JP2002181993A - 放射性アスファルト固化体の処理方法 - Google Patents

放射性アスファルト固化体の処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで実施でき、しかも硝酸性または亜
硝酸性窒素の環境中への放出を防ぐことができる放射性
アスファルト固化体の処理方法を提供する。 【解決手段】 放射性アスファルト固化体に溶剤を添加
して混合し流動化させる固化体流動化工程1と、得られ
た混合物中の固形分を分離する固液分離工程2と、分離
した固形分を、炭素を含む転換剤の存在下で加熱するこ
とによって、固形分中の硝酸塩および/または亜硝酸塩
を分解し炭酸塩に転換させる炭酸塩転換工程5とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プロセ
スなどにおいて排出される廃棄物である放射性アスファ
ルト固化体を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プロセスなどにおいて排出さ
れる放射性廃棄物は、アスファルトによって固化する方
法によって処理される。この方法によって得られたアス
ファルト固化体は、通常、ドラム缶などの容器に収容し
て保管施設に保管される。近年では、上記放射性アスフ
ァルト固化体の保管施設の収容能力が不足しがちである
が、保管施設の新設は多大なコストを要することから、
放射性アスファルト固化体の埋め立て処分が検討されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
放射性アスファルト固化体には、微量の放射性核種に加
え、環境汚染の原因となり得る硝酸性または亜硝酸性の
窒素が多く含まれることから、放射性アスファルト固化
体の埋め立て処分を行う処理方法では、硝酸性または亜
硝酸性窒素が環境中に放出され、環境に悪影響を及ぼす
可能性が指摘されている。このため、硝酸性または亜硝
酸性窒素の環境中への放出を防ぐことができる処理方法
が要望されていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、低コストで実施でき、しかも硝酸性または亜
硝酸性窒素の環境中への放出を防ぐことができる放射性
アスファルト固化体の処理方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の放射性アスファ
ルト固化体の処理方法は、放射性アスファルト固化体に
溶剤を添加して混合し流動化させる固化体流動化工程
と、得られた混合物中の固形分を分離する固液分離工程
と、分離した固形分を、炭素を含む転換剤の存在下で加
熱することによって、固形分中の硝酸塩および/または
亜硝酸塩を分解し炭酸塩に転換させる炭酸塩転換工程と
を有することを特徴とする。本発明では、放射性アスフ
ァルト固化体に溶剤を添加して混合し流動化させる固化
体流動化工程と、得られた混合物中の固形分を分離する
固液分離工程と、固形分を分離除去した液体分から溶剤
を回収する溶剤回収工程とを有する方法を採ることもで
きる。本発明では、放射性アスファルト固化体に溶剤を
添加して混合し流動化させる固化体流動化工程と、得ら
れた混合物中の固形分を分離する固液分離工程と、固形
分を分離除去した液体分から溶剤を回収する溶剤回収工
程と、溶剤を回収したアスファルト主体の溶剤回収残渣
を固化処理する再固化工程または溶剤回収残渣を加熱処
理する加熱処理工程とを有する方法を採ることもでき
る。固液分離工程においては、混合物中の固形分を膜分
離によって分離するのが好ましい。本発明では、炭酸塩
転換工程において発生する排ガス中の窒素酸化物を分解
する脱硝工程と、炭酸塩転換工程において生成する炭酸
塩を含む残渣をセメント固化するセメント固化工程とを
実施することもできる。本発明では、加熱処理工程にお
いて発生する加熱残渣をセメント固化するセメント固化
工程を実施することもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の放射性アスファ
ルト固化体の処理方法の一実施形態を示す流れ図であ
る。図2は、本実施形態の処理方法を実施するのに好適
に用いることができる処理装置を示す概略構成図であ
る。以下、これらの図を参照しつつ、本実施形態の処理
方法について説明する。本発明の処理方法において処理
対象となる放射性アスファルト固化体は、原子力発電プ
ロセスなどにおいて排出される129Iなどの放射性物質
を含む放射性廃棄物(放射性廃液等)を、アスファルト
によって固化することによって得られたものであり、通
常、ドラム缶などの容器に収容されて保管される。放射
性アスファルト固化体は、通常、50〜70重量%のア
スファルトを含む。
【0006】図2に示すように、本実施形態の処理方法
では、放射性アスファルト固化体を、供給経路11を通
して混合槽12に供給するとともに、この放射性アスフ
ァルト固化体に、溶剤添加経路13を通して溶剤を添加
し、これらを攪拌機を用いて混合する(図1における固
化体流動化工程1)。この溶剤としては、汎用の有機溶
媒を用いることができ、キシレン、ヘキサン、トルエン
等が使用可能である。なかでも特に、アスファルトに対
する親和性に優れたキシレンを使用するのが好ましい。
溶剤の添加量は、過剰となると溶剤コストが嵩む。また
この添加量は、不足するとアスファルト固化体の流動化
が不十分となり、後述する固液分離工程における分離効
率が低下しやすくなる。このため、溶剤の添加量は、放
射性アスファルト固化体に対し、5〜15m3/180
L(すなわち27.8〜83.3m3/m3放射性アスフ
ァルト固化体)とするのが好ましい。この添加量は、5
0〜80m3/m3とするのがより望ましい。溶剤をアス
ファルト固化体に添加し混合することによって、固化体
中のアスファルトの少なくとも一部は溶剤に溶解し、こ
の放射性アスファルト固化体は流動化する。
【0007】次いで、溶剤添加により流動化した混合物
を、膜分離装置14に供給する(図1における固液分離
工程2)。この工程では、混合物中の固形分が分離膜1
4aにより分離される。この分離膜14aとしては、平
均孔径が0.3μm以下であるものを用いるのが好まし
い。この平均孔径が上記範囲を越えると、混合物中の硝
酸塩や亜硝酸塩からの窒素除去率が低下する。またこの
平均孔径は、処理効率の点から0.05μm以上とする
のが好ましい。
【0008】通常、放射性アスファルト固化体に含まれ
る硝酸塩や亜硝酸塩などの塩は、アスファルトに溶解し
にくいため、固形分として放射性アスファルト固化体中
に存在する。このため、この工程では、膜分離装置14
において、硝酸塩および亜硝酸塩が固形分として膜分離
される。また、放射性アスファルト固化体に含まれる放
射性物質(129I等)の大部分は固形分として放射性ア
スファルト固化体中に存在するため、固液分離工程2に
おいては、放射性物質の大部分も分離される。
【0009】次いで、固形分を分離除去した溶剤とアス
ファルトとの混合物(液体分)を、溶剤回収塔15に供
給する(図1における溶剤回収工程3)。溶剤回収塔1
5では、混合物を加熱したり減圧下におくことなどによ
って、混合物中の溶剤を蒸散させて回収する。回収した
溶剤は、溶剤返送経路16を通して混合槽12に供給
し、固化体流動化工程1において用いられる溶剤として
再利用することができる。
【0010】溶剤を分離除去したアスファルト主体の混
合物(溶剤回収残渣)は、必要に応じてドラム缶などの
容器に収容した後、冷却してアスファルトを再び固化さ
せ、処理済アスファルト固化体とすることができる(図
1における再固化工程4)。
【0011】再固化工程4で得られた処理済アスファル
ト固化体は、燃焼炉24において加熱処理してアスファ
ルトを分解させることができる(図1における加熱処理
工程6)。処理済アスファルト固化体を加熱する際に
は、液中燃焼を採用するのが好ましい。処理済アスファ
ルト固化体を加熱処理することにより、アスファルトを
加熱分解させ、固化体の減容化を図ることができる。加
熱処理により得られた加熱残渣は、セメント固化処理装
置25において、セメントで固化するなどの方法で処分
することができる(図1におけるセメント固化工程
8)。この残渣は、再固化工程4において処理済アスフ
ァルト固化体中に混入させてもよい。
【0012】また本発明では、溶剤を分離除去したアス
ファルト主体の混合物(溶剤回収残渣)を、再固化させ
ることなくそのまま加熱処理工程6に供することもでき
る。
【0013】上記膜分離装置14において分離した固形
分は、固形分供給経路17を通してか焼炉18に供給す
るとともに、この固形分に、転換剤添加経路19を通し
て転換剤を添加する。この転換剤は、炭素を含み、硝酸
塩または亜硝酸塩を炭酸塩に転換させ得るものであれば
よい。この転換剤としては還元糖などの糖を用いること
ができる。還元糖としては、グルコース、フルクトー
ス、マルトースなどを挙げることができる。また転換剤
としてはショ糖を用いることもできる。転換剤の添加量
は、固形分100重量部に対し、600〜1400重量
部(好ましくは1000〜1400重量部)とするのが
好ましい。この添加量が上記範囲未満であると、硝酸塩
または亜硝酸塩を炭酸塩に転換させる際の転換効率が低
下し、上記範囲を越えると、転換剤のコストが嵩むよう
になる。
【0014】転換剤を添加した固形分は、か焼炉18に
おいて加熱され、か焼される。この加熱処理を行う際の
処理条件は、固形分中の硝酸塩または亜硝酸塩が分解
し、分解物である窒素酸化物(以下、NOxという)が
揮散し得るように設定する。加熱温度は、300〜50
0℃とするのが好適である。この温度が上記範囲未満で
あると、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素の転換効率が低
下する。またこの温度が上記範囲を越えると、加熱コス
ト高騰を招く。
【0015】この工程においては、固形分中の硝酸塩お
よび/または亜硝酸塩が分解し、転換剤に由来するCH
2OH基との反応により炭酸塩に転換するとともに、分
解物であるNOxが揮散し、排ガスとして分離する(図
1における炭酸塩転換工程5)。放出されたNOxを含
む排ガスは、NOx導出経路20を通してか焼炉18か
ら排出される。この炭酸塩転換工程5は、気相中に酸素
が存在しない条件で行うと、硝酸性窒素および亜硝酸性
窒素の転換効率を高めることができるため好ましい。
【0016】NOx導出経路20を通してか焼炉18か
ら導出されたNOxを含む排ガスは、触媒反応器21に
導入される。触媒反応器21に用いられる触媒として
は、アルミナなどの坦体に、バナジウム、ニッケル、コ
バルト、モリブデン、白金、クロム、タングステン、
鉄、パラジウムなどを担持させたものが使用できる。触
媒反応器21に導入された排ガス中のNOxは、アンモ
ニア導入経路22からのアンモニアと反応して還元さ
れ、無害な窒素ガスと水が生成する(図1における脱硝
工程7)。これら窒素ガスおよび水は、導出経路23を
通して系外に導出される。
【0017】炭酸塩転換工程5で生成した炭酸塩などの
加熱残渣は、セメント固化処理装置25においてセメン
トで固化するなどの方法で処分することができる(図1
におけるセメント固化工程8)。またこの炭酸塩などの
加熱残渣は、再固化工程4において処理済アスファルト
固化体中に混入させてもよい。
【0018】本実施形態の処理方法では、放射性アスフ
ァルト固化体に溶剤を添加して混合し流動化させた後
(固化体流動化工程1)、得られた混合物中の固形分
を、固液分離により分離する(固液分離工程2)ので、
固形分として存在する硝酸性または亜硝酸性の窒素を、
容易に分離除去することができる。このため、処理済み
の混合物を埋め立て処分した場合でも、環境中に硝酸性
または亜硝酸性窒素が放出されるのを防ぐことができ
る。よって、放射性アスファルト固化体を、容易に埋め
立て処分可能な状態とすることができる。従って、放射
性アスファルト固化体を中間貯蔵廃棄物として保管する
必要がなくなり、中間貯蔵管理コストを削減することが
できる。また分離した固形分を、転換剤の存在下で加熱
し、固形分中の硝酸塩、亜硝酸塩を分解し、無害な炭酸
塩に転換させる(炭酸塩転換工程5)ので、固形分を無
害化し、容易に処理可能な形態にすることができる。従
って、処理コストをさらに抑えることができる。
【0019】また前記固形分離によって固形分を分離除
去した混合物(液体分)から溶剤を除去し回収する(溶
剤回収工程3)ことによって、回収した溶剤を固化体流
動化工程1に再利用することができる。よって、固化体
流動化工程1に必要な溶剤の量を抑え、処理コスト削減
を図ることができる。また混合物(液体分)から溶剤を
除去することによって、この混合物(溶剤回収残渣)を
再固化しやすい状態とすることができる。
【0020】溶剤を除去した溶剤回収残渣を固化処理す
る(再固化工程4)ことによって、この残渣を容易に処
分可能な形態とすることができる。従って、処理作業を
容易にするとともに、処理コスト削減を図ることができ
る。
【0021】また溶剤回収残渣を加熱処理する(加熱処
理工程6)ことによって、アスファルトを加熱分解さ
せ、混合物の減容化を図ることができる。従って、処理
コスト低減が可能となる。
【0022】また固形分を加熱処理する際に排出される
排ガスを、脱硝装置に導入し排ガス中のNOxを分解す
る(脱硝工程7)ことによって、このNOxを無害な窒
素と水とに変換し、環境への悪影響を防ぐことができ
る。またNOx処理を不要として処理コスト削減を図る
ことができる。
【0023】また固形分を加熱処理することにより得ら
れた炭酸塩を含む加熱残渣をセメントなどにより固化す
る(セメント固化工程8)ことによって、この残渣を容
易に処分可能な形態とすることができる。
【0024】加熱処理工程6において発生する加熱残渣
をセメントを用いて固化することによって、この残渣を
容易に処分可能な形態とすることができる。
【0025】なお、本発明では、固液分離工程において
混合物中の固形分を分離する方法として、沈降分離を用
いることもできる。
【0026】
【実施例】(実施例1)アスファルト360gを180
℃に加熱し、このアスファルトに、硝酸ナトリウム水溶
液(29.5wt%)1Lを混練して模擬アスファルト
固化体を作製した。この模擬アスファルト固化体10g
に、キシレン1.5Lを添加し十分に混合し、流動化し
た混合物を得た。この混合物中の固形分を、分離膜(平
均孔径0.05μm)を用いて分離した。硝酸性窒素濃
度測定の結果、固形分を分離除去した混合物中には、硝
酸性窒素が含まれていないことが確認された。分離した
固形分(ろ過残渣)1gをるつぼに入れ、ショ糖10g
を転換剤として添加し、電気炉で400℃に加熱した。
加熱残渣を塩酸に溶解し溶液の硝酸性窒素濃度を測定し
た結果、硝酸性窒素は検出されなかった。
【0027】この結果より、固形分の膜分離によって、
混合物から硝酸塩を除去することができたことがわか
る。
【0028】(実施例2〜5)混合物から分離した固形
分に転換剤を添加して加熱する際の加熱温度を変えたこ
と以外は実施例1と同様にして模擬アスファルト固化体
を処理した。加熱残渣中の硝酸性窒素含有量を測定した
結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1より、炭酸塩転換工程5における加熱
温度を300℃以上とすることによって、硝酸性窒素除
去効率をより高めることができることがわかる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放射性ア
スファルト固化体の処理方法では、放射性アスファルト
固化体に溶剤を添加して混合し流動化させる固化体流動
化工程と、得られた混合物中の固形分を分離する固液分
離工程とを有するので、固形分として存在する硝酸性ま
たは亜硝酸性の窒素を、容易に分離除去することができ
る。このため、処理済みの混合物を埋め立て処分した場
合でも、環境中に硝酸性または亜硝酸性窒素が放出され
るのを防ぐことができる。よって、放射性アスファルト
固化体を、容易に埋め立て処分可能な状態とすることが
できる。従って、放射性アスファルト固化体を中間貯蔵
廃棄物として保管する必要がなくなり、中間貯蔵管理コ
ストを削減することができる。また分離した固形分を、
炭素を含む転換剤の存在下で加熱することによって、固
形分中の硝酸塩および/または亜硝酸塩を分解し炭酸塩
に転換させる炭酸塩転換工程とを有するので、固形分を
無害化し、容易に処理可能な形態にすることができる。
従って、処理コストをさらに抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放射性アスファルト固化体の処理
方法の一実施形態の流れ図である。
【図2】 本発明の放射性アスファルト固化体の処理
方法の一実施形態を実施するために好適に用いることが
できる処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・固化体流動化工程、2・・・固液分離工程、3・・・溶
剤回収工程、4・・・再固化工程、5・・・炭酸塩転換工程、
6・・・加熱処理工程、7・・・脱硝工程、8・・・セメント固
化工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21F 9/02 541 G21F 9/06 521A 9/06 521 9/16 521C 9/16 521 B09B 3/00 303Z 304J (72)発明者 久保 美和 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA50 AB09 CA13 CA15 CA22 CA34 CA45 CC04 CC15 CC16 4D006 GA01 MA22 PB13 PC80

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性アスファルト固化体に溶剤を添
    加して混合し流動化させる固化体流動化工程と、 得られた混合物中の固形分を分離する固液分離工程と、 分離した固形分を、炭素を含む転換剤の存在下で加熱す
    ることによって、固形分中の硝酸塩および/または亜硝
    酸塩を分解し炭酸塩に転換させる炭酸塩転換工程とを有
    することを特徴とする放射性アスファルト固化体の処理
    方法。
  2. 【請求項2】 放射性アスファルト固化体に溶剤を添
    加して混合し流動化させる固化体流動化工程と、 得られた混合物中の固形分を分離する固液分離工程と、 固形分を分離除去した液体分から溶剤を回収する溶剤回
    収工程とを有することを特徴とする放射性アスファルト
    固化体の処理方法。
  3. 【請求項3】 放射性アスファルト固化体に溶剤を添
    加して混合し流動化させる固化体流動化工程と、 得られた混合物中の固形分を分離する固液分離工程と、 固形分を分離除去した液体分から溶剤を回収する溶剤回
    収工程と、 溶剤を回収したアスファルト主体の溶剤回収残渣を固化
    処理する再固化工程または溶剤回収残渣を加熱処理する
    加熱処理工程とを有することを特徴とする放射性アスフ
    ァルト固化体の処理方法。
  4. 【請求項4】 固液分離工程において、混合物中の固
    形分を膜分離によって分離することを特徴とする請求項
    1〜3のうちいずれか1項記載の放射性アスファルト固
    化体の処理方法。
  5. 【請求項5】 炭酸塩転換工程において発生する排ガ
    ス中の窒素酸化物を分解する脱硝工程と、炭酸塩転換工
    程において生成する炭酸塩を含む残渣をセメント固化す
    るセメント固化工程とを有することを特徴とする請求項
    1記載の放射性アスファルト固化体の処理方法。
  6. 【請求項6】 加熱処理工程において発生する加熱残
    渣をセメント固化するセメント固化工程を有することを
    特徴とする請求項3記載の放射性アスファルト固化体の
    処理方法。
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