従来、 平ベルト裏面(内周面)の幅方向両端部にウレタン
ゴム等の弾性材料からなるリブを突設し、このリブをロ
ーラ両端部に設けた溝部に係合させることで、強制的に
ベルトの片寄りを防止する技術、 ベルトが巻き掛けられる複数本のローラのうちの従
動ローラやテンションローラ等にクラウンを設ける技
術、 複数本のローラのうちの1本を蛇行制御ローラ(蛇
行調整ローラ)とし、ベルトの片寄り量をセンサ等によ
り電気信号に変換して検出し、ベルトの蛇行量に応じて
蛇行制御ローラを機械的に変位させてベルトの片寄りを
防止する技術、 複数本のローラのうちの1本を蛇行制御ローラと
し、このローラの可動端側に、ローラから離れる外側に
向かって外径が大きくなるテーパ形状の蛇行検出部材を
設けて、ローラ上のベルトをその片寄りに応じて蛇行検
出部材に接触させて回転トルクを生じさせるとともに、
その回転トルクを変換して蛇行制御ローラの可動端を所
定方向に変位させる技術(特公平6―99055号公報
等参照) が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の従
来技術〜はいずれも以下に説明する問題がある。ま
ず、従来技術では、ローラ間のミスアラインメントが
大きい場合、ベルトの寄り力によってリブに過大な力が
かかり、リブの剥がれやローラ上への乗超えが生じると
いう問題がある。
【0007】また、従来技術では、ベルト基材の伸び
の少ない樹脂製ベルトであると、ベルトのしわが生じる
のは避けられない。
【0008】さらに、従来技術では、センサや、動作
のためのソフトウェアを含む制御装置等、複雑な装置構
成が必要となり、コストアップとなる。
【0009】これに対し、従来技術では、上記〜
での問題はないものの、ベルトのレイアウトが変化した
場合の問題が生じる。すなわち、上記電子写真方式の画
像形成装置では、フルカラー印刷を行うフルカラーモー
ドのときに全ての色の感光体へ平ベルトが接触する一
方、モノクロ印刷を行うモノクロモードのときにはブラ
ックの感光体のみにベルトが接触するようにベルトのレ
イアウトが変化するため(図3及び図4参照)、このベ
ルトのレイアウトの変化に伴い、蛇行制御ローラにおけ
るベルト巻付き角度が変わる。このとき、ベルト巻付き
角度が変化すると、蛇行検出部が受ける回転トルク、及
び該回転トルクの所定の大きさに対するベルトの蛇行検
出部への片寄り量が変化するので、その回転トルクの大
きさに基づいてベルトの片寄りを正確に修正制御するこ
とは困難となる。
【0010】このように、ベルトのレイアウトが変化す
ると、ベルトの片寄りを確実に修正することが難しくて
ベルトの蛇行が生じてしまうため、印字画像に乱れが生
じて画質が劣化するという問題がある。
【0011】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記蛇行制御ローラの
可動端を変位させるタイプのベルト駆動装置に対し、そ
の装置構造を改良することにより、ベルトレイアウトの
変化に伴い蛇行検出部が受ける回転トルクの変化を抑制
してベルトの片寄りの修正を正確に行えるようにし、ベ
ルト走行状態の安定化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、この発明では、ベルトのレイアウトを切換えて蛇行
制御ローラへのベルト巻付き位置を変化させるときに、
その蛇行制御ローラにおけるベルト巻付き角度自体を変
わらないようにした。
【0013】具体的には、請求項1の発明では、少なく
とも一端が軸受部に対し軸線方向と略直交する所定の変
位方向に変位可能な可動端とされた蛇行制御ローラと、
上記蛇行制御ローラと、少なくとも1つの他のローラと
の間に巻き掛けられた平ベルトと、上記蛇行制御ローラ
の可動端側に同心状にかつ相対回転可能に設けられ、蛇
行制御ローラ上で片寄った平ベルトとの接触により駆動
されて回転トルクを受ける蛇行検出部とを備え、蛇行検
出部の回転トルクにより蛇行制御ローラの可動端を軸受
部に対し所定の変位方向に変位させてベルトの片寄りを
修正するようにしたベルト駆動装置が前提である。
【0014】そして、上記ベルトのレイアウトを切り換
えるベルトレイアウト切換手段と、上記ベルトレイアウ
ト切換手段によるベルトのレイアウトの切換えに応じ
て、蛇行制御ローラへのベルト巻付き角度が略一定とな
るようにベルト巻付き位置を変化させる巻付き角維持手
段とを設ける。
【0015】上記の構成によると、ベルトレイアウト切
換手段によりベルトのレイアウトが切り換えられて、ベ
ルトの蛇行制御ローラへの巻付き位置が変化する。この
ベルトレイアウトの切換えに伴い、巻付き角維持手段に
より蛇行制御ローラへのベルト巻付き角度が変わらない
ようにベルト巻付き位置を変化させるので、ベルト巻付
き位置の変化に拘わらず所定のベルト片寄り量に対して
蛇行検出部が受ける回転トルクを変化しないようにする
ことができる。従って、ベルトレイアウトがベルトの走
行中に変化するベルト駆動装置について、ベルトレイア
ウトの変化に拘わらずベルトの片寄りを安定して修正す
ることができ、ベルトの蛇行制御を確実に行うことがで
きる。
【0016】また、請求項2の発明では、上記巻付き角
維持手段は、蛇行制御ローラのベルト搬送方向両隣に設
けられて該蛇行制御ローラとともにベルトを回行させる
2つのローラを備えてなり、上記2つのローラは、ベル
トレイアウト切換手段によるベルトのレイアウトの切換
えに応じて互いの軸心距離を一定に保ったまま移動する
ように構成されているものとする。こうすると、巻付き
角維持手段の望ましい構成が具体的に得られる。また、
簡単な構成により、高精度のベルト走行性能を得ること
ができる。
【0017】請求項3の発明では、平ベルトは、表面に
誘電体層が設けられかつ記録用紙を搬送する転写搬送ベ
ルトとする。また、イエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの各色の感光体にそれぞれ対応して並設され、転
写作用をする4つの転写手段を含み、ベルトレイアウト
切換手段は、ベルトが上記記録用紙を介して上記各色の
感光体に接触して、上記4つの転写手段が作用するフル
カラーモードのレイアウトと、ベルトが上記記録用紙を
介して上記ブラックの感光体のみに接触して、該ブラッ
クの感光体に対応する転写手段のみが作用するモノクロ
モードのレイアウトとの間でベルトレイアウトを切り換
えるように構成されているものとする。
【0018】また、請求項4の発明では、画像形成装置
として、上記請求項3のベルト駆動装置を備えたことを
特徴としている。
【0019】この請求項3又は4の発明の構成によれ
ば、表面に誘電体層が設けられた平ベルトからなる転写
搬送ベルトが蛇行制御ローラ及び他のローラ間で回行し
て、この転写搬送ベルトにより記録用紙が搬送され、こ
の搬送間に記録用紙に感光体からのトナーが転写されて
画像が形成される。そして、ベルトレイアウト切換手段
によりベルトのレイアウトがフルカラーモードのレイア
ウトに切り換えられたときには、ベルトはイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの各色の感光体の全てに記
録用紙を介して接触し、4つの転写手段の転写作用によ
り記録用紙にフルカラー印刷が行われる。一方、モノク
ロモードのレイアウトに切り換えられたときには、ベル
トはブラックの感光体のみに記録用紙を介して接触し、
このブラックの感光体に対応する転写手段の転写作用に
より記録用紙に黒色のトナーが転写されてモノクロ印刷
が行われる。従って、ベルトのレイアウトがフルカラー
モード又はモノクロモードの各レイアウトに切り換えら
れ、それに伴いベルトの蛇行制御ローラへの巻付き位置
が変化しても、そのベルトのレイアウトの切換えに応じ
て巻付き角維持手段が蛇行制御ローラへのベルト巻付き
角度を変化しないようにするので、所定のベルト片寄り
量に対して蛇行検出部が受ける回転トルクを変化しない
ようにすることができ、ベルトレイアウトの変化に拘わ
らずベルトの片寄りを安定的に修正して、ベルトの蛇行
制御を確実に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図7は本発明の実施形態に係る画
像形成装置Aの全体構成を模式的に示し、この画像形成
装置Aは、電子写真方式のフルカラー印刷装置や複写装
置に転写搬送ユニットとして組み込まれて、記録用紙P
にトナー像を転写するとともに、そのトナー像を定着さ
せるために用いられる。
【0021】上記画像形成装置Aは、後側から前側(図
7で右側から左側)に向かって所定間隔をあけて順に並
設されかつイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
互いに異なる4色の画像を形成する4つの画像形成部1
a〜1dと、これら画像形成部1a〜1dの前側に位置
する定着部2と、ベルト駆動装置3とからなる。
【0022】上記各画像形成部1a〜1dは、表面にイ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色のトナー
像を形成する感光ドラム5(感光体)と、この各感光ド
ラム5に対応して配置され、トナーの電荷とは逆の極性
の電荷が与えられた転写手段としての転写ローラ6a〜
6dとを備え、感光ドラム5上のトナー像を転写ローラ
6a〜6dで吸引して転写ローラ6a〜6dとの間の記
録用紙P上に転写するようにしている。また、定着部2
は、各画像形成部1a〜1dで順に転写された記録用紙
P上のトナー像を定着させる。
【0023】さらに、ベルト駆動装置3は、図外の用紙
供給部から1枚ずつ供給された記録用紙Pを後側から前
側に向かって各画像形成部1a〜1dの感光ドラム5と
転写ローラ6a〜6dとの間を順に経由して定着部2に
搬送するもので、図3及び4に示すように固定フレーム
8及び可動フレーム9を備えている。固定フレーム8に
は、その前端(定着部2側)に位置していて図外の駆動
モータに駆動連結された駆動ローラ11と、上記ブラッ
クの画像形成部1dにおける転写ローラ6dと、固定フ
レーム8の後端(用紙供給部側)に位置する蛇行制御ロ
ーラ28とが各軸心を互いに略平行に配置して両端部に
て回転可能に支持されている。
【0024】一方、可動フレーム9はその前端部にて上
記ブラックの画像形成部1dにおける転写ローラ6dの
軸を介して固定フレーム8に揺動可能に支持され、この
可動フレーム9の後端(揺動端)は上記蛇行制御ローラ
28近傍に位置している。可動フレーム9には上記ブラ
ックの画像形成部1dにおける転写ローラ6d以外の、
イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像形成部1a〜1
cにおける転写ローラ6a〜6cがそれぞれ各軸心を固
定フレーム8上の駆動ローラ11及び蛇行制御ローラ2
8と平行に配置した状態で回転可能に支持されている。
【0025】また、可動フレーム9の後端部にはブラケ
ット12を介して上下の用紙導入ローラ13,14がそ
れぞれ各軸心を駆動ローラ11及び蛇行制御ローラ28
と平行に配置した状態で回転可能に支持され、これら上
下の用紙導入ローラ13,14は、後述のベルトBをそ
の上に上記記録用紙Pを重ねた状態で挿通可能に対向配
置されている。
【0026】さらに、可動フレーム9の後端部における
用紙導入ローラ14の下側にはこの用紙導入ローラ14
と平行に配置した状態で回転可能に支持された補助ロー
ラ19が配置されており、これら2つのローラ14,1
9は、後述のベルトレイアウト切換手段によるベルトB
のレイアウトの切換えに応じて互いの軸心距離を一定に
保ったまま移動するように構成されている。すなわち、
蛇行制御ローラ28のベルト搬送方向両隣に設けられ、
この蛇行制御ローラ28とともにベルトBを回行させる
用紙導入ローラ14及び補助ローラ19の2つのローラ
が巻付き角維持手段20を構成している。
【0027】そして、上記駆動ローラ11、蛇行制御ロ
ーラ28、各転写ローラ6a〜6d及び下側用紙導入ロ
ーラ14間には平ベルトBが外掛け状態で回行可能に巻
き掛けられており(後述のモノクロモード時には、補助
ローラ19も同様に巻掛けられる)、駆動モータにより
駆動ローラ11を図3及び図4で反時計回り方向に回転
させることにより、平ベルトBを駆動ローラ11、蛇行
制御ローラ28、下側用紙導入ローラ14及び各転写ロ
ーラ6a〜6d間で回行させ、その平ベルトBの上側ス
パン上面に用紙供給部から供給された記録用紙Pを載置
して上下の用紙導入ローラ13,14間に導入し、この
記録用紙Pを各画像形成部1a〜1dを経由して定着部
2に向かって前側に搬送するようにしている。
【0028】上記平ベルトBはその基材に、比誘電率の
高いPET(ポリエステル)、ETFE(エチレン・テ
トラフルオロエチレン共重合体)、PVDF(フッ化ビ
ニリデン樹脂)等の樹脂系フィルムが用いられ、その表
面には誘電体材料が配置されている。つまり、この平ベ
ルトBは、表面に誘電体層が設けられかつ記録用紙Pを
搬送する転写搬送ベルトをなしている。
【0029】尚、図3及び図4中、18は平ベルトBの
内周面に当接するテンションローラであり、中間部にて
固定フレーム8に揺動可能に支持されかつ一端に駆動ロ
ーラ11と平行な軸心をもってテンションローラ18を
回転可能に支持するV字状のアーム(図示省略)と、こ
のアームの他端部及び固定フレーム8の間に伸装された
引張ばね(図示省略)とともにベルトテンショナを構成
しており、引張ばねのばね力によりアームを回動付勢し
てこのテンションローラ18により平ベルトBの内周面
を押圧することによって、その平ベルトBに張力を付与
している。
【0030】また、上記駆動ローラ11の材料として
は、平ベルトBを摩擦接触により回行駆動できるよう
に、平ベルトBとの間に高い摩擦係数を有する例えばE
PDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合体)系の
架橋ゴム等が採用される。その他の蛇行制御ローラ2
8、用紙導入ローラ13,14、テンションローラ18
の材料としては、ステンレス鋼やアルミニウム合金等の
金属、又は駆動ローラ11の場合と同じ種類のゴム等が
用いられる。
【0031】図3及び4に示すように、固定フレーム8
下部の後端寄り部分(用紙供給部側)には、上記平ベル
トBのレイアウトを蛇行制御ローラ28へのベルト巻付
き位置(すなわち、蛇行制御ローラ28とベルトBとの
接触部分の蛇行制御ローラ28面上における位置)が変
化するようにフルカラーモード及びモノクロモードの2
つのレイアウト間で切り換えるベルトレイアウト切換手
段が設けられている。この切換手段は、図外の切換アク
チュエータ(例えば切換モータ)により回転駆動される
カム24を備え、このカム24の回動により図3に示す
ように、カム24の上向きへの回動により可動フレーム
9を転写ローラ6dの軸回りに反時計回り方向に回動さ
せて上昇させたときには、ブラックのみならずイエロ
ー、マゼンタ及びシアンの各画像形成部1a〜1dにお
ける転写ローラ6a〜6dをベルトB内周面に接触させ
ることにより、4色の画像形成部1a〜1dでそれぞれ
トナーをベルトB上の記録用紙Pに転写させてフルカラ
ー印刷を行う一方、図4に示すように、カム24の下向
きへの回動により可動フレーム9を自重により転写ロー
ラ6dの軸回りに時計回り方向に回動させて下降させた
ときには、ブラックのみの画像形成部1dにおける転写
ローラ6dをベルトB内周面に接触させることで、ブラ
ックの画像形成部1dのみでトナーをベルトB上の記録
用紙Pに転写させてモノクロ印刷を行うようにしてい
る。
【0032】そして、図3〜5に示すように、このよう
なベルトレイアウトの変化により、固定フレーム8に支
持されている蛇行制御ローラ28に対し可動フレーム9
の用紙導入ローラ14及び補助ローラ19が昇降して、
蛇行制御ローラ28に巻き掛けられている平ベルトBの
ベルト巻付き位置が変わる。そして、ベルトBは、蛇行
制御ローラ28の周辺では、フルカラーモードのレイア
ウトである可動フレーム9の上昇状態では、補助ローラ
19はベルトBに接触しておらず、用紙導入ローラ14
及び蛇行制御ローラ28により回行される一方、モノク
ロモードのレイアウトである可動フレーム9の下降状態
では、補助ローラがベルトBを内側から押圧するため
に、この補助ローラ19と用紙導入ローラ19と蛇行制
御ローラ28とにより回行される。
【0033】図6に示すように、上記蛇行制御ローラ2
8は中空円筒状のローラ本体29と、このローラ本体2
9の左右両端部に嵌合固定されたリング部30,30
と、このリング部30,30の中心孔を介してローラ本
体29の内部に挿通されたローラ軸31とを有し、この
ローラ軸31に対しローラ本体29がリング部30,3
0にてベアリング32,32を介して回転可能に支持さ
れている。上記ローラ軸31の左右両端はローラ本体2
9から突出し、そのうちの右端(図6の右端)は固定フ
レーム8に変位不能(但し、若干の角度だけ揺動可能で
ある)にかつ回転可能に固定されている。
【0034】一方、蛇行制御ローラ28におけるローラ
軸31の左端(図6の左端)は、固定フレーム8に設け
た軸受部34に対しローラ軸31の軸線方向と略直交す
る略上下の変位方向に変位可能に支持されていて、蛇行
制御ローラ28の可動端28aとされている。具体構造
を説明すると、図1に示すように、軸受部34は後側半
部(用紙供給部側)が除去された略半円形の板状のもの
で、図6にも示すように、その円弧中心部分(半径方向
内側部分)は外周側部分よりも厚い厚肉部分とされ、こ
の厚肉部分の円弧中心位置Oには、厚さ方向両側部のう
ちの蛇行制御ローラ28と反対側たる左側部に矩形溝状
の第1凹部35が、また蛇行制御ローラ28側たる右側
部には第1凹部35よりも大きい矩形状の第2凹部36
がそれぞれ円弧中心位置Oを中央とするように切欠き状
に形成され、上記第1凹部35内にローラ軸31の左端
部(蛇行制御ローラ28の可動端28a)が凹部35の
底面に当接した状態でその幅方向たる略上下方向に移動
可能に遊嵌合されており、この第1凹部35内での移動
により蛇行制御ローラ28の可動端28aを変位可能と
している。
【0035】上記蛇行制御ローラ28におけるローラ軸
31のローラ本体29から左側に突出した端部(可動端
28a)には、蛇行制御ローラ28上で片寄った平ベル
トBとの乗上げ状態の接触により駆動されて回転トルク
を受ける蛇行検出部39がボス部39aにて回転一体に
取付固定されている。つまり、この蛇行検出部39は、
蛇行制御ローラ28と同心状にかつ相対回転可能に設け
られている。蛇行検出部39の右端部(ローラ本体29
側の端部)の外径は蛇行制御ローラ28のローラ本体2
9と同径であるが、左端部(ローラ本体29と反対側の
端部)の外径は蛇行制御ローラ28よりも大きく、蛇行
検出部39の外周面は右側から左側(蛇行制御ローラ2
8から離れる側)に向かうに連れて徐々に大径になるテ
ーパ面に形成されている。また、蛇行検出部39の左端
部には外向フランジ部39bが形成されている。
【0036】また、上記蛇行検出部39のボス部39a
は外周面のフランジ部39bよりも左側に突出していて
上記軸受部34の第2凹部36内に位置し、この突出部
分の外周にはギヤ40が形成されている。一方、軸受部
34における第2凹部36内の底部は、蛇行制御ローラ
28の可動端28aの変位方向(略上下方向)と平行に
延び、この底部には上記ギヤ40に噛合する円弧状のラ
ックギヤ37が設けられている。また、ローラ軸31の
左端部にはばね止め42が取付固定され、このばね止め
42とその下側に位置する固定フレーム8との間には引
張ばね43が掛けられており、平ベルトBとの接触によ
って蛇行検出部39が受けた回転トルクによりギヤ40
を回転させて軸受部34のラックギヤ37上で略上向き
に移動させることにより、蛇行制御ローラ28の可動端
28a(ローラ軸31の左端)を軸受部34に対し引張
ばね43の付勢力に抗して略上向きの変位方向に変位さ
せてベルトBの片寄りを修正するようにしている。
【0037】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。画像形成装置Aにより記録用紙Pにフルカラーの画
像印刷を行う場合、図3に示すように、ベルトレイアウ
ト切換手段のカム24の上昇方向への回動により可動フ
レーム9がブラックの画像形成部1dにおける転写ロー
ラ6dの軸回りに前回りに回動して上昇し、ベルトBの
レイアウトがフルカラーモードのレイアウトになる。こ
のフルカラーモードのレイアウトでは、ベルトBの上側
スパン内周面(下面)がブラックのみならずイエロー、
マゼンタ及びシアンの全ての画像形成部1a〜1dにお
ける転写ローラ6a〜6dに接触する。この状態で駆動
モータのON作動により駆動ローラ11が回転してベル
トBが回行することで、用紙供給部から1枚ずつ供給さ
れた記録用紙Pが平ベルトBの上側スパン上面に載置さ
れて前側に搬送され、このベルトB上の記録用紙Pにそ
れぞれ4色の画像形成部1a〜1dでトナーが転写され
てフルカラー印刷が行われる。この印刷後の記録用紙P
は定着部2に送られて用紙Pに印刷画像が定着される。
【0038】一方、記録用紙Pにモノクロの画像印刷を
行う場合、図4に示すように、ベルトレイアウト切換手
段のカム24が下降方向へ回動して、可動フレーム9が
自重により転写ローラ6dの軸回りに後回りに回動して
下降し、ベルトBのレイアウトがモノクロモードのレイ
アウトに切り換えられる。このモノクロモードのレイア
ウトでは、ベルトBの上側スパン内周面がブラックのみ
の画像形成部1dにおける転写ローラ6dに接触し、こ
の状態で、上記フルカラー印刷と同様に、駆動ローラ1
1の回転によりベルトBが回行することで、用紙供給部
から供給された記録用紙Pが平ベルトBの上側スパン上
面で前側に搬送される。このとき、平ベルトBにはブラ
ックの画像形成部1dの転写ローラ6dのみしか接触し
ていないので、ベルトB上の記録用紙Pにはブラックの
画像形成部1dのみでトナーが転写されてモノクロ印刷
が行われ、この印刷後の記録用紙Pは定着部2に送られ
てモノクロの印刷画像が定着される。
【0039】そして、このようなフルカラー印刷及びモ
ノクロ印刷を行うとき、蛇行制御ローラ28によって平
ベルトBの蛇行が修正される。すなわち、予め、平ベル
トBは回行動作中に自動的に左側に片寄るように設定さ
れており、このベルトBの片寄りによりその左側エッジ
が蛇行制御ローラ28の左側に隣接する蛇行検出部39
の外周面に乗上げ状態で接触し、このベルトエッジの接
触によって蛇行検出部39にベルトBに連れ回りされる
方向(ベルト回行方向と同じ方向)の回転トルクが発生
する。蛇行検出部39の外周面は左側に向かって大径と
なるテーパ形状であるので、その回転トルクはベルトB
の片寄り量が大きくて蛇行検出部39の外周面への接触
量が増加するほど増大する。そして、この回転トルクに
より蛇行検出部39が回動し、そのボス部39a外周の
ギヤ40がそれと噛合している固定フレーム8側の軸受
部34におけるラックギヤ37上で略上向きに移動しよ
うとする。しかし、蛇行検出部39が回転一体に取付固
定されているローラ軸31の右端は固定フレーム8に移
動不能に一定位置で固定されているため、そのローラ軸
31左端のローラ可動端28aのみが軸受部34に対し
引張ばね43の付勢力に抗して上記軸受部34における
第1凹部35の底面(第2凹部36底面のラックギヤ3
7)に沿って略上向きに変位し、この変位によりローラ
軸31の傾きが変わり、ベルトBが片寄り前の元の走行
位置へ戻される。そして、このベルトBの走行位置が元
に戻ると、引張ばね43の付勢力によりローラ軸31が
変位前の元の位置に戻る。以後、同様の繰返しによりベ
ルトBの蛇行制御機能が働いてベルトBの片寄りが修正
される。
【0040】このとき、上記フルカラーモードとモノク
ロモードとではベルトBのレイアウトが変化し、このベ
ルトレイアウトの変化により蛇行制御ローラ28に巻き
掛けられている平ベルトBのベルト巻付き位置が変わ
る。すなわち、可動フレーム9の移動により、図5
(a)に示すフルカラーモードのレイアウトにおける平
ベルトBのベルト巻付き位置は、図5(b)に示すモノ
クロモードのレイアウトにおけるベルト巻付き位置より
も下側になるように変化する。
【0041】そして、可動フレーム9後端部に設けられ
た用紙導入ローラ14及び補助ローラ19からなる巻付
き角維持手段20は、そのベルトレイアウト切換手段の
カム24の回転によるベルトBのレイアウトの切換えに
応じて、蛇行制御ローラ28へのベルト巻付き角度θが
略一定となるようにベルト巻付き位置を変化させる。
【0042】すなわち、巻付き角維持手段20は、補助
ローラ19がベルトBをその内側から押圧することによ
って、可動フレーム9の下降により蛇行制御ローラ28
のベルト巻付き角度が増大するのを防止する一方、補助
ローラ19がベルトBへの押圧を小さくしていくことに
よって、可動フレーム9の上昇により蛇行制御ローラ2
8のベルト巻付き角度が減少するのを防止するようにし
て、図5(a)に示すフルカラーモードと図5(b)に
示すモノクロモードとの双方におけるベルト巻付き角度
を所定の角度θに維持する。
【0043】このように、ベルトレイアウト切換手段に
よりベルトBのレイアウトが切り換えられて、ベルトB
の蛇行制御ローラ28への巻付き位置が変化するが、こ
のベルトレイアウトの切換えに伴い、巻付き角維持手段
20により蛇行制御ローラ28へのベルト巻付き角度θ
が略一定となるようにベルト巻付き位置を変化させるの
で、ベルト巻付き位置の変化に拘わらず、所定のベルト
片寄り量に対して蛇行検出部39が受ける回転トルクの
大きさを変化しないようにすることができる。従って、
ベルトレイアウトがベルトBの走行中に変化するベルト
駆動装置について、ベルトレイアウトの変更に依らずベ
ルト片寄り量と回転トルクの大きさとの対応が変わらな
いので、ベルトレイアウトの変化に拘わらずベルトの片
寄りを安定して修正することができ、ベルトの蛇行制御
を確実に行うことができる。また、簡単な構成により、
高精度のベルト走行性能を得ることができる。
【0044】尚、上記実施形態では、蛇行制御ローラ2
8の一端(左端)のみを可動端28aとしているが、左
右両端を可動端としてベルトの蛇行を制御するようにす
ることもできる。
【0045】さらに、上記実施形態では、画像形成装置
Aの転写手段として、各画像形成部1a〜1dの感光ド
ラム5をベルトBを介して押圧すべく接触する接触型転
写手段の転写ローラ6a〜6dとし、ベルトレイアウト
の切換えに際し可動フレーム9を転写ローラ6dの軸を
介して固定フレーム8に対して揺動可能に支持する例で
説明したが、可動フレーム9を揺動可能に支持する軸を
転写ローラ6dと転写ローラ6cとの間に別途設けるよ
うにしてもよい。その場合には、各転写手段を、転写ロ
ーラに代えて転写シートや転写ブラシ等の接触型転写手
段、或いはコロナ転写器のような非接触型転写手段とす
ることもできる。
【0046】また、上記実施形態では、フルカラーモー
ドのベルトレイアウトのときに補助ローラ19をベルト
Bに接触しないようにしたが、ベルトレイアウトの変更
に伴ってベルト巻付き角θを略一定に維持するようにす
れば、フルカラーモードのときに補助ローラ19をベル
トBに接触するように構成してもよい。
【0047】さらにまた、上記実施形態では、画像形成
装置Aに装備されるベルト駆動装置3について説明して
いるが、本発明は、画像形成装置A以外のその他のベル
ト駆動装置に対しても適用することができるのはいうま
でもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、少なくとも一端が軸受部に対し軸線方向と略直
交する所定の変位方向に変位可能な可動端とされた蛇行
制御ローラと、蛇行制御ローラと、少なくとも1つの他
のローラとの間に巻き掛けられた平ベルトと、蛇行制御
ローラの可動端側に同心状にかつ相対回転可能に設けら
れ、蛇行制御ローラ上で片寄った平ベルトとの接触によ
り駆動されて回転トルクを受ける蛇行検出部とを備え、
蛇行検出部の回転トルクにより蛇行制御ローラの可動端
を軸受部に対し所定の変位方向に変位させてベルトの片
寄りを修正するようにしたベルト駆動装置において、ベ
ルトのレイアウトを切り換えるベルトレイアウト切換手
段と、ベルトレイアウト切換手段によるベルトのレイア
ウトの切換えに応じて、蛇行制御ローラへのベルト巻付
き角度が略一定となるようにベルト巻付き位置を変化さ
せる巻付き角維持手段とを設けることにより、ベルト巻
付き位置の変化に拘わらず所定のベルト片寄り量に対し
て蛇行検出部が受ける回転トルクを変化しないようにし
て、ベルトレイアウトの変化に拘わらずベルトの片寄り
を安定して修正することができ、ベルトの蛇行制御を確
実に行うことができる。
【0049】また、請求項2の発明によると、巻付き角
維持手段を、蛇行制御ローラのベルト搬送方向両隣に設
けられ、その蛇行制御ローラとともにベルトを回行させ
る2つのローラからなり、この2つのローラが、ベルト
レイアウト切換手段によるベルトのレイアウトの切換え
に応じて互いの軸心距離を一定に保ったまま移動するよ
うに構成することにより、巻付き角維持手段の望ましい
構成が具体的に得られる。また、簡単な構成により、高
精度のベルト走行性能を得ることができる。
【0050】請求項3の発明によると、平ベルトを、表
面に誘電体層が設けられかつ記録用紙を搬送する転写搬
送ベルトとし、またイエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの各色の感光体にそれぞれ対応して並設され、転
写作用をする4つの転写手段を含み、ベルトレイアウト
切換手段を、ベルトが記録用紙を介して各色の感光体に
接触して、4つの転写手段が作用するフルカラーモード
のレイアウトと、ベルトが記録用紙を介してブラックの
感光体のみに接触して、ブラックの感光体に対応する転
写手段のみが作用するモノクロモードのレイアウトとの
間でベルトレイアウトを切り換えるように構成する。さ
らに、請求項4の発明によると、画像形成装置として、
上記請求項3のベルト駆動装置を備えることにより、ベ
ルトのレイアウトがフルカラーモード又はモノクロモー
ドの各レイアウトに切り換えられ、それに伴いベルトの
蛇行制御ローラへの巻付き位置が変化しても、所定のベ
ルト片寄り量に対して蛇行検出部が受ける回転トルクを
変化しないようにすることができ、ベルトレイアウトの
変化に拘わらずベルトの片寄りを安定的に修正して、ベ
ルトの蛇行制御を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るベルト駆動装置の要部
を拡大して示す正面図である。
【図2】ベルト駆動装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図3】ベルトがフルカラーモードのレイアウトにある
状態を示す正面図である。
【図4】ベルトがモノクロモードのレイアウトにある状
態を示す図3相当図である。
【図5】ベルトがフルカラー及びモノクロモードの各レ
イアウトにあるときの各蛇行制御ローラに対するベルト
巻付き角度を示す図である。
【図6】蛇行制御ローラ、蛇行検出部及び軸受部の構造
を示す断面図である。
【図7】本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を模
式的に示す正面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 1a〜1d 画像形成部 3 ベルト駆動装置 5 感光ドラム(感光体) 6a〜6d 転写ローラ(転写手段) 8 固定フレーム 9 可動フレーム 11 駆動ローラ 14 用紙導入ローラ 18 テンションローラ 19 補助ローラ 20 巻付き角維持手段 B 平ベルト 24 カム(ベルトレイアウト切換手段) 28 蛇行制御ローラ 28a 可動端 31 ローラ軸 34 軸受部 39 蛇行検出部 P 記録用紙 θ ベルト巻付き角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 哲史 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 三橋 浩 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 (72)発明者 村尾 雅之 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 AD05 AD08 BB23 BB44 BB46 BB53 BB56 BB63 2H032 AA05 AA15 BA18 BA23 3F049 AA02 BB07 BB11 DA04 LA01 LB03 3J103 AA02 AA83 BA43 CA66 DA03 FA18 FA26 GA57 GA58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端が軸受部に対し軸線方向
    と略直交する所定の変位方向に変位可能な可動端とされ
    た蛇行制御ローラと、 上記蛇行制御ローラと、少なくとも1つの他のローラと
    の間に巻き掛けられた平ベルトと、 上記蛇行制御ローラの可動端側に同心状にかつ相対回転
    可能に設けられ、蛇行制御ローラ上で片寄った平ベルト
    との接触により駆動されて回転トルクを受ける蛇行検出
    部とを備え、 蛇行検出部の回転トルクにより蛇行制御ローラの可動端
    を軸受部に対し所定の変位方向に変位させてベルトの片
    寄りを修正するようにしたベルト駆動装置において、 上記ベルトのレイアウトを切り換えるベルトレイアウト
    切換手段と、 上記ベルトレイアウト切換手段によるベルトのレイアウ
    トの切換えに応じて、蛇行制御ローラへのベルト巻付き
    角度が略一定となるようにベルト巻付き位置を変化させ
    る巻付き角維持手段とを設けたことを特徴とするベルト
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルト駆動装置において、 巻付き角維持手段は、蛇行制御ローラのベルト搬送方向
    両隣に設けられて該蛇行制御ローラとともにベルトを回
    行させる2つのローラを備えてなり、 上記2つのローラは、ベルトレイアウト切換手段による
    ベルトのレイアウトの切換えに応じて互いの軸心距離を
    一定に保ったまま移動するように構成されていることを
    特徴とするベルト駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のベルト駆動装置におい
    て、 平ベルトは、表面に誘電体層が設けられかつ記録用紙を
    搬送する転写搬送ベルトであり、 イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の感光
    体にそれぞれ対応して並設され、転写作用をする4つの
    転写手段を含み、 ベルトレイアウト切換手段は、ベルトが上記記録用紙を
    介して上記各色の感光体に接触して、上記4つの転写手
    段が作用するフルカラーモードのレイアウトと、ベルト
    が上記記録用紙を介して上記ブラックの感光体のみに接
    触して、該ブラックの感光体に対応する転写手段のみが
    作用するモノクロモードのレイアウトとの間でベルトレ
    イアウトを切り換えるように構成されていることを特徴
    とするベルト駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のベルト駆動装置を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2003512A3 (en) * 2007-06-13 2011-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with belt control device
JP2012173467A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2014002229A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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