JP2002182313A - 写真フィルム供給装置及びこれを用いた写真フィルムの供給方法 - Google Patents
写真フィルム供給装置及びこれを用いた写真フィルムの供給方法Info
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- JP2002182313A JP2002182313A JP2000378818A JP2000378818A JP2002182313A JP 2002182313 A JP2002182313 A JP 2002182313A JP 2000378818 A JP2000378818 A JP 2000378818A JP 2000378818 A JP2000378818 A JP 2000378818A JP 2002182313 A JP2002182313 A JP 2002182313A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真フィルムを装填する時間を削減して作業
効率を上げることができる写真フィルム供給装置及びこ
れを用いた写真フィルムの供給方法を得る。 【構成】 ホルダ24の基部30には支持シャフト40
のフランジ部40Aが挿通可能な貫通穴62が形成され
ている。また、ホルダ24には係合片66A、66Bが
重なった状態でスライド可能に設けられている。この係
合片66A、66Bには、大径穴74A、74Bと小径
穴76A、76Bとを連続させた長穴部78A、78B
が形成されており、長穴部78A、78Bの位置をズラ
して支持シャフト40を係合させる。これにより、ホル
ダ24を支持シャフト40に対して脱着可能とすること
ができる。このため、オペレータが手が空いたときに、
予め別のホルダ24に写真フィルム12を積層させてお
き、ホルダ24内の写真フィルム12がなくなったらホ
ルダ24ごと交換すれば良いので作業効率が良い。
効率を上げることができる写真フィルム供給装置及びこ
れを用いた写真フィルムの供給方法を得る。 【構成】 ホルダ24の基部30には支持シャフト40
のフランジ部40Aが挿通可能な貫通穴62が形成され
ている。また、ホルダ24には係合片66A、66Bが
重なった状態でスライド可能に設けられている。この係
合片66A、66Bには、大径穴74A、74Bと小径
穴76A、76Bとを連続させた長穴部78A、78B
が形成されており、長穴部78A、78Bの位置をズラ
して支持シャフト40を係合させる。これにより、ホル
ダ24を支持シャフト40に対して脱着可能とすること
ができる。このため、オペレータが手が空いたときに、
予め別のホルダ24に写真フィルム12を積層させてお
き、ホルダ24内の写真フィルム12がなくなったらホ
ルダ24ごと交換すれば良いので作業効率が良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の写真フィ
ルムを順次焼付装置へと供給する写真フィルム供給装置
及びこれを用いた写真フィルムの供給方法に関する。
ルムを順次焼付装置へと供給する写真フィルム供給装置
及びこれを用いた写真フィルムの供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム供給装置は、写真フィルム
に記録された画像を透過して印画紙へ焼付ける焼付装置
に隣接して設けられている。焼付装置には、写真フィル
ムの案内路が設けられており、写真フィルムが焼付光軸
上へと供給される構成となっている。
に記録された画像を透過して印画紙へ焼付ける焼付装置
に隣接して設けられている。焼付装置には、写真フィル
ムの案内路が設けられており、写真フィルムが焼付光軸
上へと供給される構成となっている。
【0003】ここで、写真フィルム供給装置には、写真
フィルムの先端部を保持するためのホルダが配設されて
おり、このホルダによって写真フィルムが案内路へ確実
に供給される。
フィルムの先端部を保持するためのホルダが配設されて
おり、このホルダによって写真フィルムが案内路へ確実
に供給される。
【0004】図8に示すように、ホルダ100は、略コ
字状を成しており、ホルダ100内には、写真フィルム
104が積層された状態で保持されるようになってい
る。ホルダ100は、回転アーム106の一端側に取り
付けられており、この回転アーム106の他端側には、
シャフト108が固定されている。
字状を成しており、ホルダ100内には、写真フィルム
104が積層された状態で保持されるようになってい
る。ホルダ100は、回転アーム106の一端側に取り
付けられており、この回転アーム106の他端側には、
シャフト108が固定されている。
【0005】シャフト108には図示しない駆動モータ
が連結されており、この駆動モータの駆動によって、回
転アーム106がシャフト108を中心に、約90度回
転する。
が連結されており、この駆動モータの駆動によって、回
転アーム106がシャフト108を中心に、約90度回
転する。
【0006】回転アーム106を仮想線で示す位置へ回
転させると、ホルダ100の基部102が分離ローラ1
10と対面する。この分離ローラ110に写真フィルム
104が当接して、写真フィルム104が案内路(図示
省略)へ供給される。
転させると、ホルダ100の基部102が分離ローラ1
10と対面する。この分離ローラ110に写真フィルム
104が当接して、写真フィルム104が案内路(図示
省略)へ供給される。
【0007】一方、写真フィルム104をホルダ100
内に装填するときは、図9に示すように、回転アーム1
06を回転させ、起立させる。そして、写真フィルム1
04を20枚1セットとしてホルダ100内に装填す
る。
内に装填するときは、図9に示すように、回転アーム1
06を回転させ、起立させる。そして、写真フィルム1
04を20枚1セットとしてホルダ100内に装填す
る。
【0008】ここで、ホルダ100内の写真フィルム1
04が20枚全てなくなる前に写真フィルム104を補
充した場合、供給される写真フィルム104の順番が変
わってしまい(いわゆる後入れ先出し)、後で写真フィ
ルム104の並べ替えをしなければならず、作業が面倒
である。
04が20枚全てなくなる前に写真フィルム104を補
充した場合、供給される写真フィルム104の順番が変
わってしまい(いわゆる後入れ先出し)、後で写真フィ
ルム104の並べ替えをしなければならず、作業が面倒
である。
【0009】このため、20枚全ての写真フィルム10
4を案内路(図示省略)へ供給した後、写真フィルム1
04を装填するが、20枚1セットとして束の写真フィ
ルム104を装填するため、時間が掛かってしまう。
4を案内路(図示省略)へ供給した後、写真フィルム1
04を装填するが、20枚1セットとして束の写真フィ
ルム104を装填するため、時間が掛かってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、写真フィルムを装填する時間を削減して作業効率
を上げることができる写真フィルム供給装置及びこれを
用いた写真フィルムの供給方法を得ることが目的であ
る。
慮し、写真フィルムを装填する時間を削減して作業効率
を上げることができる写真フィルム供給装置及びこれを
用いた写真フィルムの供給方法を得ることが目的であ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、積層された写真フィルムの先端部は、保持部材によ
って保持され、この写真フィルムは、供給手段によって
順次焼付装置又は画像読取装置へ供給される。
は、積層された写真フィルムの先端部は、保持部材によ
って保持され、この写真フィルムは、供給手段によって
順次焼付装置又は画像読取装置へ供給される。
【0012】ここで、保持部材は支持手段によって支持
されており、保持部材に保持された写真フィルムを供給
手段へ供給可能としている。また、保持部材と支持手段
の間には、脱着手段が設けられており、保持部材を支持
手段に対して脱着可能としている。
されており、保持部材に保持された写真フィルムを供給
手段へ供給可能としている。また、保持部材と支持手段
の間には、脱着手段が設けられており、保持部材を支持
手段に対して脱着可能としている。
【0013】このように、保持部材を支持手段に対して
脱着可能とすることで、保持部材内の写真フィルムがな
くなったら保持部材ごと交換すれば良いので、次に供給
する写真フィルムを予め別の保持部材に積層させておく
ことができる。このため、オペレータが手が空いたとき
に、写真フィルムの装填作業ができ、作業効率が良い。
脱着可能とすることで、保持部材内の写真フィルムがな
くなったら保持部材ごと交換すれば良いので、次に供給
する写真フィルムを予め別の保持部材に積層させておく
ことができる。このため、オペレータが手が空いたとき
に、写真フィルムの装填作業ができ、作業効率が良い。
【0014】また、保持部材内の写真フィルムがなくな
ったら、写真フィルムが保持された保持部材に交換する
だけなので、写真フィルムを装填する時間(装填時間)
が削減される。
ったら、写真フィルムが保持された保持部材に交換する
だけなので、写真フィルムを装填する時間(装填時間)
が削減される。
【0015】さらに、写真フィルムを供給している途中
に、いわゆる割り込み処理(本来の順番を無視して先に
処理を行う)を行う場合でも、保持部材を取り換えるだ
けで良いので、従来のように、割り込み用に別途搬送路
を設ける必要はない。
に、いわゆる割り込み処理(本来の順番を無視して先に
処理を行う)を行う場合でも、保持部材を取り換えるだ
けで良いので、従来のように、割り込み用に別途搬送路
を設ける必要はない。
【0016】請求項2に記載の発明は、支持手段によっ
て、保持部材を写真フィルムが供給手段へ近接する供給
位置と供給手段から離間する退避位置との間で移動させ
ることができる。
て、保持部材を写真フィルムが供給手段へ近接する供給
位置と供給手段から離間する退避位置との間で移動させ
ることができる。
【0017】これにより、保持部材を支持手段に装着す
るとき、保持部材を供給位置から離間させることができ
るので、供給手段等によって写真フィルムが傷付くこと
はない。
るとき、保持部材を供給位置から離間させることができ
るので、供給手段等によって写真フィルムが傷付くこと
はない。
【0018】請求項3に記載の発明では、回転アームが
回転可能に軸支されている。この回転アームには駆動手
段が連結されており、駆動手段によって回転アームは回
転する。これにより、保持部材を写真フィルムが供給手
段へ近接する供給位置と供給手段から離間する退避位置
との間で移動させることができる。
回転可能に軸支されている。この回転アームには駆動手
段が連結されており、駆動手段によって回転アームは回
転する。これにより、保持部材を写真フィルムが供給手
段へ近接する供給位置と供給手段から離間する退避位置
との間で移動させることができる。
【0019】このように、回転アームを回転させること
で、回転アームに設けられた保持部材を供給位置と退避
位置との間で移動させることができるため、機構が簡単
である。
で、回転アームに設けられた保持部材を供給位置と退避
位置との間で移動させることができるため、機構が簡単
である。
【0020】請求項4に記載の発明では、支持手段には
頭部及び首部を有する支持シャフトが設けられている。
一方、保持部材には貫通穴が設けられており、支持シャ
フトの頭部が挿通可能となっている。また、保持部材に
は係合片が、スライド可能に設けられている。
頭部及び首部を有する支持シャフトが設けられている。
一方、保持部材には貫通穴が設けられており、支持シャ
フトの頭部が挿通可能となっている。また、保持部材に
は係合片が、スライド可能に設けられている。
【0021】この係合片には大径穴と小径穴とが連続す
る長穴部が形成されており、大径穴には支持シャフトの
頭部が挿通可能となっている。一方、小径穴には支持シ
ャフトの首部が係合可能となっている。
る長穴部が形成されており、大径穴には支持シャフトの
頭部が挿通可能となっている。一方、小径穴には支持シ
ャフトの首部が係合可能となっている。
【0022】係合片をスライドさせ、大径穴が貫通穴と
重なった状態で、支持シャフトの頭部を大径穴及び貫通
穴を挿通させた後、再度、係合片をスライドさせ、小径
穴が貫通穴と重なった状態で小径穴の内縁部によって支
持シャフトの首部が係合される。これにより、保持部材
が支持シャフトに装着される。
重なった状態で、支持シャフトの頭部を大径穴及び貫通
穴を挿通させた後、再度、係合片をスライドさせ、小径
穴が貫通穴と重なった状態で小径穴の内縁部によって支
持シャフトの首部が係合される。これにより、保持部材
が支持シャフトに装着される。
【0023】このように、係合片をスライドさせるだけ
で、保持部材が支持シャフトに対して脱着可能となるの
で、脱着作業が容易である。
で、保持部材が支持シャフトに対して脱着可能となるの
で、脱着作業が容易である。
【0024】請求項5に記載の発明では、積層された写
真フィルムの先端部は、保持部材によって保持され、こ
の写真フィルムは、供給手段によって順次焼付装置又は
画像読取装置へ供給される。保持部材は支持手段によっ
て支持されており、保持部材に保持された写真フィルム
を供給手段へ供給可能としている。
真フィルムの先端部は、保持部材によって保持され、こ
の写真フィルムは、供給手段によって順次焼付装置又は
画像読取装置へ供給される。保持部材は支持手段によっ
て支持されており、保持部材に保持された写真フィルム
を供給手段へ供給可能としている。
【0025】ここで、保持部材に複数本の写真フィルム
を保持させた状態で、支持手段に保持部材をセットする
と、写真フィルムが保持部材から供給手段へ案内され、
順次焼付装置又は画像読取装置へ供給される。
を保持させた状態で、支持手段に保持部材をセットする
と、写真フィルムが保持部材から供給手段へ案内され、
順次焼付装置又は画像読取装置へ供給される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1には本形態に係る写真フィル
ム供給装置10が示されている。
ム供給装置10が示されている。
【0027】この写真フィルム供給装置10は、写真フ
ィルム12に記録された画像を透過して画像を印画紙へ
焼付ける焼付装置14に隣接して設けられている。この
焼付装置14には、写真フィルム12の案内路16が設
けられており、案内路16内を写真フィルム12が焼付
光軸L上へと供給される構成となっている。
ィルム12に記録された画像を透過して画像を印画紙へ
焼付ける焼付装置14に隣接して設けられている。この
焼付装置14には、写真フィルム12の案内路16が設
けられており、案内路16内を写真フィルム12が焼付
光軸L上へと供給される構成となっている。
【0028】写真フィルム供給装置10は、この案内路
16の上流側端部に連続するように取り付けられてお
り、周端の一部が縦壁18によって覆われ、収容凹部2
1が形成されたテーブル20を備えている。
16の上流側端部に連続するように取り付けられてお
り、周端の一部が縦壁18によって覆われ、収容凹部2
1が形成されたテーブル20を備えている。
【0029】ここで、収容凹部21の底面は、焼付装置
14が載置されるメインテーブル22に対して低位とさ
れ、写真フィルム12の腰の強さによる拡がりを縦壁1
8によって抑制し、確実に積層状態の写真フィルム12
を収容することができる。なお、図示はされていない
が、この収容凹部21の開口に開閉可能な蓋体を取付け
てもよい。
14が載置されるメインテーブル22に対して低位とさ
れ、写真フィルム12の腰の強さによる拡がりを縦壁1
8によって抑制し、確実に積層状態の写真フィルム12
を収容することができる。なお、図示はされていない
が、この収容凹部21の開口に開閉可能な蓋体を取付け
てもよい。
【0030】また、写真フィルム供給装置10のテーブ
ル20は、後述するホルダ24と共にメインテーブル2
2に対して脱着可能とされ、テーブル20をメインテー
ブル22の側部に装着することにより、ホルダ24に保
持された写真フィルム12の先端部が案内路16の最上
流側に位置するようになっている。すなわち、この写真
フィルム供給装置10は、既存の焼付装置14に取付け
ることができ、必要に応じて脱着すればよい。
ル20は、後述するホルダ24と共にメインテーブル2
2に対して脱着可能とされ、テーブル20をメインテー
ブル22の側部に装着することにより、ホルダ24に保
持された写真フィルム12の先端部が案内路16の最上
流側に位置するようになっている。すなわち、この写真
フィルム供給装置10は、既存の焼付装置14に取付け
ることができ、必要に応じて脱着すればよい。
【0031】一方、写真フィルム12はその幅方向が垂
直方向となるように収容凹部21上へと配置される。こ
の写真フィルム12の湾曲状態を維持したり、かつ立設
状態を維持させるために収容凹部21上の適宜箇所に軸
心を垂直としてガイドローラ26が軸支され、自由に回
転できるようになっている。
直方向となるように収容凹部21上へと配置される。こ
の写真フィルム12の湾曲状態を維持したり、かつ立設
状態を維持させるために収容凹部21上の適宜箇所に軸
心を垂直としてガイドローラ26が軸支され、自由に回
転できるようになっている。
【0032】ここで、収容凹部21の底面の図1の手前
側から奥側にかけて、傾斜面28が形成され、テーブル
20内の写真フィルム12はガイドローラ26に案内さ
れて、この傾斜面28をメインテーブル22と同一高さ
まで上り、案内路16へと供給されるようになってい
る。
側から奥側にかけて、傾斜面28が形成され、テーブル
20内の写真フィルム12はガイドローラ26に案内さ
れて、この傾斜面28をメインテーブル22と同一高さ
まで上り、案内路16へと供給されるようになってい
る。
【0033】この傾斜面28による写真フィルム12の
搬送方向と案内路16による写真フィルム12の搬送方
向とは互いに直角となっている。このため、写真フィル
ム12は、傾斜面28を登り上がると略直角方向に搬送
方向が変更される。
搬送方向と案内路16による写真フィルム12の搬送方
向とは互いに直角となっている。このため、写真フィル
ム12は、傾斜面28を登り上がると略直角方向に搬送
方向が変更される。
【0034】ところで、案内路16の上流側端部には、
写真フィルム12の先端部を保持するための保持部材で
あるホルダ24が設けられており、支持手段としての回
転装置25によって回転可能となっている。
写真フィルム12の先端部を保持するための保持部材で
あるホルダ24が設けられており、支持手段としての回
転装置25によって回転可能となっている。
【0035】図2に示すように、ホルダ24は、略コ字
型を成しており、写真フィルム12と対面する基部30
と、この基部30の幅方向両端部から写真フィルム12
の肉厚方向に延設されたガイド部32、34と、で構成
されている。このホルダ24には、写真フィルム12が
積層された状態で保持されるようになっている。
型を成しており、写真フィルム12と対面する基部30
と、この基部30の幅方向両端部から写真フィルム12
の肉厚方向に延設されたガイド部32、34と、で構成
されている。このホルダ24には、写真フィルム12が
積層された状態で保持されるようになっている。
【0036】ここで、基部30の幅寸法は、写真フィル
ム12の幅寸法に対して幅狭となっている。一方、ガイ
ド部32、34は互いに内側へ向かって傾斜している。
このため、ガイド部32、34の最大間隔は、写真フィ
ルム12の幅寸法よりも幅狭であり、写真フィルム12
は、ガイド部32、34に挟持された状態で、かつ、幅
方向中間部が基部30から離反されると共に、幅方向の
中間部が互いに離反された円弧状態で保持される。
ム12の幅寸法に対して幅狭となっている。一方、ガイ
ド部32、34は互いに内側へ向かって傾斜している。
このため、ガイド部32、34の最大間隔は、写真フィ
ルム12の幅寸法よりも幅狭であり、写真フィルム12
は、ガイド部32、34に挟持された状態で、かつ、幅
方向中間部が基部30から離反されると共に、幅方向の
中間部が互いに離反された円弧状態で保持される。
【0037】このとき、ガイド部32、34の傾斜によ
って、積層される写真フィルム12が第1層から最終層
にかけて徐々に屈曲半径が小さくなるため、隣接する写
真フィルム12の両端部に形成されたそれぞれのパーフ
ォレーション(図示省略)も離反されることになる。
って、積層される写真フィルム12が第1層から最終層
にかけて徐々に屈曲半径が小さくなるため、隣接する写
真フィルム12の両端部に形成されたそれぞれのパーフ
ォレーション(図示省略)も離反されることになる。
【0038】すなわち、一般にパーフォレーションの周
縁部には、穿孔時のバリが存在しており、本実施例で
は、このバリが隣接する写真フィルム12のパーフォレ
ーションに干渉することを防止している。
縁部には、穿孔時のバリが存在しており、本実施例で
は、このバリが隣接する写真フィルム12のパーフォレ
ーションに干渉することを防止している。
【0039】また、写真フィルム12をホルダ24のガ
イド部32、34間に湾曲した状態で保持する作業にお
いて、まず、写真フィルム12の幅方向一端部を下側の
ガイド部34にあてがい、ガイド部34の奥まで押込
み、次いで湾曲させた状態で、写真フィルム12の幅方
向他端部をガイド部32の内側へ入り込ませるようにし
ている。
イド部32、34間に湾曲した状態で保持する作業にお
いて、まず、写真フィルム12の幅方向一端部を下側の
ガイド部34にあてがい、ガイド部34の奥まで押込
み、次いで湾曲させた状態で、写真フィルム12の幅方
向他端部をガイド部32の内側へ入り込ませるようにし
ている。
【0040】このように、写真フィルム12の幅方向両
端部をガイド部32、34の奥まで入り込ませることが
できるので、積層された写真フィルム12の各々のセン
ターが平面視で一致させることができる。
端部をガイド部32、34の奥まで入り込ませることが
できるので、積層された写真フィルム12の各々のセン
ターが平面視で一致させることができる。
【0041】ところで、図1に示すように、テーブル2
0には台座58が設けられており、この台座58には、
基台56が突設している。基台56には、図2及び図5
に示すように、軸支板60が立設しており、シャフト3
6が回転可能に軸支されている。
0には台座58が設けられており、この台座58には、
基台56が突設している。基台56には、図2及び図5
に示すように、軸支板60が立設しており、シャフト3
6が回転可能に軸支されている。
【0042】シャフト36には図示しない駆動モータが
連結されており、この駆動モータの駆動によってシャフ
ト36が回転する。また、シャフト36には略L字状の
回転アーム38が固定されており、シャフト36と一体
となって回転する。
連結されており、この駆動モータの駆動によってシャフ
ト36が回転する。また、シャフト36には略L字状の
回転アーム38が固定されており、シャフト36と一体
となって回転する。
【0043】回転アーム38には支持シャフト40が固
定されており、この支持シャフト40の先端部には、フ
ランジ部40A(頭部)が設けられている。また、支持
シャフト40には環状の押え部材42及びスプリング4
4が挿通されており、スプリング44によって押え部材
42がフランジ部40A側へ付勢される。
定されており、この支持シャフト40の先端部には、フ
ランジ部40A(頭部)が設けられている。また、支持
シャフト40には環状の押え部材42及びスプリング4
4が挿通されており、スプリング44によって押え部材
42がフランジ部40A側へ付勢される。
【0044】一方、図2及び図4(A)に示すように、
ホルダ24の基部30の中央には、貫通穴62が形成さ
れており、この貫通穴62はフランジ部40Aが挿通可
能な大きさとなっている(なお、図4(A)、(B)、
(C)は、便宜状ホルダ24を90度回転させた状態で
図示している)。
ホルダ24の基部30の中央には、貫通穴62が形成さ
れており、この貫通穴62はフランジ部40Aが挿通可
能な大きさとなっている(なお、図4(A)、(B)、
(C)は、便宜状ホルダ24を90度回転させた状態で
図示している)。
【0045】また、ホルダ24のガイド部32、34と
反対側の面には、一対のレール64が設けられており、
このレール64には一対の係合片66A、66Bの一端
側が重なり合った状態で係合され、レール64に沿って
互いにスライド可能となっている。
反対側の面には、一対のレール64が設けられており、
このレール64には一対の係合片66A、66Bの一端
側が重なり合った状態で係合され、レール64に沿って
互いにスライド可能となっている。
【0046】ここで、レール64或いはホルダ24の基
部30には、図示しないストッパーが設けられており、
図4(B)及び図4(C)に示す位置で係合片66A、
66Bの移動を規制している。
部30には、図示しないストッパーが設けられており、
図4(B)及び図4(C)に示す位置で係合片66A、
66Bの移動を規制している。
【0047】一方、係合片66A、66Bの他端側に
は、それぞれ鍔68A、68Bが形成されており、係合
片66A、66Bのスライドによって、鍔68A、68
Bの離間距離が変わる。
は、それぞれ鍔68A、68Bが形成されており、係合
片66A、66Bのスライドによって、鍔68A、68
Bの離間距離が変わる。
【0048】図4(A)には係合片66A、66Bを基
部30に取り付ける前の状態が示されている。係合片6
6A、66Bには、大径穴74A、74Bと小径穴76
A、76Bとが係合片66A、66Bの長手方向に沿っ
て連続する長穴部78A、78Bが形成されている。
部30に取り付ける前の状態が示されている。係合片6
6A、66Bには、大径穴74A、74Bと小径穴76
A、76Bとが係合片66A、66Bの長手方向に沿っ
て連続する長穴部78A、78Bが形成されている。
【0049】ここで、大径穴74A、74Bの穴径は、
フランジ部40Aが挿通可能な大きさとなっており、貫
通穴62の穴径と略同一となっている。また、小径穴7
6A、76Bの穴径は、支持シャフト40の外径寸法と
略同一となっている。
フランジ部40Aが挿通可能な大きさとなっており、貫
通穴62の穴径と略同一となっている。また、小径穴7
6A、76Bの穴径は、支持シャフト40の外径寸法と
略同一となっている。
【0050】一方、図4(B)には、係合片66A、6
6Bがそれぞれホルダ24に取り付けられた状態が示さ
れている。係合片66Aと係合片66Bとは、互いに重
なり合った状態で取り付けられており、係合片66Bが
基部30側に配置されている。
6Bがそれぞれホルダ24に取り付けられた状態が示さ
れている。係合片66Aと係合片66Bとは、互いに重
なり合った状態で取り付けられており、係合片66Bが
基部30側に配置されている。
【0051】また、ここでは、係合片66A、66Bが
ストッパーに当接しており、ホルダ24の基部30に形
成された貫通穴62に小径穴76A、76Bが重なり、
支持シャフト40の外周面が係合可能な穴径となる。
ストッパーに当接しており、ホルダ24の基部30に形
成された貫通穴62に小径穴76A、76Bが重なり、
支持シャフト40の外周面が係合可能な穴径となる。
【0052】また、図4(C)に示すように、係合片6
6A、66Bの離間距離を短くすると(重なり部分を多
くする)、係合片66A、66Bの長穴部78A、78
Bの位置がズレ、係合片66A、66Bがストッパーに
当接してスライド移動が停止すると、貫通穴62に大径
穴74A、74Bが重なり、支持シャフト40のフラン
ジ部40Aが挿通可能な穴径となる。
6A、66Bの離間距離を短くすると(重なり部分を多
くする)、係合片66A、66Bの長穴部78A、78
Bの位置がズレ、係合片66A、66Bがストッパーに
当接してスライド移動が停止すると、貫通穴62に大径
穴74A、74Bが重なり、支持シャフト40のフラン
ジ部40Aが挿通可能な穴径となる。
【0053】ここで、係合片66A、66Bには、図示
しないスプリングが装着されており、このスプリングは
係合片66A、66Bの鍔68A、68Bの離間距離を
図4(B)に示す位置に押し広げる方向に付勢してい
る。
しないスプリングが装着されており、このスプリングは
係合片66A、66Bの鍔68A、68Bの離間距離を
図4(B)に示す位置に押し広げる方向に付勢してい
る。
【0054】このため、スプリングの付勢力に抗する方
向へ負荷を掛けて係合片66A、66Bをスライドさ
せ、図4(C)に示すように、貫通穴62に大径穴74
A、74Bを重ねる。
向へ負荷を掛けて係合片66A、66Bをスライドさ
せ、図4(C)に示すように、貫通穴62に大径穴74
A、74Bを重ねる。
【0055】そして、支持シャフト40のフランジ部4
0Aを挿通した後、スプリングの付勢力に抗する方向へ
掛けられた負荷を解除すると、スプリングの復元力によ
って、係合片66A、66Bは図4(A)に示す位置に
戻る。
0Aを挿通した後、スプリングの付勢力に抗する方向へ
掛けられた負荷を解除すると、スプリングの復元力によ
って、係合片66A、66Bは図4(A)に示す位置に
戻る。
【0056】このとき、貫通穴62に小径穴76A、7
6B同士が重なると共に、支持シャフト40の外周面が
小径穴76A、76Bの内周面に当接して支持シャフト
40が係合される。
6B同士が重なると共に、支持シャフト40の外周面が
小径穴76A、76Bの内周面に当接して支持シャフト
40が係合される。
【0057】このようにして、係合片66A、66Bを
介してホルダ24を支持シャフト40に装着することが
でき、係合片66A、66Bをスライドさせるだけで、
ホルダ24が支持シャフト40に対して脱着可能となる
ので、脱着作業が容易である。
介してホルダ24を支持シャフト40に装着することが
でき、係合片66A、66Bをスライドさせるだけで、
ホルダ24が支持シャフト40に対して脱着可能となる
ので、脱着作業が容易である。
【0058】また、ホルダ24を支持シャフト40に対
して脱着可能とすることで、ホルダ24内の写真フィル
ム12が全部なくなったら、ホルダ24ごと交換すれば
良いので、ホルダ24の最終層の次に供給する写真フィ
ルム12を予め別のホルダ24に積層させておくことが
できる。このため、オペレータが手が空いたときに、写
真フィルム12の装填作業ができ、作業効率が良い。
して脱着可能とすることで、ホルダ24内の写真フィル
ム12が全部なくなったら、ホルダ24ごと交換すれば
良いので、ホルダ24の最終層の次に供給する写真フィ
ルム12を予め別のホルダ24に積層させておくことが
できる。このため、オペレータが手が空いたときに、写
真フィルム12の装填作業ができ、作業効率が良い。
【0059】さらに、ホルダ24内の写真フィルム12
がなくなると、写真フィルム12が積層されたホルダ2
4に交換するだけで良いため、写真フィルム12を装填
する時間が削減される。
がなくなると、写真フィルム12が積層されたホルダ2
4に交換するだけで良いため、写真フィルム12を装填
する時間が削減される。
【0060】また、写真フィルム12を供給している途
中に、いわゆる割り込み処理を行う場合でも、ホルダ2
4を取り換えるだけで良いので、従来のように、割り込
み用に別途搬送路を設ける必要はない。
中に、いわゆる割り込み処理を行う場合でも、ホルダ2
4を取り換えるだけで良いので、従来のように、割り込
み用に別途搬送路を設ける必要はない。
【0061】一方、ホルダ24の基部30のガイド部3
2、34側の面の中央部付近には、貫通穴62を避けて
略L字状の押圧片52が立設している。この押圧片52
によって、ホルダ24内の写真フィルム12の中央部
が、基部30から離間する方向へ向けて湾曲する。
2、34側の面の中央部付近には、貫通穴62を避けて
略L字状の押圧片52が立設している。この押圧片52
によって、ホルダ24内の写真フィルム12の中央部
が、基部30から離間する方向へ向けて湾曲する。
【0062】ここで、回転アーム38を図6に示す位置
に回転させると、分離ローラ54がホルダ24の基部3
0と対面する(供給位置)。この分離ローラ54は回転
可能に軸支された回転シャフト55に固定されており、
この回転シャフト55には図示しない供給用駆動モータ
が連結され、回転シャフト55を介して分離ローラ54
を回転させる。
に回転させると、分離ローラ54がホルダ24の基部3
0と対面する(供給位置)。この分離ローラ54は回転
可能に軸支された回転シャフト55に固定されており、
この回転シャフト55には図示しない供給用駆動モータ
が連結され、回転シャフト55を介して分離ローラ54
を回転させる。
【0063】供給位置では、押圧片52によってホルダ
24内の写真フィルム12が分離ローラ54側へ押し付
けられる。これにより、第1層の写真フィルム12が案
内路16へ向かって供給される。
24内の写真フィルム12が分離ローラ54側へ押し付
けられる。これにより、第1層の写真フィルム12が案
内路16へ向かって供給される。
【0064】このとき、ガイド部32、34の傾斜によ
って、隣接する写真フィルム12のパーフォレーション
は離反しているため、第1層の写真フィルム12と第2
層の写真フィルム12とが干渉して重送されることはな
い。
って、隣接する写真フィルム12のパーフォレーション
は離反しているため、第1層の写真フィルム12と第2
層の写真フィルム12とが干渉して重送されることはな
い。
【0065】また、支持シャフト40にホルダ24を装
着(取外しのときも同様)するときは、回転アーム38
を回転させ、図5に示すように、支持シャフト40を退
避位置に移動させる。
着(取外しのときも同様)するときは、回転アーム38
を回転させ、図5に示すように、支持シャフト40を退
避位置に移動させる。
【0066】このように、ホルダ24を支持シャフト4
0に装着するとき、ホルダ24を供給位置から離間させ
ることができるので、ホルダ24を支持シャフト40に
装着するときに、分離ローラ54等によって写真フィル
ム12が傷付くことはない。
0に装着するとき、ホルダ24を供給位置から離間させ
ることができるので、ホルダ24を支持シャフト40に
装着するときに、分離ローラ54等によって写真フィル
ム12が傷付くことはない。
【0067】このように、回転アーム38を回転させる
ことで、回転アーム38に設けられたホルダ24を供給
位置と図3に示す退避位置との間で移動させることがで
きるため、機構が簡単である。
ことで、回転アーム38に設けられたホルダ24を供給
位置と図3に示す退避位置との間で移動させることがで
きるため、機構が簡単である。
【0068】ところで、支持シャフト40には押え部材
42(図5参照)が挿通されており、スプリング44に
よって押え部材42がフランジ部40A側へ付勢されて
いる。
42(図5参照)が挿通されており、スプリング44に
よって押え部材42がフランジ部40A側へ付勢されて
いる。
【0069】このため、図7(A)、(B)に示すよう
に、支持シャフト40のフランジ部40Aが、大径穴7
4A、74B及び貫通穴62を挿通し、支持シャフト4
0の外周面が小径穴76A、76Bの内周面に当接した
状態で、ホルダ24が矢印方向へ移動し、フランジ部4
0Aが係合片66A、66Bの小径穴76A、76Bの
周囲に当接して、フランジ部40Aと押え部材42との
間に係合片66A、66Bが配置される。
に、支持シャフト40のフランジ部40Aが、大径穴7
4A、74B及び貫通穴62を挿通し、支持シャフト4
0の外周面が小径穴76A、76Bの内周面に当接した
状態で、ホルダ24が矢印方向へ移動し、フランジ部4
0Aが係合片66A、66Bの小径穴76A、76Bの
周囲に当接して、フランジ部40Aと押え部材42との
間に係合片66A、66Bが配置される。
【0070】ここで、ホルダ24は係合片66A、66
Bを介して支持シャフト40の軸方向に沿ってスライド
可能であるため、写真フィルム12の枚数が多い場合、
分離ローラ54によって写真フィルム12及び押圧片5
2を介してホルダ24を分離ローラ54から離間する方
向へスライドさせることができる。
Bを介して支持シャフト40の軸方向に沿ってスライド
可能であるため、写真フィルム12の枚数が多い場合、
分離ローラ54によって写真フィルム12及び押圧片5
2を介してホルダ24を分離ローラ54から離間する方
向へスライドさせることができる。
【0071】このように、スプリング44を用いること
で、押圧片52と分離ローラ54との離間距離を変える
ことができ、写真フィルム12の枚数による厚みの差を
吸収して、押圧片52が写真フィルム12を分離ローラ
54に押し当てる押圧力を常に一定としている。
で、押圧片52と分離ローラ54との離間距離を変える
ことができ、写真フィルム12の枚数による厚みの差を
吸収して、押圧片52が写真フィルム12を分離ローラ
54に押し当てる押圧力を常に一定としている。
【0072】次に、写真フィルムの供給方法について説
明する。
明する。
【0073】写真フィルム12を装填するときは、駆動
モータをONの状態にし、図3に示すように、回転アー
ム38をいわゆる退避位置へ回転させ、駆動モータを停
止させる。
モータをONの状態にし、図3に示すように、回転アー
ム38をいわゆる退避位置へ回転させ、駆動モータを停
止させる。
【0074】次に、ホルダ24の係合片66A、66B
をスライドさせ、図4(C)及び図7(A)に示すよう
に、貫通穴62に大径穴74A、74Bを重ねて、写真
フィルム12を供給し終わったホルダ24を支持シャフ
ト40から取外す。
をスライドさせ、図4(C)及び図7(A)に示すよう
に、貫通穴62に大径穴74A、74Bを重ねて、写真
フィルム12を供給し終わったホルダ24を支持シャフ
ト40から取外す。
【0075】そして、図5に示すように、次のホルダ2
4(予め写真フィルム12が積層されている)の係合片
66A、66Bを係合片66A、66Bがストッパーに
当接して停止するまでスライドさせる。このとき、貫通
穴62に大径穴74A、74Bが重なるため、支持シャ
フト40のフランジ部40Aへ大径穴74A、74B及
び貫通穴62を挿通させる。
4(予め写真フィルム12が積層されている)の係合片
66A、66Bを係合片66A、66Bがストッパーに
当接して停止するまでスライドさせる。このとき、貫通
穴62に大径穴74A、74Bが重なるため、支持シャ
フト40のフランジ部40Aへ大径穴74A、74B及
び貫通穴62を挿通させる。
【0076】そして、手を離して係合片66A、66B
へ掛けられた負荷を解除すると、係合片66A、66B
が図4(B)及び図7(B)に示す位置に戻り、小径穴
76A、76Bの内縁部が支持シャフト40の外周面に
当接して、係合片66A、66Bを介してホルダ24が
支持シャフト40に装着される。
へ掛けられた負荷を解除すると、係合片66A、66B
が図4(B)及び図7(B)に示す位置に戻り、小径穴
76A、76Bの内縁部が支持シャフト40の外周面に
当接して、係合片66A、66Bを介してホルダ24が
支持シャフト40に装着される。
【0077】次に、写真フィルム12を焼付装置14へ
供給するため、駆動モータを駆動させ、図6に示すよう
に、回転アーム38をいわゆる供給位置へ回転させた
後、駆動モータを停止させる。
供給するため、駆動モータを駆動させ、図6に示すよう
に、回転アーム38をいわゆる供給位置へ回転させた
後、駆動モータを停止させる。
【0078】このとき、押圧片52によって写真フィル
ム12が回転する分離ローラ54に押し当てられ、第1
層の写真フィルム12が案内路16へ向かって供給され
る。
ム12が回転する分離ローラ54に押し当てられ、第1
層の写真フィルム12が案内路16へ向かって供給され
る。
【0079】このように、回転アーム38を利用してホ
ルダ24を回転移動させるだけで、ホルダ24を供給位
置と退避位置との間で移動させることができるため、機
構が簡単である。
ルダ24を回転移動させるだけで、ホルダ24を供給位
置と退避位置との間で移動させることができるため、機
構が簡単である。
【0080】なお、ここでは、ホルダ24を回転させ
て、供給位置と退避位置との間で移動させたが、これに
限るものではなく、例えば、供給位置と退避位置との間
でホルダを昇降移動させても良い。
て、供給位置と退避位置との間で移動させたが、これに
限るものではなく、例えば、供給位置と退避位置との間
でホルダを昇降移動させても良い。
【0081】また、係合片を2つ用いてホルダを支持シ
ャフトに取り付けたが、ホルダを支持シャフトに脱着で
きれば良いため、係合片は一つでも良く、また、本形態
に限るものではない。
ャフトに取り付けたが、ホルダを支持シャフトに脱着で
きれば良いため、係合片は一つでも良く、また、本形態
に限るものではない。
【0082】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1に記載の発明では、保持部材内の写真フィルムがなく
なったら保持部材ごと交換すれば良いので、次に供給す
る写真フィルムを予め別の保持部材に積層させておくこ
とができる。このため、オペレータが手が空いたとき
に、写真フィルムの装填作業ができ、作業効率が良い。
1に記載の発明では、保持部材内の写真フィルムがなく
なったら保持部材ごと交換すれば良いので、次に供給す
る写真フィルムを予め別の保持部材に積層させておくこ
とができる。このため、オペレータが手が空いたとき
に、写真フィルムの装填作業ができ、作業効率が良い。
【0083】また、保持部材内の写真フィルムがなくな
ると、写真フィルムが保持された保持部材に交換するだ
けで良いため、写真フィルムを装填する時間が削減され
る。さらに、写真フィルムを供給している途中に、いわ
ゆる割り込み処理を行う場合でも、保持部材を取り換え
るだけで良いので、従来のように、割り込み用に別途搬
送路を設ける必要はない。
ると、写真フィルムが保持された保持部材に交換するだ
けで良いため、写真フィルムを装填する時間が削減され
る。さらに、写真フィルムを供給している途中に、いわ
ゆる割り込み処理を行う場合でも、保持部材を取り換え
るだけで良いので、従来のように、割り込み用に別途搬
送路を設ける必要はない。
【0084】請求項2に記載の発明は、保持部材を支持
手段に装着するとき、保持部材を供給位置から離間させ
ることができるので、供給手段等によって写真フィルム
が傷付くことはない。
手段に装着するとき、保持部材を供給位置から離間させ
ることができるので、供給手段等によって写真フィルム
が傷付くことはない。
【0085】請求項3に記載の発明では、保持部材を写
真フィルムが供給手段へ近接する供給位置と供給手段か
ら離間する退避位置との間で移動させることができる。
このように、回転アームを回転させることで、回転アー
ムに設けられた保持部材を供給位置と退避位置との間で
移動させることができるため、機構が簡単である。
真フィルムが供給手段へ近接する供給位置と供給手段か
ら離間する退避位置との間で移動させることができる。
このように、回転アームを回転させることで、回転アー
ムに設けられた保持部材を供給位置と退避位置との間で
移動させることができるため、機構が簡単である。
【0086】請求項4に記載の発明では、係合片をスラ
イドさせるだけで、保持部材が支持シャフトに対して脱
着可能となるので、脱着作業が容易である。
イドさせるだけで、保持部材が支持シャフトに対して脱
着可能となるので、脱着作業が容易である。
【図1】本実施例に係る写真フィルム供給装置が装備さ
れた焼付装置の斜視図である。
れた焼付装置の斜視図である。
【図2】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
たホルダ及び回転装置を示す斜視図である。
たホルダ及び回転装置を示す斜視図である。
【図3】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
たホルダの退避位置を示す側面図である。
たホルダの退避位置を示す側面図である。
【図4】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
たホルダに用いられる係合片を示す平面図であり、
(A)は、取り付ける前の状態を示し、(B)は、小径
穴同士を重ねた状態を示し、(C)は、大径穴同士を重
ねた状態を示している。
たホルダに用いられる係合片を示す平面図であり、
(A)は、取り付ける前の状態を示し、(B)は、小径
穴同士を重ねた状態を示し、(C)は、大径穴同士を重
ねた状態を示している。
【図5】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
たホルダを支持シャフトに係合させる前の状態を示す側
面図である。
たホルダを支持シャフトに係合させる前の状態を示す側
面図である。
【図6】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
たホルダの供給位置を示す側面図である。
たホルダの供給位置を示す側面図である。
【図7】本形態に係る写真フィルム供給装置に備えられ
た支持シャフトと長穴部との関係を示す部分断面図であ
り、(A)は、支持シャフトのフランジを大径穴に挿通
している状態を示し、(B)は、支持シャフトに小径穴
が係合している状態を示している。
た支持シャフトと長穴部との関係を示す部分断面図であ
り、(A)は、支持シャフトのフランジを大径穴に挿通
している状態を示し、(B)は、支持シャフトに小径穴
が係合している状態を示している。
【図8】従来のホルダの移動軌跡を示す側面図である。
【図9】従来のホルダに写真フィルムを保持させるとき
の状態図である。
の状態図である。
10 写真フィルム供給装置 24 ホルダ(保持部材) 25 回転装置(支持手段) 36 シャフト(支持手段) 38 回転アーム(支持手段) 40 支持シャフト(脱着手段) 54 分離ローラ(供給手段) 55 回転シャフト(供給手段) 60 軸支板(支持手段) 62 貫通穴(脱着手段) 68A 係合片(脱着手段) 68B 係合片(脱着手段) 78A 長穴部(脱着手段) 78B 長穴部(脱着手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 複数本の写真フィルムを焼付装置又は画
像読取装置へ供給する写真フィルム供給装置であって、 積層された写真フィルムの先端部を保持する保持部材
と、 前記保持部材に保持された写真フィルムを順次焼付装置
又は画像読取装置へ供給する供給手段と、 前記保持部材を支持し、保持部材に保持された写真フィ
ルムを前記供給手段へ供給可能とする支持手段と、 前記保持部材と前記支持手段の間に設けられ、保持部材
を支持手段に対して脱着可能とする脱着手段と、 を有することを特徴とする写真フィルム供給装置。 - 【請求項2】 前記支持手段が、写真フィルムが前記供
給手段へ近接する供給位置と供給手段から離間する退避
位置との間で前記保持部材を移動させることを特徴とす
る請求項1に記載の写真フィルム供給装置。 - 【請求項3】 前記支持手段が、回転可能に軸支された
回転アームと、前記回転アームに連結され、回転アーム
を回転させて、前記保持部材を写真フィルムが前記供給
手段へ近接する供給位置と供給手段から離間する退避位
置との間で移動させる駆動手段と、で構成されたことを
特徴とする請求項1に記載の写真フィルム供給装置。 - 【請求項4】 前記脱着手段が、 前記支持手段に設けられ、頭部及び首部を有する支持シ
ャフトと、 前記保持部材に設けられ、前記支持シャフトの頭部が挿
通可能な貫通孔と、 前記保持部材にスライド可能に設けられた係合片と、 前記係合片に形成され、前記支持シャフトの頭部が挿通
可能な大径穴と前記首部が係合可能な小径穴とが連続
し、前記大径穴が前記貫通孔と重なった状態で前記頭部
が前記大径穴及び貫通孔を挿通可能とし、小径穴が貫通
孔と重なった状態で首部に係合可能とする長穴部と、 で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに
記載の写真フィルム供給装置。 - 【請求項5】 複数本の写真フィルムを焼付装置又は画
像読取装置へ供給する写真フィルム供給装置を用いた写
真フィルムの供給方法であって、 積層された写真フィルムの先端部を保持する保持部材
と、写真フィルムを順次焼付装置又は画像読取装置へ供
給する供給手段と、写真フィルムを前記供給手段へ供給
可能とする支持手段と、を備え、 前記保持部材に複数本の写真フィルムを保持させた状態
で、前記支持手段に保持部材をセットして、写真フィル
ムを保持部材から前記供給手段へ供給可能とする写真フ
ィルムの供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000378818A JP2002182313A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 写真フィルム供給装置及びこれを用いた写真フィルムの供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000378818A JP2002182313A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 写真フィルム供給装置及びこれを用いた写真フィルムの供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002182313A true JP2002182313A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18847313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000378818A Pending JP2002182313A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 写真フィルム供給装置及びこれを用いた写真フィルムの供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002182313A (ja) |
-
2000
- 2000-12-13 JP JP2000378818A patent/JP2002182313A/ja active Pending
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