JP2002182274A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002182274A
JP2002182274A JP2000383846A JP2000383846A JP2002182274A JP 2002182274 A JP2002182274 A JP 2002182274A JP 2000383846 A JP2000383846 A JP 2000383846A JP 2000383846 A JP2000383846 A JP 2000383846A JP 2002182274 A JP2002182274 A JP 2002182274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のカメラには、ファインダ視野の中に不要
な雑被写体が侵入した際にレリーズを禁止する技術があ
るが、主要被写体が動体物体であった場合には、撮影で
きない場合がある。 【解決手段】本発明は、撮影領域外の被写体の状況をモ
ニタして、撮影領域外から撮影領域内に進入しようとす
る雑被写体の存在とその存在位置を光学ファンイダに表
示して撮影者に知らせてレリーズを禁止し、また移動す
る主要被写体が撮影領域外に外れて見失い、再度撮影領
域内に戻ろうとしていることを事前に撮影者に知らせる
カメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムによる撮
影と撮像素子による撮像を行うカメラに係り、特に表示
画面に撮影領域外の状況を表示して、撮影領域内に不要
な被写体が入り込むことを防止するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にフィルムカメラは、フィルム現像
と焼き付けを行って写真にしなければ撮影した被写体像
を確認することはできない。そこで、カメラに撮像素子
とディスプレイを搭載して、フィルムに撮影した被写体
像を撮像素子に取り込み、その場でディスプレイに表示
する技術が提案されている。このカメラは、フィルムカ
メラの機能と電子スチルカメラの性能を併せ持つカメラ
である。
【0003】また、電子スチルカメラにおいては、動体
物検出を行い、撮像する画面内に、主要被写体以外で不
要な被写体(以下、雑被写体と称する)が入り込まない
ようにする技術が例えば、特開平6−30374号公報
に開示されている。この技術は、中央部の撮影領域とそ
の周辺の動体物検出領域に分割された撮像素子を用い
て、周辺の動体物検出部が動体物を検出した場合に、撮
像を禁止して不要撮影を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平6−3
0374号公報に開示される技術は、例えば、人混みの
中で目的の被写体を撮影する際、ファインダ視野の中に
突然撮影を意図しないものが飛び込んでしまい、撮影を
失敗してしまうことが防止でき、撮影者にとって非常に
有益な機能である。
【0005】また近年、撮影光学系の高倍率ズーム化が
進み超望遠撮影が非常に容易になった。超望遠撮影は、
例えば運動会などで重宝され、使用頻度も比較的多い。
この超望遠撮影は、通常または広角撮影に比べれば雑被
写体の撮影領域への飛び込みを予知することは難しく、
対処も難しい。
【0006】このような超望遠撮影に前述した動体物検
出により撮影を禁止する技術を適用した場合において
は、確かに雑被写体が飛び込んでくることを防止でき
る。しかし、動きの激しい被写体が主たる被写体であっ
た場合、その主要被写体がファインダ視野から外れてし
まい、見失うことが多々生じる。この場合、撮影者は慌
てて主要被写体を探し追いかけ、ファインダ視野に捕ら
えようとする。ファインダ視野に主要被写体を捕らえ、
撮影しようとしたとき、前述した技術のカメラの場合、
主要被写体はファインダ視野外からファインダ視野内に
捕捉されることとなり、撮影したくない雑被写体が撮影
領域へ進入したものと判断し、撮影を禁止してしまうこ
とになる。これにより、シャッタチャンスを逃してしま
うことになる。
【0007】また特開平6−30374号公報では、セ
ルフタイマ撮影の場合に、撮影を禁止するのではなく、
遅延させる技術においても言及している。しかし、この
遅延により雑被写体の撮影領域内へ進入により撮影を遅
延させたとしても、シャッタチャンスを逃すことに変わ
りは無い。さらに、遅延でもなく警告表示のみにすれ
ば、シャッタチャンスを逃すことはなくなるが、超望遠
撮影で見失った主要被写体を探すことに関しては、何ら
作用しない。つまり、前述した動体物検出により撮影を
禁止若しくは遅延させる技術では、特に高倍率ズームを
カメラに装着すると、雑被写体が撮影領域に侵入した不
要撮影を防止するといった有益な機能がシャッタチャン
スを逃してしまう不都合を生じさせることとなる。さら
に超望遠撮影に対しては、動きの激しい主要被写体は見
失いやすいことを改善する作用はなく、決して快適な撮
影が容易に行えるとはいえない。
【0008】そこで本発明は、雑被写体の撮影領域内へ
の進入による不要撮影を防止しつつ、かっ、シャッター
チャンスを逃すことなく、特に超望遠撮影を行う際、動
きの速い主要被写体でも見失うことなく、快適な撮影を
可能としたカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、撮影領域外の周辺部における動体物の検出
を行うための動体物検出手段と、上記動体物検出手段の
動作/不動作を制御する切り換え手段と、上記動体物検
出手段の動作/不動作に応じて、上記撮影領域のみの表
示と、動体物検出手段による動体物検出部分まで含めた
表示とを切り換えて表示可能な電子ビューファインダ手
段とを備えるカメラを提供する。
【0010】さらに、撮影領域外の周辺部における動体
物の検出を行うための動体物検出手段と、上記動体物検
出手段の動作/不動作を制御する切り換え手段と、上記
動体物検出手段が動作状態で移動する上記動体物を検出
した際に、該動体物の存在とその位置を上記撮影領域内
の被写体像と共に表示する光学ファインダ手段とを備え
るカメラを提供する。
【0011】以上のような構成のカメラは、撮影領域周
辺における被写体の状況を動体物検出手段により動体物
の有無とその移動方向を検出して、撮影領域に相当する
撮像領域に対して域外から撮影領域内に進入しようとす
る雑被写体の存在とその存在位置を表示する。また、主
要被写体が撮影領域外に外れて見失い、再度撮影領域内
に戻ろうとしていることを事前に表示して撮影者に知ら
せる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0013】図1には、本発明による一実施形態に係る
カメラの構成例を示し説明する。本実施形態は、フィル
ムに被写体像を露出するフィルム撮影部2と、撮像素子
によりデジタル画像を撮像するデジタル撮像部3とから
なり、フィルムに撮影する被写体像を撮像素子に取り込
み、その場でディスプレイに表示することができるハイ
ブリッドカメラである。
【0014】このカメラ1において、フィルム撮影部2
は、画角(撮影領域)を可変可能な変倍機能を備え、フ
ィルム4ヘ被写体像を導くための変倍光学系5と、この
変倍光学系5内に組み込まれ、フィルム面ヘ被写体像の
ピントを合わせるための焦点調節光学系6と、フィルム
4ヘの露出制御を行うための絞り/シャッタ部7と、こ
れらの構成部位の制御やフィルムの給送機構を含み、被
写体像の取り込みやフィルムの巻き上げ巻き戻しに関す
る駆動を行う駆動制御部8と、変倍光学系5を含む撮影
光学系により結像された被写体像を確認するためのファ
インダ部(光学ファインダ)9とで構成される。尚、こ
のフィルム撮影部2には、図示しない測距部や測光部、
補助光を発光する照明部等を含むその他の構成部10が
備えられているが、本発明とは直接的には係わらないた
め、ここでの説明は省略している。
【0015】またデジタル撮像部3は、CCDやCMO
Sイメージャ等からなる撮像素子11と、前述した変倍
光学系5の撮影領域と同調して画角(撮像領域)を可変
可能な変倍機能を備え、撮像素子11へ被写体像を導く
ための変倍光学系12と、この変倍光学系12に組み込
まれ、撮像素子11受光面への被写体像のピント合わせ
を行うための焦点調節光学系13と、撮像素子11ヘの
露出制御を行うための絞り/シャッタ部14と、これら
の構成部位を制御して被写体像の取り込みを行う駆動制
御部15と、撮像された画像データを及び制御に関する
データ等を記憶する記憶部16と、撮像した画像及び撮
影に関係するデータ等を表示するための表示部(電子ビ
ューファインダ)17とで構成される。尚、この電子撮
像に関するその他の構成部18が備えられているが、本
発明とは直接的には係わらないため、ここでの説明は省
略している。
【0016】これらのフィルム撮影部2及びデジタル撮
像部3は、制御部19によりシーケンス制御を含む全て
の動作が制御され、撮像素子11からの画像データに対
する画像処理演算等も行われている。さらに、制御部1
9には、カメラの撮像モードの変更と設定などを行うモ
ード設定部20が設けられている。本実施形態のモード
設定部20は、例えば、フィルム撮影のみを行うフィル
ム撮影モードと、撮像素子11のみの撮像を行うデジタ
ル撮像モードと、フィルム撮影とデジタル撮像の両方を
行うハイブリッド撮影モードの少なくとも3つの撮影モ
ードを備えている。また、モード設定部20は、雑被写
体が撮影領域外から撮影領域内に進入しようとしている
ことを警告・表示する雑被写体検出モード、主要被写体
が撮影領域外から撮影領域内に進入しようとしているこ
とを伝達・表示する待ち伏せモード及び、雑被写体検出
モードと待ち伏せモードを機能させない通常モードの切
り換えを行う機能も備えている。
【0017】次に図2は、前述したカメラ1を後方から
見た外観構成と、撮影領域及び動体物検出エリアの関係
について示す図である。このカメラ1には、背面側には
表示素子を内蔵するファインダ部9とLCDからなる表
示部(電子ビューファインダ)17が配置され、上面に
はモード設定部20の設定ボタン22と、カメラのパワ
ースイッチ23と、レリーズスイッチ(1st、2nd)を
オンさせるためのレリーズボタン24が設けられてい
る。
【0018】この図2において、撮像素子11の撮像範
囲は、少なくとも2つの領域(撮像領域25と動体物検
出エリア26)に分割されている。撮像範囲の中央に位
置する撮像領域25は、フィルム4に写し込まれる被写
体像の範囲(撮影領域)と同等である。その撮像領域2
5の周辺には、撮像領域25即ち撮影領域へ侵入及び退
去する移動体物(主要被写体や雑被写体を含む被写体)
とその移動方向を検出するための動体物を捕捉するため
の領域となる動体物検出エリア26が設けられている。
【0019】図3に示すフローチャートを参照して、こ
のように構成された本実施形態のカメラのメイン動作に
ついて説明する。
【0020】まず、パワースイッチ23がオンされたか
否かを判断して(ステップS1)、オンされていれば
(YES)、レリーズボタン24が操作されて、1stレ
リーズスイッチがオンしたか否かを判断する(ステップ
S2)。この判断で、1stレリーズスイッチがオンして
いなければ(NO)、パワースイッチをオンしたままの
状態で待機する。しかし、オンされたならば(YE
S)、測距及び測光を行う(ステップS3)。その後、
ピント合わせのための焦点調節するための焦点調節演算
と露出条件を求めるための露出演算を行う(ステップS
4)。
【0021】次に、2ndレリーズスイッチがオンしたか
否かを判断する(ステップS5)。この判断で、レリー
ズボタン24が更に押されてオンした場合には(YE
S)、前述した焦点調節演算及び露出演算により求めら
れた結果に基づいて、駆動制御部8の駆動により焦点調
節動作と露出動作を行う(ステップS6)。露出終了後
にフィルム4の1コマ巻上げを行い(ステップS7)、
フィルム4が最終コマに達したか否かを検出して(ステ
ップS8)、最終コマであった場合(YES)、フィル
ム4の自動巻き戻しを行う(ステップS9)。一方、最
終コマでなかった場合は(NO)、フィルム4の巻き戻
しは行わずに、表示部7の動体物検出表示をオフにする
(ステップS10)。尚、設定された撮影モードによ
り、もともと動体物検出表示されていなければ、そのま
まであり、動体物検出表示がオンされていた場合には、
その表示をオフして、ステップS2に戻る。
【0022】一方、上記ステップS5の判断において、
2ndレリーズスイッチがオンされていなければ(N
O)、再度、パワースイッチ23がオン状態であるか否
かを判断する(ステップS11)。この判断でパワース
イッチ23がオン状態であれば(YES)、2ndレリー
ズスイッチがオンしたか否かを判断する(ステップS1
2)。2ndレリーズスイッチがオンしたならば(YE
S)、上記ステップS6へ移行し、焦点調節動作と露出
動作を行う、しかし、オンしなければ(NO)、雑被写
体検出モードか待ち伏せモードに設定されているか否か
を判断する(ステップS13)。これらの雑被写体検出
モードか待ち伏せモードに設定されていたならば(YE
S)、後述するサブルーチンの動体物検出を行い、動体
物があった場合には、その旨を表示して撮影者に伝える
(ステップS14)。
【0023】そして、この動体物検出の後、又は雑被写
体検出モードや待ち伏せモードが設定されていない場合
(NO)は、再度、パワースイッチ23がオン状態であ
るか否かを判断する(ステップS15)。この判断でパ
ワースイッチ23がオン状態であれば(YES)、1st
レリーズスイッチがオン状態であるか否かを判断する
(ステップS16)。オン状態であれば(YES)ステ
ップS12に戻り、2ndレリーズスイッチの状態を検出
する。しかし、1stレリーズスイッチがオン状態でなけ
れば(NO)、撮影動作が実行されたもの又は、フォー
カスロック状態が解除されたものと判断して、ステップ
S10に移行して、表示部7の動体物検出表示をオフに
する。
【0024】次に図4に示すフローチャートを参照し
て、前述した図3のステップS14のサブルーチンの動
体物検出について説明する。
【0025】まず、動体物を検出したか否かの指標とな
るf_moveフラグを0にクリアする(ステップS21)。
このf_moveフラグが0であれば、動体物を検出していな
いことを示し、逆にf_moveフラグが1であれば、動体物
を検出したということを示している。次に、図2(a)
に示す動体物検出エリア26の焦点評価値を算出する
(ステップS22)。この動体物検出エリア26は、具
体的には図5(a)に示すように、複数の動体物補足エ
リア31が撮像領域(撮影領域)25の周囲に配置され
た構成である。これらの動体物補足エリア31は、図5
(b)に示すように、少なくとも枠形状の3つのグルー
プ(A、B、Cグループ)に分割される。焦点評価値と
は、撮像素子が捕捉した被写体像信号の高周波成分を抽
出して積分したものであり、被写体像信号のコントラス
ト、又はMTFに相当する数値である。本実施形態にお
いては、この焦点評価値の算出は、1stレリーズスイッ
チがオン状態の時に実行されるため、通常は複数回実行
される。
【0026】次に、前回に算出された焦点評価値と今回
算出された焦点評価値とを比較して、動体物検出エリア
26の一部に変化があったか否かを判断する(ステップ
S23)。この判断でエリア全体に変化が見られない及
び全体が変化してしまっていた場合は(NO)、動体物
が存在しない(検出できない)又は、カメラ自体の向き
が動かされていると判断して、後述するステップS
へ移行する。この焦点評価値の変化の有無は、予め決め
られた所定値以上の差が焦点評価値に発生した場合に
は、変化ありと判断し、所定値以上の差が無い場合は、
変化なしと判断している。
【0027】しかし、動体物検出エリア26の一部に変
化があった場合には(YES)、変化した動体物補足エ
リア31付近に動体物が存在するものと判断し、動体物
を検出したという指標となるf_moveフラグに1を設定す
る(ステップS24)。そして、焦点評価値が変化して
動体物が存在すると推測する動体物補足エリア31の位
置を抽出して記憶部16に記憶する(ステップS2
5)。次に図5(b)を用いて動体物の移動方向を検出
する(ステップS26)。この動体物の移動方向とし
て、焦点評価値に変化した動体物補足エリア31の位置
が例えば、A→B→Cグループへと移動すれば、動体物
が撮像領域25内に進入しようとしていると判断でき
る。逆に、C→B→Aグループへと移動すれば、動体物
が撮像領域25内から遠ざかろうとしているものと判断
できる。
【0028】次に、待ち伏せモードに設定されているか
否かを判断する(ステップS27)。この判断で、待ち
伏せモードに設定されていた場合は(YES)、主要被
写体が動体物検出エリア26から撮像領域(撮影領域)
25内に入ってきたものと判断する。しかし、前述した
ように、1stレリーズスイッチがオン状態であるため、
フォーカスロックされており、主要被写体にピントが合
わなくなり、矛盾を生じることになる。従って、待ち伏
せモードの場合は、主要被写体にピントを合わせるため
に、再度焦点調節を行う必要がある。
【0029】そこで、測距エリアを動体物に合わせ(ス
テップS28)、再測距を行い(ステップS29)、再
焦点調節演算して、焦点調節光学系6,13のそれぞれ
の駆動量を算出する(ステップS30)。得られた算出
結果に基づき、それぞれ再焦点調節を行って、ピンボケ
を防止する(ステップS31)。尚、本実施形態におい
ては、連続測距することも考えられ、その連続測距した
場合は、検出した動体物で測距すれば良い。
【0030】この再焦点調節の後、又は上記ステップS
27で待ち伏せモードでなかった場合には(NO)、雑
被写体検出モードが設定されているもの判断した後、f_
moveフラグが1に設定されているか否かを判断する(ス
テップS32)。この判断でf_moveフラグが1に設定さ
れていたならば(YES)、動体物を検出したと判断さ
れているので、後述するように動体物の位置に対応した
ファインダ内のLEDからなる(動体物検出表示マーク
27a〜27d)を点滅させて表示する(ステップS3
3)。その後、表示部17に表示する撮影領域の範囲を
広くなるように変更して(ステップS34)、リターン
する。またステップS32でf_moveフラグが1に設定さ
れていなければ(NO)、リターンする。
【0031】図6(a)には光学ファインダ9内の可視
部を示し、図6(b)にはカメラに対する撮像領域(撮
影領域)と動体物検出エリアの関係を示して、前述した
ステップS33における光学ファインダ9内の動体物の
移動表示について説明する。
【0032】この可視部28は、動体物検出エリア26
と同等の範囲を持ち、上下左右にそれぞれ動体物の位置
を撮影者に知らせるため人間の形をした動体物検出表示
マーク27a〜27dが配置されている。そして、内側
には撮像領域(撮影領域)25を表すためのファインダ
視野が配置され、その中心には、測距エリアの指標とな
るターゲットマーク29が設けられている。例えば、動
体物30がカメラ1の図面上の右側から動体物検出エリ
ア26を通り、撮像領域25へ侵入しようとした場合
に、光学ファインダ9内の動体物検出表示マーク27b
が点滅表示する。
【0033】また、上記ステップS34における撮影領
域範囲の変更表示について説明する。図7(a)は、通
常モードにおける表示部17の表示例であり、撮像領域
25に相当する領域32は、撮像領域(撮影領域)26
の全てを表示したところを示している。また、図7
(b)は、雑被写体検出モード及び待ち伏せモードにお
ける表示部17の表示例であり、動体物検出エリア26
に相当する領域33内に、撮像領域(撮影領域)26を
表示している。
【0034】このように動体物とその移動方向を表示す
ることにより、移動する主要被写体を見失うことが減少
し撮影領域に入れておくことがることが容易になり、さ
らに雑被写体が撮影領域に侵入することがわかるため、
失敗写真を避けることが容易になる。
【0035】以上のように本実施形態によれば、雑被写
体が撮影領域に侵入してくることを事前に知ることがで
き、失敗写真が撮れてしまうことを防止できる。更に、
高倍率ズームレンズの望遠側を使い、主要被写体が撮影
領域から外れて見失った場合でも、容易に主要被写体を
発見することができ、シャッターチャンスを逃すことも
防止できる。また、動体物を検出したとしても従来のよ
うにレリーズを禁止していないため、主要被写体が移動
する場合でも問題なく撮影することができる。
【0036】よって、不要な写真を撮ってしまうことが
防止でき、且つシャッタチャンスを失うことを防止する
ことができる。言い換えれば、主要被写体や雑被写体の
状況によらず、快適に狙い通りの写真を写すことが可能
になる。
【0037】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0038】1.フィルム撮影とデジタル撮像の両機能
を有するカメラにおいて、1つの撮像画面が2分割さ
れ、一方が中央に配置されフィルム撮影画面に相当する
撮像領域と、他方が上記撮像領域を取り囲むように周辺
に配置する動体物検出エリアとに分割する撮像手段と、
上記フィルム撮影画面と上記撮像領域を関連づけて画角
を変更する変倍光学手段と、上記動体物検出エリアを複
数の環状ブロックに分割し、それぞれの出力信号から上
記撮像領域に向かう若しくは遠のくように移動する動体
物の有無とその移動方向を検出する動体物検出手段と、
上記動体物検出手段による出力信号に基づき、動体物の
有無とその移動方向を表示する表示手段と、上記動体物
検出手段の動作/不動作を制御する切り換え手段と、を
具備することを特徴とするカメラ。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、雑
被写体の撮影領域内への進入による不要撮影を防止しつ
つ、かっ、シャッタチャンスを逃すことなく、特に超望
遠撮影を行う際、動きの速い主要被写体でも見失うこと
なく、快適な撮影を可能としたカメラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態に係るカメラの構成例
を示し説明する。
【図2】カメラの外観構成と撮影領域及び動体物検出エ
リアの関係について示す図である。
【図3】実施形態のカメラのメイン動作について説明す
るためのフローチャートである。
【図4】サブルーチンの動体物検出について説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図5(a)は、動体物補足エリアと撮像領域
(撮影領域)の配置関係を示す巣であり、図5(b)
は、動体物補足エリアの分割例を示す図である。
【図6】図6(a)にはファインダ内の可視部を示す図
であり、図6(b)にはカメラに対する撮像領域(撮影
領域)と動体物検出エリアの関係を示す図である。
【図7】図7(a)は、通常モードにおける表示部の表
示例を示す図であり、図7(b)は、雑被写体検出モー
ド及び待ち伏せモードにおける表示部の表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1…カメラ 2…フィルム撮影部 3…デジタル撮像部 4…フィルム 5、12…変倍光学系 6、13…焦点調節光学系 7…絞り/シャッタ部 8…駆動制御部 9、18…その他の構成部 11…撮像素子 14…絞り/シャッタ部 15…駆動制御部 16…記憶部 17…表示部 19…制御部 20…モード設定部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/20 H04N 5/225 B 17/48 5/232 Z H04N 5/225 101:00 5/232 G02B 7/11 N // H04N 101:00 G03B 3/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影領域外の周辺部における動体物の検
    出を行うための動体物検出手段と、 上記動体物検出手段の動作/不動作を制御する切り換え
    手段と、 上記動体物検出手段の動作/不動作に応じて、上記撮影
    領域のみの表示と、動体物検出手段による動体物検出部
    分まで含めた表示とを切り換えて表示可能な電子ビュー
    ファインダ手段と、を具備することを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 撮影領域外の周辺部における動体物の検
    出を行うための動体物検出手段と、 上記動体物検出手段の動作/不動作を制御する切り換え
    手段と、 上記動体物検出手段が動作状態で移動する上記動体物を
    検出した際に、該動体物の存在とその位置を上記撮影領
    域内の被写体像と共に表示する光学ファインダ手段と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記動体物検出手段が動作状態の時に、
    主要被写体以外の被写体を雑被写体として検出する雑被
    写体検出モードと、主要被写体が撮影領域内に侵入する
    ことを検出する待ち伏せモードとの切り換えを制御する
    モード切り換え手段を具備し、 動体物を検出した際、雑被写体検出モードでは撮影を禁
    止して、待ち伏せモードでは撮影を禁止しないことを特
    徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記待ち伏せモードで撮影する時に、動
    体物を検出した場合は、検出した動体物に対して再測距
    した後に、撮影動作に移行することを特徴とする請求項
    3に記載のカメラ。
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